JP2017096053A - 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 - Google Patents

機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械式駐車装置の操作を特定の者のみに確実に限定する、ことを目的とする。【解決手段】機械式駐車装置は、機械式駐車装置の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者のID番号と関連付けて記憶している記憶部を備える。そして、機械式駐車装置は、入力された登録者のID番号に関連付けられた権限に基づき、ID番号を入力した登録者による機械式駐車装置の利用可否及び操作可否を認証し、認証結果に応じて機械制御を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法に関するものである。
機械式駐車装置の運用形態としては、主に時間貸し式と定期式の2種類に分けられる。
時間貸し式は、例えば商業施設等に併設されている機械式駐車装置で用いられる運用形態である。時間貸し式は、利用者が不特定多数の者(以下「一時利用者」という。)であり、入出庫操作は機械式駐車装置の操作教育を受けた専任の操作員や商業施設等の管理人が行う。
定期式は、例えば、マンションやテナント等に併設されている機械式駐車装置で用いられる運用形態である。定期式は、利用者が契約した者(以下「定期契約者」という。)であり、入出庫操作は定期契約者自身で行う。
ここで、機械式駐車装置に対して入出庫操作を行う場合に、例えば乗降室内に前の利用者が残された状態で、次の利用者が乗降室内に人がいないと誤認して、入出庫扉を閉じて起動してしまう可能性がある。
特に近年は電気自動車(EV)の充電設備を備えた機械式駐車装置が普及しつつあり、乗降室内で利用者が充電ケーブルと車両とを接続する場合、その利用者は車両の傍らに屈みこんで作業するため、他の利用者等から認識され難い。
こうした事情から、機械式駐車装置の入出庫操作は、定期契約者や操作員、管理人等、入出庫操作の教育を受けた者に限定することが好ましい。
特許文献1には、利用者の煩雑な操作を簡略化するために、利用者の識別情報が予め記憶されたICカードから当該情報を読み取るカード読取部と、これらを制御する統括制御部とを備えた機械式駐車装置が開示されている。特許文献1に開示されている機械式駐車装置は、ICカードの正当性をチェックすることで、利用者に機械式駐車装置の操作の権限があるか否かを確認している。
特許第4012901号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているICカードでは、時間貸しの一時利用者や定期契約者、操作員等が混在して利用される機械式駐車装置において利用者毎の権限を管理できない。
また、例えば入出庫操作の教育を受けてない利用者でも、ICカードの情報が機械式駐車装置に登録されていれば、例えば操作員が不在時でも入出庫操作の教育を受けてない利用者自身で、当該機械式駐車装置の入出庫操作が可能である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、機械式駐車装置の操作を特定の利用者のみに確実に限定できる、機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る機械式駐車装置の制御装置は、機械式駐車装置の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段と、前記登録者の識別情報が入力される入力手段と前記入力手段に入力された前記識別情報に関連付けられた前記権限に基づき、前記識別情報を入力した前記登録者による前記機械式駐車装置の利用可否及び操作可否を認証する認証手段と、前記認証手段による認証結果に応じて前記機械式駐車装置を制御する制御手段と、を備える。
本構成によれば、機械式駐車装置の利用権限及び操作権限が、登録者毎の権限として登録者の識別情報と関連付けて記憶手段に記憶されている。
なお、利用とは、自身の車両を機械式駐車装置に駐車することであり、機械式駐車装置に入庫予約や出庫予約を行うことも含まれる。操作とは、自身が機械式駐車装置に対して機械操作することであり、例えば車両の入庫又は出庫のために入出庫扉の開閉操作やリフトの上下動操作等を行うことである。そして、利用権限とは、上記利用が可能であること、操作権限とは、上記操作が可能であることである。
入力手段に登録者の識別情報が入力されると、この記識別情報に関連付けられた権限に基づき、識別情報を入力した登録者による機械式駐車装置の利用可否及び操作可否が認証手段によって認証される。なお、入力手段は、例えば識別情報が記憶されたIDカードの読み取り手段や、識別情報(数値番号等)を登録者自らが入力するキー入力手段である。この認証結果に応じて機械式駐車装置が制御手段によって制御される。
従って、登録者毎に権限が与えられ、登録者であっても操作権限の無い者は機械式駐車装置を操作できないため、本構成によれば、機械式駐車装置の操作を特定の者のみに確実に限定できる。
上記第一態様では、前記認証手段が、前記利用権限に基づく前記機械式駐車装置の利用可否、及び前記操作権限に基づく前記機械式駐車装置の操作可否を個別に認証してもよい。
本構成によれば、機械式駐車装置の運用形態に応じて適切な権限管理及び認証を行うこととなるため、機械式駐車装置の安全性を向上できる。
上記第一態様では、前記利用権限及び前記操作権限が、権限範囲が異なる複数段階の何れかで登録されてもよい。
本構成によれば、記憶手段に登録されている登録者の権限をより細かく登録できる。
上記第一態様では、前記操作権限に、他の前記登録者が前記機械式駐車装置の操作を行っていても、その後の操作を代行することが可能な権限を含まれてもよい。
本構成によれば、機械式駐車装置の操作が滞ることを防止できる。
上記第一態様では、前記権限に、前記機械式駐車装置の管理を可能とする管理権限、又は前記機械式駐車装置の保守を可能とする保守権限が含まれてもよい。
本構成によれば、記憶手段に登録されている登録者の権限をより細かく登録できる。
上記第一態様では、前記認証手段が、前記操作権限に基づく認証を前記機械式駐車装置に対する操作毎に行ってもよい。
本構成によれば、操作権限を有しない者が機械式駐車装置を機械操作することをより確実に防止できる。
上記第一態様では、前記識別情報が、前記権限が同じ又はより狭い他の前記識別情報との関連付けが可能とされてもよい。
本構成によれば、記憶手段に登録されている登録者の権限をより細かく登録できる。
上記第一態様では、前記登録者の前記識別情報と関連付けられている前記権限が、時間帯によって変化してもよい。
本構成によれば、記憶手段に登録されている登録者の権限をより細かく登録できる。
上記第一態様では、他の前記機械式駐車装置における前記登録者の前記権限に基づき、該登録者に権限が付与されてもよい。
本構成によれば、機械式駐車装置の利用者に対する利便性を向上できる。
本発明の第二態様に係る機械式駐車装置の制御装置は、機械式駐車装置の操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段を備え、前記操作権限は、他の前記登録者が前記機械式駐車装置の操作を行っていても、その後の操作を代行することが可能な権限を含む。
本発明の第三態様に係る機械式駐車装置は、上記記載の制御装置を備える。
本発明の第四態様に係る機械式駐車装置の制御方法は、機械式駐車装置の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段を備える機械式駐車装置の制御方法であって、前記登録者の識別情報が入力される第1工程と、前記入力手段に入力された前記識別情報に関連付けられた前記権限に基づき、前記識別情報を入力した前記登録者による前記機械式駐車装置の利用可否及び操作可否を認証する第2工程と、前記認証手段による認証結果に応じて前記機械式駐車装置を制御する第3工程と、を有する。
本発明によれば、機械式駐車装置の操作を特定の利用者のみに確実に限定できる、という効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る乗降室、入出庫口、操作盤、及び立駐制御装置等を示す斜視透視図である。 本発明の第1実施形態に係る操作盤及び蓋の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る蓋を開いた操作盤の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の制御装置の全体概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る機械式駐車装置の操作処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る利用権限認証処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る操作権限認証処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る操作権限の時間変化を示した模式図である。
以下に、本発明に係る機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、機械式駐車場設備100の実施形態を示すエレベータ式の立体駐車場の縦断面図である。なお、本発明に係る制御装置及び制御方法は、以下に述べるエレベータ式の立体駐車場に限らず、複数の駐車スペースに搬送機で駐車車両を入出庫させる機械式駐車場設備100であれば、他の様々な形式のものにも幅広く適用することができる。また、機械式駐車場設備100は、複数の立体駐車場で構成されていてもよい。
この立体駐車場とされた機械式駐車装置1は、複数の車両2を収容可能なタワー型の駐車塔3を備えている。駐車塔3の一階部分には車両2を入出庫させる入出庫口4が開設されている。入出庫口4には上下スライド式の入出庫扉4aが設けられている。
駐車塔3の地上階は図2にも示す乗降室7となっており、その床面には車両2の方向を転換させるターンテーブル8が設置されている。ターンテーブル8は、乗降室7の床面に形成された凹状のピット9内に旋回板10と旋回駆動部11が設けられた構成である。
駐車塔3の中心部には垂直な昇降通路13が形成されており、この中にリフト14(エレベータ状のパレット搬送機)が上下に昇降可能に設けられている。リフト14は、例えば駐車塔3の上部に設けられた図示しないウインチから下方に延びる4組のワイヤロープ15に四隅を吊持され、上記ウインチが起動することにより昇降通路13内を上下に昇降することができる。
一方、昇降通路13の両側には車両格納棚17が設けられている。この車両格納棚17は、昇降通路13を挟むようにして上下に多階層状に設けられており、それぞれの車両格納棚17には車両2を積載するためのパレット18が1枚ずつ収容されている。なお、車両格納棚17の支柱等は図示が省略されている。
リフト14と車両格納棚17の床面には、リフト14と車両格納棚17との床面の高さが一致した時に、空荷のパレット18(以下「空パレット」という。)、又は車両2が積載されたパレット18(以下「実パレット」という。)を、リフト14から車両格納棚17に、又は車両格納棚17からリフト14に、スムーズに受け渡すことができる図示しない受渡機構が設けられている。
車両2の入庫時は、まず空パレットが収容されている車両格納棚17から、リフト14によって空パレットが乗降室7に降ろされ、パレット18ごとターンテーブル8によって90°方向転回された後、このパレット18に車両2が乗り上げて、そのままパレット18ごとターンテーブル8によって90°方向転回された後、リフト14で昇降通路13を上昇し、車両格納棚17に収容される。
また、出庫時は、出庫する車両2が収容されている車両格納棚17の高さまでリフト14が上昇し、パレット18ごと出庫車両がリフト14に引き取られ、そのままパレット18はリフト14によって乗降室7に降ろされ、パレット18ごとターンテーブル8によって90°方向転回された後、出庫車両が入出庫口4から出庫する。
図2は、乗降室7を示す斜視透視図である。外側から見て、入出庫口4に向かって左側に非常用出入口20があり、入出庫口4の上部に青と赤のランプを備えた入庫管制灯21が設けられている。また、入出庫口4の上部には、入庫又は出庫させる車両2の利用者を特定する情報(以下「利用者番号」という。)を表示する利用者番号表示器60が設けられている。
乗降室7内には、安全確認の実施位置の近辺に配置され、人による無人確認の実施状態が入力される入力手段である無人確認ボタン48が備えられる。無人確認ボタン48は、人によって押圧されるボタン(押ボタン)である。無人確認ボタン48は、パレット18(車両2)を挟んだ位置、図2の例では左右の壁面毎に2か所備えられる。
さらに、入出庫口4に向かって右側に操作盤22が設けられている。
操作盤22は、利用者が各自で、利用者認証と、入出庫予約と、入出庫扉4aの開閉操作等を含む機械操作とを行う入力部である。さらに、操作盤22の上方の壁面等に、緑、黄、赤の3色を有する三色灯23が設置されている。
乗降室7の内部には、中央部にパレット18が配置されるスペースがあり、入出庫口4の正面の壁には車両2の位置をドライバーが確認するための鏡24と、「前進」、「停車」、「後退」の指示を行う電光式の停車位置指示灯25が設けられている。また、乗降室7の両側面の壁には、車両2の大きさや前後位置を検知するための人感・車両センサ26,27や、非常停止ボタン28等が設けられている。停車位置指示灯25は、人感・車両センサ26,27により検知される車両位置のデータに基づいて、車両2のドライバーに車両位置の指示を行う。
さらに、図1及び図2に示すように、乗降室7の内部等に、この機械式駐車装置1の全体の制御を行う立駐制御装置30が設置されている。立駐制御装置30は、入出庫口4、ターンテーブル8、リフト14等による一連の入出庫動作(機械操作)を実行する装置である。立駐制御装置30には操作盤22が接続されており、操作盤22と情報を交換しながら入出庫操作を実行する。
図3に示すように、操作盤22は、手前側に開口する筐体33と、この筐体33の開口部を覆う開閉可能な蓋34とを備えており、筐体33の内部には、図4に示すように、例えばタッチパネル式の液晶画面である操作画面35(表示部35aと入力部35bとを備える)と、後述する記憶部50に予め登録されている登録者が所持するIDカード等の識別情報(以下「ID番号」という。)を読み取るID読取部36と、非常停止ボタン37等とが配置されている。操作画面35を使用しない時には、蓋34を閉じることで操作画面35を外部から覆い、内部を保護することができる。
また、例えば筐体33の下面には、ユーザー検知部47が設けられている。ユーザー検知部47は、例えば人感センサであり、利用者や車両2が操作盤22の正面に停止したことを検知する。ユーザー検知部47が利用者等を検知すると、操作画面35には機械式駐車装置1の動作状態に応じた画像が表示される。
また、蓋34には、引き開けるための取手を兼ねるとともに、蓋34を施錠するための施錠部38が設けられている。施錠部38は、蓋34が閉められると同時に施錠されるオートロック形式であるが、立駐制御装置30からの解錠信号を受けると、図示しないソレノイド等の駆動機構によって解錠されるように構成されている。さらに、施錠部38は、蓋34の開閉状態を立駐制御装置30に出力することができる。
施錠部38は、そのキーシリンダ38aに、専用のキーを差し込んで捻ることにより、手動で解錠及び施錠することができる。さらに、蓋34には、施錠部38の解錠時に緑色に点灯し、施錠時に赤色に点灯する施錠灯39等が設置されている。
また、操作盤22には、利用者が乗降室内に人が居ないことを確認した後に押される無人確認ボタン49が備えられている。機械式駐車装置1は、入出庫時において、無人確認ボタン49が押された後でないと、入出庫扉4aを閉じ、リフト14を動かす等の起動操作をすることはできない。
IDカードに記憶されているID番号は、ID読取部36にIDカードをかざすことで読み取られ、操作盤22に入力されるが、登録者が自身のID番号(数値番号)をキー入力手段として機能する入力部35bを介して入力してもよい。
本実施形態に係る機械式駐車装置1は、利用権限及び操作権限が登録者毎の権限として登録者の識別情報と関連付けて記憶されている。そして、この権限に基づき、登録者による機械式駐車装置1の利用可否及び操作可否の認証(以下「権限認証」という。)が行われる。
図5は、機械式駐車場設備100の制御装置の権限認証に関する電気的な全体概略構成を示すブロック図である。
立駐御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
そして、立駐制御装置30は、権限認証に関する構成として、記憶部50、認証部51、及び制御部52を備えている。
記憶部50は、機械式駐車装置1の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者のID番号と関連付けて記憶している。
利用とは、機械式駐車装置1への車両2の駐車(入庫)や駐車した車両2を出すこと(出庫)であり、機械式駐車装置1に入庫予約や出庫予約を行うことも含まれる。
操作とは、機械式駐車装置1に対して機械操作することであり、例えば入出庫扉4aの開閉操作やリフト14の上下動操作等を行うことである。操作は、必ずしも自身の車両2を入出庫する場合にだけ行われるのではなく、他人の車両2を入出庫する場合でも管理員等によって行われる。
そして、利用権限とは、上記利用を可能とする権限であり、操作権限とは、上記操作を可能とする権限である。操作権限は、例えば、機械式駐車装置1の使用説明及び操作教育を受けて者に付与される。
権限には、機械式駐車装置1の管理を可能とする管理権限、又は機械式駐車装置1の保守を可能とする保守権限が含まれる。
管理権限は、機械式駐車装置1の管理員に与えられる権限であり、機械式駐車装置1に予め設けられている管理員システムや管理画面の操作を可能とする権限である。
保守権限は、機械式駐車装置1の保守員に与えられる権限であり、機械式駐車装置1に予め設けられている保守員システムや保守画面の操作を可能とする権限である。
なお、登録者とは、機械式駐車装置1の利用権限及び操作権限の少なくとも何れか、又は管理権限及び保守権限の何れかを有し、記憶部50に登録されている者をいう。
認証部51は、ID読取部36等の入力手段に入力されたID番号に関連付けられた権限に基づき、ID番号を入力した登録者による機械式駐車装置1の利用可否及び操作可否を認証する。なお、利用権限に基づく機械式駐車装置1の利用可否の認証を利用認証といい、操作権限に基づく機械式駐車装置1の操作可否の認証を操作認証という。
制御部52は、認証部51による認証結果に応じて機械式駐車装置1を制御する。この制御には、入出庫予約やリフト14や入出庫扉4a等を動作させることである。
次に、各種権限について詳述する。
下記表1は、ID番号に関連付けられて、記憶部50に記憶されている権限(以下「登録データ」ともいう。)の一例である。登録者毎に利用権限及び操作権限が登録(設定)されることで、操作権限の無い者が機械式駐車装置1を操作することを防止する。
各権限の数値は表2に示すデータベース番号(以下「DB番号」という。)である。DB番号は、権限範囲(優先順位ともいう。)を示すものであり、利用権限及び操作権限は、権限範囲が異なる複数段階の何れかで登録される。すなわち、DB番号によって登録者の具体的な権限が表される。
Figure 2017096053
下記表2は、DB番号に基づく各権限範囲(優先順位)の一例を示した表である。この例では、DB番号の数値が大きいほど、権限の範囲が広い(優先順位が高い)。
Figure 2017096053
利用権限において最も優先順位の高いDB番号“2”は、入出庫予約と入出庫認証が可能とされている。入出庫認証は、入出庫予約の後に車両2の入出庫を行うために要する認証である。この入出庫認証により、乗降室7に移動させるパレット18が決定される。
利用権限における2番目に優先順位の高いDB番号“1”は、入出庫予約のみが可能とされている。すなわち、この権限では、車両2の入出庫はできない。
利用権限におけるDB番号“0”は、利用権限がないことを示している。
操作権限において最も優先順位の高いDB番号“3”は、全ての利用者の車両2に対する入出庫操作が可能、かつ割込操作が可能とされている。
割込操作とは、他の者が入出庫操作を行っていても、自身のID番号を入力することで入出庫操作を代行して操作することである。この割込操作は、例えば、上位の管理員に与えられ、下位の管理員が何らかの理由で入出庫操作の途中で操作盤22から離れた際に、上位の管理員が代行して入出庫操作を行うことを可能とする。すなわち、割込操作を操作権限として有する管理員により、機械式駐車装置1の操作が滞ることを防止できる。
操作権限における2番目に優先順位の高いDB番号“2”は、全ての利用者(登録者)の車両2に対する入出庫操作が可能であるが、割込操作は不可とされている。
操作権限における3番目に優先順位の高いDB番号“1”は、登録者自身の車両2に対する入出庫操作のみを可能とされている。
操作権限におけるDB番号“0”は、操作権限がないことを示している。
管理権限におけるDB番号“1”は、管理員が機械式駐車装置1を管理するための管理員システム等の操作が可能とされている。
管理権限におけるDB番号“0”は、管理員システム等の操作が不可とされている。
保守権限におけるDB番号“1”は、保守員が機械式駐車装置1を保守するための保守員システム等の操作が可能とされている。
保守権限におけるDB番号“0”は、保守員システム等の操作が不可とされている。
表3は、例えば商業施設等に併設されている機械式駐車装置1であって、時間貸しと定期契約とが混在し、機械式駐車装置1に専任の操作員が常駐している場合の権限付与の例である。この場合、利用者には、利用権限が与えられるものの、操作権限等は与えられず、操作員又は管理員が操作を行うこととなる。
Figure 2017096053
なお、定期契約者には、ID番号が記憶されているIDカードが予め配布されている。時間貸しの利用者には、ID番号が例えばバーコード等で記されている駐車券が車両2を入庫する毎に配布される。
表3における管理員は例えば機械式駐車装置1だけではなく、商業施設も含んで管理する者である。また、保守員は、保守のために機械式駐車装置1を動作させることが考えられるので、操作権限が与えられる。さらに、表3の例では、機械式駐車装置1の製造者にも、管理権限と保守権限が与えられている。
表4は、例えばマンション等に併設されている機械式駐車装置1であって、利用者は定期契約のみであり、専任の操作員も居ない場合の権限付与の例である。この場合、定期契約者には、利用権限と共に、利用者自身の車両2に対する入出庫操作のみを可能とする操作権限が与えられる。なお、マンション等に併設されている機械式駐車装置1では、時間貸しの利用者の登録はできない。
Figure 2017096053
次に、権限認証を含む機械式駐車装置1の各種処理について図6〜8のフローチャートを参照して説明する。
図6は、入出庫操作を行う場合における機械式駐車装置1の操作処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6では、一例として、利用権限を有するものの操作権限を有しない利用者と、利用権限を有しないものの操作権限を有する操作員とによって入出庫が行われる場合について説明する。
まず、ステップ100では、入出庫を行う利用者が操作盤22を介して利用認証を行う。ステップ100で求められる利用認証は、表1の利用権限のうち、DB番号“1”で示される権限である。
利用認証が認められると、次のステップ102で操作盤22を介して、利用者による入庫予約又は出庫予約が行われる。
次のステップ104では、操作員が操作盤22を介して操作認証を行う。なお、利用者は、操作権限を有しないので操作認証が認められることはない。このため、利用者による機械式駐車装置1の操作が防止される。
操作認証が認められると、次のステップ106で機械式駐車装置1が起動し、リフト14が乗降室7へ移動する。なお、入庫の場合、リフト14は空パレットを乗降室7へ移動させる。一方、出庫の場合、リフト14は利用者の車両2が載置された実パレットを乗降室7へ移動させる。
次のステップ108では、操作盤22を介して操作員による操作認証を再び行い、ステップ104で操作認証を行った操作員と同一か否かを判定する。
ステップ108の操作認証が認められると、次のステップ110で乗降室7の入出庫扉4aの開操作が可能となり、操作員によって入出庫扉4aが開かれる。
ステップ112では、利用者が乗降室7内で作業を行う。ここでいう乗降室7内の作業とは、入庫の場合は、車両2をパレット18の載置し、運転者が降車して乗降室7から退室することである。一方、出庫の場合は、パレット18に載置されている車両2に運転者が搭乗し、乗降室7外に車両2を移動させることである。
次のステップ114では、利用者が操作盤22を介して再び利用認証を行い、ステップ100で利用認証を行った利用者と同一か否かを判定する。
次のステップ115では、利用者によって乗降室7が無人であるか確認を行う。利用者が乗降室7内に設置された複数の無人確認ボタン48を全て押下することで、操作盤22に備えられた無人確認ボタン49が有効となる。そして、利用者が乗降室7から退室後、操作盤22で無人確認ボタン49を押下することで、利用者に対し、確実に乗降室7内が無人であることを確認させることができる。
ステップ114による利用認証が認められ、かつステップ115による乗降室7の無人状態が確認されると、次のステップ116では、操作盤22を介して操作員による操作認証を再び行い、ステップ104,108で操作認証を行った操作員と同一か否かを判定する。
ステップ116の操作認証が認められると、次のステップ118で乗降室7の入出庫扉4aの閉操作が可能となり、操作員によって入出庫扉4aが閉じられる。
図6に示すように本実施形態に係る操作処理では、利用認証と操作認証を個別に行っている。これにより、機械式駐車装置1の運用形態に応じて適切な権限管理及び認証が行われるため、機械式駐車装置1の安全性が向上する。
また、操作認証は、機械式駐車装置1に対する機械操作毎に行われる。これにより、操作権限を有しない者が機械式駐車装置1を機械操作することがより確実に防止される。
なお、最も優先順位が高い操作権限(DB番号“3”の操作権限)を有する操作員は、他の操作員が前回の操作認証を行っていても、割込操作によって次回の操作認証を行うことで、機械式駐車装置1を機械操作が可能である。
なお、図6のフローチャートでは、利用認証を2回行っているが、これに限らず利用認証を1回にしてもよい。例えば、出庫の際には、利用者が車両2と共に乗降室7から退室するため、初めの1回のみ利用認証を行うとしてもよい。
図7は、利用権限認証処理の流れを示すフローチャートである。利用権限認証処理は、図6に示す操作処理のステップ100,114で実行される。
まず、ステップ200では、操作盤22が備えるユーザー検知部47が人(利用者)を検知すると、操作盤22の表示部35aに利用認証画像を表示する。利用認証画像は、利用者に対して利用認証を促す画面である。
次のステップ202では、利用者が自身のIDカードをID読取部36にかざすことで、ID番号が入力される。
次のステップ204では、入力されたID番号に関連付けられている権限を記憶部50から読み出す。
次のステップ206では、入力されたID番号に利用権限が有るか否かを判定するために、ステップ204で読み出した利用権限を認証部51で認証し、肯定判定の場合は利用権限認証処理を終了し、操作処理の次のステップへ移行する。一方、否定判定の場合は、ステップ208へ移行する。
ステップ208では、表示部35aにエラー画像を表示し、利用権限認証処理を終了する。この場合、操作処理も次のステップに移行することはできない。なお、エラー画像は、機械式駐車装置1の利用ができないことを示す画像である。
図8は、操作権限認証処理の流れを示すフローチャートである。操作権限認証処理は、図6に示す操作処理のステップ104,108,116で実行される。
まず、ステップ300では、操作盤22が備えるユーザー検知部47が人(操作員)を検知すると、操作盤22の表示部35aに操作認証画像を表示する。操作認証画像は、操作員に対して操作認証を促す画面である。
次のステップ302では、操作員が自身のIDカードをID読取部36にかざすことで、ID番号が入力される。
次のステップ304では、入力されたID番号に関連付けられている権限を記憶部50から読み出す。
次のステップ306では、入力されたID番号に操作権限が有るか否かを判定するために、ステップ304で読み出した操作権限を認証部51で認証し、肯定判定の場合は操作権限認証処理を終了し、操作処理の次のステップへ移行する。一方、否定判定の場合は、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、表示部35aにエラー画像を表示し、操作権限認証処理を終了する。この場合、操作処理も次のステップに移行することはできない。なお、エラー画像は、機械式駐車装置1の操作ができないことを示す画像であり、操作権限のない利用者に対して操作員又は管理員を呼ぶことを促すために、「入庫(出庫)を行うためには、操作員又は管理人を呼んでください」との文章等が表示される。
次に、例えば家族で一台の車両2を使用する場合について説明する。
従来であれば、一家族に一つのIDカード(ID番号)が与えられ、このIDカードを家族間で使用するため、個人毎の権限管理はできなかった。
そこで、本実施形態に係るID番号は、権限が同じ又はより狭い他のID番号との関連付けが可能とされる。
例えば、下記表5に示すような権限を有する親IDカードと子IDカードが生成され、操作教育を受けている者が親IDカードを所持し、操作教育を受けていない者が子IDカードを所持する。この子IDカードのID番号が、親IDカードのID番号に関連付けられる他のID番号となる。記憶部50には、親IDカードのID番号と子IDカードのID番号とが関連付けられて記憶される。
Figure 2017096053
子IDカードを所持した利用者は、入出庫予約及び入出庫認証を行えるが、入出庫操作は行えない。一方、親IDカードを所持した利用者は、子IDカードを用いて行われた入出庫予約及び入出庫認証に対する入出庫操作も行える。
このように、ID番号を権限が同じ又はより狭い他のID番号と関連付けることにより、利用者に対する権限をより細かく登録できる。
以上説明したように、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、機械式駐車装置1の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者のID番号と関連付けて記憶している記憶部50を備える。そして、機械式駐車装置1は、入力された登録者のID番号に関連付けられた権限に基づき、ID番号を入力した登録者による機械式駐車装置1の利用可否及び操作可否を認証し、認証結果に応じて機械制御を行う。
このように、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、登録者毎に権限が与えられるので、登録者であっても操作権限の無い者は機械式駐車装置1を操作できないため、機械式駐車装置1の操作を特定の者のみに確実に限定できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る機械式駐車装置1の構成及び各種処理内容は、図1〜8に示す第1実施形態に係る機械式駐車装置1の構成及び各種処理内容と同様であるので説明を省略する。
本実施形態に係る機械式駐車装置1では、登録者のID番号と関連付けられている権限を時間帯によって変化させる。表6は、時間帯によって動的に変化する権限の例であり、本実施形態では操作権限が時間帯によって変化する。
Figure 2017096053
表6に示す操作権限のうち、“全操”は、表2に示した操作権限のDB番号“3”又は“2”に相当する権限である。一方、“自操”は、表2に示した操作権限のDB番号“1”に相当する権限である。
時間帯において“終日”とは、時間帯によって権限が変化しないことである。“営業時間内のみ”とは、商業施設等の営業時間内のみ、所定の操作権限が与えられることである。“営業時間外のみ”とは、商業施設等の営業時間外のみ、所定の操作権限が与えられることである。
なお、表6では、時間帯を営業時間内と営業時間外とで分けているが、これに限らず、時間帯を時刻そのもの又は時間帯と関連付けられる他の概念によって分けてもよい。
表7は、権限が変化する登録データの一例である。また、図9は、操作権限の時間変化を示した模式図である。
Figure 2017096053
利用権限において“定期”とは、定期利用であり、表2に示した利用権限のDB番号“2”に相当する。一方、“時間貸し”とは、所定時間帯(本実施形態では営業時間内)において時間単位で利用することであり、表2に示した利用権限のDB番号“1”に相当する。
ID番号“A1001”は、管理人であり、かつ自身も機械式駐車装置1を定期利用する者であり、終日で全操できる操作権限を有する。
ID番号“A1002”は、営業時間内のみ勤務する専任の操作員であり、利用権限を有さない。そして、ID番号“A1002”は、営業時間内のみ全操できる操作権限を有するが、営業時間外は操作権限を有しない。
ID番号“A1003”は、営業時間外のみ勤務する専任の操作員であり、利用権限を有さない。そして、ID番号“A1003”は、営業時間外のみ全操できる操作権限を有するが、営業時間内は操作権限を有しない。
ID番号“B1004”は、定期利用する利用者であり、終日で自操できる操作権限を有する。
ID番号“B1005”は、定期利用する利用者である。そして、ID番号“B1005”は、営業時間内のみ自操できる操作権限を有するが、営業時間外は操作権限を有しない。
ID番号“C1006”は、時間貸しで利用する利用者であり、操作権限を有しない。ID番号“C1006”は操作権限を有しないため車両2の入出庫は、操作員による操作によって行われる。
以上説明したように、記憶部50に記憶されている登録者のID番号と関連付けられている権限を時間帯によって変化させることで、登録者の権限をより細かく登録することが可能となる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る機械式駐車装置1の構成及び各種処理内容は、図1〜8に示す第1実施形態に係る機械式駐車装置1の構成及び各種処理内容と同様であるので説明を省略する。
本実施形態に係る機械式駐車装置1(以下「機械式駐車装置1A」という。)は、他の機械式駐車装置1(以下「機械式駐車装置1B」という。)における登録者の権限に基づき、該登録者に権限が付与される機能を有する。
他の機械式駐車装置1Bとは、例えば、異なる場所に設置されている機械式駐車装置である。このような異なる機械式駐車装置1Bでも入出庫に係る一連の操作は、機械式駐車装置1Aと同様の手順である。
そこで、機械式駐車装置1Bに操作権限が付与されている利用者が、機械式駐車装置1Aを利用する場合には、機械式駐車装置1AにID番号の登録が無くても、機械式駐車装置1Aで操作権限が付与される。なお、機械式駐車装置1Aで付与される権限は、限定的、すなわち機械式駐車装置1Bで登録されている権限よりも優先順位の低い権限であってもよい。
なお、機械式駐車装置1Bと機械式駐車装置1Aとは、外部ネットワークに接続されることで、記憶部50に記憶されている登録データの共有が可能とされている。
表8は、機械式駐車装置1Bに登録されている登録データの一例である。表9は、表8に示される登録データに基づいて、機械式駐車装置1Aで登録者に付与される権限の例である。
Figure 2017096053
Figure 2017096053
機械式駐車装置1Bにおける登録者(ID番号“A1001”)は、定期利用する利用者であり、自操できる操作権限を有する。これに基づいて、この登録者は、機械式駐車装置1Aにおいて新たなID番号(ID番号“B1002”)で登録されて、利用権限として時間貸の利用権限と自操の操作権限が付与される。
なお、機械式駐車装置1Aで付与される利用権限は、機械式駐車装置1Bで付与される利用権限よりも優先順位の低い(権限が狭い)ものとなっている。
そして、機械式駐車装置1Aが備える認証部51は、表9に示す権限に基づき、機械式駐車装置1の利用可否及び操作可否を認証する。
以上説明したように、機械式駐車装置1Aが他の機械式駐車装置1Bにおける登録者の権限に基づき、該登録者に権限を付与することで、機械式駐車装置1の利用者に対する利便性が向上する。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、ID番号をIDカードに記憶させる形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ID番号がリモコン送信機等、カード状の媒体以外に記憶される形態としてもよい。
また、上記各実施形態で説明した各種処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 機械式駐車装置
30 立駐制御装置
36 ID読取部
50 記憶部
51 認証部
52 制御部

Claims (12)

  1. 機械式駐車装置の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段と、
    前記登録者の識別情報が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記識別情報に関連付けられた前記権限に基づき、前記識別情報を入力した前記登録者による前記機械式駐車装置の利用可否及び操作可否を認証する認証手段と、
    前記認証手段による認証結果に応じて前記機械式駐車装置を制御する制御手段と、
    を備える機械式駐車装置の制御装置。
  2. 前記認証手段は、前記利用権限に基づく前記機械式駐車装置の利用可否、及び前記操作権限に基づく前記機械式駐車装置の操作可否を個別に認証する請求項1記載の機械式駐車装置の制御装置。
  3. 前記利用権限及び前記操作権限は、権限範囲が異なる複数段階の何れかで登録される請求項1又は請求項2記載の機械式駐車装置の制御装置。
  4. 前記操作権限は、他の前記登録者が前記機械式駐車装置の操作を行っていても、その後の操作を代行することが可能な権限を含む請求項1から請求項3の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  5. 前記権限は、前記機械式駐車装置の管理を可能とする管理権限、又は前記機械式駐車装置の保守を可能とする保守権限が含まれる請求項1から請求項4の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  6. 前記認証手段は、前記操作権限に基づく認証を前記機械式駐車装置に対する操作毎に行う請求項1から請求項5の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  7. 前記識別情報は、前記権限が同じ又はより狭い他の前記識別情報との関連付けが可能とされる請求項1から請求項6の何れか1記載の機械式駐車装置の制御装置。
  8. 前記登録者の前記識別情報と関連付けられている前記権限は、時間帯によって変化する請求項1から請求項7の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  9. 他の前記機械式駐車装置における前記登録者の前記権限に基づき、該登録者に権限を付与する請求項1から請求項8の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  10. 機械式駐車装置の操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段を備え、
    前記操作権限は、他の前記登録者が前記機械式駐車装置の操作を行っていても、その後の操作を代行することが可能な権限を含む機械式駐車装置の制御装置。
  11. 請求項1から請求項10の何れか1項に記載の制御装置を備える機械式駐車装置。
  12. 機械式駐車装置の利用可否を示した利用権限及び操作可否を示した操作権限を、登録者毎の権限として該登録者の識別情報と関連付けて記憶している記憶手段を備える機械式駐車装置の制御方法であって、
    前記登録者の識別情報が入力される第1工程と、
    前記入力手段に入力された前記識別情報に関連付けられた前記権限に基づき、前記識別情報を入力した前記登録者による前記機械式駐車装置の利用可否及び操作可否を認証する第2工程と、
    前記認証手段による認証結果に応じて前記機械式駐車装置を制御する第3工程と、
    を有する機械式駐車装置の制御方法。
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