JP6359220B1 - 包装部材装着装置 - Google Patents

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【課題】カップ状の食品容器に対し、ホルダー型の包装部材を装着するための装着作業を片手でも容易、且つ安全に行なえる装置の提供を課題とする。【解決手段】カップ状の食品容器(10)にホルダー型の包装部材(20)を装着する装置であって、折り畳んで連結した複数の前記包装部材(20)を収納する包装部材収納機構(30)と、該包装部材収納機構(30)により収納されている前記包装部材(20)を取り出して前記食品容器(10)に装着させる装着機構(40)と、を備え、前記装着機構(40)は、上部略中心が略ドーム状に突き出した押上部材(41)を、前記食品容器(10)の設置時には押し下げ、前記食品容器(10)の取出時には押し上げることによって、連結された次の前記包装部材(20)の内部に入り込ませて該包装部材(20)を開口させ、該開口状態を保持する構成を採用する。【選択図】図7

Description

本発明は、食品収納容器を包装する装置に関し、詳しくは、飲食料品を持ち帰る際に、食品収納容器を包装袋へ包装して持ち帰り易い状態にする一連の作業を簡易に行える装置に関するものである。
現在、コンビニエンスストアやファーストフード店などにおいて、セルフサービス等によりコーヒーや飲食物商品をテイクアウトする際に、購入者がカップへコーヒーなどを注いで持ち帰る途中で零れたりしないように、厚紙を折り曲げた固定基台をカップの底部に敷いて、安定させた上でビニル袋に入れて持ち帰る手段を取り入れており、これが一つの主流となっている。しかしながら、係る方法による飲食物のテイクアウトでは、一つ一つを組み立てる時間と手間などが掛かる。よって、上記方法よりも低コストで簡易的な便利なシステムが求められている現状がある。
また、食品収納容器が上方に向かって末広がり状に広がる形状の容器である場合では、容器のテーパ部や開口縁部に係止させるホルダー型の包装部材を用いている店舗も多く、係るホルダー型の包装部材によれば、包装袋の中から食品収納容器を取り出さなくても、持ち手部だけ広げて飲食を可能とすることができる効果や、販売店の商標がそのまま見得る態様にてお客様に提供できるなどのメリットがある。
また、食物を簡易的な紙袋やビニル袋で提供する方法を用いると、熱い食べ物においては、直接熱が伝わったり、袋の内部で食べ物がバラバラになったりするといった不都合が生じることがある。また、荷物を持った状態では、飲み物等を片手で袋に入れることは非常に困難である。そこで、食物や飲み物が容器から零れることなく、片手でも操作できる技術の開発が望まれている。
このような問題に鑑みて、従来からも種々の技術提案がなされている。例えば、発明の名称を「持ち帰り梱包箱」とする技術である(特許文献1参照)。具体的には、「1枚のシート材に糊付け加工を施さず、折り曲げて構成される食品収納箱及び調理用容器の機能を持ち接着加工を施さずに固定することを特徴とした持帰り梱包箱」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、組み立ての手間やコストの面などを考えると本発明の課題を解決するに至っていない。
また、発明の名称を「テイクアウト食品用容器及び同容器の持ち運び用手提げ」とする技術が開示され公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には、「テイクアウト食品を収容する容器であって、該容器は容器本体、中間容器及び蓋体からなり、前記容器本体は、底部が狭く、上方に開放した拡大する逆台形であり、前記中間容器は、前記容器本体の開放部に嵌合する深皿状で、周縁部に容器本体の開放部の周縁部と係合して該開放部に該中間容器を保持する係合縁部を備え、前記蓋体は中間容器上に被せて閉蓋し、上方に膨出する逆皿状であり、前記容器本体に食品を収容し、上方開放部に嵌合した中間容器に他の食品を収容し、該中間容器上に蓋体を被せるようにした、ことを特徴とするテイクアウト食品用容器」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の技術は、中身の安定する構造を用いたものの、やはり、組み立ての手間や、コストの面などにおいて、本発明の課題を解決するに至っていない。
また、発明の名称を「機能性テイクアウトカップキャリア」とする技術が開示され公知技術となっている(特許文献3参照)。具体的には、「二つ以上のカップを支持できるように枠面を支える支持面が形成され、中央または側面に貫通口が形成された上部支持ブラケット及び前記上部支持ブラケットの貫通口を連結できるように挿入突起が上部に形成され、カップを運搬できるように形成された運搬用取手を含んで構成されることを特徴とする機能性テイクアウトカップキャリア」というものである。しかしながら、特許文献3に記載の技術は、構造が複雑なうえ、安定性があるとは言えず、本発明の課題を解決するに至っていない。
特開2010−285198号 実用新案登録第3086636号 特表2016−58101号
本発明は、カップ状の食品容器に対し、ホルダー型の包装部材を装着するための装着作業を片手でも容易、且つ安全に行なえる装置の提供を課題とするものである。
本発明は、カップ状の食品容器にホルダー型の包装部材を装着する装置であって、折り畳んで連結した複数の前記包装部材を収納する包装部材収納機構と、該包装部材収納機構により収納されている前記包装部材を取り出して前記食品容器に装着させる装着機構と、を備え、前記装着機構は、上部略中心が略ドーム状に突き出した押上部材を、前記食品容器の設置時には押し下げ、前記食品容器の取出時には押し上げることによって、連結された次の前記包装部材の内部に入り込ませて該包装部材を開口させ、該開口状態を保持する構成を採用する。
また、本発明は、前記装着機構が、前記押上部材と、前記押上部材を押し上げるための弾性部材と、前記押上部材を上下に往復運動させるためのリンク機構と、前記往復運動の動作速度を抑制するダンパーと、による構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包装部材収納機構が、複数の前記包装部材を一括して収納するため重畳的に積層させたカートリッジを用いる構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包装部材が、突出した把手部を有する把手付包装部材である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包装部材収納機構に、前記包装部材又は前記把手付包装部材の取り出しを案内する案内部が設けられている構成を採用することもできる。
本発明に係る包装部材装着装置によれば、コンビニエンスストア等で買い物後に、商品を片手に持った状態で、テイクアウトサービスにおけるコーヒー等の飲料提供装置から取り出した容器を袋に包装したり、ホルダー型の包装部材へ装着して持ち帰ることを容易にできるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る包装部材装着装置によれば、食品に直接触れることもなく、衛生的であり、また、手のひらや指先を火傷や冷えから防止できるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る包装部材装着装置によれば、食品容器を包む為に複雑な形状にカットして折り曲げて作るトレイなどを不要とできるため、経済的であるとともに、環状の包装部材に示される商標や屋号などから、宣伝広告機能を発揮させるサービスの提供を可能とするといった優れた効果を発揮する。
本発明に係る包装部材装着装置の基本構成図である。 本発明に係る包装部材装着装置に食品容器が載置された状態を示す状態説明図である。 本発明に係る装着機構の構成を説明する説明図である。 本発明に係る押上部材の形状を説明する説明図である。 本発明に係る装着機構の動作における把手付包装部材の状態を示す状態説明斜視図である。 本発明に係る装着機構の動作状態を説明する動作状態説明図である。 本発明に係る包装部材装着装置の実施の態様を示す実施状態説明斜視図である。
本発明は、カップ状の食品容器10にホルダー型の包装部材20を装着する装置であって、折り畳んで連結した複数の包装部材20を収納する包装部材収納機構30と、該包装部材収納機構30により収納されている包装部材20を取り出して食品容器10に装着させる装着機構40を備えることを最大の特徴とするものであり、具体的には、上部中心が略ドーム状に突き出した押上部材41を、食品容器10の設置時には押し下げ、食品容器10の取出時には連結された次の包装部材20の内部に入り込んで該包装部材20を開口させ、該開口状態を保持するものである。以下、実施例に基づいて説明する。但し、係る実施例に示した形状や構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の創作として発揮する効果の得られる範囲内で変更可能である。
図1は、包装部材装着装置1の基本構成を示す説明図である。図1(a)は、食品容器10が載置されていない状態の平面図であり、図1(b)は、食品容器10が載置されていない状態の正面図を断面視した図である。
包装部材装着装置1は、包装部材20を収納する包装部材収納機構30と、該包装部材収納機構30により収納されている包装部材20を取り出して、食品容器10に装着させる装着機構40を備えて構成されるものである。また、包装部材装着装置1は、基台となる本体部に対して上下に往復動作する押上部材41を中心に配置し、該押上部材41の上部に食品容器10を載置して引き抜くことで、押上部材41が次の包装部材20の開口部24に入り込んで開口させ、その状態を保持するものである。
図2は、包装部材装着装置1に食品容器10を載置した状態を示す状態説明図であり、食品容器10が載置されることにより、押上部材41が押し下げられている状態を示したものである。図面には示していないが、係る状態において、環状に広げられた包装部材20の開口部24に食品容器10が挿入され、連結された次の包装部材20とから案内部31を介して剥離された状態となる。
食品容器10は、飲食物を収納するための容体であり、一般的に普及している円錐台状の紙コップ等であって、素材には耐熱性に優れるとともに熱を伝えにくい素材として広く用いられているものを基準とするが、特に限定されるものではない。大きさについては、包装部材20との関係で定められることとなるが、大、小といった容量の異なる食品容器10を用意することが一般的であるといえる。
包装部材20は、食品容器10に包装して持ち帰り易くするために、環状に食品容器10を包み込み、内容物の温度から影響されることなく、若しくは影響を少なくして持つことを可能とするホルダー型である。素材には紙製やビニル製が考え得るが、熱伝導によって高温や低温への温度変化をしにくい素材が望ましい。一般的なビニル製とすれば薄くて済むため、収納できる積層数を多くすることができるが、可能な限り食品容器10の形状に嵌合する形状であることが望ましい。また、一般に用いられている段ボール構造、即ち、波状に加工した紙を表裏の紙で挟んで接着し、強度を持たせたハニカム構造や、波状の紙が表面にでている片面段ボール等を用いることも断熱の面で有効である。また、ホルダー型の包装部材20は、装着した状態で蓋を外してそのままコーヒーを飲んだりすることができるとともに、印刷された店舗名や商標などを表示したまま持ち運ばれるため、宣伝広告機能を発揮し得るなどの利点がある。
把手部21は、包装部材20の上部から更に上方へと向かって延びる持ち手となる部材である。包装部材20が紙製であっても、ビニル製であっても、その素材に関わらず、食品容器10の上部から更に上方に開口する穴部を備えて、持ち帰り易くするための部材である。把手部21の数及び形状については、把手可能な数や形状であって、目的の食品容器10を包み込んで持ち帰れるものであればよい。なお、把手部21として突出した形状ではなく、単に把手用穴部を設けてもよい。
把手付包装部材22は、環状の包装部材20の上部から更に上方へと向かって延びる把手部21有する包装部材20である。
なお、把手部21は、環状の包装部材20の上部両外側に設けられ、指を通して持ちやすくするものである。把手部21は折り畳んだ状態で積層され、装着機構40によって包装部材20部材が環状に押し広げられると、橋渡しされた把手部21が展開されて指を通す穴部が現れ、持ちやすい状態となることが望ましい。なお、案内部31を有する構成では、係る折り畳んだ状態において、該案内部31に案内されるための突き出し形状となるように折り畳まれていることがより望ましい。
カートリッジ23は、包装部材収納機構30へ複数の包装部材20を一括して収納すべく、折り曲げられた状態で多数積層して、重畳的に備えるユニットであり、充填作業を容易にするものである。
包装部材収納機構30は、連結した包装部材20又は把手付包装部材22、若しくはこれらを複数集めて内装するカートリッジ23を収納する機構である。また、包装部材収納機構30は、カートリッジ23内に収納された複数の包装部材20を装着機構40側へ押圧するか、若しくは、カートリッジ23自体を装着機構40側へ押圧することによって、残部の数に影響されることなく、包装部材20を装着機構40へ供給する構成を採用する。
案内部31は、包装部材収納機構30若しくはカートリッジ23に設けられ、包装部材20、又は把手付包装部材22の上部両側を案内して引き出すための案内であり、具体的には、包装部材20の左右の上端に割り部や穴部を設けて、積層状態から一部を取り出し、押し上げる部材によって環状に広げられる際に離脱する細い棒状部材である。また、把手付包装部材22を用いる場合には、係る案内部31は、折り畳まれた把手部21等を案内する。
弾性板32は、多数積層された包装部材20を常に装着機構40へと送り出すために、取出し方向へ向かって水平に押圧するための弾性特性を備えたバネ材等により構成される部材である。係る弾性板32による押圧力は、包装部材20を装着機構40へ送り出すに必要な程度の力でよく、最初の包装部材20から最後の包装部材20まで可能な限り押圧力の変化の少なくなるように構成することが望ましい。なお、図面に示したような形状のみならず、コイルバネを用いた方式を採用してもよい。
トレイ49は、食品容器10の下降動作に続き、手前に引抜く動作の際に、食品容器10を引き抜き出すための台座である。押上部材41が最も下方へ下がった位置の近傍であって、食品容器10を安定して引き出す位置に配置され、一端、係るトレイ49の上に引き出し、把手部21に指を通しやすくしてから掴みやすくすることで、取り出し易くする機能と、食品容器10から内容物が漏れた場合の受け皿としての機能を備えるものである。
図3は、本発明に係る装着機構40の構成を説明する説明図である。図3(a)は、押上部材41がリンク機構43とダンパー44による動作の基本構成例を示し、図3(b)は、その状態におけるA−A断面を示している。
装着機構40は、押上部材41、弾性部材42、リンク機構43、及びダンパー44によって構成され、上部中心が略ドーム状に突き出した押上部材41を、食品容器10の設置時には押し下げ、食品容器10の取出時には押し上げることによって、連結された次の包装部材20の内部に入り込ませて該包装部材20を開口させ、該開口状態を保持する機構である。なお、リンク機構43及びダンパー44は、図面に示す構成のもののみならず、上下の動作及び速度を規制するものであれば、これらに限定されるものではなく、同様の規制効果を発揮する構造のものであれば、変更することができるものである。
図4は、本発明に係る押上部材41の形状を説明する説明図である。図4(a)は、押上部材41の平面図であり、図4(b)は、押上部材41の側面図である。
押上部材41は、上部中心が略ドーム状に突き出した形状を有し、食品容器10が引き抜かれることによって上昇し、次の包装部材20を開口させる機能を発揮するとともに、その開口状態を維持することによって次の食品容器10への装着を容易とするものである。図面に示した形状は一つの実施例であり、係る形状に限定されるものではないが、全体の形状としては半球状等であって、次に配置される包装部材20の開口部24内へ入り込ませるために、中心部分がやや突出する形状とした例を示したものである。
より具体的には、図2から図4に示すように、押上部材41は食品容器10を引き抜く方向に向かって中心よりやや後方に位相した位置を頂点46として突き出された突出部45を有し、該突出部45は側方から見て後方側には略球状に近似の後方曲面48を有し、頂点46から前方に向かっては少しえぐられるような形状の前方曲面47を有し、これらの曲面は何れもなだらかに繋がり、引っかからないように角部を有さない形状とすることで、食品容器10が取り出される際、次の包装部材20へ入り込み易く、開口し易く、案内部31から離脱した後の環状形状を維持することを可能とする。
なお、図面に示した形状は、最適形状として示したものであるが、係る形状に限定されるものではなく、例えば、突出部45を半球型、円錐、又は錐台としたり、或いはこれらの前方側と後方側とで曲率の相違する前方曲面47と後方曲面48が配置されるような形状でもよく、即ち、突出部45が開口部24へ入り込み易く、該頂点46から入り込んだ突出部45の前方曲面47と後方曲面48によって開口し易く、突出部45の底部となる押上部材41との境界付近が環状の錐面となっていることから、案内部31から離脱した後の環状状態を維持することを可能とする形状であることが望ましい。
弾性部材42は、押上部材41を上下運動させるリンク機構43にともない、食品容器10の設置や取り出す動作に対応して、常に一定方向に対して力を生じさせる部材である。なお、弾性部材42による力は、ダンパー44の構成との関係で決定する。
リンク機構43は、押上部材41を上下に往復運動させるための機構であり、図面に示したのは、連接棒を介してダンパー44へと繋いで、押上部材41の動作を制御する構成を示したものである。
ダンパー44は、押上部材41の動作速度を規制する部材である。具体的には、オイルダンパー、ロータリーダンパー、エアダンパー等が考えられるが、弾性部材42との関係で歯車機構による増減速機構等でもよい。即ち、押上部材41が食品容器10の動作にともない上下運動する際、特に引き抜かれた直後に、次の包装部材20が適切な位置に配置されるまで上昇させずに、動作速度を遅らせるために用いられる調整部材である。なお、押上部材41の中心軸の端部若しくは内部に、シリンダー式のダンパー44を設けてリンク機構43を不要とする構成も考え得る。
図5は、本発明に係る装着機構40の動作における把手付包装部材22の状態を示す斜視図であり、図5(a)は、食品容器10が押上部材41の上に載置される前の準備状態を示し、図5(b)は、食品容器10の動作に伴って把手付包装部材22が少し引き出され、開口部24に押上部材41の突出部45が入り込んだ状態を示し、図5(c)は、開口部24に押上部材41が完全に挿入され、環状の形状で保持された把手付包装部材22の状態を示している。
図5の各図に示されるように、本発明に係る包装部材装着装置1は、押上部材41によって環状に開口されたホルダー型の包装部材20を、食品容器10を下降させる動作及び手前に引き抜く動作によって、装着させるものであり、具体的には、押上部材41の外形形状に沿って把手付包装部材22を開口させながら食品容器10に対して環状に覆って装着する機能を発揮するものである。
また、図5では、把手付包装部材22を実施例として、折り曲げられて積層して収納された状態を示しているが、把手付包装部材22は、案内部31によって保持され、装着機構40による動作に伴い、押上部材41の突出部45から、前方曲面47、及び後方曲面48を介して環状に広げられる途中で、案内部31から離脱し、最終的には後続の把手付包装部材22と剥離して次の把手付包装部材22が図5(c)のように準備状態となる。
なお、図面では、把手付包装部材22を用いた実施例として示しているが、係る例に限定されるものではなく、把手のない環状ホルダー型の包装部材20でも同様の構成で利用できる。また、図5(a)、図5(b)、及び図5(c)の何れにも食品容器10と押上部材41は示していないが、図5(c)の状態において、環状に開口した開口部24には、上方から下方に向かって食品容器10が挿入され、押上部材41は開口部24を下方から上方に向かって完全に挿入されるものである。
連結部25は、包装部材20を連結するための接着部であり、接着強度の弱い接着剤、若しくは再剥離性粘着剤を部分的に塗布することにより積層状態に連結し、装着機構40により一部ずつ取り出し、前の包装部材20が食品容器10に装着されることによって切り離される構成となるように設けられるものである。また、他の構成としては、ミシン目を用いて切り離される構成でもよい。
図6は、本発明に係る装着機構40の動作状態を模式的に説明する動作状態説明図である。図6(a)はカートリッジ23内等に包装部材20が積層して収納された一番右側に示された包装部材20が開口された状態となった準備状態を示し、図6(b)は食品容器10が開口部24に入り込んだ初期の状態を示し、図6(c)は食品容器10によって押上部材41が押し下げられている状態を示し、図6(d)は押上部材41の往復する最下部近傍まで押し下げられた状態を示し、図6(e)は食品容器10と包装部材20が引き出されて、次の包装部材20を引っ張って開口させ、このとき押上部材41の突出部45が次の包装部材20の開口部24に滑り込む状態を示し、図6(f)は更に食品容器10と包装部材20が引き出されて次の包装部材20と剥離して離脱する状態であって、このとき開口部24に滑り込んだ押上部材41の突出部45から押上部材41の外形形状に沿って包装部材20は開口される状態を示し、図6(g)は該開口部24が押上部材41によって環状に形状を保持されることを示している。
図6(a)に示した通り、準備状態となった包装部材20は折りたたまれて積層され、各包装部材20は、一部が接着強度の弱い接着剤若しくは再剥離性粘着剤等による連結部25を設けて連結されており、押上部材41の反対側から弾性板32等を用いて常に取り出し方向に押圧されて備えられる。なお、把手部21を有する場合、把手部21を折りたたみ、案内部31によって案内される形状であることが望ましい。
図6(b)に示した通り、食品容器10が開口部24に入り込んだ初期の状態は、食品容器10の底部と押上部材41が当接し、環状に開口された開口部24へ食品容器10の底部を利用者が入れ込んだ状態である。この時、包装部材20は、食品容器10の底部よりも大きな環状となるよう、押上部材41の外周に沿って広げられている。
図6(c)に示した通り、食品容器10が更に下降すると、それにともなって押上部材41も所定の位置まで押し下げられることとなる。
図6(d)に示した通り、下降した押上部材41がリンク機構43による最下部近傍で食品容器10の底面とトレイ49の位置が合うように設定されている。このような構成とすることにより、利用者は最も低い位置まで押し下げることにより、手前に引く位置を認識することが可能となる。
図6(e)に示した通り、リンク機構43による最下部近傍から手前側に食品容器10を引き抜く初期の状態では、次の包装部材20が連結部25により引っ張られて開口部24を創出し始めることとなる。この時、食品容器10の底部はトレイ49に乗り、水平に移動するよう案内される。
図6(f)に示した通り、水平に移動された食品容器10が、完全にトレイ49上に載置される手前で連結部25が剥離し、次の包装部材20の開口した開口部24内に突出部45が入り込み、この時、開口部24に滑り込んだ押上部材41の突出部45から押上部材41の外形形状に沿って包装部材20は開口される状態となる。
図6(g)に示した通り、食品容器10が引き抜かれると、押上部材41の外周に沿って包装部材20が開口し、その状態を維持することによって次の食品容器10を受け入れる準備状態となる。なお、図6(e)から図6(g)にかけての押上部材41の動作については、ダンパー44により食品容器10を引き抜く動作に対してやや遅れるように構成し、十分に突出部45が挿入できる大きさに開口部24が広げられるまで上昇せず、十分な大きさの開口部24が得られてから上昇させるためのダンパー44を用いたリンク機構43によって係る動作をさせることが望ましい。
本発明に係る包装部材装着装置1は、図6に示す一連の動作をさせることで、包装部材収納機構30によって収納された包装部材20を装着機構40によって食品容器10に装着させるものである。
図7は、本発明に係る包装部材装着装置1の実施の態様を示す実施状態説明斜視図である。図7(a)は、本発明に係る包装部材装着装置1を独立して構成させるための躯体に内装させた状態であって、食品容器10を押上部材41に当接させるように載置した状態を示し、図7(b)は、食品容器10を上方から下方へ押し下げて包装部材20を装着した状態を示している。図面に示した構成は、あくまで実施例であって、係る躯体に内装されるのみならず、包装部材収納機構30及び装着機構40を設けるものであれば、躯体の形状や構成については特に限定されるものではない。
本発明に係る包装部材装着装置によれば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等に用いられているコーヒー提供装置のすぐ脇で利用する利用体系以外にも、これらの装置に本発明の構成を内装させたり、既に設置されているカップ状の食品容器で飲料を提供する自動販売機に設けるなど、産業上利用可能性は高いと思慮されるものである。
1 包装部材装着装置
10 食品容器
20 包装部材
21 把手部
22 把手付包装部材
23 カートリッジ
24 開口部
25 連結部
30 包装部材収納機構
31 案内部
32 弾性板
40 装着機構
41 押上部材
42 弾性部材
43 リンク機構
44 ダンパー
45 突出部
46 頂点
47 前方曲面
48 後方曲面
49 トレイ

Claims (5)

  1. カップ状の食品容器(10)にホルダー型の包装部材(20)を装着する装置であって、
    折り畳んで連結した複数の前記包装部材(20)を収納する包装部材収納機構(30)と、
    該包装部材収納機構(30)により収納されている前記包装部材(20)を取り出して前記食品容器(10)に装着させる装着機構(40)と、
    を備え、
    前記装着機構(40)は、上部略中心が略ドーム状に突き出した押上部材(41)を、
    前記食品容器(10)の設置時には押し下げ、
    前記食品容器(10)の取出時には押し上げることによって、
    連結された次の前記包装部材(20)の内部に入り込ませて該包装部材(20)を開口させ、
    該開口状態を保持することを特徴とする包装部材装着装置(1)。
  2. 前記装着機構(40)が、
    前記押上部材(41)と、
    前記押上部材(41)を押し上げるための弾性部材(42)と、
    前記押上部材(41)を上下に往復運動させるためのリンク機構(43)と、
    前記往復運動の動作速度を抑制するダンパー(44)と、
    により構成されることを特徴とする請求項1に記載の包装部材装着装置(1)。
  3. 前記包装部材収納機構(30)が、
    複数の前記包装部材(20)を一括して収納するため重畳的に積層させたカートリッジ(23)を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装部材装着装置(1)。
  4. 前記包装部材(20)が、突出した把手部(21)を有する把手付包装部材(22)であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の包装部材装着装置(1)。
  5. 前記包装部材収納機構(30)に、
    前記包装部材(20)又は前記把手付包装部材(22)の取り出しを案内する案内部(31)が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の包装部材装着装置(1)。
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