JP6358975B2 - 片状黒鉛鋳鉄およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は片状黒鉛鋳鉄およびその製造方法に関する。より詳細には各種工作機械に活用可能な片状黒鉛鋳鉄およびその製造方法に関する。
最近、各種工作機械、エンジン部品などの素材として片状黒鉛鋳鉄が用いられている。片状黒鉛鋳鉄は、鋳造性、熱伝導性および振動減衰能が優れた反面、強度が相対的に低い問題がある。
したがって、片状黒鉛鋳鉄を用いて工作機械構成部品を製造する場合、工作機械の耐久性の側面における問題が発生する場合がある。特に、前記工作機械を支える構造物役割をするベッド(bed)、コラム(Column)または、サドル(Saddle)のような部品は片状黒鉛鋳鉄の強度が低い場合、高い荷重が集中する部分で部品たるみ現象が発生する場合がある。
前記部品たるみ現象を抑制するために工作機械または、部品自体の構造を変更する方法があるが、それは前記工作機械全体の設計変更をもたらすことがあり、高費用が必要とされるという限界がある。したがって、相対的に低い費用で片状黒鉛鋳鉄自体の剛性を向上させるための研究が必要である。
本発明の一目的は、高強度を有する工作機械用片状黒鉛鋳鉄を提供することにある。
本発明の他の目的は、高強度を有する工作機械用片状黒鉛鋳鉄の製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、上述した課題に限定されるものではなく、本発明の思想および領域から外れない範囲内で多様に拡張される。
上述した本発明の一目的を実現するための片状黒鉛鋳鉄は全体重量対比約2.6重量%〜約3.2重量%の炭素(C)、約1.6重量%〜約2.0重量%のケイ素(Si)、約0.6重量%〜約0.8重量%のマンガン(Mn)、約0.1重量%〜約0.15重量%の硫黄(S)。少なくとも0重量%を超過して約0.05重量%以下のリン(P)および残量の鉄(Fe)を含む。ここで、炭素および硫黄の重量比(C/S)は約18〜約27であり、マンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)は約4〜約8である。
例示的な実施例において、前記片状黒鉛鋳鉄は約0.1重量%〜約0.5重量%の銅(Cu)、約0.03重量%〜約0.08重量%のスズ(Sn)および約0.2重量%〜約0.5重量%のクロムをさらに含んでもよい。
例示的な実施例において、前記片状黒鉛鋳鉄に含まれた黒鉛の大きさの分布は約70μm〜約130μmであってもよい。
例示的な実施例において、前記片状黒鉛鋳鉄に含まれた黒鉛の面積比率は約6%〜約9%であってもよい。
上述した本発明の他の目的を実現するための片状黒鉛鋳鉄の製造方法によると、全体重量対比約2.6重量%〜約3.2重量%の炭素(C)、約1.6重量%〜約2.0重量%のケイ素(Si)、約0.6重量%〜約0.8重量%のマンガン(Mn)、約0.1重量%〜約0.15重量%の硫黄(S)、少なくとも0重量%を超過して、約0.05重量%以下のリン(P)および残量の鉄(Fe)を含み、炭素および硫黄の重量比(C/S)は約18〜約27であり、マンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)が約4〜約8である第1溶湯を製造する。前記第1溶湯を第1接種剤を含むレードルに出湯して第2溶湯を製造する。前記第2溶湯を鋳型に注入して第2接種剤で接種処理する。
例示的な実施例において、前記第1溶湯は全体重量対比約0.1重量%〜約0.5重量%の銅(Cu)、約0.03重量%〜約0.08重量%のスズ(Sn)および約0.2重量%〜約0.5重量%のクロム(Cr)をさらに含んでもよい。
例示的な実施例において、前記第1接種剤および前記第2接種剤として鉄−ケイ素(Fe−Si)系列接種剤を用いてもよい。
例示的な実施例において、前記鋳型は前記第1溶湯が一時的に残留するせきばちを含み、前記第2接種剤は前記せきばちの内部に配置されてもよい。
例示的な実施例において、前記鋳型は前記せきばちを含む注入部、鋳型本体および前記せきばちと前記鋳型本体を流体連結させる注入路をさらに含んでもよい。
例示的な実施例において、前記鋳型はベッド(bed)、コラム(Column)または、サドル(Saddle)のような工作機械部品製造用鋳型であってもよい。
本発明の例示的な実施例によると、上述した片状黒鉛鋳鉄で形成されてベッド(bed)、コラム(Column)または、サドル(Saddle)のうち、少なくとも一つを含む工作機械が提供される。
上述したように、本発明の例示的な実施例によると、片状黒鉛鋳鉄に含まれた鋳鉄元素である炭素と硫黄およびマンガンと硫黄の含有量比を同時に所定の範囲で調節することによって片状黒鉛鋳鉄内黒鉛の比率を減少させてもよい。したがって、追加的な元素の追加に係る製造原価上昇せずに高強度の片状黒鉛鋳鉄を収得してもよい。
また、前記片状黒鉛鋳鉄を用いて工作機械部品を製造する場合、高荷重による部品たるみ現象を改善することができる。
例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の製造方法を説明するための工程流れ図である。 例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の製造方法を説明するための工程模式図である。 実施例1に係る片状黒鉛鋳鉄の微細組織を示すイメージである。 比較例2に係る片状黒鉛鋳鉄の微細組織を示すイメージである。 比較例4に係る片状黒鉛鋳鉄の微細組織を示すイメージである。 テーブルが組み立てられたサドルにおいてのサドルたるみ現象を概略的に示す図面である。
本文に開示されている本発明の実施例に対して、特定の構造的乃至機能的説明は単に本発明の実施例を説明するための目的として例示され、本発明の実施例は多様な形態で実施されることができる。本文に説明された実施例に限定されると解釈されてはならない。
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な形態を有することができるため、特定実施例を図面に示し、本文に詳細に説明する。しかしながら、これは本発明を特定の開示形態に限定するのではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものとして理解されるべきである。
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使うことができるが、これらの構成要素は前記用語によって限定されるものではない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使われる。例えば、本発明の権利範囲から逸脱せずに、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。
本出願において用いられる、用語「約」は開示された含有量、濃度などのような数値において、典型的に言及された数値の均等物範囲にある+/−範囲まで含むことと理解される。
本出願で用いられる「残量」という用語は言及された成分を除いた残り量を意味するか、追加的な他の成分が含まれる場合、可変的に変化されてもよい開放的意味で理解されなければならない。
本出願において、一部の実施例は範囲形式で開示されてもよい。範囲に対する説明はすべての可能なサブ−範囲のみではなく、その範囲の中にある個別的数値も開示することで理解される。
明細書中で用いられた用語は単に特定の実施例を説明するために用いられるものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明確に異なることを意味しない限り、複数の表現を含む。本出願で明細書中において、「含む」または「有する」等の用語は実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品または、これらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたは、それ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品または、これらを組み合わせたものなどの存在、または、付加の可能性をあらかじめ排除しないものとして理解されなければならない。
異なって定義されない限り、技術的や科学的な用語を含め、明細書中で使われるすべての用語は本発明が属する技術分野において通常の知識を持った者によって一般的に理解されるものと同様の意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は関連技術の文脈上の持つ意味と一致する意味であると解釈されるべきであり、明細書中で明確に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味と解釈してはならない。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例をより詳細に説明しようと思う。図面上、同様の構成要素に対しては同様の参照符号を用い、同様の構成要素に対して重複した説明は省略する。
工作機械用の片状黒鉛鋳鉄
例示的な実施例によると、工作機械用片状黒鉛鋳鉄は、鋳鉄成分および強化成分を含んでもよい。前記鋳鉄成分の例として炭素(C)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン(P)および硫黄(S)が上げられる。前記強化成分の非制限的な例として銅(Cu)、スズ(Sn)およびクロム(Cr)が上げられる。前記片状黒鉛鋳鉄は、前記鋳鉄成分および前記強化成分を含み、残量の鉄(Fe)を含んでもよい。
例示的な実施例によると、前記片状黒鉛鋳鉄は、全体重量対比炭素約2.6重量%〜約3.2重量%、ケイ素約1.6重量%〜約2.0重量%、マンガン0.6重量%〜約0.8重量%、硫黄約0.1重量%〜約0.15重量%およびリン約0.05重量%以下の重量比として前記鋳鉄成分を含んでもよい。
前記片状黒鉛鋳鉄は、前記鋳鉄成分に付加して全体重量対比約0.3重量%〜約1重量%の前記強化成分を含んでもよい。例示的な実施例によると、前記片状黒鉛鋳鉄は前記鋳鉄成分に付加して銅約0.1重量%〜約0.5重量%、スズ約0.03重量%〜0.08重量%、クロム約0.2重量%〜0.5重量%および残量の鉄を含んでもよい。
例えば、前記片状黒鉛鋳鉄は、全体重量対比約93重量%〜約95重量%の鉄を含んでもよい。一実施例において、前記片状黒鉛鋳鉄は、全体重量対比約94重量%〜約94.7重量%の鉄を含んでもよい。
例えば、炭素は片状黒鉛晶出のために添加されてもよく、硫黄は黒鉛形成を補助する役割を行ってもよい。例示的な実施例によると、前記片状黒鉛鋳鉄において炭素および硫黄の重量比(C/S)は、約18〜約27範囲の値を有してもよい。
前記炭素および硫黄の重量比が約18未満の場合、凝固時、過冷却によってチル(chill)現象、炭化物(carbide)形成などが引き起こされることがある。それによって、前記片状黒鉛鋳鉄の加工性が低下されることがある。一方前記炭素および硫黄の重量比が約27を超過する場合、黒鉛の大きさが過度に増加して前記片状黒鉛鋳鉄の強度が低下されることがある。
例えば、マンガンは形成された黒鉛およびパーライト(perlite)の安定化のために添加されてもよい。例示的な実施例によると、前記片状黒鉛鋳鉄においてマンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)は約4〜約8範囲の値を有してもよい。
前記マンガンおよび硫黄の重量比が約4未満の場合、硫黄の含有量が過度に増加して、過冷却によってチル(chill)現象、炭化物(carbide)形成などが引き起こされることがある。また、硫黄の含有量が0.15重量%を超過する場合、過多含有によって基地組織から硫黄が晶出される。一方、前記マンガンおよび硫黄の重量比が約8を超過する場合、硫黄元素全部が硫化マンガン(MnS)形成で消尽されて、黒鉛の過成長を引き起こすことがある。それによって、前記片状黒鉛鋳鉄の強度が低下されることがある。
例示的な実施例によると、上述したように前記片状黒鉛鋳鉄に含まれた炭素対硫黄の重量比およびマンガン対硫黄の重量比を特定範囲内で調節することによって、追加的な元素の導入せずに前記片状黒鉛鋳鉄の強度を増加させてもよい。例えば、前記炭素対硫黄重量比および前記マンガン対硫黄重量比を最適範囲で調節することによって、基地組織内黒鉛の過成長を抑制して黒鉛の面積比を抑制することができる。また、基地組織内チル現象、炭化物形成などの副作用が抑制されて、パーライト分率が増加してもよい。
片状黒鉛鋳鉄は優れた鋳造性、熱伝導性および振動減衰能の特性によって工作機械のベッド(bed)、コラム(Column)または、サドル(Saddle)のような部品に適用されてもよい。しかしながら、強度が相対的に弱い片状黒鉛鋳鉄を用いる場合、高い荷重が集中される部分において部品たるみ現象が発生する場合がある。前記部品たるみ現象を抑制するために前記工作機械または、部品自体の構造を変更する方法があるが、それは前記工作機械全体の設計変更をもたらすことがあり、高費用が必要とされるという限界がある。
また、前記片状黒鉛鋳鉄の強度向上目的として、銅、スズ、クロムのような合金元素を多量添加する方法があるが、銅または、スズのような場合には相対的に多額な費用が必要とされて前記工作機械の製造原価を過度に上昇させる問題点がある。一方、クロムの場合には相対的に単価が低いが、前記片状黒鉛鋳鉄に過量含まれる場合、チル現象を深化させるという問題がある。
しかしながら、本発明の例示的な実施例によると、別途の工作機械構造変更および合金元素の過量追加せずに、片状黒鉛鋳鉄に含まれる前記鋳鉄成分の重量比を最適化することによってベッド、コラムおよびサドルのような鋳物品の荷重によるたるみ量を改善できる高強度の片状黒鉛鋳鉄を製造してもよい。例えば、前記片状黒鉛鋳鉄は約350MPa以上の強度を有してもよい。
また、前記片状黒鉛鋳鉄を工作機械のベッド、コラムまたは、サドルに適用して部品たるみ現象が抑制された加工精密度の高い工作機械を製作してもよい。
例示的な実施例に係る前記片状黒鉛鋳鉄において、ケイ素は上述した炭素および硫黄の重量比および前記マンガンおよび硫黄の重量比範囲において、適正範囲で添加されて片状黒鉛晶出量を促進して、形成された黒鉛を安定化する役割を行ってもよい。上述したように、ケイ素は約1.6重量%〜約2.0重量%の含有量で前記片状黒鉛鋳鉄に添加されてもよい。
ケイ素の含有量が約1.6重量%未満である場合、チル現象が発生することがあって、十分な片状黒鉛晶出量が確保されないことがある。一方、ケイ素の含有量が約2.0重量%を超過する場合、黒鉛が過多晶出されたりフェライト量が増加されてもよい。したがって、上述した炭素対硫黄重量比および前記マンガン/硫黄重量比範囲の条件下において、約1.6重量%〜約2.0重量%の含有量でケイ素を含有させることによって、安定的な基地組織構造および所定の高強度を有する工作機械部品用高強度片状黒鉛鋳鉄を収得してもよい。
リンは片状黒鉛鋳鉄に一種の不純物として添加されてもよい。リンの含有量が過度である場合、引火物が形成されて、それによって脆性が増加する問題点がある。したがって、リンの含有量は約0.05重量%で抑制することができる。リン含有量の下限値は、特に制限されずに0重量%で含まれてもよい。しかしながら、現実的に片状黒鉛鋳鉄の製造工程上微量の不純物としてリンが含まれるので、0重量%のリン含有量は困難なことがある。
例示的な実施例によると、前記工作機械用片状黒鉛鋳鉄は前記強化成分として銅、スズおよび/または、クロムを含んでもよい。一実施例において、前記片状黒鉛鋳鉄は上述した鋳鉄成分とともに銅約0.1重量%〜約0.5重量%、スズ約0.03重量%〜0.08重量%、クロム約0.2重量%〜0.5重量%および残量の鉄を含んでもよい。
前記の強化成分は、基地組織強化元素としてパーライト形成を促進して、微細化する作用ができる。それによって、適切量の前記強化成分を添加して前記片状黒鉛鋳鉄の強度を増加させてもよい。
例えば、銅の含有量が約0.1重量%未満である場合、上述した強度向上効果が不充分なことがある。銅の含有量が約0.5重量%を超過する場合、費用が過度に増加して非経済的である。
例えば、スズの含有量が約0.03重量%未満である場合、上述した強度向上効果が不充分なこともある。一方、スズの含有量が約0.08重量%を超過する場合、費用が過度に増加して非経済的であり、脆性が増加するという問題点がある。
例えば、クロムは片状黒鉛鋳鉄の強度向上のための強化成分だが同時に炭化物形成を促進するように作用することもできる。クロムの含有量が約0.2重量%未満である場合、上述した強度向上効果が不充分なことがある。一方、クロムの含有量が約0.5重量%を超過する場合、炭化物の形成傾向が過度に高まってチル現象、脆性増加および加工性低下を招く場合がある。
工作機械用片状黒鉛鋳鉄の製造方法
図1は、例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の製造方法を説明するための工程流れ図である。図2は、例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の製造方法を説明するための工程模式図である。
図1および図2を参照すると、鋳鉄材料を溶解炉100に溶融させて第1溶湯110を製造する(段階S10)。
例示的な実施例によると第1溶湯110は炭素(C)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン(P)および硫黄(S)を含む鋳鉄成分を含んでもよい。前記鋳鉄成分は、第1溶湯110の総重量対比炭素約2.6重量%〜約3.2重量%、ケイ素約1.6重量%〜約2.0重量%、マンガン0.6重量%〜約0.8重量%、硫黄約0.1重量%〜約0.15重量%およびリン約0.05重量%以下の重量比で第1溶湯110に含まれてもよい。
例示的な実施例によると、第1溶湯110は強化成分として銅(Cu)、スズ(Sn)およびクロム(Cr)をさらに含んでもよい。一実施例において、前記強化成分は第1溶湯110の総重量対比銅約0.1重量%〜約0.5重量%、スズ約0.03〜0.08重量%およびクロム約0.2重量%〜0.5重量%の重量比で第1溶湯110に含まれてもよい。
第1溶湯110は、上述した重量比で前記鋳鉄成分および前記強化成分を含み、残量の鉄を含んでもよい。
一実施例によると、前記鋳鉄成分および前記強化成分が鉄とともに第1溶湯110で製造されてもよい。一実施例によると、前記強化成分は別途に第1溶湯110に添加されてもよい。
一実施例によると、予備溶湯を製造して、例えば、分光分析装備を通じて前記予備溶湯の成分分析を行った後、不足した成分があると追加で添加することによって上述した重量比を満足する第1溶湯110を収得してもよい。
引き続き、第1溶湯110をレードル200(ladle)内部で出湯させる(段階S20)。前記出湯とともに第1接種剤210によって第1接種工程が行われてもよい。
例示的である実施例によると、第1接種剤210は鉄−ケイ素(Fe−Si)系列接種剤を含んでもよく、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)のような微量の追加元素をさらに含んでもよい。
第1溶湯110に対してレードル200内部において、前記第1接種工程を行うことによって、第2溶湯120を収得してもよい。一実施例において、レードル200内部の第2溶湯120に対して熱分析機等を用いた成分分析を行って不足した成分に対してはさらに追加してもよい。それによって、前記出湯過程において消失した成分に対する補充が行われてもよい。
引き続き、レードル200内部の第2溶湯120を鋳型300(Mold)内部に注入する(段階S30)。例示的な実施例によると、鋳型300への注入工程とともに第2接種剤220による第2接種工程が行われてもよい。
鋳型300は、第2溶湯120が注入される注入部310および鋳型本体320を含んでもよい。注入部310および鋳型本体320は一体で構成されてもよい。例示的な実施例によると、鋳型300は、ベッド(bed)、コラム(Column)または、サドル(Saddle)のような工作機械用部品製造のための鋳型であってもよい。
一実施例において、前記第2接種工程はせきばち315(pouring basin)を用いて行われてもよい。この場合、鋳型300の注入部310には第2溶湯120が一時的に残留するせきばち315が備えられてもよく、せきばち315内部には第2接種剤220が配置されてもよい。
第2接種剤220として第1接種剤210と実質的に同一だったり類似した接種剤を用いてもよい。例えば、第2接種剤220として鉄−ケイ素系列接種剤を用いてもよく、バリウム、カルシウムなどのような微量の追加元素をさらに追加してもよい。
第2接種剤220を通した前記第2接種工程が行われることによって第2溶湯120は鋳鉄溶融液に変換されてもよい。
一実施例において、鋳型300は、せきばち315と鋳型本体320内部を流体連結させる注入路330が備わってもよい。前記鋳鉄溶融液は注入路330を通じて鋳型本体320内部に流入してもよい。
例示的な実施例によると、鋳型300および/または、鋳型本体320は、工作機械のベッド、コラムまたは、サドルなどの部品を製造するためのものであってもよい。
以後、一定時間の間前記鋳鉄溶融液を鋳型本体330内部で鋳造した後、冷却工程を通じて最終片状黒鉛鋳鉄を製造してもよい。前記片状黒鉛鋳鉄は、前記ベッド、コラムまたは、サドルなどのような工作機械部品で提供されてもよい。
上述した本発明の例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の製造方法によると、2次に渡って接種工程が行われてもよい。例えば、前記接種工程はレードル内部でのイン−レードル(In−Ladle)接種および鋳型内部で行われるイン−モールド(In−Mold)接種工程を含んでもよい。
例示的な実施例に係る前記溶湯は、高強度片状黒鉛鋳鉄形成のために炭素の含有量が相対的に不足の場合がある。したがって、所望の片状黒鉛形状を形成して、チル現象を防止するために複数の接種工程を行う必要がある。例示的な実施例によると、前記接種工程のために別途の工程段階および/または、装備の追加せずに出湯および鋳造段階と同時に接種工程を行うので、費用増加せずに効果的に複数の接種工程が行われてもよい。
以下では、具体的な実施例および比較例を通じて工作機械用片状黒鉛鋳鉄の特性に対して説明する。
実施例および比較例
表1に係る造成比によって実施例および比較例に係る溶湯を製造して、それを出湯時、Fe−Si接種剤を通した1次接種工程以後注入と同時にFe−Si系列の接種剤を用いて2次接種をして工作機械用片状黒鉛鋳鉄を製造した。具体的に、炭素、ケイ素、マンガン、リンを含む元湯を製造して、銅、スズおよびクロムの強化成分を表1の造成比で調節されるように添加した。一方、硫黄は溶融過程が長時間進行される場合、脱黄される傾向があるので最終的に添加した。
実施例および比較例によって製造されたそれぞれの片状黒鉛鋳鉄に対して引張強度、硬度、黒鉛面積比率、黒鉛の大きさおよびサドル(Saddle)のたるみ量を測定して、測定結果を下記の表2に示す。
図3、図4および図5はそれぞれ実施例1、比較例2および比較に4に係る片状黒鉛鋳鉄の微細組織を示すイメージである。具体的に、図3、図4および図5の左側イメージは金属顕微鏡でそれぞれ100倍の倍率で撮影したものであり、右側イメージは電子顕微鏡でそれぞれ1,000倍、1,500倍および400倍の倍率で撮影したものである。
表1および表2を参照すると、実施例の場合、炭素および硫黄の重量比(C/S)、およびマンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)がそれぞれ約18〜約27、および約4〜約8の範囲で維持された。反面、比較例の場合、炭素および硫黄重量比、およびマンガンおよび硫黄重量比が前記の範囲から外れた量で添加された。
実施例に係る造成で製造された片状黒鉛鋳鉄の場合、全部約350MPa以上の強度を有すると測定されたが、比較例の場合、350MPaに及ばない強度を記録した。
また、総じて実施例に係る片状黒鉛鋳鉄の場合、マイクロメートル(μm)で表示された黒鉛の大きさが約70μm〜130μmの範囲の分布を有して、約6%〜約9%の黒鉛の面積比率を有することが明らかになった。反面、比較例の場合、約250μmまで黒鉛の大きさの分布が増加して黒鉛の面積比率も約9%以上に増加することがわかる。このような黒鉛の大きさおよび面積比率は、金属顕微鏡とイメージ分析プログラムを用いて測定した。前記黒鉛の大きさは独立的に存在する黒鉛を長さ方向で測定して、前記黒鉛の面積比率は金属顕微鏡を用いて100倍の倍率で微細組織写真を撮影してイメージ分析プログラムのうち、組織写真の明暗差を用いて相分析ができる機能を有したイメージ分析プログラムを用いて測定した。
図6はテーブルが組み立てられたサドルにおいてサドルたるみ現象を概略的に示す図面である。具体的に、図6はサドル400の上にテーブル410が組み立てられてサドル400の左側端に移動した場合、サドル400のたるみ現象を図示している。
実施例および比較例に係る片状黒鉛鋳鉄で製造されたサドルにおいて、無負荷条件においてサドルの左側端で発生する上述したサドルのたるみ現象をマイクロメートル(μm)単位で測定して表2の左右側コラムにサドルたるみ量で記録した。表2を参照すると、実施例の片状黒鉛鋳鉄で製造されたサドルの場合、全体的に18.5μm以下のサドルたるみ量を示した。反面、比較例の片状黒鉛鋳鉄で製造されたサドルの場合、全部19μmを超過するサドルたるみ量を示して、特に比較例3〜比較例6の場合、サドルたるみ量が20μmを超過した。
上述したように、炭素/硫黄重量比およびマンガン/硫黄重量比が例示的な実施例に係る所定の範囲から外れることによって、黒鉛の大きさおよび面積比率が増加して、片状黒鉛鋳鉄の強度が減少することを予測してもよい。
本発明の例示的な実施例によると、片状黒鉛鋳鉄に含まれた炭素および硫黄重量比とマンガンおよび硫黄重量比を所定の範囲で制御することによって、黒鉛の大きさおよび黒鉛面積比率を減少させて高強度の片状黒鉛鋳鉄を製造してもよい。
例示的な実施例に係る片状黒鉛鋳鉄は優れた加工性を有することと同時に高強度を有するので工作機械のベッド、コラム、サドルのような部品に適用されて製造原価を上昇せずに、工作機械のたるみ現象などのような不良を効果的に改善することができる。
以上では本発明の実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から抜け出さない範囲内で本発明を多様に修正および変更させる可能性があることを理解できるはずである。
100 溶解炉
110 第1溶湯
120 第2溶湯
200 レードル
210 第1接種剤
220 第2接種第
300 鋳型
310 注入部
315 せきばち
320 鋳型本体
330 注入路
400 サドル
410 テーブル

Claims (9)

  1. 全体重量対比2.6重量%〜3.2重量%の炭素(C)、1.6重量%〜2.0重量%のケイ素(Si)、0.60重量%〜0.80重量%のマンガン(Mn)、0.100重量%〜0.150重量%の硫黄(S)、少なくとも0重量%を超過して0.05重量%以下のリン(P)、0.1重量%〜0.5重量%の銅(Cu)、0.03重量%〜0.08重量%のスズ(Sn)、0.2重量%〜0.5重量%のクロム(Cr)および残量の鉄(Fe)からなり、
    炭素および硫黄の重量比(C/S)が18〜27であり、マンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)が4.0〜8.0であることを特徴とする工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄。
  2. 黒鉛の大きさの分布が70マイクロメートル(μm)〜130マイクロメートル(μm)であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄。
  3. 黒鉛の面積比率が6%〜9%であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄。
  4. 全体重量対比2.6重量%〜3.2重量%の炭素(C)、1.6重量%〜2.0重量%のケイ素(Si)、0.60重量%〜0.80重量%のマンガン(Mn)、0.100重量%〜0.150重量%の硫黄(S)、少なくとも0重量%を超過して0.05重量%以下のリン(P)、0.1重量%〜0.5重量%の銅(Cu)、0.03重量%〜0.08重量%のスズ(Sn)、0.2重量%〜0.5重量%のクロム(Cr)および残量の鉄(Fe)からなり、炭素および硫黄の重量比(C/S)が18〜27であり、マンガンおよび硫黄の重量比(Mn/S)が4.0〜8.0である第1溶湯を製造する段階と、
    前記第1溶湯を第1接種剤を含むレードルに出湯して第2溶湯を製造する段階と、
    前記第2溶湯を鋳型に注入して第2接種剤で接種処理する段階を含む工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄の製造方法。
  5. 前記第1接種剤および前記第2接種剤は鉄−ケイ素(Fe−Si)系列接種剤を含むことを特徴とする請求項4に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄の製造方法。
  6. 前記鋳型は前記第1溶湯が一時的に残留するせきばちを含み、前記第2接種剤は前記せきばちの内部に配置されることを特徴とする請求項4に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄の製造方法。
  7. 前記鋳型は、
    前記せきばちを含む注入部と、
    鋳型本体と、
    前記せきばちおよび前記鋳型本体を流体連結させる注入路をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄の製造方法。
  8. 前記鋳型はベッド(bed)、コラム(Column)およびサドル(Saddle)で構成されたグループから選択された工作機械部品製造用であることを特徴とする請求項4に記載の工作機械部品用片状黒鉛鋳鉄の製造方法。
  9. 請求項1に係る前記片状黒鉛鋳鉄で形成されたベッド(bed)、コラム(Column)およびサドル(Saddle)で構成されたグループで選択される少なくとも一つの部品を含む工作機械。
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