JP6358693B2 - 太陽光パネル取付金具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の太陽光パネル取付金具は、一方のソーラーパネルに取り付けられる支持金具と、他方のソーラーパネルに設けられる挿入部材とを備える。そして、支持金具は、架台上に取り付けられるベース部と弾力的に折り曲げられてベース部上方に位置する対面部とを備え、ベース部と対面部との間に、一方のソーラーパネルの端部と、他方のソーラーパネルの端部が固定される挿入部材が差込まれることによって、挿入空間部が形成され、この挿入空間部に、一方の端部と、挿入部材はベース部と対面部に挟まれて一緒に弾力的に保持される。
そのため、太陽光パネルと取付金具を固定するための固着具が少なく、作業性に優れている。
1.建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該ハゼ式折板屋根の上底に載置する角筒状体からなり、該基台部材の内部に弾性体を更に備え、
前記上底に形成されたハゼ部を前記弾性体により囲繞し、前記基台部材で該弾性体を押圧挟持することにより、前記基台部材を該ハゼ部に固定し、
前記基台部材の前記ハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備え、前記押圧挟持を補助することを特徴とする太陽光パネル取付金具。
2.建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、外包部材と、該外包部材が包接する内包部材と、からなり、
前記外包部材は、外包上板と、
該外包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第1スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、
該外包上板の他端から下方に延設し、下端部に内方に向かって突出した一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記内包部材は、内包上板と、
該内包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第2スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、
該内包上板の他端から下方に延設し、下端部に外方に向かって突出した一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記外包部材が、前記内包部材を包接して、前記一対の第1スリット用嵌合片を、前記一対の第1スリットに嵌着し、前記一対の第2スリット用嵌合片を、前記一対の第2スリットに嵌着して、第1ハゼ固定部と、第2ハゼ固定部によりハゼ部を押圧挟持して固定することを特徴とする太陽光パネル取付金具。
3.前記第1ハゼ部固定板及び前記第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状に形成され、ハゼ部の頭部に該上端部が下方から咬止する2.に記載の太陽光パネル取付金具。
4.建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記取付部材は、基板部の上部に内側に向かって凹状に対向する一対の第1スリット状凹部を形成し、前記基板部の下部に第1スリット状凹部と直交又は平行する方向に内側に向かって凹状に対向する一対の第2スリット状凹部を形成し、
前記第1スリット状凹部に、太陽光パネルの端部を挿着し、
前記第2スリット状凹部を、前記基台部材の上部に形成された板状の鍔部にスライド固定することを特徴とする太陽光パネル取付金具。
5.前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該ハゼ式折板屋根の上底に載置する角筒状体からなり、該基台部材の内部に弾性体を更に備え、
前記上底に形成されたハゼ部を前記弾性体により囲繞し、前記基台部材で該弾性体を押圧挟持することにより、前記基台部材を該ハゼ部に固定する4.に記載の太陽光パネル取付金具。
6.前記基台部材の前記ハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備え、前記押圧挟持を補助する5.に記載の太陽光パネル取付金具。
7.前記屋根が、重ね式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該基台部材の底板を該重ね式折板屋根の上底に載置する立設体からなり、前記底板を、前記重ね式折板屋根の上底から突出した固定部材を介して、該上底に固定する4.に記載の太陽光パネル取付金具。
8.前記屋根が、重ね式折板屋根の場合において、前記基台部材は、上方に開口し、上部に鍔部を備える樋状の長尺体からなり、該重ね式折板屋根の上底に前記基台部材の底板を固定する4.に記載の太陽光パネル取付金具。
9.前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、外包部材と、該外包部材が包接する内包部材と、からなり、
前記外包部材は、外包上板と、
該外包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第1スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、
該外包上板の他端から下方に延設し、下端部に内方に向かって突出した一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記内包部材は、内包上板と、
該内包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第2スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、
該内包上板の他端から下方に延設し、下端部に外方に向かって突出した一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記外包部材が、前記内包部材を包接して、前記一対の第1スリット用嵌合片を、前記一対の第1スリットに嵌着し、前記一対の第2スリット用嵌合片を、前記一対の第2スリットに嵌着して、第1ハゼ固定部と、第2ハゼ固定部によりハゼ部を押圧挟持して固定する4.に記載の太陽光パネル取付金具。
10.前記第1ハゼ部固定板及び前記第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状に形成され、ハゼ部の頭部に該上端部が下方から咬止する9.に記載の太陽光パネル取付金具。
11.前記鍔部又は前記第2スリット状凹部のいずれか一方に係合凹部、他方に係合凸部を備え、前記係合凹部と前記係合凸部とが係合し、ロックされる4.乃至10.のうちのいずれか1項に記載の太陽光パネル取付金具。
基台部材が、ハゼ式折板屋根の上底に載置固定する角筒状体からなり、基台部材の内部に弾性体を更に備え、上底に形成されたハゼ部を弾性体により囲繞し、基台部材で弾性体を押圧挟持することにより、基台部材をハゼ部に固定するため、基台部材を折板屋根に固定するに際しても、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、基台部材を屋根に取付けることができる。
更に、基台部材のハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備えるため、弾性体の押圧挟持を補助し、更に確実に基台部材をハゼ部に固定することができる。
請求項2の発明は、ハゼ式折板屋根の場合において、基台部材は、外包部材と、内包部材との組み合わせから構成され、外包部材は、外包上板と、一対の第1スリットを有する長側板と、底板と、第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、内包部材は、内包上板と、一対の第2スリットを有する長側板と、底板と、第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、外包部材が、内包部材を包接して、一対の第1スリット用嵌合片を、一対の第1スリットに嵌着し、一対の第2スリット用嵌合片を、一対の第2スリットに嵌着することによって形成されるため、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、基台部材を屋根に取付けることができる。
請求項3の発明は、請求項2において、ハゼ部固定板及び第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状であるため、ハゼ部の頭部に、この上端部が下方から咬止するため、更に確実に基台部材を屋根に取付けることができる。
請求項4の発明は、取付部材が、基板部の上部に内側に向かって凹状に対向する一対の第1スリット状凹部を形成し、基板部の下部に第1スリット状凹部と直交又は平行する方向に内側に向かって凹状に対向する一対の第2スリット状凹部を形成し、第1スリット状凹部に、太陽光パネルの端部を挿着し、第2スリット状凹部を、基台部材の上部に形成された板状の鍔部にスライド固定するため、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、太陽光パネルを基台部材に取付けることができる。
請求項5の発明は、請求項4において、ハゼ式折板屋根の場合、基台部材が、ハゼ式折板屋根の上底に載置固定する角筒状体からなり、基台部材の内部に弾性体を更に備え、上底に形成されたハゼ部を弾性体により囲繞し、基台部材で弾性体を押圧挟持することにより、基台部材をハゼ部に固定するため、基台部材を折板屋根に固定するに際しても、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、基台部材を屋根に取付けることができる。
請求項6の発明は、請求項5において、基台部材のハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備えるため、弾性体の押圧挟持を補助し、更に確実に基台部材をハゼ部に固定することができる。
請求項7の発明は、請求項4において、前記屋根が、重ね式折板屋根の場合において、基台部材が、基台部材の底板を重ね式折板屋根の上底に載置する立設体からなり、底板を、重ね式折板屋根の上底から突出した固定部材を介して、上底に固定するため、固定部材を利用して基台部材が固定でき、作業性に優れた取付ができる。
請求項8の発明は、請求項4において、重ね式折板屋根の場合、基台部材は、上方に開口し、上部に鍔部を備える樋状の長尺体からなり、重ね式折板屋根の上底に基台部材の底板を固定するものであるため、太陽光パネルの大きさに拘わらず、基台部材の任意の位置に取付部材を固定することができる。
請求項9の発明は、請求項4において、ハゼ式折板屋根の場合において、基台部材は、外包部材と、内包部材との組み合わせから構成され、外包部材は、外包上板と、一対の第1スリットを有する長側板と、底板と、第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、内包部材は、内包上板と、一対の第2スリットを有する長側板と、底板と、第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、外包部材が、内包部材を包接して、一対の第1スリット用嵌合片を、一対の第1スリットに嵌着し、一対の第2スリット用嵌合片を、一対の第2スリットに嵌着することによって形成されるため、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、基台部材を屋根に取付けることができる。
請求項10の発明は、請求項9において、ハゼ部固定板及び第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状であるため、ハゼ部の頭部に、この上端部が下方から咬止するため、更に確実に基台部材を屋根に取付けることができる。
請求項11の発明は、請求項4乃至10のいずれか1項において、鍔部又は第2スリット状凹部のいずれか一方に係合凹部、他方に係合凸部を備え、係合凹部と係合凸部とが係合し、ロックされる構造であるため、更に確実に取付部材を基台部材に固定することができる。
[実施形態1]
太陽光パネル取付金具1は、図1に示すように、屋根に載置固定する基台部材40と、基台部材40にスライド固定され、太陽光パネルSを挿着固定する取付部材10と、を備えている。
取付部材10は、図4に示すように、基板部15の上部に内側に向かって凹状に対向する一対の第1スリット状凹部11を形成し、基板部15の下部に第1スリット状凹部11と直交する方向に内側に向かって凹状に対向する一対の第2スリット状凹部12を形成している。
取付部材10を製作する方法は特に限定はないが、例えば、1枚の矩形の基板部15形成用の板の4隅を切断した後、対向する一対の端縁部を上部に折り曲げて上対面板11aを形成し、他方の対向する一対の端縁部を下部に折り曲げて下対面板11aを形成することができる。こうすることで、上対面板11aと基板部15との隙間が第1スリット状凹部11となり、基板部15と下対面板12aとの隙間が第2スリット状凹部12となる。
更に、第2スリット状凹部12を長手方向に次第に広がる形状とし、これと対応する基台部材40の鍔部41の形状を次第に肉厚が増すテーパ形状とすることもできる。この第2スリット状凹部12の窄まる側を、屋根の上側となるようにして、テーパ形状の鍔部41にスライド固定することによっても、取付部材10が脱落するのを確実に防止することができる。
更に、図4に示すように、板状の鍔部41には、係合凹部(切欠き)41aが設けられ、スライド固定される取付部材10の第2スリット部を形成する上対面板12aの上部に係合凸部が設けられていることが好ましい。こうすることで、
係合凹部41aと係合凸部12bが係合してロックされ、より確実に取付部材10を基台部材40に固定することができる。
なお、鍔部41に係合凸部を設け、取付部材10の上対面板12aの上部に係合凹部を設ける構成としてもよい。
弾性体は、ハゼ部85を囲繞して基台部材により押圧挟持されるものであれば特に限定はないが、図2に示す弾性体48のような板バネであることが好ましい。
この斜板47は、側板43の内部に、別体に設けてもよいが、図2に示すように、側板43の底部及び側部の一部を切断して内部に折り曲げ加工することによって形成することもできる。
ハゼ部85に固定された基台部40に対して、太陽光パネルS1を取付けるには、図5に示すように、取付部材10の第1スリット状凹部11Aに太陽光パネルS1の端部Saを挿着する。そして、取付部材10を矢印方向に引き寄せ、第2スリット状凹部12を基台部材40の鍔部41にスライド固定する。その際、鍔部41の係合凹部41aに取付部材10の第2スリット部12の係合凸部12bが係合して、ロックされることになる。
そうすることで、図6に示すように、屋根に太陽光パネルS1、S2を取付けることができる。
太陽光パネル取付金具2は、図7に示すように、屋根80に載置固定する基台部材40と、基台部材40にスライド固定され、太陽光パネルSを挿着固定する取付部材20と、からなる。
取付部材20は、上部に内側に向かって凹状に対向する一対の第1スリット状凹部21を形成し、下部に第1スリット状凹部と平行する方向に内側に向かって凹状に対向する一対の第2スリット状凹部22を形成している。そして、第1スリット状凹部21に、太陽光パネルの端部Saを挿着し、第2スリット状凹部22を、基台部材40の上部に形成された板状の鍔部41にスライド固定する。そのため、ボルト、ナットなどの固着具を使用することなく、太陽光パネルSを基台部材40に取付けることができる。
その他の構成及び作用効果、太陽光パネルSの取付方法については、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
太陽光パネル取付金具3は、図8に示すように、屋根80に載置固定する基台部材50と、基台部材50にスライド固定され、太陽光パネルSを挿着固定する取付部材10と、からなる。
太陽光パネル取付金具3は、重ね式折板屋根への取付に適している。すなわち、基台部材50は、基台部材50の底板59を重ね式折板屋根の上底に載置する立設体からなる。そして、底板59を重ね式折板屋根の上底から突出した固定部材(ボルト)88を介して、上底に固着具(ナット)83で固定することができる。
なお、固定部材への固定は、固着具に限定されず溶接等によって固定してもよい。
基台部材50の底板59は、重ね式折板屋根の傾斜面に沿った一対の傾斜板57を備えている。こうすることで、更に安定して基台部材50を重ね式折板屋根に取り付けることができる。更に、傾斜板57の孔部57aに挿通する固着具を取付けて、折板屋根との固定を確実なものとすることもできる。
そして、鍔部51には、下方に突出する係合凸部51aが設けられ、取付部材10の下対面板12aの上部に設けた係合凹部(不図示)と係合して確実に固定することができる。
その他の構成及び作用効果、太陽光パネルSの取付方法については、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
太陽光パネル取付金具4は、図9に示すように、屋根に載置固定する基台部材60と、基台部材60にスライド固定され、太陽光パネルSを挿着固定する取付部材10と、からなる。
太陽光パネル取付金具4は、重ね式折板屋根への取付に適している。すなわち、基台部材60は、上方に開口し、上部に鍔部61、62を備える樋状の長尺体からなり、重ね式折板屋根の上底に基台部材の底板65を固定する。すなわち、底板65を重ね式折板屋根の上底から突出した固定部材(ボルト)88を介して、上底に固着具(ナット)83で固定することができる。なお、固定部材への固定は、固着具に限定されず溶接等によって固定してもよい。
この太陽光パネル取付金具4は、基台部材60が長尺状であるため、基台部材60に対する取付部材10の取付位置を自在に決めることができる。
なお、取付部材20を用いて、太陽光パネルの取り付け方向を、直角方向に変更することもできる。取付部材20の基台部材60への固定も、取付部材10の基台部材40への固定と同様であるため、その説明を省略する。
その他の構成及び作用効果、太陽光パネルSの取付方法については、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
太陽光パネル取付金具5は、図10に示すように、屋根に載置固定する基台部材70と、基台部材70にスライド固定され、太陽光パネルSを挿着固定する取付部材10と、からなる。
基台部材70は、図11に示すように、外包部材70Aと、外包部材70Aが包接する内包部材70Bと、からなる。
外包部材70Aは、外包上板71と、外包上板71の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第1スリット73aを有する長側板73と、長側板73下端から内側に連結した底板71bと、長側板73と対向して底板71bの端から立設したハゼ部固定板75と、からなる第1ハゼ固定部と、
外包上板71の他端から下方に延設し、下端部に内方に向かって突出した一対の第2スリット用嵌合片74aを有する短側板74と、からなる。
内包上板76の他端から下方に延設し、下端部に外方に向かって突出した一対の第1スリット用嵌合片77aを有する短側板77と、からなる。
その他の構成及び作用効果、太陽光パネルSの取付方法については、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
Claims (11)
- 建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該ハゼ式折板屋根の上底に載置する角筒状体からなり、該基台部材の内部に弾性体を更に備え、
前記上底に形成されたハゼ部を前記弾性体により囲繞し、前記基台部材で該弾性体を押圧挟持することにより、前記基台部材を該ハゼ部に固定し、
前記基台部材の前記ハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備え、前記押圧挟持を補助することを特徴とする太陽光パネル取付金具。 - 建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、外包部材と、該外包部材が包接する内包部材と、からなり、
前記外包部材は、外包上板と、
該外包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第1スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、
該外包上板の他端から下方に延設し、下端部に内方に向かって突出した一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記内包部材は、内包上板と、
該内包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第2スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、
該内包上板の他端から下方に延設し、下端部に外方に向かって突出した一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記外包部材が、前記内包部材を包接して、前記一対の第1スリット用嵌合片を、前記一対の第1スリットに嵌着し、前記一対の第2スリット用嵌合片を、前記一対の第2スリットに嵌着して、第1ハゼ固定部と、第2ハゼ固定部によりハゼ部を押圧挟持して固定することを特徴とする太陽光パネル取付金具。 - 前記第1ハゼ部固定板及び前記第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状に形成され、ハゼ部の頭部に該上端部が下方から咬止する請求項2に記載の太陽光パネル取付金具。
- 建物の屋根に太陽光パネルを取り付けるための太陽光パネル取付金具であって、
該太陽光パネル取付金具は、前記屋根に載置固定する基台部材と、該基台部材にスライド固定され、太陽光パネルを挿着固定する取付部材と、を備え、
前記取付部材は、基板部の上部に内側に向かって凹状に対向する一対の第1スリット状凹部を形成し、前記基板部の下部に第1スリット状凹部と直交又は平行する方向に内側に向かって凹状に対向する一対の第2スリット状凹部を形成し、
前記第1スリット状凹部に、太陽光パネルの端部を挿着し、
前記第2スリット状凹部を、前記基台部材の上部に形成された板状の鍔部にスライド固定することを特徴とする太陽光パネル取付金具。 - 前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該ハゼ式折板屋根の上底に載置する角筒状体からなり、該基台部材の内部に弾性体を更に備え、
前記上底に形成されたハゼ部を前記弾性体により囲繞し、前記基台部材で該弾性体を押圧挟持することにより、前記基台部材を該ハゼ部に固定する請求項4に記載の太陽光パネル取付金具。 - 前記基台部材の前記ハゼ部に対して平行に立設した一対の側板内部に、内側下方に向かって傾斜した一対の斜板を更に備え、前記押圧挟持を補助する請求項5に記載の太陽光パネル取付金具。
- 前記屋根が、重ね式折板屋根の場合において、前記基台部材は、該基台部材の底板を該重ね式折板屋根の上底に載置する立設体からなり、前記底板を、前記重ね式折板屋根の上底から突出した固定部材を介して、該上底に固定する請求項4に記載の太陽光パネル取付金具。
- 前記屋根が、重ね式折板屋根の場合において、前記基台部材は、上方に開口し、上部に鍔部を備える樋状の長尺体からなり、該重ね式折板屋根の上底に前記基台部材の底板を固定する請求項4に記載の太陽光パネル取付金具。
- 前記屋根が、ハゼ式折板屋根の場合において、前記基台部材は、外包部材と、該外包部材が包接する内包部材と、からなり、
前記外包部材は、外包上板と、
該外包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第1スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第1ハゼ部固定板と、からなる第1ハゼ固定部と、
該外包上板の他端から下方に延設し、下端部に内方に向かって突出した一対の第2スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記内包部材は、内包上板と、
該内包上板の一端から下方に延設し、外方から水平に切り欠いた一対の第2スリットを有する長側板と、該長側板下端から内側に連結した底板と、該長側板と対向して該底板の端から立設した第2ハゼ部固定板と、からなる第2ハゼ固定部と、
該内包上板の他端から下方に延設し、下端部に外方に向かって突出した一対の第1スリット用嵌合片を有する短側板と、からなり、
前記外包部材が、前記内包部材を包接して、前記一対の第1スリット用嵌合片を、前記一対の第1スリットに嵌着し、前記一対の第2スリット用嵌合片を、前記一対の第2スリットに嵌着して、第1ハゼ固定部と、第2ハゼ固定部によりハゼ部を押圧挟持して固定する請求項4に記載の太陽光パネル取付金具。 - 前記第1ハゼ部固定板及び前記第2ハゼ部固定板の上端部が、波形状又は鋸歯状に形成され、ハゼ部の頭部に該上端部が下方から咬止する請求項9に記載の太陽光パネル取付金具。
- 前記鍔部又は前記第2スリット状凹部のいずれか一方に係合凹部、他方に係合凸部を備え、前記係合凹部と前記係合凸部とが係合し、ロックされる請求項4乃至10のうちのいずれか1項に記載の太陽光パネル取付金具。
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