JP6358188B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6358188B2
JP6358188B2 JP2015150540A JP2015150540A JP6358188B2 JP 6358188 B2 JP6358188 B2 JP 6358188B2 JP 2015150540 A JP2015150540 A JP 2015150540A JP 2015150540 A JP2015150540 A JP 2015150540A JP 6358188 B2 JP6358188 B2 JP 6358188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
patch image
toner
polarized light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015150540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017032686A (ja
Inventor
渡辺 優
優 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015150540A priority Critical patent/JP6358188B2/ja
Publication of JP2017032686A publication Critical patent/JP2017032686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358188B2 publication Critical patent/JP6358188B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機等に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナー等の現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出する。
ここで、フルカラーの画像を形成することができる画像形成装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色を転写ベルトのような一次転写体上に重ね合わせて、フルカラーの画像を形成するものがある。このような画像形成装置においては、発色性や色の再現性を向上させるために、所定のタイミングで画像濃度を補正する必要がある。
画像濃度を補正する際には、各色の作像ユニットで画像濃度補正用の複数のパッチ画像から構成されるパターン画像を形成し、転写ベルト上に転写する。そして、転写ベルト上に転写された複数のパッチ画像のトナー量を検知して算出し、狙いのトナー量となるよう露光量等を調整することにより行われている。パターン画像は通常、画像濃度を異ならせた複数のパッチ画像から構成されている。具体的には、算出されたトナー量を基に、感光体に照射されるべきレーザー光の露光量、および現像時に現像ローラーに印加する現像バイアス値を調整して、画像濃度を補正することとしている。
パッチ画像を用いた画像形成装置の画像濃度の補正に関する技術が、特開2009−93007号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、決定処理で決定した露光量が、所定の下限露光量から上限露光量までの範囲内に収まらない場合には、決定処理で決定した露光量を同範囲内に収まる値に補正し、且つ、同決定処理で決定した現像バイアス値を同範囲内に収まる露光量に対応する値に補正する補正処理を実施することとしている。
特開2009−93007号公報
上記した特許文献1に開示の技術では、露光量を所定の範囲内の上限値か下限値に固定してから、現像バイアス値で調整することとなる。そうすると、結果的に現像バイアス値のみで画像濃度を調整することとなる。このような構成では、適切に画像濃度を補正することが困難となる。特に二成分現像剤を用いて画像形成を行う場合、現像バイアス値および露光量が共にベタ画像およびハーフ画像に影響を与えるため、好ましくない。
この発明の目的は、適切に画像濃度を補正することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の一の局面においては、画像形成装置は、複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能である。画像形成装置は、作像器と、露光ユニットと、一次転写体と、画像濃度補正部とを備える。作像器は、各色に対応する感光体、および各感光体にトナーを供給する現像ローラーを備える各色の作像ユニットを含む。露光ユニットは、感光体に光を照射する。一次転写体は、一方方向に回転して、それぞれの作像ユニットによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる。画像濃度補正部は、所定のタイミングで作像器によって形成されるトナーによる可視画像の画像濃度を補正する。画像濃度補正部は、パッチ画像形成部と、トナー量検知センサーと、トナー量算出部と、導出部と、設定部とを備える。パッチ画像形成部は、感光体に表面電位を印加し、それぞれ所定の範囲内で、露光ユニットにより照射される光の露光量、および現像ローラーに印加される現像バイアス値を変化させて、ベタのパッチ画像であるベタパッチ画像および中間調のパッチ画像であるハーフパッチ画像を形成する。トナー量検知センサーは、一次転写体上に一次転写されたベタパッチ画像およびハーフパッチ画像のうちのトナーの量に対応する偏光の出力値を検知する。トナー量算出部は、トナー量検知センサーにより検知されたベタパッチ画像およびハーフパッチ画像のトナーの量に対応する偏光の出力値を基に、各色のトナーの量に対応する被覆率を算出する。導出部は、トナー量算出部により算出されたベタパッチ画像およびハーフパッチ画像の被覆率に対応するIDと露光量および現像バイアス値とのそれぞれの関係から、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量と現像バイアス値との関係を導出する。設定部は、導出部により導出された関係に基づいて、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量および現像バイアス値の双方を設定する。トナー量検知センサーは、一次転写体側に光を照射する光源と、光源からの光をP波、S波といった偏光に分ける第一の偏光ユニットと、第一の偏光ユニットによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第一の偏光光入力部と、一次転写体の表面および一次転写体の表面に形成されたトナーによる可視画像からの反射光を入光させてP波、S波といった偏光に分ける第二の偏光ユニットと、第二の偏光ユニットによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第二の偏光光受光部と、第二の偏光ユニットを経由したP波の波長を有する偏光を受光する受光部とを含む。トナー量算出部は、受光部によって受光したトナーによる可視画像からの反射光のうちのP波の波長を有する偏光の出力値をP 、第二の偏光光入力部によって受光したトナーによる可視画像からの反射光のうちのS波の波長を有する偏光の出力値S 、P波の暗電位の出力値をP 、S波の暗電位の出力値をS 、受光部によって受光した一次転写体の表面からの反射光のうちのP波の波長を有する偏光の出力値をPg、第二の偏光光入力部によって受光した一次転写体の表面からの反射光のうちのS波の波長を有する偏光の出力値をSg、(S −S )、(Sg−S )の出力値を補正する係数をKとすると、被覆率=1−((P −P )−(S −S )×K)/((Pg−P )−(Sg−S )×K)の式によってトナーの量に対応する被覆率を算出する。導出部は、yを現像バイアス値、xを露光量として、ベタパッチ画像の被覆率に対応する所定のIDが同じとなる異なる現像バイアス値と露光量との関係から算出される、変数をyおよびxとする第一の一次方程式、およびハーフパッチ画像の被覆率に対応する所定のIDが同じとなる異なる現像バイアス値と露光量との関係から算出される、変数をyおよびxとする第二の一次方程式を導出する。設定部は、第一の一次方程式および第二の一次方程式から導かれる連立方程式を解いて得られる解を、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量および現像バイアス値として設定する。設定部は、露光量および現像バイアス値の双方がそれぞれ、所定の範囲内の上限値および下限値とならないよう、パッチ画像形成部において感光体に印加される表面電位を変更する表面電位変更部を含む。表面電位変更部は、導出部により、ベタパッチ画像およびハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に現像バイアス値が所定の範囲内の上限値となれば、感光体に印加される表面電位を下げて設定する。表面電位変更部は、導出部により、ベタパッチ画像およびハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に露光量が所定の範囲内の上限値となれば、感光体に印加される表面電位を下げて設定する。表面電位変更部は、導出部により、ベタパッチ画像およびハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に現像バイアス値が所定の範囲内の下限値となれば、感光体に印加される表面電位を上げて設定する。表面電位変更部は、導出部により、ベタパッチ画像およびハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に露光量が所定の範囲内の下限値となれば、感光体に印加される表面電位を上げて設定する。
このような画像形成装置によると、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を調整する際の露光量および現像バイアス値の関係を導出する。そして、これらの関係に基づいて、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量および現像バイアス値の双方を設定しているため、より適切な画像濃度の補正を行うことができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 画像形成部の概略的な構成を示す外観図である。 トナー量検知センサーの概略的な構成を示す外観図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 パターン画像を構成する複数のパッチ画像を示す図である。 この発明の一実施形態に係る複合機を用いて、画像濃度を補正する場合の処理の内容を示すフローチャートである。 IDと現像バイアス値との関係を示すグラフである。 IDと露光量との関係を示すグラフである。 露光量と現像バイアス値との関係を示すグラフである。 ハーフパッチ画像の場合における表面電位を変更した場合の露光量と露光後電位との関係を示すグラフである。 ベタパッチ画像の場合における表面電位を変更した場合の露光量と露光後電位との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。図2は、図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。
図1〜図2を参照して、この発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、用紙セット部19と、データを記憶する記憶部としてのハードディスク16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで記録媒体としての用紙をセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙を収納可能な給紙カセット群29を含む。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像データやネットワーク25を介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙に画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙は、排出トレイ30に排出される。ハードディスク16は、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行う。ファクシミリ通信部17は、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う。
なお、複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係る複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成の複合機11と、ネットワーク25を介して複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。
次に、デジタル複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。図3は、この発明の一実施形態に係るデジタル複合機11の概略的な構成を示す断面図である。なお、理解の容易の観点から、図3において、部材のハッチングを省略する。また、図3は、上下方向に延びる平面でデジタル複合機11を切断した場合の断面図である。
図3を参照して、画像形成部15は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各4色に対応する感光体31a、31b、31c、31d、および各感光体31a〜31dにトナーを供給する現像ローラー39a、39b、39c、39dを備える各色の作像ユニット32a、32b、32c、32dを含む作像器33と、感光体31a〜31dに光を照射する露光ユニットとしてのLSU(Laser Scanner Unit)34と、一方方向に回転して、それぞれの作像ユニット32a〜32dによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる一次転写体としての転写ベルト35と、転写ベルト35上に一次転写されたトナーによる可視画像を記録媒体としての用紙に二次転写させる二次転写ローラー(図示せず)と、転写ベルト35上に残存したトナーをブレード等によって除去する転写ベルトクリーニングユニットと37とを備える。LSU34については、一点鎖線で概略的に示している。転写ベルトクリーニングユニット37についても、概略的に示している。
転写ベルト35は、無端状であって、駆動ローラー36b、および従動ローラー36aによって一方方向に回転しながら、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色の作像ユニット32a〜32dにより形成された可視画像を転写される。転写ベルト35の回転方向は、図3中の矢印Dで示される。なお、転写ベルト35の回転方向において、作像ユニット32a〜32dのうち、イエローの作像ユニット32aが最も上流側に配置されており、ブラックの作像ユニット32dが最も下流側に配置されている。また、転写ベルトクリーニングユニット37は、イエローの作像ユニット32aの上流側に配置されている。
転写ベルト35上に転写されたトナーによる可視画像は、搬送されてきた用紙に転写され、図示しない定着ユニットにより用紙に定着される。定着後、用紙はデジタル複合機11外、具体的には、排出トレイ30に排出される。トナーによる可視画像が用紙に転写された後、転写ベルト35上に残存したトナーは、転写ベルトクリーニングユニット37によって除去される。そして、次の画像形成が行われる。
デジタル複合機11は、ブラックの作像ユニット32dのみを用いたモノクロ印刷が可能である。また、デジタル複合機11は、イエローの作像ユニット32a、マゼンタの作像ユニット32b、およびシアンの作像ユニット32cの少なくともいずれか一つを用いたカラー印刷が可能である。
また、デジタル複合機11は、転写ベルト35上に転写されたトナーによる可視画像のうちのトナー量を検知するトナー量検知センサー42を備える。
次に、トナー量検知センサー42の構成について、簡単に説明する。図4は、トナー量検知センサー42の構成を示す概略図である。なお、図3においては、トナー量検知センサー42は、二点鎖線で概略的に示している。
図3および図4を参照して、トナー量検知センサー42は、ブラックの作像ユニット32dの下流側に配置されている。トナー量検知センサー42は、転写ベルト35側に光を照射する光源43と、光源43からの光をP波、S波といった偏光に分ける第一の偏光ユニット44aと、第一の偏光ユニット44aによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第一の偏光光入力部45aと、転写ベルト35の表面38や転写ベルト35の表面38上に形成されたトナーによる可視画像49からの反射光を入光させてP波、S波といった偏光に分ける第二の偏光ユニット44bと、第二の偏光ユニット44bによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第二の偏光光入力部45bと、第二の偏光ユニット44bを経由したP波の波長を有する偏光を受光する受光部46とを備える。
トナー量検知センサー42は、光源43から図4中の矢印Dの方向で回転しており、その表面38にトナーによる可視画像49が形成された転写ベルト35に対して、図4中の矢印Eで示す斜め方向に光47aを照射する。第一の偏光ユニット44aによって分けられたP波の波長を有する偏光47bは、転写ベルト35の表面38に形成されたトナーによる可視画像49に当たって矢印Eで示す方向に反射する。なお、第一の偏光ユニット44aによって分けられたS波の波長を有する偏光47cは、第一の偏光光入力部45aに入力される。反射された光47dは、第二の偏光ユニット44bによって分けられ、P波の波長を有する偏光47eが、受光部46によって受光される。また、第二の偏光ユニット44bによって分けられたS波の波長を有する偏光47fは、第二の偏光光入力部45bに入力される。光源43から照射される光47aの量、受光部46によって受光される偏光47eの量、第一および第二の偏光光入力部45a、45bによって受光した偏光47c、47fの量等から各色のトナー量の代用値としての出力値を算出し、トナー量として検知する。
ここで、具体的なトナー量の算出方法の一例について説明する。トナー量の代替値としてのトナーによる被覆率については、以下の算出方法によって得られる。すなわち、可視画像49から反射されるP波を検出した際の出力をP、可視画像49から反射されるS波を検出した際の出力をS、P波の暗電位をP、S波の暗電位をS、転写ベルト35の表面38から反射されるP波を検出した際の出力をPg、転写ベルト35の表面38から反射されるS波を検出した際の出力をSg、(S−S)、(Sg−S)の出力値を補正する係数をKとすると、以下の算出式によってトナーの被覆率が得られる。なお、P波およびS波はそれぞれ、上記した第一および第二の偏光ユニット44a、44bに分けられる偏光である。
被覆率=1−((P−P)−(S−S)×K)/((Pg−P)−(Sg−S)×K)
次に、制御部12の構成について説明する。図5は、制御部12の構成を示すブロック図である。図5を参照して、制御部12は、画像濃度補正部61を含む。画像濃度補正部61は、所定のタイミングで、作像ユニット32a、32b、32c、32dによって転写ベルト35上に形成されるトナーによる可視画像の画像濃度等を補正する。具体的な所定のタイミングとしては、画像濃度補正部61は、例えば、印字枚数が所定の枚数に達したタイミング、具体的には、画像形成の枚数が1000枚毎のタイミングや、駆動時間が所定の時間に達したタイミング、さらには、環境変化があったタイミング、例えば、温度や湿度が急激に変わったタイミングや複合機11を構成するユニットの一部を交換するタイミングである。画像濃度補正部61は、所定のタイミングで、作像ユニット32a〜32dによって転写ベルト35上に形成される可視画像の濃度、位置、引いては、色ずれを補正する。
画像濃度補正部61は、パッチ画像形成部62と、トナー量算出部63と、導出部64と、設定部65とを備える。
パッチ画像形成部62は、各色の画像濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像を形成して、画像濃度を補正する。パッチ画像形成部62は、感光体31a〜31dに表面電位を印加し、それぞれ所定の範囲内で、LSU34により照射される光の露光量、および現像ローラー39a〜39dに印加される現像バイアス値(以下、「Vdc」と略す場合がある。)を変化させて、ベタのパッチ画像であるベタパッチ画像および中間調のパッチ画像であるハーフパッチ画像を形成する。トナー量算出部63は、上記したように、トナー量検知センサー42により検知されたベタパッチ画像およびハーフパッチ画像のトナー量を基に、各色のトナー量を算出する。導出部64は、トナー量算出部63により算出されたベタパッチ画像のトナー量と露光量および現像バイアス値とのそれぞれの関係から、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量と現像バイアス値との関係を導出する。設定部65は、導出部64により導出された関係に基づいて、ベタパッチ画像の画像濃度、およびハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の露光量および現像バイアス値の双方を設定する。設定部65は、表面電位変更部66を含む。表面電位変更部66は、露光量および現像バイアス値の双方がそれぞれ、所定の範囲内の上限値および下限値とならないよう、パッチ画像形成部62において感光体31a〜31dに印加される表面電位を変更する。
ここで、パッチ画像形成部62により形成されるパッチ画像の一例について説明する。図6は、複数のパッチ画像の一例を示す図である。
図6を参照して、転写ベルト35の表面38には、8つのパッチ画像51a、51b、51c、51d、51d、51e、51f、51g、51hから構成されるパターン画像52が形成されている。8つのパッチ画像51a〜51hは、パッチ画像形成部62により形成されている。具体的には、パッチ画像51aは、ブラックのベタパッチ画像51aであり、パッチ画像51bは、ブラックのハーフパッチ画像51bである。パッチ画像51cは、マゼンタのベタパッチ画像51cであり、パッチ画像51dは、マゼンタのハーフパッチ画像51dである。パッチ画像51eは、シアンのベタパッチ画像51eであり、パッチ画像51fは、シアンのハーフパッチ画像51fである。パッチ画像51gは、イエローのベタパッチ画像51gであり、パッチ画像51hは、イエローのハーフパッチ画像51hである。ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gについては、画像濃度が100%となるよう構成された画像である。また、ハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hは、画像濃度が25%の中間調となるよう構成された画像である。これら8つのパッチ画像51a〜51hから構成されるパターン画像52を、トナー量検知センサー42で検知可能な位置に形成する。
次に、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、画像濃度を補正する場合について説明する。図7は、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、画像濃度を補正する場合の処理の内容を示すフローチャートである。
図7を参照して、複合機11は、上記した所定のタイミングに達したこと、例えば、画像形成の枚数が1000枚となったことを検知する(図6において、ステップS11において、YES、以下、「ステップ」を省略する)。そうすると、画像濃度の補正を開始する。
この場合、露光量、およびVdcをそれぞれ3水準に振って、図6に示すようなそれぞれのパターン画像52を形成する(S12)。露光量の3水準としては、例えば、70%、100%、130%が選択される。ここで、露光量100%とは、基準となる光量である。また、Vdcの3水準としては、200V、300V、400Vが選択される。パターン画像52については、合計9つが形成されることになる。9つのそれぞれの条件および後述する画像濃度の詳細については、表1に示している。表1においては、表面電位も示している。表面電位は、Vdcに基準となる150Vを足し合わせた値である。
また、この場合、露光量の下限値としては、70%である。露光量の上限値としては、130%である。Vdcの下限値としては、200Vである。Vdcの上限値としては、400Vである。これらの下限値および上限値については、複合機11で使用している高圧電源の仕様やLD性能や画像へ与える影響を考慮して設定されている。
Figure 0006358188
次に、形成したベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hのトナー量を算出する(S13)。この場合、上記したように、トナー量検知センサー42を用いてトナー量を検知する。そして、検知したトナー量に基づき、トナー量算出部63は、ID(Image Density)の形式で算出する。
その後、導出部64は、トナー量算出部63により算出されたベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hのトナー量と露光量および現像バイアス値とのそれぞれの関係から、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの画像濃度、およびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの画像濃度を補正する際の露光量と現像バイアス値との関係を導出する(S14)。この場合、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの双方から関係を導出する。
図8は、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gを基準とした場合の露光量とVdcとの関係を示すグラフである。図8において、縦軸は、IDを示し、横軸は、Vdcを示す。線55aは、露光量70%、線55bは、露光量100%、線55cは、露光量130%の場合である。点線54aで、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの目標の画像濃度となるID=1.3を示している。図8を参照して、ID=1.3となる3つの水準の露光量とVdcとの関係から、以下の一次方程式(1)が算出される。ここで、yは、Vdcを示し、xは、露光量を示す。
y=−3.3333x+533.33…(1)
図9は、ハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hを基準とした場合の露光量とVdcとの関係を示すグラフである。図9において、縦軸は、IDを示し、横軸は、露光量を示す。線56aは、Vdc400V、線56bは、Vdc300V、線56cは、Vdc200Vの場合である。点線54bで、ハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの目標の画像濃度となるID=0.6を示している。図9を参照して、ID=0.6となる3つの水準の露光量とVdcとの関係から、以下の一次方程式(2)が算出される。ここで、yは、Vdcを示し、xは、露光量を示す。
y=−6.6667x+866.67…(2)
次に、設定部65は、導出部64により導出された関係に基づいて、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの画像濃度、およびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの画像濃度を補正する際の露光量およびVdcの双方を設定する。具体的には、これら二つの一次方程式(1)、(2)から連立方程式を解く。このようにして、設定部66は、適正な露光量およびVdcの双方を設定する(S15)。
図10は、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51g、およびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hにおけるVdcと露光量との関係を示すグラフである。図10において、縦軸は、Vdcを示し、横軸は、露光量を示す。線57aは、一次方程式(1)を示し、線57bは、一次方程式(2)を示す。
図10を参照して、線57aと線57bとの交点が、適切なVdcおよび露光量を示すこととなる。すなわち、この場合、Vdcとして300V、露光量として100%が適切な値として設定される。そして、設定された露光量およびVdcで画像濃度を補正する(S16)。
このような複合機11によると、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの画像濃度、およびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの画像濃度を調整する際の露光量および現像バイアス値の関係を導出する。そして、これらの関係に基づいて、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの画像濃度、およびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの画像濃度を補正する際の露光量および現像バイアス値の双方を設定しているため、より適切な画像濃度の補正を行うことができる。
なお、設定されるべき露光量および現像バイアス値の双方がそれぞれ、所定の範囲内の上限値および下限値となる場合には、表面電位変更部66により表面電位を変更して、露光量および現像バイアス値の双方がそれぞれ、所定の範囲内の上限値および下限値とならないようにしてもよい。
図11は、ハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの場合における表面電位を変更した場合の露光量と露光後電位との関係を示すグラフである。図11において、縦軸は、露光後電位(V)を示し、横軸は、露光量を示す。線58aは、表面電位350V、線58bは、表面電位450V、線58cは、表面電位550Vの場合である。
また、図12は、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gの場合における表面電位を変更した場合の露光量と露光後電位との関係を示すグラフである。図12において、縦軸は、露光後電位(V)を示し、横軸は、露光量を示す。線59aは、表面電位350V、線59bは、表面電位450V、線59cは、表面電位550Vの場合である。
図11および図12を参照して、表面電位が高い方が、露光後の電位が高い傾向にある。したがって、表面電位変更部66は、導出部64により、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの少なくともいずれか一方を形成する際に現像バイアス値が所定の範囲内の上限値となれば、感光体31a〜31dに印加される表面電位を下げて設定する。具体的には、印加される表面電位について、基準となるVdc+150Vに対して、Vdc+100Vとする。また、表面電位変更部66は、導出部64により、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの少なくともいずれか一方を形成する際に露光量が所定の範囲内の上限値となれば、感光体31a〜31dに印加される表面電位を下げて設定する。
一方、表面電位変更部66は、導出部64により、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの少なくともいずれか一方を形成する際に現像バイアス値が所定の範囲内の下限値となれば、感光体に印加される表面電位を上げて設定する。具体的には、印加される表面電位について、基準となるVdc+150Vに対して、Vdc+200Vとする。また、表面電位変更部は、導出部により、ベタパッチ画像51a、51c、51e、51gおよびハーフパッチ画像51b、51d、51f、51hの少なくともいずれか一方を形成する際に露光量が所定の範囲内の下限値となれば、感光体に印加される表面電位を上げて設定する。
なお、上記の実施の形態においては、3水準のものを3つで合計9つの条件でパッチ画像を形成することとしたが、これに限らず、例えば、2水準のものを2つで合計4つの条件でパッチ画像を形成することにしてもよい。もちろん、4水準以上のものを利用してもよい。
また、上記の実施の形態において、露光量および現像バイアス値の設定を行ってから、画像濃度の補正をリトライしてもよいし、次回の補正時に設定された露光量および現像バイアス値を反映させるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態において、ハーフパッチ画像の画像濃度を25%としたが、これに限らず、例えば、30%や45%の画像濃度をハーフパッチ画像として設定してもよい。
また、複数のパッチ画像を構成するパターン画像について、一方方向に一列に形成することとしたが、これに限らず、例えば、トナー量検知センサーが主走査方向に複数設けられている場合には、トナー量検知センサーが設けられている主走査方向の位置に対して、複数の列に亘ってパターン画像を形成し、画像濃度を補正することにしてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、適切な画像濃度の補正が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31a,31b,31c,31d 感光体、32a,32b,32c,32d 作像ユニット、33 作像器、34 LSU、35 転写ベルト、36a 従動ローラー、36b 駆動ローラー、37 転写ベルトクリーニングユニット、38 表面、39a,39b,39c,39d 現像ローラー、42 トナー量検知センサー、43 光源、44a,44b 偏光ユニット、45a,45b 偏光光入力部、46 受光部、47a,47d 光、47b,47c,47e,47f、 偏光、49 可視画像、51a,51b,51c,51d,51e,51f,51g,51h パッチ画像、52 パターン画像、54a,54b,55a,55b,55c,56a,56b,56c,57a,57b,58a,58b,58c,59a,59b,59c 線、61 画像濃度補正部、62 パッチ画像形成部、63 トナー量測定部、64 導出部、65 設定部、66 表面電位変更部。

Claims (1)

  1. 複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能な画像形成装置であって、
    各色に対応する感光体、および各前記感光体にトナーを供給する現像ローラーを備える各色の作像ユニットを含む作像器と、
    前記感光体に光を照射する露光ユニットと、
    一方方向に回転して、それぞれの前記作像ユニットによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる一次転写体と、
    所定のタイミングで前記作像器によって形成される前記トナーによる可視画像の画像濃度を補正する画像濃度補正部とを備え、
    前記画像濃度補正部は、
    前記感光体に表面電位を印加し、それぞれ所定の範囲内で、前記露光ユニットにより照射される光の露光量、および現像ローラーに印加される現像バイアス値を変化させて、ベタのパッチ画像であるベタパッチ画像および中間調のパッチ画像であるハーフパッチ画像を形成するパッチ画像形成部と、
    前記一次転写体上に一次転写された前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像のうちの前記トナーの量に対応する偏光の出力値を検知するトナー量検知センサーと、
    前記トナー量検知センサーにより検知された前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の前記トナーの量に対応する前記偏光の出力値を基に、各色の前記トナーの量に対応する被覆率を算出するトナー量算出部と、
    前記トナー量算出部により算出された前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の前記被覆率に対応するIDと前記露光量および前記現像バイアス値とのそれぞれの関係から、前記ベタパッチ画像の画像濃度、および前記ハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の前記露光量と前記現像バイアス値との関係を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された前記関係に基づいて、前記ベタパッチ画像の画像濃度、および前記ハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の前記露光量および前記現像バイアス値の双方を設定する設定部とを備え
    前記トナー量検知センサーは、前記一次転写体側に光を照射する光源と、前記光源からの光をP波、S波といった偏光に分ける第一の偏光ユニットと、前記第一の偏光ユニットによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第一の偏光光入力部と、前記一次転写体の表面および前記一次転写体の表面に形成された前記トナーによる可視画像からの反射光を入光させてP波、S波といった偏光に分ける第二の偏光ユニットと、前記第二の偏光ユニットによって分けられたS波の波長を有する偏光を受光する第二の偏光光受光部と、前記第二の偏光ユニットを経由したP波の波長を有する偏光を受光する受光部とを含み、
    前記トナー量算出部は、前記受光部によって受光した前記トナーによる可視画像からの反射光のうちのP波の波長を有する偏光の出力値をP 、前記第二の偏光光入力部によって受光した前記トナーによる可視画像からの反射光のうちのS波の波長を有する偏光の出力値S 、P波の暗電位の出力値をP 、S波の暗電位の出力値をS 、前記受光部によって受光した前記一次転写体の表面からの反射光のうちのP波の波長を有する偏光の出力値をPg、前記第二の偏光光入力部によって受光した前記一次転写体の表面からの反射光のうちのS波の波長を有する偏光の出力値をSg、(S −S )、(Sg−S )の出力値を補正する係数をKとすると、
    被覆率=1−((P −P )−(S −S )×K)/((Pg−P )−(Sg−S )×K)
    の式によって前記トナーの量に対応する前記被覆率を算出し、
    前記導出部は、yを現像バイアス値、xを露光量として、
    前記ベタパッチ画像の前記被覆率に対応する所定の前記IDが同じとなる異なる前記現像バイアス値と前記露光量との関係から算出される、変数を前記yおよび前記xとする第一の一次方程式、および前記ハーフパッチ画像の前記被覆率に対応する所定の前記IDが同じとなる異なる前記現像バイアス値と前記露光量との関係から算出される、変数を前記yおよび前記xとする第二の一次方程式を導出し、
    前記設定部は、前記第一の一次方程式および前記第二の一次方程式から導かれる連立方程式を解いて得られる解を、前記ベタパッチ画像の画像濃度、および前記ハーフパッチ画像の画像濃度を補正する際の前記露光量および前記現像バイアス値として設定し、
    前記設定部は、前記露光量および前記現像バイアス値の双方がそれぞれ、前記所定の範囲内の上限値および下限値とならないよう、前記パッチ画像形成部において前記感光体に印加される前記表面電位を変更する表面電位変更部を含み、
    前記表面電位変更部は、前記導出部により、前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に前記現像バイアス値が前記所定の範囲内の上限値となれば、前記感光体に印加される前記表面電位を下げて設定し、
    前記表面電位変更部は、前記導出部により、前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に前記露光量が前記所定の範囲内の上限値となれば、前記感光体に印加される前記表面電位を下げて設定し、
    前記表面電位変更部は、前記導出部により、前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に前記現像バイアス値が前記所定の範囲内の下限値となれば、前記感光体に印加される前記表面電位を上げて設定し、
    前記表面電位変更部は、前記導出部により、前記ベタパッチ画像および前記ハーフパッチ画像の少なくともいずれか一方を形成する際に前記露光量が前記所定の範囲内の下限値となれば、前記感光体に印加される前記表面電位を上げて設定する、画像形成装置。
JP2015150540A 2015-07-30 2015-07-30 画像形成装置 Expired - Fee Related JP6358188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150540A JP6358188B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015150540A JP6358188B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017032686A JP2017032686A (ja) 2017-02-09
JP6358188B2 true JP6358188B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=57986034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015150540A Expired - Fee Related JP6358188B2 (ja) 2015-07-30 2015-07-30 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6358188B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026970A (ja) * 1988-11-14 1990-01-11 Fuji Xerox Co Ltd 電子複写機の制御方法
JPH04110865A (ja) * 1990-08-30 1992-04-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の画質制御方法
JP2002214859A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Seiko Epson Corp 画像形成装置および画像形成方法
KR101292556B1 (ko) * 2008-09-12 2013-08-12 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 이의 인쇄 제어방법
JP2014119665A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017032686A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5803268B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
JP5257602B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007199211A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP6432187B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2008139856A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2007006204A (ja) 画像形成装置
JP5092514B2 (ja) 画像形成装置
JPH11231736A (ja) 画像形成装置
JP2005275128A (ja) 画像補正方法及び画像形成装置
JP6358188B2 (ja) 画像形成装置
JP2016085319A (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の色ずれ補正方法
JP2008114481A (ja) 制御装置、画像形成装置、画像形成システム、校正方法、及びプログラム
JP6663139B2 (ja) 画像形成装置
JP2010262243A (ja) 画像形成装置
JP5803599B2 (ja) 画像形成装置
JP2011085646A (ja) 画像形成装置
JP2000267517A (ja) 画像形成装置及び画像安定化動作実施方法
JP5222623B2 (ja) 画像形成装置
JP2020052166A (ja) 画像形成装置
US11882257B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling image forming apparatus comprising a scanner and processor to generate a first combined image that includes an image of a document and a reading direction image that indicates a reading direction of the scanner and has a shape indicating the reading mode
JP4404039B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP6260200B2 (ja) 画像形成装置及び画像ずれ補正方法
JP3550331B2 (ja) 画像形成装置
JP5751009B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびコンピュータープログラム
JP5842401B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees