JP5842401B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、環境(温度、湿度など)の変化や装置自体の経時変化によって画質が変動することが知られており、このような画質の変動を抑制するための対策が講じられている。例えば、特許文献1には、テストパッチを形成してその濃度を検出し、検出結果に基づいて階調補正データを決定する画像形成装置が記載されている。また、特許文献2には、濃度コントロールに伴う階調変動を電位を制御することによって補償するようにしたデジタル画像形成法が記載されている。
特開平1−261669号公報 特開平3−271758号公報
本発明の目的は、電位制御による階調の再現性を向上させることにある。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体を第1の電位になるように帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電させられた感光体を第2の電位になるように露光して潜像を形成する露光手段と、前記第2の電位に対する電位差であって前記第1の電位と前記第2の電位の電位差よりも小さい電位差である現像コントラストによって、前記露光手段により露光された感光体にトナーを付着させて前記潜像を現像する現像手段とを少なくとも有し、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段と、あらかじめ決められた目標濃度になるように設定された試験画像を前記画像形成手段に形成させる試験手段と、前記試験手段により形成させられた前記試験画像の濃度を検出する検出手段と、前記試験画像が形成されたときの前記第2の電位と、前記感光体の残留電位とを特定する特定手段と、前記検出手段により前記試験画像が検出されたときに、当該試験画像の濃度により表される階調特性と、前記特定手段により特定された前記第2の電位と前記残留電位の差分とを関連付けて履歴として記録する記録手段と、前記検出手段により検出された前記試験画像の濃度に基づいて、前記第1の電位、前記第2の電位及び前記現像コントラストを調整する電位調整手段とを備え、前記電位調整手段は、前記検出手段により検出された前記試験画像の濃度と前記目標濃度との差分に基づいて前記現像コントラストを決定し、前記記録手段により当該試験画像より前に記録された他の試験画像の前記履歴を参照し、目標とする階調特性に応じた前記第2の電位を決定し、当該決定された前記現像コントラスト及び前記第2の電位に応じて前記第1の電位を決定する構成を有する。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記検出手段による検出結果に応じて変化する階調補正処理を含む画像処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、前記検出手段により前記試験画像の濃度が検出された場合に、前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とをその検出結果を用いて実行できるか否かを判定する判定手段とを備え、前記検出手段による検出結果を用いて前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とを実行できないと前記判定手段により判定された場合に、前記画像処理手段は当該階調補正処理を実行せず、前記電位調整手段は前記履歴に基づいて前記第2の電位を決定し、前記検出手段による検出結果を用いて前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とを実行できると前記判定手段により判定された場合に、前記画像処理手段は当該階調補正処理を実行し、前記電位調整手段は前記第2の電位としてあらかじめ決められた電位を適用する構成を有する。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記検出手段による検出結果に応じて変化する階調補正処理を含む画像処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、当該画像形成装置の動作の態様として第1の態様と第2の態様のいずれかを選択する選択手段とを備え、前記選択手段により前記第1の態様が選択された場合に、前記画像処理手段は前記階調補正処理を実行せず、前記電位調整手段は前記履歴に基づいて前記第2の電位を決定し、前記選択手段により前記第2の態様が選択された場合に、前記画像処理手段は前記階調補正処理を実行し、前記電位調整手段は前記第2の電位としてあらかじめ決められた電位を適用する構成を有する。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の構成において、前記特定手段は、前記感光体の使用状況及び当該画像形成装置の環境の少なくともいずれかを用いて、前記第2の電位及び前記残留電位を推定により特定する構成を有する。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の構成において、前記試験画像は、前記目標濃度が異なる2以上の領域を含み、前記記録手段は、前記検出手段により検出された前記領域の濃度の比率を前記階調特性として記録する構成を有する。
請求項1の構成によれば、第2の電位を履歴に基づいて決定しない場合に比べ、電位制御による階調の再現性を向上させることが可能である。
請求項2の構成によれば、検出手段による検出結果が反映されていない階調補正処理を実行しないようにすることが可能である。
請求項3の構成によれば、階調補正処理による画質の調整と第2の電位の制御による画質の調整とを選択的に実行することが可能である。
請求項4の構成によれば、第2の電位及び残留電位を実測しないで済む。
請求項5の構成によれば、複数の領域の濃度をそのまま記録する場合に比べ、履歴の参照を容易にすることが可能である。
画像形成装置の機能的構成を示すブロック図 画像形成手段において適用される電位条件を説明するための模式図 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図 画像形成部の構成の一例を示す図 画像形成装置が実行するセットアップ処理を示すフローチャート 電位条件の変化を示す模式図 第1の電位条件と第2の電位条件のそれぞれの場合における画像の階調特性を示す図 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態である画像形成装置10の機能的構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、電子写真方式のプリンタであり、画像処理手段11と、画像形成手段12と、試験手段13と、検出手段14と、特定手段15と、記録手段16と、電位調整手段17と、選択手段18とを備える。なお、画像形成装置10は、プリンタの機能だけでなく、ファクシミリ通信やスキャナの機能を兼備してもよい。
画像処理手段11は、原稿の画像を表す画像データを取得し、取得した画像データに対して画像処理を実行する手段である。画像処理手段11が実行する画像処理は、周知の画像処理を含んでよいが、後述するセットアップの結果に応じて変化する階調補正処理を少なくとも含む。階調補正処理は、画像データの階調特性を補正するための処理であり、例えば、ルックアップテーブル(LUT)を適用することによって実現される。画像データは、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色に分版され、各画素を8ビット(256階調)で表現したデータである。ただし、画像データは、モノクロの画像を表すものであってもよいし、256階調よりも多い(又は少ない)階調数であってもよい。
画像形成手段12は、画像データに応じた画像を形成する手段である。画像形成手段12は、感光体と、感光体を帯電させる帯電手段と、感光体を露光して潜像(静電潜像)を形成する露光手段と、感光体にトナーを付着させて現像する現像手段とを少なくとも有し、帯電、露光、現像、定着、除電といった電子写真方式の一般的な工程によって、用紙に画像を形成する。画像形成手段12は、単色のトナーによってモノクロの画像を形成する手段であってもよいし、複数のトナーによってカラーの画像を形成する手段であってもよい。さらに、画像形成手段12は、後述する中間転写方式に限らず、中間転写ベルトなどの中間転写体を介さずに、用紙にトナーを直接転写する方式であってもよい。
図2は、画像形成手段12において適用される電位条件を説明するための模式図である。同図において、VHは、帯電手段により帯電させられた感光体の表面電位(以下「帯電電位」という。)に相当し、本発明における第1の電位に相当する。また、VLは、帯電手段により帯電させられた感光体の表面が露光手段によって露光された場合の表面電位(以下「露光電位」という。)に相当し、本発明における第2の電位に相当する。VLは、感光体の表面に照射した光の光量に応じて定まり、光量が多いほど後述するRP(残留電位)に近付く。
RPは、残留電位(residual potential)を表す。ここにおいて、残留電位とは、感光体の表面電位の下限値をいい、除電後にも残留する電位のことである。感光体の表面電位は、除電時に露光量をいくら増加させても、残留電位に収束し、これより減衰することはない。ただし、残留電位は、感光体の使用に応じて経時的に変化する場合がある。
Vdeveは、現像コントラストを表す。また、Vbiasは、現像手段側の電位(以下「現像バイアス電位」という。)を表す。現像コントラストは、VbiasとVLの差分に相当する電位差である。現像手段により供給されるトナーは、この現像コントラストによって感光体へと移動し、感光体のうちの露光された部分(すなわち表面電位がVLの部分)に付着する。なお、現像コントラストは、VHとVLの差分よりは小さく、具体的にはVdeveとVcf(>0)の和(Vdeve+Vcf)がVHとVLの差(VH−VL)と等しくなるように定められている。Vcfを設ける理由は、VdeveがVH−VLに近いと、感光体の表面の本来トナーが付着すべきでない部分(すなわち露光されていない部分)にもトナーが付着してしまう可能性が高まるからである。
試験手段13は、あらかじめ決められた目標濃度になるように設定された試験画像を画像形成手段12に形成させる手段である。試験手段13は、あらかじめ決められたタイミング(数時間に1回、1日に1回など)や、ユーザによって指定されたタイミングに試験画像が形成されるよう、画像形成手段12を制御する。ここにおいて、濃度とは、反射濃度のことであり、その値が大きいほど色が濃いこと(トナーの色そのものに近いこと)を表す。
また、試験画像は、複数の目標濃度を段階的に示すように形成される画像であり、例えば、それぞれの目標濃度の領域が正方形又は長方形の小片状(パッチ状)に形成される画像である。試験画像の目標濃度は、例えば、画像の濃度の最小値から最大値までを3等分し、それぞれの値域に1つずつ設定される、といったように、互いの濃度の間隔が大きく(かつ等しく)なるように設定されていると望ましい。なお、試験画像の目標濃度は、いくつ設定されていてもよいが、本実施形態においては各色につき3種類であるとする。以下においては、これら3種類の目標濃度について、濃度が最も高いものを「高濃度」、中間の濃度のものを「中濃度」、濃度が最も低いものを「低濃度」ともいう。
検出手段14は、試験手段13により形成させられた試験画像の濃度をそれぞれ検出する手段である。検出手段14は、例えば、感光体や中間転写ベルトに形成された試験画像の濃度を検出する手段であるが、その他の位置(例えば、用紙上)で濃度を検出するものであってもよい。すなわち、検出手段14が濃度を検出する試験画像は、用紙に転写される前のものであってもよいし、用紙に転写された後のものであってもよい。なお、検出手段14としては、正反射光を検出するセンサと拡散反射光を検出するセンサのいずれを用いてもよい。センサの出力値は、濃度と相関を有していればよく、濃度が高いほど大きくある値でもよいし、濃度が濃度が低いほど大きくなる値でもよい。
特定手段15は、試験画像が形成されたときの露光電位と残留電位を特定する手段である。特定手段15は、感光体の表面電位を直接計測することによって露光電位と残留電位を特定してもよいが、画像形成装置10の使用状況及び環境の少なくともいずれかを用いて、推定によって特定してもよい。
記録手段16は、試験手段13が試験画像を形成させ、検出手段14がこれを検出したときに、当該試験画像の濃度により表される画像形成装置10の階調特性と、特定手段15により特定された露光電位と残留電位の差分(VL−RP)とを関連付け、これを履歴として記録する手段である。記録手段16は、画像形成装置10の階調特性として、検出手段14により検出された試験画像の濃度そのものを記録してもよいが、代替的な別のデータに変換してから記録してもよい。
電位調整手段17は、検出手段14により検出された試験画像の濃度に基づいて、帯電電位、露光電位及び現像コントラストを調整し、画質を制御する手段である。すなわち、電位調整手段17は、帯電手段における帯電電位と、露光手段における露光電位と、現像手段における現像バイアス電位とを決定する。なお、現像コントラストは、露光電位と現像バイアス電位が定まれば、そこから一意的に定まる。
電位調整手段17は、第1の画質調整を少なくとも実行し、第2の画質調整を必要に応じて実行する。ここにおいて、第1の画質調整は、現像コントラストを調整することによる画質調整のことであり、第2の画質調整は、露光電位(より具体的には、露光電位と残留電位の差分)を調整することによる画質調整のことである。第1の画質調整は、高濃度領域の画質調整により適しており、特に、画像形成装置10における濃度の最大値の調整に適している。一方、第2の画質調整は、第1の画質調整よりも中・低濃度領域の画質調整により適している。
電位調整手段17による第1の画質調整は、高濃度の試験画像の実際の濃度(すなわち検出された濃度)とその目標濃度との差分に基づいて実行される。一方、電位調整手段17による第2の画質調整は、記録手段16により記録された履歴に基づいて実行される。ルックアップテーブルを用いた階調補正処理は、電位調整手段17による第2の画質調整に代替し得るものである。
選択手段18は、画像形成装置10の動作の態様を選択する手段である。画像形成装置10の動作の態様は、第1の態様と第2の態様を少なくとも含む。第1の態様は、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理に代えて露光電位の調整によって第2の画質調整を実現する態様である。一方、第2の態様は、露光電位の調整に代えてルックアップテーブルを用いた階調補正処理によって画質調整を実現する態様である。選択手段18は、例えば、ユーザの操作を受け付けることにより、第1の態様と第2の態様のいずれかを選択する。なお、選択手段18において選択されるべき動作の態様は、外部装置を介して指定されてもよい。
図3は、上記の機能的構成を有する画像形成装置10を実現するための具体的なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置10の構成は、制御装置100と、画像出力装置200とに大別される。制御装置100及び画像出力装置200は、情報の授受が行えるように互いに電気的に接続されている。
制御装置100は、画像形成装置10の全体的な動作を管理及び制御する手段である。制御装置100は、より詳細には、制御部110と、通信部120と、画像処理部130と、UI(User Interface)部140とを少なくとも備える。
制御部110は、他の構成間における情報の授受を制御する手段である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置やメモリによって構成される。通信部120は、外部装置とデータを送受信する手段である。ここでいう外部装置は、画像データを画像形成装置10に送信したり、画像形成装置10に画像形成を指示したりするための装置であり、画像を読み取る画像読取装置(フラットベッドスキャナなど)や、通信手段を介して接続されたクライアント装置(パーソナルコンピュータなど)である。画像処理部130は、画像データに対して画像処理を実行する手段であり、画像処理手段11の一例に相当するものである。画像処理部130は、制御部110とは独立したASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの集積回路によって構成されてもよいが、制御部110の一機能であってもよい。また、画像処理部130は、VRAM(Video Random Access Memory)などの画像データを記憶する手段を備えている。
画像処理部130が実行する画像処理は、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理を含む。このルックアップテーブルは、画像データの階調値を入力値及び出力値とし、特定の入力値に対して特定の出力値を対応付けたデータの集合である。ルックアップテーブルの入力値と出力値の対応関係は、画像出力装置200の特性(個体差、経時変化など)によって定まる。ルックアップテーブルが変化すると、階調補正処理後の画像の色調(トーン)も変化する。
また、画像処理部130が実行する画像処理は、さまざまな形式で入力された画像データをビットマップ形式の画像データに変換するデータ変換処理、画像データの濃淡をユーザの好みに応じて調整する濃度調整処理、画像出力装置200に応じたスクリーンを適用して画像データを網点で表される情報に変換するスクリーン処理などを含み得る。ここにおいて、濃度調整処理は、画像データの濃度を階調によらず一律に調整する点において、(濃淡を階調値毎に調整できる)階調補正処理と異なるものである。
UI部140は、ユーザに情報を提示するとともに、ユーザの操作を受け付ける手段である。UI部140は、例えば、タッチスクリーンを備えた表示装置や各種のボタンを含んで構成される。なお、UI部140は、スピーカを備えることにより、情報を視覚的にだけでなく聴覚的に提示してもよいし、情報を提示する手段又は操作を受け付ける手段の一方のみを備える構成であってもよい。UI部140は、選択手段18の一例に相当するものである。
画像出力装置200は、制御装置100を介して供給された画像データに応じた画像を出力する手段である。ここでいう出力は、画像をユーザが視認できるように可視化することであり、画像を用紙に形成することに相当する。ここにおいて、用紙は、画像が転写及び形成される媒体の一例である。画像出力装置200は、より詳細には、制御部210と、記憶部220と、画像形成部230とを備える。
制御部210は、画像出力装置200の動作を制御する手段である。制御部210は、CPUなどの演算処理装置やメモリによって構成される。制御部210は、試験手段13、特定手段15、記録手段16及び電位調整手段17の一例に相当するものである。記憶部220は、データを記憶する手段である。記憶部220は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの記憶媒体によって構成される。記憶部220は、制御装置100から供給された画像データを一時的に記憶するための領域を有するほかに、後述する履歴を記憶するための領域を有してもよい。画像形成部230は、画像を形成する手段である。画像形成部230は、画像形成手段12の一例に相当するとともに、本実施形態においては検出手段14の一例に相当する構成を含んでいる。
図4は、画像形成部230の構成の一例を示す図である。同図に例示する画像形成部230は、いわゆる中間転写方式によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて画像を形成するものである。画像形成部230は、トナーカートリッジ231Y、231M、231C、231Kと、転写ユニット232Y、232M、232C、232Kと、露光装置233と、中間転写ベルト234と、複数の支持ロール235と、二次転写ロール236と、複数の搬送ロール237と、定着装置238と、濃度センサ239とを備える。
なお、図4に示す構成要素のうち、符号の末尾にアルファベット(Y、M、C又はK)を付したものは、当該構成要素が上記4色のいずれかに対応するものであることを示している。これらの構成要素は、使用するトナーの色が異なるものの、主要な構成や機能は共通している。そこで、以下においては、これらの構成要素の説明において、互いを区別する必要がない場合には、「トナーカートリッジ231」や「転写ユニット232」というように、符号の末尾を省略してこれらを総称するものとする。
トナーカートリッジ231は、各色のトナーを収容し、これを必要に応じて転写ユニット232の現像器に供給する手段である。転写ユニット232は、感光体、帯電器、現像器、一次転写ロールなどを備え、各色のトナー像を中間転写ベルト234に転写する手段である。露光装置233は、感光体の一部を決められた電位(露光電位)になるような光量で露光して潜像を形成する手段である。
中間転写ベルト234は、転写ユニット232によって転写されたトナー像を保持する手段である。中間転写ベルト234は、複数の支持ロール235により支持されて図中の矢印A1が示す方向に周回しながら移動する。二次転写ロール236は、中間転写ベルト234に転写されたトナー像を用紙に転写する手段である。搬送ロール237は、用紙を図中の破線の矢印A2に沿った経路で搬送する手段である。定着装置238は、二次転写ロール236によりトナー像が転写された用紙を加熱及び加圧することによって、トナー像を用紙に定着させる手段である。
濃度センサ239は、中間転写ベルト234に形成されている試験画像を光学的に読み取り、その濃度を検出する手段である。すなわち、濃度センサ239は、検出手段14の一例に相当するものである。濃度センサ239は、読み取った試験画像の濃度を示す濃度情報を制御部210に供給する。ここでいう濃度は、例えば、トナー像を読み取った場合の濃度と中間転写ベルト234のトナー像が形成されていない部分を読み取った場合の濃度の比率や、トナー像に対して照射した光とその反射光の比率によって定まる。
なお、画像形成装置10は、中間転写ベルト234に形成された試験画像を濃度センサ239によって読み取る構成に代えて、用紙に形成された試験画像を画像読取装置によって読み取る構成を有してもよいし、各色の感光体に形成された試験画像を読み取る構成を有してもよい。ただし、感光体上の試験画像を読み取る場合には、センサが色数分必要である。
画像形成装置10の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、画像形成装置10は、外部装置から供給された画像データに対して画像処理を実行し、用紙に画像を形成する。また、画像形成装置10は、時間の経過に伴い、画像形成装置10を好適な状態で使用できるようにするためのセットアップ処理を適当なタイミングで実行する。このセットアップ処理には、試験画像を形成し、試験画像の検出結果に応じた処理(露光電位又はルックアップテーブルの変更)が含まれる。セットアップ処理は、画像形成装置10により形成された試験画像の実際の濃度と目標濃度とに無視できない違いがある場合に、その違いが少なくなるように(理想的には、違いがなくなるように)画質を調整する処理である。例えば、セットアップ処理は、ルックアップテーブルの入力値と出力値の対応関係を変化させる。
画像形成装置10は、その動作モードとして、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理を実行しない第1の動作モードと、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理を実行する第2の動作モードとを有し、これらのいずれかのモードによって動作する。第1の動作モードは、上述した第1の態様を実現するための動作モードであり、第2の動作モードは、上述した第2の態様を実現するための動作モードである。
第1の動作モードにおいて、画像形成装置10は、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理を実行せずに第2の画質調整を実行し、露光電位を調整する。また、第2の動作モードにおいて、画像形成装置10は、第2の画質調整による露光電位の調整を実行せずに、ルックアップテーブルを用いた階調補正処理を実行する。なお、画像形成装置10は、第1の画質調整については、第1の動作モードと第2の動作モードのいずれにおいても実行する。
図5は、画像形成装置10が実行するセットアップ処理を示すフローチャートである。このセットアップ処理は、まず、制御部210が画像形成部230に試験画像の形成を指示することによって開始される(ステップS1)。画像形成部230は、制御部210からの指示に応じて試験画像を形成する(ステップS2)。これに合わせ、濃度センサ239は試験画像を検出し、濃度情報を制御部210に供給する(ステップS3)。
このとき、制御部210は、試験画像が形成されたときの露光電位と残留電位とを特定する(ステップS4)。本実施形態において、制御部210は、露光電位と残留電位とを推定により特定する。例えば、制御部210は、感光体の使用期間や当該期間中の総回転数によってこれらの電位を推定してもよいし、感光体の使用期間や当該期間中の総回転数などから感光体の光導電膜の膜厚を推定し、推定した膜厚に基づいて電位を推定してもよい。これらの推定は、感光体の電気的性質がその使用状況に応じて変化することを利用したものである(例えば、感光体は、同じ光量を照射した場合であっても、表面電位の変化量が摩耗の程度によって異なる。)。また、制御部210は、温度や湿度といった画像形成装置10の内部(又は周辺)の環境を検知するためのセンサから情報を取得し、取得した情報に基づいて電位を推定してもよいし、使用状況と環境とを複合的に考慮して電位を推定してもよい。
そして、制御部210は、ステップS3において供給された濃度情報により表される階調特性と、ステップS4において特定した露光電位と残留電位の差分(VL−RP)とを履歴として記録する(ステップS5)。制御部210は、この履歴を記憶部220に記録してもよいし、制御部210の内部にあるメモリに記録してもよい。
本実施形態において、制御部210は、試験画像の階調特性として、3種類の目標濃度で形成された試験画像の濃度の比率を記録する。具体的には、制御部210は、検出された3種類の試験画像の濃度うちの最も高い濃度をD1、中間の濃度をD2、最も低い濃度をD3とした場合に、それぞれの比率を「1:a:b」という形式とし、このaとbの値を記録する。ここにおいて、aは、D2/D1であり、bは、D3/D1である。すなわち、上述した「1:a:b」という値は、試験画像のそれぞれの濃度をD1で除して規格化した比率を表している。
次に、制御部210は、画像形成装置10においてそのとき選択されている動作モードを判断する(ステップS6)。制御部210は、第2の動作モードが選択されている場合には、濃度情報に基づいてルックアップテーブルを算出し、ルックアップテーブルを書き換える(ステップS9)。なお、制御部210は、濃度情報により表される試験画像の濃度と目標濃度との差分があらかじめ決められた閾値よりも小さく、無視できる程度の違いである場合には、新たなルックアップテーブルを算出せずに、これまで適用されていたルックアップテーブルを引き続き用いるようにしてもよい。
一方、第1のモードが選択されている場合、制御部210は、ステップS3において検出され、ステップS5において記録された(最新の)階調特性に基づき、露光電位の変更の要否を判断する(ステップS7)。ステップS7の判断は、第2の画質調整の要否を判断するものであるともいえる。具体的には、制御部210は、上述したa、bの値があらかじめ決められた範囲(以下「許容範囲」という。)であるか否かを判断し、いずれの値も許容範囲内であれば露光電位の変更が不要であると判断し、少なくとも一方が許容範囲外の値であれば露光電位の変更が必要であると判断する。つまり、露光電位の変更が必要となる場合は、中濃度、低濃度の試験画像の濃度(検出された濃度)が目標濃度に対して有意なレベルで異なる場合である。
露光電位の変更が必要な場合、制御部210は、過去の履歴に基づき、目標とする階調特性に応じた新たな露光電位を決定する(ステップS8)。具体的には、制御部210は、まず、履歴として記録されたa、bの値のうち、最新の値よりも目標濃度に近いもの(許容範囲内に近いもの)を抽出し、そのa、bの値と関連付けて記録された差分(VL−RP)を特定する。次いで、制御部210は、このように特定した差分の値と、ステップS4において特定した(最新の)残留電位とを用いて、現在の露光電位と残留電位の差分が履歴の差分と等しくなるように露光電位の値を算出する。
なお、制御部210は、露光電位の変更が不要な場合には、ステップS8の処理をスキップ(省略)する。
最後に、制御部210は、電位条件を決定する(ステップS10)。このとき、制御部210は、第1の動作モードと第2の動作モードのいずれの場合においても、高濃度の試験画像の検出結果に基づいて第1の画質調整を実行し、これにより現像コントラストを決定する。具体的には、制御部210は、高濃度の試験画像の濃度とその目標濃度とを比較し、これらの濃度の差分が有意なレベルである場合には、その差分が小さくなるように現像コントラストを変更する。例えば、制御部210は、高濃度の試験画像の濃度が目標濃度よりも薄く検出された場合であれば、現像コントラストを試験画像の形成時よりも大きくする。
さらに、ステップS10において、制御部210は、このようにして決定された現像コントラストに応じて、帯電電位と露光電位を決定する。制御部210は、第1の動作モードにおいては、ステップS8において決定した露光電位を適用し、当該露光電位と既に決定している現像コントラストとを満たすように帯電電位を決定する(図2参照)。一方、第2の動作モードにおいては、制御部210は、露光電位としてあらかじめ決められた電位(例えば、試験画像の形成時と同じ電位)を適用し、当該露光電位と既に決定している現像コントラストとを満たすように帯電電位を決定する。
図6は、第2の画質調整が実行された場合の電位条件の変化を示す模式図である。同図において、実線の曲線は、感光体の表面電位(縦軸)と露光量(横軸)の関係を示すものであり、PIDC(photo-induced discharge curve)とも呼ばれる。図6(a)は、PIDCに第1の電位条件を当てはめて示したものであり、図6(b)は、同じPIDCに第2の電位条件を当てはめて示したものである。第1の電位条件は、画質調整前の電位条件の一例であり、第2の電位条件は、第1の電位条件において画質調整を実行した場合の電位条件の一例である。なお、第1の電位条件は、第2の電位条件よりも露光電位と残留電位の差分(VL−RP)が小さい点を除き、第2の電位条件と同じ条件になるように設定されている。つまり、VH−VLの値や、Vbias−VL(すなわちVdeve)の値は、第1の電位条件と第2の電位条件とで共通であるとする。
また、図7は、第1の電位条件と第2の電位条件のそれぞれの場合における画像の階調特性を示す図である。同図において、破線の曲線が第1の電位条件における入力値と出力値の関係を示し、実線の曲線が第2の電位条件における入力値と出力値の関係を示している。
図7に示すように、第1の電位条件の場合は、特に高濃度の領域において、第2の電位条件の場合よりも階調の再現性が低下する。ここにおいて、階調の再現性が低下している状態とは、入力値の変化に対して出力値の変化が線形でなく、緩やかな状態を指す。このような状態の場合には、画像が潰れた状態になりやすくなる。第1の電位条件において階調の再現性が良好でないのは、露光電位と残留電位の差分(VL−RP)が小さいからである。
階調の再現性は、PIDCがより直線的な領域においてより良好になる。例えば、VLからVbiasに渡る範囲のPIDCを第1の電位条件と第2の電位条件とで比較した場合、後者の方がより直線的である。なぜならば、PIDCが、露光量の増加に従って残留電位に収束するような曲線を示すからである。また、図6から明らかなように、第1の電位条件で形成される画像は、第2の電位条件で形成される画像よりも全体的に高濃度、すなわち濃いめになる。したがって、電位条件が第1の電位条件から第2の電位条件に変更され、露光電位と残留電位の差分が大きくなると、濃度の高濃度側へのシフトが全体的に抑えられ、画像が全体的に薄めになる。
[第2実施形態]
図8は、本発明の他の実施形態である画像形成装置10aの機能的構成を示すブロック図である。画像形成装置10aは、選択手段18に代えて判定手段19を備える点を除き、第1実施形態の画像形成装置10と共通の機能的構成(図1参照)を有する。また、画像形成装置10aのハードウェア構成は、第1実施形態のそれ(図3参照)と相違しない。判定手段19の機能は、制御部210(又は制御部110)によって実現されるものである。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成要素は、第1実施形態において用いられた符号を付して表記するものとし、重複する説明は省略される。
画像形成装置10aは、選択手段18による選択結果によらずに、判定手段19による判定結果によって動作モードを決定する。判定手段19は、ある画像データに基づいて形成する場合において、画像を形成するタイミングに近いタイミングでセットアップ処理が実行されたときに、当該セットアップ処理を反映させた階調補正処理と現像コントラストの調整(第1の画質調整)とが実行できるか否かを判定する手段である。画像形成装置10aは、判定手段19による判定結果が肯定的である場合、すなわち階調補正処理と第1の画質調整の双方にセットアップ処理を反映させることができる場合に、第2の動作モードによって動作し、判定手段19による判定結果が否定的である場合、すなわち階調補正処理と第1の画質調整の双方にセットアップ処理を反映させることができない場合に、第1の動作モードによって動作する。
判定手段19による判定結果が否定的になる場合とは、例えば、セットアップ処理が終了する前に制御装置100における(階調補正処理を含む)画像処理が終了し、画像処理後の画像データが画像出力装置200の記憶部220に記憶されている場合(出力待ちの状態)である。このような画像データには、最新のセットアップ処理を反映させた階調補正処理を実行することができず、階調補正処理と第1の画質調整とに齟齬が生じる可能性があるからである。あるいは、判定手段19は、画像形成を開始する直前のタイミングでセットアップ処理が開始された場合にも、階調補正処理に最新のセットアップ処理の結果を反映させることができないと判定してもよい。判定手段19は、画像を形成するための一連の処理のタイミングとセットアップ処理を実行するタイミングとを比較し、これらのタイミングがあらかじめ決められた条件を満たすか否かによって動作モードを判定する。判定手段19は、このような判定を画像形成が指示される毎に行う。
このように、画像形成装置10aは、第2の動作モードによる動作に支障がない場合には第2の動作モードで動作し、第2の動作モードによる動作に支障がある場合には第1の動作モードで動作する。このように動作することで、画像形成装置10aは、第1の画質調整に反映されているセットアップ処理が反映されていない階調補正処理を実行することがなくなる。また、画像形成装置10aは、第1実施形態の画像形成装置10と異なり、動作モードをユーザが選択したりする必要がない。
[変形例]
本発明の実施の態様は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す形態であってもよい。また、これらの形態は、必要に応じて適宜組み合わされてもよい。
(1)本発明に係る画像形成装置は、選択手段18及び判定手段19のいずれも有しない構成であってもよい。すなわち、本発明に係る画像形成装置は、セットアップ処理の結果に応じて変化する階調補正処理を実行せずに、上述した第1の画質調整と第2の画質調整とを実行するものであってもよい。
あるいは、本発明に係る画像形成装置は、選択手段18及び判定手段19の双方を有する構成であってもよい。この場合の画像形成装置は、選択手段18により第2の動作モードが選択されている場合において、判定手段19による判定結果が否定的であるときには、第1の動作モードで動作するように構成される。
(2)本発明に係る画像形成装置に相当する構成は、上述した制御装置100と画像出力装置200を一体に備えた装置である必要はない。例えば、本発明は、電子写真方式のプリンタと、当該プリンタと通信手段(ネットワークなど)を介して接続される処理装置とを備えるシステムの形態によって実施されてもよい。この場合、処理装置は、制御装置100に相当し、プリンタは、画像出力装置200に相当する。一方、本発明に係る画像形成装置が制御装置100と画像出力装置200とを一体に備える場合には、制御部110と制御部210とが単一の演算処理装置によって実現されてもよい。
10、10a…画像形成装置、11…画像処理手段、12…画像形成手段、13…試験手段、14…検出手段、15…特定手段、16…記録手段、17…電位調整手段、18…選択手段、19…判定手段、100…制御装置、110…制御部、120…通信部、130…画像処理部、140…UI部、200…画像出力装置、210…制御部、220…記憶部、230…画像形成部

Claims (5)

  1. 感光体と、前記感光体を第1の電位になるように帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電させられた感光体を第2の電位になるように露光して潜像を形成する露光手段と、前記第2の電位に対する電位差であって前記第1の電位と前記第2の電位の電位差よりも小さい電位差である現像コントラストによって、前記露光手段により露光された感光体にトナーを付着させて前記潜像を現像する現像手段とを少なくとも有し、画像データに応じた画像を形成する画像形成手段と、
    あらかじめ決められた目標濃度になるように設定された試験画像を前記画像形成手段に形成させる試験手段と、
    前記試験手段により形成させられた前記試験画像の濃度を検出する検出手段と、
    前記試験画像が形成されたときの前記第2の電位と、前記感光体の残留電位とを特定する特定手段と、
    前記検出手段により前記試験画像が検出されたときに、当該試験画像の濃度により表される階調特性と、前記特定手段により特定された前記第2の電位と前記残留電位の差分とを関連付けて履歴として記録する記録手段と、
    前記検出手段により検出された前記試験画像の濃度に基づいて、前記第1の電位、前記第2の電位及び前記現像コントラストを調整する電位調整手段と
    を備え、
    前記電位調整手段は、
    前記検出手段により検出された前記試験画像の濃度と前記目標濃度との差分に基づいて前記現像コントラストを決定し、
    前記記録手段により当該試験画像より前に記録された他の試験画像の前記履歴を参照し、目標とする階調特性に応じた前記第2の電位を決定し、
    当該決定された前記現像コントラスト及び前記第2の電位に応じて前記第1の電位を決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段による検出結果に応じて変化する階調補正処理を含む画像処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、
    前記検出手段により前記試験画像の濃度が検出された場合に、前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とをその検出結果を用いて実行できるか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記検出手段による検出結果を用いて前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とを実行できないと前記判定手段により判定された場合に、前記画像処理手段は当該階調補正処理を実行せず、前記電位調整手段は前記履歴に基づいて前記第2の電位を決定し、
    前記検出手段による検出結果を用いて前記画像処理手段による前記階調補正処理と前記電位調整手段による前記現像コントラストの調整とを実行できると前記判定手段により判定された場合に、前記画像処理手段は当該階調補正処理を実行し、前記電位調整手段は前記第2の電位としてあらかじめ決められた電位を適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段による検出結果に応じて変化する階調補正処理を含む画像処理を前記画像データに対して実行する画像処理手段と、
    当該画像形成装置の動作の態様として第1の態様と第2の態様のいずれかを選択する選択手段とを備え、
    前記選択手段により前記第1の態様が選択された場合に、前記画像処理手段は前記階調補正処理を実行せず、前記電位調整手段は前記履歴に基づいて前記第2の電位を決定し、
    前記選択手段により前記第2の態様が選択された場合に、前記画像処理手段は前記階調補正処理を実行し、前記電位調整手段は前記第2の電位としてあらかじめ決められた電位を適用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記特定手段は、
    前記感光体の使用状況及び当該画像形成装置の環境の少なくともいずれかを用いて、前記第2の電位及び前記残留電位を推定により特定する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記試験画像は、前記目標濃度が異なる2以上の領域を含み、
    前記記録手段は、前記検出手段により検出された前記領域の濃度の比率を前記階調特性として記録する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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