JP6358081B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、基材上に形成された複数のトランジスタ回路を含む圧力センサに関する。
ディスプレイ装置やセンサ装置などの様々な分野において、半導体層を含むトランジスタを有するトランジスタ回路が広く利用されている。例えばトランジスタ回路は、有機ELディスプレイ装置の複数の発光素子を個々に駆動するための駆動回路としてや、圧力センサ装置の複数の位置におけるセンサ信号を各々検出するためのセンサ回路として利用されている。トランジスタ回路は一般に、基材と、基材上に形成された複数のトランジスタ回路と、を備えるトランジスタ基板の形態で提供される。
従来、トランジスタに用いられる半導体材料としては、シリコン、ガリウム砒素やインジウムガリウム砒素などの無機半導体材料が用いられてきた。一方、近年は、有機半導体材料を用いたトランジスタに関する研究も盛んにおこなわれている。有機半導体材料は一般に、無機半導体材料に比べて低い温度で基板上に形成され得る。このため、基板として、フレキシブルなプラスチック基板などを利用することができる。このことにより、機械的衝撃に対する安定性を有し、かつ軽量な半導体素子を提供することが可能となる。また、印刷法等の塗布プロセスを用いて有機半導体材料を基板上に形成することができるので、無機半導体材料が用いられる場合に比べて、多数の有機トランジスタを基板上に効率的に形成することが可能となる。このため、半導体素子の製造コストを低くすることができる可能性がある。これらのことから、有機半導体材料は、有機ELや電子ペーパーなどの駆動回路や、圧力、磁場、温度、光などを検出するセンサ回路などに応用されることが期待されている。
例えば特許文献1,2には、有機半導体材料を用いた有機トランジスタを基板上にマトリクス状に多数配置することにより、圧力センサを構成することが提案されている。この場合、各有機トランジスタのソース電極またはドレイン電極の一方は、加えられる圧力に応じて電気抵抗や容量が変化する感圧体が電気的に接続される。また、各有機トランジスタのソース電極またはドレイン電極の他方は、感圧体の電気抵抗や静電容量に関する情報を含む検出信号を外部へ取り出すためのビットラインに接続される。このように構成された圧力センサによれば、ビットラインを介して取り出される、各有機トランジスタからの検出信号の変化を読み取ることにより、圧力センサに加えられている圧力の分布などを算出することができる。
特開2013−68562号公報 特開2012−53050号公報
マトリクス状に配置された複数のトランジスタを利用して圧力の分布を算出する場合、単位面積あたりに配置されるトランジスタの数が多いほど、すなわちトランジスタの実装密度が高いほど、圧力を場所に応じて細かく算出することができる。一方、トランジスタの実装密度が高くなるにつれて、各トランジスタにおけるソース電極とドレイン電極との間隙が小さくなる。この結果、ソース電極とドレイン電極とが短絡する不具合などが生じやすくなる。ソース電極とドレイン電極とが短絡してしまう原因としては様々なものが考えられる。例えばフォトリソグラフィー法によってソース電極およびドレイン電極を形成する場合、ソース電極となるべき部分と、ドレイン電極となるべき部分との間に塵などの異物が混入してしまい、この結果、ソース電極とドレイン電極とが適切に分離されない、ということが考えられる。また、印刷法によってソース電極およびドレイン電極を形成する場合、印刷の公差に起因して電極の寸法が設計値からずれてしまい、この結果、ソース電極とドレイン電極とが繋がってしまう、ということが考えられる。ソース電極とドレイン電極とが短絡してしまうと、トランジスタのオン状態およびオフ状態を制御することができなくなる。
また、マトリクス状に配置された複数のトランジスタにおいては一般に、ビットラインの本数を削減するため、1本のビットラインが、2つ以上のトランジスタのソース電極またはドレイン電極に電気的に接続されている。この場合、複数のトランジスタを順次オン状態とすることにより、1本のビットラインに接続されている複数のトランジスタから順次、検出信号を取り出すことができる。一方、このように複数のトランジスタで1本のビットラインを共有する場合、1つのトランジスタに不良が生じると、その他のトランジスタにも影響が及んでしまうことになる。例えば、1つのトランジスタにおいてソース電極とドレイン電極とが短絡してしまうと、その他のトランジスタの状態に依らず、ビットラインの電位が、接地電位などの一定の電位にはりついてしまうことが考えられる。すなわち、1つのトランジスタにおいてソース電極とドレイン電極とが短絡してしまうことにより、短絡が生じたトランジスタだけでなく、その他のトランジスタからも、感圧体の電気抵抗や静電容量に関する情報を得ることができなくなってしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ソース電極とドレイン電極との短絡が生じることを抑制するよう構成されたトランジスタ回路を備えた圧力センサを提供することを目的とする。
本発明は、加えられる圧力に応じた検出信号を生成する圧力センサであって、基材と、前記基材上に形成された複数のトランジスタ回路と、を有し、前記トランジスタ回路は、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、中間電極および半導体層を含むトランジスタと、感圧体と、を備え、前記感圧体は、前記感圧体に加えられる圧力に応じて前記感圧体の電気抵抗または静電容量が変化するよう構成されており、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方は、前記感圧体に電気的に接続されており、若しくは、前記感圧体に圧力が加えられた時に前記感圧体に電気的に接続されるように構成されており、前記ソース電極および前記ドレイン電極の他方は、前記検出信号を伝達するビットラインに電気的に接続されており、前記中間電極は、前記ソース電極および前記ドレイン電極のいずれからも離間するよう配置されており、前記中間電極と前記ソース電極との間、および前記中間電極と前記ドレイン電極との間には、前記半導体層が設けられている、圧力センサである。
本発明による圧力センサにおいて、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記中間電極は、一直線上に並ばないように配置されていてもよい。
本発明による圧力センサにおいて、前記ソース電極および前記ドレイン電極はそれぞれ、前記中間電極に対して異なる側に配置されていてもよい。
本発明による圧力センサにおいて、前記ビットラインは、少なくとも2つの前記トランジスタ回路において、前記ソース電極または前記ドレイン電極に電気的に接続されていてもよい。
本発明による圧力センサにおいて、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方は、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方が、または前記前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方に接続された電極が、開口部を間に挟んで前記感圧体と対向するよう構成されていてもよい。この場合、前記感圧体に圧力が加えられた時に、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方が、前記感圧体に電気的に接続される。
本発明によれば、圧力センサを構成するトランジスタ回路のソース電極とドレイン電極とが短絡してしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態における圧力センサを構成するトランジスタ基板を示す平面図。 図2は、従来のトランジスタ回路の層構成の一例を示す縦断面図。 図3は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一例を示す縦断面図。 図4は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の一例を示す回路図。 図5は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路のレイアウトの一例を示す図。 図6は、トランジスタ回路の一応用例を説明するための縦断面図。 図7(a)〜(e)は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタの製造方法の一例を示す図。 図8は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一変形例を示す縦断面図。 図9は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路のレイアウトの一変形例を示す図。 図10は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一変形例を示す縦断面図。 図11は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一変形例を示す縦断面図。 図12は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一変形例を示す縦断面図。 図13は、本発明の実施の形態における圧力センサのトランジスタ回路の層構成の一変形例を示す縦断面図。
以下、図1乃至図7(a)〜(e)を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また本明細書において、「基板」や「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」はシートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする
(トランジスタ基板20)
まず図1により、本実施の形態による圧力センサ10を構成するためのトランジスタ基板20について説明する。図1に示すように、トランジスタ基板20は、基材21と、基材21上に形成された複数のトランジスタ回路30と、基材21の外縁22に沿って並べられ、トランジスタ回路30に電気的に接続された複数の端子部24と、を有している。図1に示すように、基材21は、第1方向D1に沿って延びる一対の第1辺22aと、第1方向D1に直交する第2方向D2に沿って延びる一対の第2辺22bと、を含む矩形状の外形を有している。また複数のトランジスタ回路30は、第1方向D1および第2方向D2に沿ってマトリクス状に配置されている。
図1において、符号W1〜Wmが付された点線は、各トランジスタ回路30を順にオン状態にするための制御信号を伝達するために設けられたワードラインを表している。ワードラインW1〜Wmはそれぞれ、第1方向D1に沿って並ぶ複数のトランジスタ回路30の後述するゲート電極31に電気的に接続されている。例えばワードラインW1は、図1の紙面において最も下側に位置付けられ、第1方向D1に沿って並ぶ複数のトランジスタ回路30のゲート電極31に電気的に接続されている。このため、トランジスタ回路30に含まれる後述するトランジスタ45がP型である場合、トランジスタ45のソース電極33に対するゲート電極31の電圧が負になるようにワードラインW1に電圧を印加することにより、ワードラインW1に接続された複数のトランジスタ45を同時にオン状態にすることができる。
図1において、符号B1〜Bnが付された点線は、各トランジスタ回路30に含まれる後述する感圧体38の電気抵抗や静電容量に関する情報を含む検出信号を伝達するために設けられたビットラインを表している。ビットラインB1〜Bnはそれぞれ、第2方向D2に沿って並ぶ複数のトランジスタ回路30の後述するソース電極33に電気的に接続されている。例えばビットラインB1は、図1の紙面において最も左側に位置付けられ、第2方向D2に沿って並ぶ複数のトランジスタ回路30のソース電極33に電気的に接続されている。この場合、ビットラインB1には、ビットラインB1に接続された複数のトランジスタ回路30のトランジスタ45のうち、ワードラインW1〜Wmからの制御信号によってオン状態になっている1つのトランジスタ45から取り出された検出信号が伝達される。
図1に示すトランジスタ基板20によれば、ワードラインW1〜WmやビットラインB1〜Bnの本数がトランジスタ回路30の数よりも少ない場合であっても、ビットラインB1〜BnとワードラインW1〜Wmとをマトリクス状に配置することにより、任意のトランジスタ回路30からの検出信号を取り出すことができる。このため、基材21に設けられるラインの本数を削減することができる。
図1に示すように、ビットラインB1〜BnおよびワードラインW1〜Wmはそれぞれ、対応する端子部24に接続されている。なお図示はしないが、圧力センサ10は、複数のトランジスタ基板20を組み合わせることによって構成されていてもよい。この場合、端子部24は、隣接する1つのトランジスタ基板20の間で、対応するビットラインB1〜Bnや対応するワードラインW1〜Wmを互いに電気的に接続させるために用いられてもよい。この場合、図1に示すように、一対の第1辺22aに設けられた端子部24の両方に、対応するビットラインB1〜Bnが接続されていてもよい。同様に、一対の第2辺22bに設けられた端子部24の両方に、対応するワードラインW1〜Wmが接続されていてもよい。
トランジスタ回路30や端子部24を適切に支持することができる限りにおいて、基材21を構成する材料が特に限られることはない。例えば基材21は、可撓性を有するフレキシブル基板であってもよく、可撓性を有しないリジット基板であってもよい。
次に、本実施の形態による圧力センサ10において解決されるべき課題について説明するため、まずは従来の一般的なトランジスタ回路100について説明する。図2は、従来のトランジスタ回路100の層構成の一例を示す縦断面図である。
図2に示すように、トランジスタ回路100は、基材21の第1面21a上に設けられたゲート電極31と、ゲート電極31を覆うよう基材21の第1面21a上に設けられたゲート絶縁膜32と、一定の間隔を空けて対向するようゲート絶縁膜32上に設けられたソース電極33およびドレイン電極34と、ソース電極33およびドレイン電極34に接するようにソース電極33とドレイン電極34との間に設けられた半導体層35と、ソース電極33、ドレイン電極34および半導体層35を覆うように設けられた絶縁層36と、を含むトランジスタ145を有している。また絶縁層36上には第1電極37が設けられており、この第1電極37は、絶縁層36の一部に形成された貫通孔36aを介してソース電極33またはドレイン電極34に電気的に接続されている。図2に示す例においては、貫通孔36aがドレイン電極34上に形成されており、この貫通孔36aを介してドレイン電極34と第1電極37とが電気的に接続されている。なお第1電極37は、貫通孔36a内の全域に充填されていてもよく、若しくは貫通孔36aの壁面上にのみ設けられていてもよい。
ゲート電極31、ゲート絶縁膜32、ソース電極33、ドレイン電極34、絶縁層36や第1電極37を構成する材料としては、トランジスタにおいて用いられる公知の材料が用いられる。例えば、上述の特許文献1において開示されている材料を用いることができる。
半導体層35を構成する材料としては、無機半導体材料または有機半導体材料のいずれが用いられてもよいが、好ましくは有機半導体材料が用いられる。有機半導体材料としては、ペンタセン等の低分子系有機半導体材料や、ポリピロール類等の高分子有機半導体材料が用いられ得る。より具体的には、特開2013−21190号公報において開示されている低分子系有機半導体材料や高分子有機半導体材料を用いることができる。ここで「低分子有機半導体材料」とは、例えば、分子量が10000未満の有機半導体材料を意味している。また「高分子有機半導体材料」とは、例えば、分子量が10000以上の有機半導体材料を意味している。
また図2に示すように、第1電極37上には感圧体38が設けられており、感圧体38上には第2電極39が設けられている。感圧体38は、感圧体38に加えられる圧力に応じて、圧力が加えられた方向ここでは厚み方向における感圧体38の電気抵抗が変化するよう構成されている。すなわち本実施の形態において、感圧体38は、いわゆる感圧導電体として構成されている。感圧導電体は例えば、シリコーンゴムなどのゴムと、ゴムに添加されたカーボンなどの複数の導電性を有する粒子と、を含んでいる。
ところで上述のように、トランジスタ基板20の製造工程においては、ソース電極33とドレイン電極34とが短絡する不具合が生じることがある。例えばフォトリソグラフィー法によってソース電極33およびドレイン電極34を形成する場合、ソース電極33とドレイン電極34との間の間隙の寸法S1の設計値よりも大きい寸法を有する塵などの異物が混入すると、ソース電極33とドレイン電極34とが適切に分離されないことがある。この場合、ドレイン電極34に短絡しているソース電極33に接続されているビットラインに流れる電流の値が、ドレイン電極34とソース電極33との短絡が生じているトランジスタ回路130の感圧体38の影響を常に受けることになる。従って、短絡が生じたトランジスタ回路130と同一のビットラインに接続されているその他の複数のトランジスタ回路130について、感圧体38に関する情報を適切に得ることができなくなる。
このような不具合が生じることを防ぐため、本実施の形態においては、トランジスタ回路30のトランジスタ45にさらに中間電極40を設けることを提案する。以下、図3〜図6を参照して、本実施の形態による圧力センサ10のトランジスタ基板20に含まれるトランジスタ回路30について詳細に説明する。なお以下の説明および以下の説明で用いる図面では、図2に示す従来のトランジスタ回路130と同様に構成され得る部分については同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ回路30の層構成の一例を示す縦断面図である。図3に示すように、トランジスタ回路30は、ゲート電極31、ソース電極33、ドレイン電極34、中間電極40および半導体層35を含むトランジスタ45と、感圧体38と、を備えている。図3に示すトランジスタ回路30は、トランジスタ45が中間電極40をさらに備える点で、図2に示すトランジスタ回路130とは異なっている。
図4は、トランジスタ回路30の一例を示す回路図である。ここでは、図4に示すトランジスタ回路30が、ビットラインB1およびワードラインW1に接続されたものである場合について説明する。
図3および図4に示すように、ドレイン電極34は、第1電極37を介して感圧体38の一端に電気的に接続されている。感圧体38の他端は、第2電極39に接続されている。図4においては、第2電極39が接地電位である例が示されているが、第2電極39の電位が安定なものである限り、第2電極39の電位の具体的な値が特に限られることはない。例えば第2電極39は電源電位に接続されていてもよい。
図3および図4に示すように、中間電極40は、ソース電極33およびドレイン電極34のいずれからも離間するよう配置されている。すなわち中間電極40は、ソース電極33およびドレイン電極34のいずれからも、電気的にも物理的にも分離されている。また図3に示すように、中間電極40とソース電極33との間、および中間電極40とドレイン電極34との間にはいずれも、半導体層35が設けられている。またゲート電極31は、中間電極40とソース電極33との間の半導体層35、および中間電極40とドレイン電極34との間の半導体層35のいずれにも近接するよう配置されている。すなわちゲート電極31は、ソース電極33、中間電極40およびソース電極33と中間電極40との間の半導体層35、並びに、ドレイン電極34、中間電極40およびドレイン電極34と中間電極40との間の半導体層35のいずれにも電気的な影響を及ぼすことができるよう、構成されている。この場合、回路図として考えると、図4に示すように、トランジスタ45は、第1トランジスタ46および第2トランジスタ47という2つのトランジスタを含んでいると言える。ここで中間電極40は、第1トランジスタ46のドレイン電極として機能し、かつ、第2トランジスタ47のソース電極として機能する。
図4に示すように、ソース電極33はビットラインB1に電気的に接続されており、ゲート電極31はワードラインW1に電気的に接続されている。この場合、第1トランジスタ46のソース電極33とゲート電極31との間に適切な電圧が印加され、これによって第1トランジスタ46がオン状態になると、同様に第2トランジスタ47もオン状態になる。すなわちトランジスタ45全体がオン状態になる。この場合、ビットラインB1を適切な電圧で吊っておけば、ソース電極33およびドレイン電極34には、感圧体38の電気抵抗に応じた電流が流れるようになる。従って、ビットラインB1に流れる電流を測定することにより、感圧体38の状態を検出することができる。すなわち、感圧体38に関する情報を含む検出信号を、ビットラインB1を用いて外部へ伝達することができる。
以下、上述の中間電極40を設けることの利点について説明する。
図3において、符号S11は、ソース電極33と中間電極40との間の間隙の寸法を表しており、符号S12は、中間電極40とドレイン電極34との間の間隙の寸法を表している。
図2に示す従来のトランジスタ回路130においては、上述のように、ソース電極33とドレイン電極34との間の間隙の寸法S1の設計値よりも大きい寸法を有する塵などの異物が混入すると、ソース電極33とドレイン電極34とが短絡してしまうことがある。この場合、ワードラインW1を介してトランジスタ145のゲート電極31に伝達される制御信号の状態に依らず、常に感圧体38に電流が流れ、この電流がさらにビットラインB1にも常に流れるようになる。従って、ビットラインB1に接続されている他の複数のトランジスタ145に接続された感圧体38の電気抵抗に関する情報を個別に適切に得ることができない。
これに対して本実施の形態によれば、仮にソース電極33と中間電極40とが短絡したとしても、中間電極40とドレイン電極34とが短絡していなければ、感圧体38に常に電流が流れることはない。このため、ビットラインB1に接続されている他の複数のトランジスタ145に接続された感圧体38の電気抵抗に関する情報が得られなくなってしまうことを抑制することができる。
ところで、塵などの異物によってソース電極33とドレイン電極34とが短絡してしまうことを抑制するための形態としては、図3に示す本実施の形態以外にも、図2に示す従来の形態において、ソース電極33とドレイン電極34との間の間隙の寸法S1を単に増大させる、というものも考えられ得る。しかしながら、この場合、寸法S1を増大させた分だけ、トランジスタ145のチャネル長が増大してしまう。チャネル長の増大は、チャネル抵抗の増加を招き、ひいては、検出信号に含まれるノイズの増大や、感圧体38の電気抵抗の測定範囲の減少を導き得る。
これに対して本実施の形態によれば、仮に第1トランジスタ46の上述の寸法S11と第2トランジスタ47の上述の寸法S12とを足した値が、図2に示すトランジスタ145の寸法S1の値に等しい場合であっても、中間電極40の寸法S2の分だけ、ソース電極33とドレイン電極34とが短絡してしまうことを抑制することができる。すなわち本実施の形態によれば、トランジスタ45のチャネル抵抗を増加させることなく、またはわずかな増加のみで、ソース電極33とドレイン電極34との短絡を効果的に抑制することができる。
フォトリソグラフィー法を用いたトランジスタ45の製造工程において混入し得る塵などの異物の寸法は通常は、10μm〜50μmの範囲内であり、最大でも100μm程度であると考えられる。また、複数の異物が1つのトランジスタ45内に混入する確率は極めて低いと考えられる。従って、ソース電極33と中間電極40との間、および中間電極40とドレイン電極34との間が1つの異物によって同時に短絡されることは無いように、ソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40の配置や寸法を構成することにより、ソース電極33とドレイン電極34とが短絡してしまうリスクを十分に低減することができる。
以下、図5を参照して、トランジスタ回路30のレイアウトの一例について説明する。図5は、図3に示すトランジスタ回路30の平面的なレイアウトのうち、特にソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40のレイアウトを示している。また図5において、ドレイン電極34に第1電極37を接続するために絶縁層36に設けられた貫通孔36aが点線で示されている。
図5に示す例において、ソース電極33およびドレイン電極34はそれぞれ、中間電極40に対して異なる側に配置されている。具体的には、基材21の法線方向に沿って見た場合に中間電極40の外縁が対向する一対の辺を含む場合、中間電極40の一対の辺の一方の側にソース電極33が配置され、一対の辺の他方の側にドレイン電極34が配置される。この場合、一対の辺の間における中間電極40の寸法S2の分だけ、ソース電極33とドレイン電極34との間の間隙の寸法を拡大することができる。寸法S2は、例えば10μm〜500μmの範囲内に設定される。なお「異なる側に配置されている」とは、ソース電極33とドレイン電極34との間を最短距離で結ぶ線分に中間電極40が交わることを意味している。
次に、上述のトランジスタ回路30を用いて構成した圧力センサ10について説明する。図6は、複数のトランジスタ回路30を含む圧力センサ10の一部分を示す縦断面図である。図6に示すように、上述の感圧体38および第2電極39は、複数のトランジスタ回路30に跨って連続的に設けられていてもよい。すなわち感圧体38および第2電極39は、各トランジスタ回路30において共通に使用されるものであってもよい。また第2電極39上には、絶縁性を有するオーバーコート層26が設けられていてもよい。
図6に示す例において、圧力センサ10のトランジスタ基板20の一部分においてペン60などを介してトランジスタ基板20に圧力が加えられると、圧力を加えられた部分において、感圧体38が厚み方向において圧縮される。この結果、厚み方向において感圧体38内の粒子が互いに接触し、厚み方向における感圧体38の電気抵抗値が低くなる。このため、圧力が加えられた感圧体38を含むトランジスタ回路30においては、ソース電極33およびドレイン電極34に流れる電流が増加する。従って、各トランジスタ回路30に流れる電流値を検出することにより、トランジスタ基板20に加えられている圧力の分布を算出することができる。
(接続部の製造方法)
次に、上述の 圧力センサ10の製造方法について、特にトランジスタ回路30のトランジスタ45の製造方法について、図7(a)〜(e)を参照して説明する。
はじめに基材21を準備し、次に基材21上にゲート電極31およびゲート絶縁膜32を形成する。その後、図7(a)に示すように、ゲート絶縁膜32上に導電層50を設ける。導電層50は、後述するように、パターニングされることによってソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40を形成するようになる層である。
導電性を有する限りにおいて、導電層50を構成する材料が特に限られることはない。例えば、銀、銅、アルミニウムやそれらの合金などの金属材料を用いて、導電層50を構成することができる。導電層50の厚みは、例えば0.02μm〜2μmの範囲内になっている。
その後、図7(b)に示すように、導電層50のうちソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40となるべき部分の上に、レジスト55を設ける。例えば、ゲート絶縁膜32上に光硬化型の感光層を設け、次に感光層のうちソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40が形成されるべき位置に設けられた部分に紫外線などの光を照射する。その後、感光層を現像処理することにより、ソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40に対応するパターンを有するレジスト55を得ることができる。
次に図7(c)に示すように、レジスト55を利用して導電層50をエッチングする。その後、レジスト55を除去することにより、図7(d)に示すように、導電層50からなるソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40を得ることができる。この際、ソース電極33に接続される上述のビットラインB1〜Bnが同時に形成されてもよい。
次に図7(e)に示すように、ソース電極33と中間電極40との間、および中間電極40とドレイン電極34との間に半導体層35を設ける。これによって、ソース電極33および中間電極40を含む第1トランジスタ46と、中間電極40およびドレイン電極34を含む第2トランジスタ47と、を有するトランジスタ45を得ることができる。その後、上述の絶縁層36、第1電極37、感圧体38および第2電極39をさらに形成することにより、トランジスタ45を含むトランジスタ回路30を得ることができる。
ところで、感光層を露光および現像してレジスト55を得る上述のレジスト形成工程において、露光処理の際に感光層上に塵などの異物が混入していると、感光層のうち除去されるべき部分が残ってしまうことがある。例えば、ソース電極33と中間電極40との間の間隙となるべき位置の感光層が残ってしまうことがある。この場合であっても、適切な寸法や配置で中間電極40を設けることにより、ソース電極33と中間電極40との間の間隙となるべき位置に混入した異物が、中間電極40とドレイン電極34との間の間隙となるべき位置にまで延在することを抑制することができる。これによって、ソース電極33と中間電極40との間の短絡と、中間電極40とドレイン電極34との間の短絡とが同時に生じてしまうことを抑制することができる。このことにより、製造されるトランジスタ45およびトランジスタ45を含む圧力センサ10の信頼性を向上させることができる。
なお、上述した各実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した各実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の各実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した各実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
上述の本実施の形態においては、トランジスタ45がいわゆるボトムゲート型となっている例を示した。しかしながら、トランジスタ40のタイプがボトムゲート型に限られることはない。例えば図8に示すように、トランジスタ45は、ゲート電極31がソース電極33、ドレイン電極34および半導体層35よりも基材21から遠い位置に配置される、いわゆるトップゲート型となっていてもよい。この場合も、ゲート絶縁膜32は、図3に示す例の場合と同様に、ソース電極33、ドレイン電極34および半導体層35とゲート電極31との間に設けられる。
上述の図5においては、トランジスタ45において、ソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40が一直線上に並ぶように配置される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、ソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40が一直線上に並ばないように配置されていてもよい。これによって、第1トランジスタ46のソース電極33と第2トランジスタ47の中間電極40との間の距離をより大きく確保し、かつ、第1トランジスタ46の中間電極40と第2トランジスタ47のドレイン電極34との間の距離をより大きく確保することができる。なお「一直線上に並ぶ」とは、ソース電極33と中間電極40との間を最短距離で結ぶ線分の延長線上にドレイン電極34が位置することを意味している。
なお図9に示す例においては、ソース電極33およびドレイン電極34がそれぞれ、中間電極40に対して同一の側に配置されている。この場合、ソース電極33とドレイン電極34との間の間隙となるべき位置に混入した異物に起因して、ソース電極33とドレイン電極34とが直接的に短絡してしまうことが考えられる。この点を考慮し、図示はしないが、ソース電極33、ドレイン電極34および中間電極40が一直線上に並ばないように配置され、かつ、図5に示すようにソース電極33およびドレイン電極34がそれぞれ中間電極40に対して異なる側に配置されていてもよい。なお「同一の側に配置されている」とは、ソース電極33とドレイン電極34との間を最短距離で結ぶ線分に中間電極40が交わらないことを意味している。
また上述の本実施の形態においては、ソース電極33と中間電極40との間に設けられる半導体層35と、中間電極40とドレイン電極34との間に設けられる半導体層35とが互いに離間している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10に示すように、ソース電極33と中間電極40との間に設けられる半導体層35と、中間電極40とドレイン電極34との間に設けられる半導体層35とが互いに一体的に構成されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、第1トランジスタ46のゲート電極31と、第2トランジスタ47のゲート電極31とが、いずれも同一のワードラインに電気的に接続されてはいるが、断面図において互いに離間している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図11に示すように、第1トランジスタ46のゲート電極31と、第2トランジスタ47のゲート電極31とが、断面図において一体的なものとして構成されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、ソース電極33が、検出信号を伝達するビットラインB1〜Bnのいずれかに電気的に接続され、ドレイン電極34が、第1電極37を介して感圧体38に電気的に接続される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ドレイン電極34が、検出信号を伝達するビットラインB1〜Bnのいずれかに電気的に接続され、ソース電極33が、第1電極37を介して感圧体38に電気的に接続されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、上述のトランジスタ45を含む複数のトランジスタ回路30を有するトランジスタ基板20を利用して、加えられる圧力に応じた検出信号を生成する圧力センサ10を構成する例を示した。しかしながら、トランジスタ基板20は、圧力以外の物理量、例えば光の強度、電磁場の強度、温度などの分布を、マトリクス状に配置された複数のトランジスタ45を利用することによって算出するよう構成されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、感圧体38が、感圧体38に加えられる圧力に応じて感圧体38の電気抵抗が変化するよう構成されたもの、いわゆる感圧導電体である例を示した。しかしながら、感圧体に加えられる圧力に応じた情報を取り出すことができる限りにおいて、感圧体38の具体的な構成が特に限られることはない。例えば感圧体38は、感圧体38に加えられる圧力に応じて感圧体38の静電容量が変化するよう構成されたものであってもよい。
また上述の本実施の形態においては、感圧体38に導電体が接触している例を示した。具体的には、ドレイン電極34に物理的に接続された第1電極37が、感圧体38にも接触している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図12に示すように、絶縁層36の一部に形成された貫通孔36aなどの開口部を間に挟んで第1電極37と感圧体38とが対向していてもよい。この場合、トランジスタ回路30に圧力が加えられていない状態においては、第1電極37と感圧体38とは非接触であることが保証される。このため、トランジスタ回路30に圧力が加えられていない状態において、ノイズの発生を抑制することができる。そして、一定値以上の圧力が感圧体38の厚み方向において感圧体38に加えられてはじめて、貫通孔36aに押し入れられた感圧体38の一部が第1電極37と接触するようになる。すなわち、感圧体38に圧力が加えられた時に前記ドレイン電極34が感圧体38に電気的に接続されるようになっている。このため、第1電極37に対して押し付けられる感圧体38の圧力を、従来に比べて低減することができる。これによって、大きな圧力が感圧体38に加えられる場合であっても、過剰な電流が第1電極37および感圧体38に流れてしまうことを抑制することができる。このことにより、トランジスタ回路30の消費電力や、トランジスタ回路30を駆動するための外部の駆動回路の消費電力が増大してしまうことを抑制することができる。また、トランジスタ回路30を駆動するための外部の駆動回路に過剰な負荷がかかってしまうことを抑制することができる。
なお図12においては、ドレイン電極34に接続された第1電極37が、開口部を間に挟んで感圧体38と対向する例を示した。しかしながら、図示はしないが、ドレイン電極34が開口部を間に挟んで感圧体38と対向していてもよい。
また図12においては、ボトムゲート型のトランジスタ45を含むトランジスタ回路30が、絶縁層36の一部に形成された貫通孔36aなどの開口部を間に挟んで第1電極37と感圧体38とが対向するように構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図13に示すように、絶縁層36の一部に形成された貫通孔36aなどの開口部を間に挟んで第1電極37と感圧体38とが対向し、かつ、ゲート電極31がソース電極33、ドレイン電極34および半導体層35よりも基材21から遠い位置に配置されていてもよい。すなわち、図12に示す、第1電極37と感圧体38との対向構造が、トップゲート型のトランジスタ45を含むトランジスタ回路30に適用されてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 圧力センサ
20 トランジスタ基板
21 基材
24 端子部
30 トランジスタ回路
31 ゲート電極
32 ゲート絶縁膜
33 ソース電極
34 ドレイン電極
35 半導体層
36 絶縁層
37 第1電極
38 感圧体
39 第2電極
40 中間電極
45 トランジスタ
46 第1トランジスタ
47 第2トランジスタ
B1〜Bn ビットライン
W1〜Wm ワードライン

Claims (5)

  1. 加えられる圧力に応じた検出信号を生成する圧力センサであって、
    基材と、
    前記基材上に形成された複数のトランジスタ回路と、を有し、
    前記トランジスタ回路は、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極、中間電極および半導体層を含むトランジスタと、感圧体と、を備え、
    前記感圧体は、前記感圧体に加えられる圧力に応じて前記感圧体の電気抵抗または静電容量が変化するよう構成されており、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方は、前記感圧体に電気的に接続されており、若しくは、前記感圧体に圧力が加えられた時に前記感圧体に電気的に接続されるように構成されており、前記ソース電極および前記ドレイン電極の他方は、前記感圧体の電気抵抗または静電容量に関する情報を含む前記検出信号を伝達するビットラインに電気的に接続されており、
    前記中間電極は、前記ソース電極および前記ドレイン電極のいずれからも離間するよう配置されており、
    前記中間電極と前記ソース電極との間、および前記中間電極と前記ドレイン電極との間には、前記半導体層が設けられている、圧力センサ。
  2. 前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記中間電極は、一直線上に並ばないように配置されている、請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記ソース電極および前記ドレイン電極はそれぞれ、前記中間電極に対して異なる側に配置されている、請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記ビットラインは、少なくとも2つの前記トランジスタ回路において、前記ソース電極または前記ドレイン電極に電気的に接続されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  5. 前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方は、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方が、または前記前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方に接続された電極が、開口部を間に挟んで前記感圧体と対向するよう構成されており、
    前記感圧体に圧力が加えられた時に、前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方が、前記感圧体に電気的に接続される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の圧力センサ。
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