JP2016118413A - トランジスタ基板 - Google Patents

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好 徹 三
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野 健 冨
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江 充 孝 永
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Shinya Fujimoto
本 慎 也 藤
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Abstract

【課題】検査工程を適切に実施することができるように構成されたトランジスタ基板を提供する。【解決手段】トランジスタ基板20は、複数のトランジスタと、対応するトランジスタにそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路と、対応する信号ラインに接続された複数の信号端子部を有するインタフェース回路と、メイン回路とインタフェース回路との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有するセレクタ回路と、を備えている。セレクタ回路は、インタフェース回路側で信号ラインに接続された第1検査端子部を有している。第1検査端子部は、第1検査端子部と信号端子部との間にセレクタが位置するように配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、基材上に形成された複数のトランジスタを含むトランジスタ基板に関する。
ディスプレイ装置やセンサ装置などの様々な分野において、半導体層を含む複数のトランジスタを有する回路が広く利用されている。複数のトランジスタを有する回路は、例えば、有機ELディスプレイ装置の複数の発光素子を個々に駆動するための駆動回路としてや、圧力センサ装置の複数の位置におけるセンサ信号を各々検出するためのセンサ回路として利用されている。複数のトランジスタを有する回路は一般に、基材と、基材上に形成された複数のトランジスタと、を備えるトランジスタ基板の形態で提供される。
例えば特許文献1には、トランジスタを基板上にマトリクス状に多数配置することにより、圧力センサを構成することが提案されている。この場合、各トランジスタのソース電極またはドレイン電極の一方は、加えられる圧力に応じて電気抵抗や容量が変化する感圧体が電気的に接続される。また、各トランジスタのソース電極またはドレイン電極の他方は、感圧体の電気抵抗や静電容量に関する情報を含む検出信号を取り出すための信号ラインに接続される。信号ラインには、トランジスタ基板と外部回路とを電気的に接続するためにトランジスタ基板に連結されるコネクタに接触する信号端子部が接続されている。このように構成された圧力センサによれば、信号ラインおよび信号端子部を介して外部に取り出される、各トランジスタからの検出信号の変化を読み取ることにより、圧力センサに加えられている圧力の分布などを算出することができる。
ところで、マトリクス状に配置された複数のトランジスタを利用して圧力の分布を算出する場合、単位面積あたりに配置されるトランジスタの数が多いほど、すなわちトランジスタの実装密度が高いほど、圧力を場所に応じて細かく算出することができる。一方、トランジスタの実装密度が高くなるにつれて、検出信号を取り出すための信号ラインの本数が増加する。この結果、トランジスタ基板と外部回路とを電気的に接続するためにトランジスタ基板に連結されるコネクタやケーブルの端子数や配線数も増加してしまう。また、コネクタやケーブルの端子数や配線数に制約が存在する場合、この制約のために、トランジスタ基板におけるトランジスタの実装密度も制約されてしまうことも考えられる。
このような課題を解決するため、上述の特許文献1においては、トランジスタと信号端子部との間にセレクタ回路を設けることが提案されている。セレクタ回路は、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有している。各セレクタは、各セレクタに印加される切替電圧に応じて、導通状態または非導通状態となるよう構成されている。このようなセレクタは、例えば、第1の信号ラインに挿入されたセレクタと、第2の信号ラインに挿入されたセレクタとが交互に導通状態となるよう、制御される。この場合、第1の信号ラインと第2の信号ラインとを1本のデータラインにまとめた上で外部回路へ接続する場合であっても、セレクタに印加する切替電圧を適切に制御することにより、第1の信号ラインに接続されたトランジスタからの検出信号と、第2の信号ラインに接続されたトランジスタからの検出信号と、を交互に取り出すことができる。このため、コネクタやケーブルの端子数や配線数を削減することが可能になる。
特開2014−119375号公報
複数のトランジスタを含むトランジスタ基板においては、基板上に形成されたラインの断線や、複数のライン間の短絡などを検査する検査工程が実施されることがある。一方、上述のように、複数の信号ラインが1本にまとめられたり、セレクタ回路が設けられたりすると、各ラインの経路や接続状態が複雑なものとなり、このため断線や短絡の発生個所を特定することが困難になってしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、検査工程を適切に実施することができるように構成されたトランジスタ基板を提供することを目的とする。
本発明は、複数のトランジスタと、対応する前記トランジスタにそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路と、対応する前記信号ラインに接続された複数の信号端子部を有するインタフェース回路と、前記メイン回路と前記インタフェース回路との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有するセレクタ回路と、を備え、前記セレクタは、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1接続部と、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2接続部と、セレクタラインに接続された第3接続部と、を含み、前記セレクタは、前記セレクタラインを介して前記第3接続部に印加される切替電圧に応じて、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に接続される導通状態、または、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に絶縁される非導通状態になるよう構成されており、前記セレクタ回路は、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1検査端子部であって、前記第1検査端子部と前記信号端子部との間に前記セレクタの前記第1接続部が位置するように配置された第1検査端子部、または、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2検査端子部であって、前記第2検査端子部と前記トランジスタとの間に前記セレクタの前記第2接続部が位置するように配置された第2検査端子部、の少なくともいずれか一方をさらに有する、トランジスタ基板である。
本発明によるトランジスタ基板において、前記インタフェース回路は、前記セレクタラインに接続されたセレクタ端子部をさらに有し、前記セレクタ回路の前記セレクタは、1つの前記信号ラインに対して並列に複数挿入されており、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部には、同一の前記切替電圧が印加される前記セレクタラインがそれぞれ接続されており、前記セレクタ回路は、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにそれぞれ接続された複数の第3検査端子部であって、前記第3検査端子部と前記セレクタ端子部との間に前記セレクタの前記第3接続部が位置するように配置された第3検査端子部をさらに有していてもよい。
本発明は、複数のトランジスタと、対応する前記トランジスタにそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路と、対応する前記信号ラインに接続された複数の信号端子部を有するインタフェース回路と、前記メイン回路と前記インタフェース回路との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有するセレクタ回路と、を備え、前記セレクタは、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1接続部と、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2接続部と、セレクタラインに接続された第3接続部と、を含み、前記セレクタは、前記セレクタラインを介して前記第3接続部に印加される切替電圧に応じて、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に接続される導通状態、または、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に絶縁される非導通状態になるよう構成されており、前記インタフェース回路は、前記セレクタラインに接続されたセレクタ端子部をさらに有し、前記セレクタ回路の前記セレクタは、1つの前記信号ラインに対して並列に複数挿入されており、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部には、同一の前記切替電圧が印加される前記セレクタラインがそれぞれ接続されており、前記セレクタ回路は、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにそれぞれ接続された複数の第3検査端子部であって、前記第3検査端子部と前記セレクタ端子部との間に前記セレクタの前記第3接続部が位置するように配置された第3検査端子部をさらに有する、トランジスタ基板である。
本発明によるトランジスタ基板において、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにはそれぞれ、別個の前記セレクタ端子部が接続されていてもよい。
本発明によるトランジスタ基板において、前記信号ラインは、対応する前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続されていてもよい。若しくは、前記信号ラインは、対応する前記トランジスタのゲート電極に接続されていてもよい。
本発明によるトランジスタ基板において、前記複数のトランジスタには、受ける刺激に応じて電気抵抗または静電容量が変化する刺激応答性部材が接続されていてもよい。この場合、前記刺激応答性部材は、受ける圧力に応じて電気抵抗または静電容量が変化する感圧体であってもよい。
本発明によれば、トランジスタ基板の検査工程を容易に適切に実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板を示す平面図。 図2は、トランジスタ基板のトランジスタの一例を示す縦断面図。 図3は、トランジスタ基板の一応用例を説明するための縦断面図。 図4は、従来のトランジスタ基板のセレクタ回路の一例を示す図。 図5は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一例を示す図。 図6は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一変形例を示す図。 図7は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一変形例を示す図。 図8は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一変形例を示す図。 図9は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一変形例を示す図。 図10は、本発明の実施の形態におけるトランジスタ基板のセレクタ回路の一変形例を示す図。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここでは、複数のトランジスタ40を含むトランジスタ基板20を利用して、外部から加えられた圧力の分布を検出するための圧力センサ10を構成する例について説明する。
なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また本明細書において、「基板」や「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」はシートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする
(トランジスタ基板20)
まず図1により、本実施の形態による圧力センサ10を構成するためのトランジスタ基板20について説明する。図1に示すように、トランジスタ基板20は、複数のトランジスタ40と、対応するトランジスタ40にそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路30と、対応する信号ラインに接続された複数の信号端子部24を有するインタフェース回路23と、メイン回路30とインタフェース回路23との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタ52を有するセレクタ回路50と、を備えている。メイン回路30、インタフェース回路23およびセレクタ回路50はそれぞれ、基材21上に形成されている。またインタフェース回路23の信号端子部24はそれぞれ、基材21の外縁22に沿って並べられている。図1に示すように、基材21は、第1方向D1に沿って延びる一対の第1辺22aと、第1方向D1に直交する第2方向D2に沿って延びる一対の第2辺22bと、を含む矩形状の外形を有している。また複数のトランジスタ40は、第1方向D1および第2方向D2に沿ってマトリクス状に配置されている。
〔メイン回路〕
図1において、符号W1〜W8が付された点線は、メイン回路30の各トランジスタ40を順にオン状態にするための制御信号を伝達するために設けられた信号ラインを表している。以下の説明において、信号ラインW1〜W8のことを、ワードラインW1〜W8とも称する。ワードラインW1〜W8はそれぞれ、第1方向D1に沿って並ぶ複数のトランジスタ40の後述するゲート電極31に電気的に接続されている。例えばワードラインW1は、図1の紙面において最も下側に位置付けられ、第1方向D1に沿って並ぶ複数のトランジスタ40のゲート電極31に電気的に接続されている。このため、トランジスタ40がP型である場合、トランジスタ40のソース電極33に対するゲート電極31の電圧が負になるようにワードラインW1に電圧を印加することにより、ワードラインW1に接続された複数のトランジスタ40を同時にオン状態にすることができる。
図1において、符号B1〜B8が付された点線は、各トランジスタ40に接続される後述する刺激応答性部材38の電気抵抗や静電容量に関する情報を含む検出信号を伝達するために設けられた信号ラインを表している。以下の説明において、信号ラインB1〜B8のことを、ビットラインB1〜B8とも称する。ビットラインB1〜B8はそれぞれ、第2方向D2に沿って並ぶ複数のトランジスタ40の後述するソース電極33に電気的に接続されている。例えばビットラインB1は、図1の紙面において最も左側に位置付けられ、第2方向D2に沿って並ぶ複数のトランジスタ40のソース電極33に電気的に接続されている。この場合、ビットラインB1には、ビットラインB1に接続された複数のトランジスタ40のうち、ワードラインW1〜W8からの制御信号によってオン状態になっている1つのトランジスタ40から取り出された検出信号が伝達される。
図1に示すトランジスタ基板20によれば、ワードラインW1〜W8やビットラインB1〜B8の本数がトランジスタ40の個数よりも少ない場合であっても、ビットラインB1〜B8とワードラインW1〜W8とをマトリクス状に配置することにより、任意のトランジスタ40からの検出信号を取り出すことができる。このため、基材21に設けられるラインの本数を削減することができる。
なお図1においては、トランジスタ40が8行×8列にわたってマトリクス状に設けられており、このためワードラインの本数およびビットラインの本数がそれぞれ8本である例を示した。しかしながら、トランジスタ40の個数やワードラインの本数およびビットラインの本数が特に限られることはない。
図1に示すように、ビットラインB1〜B8およびワードラインW1〜W8はそれぞれ、対応する信号端子部24に接続されている。なお図示はしないが、圧力センサ10は、複数のトランジスタ基板20を組み合わせることによって構成されていてもよい。この場合、信号端子部24は、隣接する1つのトランジスタ基板20の間で、対応するビットラインB1〜B8や対応するワードラインW1〜W8を互いに電気的に接続させるために用いられてもよい。この場合、図1に示すように、一対の第1辺22aに設けられた信号端子部24の両方に、対応するビットラインB1〜B8が接続されていてもよい。同様に、一対の第2辺22bに設けられた信号端子部24の両方に、対応するワードラインW1〜W8が接続されていてもよい。
〔セレクタ回路〕
次にセレクタ回路50について説明する。ここでは図1に示すように、ビットラインB1〜B4に挿入されたセレクタ52が、それぞれセレクタラインS1に接続され、一方で、ビットラインB5〜B8に挿入されたセレクタ52が、それぞれセレクタラインS2に接続される例について説明する。インタフェース回路23は、セレクタラインS1,S2に接続されたセレクタ端子部25をさらに有しており、これらセレクタ端子部25を介して、切替電圧が外部回路からセレクタラインS1,S2に印加される。
図1に示す例においては、ビットラインB1〜B4に挿入されたセレクタ52には同一の切替電圧がセレクタラインS1を介して印加される。このため、ビットラインB1〜B4に挿入されたセレクタ52は、同一のタイミングで導通状態または非導通状態になる。同様に、ビットラインB5〜B8に挿入されたセレクタ52には同一の切替電圧がセレクタラインS2を介して印加される。このため、ビットラインB5〜B8に挿入されたセレクタ52は、同一のタイミングで導通状態または非導通状態になる。この場合、ビットラインB1〜B4に接続されたセレクタ52と、ビットラインB5〜B8に接続されたセレクタ52とを交互に導通状態にすることにより、ビットラインB1〜B4のうちの1本と、ビットラインB5〜B8のうちの1本とを1本のデータラインにまとめた上で外部回路へ接続することが可能になる。従って図1に示す例においては、外部回路との接続のために用いられるケーブルの配線としては、2本ずつまとめられたビットラインB1〜B8のための4本の配線と、セレクタラインS1,S2のための2本の配線とからなる、合計6本の配線が必要になる。一方、セレクタ回路50を設けない場合、外部回路との接続のために用いられるケーブルの配線としては、ビットラインB1〜B8それぞれのための8本の配線が必要になる。
このように、セレクタ回路50を設けることにより、ケーブルの配線の数を低減することが可能になる。
〔基材〕
トランジスタ40、セレクタ52や信号端子部24を適切に支持することができる限りにおいて、基材21を構成する材料が特に限られることはない。例えば基材21は、可撓性を有するフレキシブル基板であってもよく、可撓性を有しないリジット基板であってもよい。
〔トランジスタ〕
次に図2を参照して、トランジスタ基板20に形成されるトランジスタ40の一例について説明する。
図2に示すように、トランジスタ40は、基材21の第1面21a上に設けられたゲート電極31と、ゲート電極31を覆うよう基材21の第1面21a上に設けられたゲート絶縁膜32と、一定の間隔を空けて対向するようゲート絶縁膜32上に設けられたソース電極33およびドレイン電極34と、ソース電極33およびドレイン電極34に接するようにソース電極33とドレイン電極34との間に設けられた半導体層35と、ソース電極33、ドレイン電極34および半導体層35を覆うように設けられた絶縁層36と、を含んでいる。また絶縁層36上には第1電極37が設けられており、この第1電極37は、絶縁層36の一部に形成された貫通孔36aを介してソース電極33またはドレイン電極34に電気的に接続されている。図2に示す例においては、貫通孔36aがドレイン電極34上に形成されており、この貫通孔36aを介してドレイン電極34と第1電極37とが電気的に接続されている。なお第1電極37は、貫通孔36a内の全域に充填されていてもよく、若しくは貫通孔36aの壁面上にのみ設けられていてもよい。
図示はしないが、ゲート電極31には、対応するワードラインW1〜W8が接続され、ソース電極33には、対応するビットラインB1〜B8が接続される。なお図2に示すように、ゲート電極31とソース電極33およびドレイン電極34とは別の階層に設けられ、同様にワードラインW1〜W8とビットラインB1〜B8とも別の階層に設けられる。
ゲート電極31、ゲート絶縁膜32、ソース電極33、ドレイン電極34、絶縁層36や第1電極37を構成する材料としては、トランジスタにおいて用いられる公知の材料が用いられる。例えば、特開2013−68562号公報において開示されている材料を用いることができる。
半導体層35を構成する材料としては、無機半導体材料または有機半導体材料のいずれが用いられてもよいが、好ましくは有機半導体材料が用いられる。有機半導体材料は一般に、無機半導体材料に比べて低い温度で基板上に形成され得る。このため、基板として、フレキシブルなプラスチック基板などを利用することができる。このことにより、機械的衝撃に対する安定性を有し、かつ軽量な半導体素子を提供することが可能となる。また、印刷法等の塗布プロセスを用いて有機半導体材料を基板上に形成することができるので、無機半導体材料が用いられる場合に比べて、多数の有機トランジスタを基板上に効率的に形成することが可能となる。このため、半導体素子の製造コストを低くすることができる可能性がある。
有機半導体材料としては、ペンタセン等の低分子系有機半導体材料や、ポリピロール類等の高分子有機半導体材料が用いられ得る。より具体的には、特開2013−21190号公報において開示されている低分子系有機半導体材料や高分子有機半導体材料を用いることができる。ここで「低分子有機半導体材料」とは、例えば、分子量が10000未満の有機半導体材料を意味している。また「高分子有機半導体材料」とは、例えば、分子量が10000以上の有機半導体材料を意味している。
また図2に示すように、第1電極37上には刺激応答性部材38が設けられており、刺激応答性部材38上には第2電極39が設けられている。刺激応答性部材38は、受ける刺激に応じて電気抵抗または静電容量が変化するよう構成された部材である。ここでは、刺激応答性部材38として、受ける圧力に応じて電気抵抗または静電容量が変化する感圧体が用いられる。感圧体としては、例えば、感圧体に加えられる圧力に応じて、圧力が加えられた方向ここでは厚み方向における感圧体の電気抵抗が変化するよう構成された、いわゆる感圧導電体が用いられ得る。感圧導電体は例えば、シリコーンゴムなどのゴムと、ゴムに添加されたカーボンなどの複数の導電性を有する粒子と、を含んでいる。
なお図2においては、トランジスタ40がいわゆるボトムゲート・ボトムコンタクト型となっている例を示した。しかしながら、トランジスタ40のタイプがボトムゲート・ボトムコンタクト型に限られることはない。例えば、トップゲート・ボトムコンタクト型、ボトムゲート・トップコンタクト型またはトップゲート・トップコンタクト型のトランジスタ40が用いられてもよい。
図3は、複数のトランジスタ40を含むトランジスタ基板20の一部分を示す縦断面図である。図3に示すように、上述の刺激応答性部材38および第2電極39は、複数のトランジスタ40に跨って連続的に設けられていてもよい。すなわち刺激応答性部材38および第2電極39は、各トランジスタ40において共通に使用されるものであってもよい。また第2電極39上には、絶縁性を有するオーバーコート層26が設けられていてもよい。
図3に示す例において、トランジスタ基板20の一部分においてペン70などを介してトランジスタ基板20に圧力が加えられると、圧力を加えられた部分において、刺激応答性部材38が厚み方向において圧縮される。この結果、厚み方向において刺激応答性部材38内の粒子が互いに接触し、厚み方向における刺激応答性部材38の電気抵抗値が低くなる。このため、圧力が加えられた刺激応答性部材38に接続されたトランジスタ40においては、ソース電極33およびドレイン電極34に流れる電流が増加する。従って、各トランジスタ40に流れる電流値を検出することにより、トランジスタ基板20に加えられている圧力の分布を算出することができる。
〔セレクタ回路の詳細〕
次に、セレクタ回路についてより詳細に説明する。はじめに、本実施の形態におけるトランジスタ基板20のセレクタ回路50によって解決されるべき課題を説明するため、従来の一般的なセレクタ回路150について説明する。図4は、従来のセレクタ回路150の一例を示す図である。図4では、複数のセレクタ52のうち、ビットラインB1〜B4に挿入されたセレクタ52が示されている。
各セレクタ52は、インタフェース回路23側で対応するビットラインB1〜B4に接続された第1接続部52aと、メイン回路30側で対応するビットラインB1〜B4に接続された第2接続部52bと、セレクタラインS1に接続された第3接続部52cと、を含んでいる。各セレクタ52は、セレクタラインS1を介して第3接続部52cに印加される切替電圧に応じて、第1接続部52aと第2接続部52bとの間が電気的に接続される導通状態、または、第1接続部52aと第2接続部52bとの間が電気的に絶縁される非導通状態になるよう構成されている。セレクタ52が導通状態の時には、トランジスタ40からの検出信号が、対応するビットラインB1〜B4を介して信号端子部24に伝達されるようになる。
図4に示すように、セレクタ回路150のセレクタ52は、1つのビットラインに対して並列に複数挿入されていてもよい。図4に示す例においては、ビットラインB1〜B4にそれぞれ4個のセレクタ52が挿入されている。1つのビットラインに対して並列に挿入された複数のセレクタ52の第3接続部52cにはそれぞれ、セレクタラインS1が接続されている。このように複数のセレクタ52を並列に挿入することにより、検出信号がセレクタ52を通る際の電気抵抗を低減することができる。
ところで、セレクタ回路50においては、ビットラインB1〜B4やセレクタラインS1の断線や、ビットラインB1〜B4とセレクタラインS1との間の短絡などの不良が生じることがある。不良が生じる原因としては、トランジスタ基板20の製造工程において混入する塵などの異物や、製造公差が考えらえる。また、トランジスタ基板20によって圧力センサ10が構成される場合、トランジスタ基板20には、出荷前の試験時や出荷後の使用時に様々な圧力が加えられることになる。特に圧力センサ10が、特開2013−113780号公報に開示されているような、歩行時に足から加えられる圧力を測定するためのものである場合、トランジスタ基板20に加えられる圧力が極めて多大なものとなる。このため、トランジスタ基板20に加えられる圧力に起因して、断線や短絡などの不良が生じることも考えられる。
図4において、不良のいくつかの例が符号F1〜F3で表されている。符号F1は、セレクタ52よりもインタフェース回路23側のビットラインB3において生じる断線を表している。符号F2は、ビットラインB1に挿入された複数のセレクタ52の第3接続部52cに接続されたビットラインB1において生じる断線を表している。また符号F3は、ビットラインB2に挿入されたセレクタ52の内部またはセレクタ52の近傍で生じる、ビットラインB2とビットラインB1との間の短絡を表している。
断線F1,F2や短絡F3の原因について調査するためには、断線F1,F2や短絡F3が発生した箇所を正確に知ることが重要になる。また、不良が生じたトランジスタ基板20を修理する上でも、断線F1,F2や短絡F3が発生した箇所を正確に知ることが重要になる。一方、図4に示すセレクタ回路150の、例えば断線F1が生じている場合、ビットラインB3および4個のセレクタ52を介してトランジスタ40から信号端子部24に至る経路のうち、図4の上側の2個のセレクタ52を通る経路は閉ざされてしまうが、図4の下側の2個のセレクタ52を通る経路は有効である。このため、断線F1が生じていることを検出することは容易ではない。一方、断線F1が生じているトランジスタ基板20においては、2個のセレクタ52が無効になっている分だけ、検出信号がビットラインB3を通る際の電気抵抗が増加してしまう。また、セレクタ52の故障に対する冗長性も低下してしまう。
このような課題を考慮し、本実施の形態においては、セレクタ回路50に検査端子部を設けることを提案する。検査端子部とは、プローブなどを容易に接触させることができるよう構成された領域のことであり、いわゆるパッドやランドとも称され得るものである。このような検査端子部を、セレクタ回路50に繋がるラインに設けることにより、断線や短絡などの不良が生じている箇所を容易に特定することができる。以下、検査端子部の具体的な例について、図5を参照して説明する。なお以下の説明および以下の説明で用いる図面では、図4に示す従来のセレクタ回路150と同様に構成され得る部分については同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図5に示すように、セレクタ回路50は、インタフェース回路23側で対応するビットラインB1〜B4に接続された第1検査端子部54を有している。各第1検査端子部54は、図5に示すように、第1検査端子部54と信号端子部24との間にセレクタ52の第1接続部52aが位置するように配置されている。この場合、プローブなどを第1検査端子部54および信号端子部24に接触させることにより、セレクタ52よりもインタフェース回路23側のビットラインB1〜B4において断線が生じているかどうかを容易に調べることができる。このため、図5に示すビットラインB3の断線F1を容易に検出することができる。
上述の第1検査端子部54の寸法や、後述する第2検査端子部56や第3検査端子部58の寸法は、検査工程において用いられるプローブなどを容易に接触させることができるよう、設定されている。例えば検査端子部54,56,58の幅は、検査端子部54,56,58が接続されるラインの幅よりも少なくとも大きくなっている。より具体的には、検査端子部54,56,58の形状が、検査端子部54,56,58が接続されるラインが延びる方向に平行な長辺と、長辺に直交する短辺と、を含む矩形状である場合、長辺の長さは30μm〜1000μmの範囲内になっており、短辺の長さは30μm〜200μmの範囲内になっている。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
上述の図5においては、セレクタ回路50が、インタフェース回路23側でビットラインB1〜B4に接続された第1検査端子部54を有する例を示した。図6においては、セレクタ回路50が、メイン回路30側で対応するビットラインB1〜B4に接続された第2検査端子部56を有する例について説明する。
第2検査端子部56は、図6に示すように、第2検査端子部56とメイン回路30のトランジスタ40との間にセレクタ52の第2接続部52bが位置するように配置されている。この場合、プローブなどを第2検査端子部56および信号端子部24に接触させることにより、セレクタ52が導通状態のときのセレクタ52の電気抵抗が適切なものかどうかを調べることができる。例えば、導通状態のときの1個のセレクタ52の電気抵抗の値の平均値がRである場合、4個のセレクタ52の全てが適切に導通状態になっていれば、第2検査端子部56と信号端子部24との間の電気抵抗の値はR/4になると期待される。従って、プローブなどを第2検査端子部56および信号端子部24に接触させることにより、各セレクタ52が適切に導通状態になっているかどうかを調べることができる。このため、図6に示すセレクタラインS1の断線F2を容易に検出することができる。また図6に示す例によれば、第2検査端子部56を利用することにより、セレクタ52よりもメイン回路30側のビットラインB1〜B4において断線が生じているかどうかを容易に調べることもできる。
なお図示はしないが、セレクタ回路50は、上述の第1検査端子部54および第2検査端子部56をいずれも有していてもよい。これによって、ビットラインB1〜B4やセレクタラインS1において発生する様々な断線をより正確かつ容易に検出することができる。
(第2の変形例)
上述の図5または図6においては、セレクタ回路50が、ビットラインB1〜B4に接続された第1検査端子部54または第2検査端子部56を有する例を示した。図7においては、セレクタ回路50が、セレクタラインS1に接続された第3検査端子部58を有する例について説明する。
本変形例において、1つのビットラインに対して並列に挿入された複数の、ここでは4個のセレクタ52の第3接続部52cには、図7に示すように、セレクタラインS11〜S14がそれぞれ接続されている。セレクタラインS11〜S14はそれぞれ、セレクタ端子部25に接続されたセレクタラインS1を分岐させることによって形成されたものであり、このため各セレクタラインS11〜S14には、同一の前記切替電圧が印加される。
図7に示すように、本変形例において、セレクタ回路50は、1つのビットラインに対して並列に挿入された4個のセレクタ52の第3接続部52cに接続された複数のセレクタラインS11〜S14にそれぞれ接続された複数の第3検査端子部58を有している。複数の第3検査端子部58はそれぞれ、第3検査端子部58とセレクタ端子部25との間にセレクタ52の第3接続部52cが位置するように配置されている。この場合、プローブなどを第3検査端子部58およびセレクタ端子部25に接触させることにより、各セレクタラインS11〜S14において断線が生じているかどうかを容易に調べることができる。このため、図7に示すセレクタラインS12の断線F2を容易に検出することができる。
(第3の変形例)
セレクタ回路50は、上述の第3検査端子部58に加えて、上述の第1検査端子部54や第2検査端子部56をさらに有していてもよい。図8には、セレクタ回路50が、上述の第1検査端子部54、第2検査端子部56および第3検査端子部58をそれぞれ有する例が示されている。
(第4の変形例)
上述の図7および図8においては、1つのビットラインに対して並列に挿入された4個のセレクタ52の第3接続部52cに接続された複数のセレクタラインS11〜S14がそれぞれ1個のセレクタ端子部25に接続される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、1つのビットラインに対して並列に挿入された4個のセレクタ52の第3接続部52cに接続された複数のセレクタラインS11〜S14にはそれぞれ、別個のセレクタ端子部25が接続されてもよい。すなわち、トランジスタ基板20においては複数のセレクタラインS11〜S14がそれぞれ電気的に分離されていてもよい。この場合、例えば図9に示すように、トランジスタ基板20と外部回路とを接続するために用いられるコネクタの端子60を、複数のセレクタ端子部25のそれぞれに接触させることにより、各セレクタラインS11〜S14に同一の切替電圧を印加するようにしてもよい。
図9に示す変形例によれば、プローブなどを信号端子部24、第1検査端子部54または第2検査端子部56と第3検査端子部58とに接触させることにより、ビットラインB1〜B4とセレクタラインS11〜S14との間で断線が生じているかどうかを容易に調べることができる。このため、ビットラインB2とセレクタラインS11との間で短絡F3が生じていることを容易に検出することができる。
(第5の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例においては、互いに隣接するビットラインB1〜B4に挿入されたセレクタ52に同一の切替電圧がセレクタラインS1を介して印加される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、互いに隣接するビットラインに挿入されたセレクタ52に、異なる切替電圧が印加されてもよい。
例えば図10に示すように、ビットラインB1に挿入されたセレクタ52の第3接続部52cには、セレクタラインS11またはセレクタラインS12が接続され、ビットラインB1に隣接するビットラインB2に挿入されたセレクタ52の第3接続部52cには、セレクタラインS21またはセレクタラインS22が接続されていてもよい。セレクタラインS11およびセレクタラインS12には、同一の切替電圧が印加され、セレクタラインS21またはセレクタラインS22には、セレクタラインS11およびセレクタラインS12に印加される切替電圧とは異なる切替電圧が印加される。なお図10においては、セレクタラインS11およびセレクタラインS12がコネクタの端子60によって互いに導通し、同様にセレクタラインS21およびセレクタラインS22がコネクタの端子60によって互いに導通する例が示されているが、これに限られることはない。図示はしないが、セレクタラインS11およびセレクタラインS12は、トランジスタ基板20上で接続され、同様にセレクタラインS21およびセレクタラインS22も、トランジスタ基板20上で接続されていてもよい。
本変形例においては、ビットラインB1に挿入されたセレクタ52と、ビットラインB2に挿入されたセレクタ52とは、異なるタイミングで導通状態または非導通状態になる。このため、ビットラインB1に接続されたセレクタ52と、ビットラインB2に接続されたセレクタ52とを交互に導通状態にすることにより、ビットラインB1とビットラインB2とを1本のデータラインにまとめた上で外部回路へ接続することが可能になる。例えば図10に示すように、ビットラインB1に接続された信号端子部24と、ビットラインB2に接続された信号端子部24とを、コネクタの端子60によって互いに導通させることができる。
本変形例においても、セレクタ回路50が上述の第1検査端子部54、第2検査端子部56や第3検査端子部58を有することにより、ビットラインB2の断線F1、セレクタラインS21の断線F2、ビットラインB3とセレクタラインS11との間の短絡F3などを容易に検出することができる。また、セレクタライン同士の短絡を検出することも可能である。
(その他の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例においては、セレクタ回路50のセレクタ52が挿入される信号ラインが、トランジスタ40のソース電極33またはドレイン電極34に接続されたビットラインB1〜B8である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、セレクタ回路50のセレクタ52が挿入される信号ラインが、トランジスタ40のゲート電極31に接続されたワードラインW1〜W8であってもよい。この場合、上述の第1検査端子部54、第2検査端子部56や第3検査端子部58を同様にワードラインW1〜W8やセレクタラインS1,S2などに設けることにより、ワードラインW1〜W8やセレクタラインS1,S2の断線や短絡を容易に検出することができる。
また上述の本実施の形態においては、ソース電極33が、検出信号を伝達するビットラインB1〜B8のいずれかに電気的に接続され、ドレイン電極34が、第1電極37を介して刺激応答性部材38に電気的に接続される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ドレイン電極34が、検出信号を伝達するビットラインB1〜B8のいずれかに電気的に接続され、ソース電極33が、第1電極37を介して刺激応答性部材38に電気的に接続されていてもよい。
また上述の本実施の形態においては、複数のトランジスタ40を有するトランジスタ基板20を利用して、加えられる圧力に応じた検出信号を生成する圧力センサ10を構成する例を示した。しかしながら、トランジスタ基板20は、圧力以外の物理量、例えば光の強度、電磁場の強度、温度などの分布を、マトリクス状に配置された複数のトランジスタ40を利用することによって算出するよう構成されていてもよい。例えば刺激応答性部材38は、受ける光、電場、磁場、熱などに応じて電気抵抗または静電容量が変化するよう構成され得る。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 圧力センサ
20 トランジスタ基板
23 インタフェース回路
24 信号端子部
25 セレクタ端子部
30 メイン回路
40 トランジスタ
50 セレクタ回路
52 セレクタ
52a 第1接続部
52b 第2接続部
52c 第3接続部
54 第1検査端子部
56 第2検査端子部
58 第3検査端子部
60 コネクタ
B1〜B8 ビットライン
W1〜W8 ワードライン
S1,S2 セレクタライン

Claims (10)

  1. 複数のトランジスタと、対応する前記トランジスタにそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路と、
    対応する前記信号ラインに接続された複数の信号端子部を有するインタフェース回路と、
    前記メイン回路と前記インタフェース回路との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有するセレクタ回路と、を備え、
    前記セレクタは、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1接続部と、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2接続部と、セレクタラインに接続された第3接続部と、を含み、
    前記セレクタは、前記セレクタラインを介して前記第3接続部に印加される切替電圧に応じて、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に接続される導通状態、または、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に絶縁される非導通状態になるよう構成されており、
    前記セレクタ回路は、
    前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1検査端子部であって、前記第1検査端子部と前記信号端子部との間に前記セレクタの前記第1接続部が位置するように配置された第1検査端子部、または、
    前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2検査端子部であって、前記第2検査端子部と前記トランジスタとの間に前記セレクタの前記第2接続部が位置するように配置された第2検査端子部、の少なくともいずれか一方をさらに有する、トランジスタ基板。
  2. 前記セレクタ回路は、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1検査端子部であって、前記第1検査端子部と前記信号端子部との間に前記セレクタの前記第1接続部が位置するように配置された第1検査端子部を少なくとも有する、請求項1に記載のトランジスタ基板。
  3. 前記セレクタ回路は、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2検査端子部であって、前記第2検査端子部と前記トランジスタとの間に前記セレクタの前記第2接続部が位置するように配置された第2検査端子部を少なくとも有する、請求項1または2に記載のトランジスタ基板。
  4. 前記インタフェース回路は、前記セレクタラインに接続されたセレクタ端子部をさらに有し、
    前記セレクタ回路の前記セレクタは、1つの前記信号ラインに対して並列に複数挿入されており、
    1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部には、同一の前記切替電圧が印加される前記セレクタラインがそれぞれ接続されており、
    前記セレクタ回路は、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにそれぞれ接続された複数の第3検査端子部であって、前記第3検査端子部と前記セレクタ端子部との間に前記セレクタの前記第3接続部が位置するように配置された第3検査端子部をさらに有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のトランジスタ基板。
  5. 複数のトランジスタと、対応する前記トランジスタにそれぞれ接続された複数の信号ラインと、を有するメイン回路と、
    対応する前記信号ラインに接続された複数の信号端子部を有するインタフェース回路と、
    前記メイン回路と前記インタフェース回路との間に配置され、対応する信号ラインに挿入された複数のセレクタを有するセレクタ回路と、を備え、
    前記セレクタは、前記インタフェース回路側で前記信号ラインに接続された第1接続部と、前記メイン回路側で前記信号ラインに接続された第2接続部と、セレクタラインに接続された第3接続部と、を含み、
    前記セレクタは、前記セレクタラインを介して前記第3接続部に印加される切替電圧に応じて、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に接続される導通状態、または、前記第1接続部と前記第2接続部との間が電気的に絶縁される非導通状態になるよう構成されており、
    前記インタフェース回路は、前記セレクタラインに接続されたセレクタ端子部をさらに有し、
    前記セレクタ回路の前記セレクタは、1つの前記信号ラインに対して並列に複数挿入されており、
    1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部には、同一の前記切替電圧が印加される前記セレクタラインがそれぞれ接続されており、
    前記セレクタ回路は、1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにそれぞれ接続された複数の第3検査端子部であって、前記第3検査端子部と前記セレクタ端子部との間に前記セレクタの前記第3接続部が位置するように配置された第3検査端子部をさらに有する、トランジスタ基板。
  6. 1つの前記信号ラインに対して並列に挿入された複数の前記セレクタの前記第3接続部に接続された複数の前記セレクタラインにはそれぞれ、別個の前記セレクタ端子部が接続されている、請求項4または5に記載のトランジスタ基板。
  7. 前記信号ラインは、対応する前記トランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のトランジスタ基板。
  8. 前記信号ラインは、対応する前記トランジスタのゲート電極に接続されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のトランジスタ基板。
  9. 前記複数のトランジスタには、受ける刺激に応じて電気抵抗または静電容量が変化する刺激応答性部材が接続されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のトランジスタ基板。
  10. 前記刺激応答性部材は、受ける圧力に応じて電気抵抗または静電容量が変化する感圧体である、請求項9に記載のトランジスタ基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109001689A (zh) * 2018-04-27 2018-12-14 安徽四创电子股份有限公司 一种雷达接收分机的插件接口排列方法

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