JP6356932B1 - 予告看板 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路に規制区域が存在する等の事象の情報を、車両の運転者に効果的に通知できる予告看板を提供する。【解決手段】予告看板1は可搬型であり、道路交通に関する情報を視覚的に認識可能に表示する表示パネル2と、表示パネル2の上部に設置され、道路交通に関する文字情報をVICS又はETCの規格に従った電波で送信する情報送信装置3を備える。予告看板1が道路の側部に設置されると、道路を走行する車両の運転者により、表示パネル2に表示された情報が視認される。また、情報送信装置3から送信された文字情報が車両の情報受信装置に受信され、文字情報が読み上げられることにより、運転者に伝達される。運転者が不注意により表示パネル2の情報を見落としても、道路交通に関する情報を音声により効果的に認識させることができるので、走行方向に存在する事象に関して効果的に注意喚起を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、道路の例えば規制区域等の上流側に設置され、車両の運転者に規制区域等の存在を効果的に通知できる可搬型の予告看板に関する。
道路において事故の処理や工事等を行う場合、車両の通行を規制する規制区域を設置している。規制区域は走行車線や追越車線を遮るように設置されるので、規制区域の上流側に規制区域の存在を警告する看板を設置して、車両の運転者に注意を促している。しかしながら、運転者が、携帯電話の操作や居眠り等の不注意に起因して看板を見落とし、車両が規制区域に誤進入する事故が多発している。
このような事故の被害を縮小するため、出願人は、規制区域の作業者に対して車両の誤進入を警告する警告システムを提案している(特許文献1参照)。この警告システムは、規制領域に向かって走行する車両の位置及び速度を測定するセンサと、このセンサからの信号に基づいて規制区域に警告を行う警告装置と、上記センサ及び警告装置に接続された制御装置を備える。制御装置は、センサにより、規制領域を設置した車線と同じ車線の上流に予め設定された検知領域に車両が存在し、かつ、上記車両の速度が検知領域に予め設定された許容速度よりも大きいことを検出すると、警告装置に音や光による警告を行わせる。警告を認識した作業者が規制区域から退避することにより、車両が規制区域に進入しても、作業者が負傷を回避できるようにしている。
特許第5627048号
しかしながら、上記従来の警告システムは、規制区域への車両の誤進入自体を防止することは困難であるため、車両の誤進入により、作業者が逃げ遅れた場合に負傷する危険性や、規制区域内の設備や作業車両が損傷する問題がある。また、規制区域に誤進入した車両の損傷や、車両の運転者の負傷を防止し難いという問題がある。また、規制区域への車両の誤進入により、規制区域の設備が隣接する車線に飛散し、隣接する車線を走行する車両に損傷を与える問題がある。
そこで、本発明の課題は、道路に規制区域が存在する等の事象の情報を車両の運転者に効果的に通知でき、この車両及び運転者や、道路上の作業者や、他の車両及び運転者に対する危険を未然に防止することができる予告看板を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の予告看板は、道路の周辺に配置され、道路交通に関する情報を、上記道路を走行する車両の運転者に伝達するための可搬型の予告看板であって、
道路交通に関する情報を視覚的に認識可能に表示する表示パネルと、
道路交通情報を発信するための無線通信媒体を用いて、上記道路交通に関する情報を含む送信情報を送信する情報送信装置と
を備えることを特徴としている。
上記構成の予告看板によれば、道路交通に関する情報が、表示パネルによって視覚的に認識可能に示される。また、情報送信装置により、道路交通情報を発信するための無線通信媒体を用いて、上記道路交通に関する情報を含む送信情報が送信される。この情報送信装置から送信された送信情報が、車両に設けられた情報受信装置で受信され、この送信情報の内容が音声や光によって運転者に伝達されることにより、運転者が表示パネルの視認情報を見落としても、道路交通に関する情報を効果的に運転者に認識させることができる。したがって、運転者は上記情報で示される事象に予め対応できるので、例えば道路の規制区域や事故や渋滞等に対処することにより、この車両及び運転者や、道路上の作業者や、他の車両及び運転者に対する危険を未然に防止することができる。また、予告看板は可搬型であるので、例えば事故が発生した場合や規制区域を設置した場合に、これらの箇所を示すために高い自由度で道路の周辺に配置することができる。したがって、道路のいずれの場所で発生する事象についても、車両の運転者に効果的に情報を伝達することができる。
ここで、上記道路交通に関する情報としては、例えば規制区域の存在、事故の発生、車線の減少、渋滞の発生、出口の閉鎖、通行止め、制限速度の変更、路側施設の案内等を示す情報が該当する。また、道路交通情報を発信するための無線通信媒体としては、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System;登録商標)やETC(Electronic Toll Collection System;登録商標)等の規格に従った電波が挙げられる。車両には、VICSやETC等の道路交通情報の受信を行い、受信した情報を音声で運転者に伝達する道路交通情報装置が広く普及している。このような既存の装置で使用されている無線通信媒体を用いて情報を送信することにより、車両の運転者に容易に注意喚起を行うことができる。
一実施形態の予告看板は、上記送信情報が音声情報である。
上記実施形態によれば、予告看板の情報送信装置から音声情報が送信され、車両に設置された道路交通情報装置で音声情報が受信されて再生されることにより、道路交通に関する情報を運転者に効果的に伝達することができる。
一実施形態の予告看板は、上記情報送信装置が、蓄電池を備える。
上記実施形態によれば、蓄電池に蓄えられた電力により情報送信装置が作動するので、予告看板を供用時に外部電源に接続する必要が無いから、屋外の所望の位置に容易に設置できる。ここで、蓄電池は二次電池であるのが好ましく、蓄電池に充電を行うために、太陽光発電装置を備えてもよく、また、外部電源に接続される充電口を備えてもよい。
一実施形態の予告看板は、上記蓄電池に電力を供給する太陽光発電装置を備える。
上記実施形態によれば、太陽光発電装置を太陽光の照射環境に配置すれば蓄電池が充電されるので、予告看板を設置する前に外部電源等に接続して充電池を充電する必要が無いから、屋外の所望の位置に迅速かつ容易に予告看板を設置できる。
一実施形態の予告看板は、上記送信情報が、上記道路交通に関する情報で示される事象が存在する位置までの距離の情報を含む。
上記実施形態によれば、道路交通に関する情報で示される事象であって、例えば規制区域や事故等の事象が存在する位置までの距離の情報が、送信情報に含まれることにより、車両の運転者に、事象の発生している位置を予め通知できる。
一実施形態の予告看板は、上記送信情報が、上記道路交通に関する情報で示される事象が存在する位置又は方面を示す地名の情報を含む。
上記実施形態によれば、道路交通に関する情報で示される事象であって、例えば規制区域や事故等の事象が存在する位置又は方面を示す地名の情報が、送信情報に含まれることにより、車両の運転者に、事象の発生している場所を予め通知できる。ここで、事象が存在する方面を示す地名とは、予告看板の設置位置から視て事象が存在する方向にある地名をいう。このように、事象が存在する位置や方面を、地名を用いて示すことにより、車両の運転者に事象の発生している場所を正確に認識させることができる。ここで、道路の上り車線と下り車線のいずれか一方の車線を走行する車両に対して情報を提供することを目的とする場合に、他方の車線を走行する車両の情報受信装置に送信情報が受信されても、送信情報には事象の存在する位置又は方面を示す地名が含まれるので、他方の車線の車両の運転者は、自らの走行方向には事象が存在しないことを認識できる。したがって、送信情報が反対車線の車両に受信されても、その車両の運転者が情報を誤って認識することが防止され、誤った情報に基づく混乱の発生を効果的に防止できる。
一実施形態の予告看板は、上記情報送信装置が、
上記道路交通に関する情報で示される事象に関する事象情報と、上記事象が存在する距離に関する距離情報と、上記事象が存在する位置又は方面を示す地名に関する地名情報とが夫々複数個選択可能に記憶された記憶部と、
上記記憶部に記憶された情報のうち、送信情報に含めるべき情報が選択されて入力される入力部と、
上記入力部で選択された事象情報、距離情報及び地名情報に基づいて、上記送信情報を作成する送信情報作成部と
を有する。
上記実施形態によれば、情報送信装置が、記憶部と入力部と送信情報作成部を有する。上記記憶部に、少なくとも事象情報と、距離情報と、地名情報とが夫々複数個選択可能に記憶される。この記憶部に記憶された情報のうち、送信情報に含めるべき情報が、入力部で選択されて入力される。この入力部で選択された事象情報、距離情報及び地名情報に基づいて、送信情報作成部により、情報送信装置によって送信される送信情報が作成される。このように、予め記憶部に選択可能に記憶された事象情報、距離情報及び地名情報等から、入力部を通じて所定の情報を選択することにより送信情報を作成できるので、車両の運転者に通知すべき情報を容易に作製することができる。
一実施形態の予告看板は、上記無線通信媒体が、VICS又はETCの規格に従う電波である。
上記実施形態によれば、情報送信装置が、広く普及しているVICS又はETCで採用される規格に従う電波を利用して送信情報を送信することにより、多くの車両が送信情報を受信し、運転者に道路交通に関する情報を通知することができる。なお、ETCにはETC2.0が含まれ、情報送信装置は、ETC2.0の規格に従う電波を利用してもよい。
本発明の実施形態の予告看板を示す正面図である。 予告看板の情報送信装置を示すブロック図である。 車両に設置された情報受信装置を示すブロック図である。 予告看板の情報送信装置の設定時に入力部に示される画面を示す模式図である。 予告看板の情報送信装置から送信される電波の到達範囲を模式的に示す平面図である。 予告看板の情報送信装置から送信される電波の到達範囲を模式的に示す断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の予告看板を示す正面図である。本実施形態の予告看板は、立て看板形式の予告看板であり、路面上に直接設置される。この予告看板1は、道路の側部に設置され、道路を走行する車両の運転者に、道路交通に関する情報を、視覚と聴覚を通して認識させるものである。この予告看板1は、道路交通に関する情報を視覚的に認識可能に表示する表示パネル2と、道路交通に関する情報を含む送信情報を車両に送信する情報送信装置3と、この情報送信装置3に充電用の電力を供給する太陽光発電装置としての太陽光発電パネル4を備える。
表示パネル2は、文字や記号が表面に表示される矩形のパネルであり、光反射シートで覆われた板状体の表面に、塗料やカッティングシート等で形成された文字や記号が配置されたものを用いることができる。表示パネル2は、表面を照明する照明装置を有してもよく、LED(light emitting diode)等で自発光する板状体を用いてもよい。また、表示パネル2として、行列状に配列された複数のLED素子を駆動して文字や記号を表示するLED表示パネルを用いてもよい。いずれにしても、表示パネル2は、道路交通に関する情報を書き換え可能に表示できればよく、情報を視覚的に認識可能に表示する構成は、特に限定されない。
図1の表示パネル2には、この表示パネル2の設置位置から100m先に、工事中の箇所が存在することを示す文字が表示されている。この表示パネル2の文字は、道路を走行する車両の運転者に視認可能な大きさに表示されている。
上記表示パネル2の上部に設置された情報送信装置3は、この表示パネル2に表示された情報と実質的に同じ内容の文字情報を、道路交通情報を発信するための無線通信媒体により送信する。
この情報送信装置3は、図2のブロック図に示されるように、送信する文字情報を形成するための複数の情報が選択可能に格納された記憶部6と、文字情報を作成する際の入力や、情報送信装置3の動作を指令する入力等を操作者から受ける入力部7と、文字情報の内容や、情報送信装置3の動作状況を出力する出力部8を有する。また、情報送信装置3は、送信する文字情報を送信信号に変換して出力する通信部9と、通信部9で生成された送信信号の電波を出力するアンテナ10を有する。この情報送信装置3は、各部の動作を制御する制御部12と、各部に電力を供給する蓄電池13を有する。蓄電池13は二次電池であり、日照時に太陽光発電パネル4から電力が供給されて充電を行うように形成されている。また、蓄電池13は、図示しない充電口を通じて、商用電源等の外部電源から充電用の電力が供給可能に形成されている。この情報送信装置3は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等の不揮発性メモリ及びI/O等で形成されたマイコンによって構成されている。
情報送信装置3の通信部9は、文字情報をVICS規格に従ったデータ形式に変換し、無線通信媒体としての2.4GHz帯の電波をアンテナ10から出力する。なお、通信部9及びアンテナ10は、無線通信媒体として、ETC又はETC2.0規格に従う5.8GHz帯の電波により情報を送信してもよい。
予告看板1の情報送信装置3から出力された電波は、この予告看板1が設置された道路を走行する車両の情報受信装置15に受信され、受信された情報が運転者に伝達される。図3は、車両に設置された情報受信装置15を示すブロック図である。この情報受信装置15は、情報送信装置3から送信された電波を受信するアンテナ16と、アンテナ16で受信した電波の信号を復号化し、文字情報を生成する通信部17を有する。また、この情報受信装置15は、受信した文字情報を格納する記憶部18と、情報受信装置15の動作を指令する入力を受ける入力部19と、受信した文字情報や音声情報や情報受信装置15の動作状況等を出力する出力部20と、各部の動作を制御する制御部21を有する。この情報受信装置15は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等の不揮発性メモリ及びI/O等で形成され、道路交通情報装置としてのカーナビゲーションシステムにより構成されている。
本実施形態の予告看板1が道路の側部に設置されることにより、この予告看板1の情報送信装置3と、道路を走行する車両の情報受信装置15とで、交通に関する情報の予告通知システムが形成される。
予告看板1には、情報送信装置3の入力部7を通じて、表示パネル2の表示内容と実質的に同一の内容であって、運転者に通知すべき道路交通に関する情報が入力される。図4は、情報を入力する際に、入力部7として機能するディスプレイに表示される画面を示す模式図である。ディスプレイの初期画面には、情報送信装置3のモードを選択するモード選択ボタンが表示されており、このモード選択ボタンを操作して送信情報入力モードに移ると、ディスプレイに、図4の情報作成画面25が示される。送信情報入力モードでは、道路交通に関する情報として、道路交通に関する事象が、いずれの方面に向かってどの程度の距離の位置で発生しているのかを示す文字情報を作成する。
このような文字情報を作成するため、情報作成画面25には、地名選択枠26と、距離選択枠27と、事象選択枠28が表示され、各々の枠から文字情報を構成する要素を選択することが求められる。具体的には、情報作成画面25において、地名選択枠26のボタン26aを押下すると、複数の地名が列挙されたプルダウンリスト26bが現れ、このプルダウンリスト26bの中から、事象が存在する方面を示す地名を選択する。また、距離選択枠27のボタン27aを押下すると、複数の距離を示す数字が列挙されたプルダウンリスト27bが現れ、このプルダウンリスト27bの中から、予告看板1の設置位置から事象の位置までの距離と一致する数字を選択する。また、事象選択枠28のボタン28aを押下すると、複数の事象を示す単語が列挙されたプルダウンリスト28bが現れ、このプルダウンリスト28bの中から、現実の事象と一致する単語を選択する。事象を示す単語としては、「道路規制」や、「工事」や、「事故」や、「車線減少」や、「渋滞」や、「出口閉鎖」等が挙げられる。これらの地名選択枠26と、距離選択枠27と、事象選択枠28で指定された事項に基づいて、選択された地名の方面に、選択された距離だけ離れた地点に、選択された事象が存在する旨を示す文字情報が、制御部12によって作成される。図4に示すように各選択枠で選択を行った場合、例えば「本町方面の約100m先に、工事中の箇所があります」との文字情報を作成することができる。このとき、制御部12が本発明の送信情報作成部として動作する。
表示パネル2の情報の表示と、情報送信装置3から送信する文字情報の設定が完了すると、この予告看板1が道路の側部に設置される。続いて、予告看板1の情報送信装置3の入力部7を通して情報送信モードに移されると、通信部9が起動され、アンテナ10からの電波の送信が開始される。図5Aは、道路の側部に設置された予告看板1から送信された電波の到達範囲を模式的に示す平面図であり、図5Bは断面図である。
図5A及び5Bに示すように、予告看板1のアンテナ10を頂点とする円錐形状の電波の受信エリア30が、道路31の延在方向と直角に形成されると仮定し、道路31の走行車線32の幅と追越車線33の幅の合計の長さL1が7.0mであり、道路31の側縁から予告看板1の設置位置までの距離L2が0.5mであるとする。また、車両35の情報受信装置15のアンテナ16の設置高さH2が、普通車で想定し得る最も低い位置の0.5mから、大型車で想定し得る最も高い位置の3.7mまでの間であるとする。また、円錐形状の電波の受信エリア30は、頂部の投影角度θが、VICSの2.4GHz帯の場合は160°であるとする。これらの条件の場合、予告看板1は、アンテナ10の高さH1が1.0mから3.8mの範囲にあれば、走行車線32と追越車線33のいずれを走行する車両35のアンテナ16に、電波を受信可能に送信することができる。なお、予告看板1は、表示パネル2に表示した情報を車両35の運転者が視認し易いように、表示パネル2を走行車線32と追越車線33の上流側に向けて配置するのが好ましい。
このように道路31の側部に設置され、情報送信装置3の情報送信モードが起動された予告看板1は、文字情報を含む電波をアンテナ10から送信する。道路31の走行車線32又は追越車線33を走行する車両35は、予告看板1から送信された電波を情報受信装置15のアンテナ16で受信し、通信部17で電波の信号を復号化して文字情報を生成する。生成された文字情報が、制御部21で実行される読み上げプログラムによって音声情報に変換され、出力部20としてのスピーカから音声情報が出力される。このようにして、予告看板1の表示パネル2に表示された情報と実質的に同一の内容の音声情報を、車両35に送信して運転者に伝達する。したがって、運転者が、不注意により予告看板1の表示パネル2の情報を見落としても、道路交通に関する情報を効果的に運転者に認識させることができる。情報を認識した運転者は、例えば車両35の速度を落とす対処や、走行する車線を変更する等の対処を行って、予告看板1で通知された事象に前もって対応することができる。これにより、例えば規制区域に突入する不都合や、渋滞により低速度で走行する車両や停止している車両に追突する不都合等を、効果的に防止できる。その結果、車両35及び運転者や、規制区域の作業者や、他の車両及び運転者に対する危険を効果的に防止できる。
また、本実施形態の予告看板1は可搬型であるので、道路31で例えば事故が発生した場合や、道路31に規制区域を設置した場合に、これらの箇所の周辺に高い自由度で予告看板1を設置することができる。したがって、道路31で一時的に発生する事象に柔軟に対応して、車両35の運転者に効果的に情報を通知することができる。
また、本実施形態の予告看板1は、情報送信装置3が、車両に広く普及しているカーナビゲーションシステムが受信可能な電波であって、VICSの規格に沿った電波により文字情報を送信するので、多くの車両35の情報受信装置15により文字情報を受信できる。さらに、カーナビゲーションシステムに一般的に設けられている文字情報の読み上げ機能を利用することにより、車両35の運転者に、走行方向に存在する事象に関する情報を音声で認識させることができ、多くの運転者に事象に対する注意喚起を行うことができる。なお、予告看板1の情報送信装置3が、情報をETC又はETC2.0の規格の電波で送信する場合、車両35に搭載された情報受信装置15としてのETC又はETC2.0車載器により情報を受信する。ETC又はETC2.0車載器で受信された情報は、ETC又はETC2.0車載器が有する情報読み上げ機能を利用して、音声出力をしてもよい。また、ETC又はETC2.0車載器に接続された他の機器により、音声出力をしてもよい。
また、本実施形態の予告看板1は、情報送信装置3により、所定の地名の方面に、所定の距離だけ離れた地点に、所定の事象が存在する旨の文字情報を送信するので、この文字情報の内容が伝達された運転者に、事象が存在する位置を正確に認識させることができる。特に、事象の存在する方面の地名を伝達することにより、上記事象に向かう方向に走行する車両35の運転者に、その先に事象が存在することを認識させることができる一方、上記事象から遠ざかる方向に走行する車両の運転者には、その先には事象が存在しないことを認識させることができる。したがって、予告看板1を設置した側と反対方向の車線を走行する車両が情報を受信しても、その車両の運転者に情報が無用であることを容易に認識させることができ、情報の誤認識による混乱を効果的に防止できる。
上記実施形態において、予告看板1の情報送信装置3に、道路交通に関する事象が存在する方面を示す地名を入力したが、上記事象が存在する位置の地名を入力してもよい。
また、上記実施形態において、予告看板1の情報送信装置3は文字情報を送信したが、音声情報を送信してもよい。すなわち、情報送信装置3は、情報作成画面25への入力に基づいて文字情報を作成したが、情報作成画面25への入力に基づいて音声情報を作成し、この音声情報を、通信部9がアンテナ10を通じて送信してもよい。情報送信装置3から音声情報を受信した情報受信装置15では、制御部21で実行される音声再生プログラムによって音声情報が再生され、出力部20から音声情報が出力される。
また、上記実施形態において、予告看板1を道路31の側部の路面上に配置したが、本発明の予告看板は、道路の側部に設けられた壁状体に取り付けてもよい。例えば、壁状体としての壁高欄に筒状のアタッチメントを固定し、このアタッチメントに、表示パネルに固定された支柱を装着して、予告看板を設置してもよい。この場合、予告看板は、表示パネルと、表示パネルの裏面又は側縁に鉛直方向に延在して固定された支柱と、表示パネル又は支柱に固定された情報送信装置を備えた支柱形式のものを用いる。このように、壁高欄等の壁状体に着脱可能な予告看板を用いることにより、都市高速道路や橋梁部において、道路交通に関する情報を、視覚と聴覚を通じて効果的に車両の運転者に伝達することができる。
また、上記実施形態において、予告看板1を道路31の側部に配置したが、予告看板1は、アンテナ10からの電波が車両に到達する位置であれば、道路31の周辺の所望の位置に配置することができる。例えば、道路を横断するように架け渡された架道橋や、道路の上方に標識を掲示するために設置された片持式又は門型式の支柱等を利用して、道路の上部に予告看板1を設置してもよい。
1 予告看板
2 表示パネル
3 情報送信装置
4 太陽光発電パネル
6 情報送信装置の記憶部
7 情報送信装置の入力部
8 情報送信装置の出力部
9 情報送信装置の通信部
10 情報送信装置のアンテナ
12 情報送信装置の制御部
13 情報送信装置の蓄電池
15 情報受信装置
16 情報受信装置のアンテナ
17 情報受信装置の通信部
18 情報受信装置の記憶部
19 情報受信装置の入力部
20 情報受信装置の出力部
21 情報受信装置の制御部

Claims (7)

  1. 道路の周辺に配置され、道路交通に関する情報を、上記道路を走行する車両の運転者に伝達するための可搬型の予告看板であって、
    道路交通に関する情報を視覚的に認識可能に表示する表示パネルと、
    道路交通情報を発信するための無線通信媒体を用いて、上記道路交通に関する情報を含む送信情報を送信する情報送信装置と
    を備え
    上記情報送信装置が、
    上記道路交通に関する情報で示される事象に関する事象情報と、上記事象が存在する距離に関する距離情報と、上記事象が存在する位置又は方面を示す地名に関する地名情報とが夫々複数個選択可能に記憶された記憶部と、
    上記記憶部に記憶された情報のうち、送信情報に含めるべき情報が選択されて入力される入力部と、
    上記入力部で選択された事象情報、距離情報及び地名情報に基づいて、上記送信情報を作成する送信情報作成部と
    を有することを特徴とする予告看板。
  2. 請求項1に記載の予告看板において、
    上記送信情報が音声情報であることを特徴とする予告看板。
  3. 請求項1に記載の予告看板において、
    上記情報送信装置が、蓄電池を備えることを特徴とする予告看板。
  4. 請求項3に記載の予告看板において、
    上記蓄電池に電力を供給する太陽光発電装置を備えることを特徴とする予告看板。
  5. 請求項1に記載の予告看板において、
    上記送信情報が、上記道路交通に関する情報で示される事象が存在する位置までの距離の情報を含むことを特徴とする予告看板。
  6. 請求項1に記載の予告看板において、
    上記送信情報が、上記道路交通に関する情報で示される事象が存在する位置又は方面を示す地名の情報を含むことを特徴とする予告看板。
  7. 請求項1に記載の予告看板において、
    上記無線通信媒体が、VICS又はETCの規格に従う電波であることを特徴とする予告看板。
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