JP6355984B2 - 回路付サスペンション基板 - Google Patents

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Description

本発明は、回路付サスペンション基板、詳しくは、ハードディスクドライブに用いられる回路付サスペンション基板に関する。
従来より、磁気ヘッドを有するスライダを実装して、ハードディスクドライブに搭載される回路付サスペンション基板が知られている。回路付サスペンション基板は、金属支持基板と、金属支持基板の一方面に形成される絶縁層と、絶縁層の一方面に形成される複数の配線とを備えている。
このような回路付サスペンション基板では、複数の配線のうち互いに隣り合う2本の配線を接触させることなく交差させる場合がある。この場合、一方の配線を、他方の配線を跨ぐように電気的に接続させる。
このような回路付サスペンション基板として、例えば、金属支持基板としてのバネ性材料層が、バネ性材料層本体と、バネ性材料層本体から分離されるバネ性材料層分離体とを備え、複数の配線が、互いに隣接する第1書込用配線および第2書込用配線を備え、第1書込用配線が2つの分割配線部に分岐され、2つの分割配線部のうち、一方の分割配線部が、第2書込用配線に対して一方側において、絶縁層を貫通してバネ性材料層分離体に接続され、他方の分割配線部が、第2書込用配線に対して他方側において、絶縁層を貫通して、バネ性材料層分離体に接続されるサスペンション用基板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これによって、サスペンション用基板では、2つの分割配線部がバネ性材料層分離体を介して接続されており、第1書込用配線と第2書込用配線とが接触することなく交差している。
特開2012−142053号公報
しかるに、特許文献1に記載のサスペンション用基板では、バネ性材料層分離体が、スライダよりも先側に配置されているので、第1書込用配線と第2書込用配線との交差部分も、スライダよりも先側に配置される。
つまり、第1書込用配線と第2書込用配線との交差部分を配置するためのスペースを、スライダよりも先側に確保する必要があり、かつ、第1書込用配線および第2書込用配線のそれぞれを、スライダよりも先側に引き回す必要がある。
そのため、サスペンション用基板の小型化を図るには限度があり、かつ、第1書込用配線および第2書込用配線のそれぞれの配置の自由度の向上を図ることは困難である。
そこで、本発明の目的は、小型化を図ることができながら、第1交差配線および第2交差配線の配置の自由度の向上を図ることができる回路付サスペンション基板を提供することにある。
本発明の回路付サスペンション基板は、金属支持層と、前記金属支持層の厚み方向一方面に形成されるベース絶縁層と、前記ベース絶縁層の前記厚み方向一方面に形成される導体パターンとを備え、前記導体パターンが、第1交差配線および第2交差配線を有する回路付サスペンション基板であって、スライダを搭載するためのスライダ搭載領域と、前記第1交差配線および前記第2交差配線のいずれか一方が、他方に対して互いに電気的に接触することなく、前記厚み方向から見て交差する交差部とを備え、前記交差部が前記スライダ搭載領域に配置されていることを特徴としている。
このような構成によれば、交差部がスライダ搭載領域に配置されているので、スライダ搭載領域の外側に交差部を配置するためのスペースを確保する必要がなく、また、第1交差配線および第2交差配線を、スライダ搭載領域よりも外側に引き回す必要がない。
そのため、交差部の効率的な配置を確保することができ、回路付サスペンション基板の小型化を図ることができながら、第1交差配線および第2交差配線の配置の自由度の向上を図ることができる。
また、前記交差部は、前記スライダを支持するための台座の一部として構成されていることが好適である。
このような構成によれば、スライダ搭載領域に配置される交差部が、スライダを支持するための台座の一部として構成されるので、第1交差配線と第2交差配線とを交差させるための交差部を、スライダを支持するための台座として有効に利用できる。
そのため、スライダ搭載領域において、第1交差配線と第2交差配線とを互いに電気的に接触することなく交差させることができるとともに、スライダを確実に支持することができる。
また、前記導体パターンは、前記スライダ搭載領域に対して相対的に近くに配置される第1端子部および第2端子部と、前記スライダ搭載領域に対して相対的に遠くに配置される第3端子部および第4端子部と、前記第1端子部と前記第3端子部とを電気的に接続する第1配線と、前記第2端子部と前記第4端子部とを電気的に接続する第2配線とを備え、前記第1配線は、第1主配線と、前記スライダ搭載領域において前記第1主配線から分岐し、前記スライダ搭載領域の外側において前記第1主配線に合流する第1分岐配線とを備え、前記第2配線は、第2主配線と、前記スライダ搭載領域において前記第2主配線から分岐し、前記スライダ搭載領域の外側において前記第2主配線に合流する第2分岐配線とを備え、前記第1主配線および前記第1分岐配線のいずれか一方が、前記第1交差配線であり、前記第2主配線および前記第2分岐配線のいずれか一方が、前記第2交差配線であることが好適である。
しかるに、第1配線に第1の電気信号を伝送し、第2配線に第1の電気信号と逆位相となる第2の電気信号を伝送して、第1配線および第2配線を差動信号配線として構成する場合がある。このような差動信号配線では、差動インピーダンスが発生するため、差動インピーダンスを低減する必要がある。
上記の構成によれば、第1配線が第1主配線および第1分岐配線を備え、第2配線が第2主配線および第2分岐配線を備え、第1主配線および第1分岐配線のいずれか一方と、第2主配線および第2分岐配線のいずれか一方とが、交差部において、互いに電気的に接触することなく交差している。これによって、第1主配線および第1分岐配線と、第2主配線および第2分岐配線とを交互に配置させることができ、差動インピーダンスの低減を図ることができる。
また、前記交差部は、前記スライダ搭載領域に加え、前記スライダ搭載領域の外側にも配置さていることが好適である。
このような構成によれば、スライダ搭載領域の外側にも、交差部が配置されているので、スライダ搭載領域の外側の交差部において、第1主配線および第1分岐配線のいずれか一方と、第2主配線および第2分岐配線のいずれか一方とを、互いに電気的に接触することなく交差させることができる。
そのため、第1分岐配線および第2分岐配線のそれぞれを、スライダ搭載領域の外側において、第1主配線および第2主配線のそれぞれに確実に合流させることができる。
また、前記導体パターンを被覆するカバー絶縁層をさらに備え、前記第1配線および前記第2配線のそれぞれの少なくとも一部は、前記スライダ搭載領域に配置され、かつ、前記カバー絶縁層に被覆され、前記第1端子部および前記第2端子部のそれぞれは、前記スライダ搭載領域の外側に配置され、かつ、前記カバー絶縁層から露出されていることが好適である。
このような構成によれば、第1配線および第2配線のそれぞれの少なくとも一部が、スライダ搭載領域に配置され、かつ、交差部が、スライダ搭載領域に配置されているので、スライダ搭載領域において、第1配線および第2配線と交差部との効率的な配置を確保でき、第1主配線および第1分岐配線のいずれか一方と、第2主配線および第2分岐配線のいずれか一方とを、確実に交差させることができる。
そして、カバー絶縁層が、スライダ搭載領域に配置される第1配線および第2配線のそれぞれを被覆しているので、第1配線および第2配線が、スライダ搭載領域に搭載されるスライダと接触することを抑制できる。そのため、カバー絶縁層を、スライダを支持するための台座の一部として構成することができる。
また、カバー絶縁層は、第1端子部および第2端子部のそれぞれを露出させるので、スライダの端子と、第1端子部および第2端子部の端子とを確実に電気的に接続できる。
また、前記第1配線および前記第2配線が、1対の書込配線であることが好適である。
このような構成によれば、第1配線および第2配線が1対の書込配線であるので、第1配線に第1の電気信号を伝送し、第2配線に第1の電気信号と逆位相となる第2の電気信号を伝送することにより、電気信号伝送におけるノイズを低減することができる。
また、前記金属支持層には、開口部が形成され、前記交差部は、前記金属支持層の一部からなり、前記開口部内において、前記金属支持層の他の部分から離間するように配置される接続部と、前記ベース絶縁層からなり、前記接続部の前記厚み方向一方面に形成される交差絶縁層とを備え、前記第1交差配線および前記第2交差配線のいずれか一方は、前記交差部の前記交差絶縁層上において分断されて、その分断端部のそれぞれが、前記交差絶縁層を貫通して、前記接続部に接続され、他方は、前記交差絶縁層上において、分断された前記一方の分断端部間を通過するように配置されていることが好適である。
このような構成によれば、第1交差配線および第2交差配線のいずれか一方は、接続部を介して、電気的に接続され、第1交差配線および第2交差配線のいずれか他方は、交差絶縁層上において、分断された一方の分断端部間を通過する。
そのため、第1交差配線および第2交差配線を、互いに電気的に接触することなく、確実に交差させることができる。
本発明の回路付サスペンション基板では、小型化を図ることができながら、第1交差配線および第2交差配線の配置の自由度の向上を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態としての回路付サスペンション基板の平面図である。 図2は、図1に示す回路付サスペンション基板の実装部の拡大図である。 図3は、図2に示すヘッド側端子のA−A断面図である。 図4は、図2に示す第1交差部のB−B断面図である。 図5は、図2に示すグランド導通部のC−C断面図である。 図6は、図1に示す回路付サスペンション基板の外部接続部の拡大図である。 図7は、図6に示す第2交差部のD−D断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態としての回路付サスペンション基板の実装部の平面図である。
図1に示すように、回路付サスペンション基板1は、磁気ヘッド(図示せず)を有するスライダ60(図3参照)を実装して、ハードディスクドライブ(図示せず)に搭載される。回路付サスペンション基板1には、磁気ヘッド(図示せず)と、外部基板としてのリード・ライト基板63とを接続するための導体パターン7が、一体的に形成されている。
そして、回路付サスペンション基板1は、ハードディスクドライブ(図示せず)に搭載された状態において、磁気ヘッド(図示せず)を、磁気ヘッド(図示せず)と磁気ディスク(図示せず)とが相対的に走行する時の空気流に抗して、磁気ディスクとの間に微小な間隔を保持しながら支持する。
回路付サスペンション基板1は、長手方向に延びる平帯形状に形成されている。回路付サスペンション基板1は、その長手方向一方側(図1の紙面上側)に配置され、磁気ヘッド(図示せず)を備えるスライダ60(図3参照)が実装される実装部2と、その長手方向他方側(図1の紙面下側)に配置され、リード・ライト基板63に電気的に接続される外部接続部3と、実装部2と外部接続部3との間において、長手方向に延びる配線部4とを備えている。
なお、以下の説明において、方向について言及する場合には、実装部2が設けられる長手方向一方側を、回路付サスペンション基板1の先側とし、外部接続部3が設けられる長手方向他方側を、回路付サスペンション基板1の後側とする。また、図1において、紙面左側を回路付サスペンション基板1の左側とし、紙面右側を回路付サスペンション基板1の右側とする。また、図1において、紙面手前側を回路付サスペンション基板1の上側とし、紙面奥側を回路付サスペンション基板1の下側とする。なお、具体的には、各図に示す方向矢印を基準とする。
このような回路付サスペンション基板1は、図3に示すように、積層構造を有しており、具体的には、金属支持層の一例としての支持基板5、ベース絶縁層6、導体パターン7、および、カバー絶縁層8が、下側から上側に向かって順次積層されて形成されている。なお、図1では、便宜上、ベース絶縁層6およびカバー絶縁層8を省略し、図2および図6では、カバー絶縁層8を省略している。
支持基板5は、図1に示すように、実装部2に対応するジンバル部10と、配線部4に対応する本体部11と、外部接続部3に対応する接続基板部9とを備えている。
ジンバル部10は、支持基板5の先端部分であって、平面視略矩形の板状に形成されている。
ジンバル部10には、ジンバル開口12が形成されている。ジンバル開口12は、平面視略矩形環状に形成されており、ジンバル部10を上下方向に貫通している。これによって、ジンバル部10は、周縁部14と、スライダ支持部13とに区画されている。
周縁部14は、ジンバル部10の周縁部分であって、平面視略矩形環状の板状に形成されている。周縁部14には、その先側部分において、凹部31が形成されている。凹部31は、後方に向かって開放される平面視略凹状に形成されており、ジンバル開口12の先端縁における左右方向の略中央部分から先側に向かって凹んでいる。凹部31の左右方向の寸法は、スライダ支持部13の左右方向の寸法よりも大きい。
スライダ支持部13は、ジンバル部10の平面視略中央部分に配置されており、周縁部14から内側に離間するように、ジンバル開口12に囲まれている。また、スライダ支持部13の先端部は、凹部31に臨んでいる。
スライダ支持部13は、図2に示すように、スライダ支持部本体16と、接続部の一例の第1接続部17とを備えている。
スライダ支持部本体16は、先後方向に延びる平面視略矩形の板状に形成されている。スライダ支持部本体16の先側部分には、開口部の一例としての第1開口部15が形成されている。
第1開口部15は、左右方向に延びる平面視略楕円状に形成されており、スライダ支持部本体16を上下方向に貫通している。
第1接続部17は、第1開口部15内の平面視略中央部分において、スライダ支持部本体16(スライダ支持部13における他の部分)から内側に離間するように配置されている。第1接続部17は、支持基板5の一部からなり、左右方向に延びる平面視略楕円の板状に形成されている。
本体部11は、図1に示すように、ジンバル部10に対して後側に配置されている。本体部11は、先後方向に延びる平面略矩形の板状に形成されており、ジンバル部10の後端部から後方に向かって延びている。本体部11の左右方向の寸法は、ジンバル部10の左右方向の寸法よりも小さい。
接続基板部9は、本体部11の後端部に対して右側に配置されている。接続基板部9は、図6に示すように、接続基板本体18と、接続部の一例の第2接続部19とを備えている。
接続基板本体18は、先後方向に延びる平面略矩形の板状に形成されており、本体部11の後端部における右端縁から、右方に向かって突出している。また、接続基板本体18の平面視略中央部分には、開口部の一例としての第2開口部20が形成されている。
第2開口部20は、先後方向に延びる平面視略矩形状に形成されており、接続基板本体18を上下方向に貫通している。
第2接続部19は、第2開口部20内の先側部分において、接続基板本体18(接続基板部9における他の部分)から内側に離間するように配置されている。第2接続部19は、支持基板5の一部からなり、左右方向に延びる平面視略楕円の板状に形成されている。
支持基板5は、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅−ベリリウム、りん青銅などの金属材料から形成され、好ましくは、ステンレスから形成される。支持基板5の厚みは、例えば、10μm以上、例えば、50μm以下、好ましくは、25μm以下である。
ベース絶縁層6は、図3に示すように、支持基板5の上面(厚み方向一方面)に積層(形成)されている。ベース絶縁層6は、支持基板5の上面において、導体パターン7が形成される部分に所定のパターンとして形成されている。
詳しくは、ベース絶縁層6は、回路付サスペンション基板1の先後方向の全体にわたって延びており、図2および図6に示すように、実装部2に対応する実装部ベース層21と、配線部4に対応する配線部ベース層22と、外部接続部3に対応する接続部ベース層23とを備えている。
実装部ベース層21は、図2に示すように、ベース絶縁層6の先端部分であって、後方に向かって開放される平面視略U字状に形成されている。実装部ベース層21は、先側部分32と、1対の後側部分33とを備えている。
先側部分32は、平面視略矩形状を有しており、周縁部14の先端縁からスライダ支持部13の後端縁まで延びている。また、先側部分32の左右方向の寸法は、スライダ支持部13の左右方方向の寸法よりも大きい。そして、先側部分32の左右両端縁のそれぞれは、スライダ支持部13の左右両端縁のそれぞれよりも外側、かつ、周縁部14の左右方向内端縁に対して内側に位置している。
より詳しくは、先側部分32は、端子領域ベース層24と、搭載領域ベース層26と、搭載領域外ベース層25とを備えている。
端子領域ベース層24は、上下方向から見て、周縁部14の先端部および凹部31と重なる部分であって、それらを上側から被覆している。端子領域ベース層24は、平面視略矩形状に形成されており、先側部分32の左右方向全体にわたって延びている。
搭載領域ベース層26は、端子領域ベース層24の後側に配置されている。搭載領域ベース層26は、スライダ支持部13の上面に形成されており、先後方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。つまり、搭載領域ベース層26は、スライダ支持部本体16、第1開口部15および第1接続部17を、上側から被覆している。そして、搭載領域ベース層26の先端部は、端子領域ベース層24の後端部における左右方向の略中央部分と連続している。
また、搭載領域ベース層26には、接着開口29と、複数のグランド開口27とが形成されている。
接着開口29は、搭載領域ベース層26の後方部分に配置されている。接着開口29は、平面視略矩形状に形成されており、搭載領域ベース層26を上下方向に貫通している。
複数のグランド開口27は、具体的には、2つのグランド開口27であって、搭載領域ベース層26の後端部において、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。
2つのグランド開口27のうち、左側のグランド開口27は、接着開口29に対して左側かつ後側に配置され、平面視において、スライダ支持部本体16の左後端部の角部と重なるように配置されている。
2つのグランド開口27のうち、右側のグランド開口27は、接着開口29に対して右側かつ後側に配置され、平面視において、スライダ支持部本体16の右後端部の角部と重なるように配置されている。
2のグランド開口27のそれぞれは、平面視略円形状に形成されており、搭載領域ベース層26を上下方向に貫通している。
また、搭載領域ベース層26のうち、上下方向において、第1接続部17と重なる部分は、交差絶縁層の一例としての第1交差絶縁層28として区画されている。つまり、第1交差絶縁層28は、ベース絶縁層6からなり、第1接続部17の上面に形成されている。
第1交差絶縁層28には、1対の第1接続開口35が形成されている。1対の第1接続開口35は、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。1対の第1接続開口35のそれぞれは、平面視略円形状に形成されており、第1交差絶縁層28を上下方向に貫通している。
搭載領域外ベース層25は、搭載領域ベース層26を挟むように、搭載領域ベース層26の左右方向の両側に配置され、かつ、周縁部14の左右方向内端縁に対して内側に間隔を隔てて配置されている。搭載領域外ベース層25は、前後方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。そして、搭載領域外ベース層25の先端部は、端子領域ベース層24の後端部における左右方向端部と先後方向に連続するとともに、搭載領域ベース層26の左右方向端部における先側部分と左右方向に連続している。
1対の後側部分33は、先側部分32の後側において、互いに左右方向に間隔を空けて配置されている。1対の後側部分33のそれぞれは、1対の搭載領域外ベース層25の後端部のそれぞれから連続して、周縁部14の後端縁まで、後方に向かって延びている。
配線部ベース層22は、本体部11の上面に形成されており、1対の後側部分33の後端部のそれぞれから連続して後方に向かって延びた後、合流し(図1参照)、本体部11の後端縁まで延びている。
また、配線部ベース層22には、貫通口37が形成されている。貫通口37は、配線部ベース層22における先端部の右側部分に配置されている。貫通口37は、平面視略円形状に形成され、配線部ベース層22を上下方向に貫通している。
接続部ベース層23は、図6に示すように、接続基板部9の上面の全体にわたって形成されており、先後方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。つまり、接続部ベース層23は、接続基板本体18、第2開口部20および第2接続部19を、上側から被覆している。そして、接続部ベース層23の左端部は、配線部ベース層22の後端部における右端縁と連続している。
また、接続部ベース層23のうち、上下方向において、第2接続部19と重なる部分は、交差絶縁層の一例としての第2交差絶縁層30として区画されている。つまり、第2交差絶縁層30は、ベース絶縁層6からなり、第2接続部19の上面に形成されている。
第2交差絶縁層30には、1対の第2接続開口36が形成されている。1対の第2接続開口36は、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。1対の第2接続開口36のそれぞれは、平面視略円形状に形成されており、第2交差絶縁層30を上下方向に貫通している。
ベース絶縁層6は、例えば、ポリイミド、ポリアミドイミド、アクリル、ポリエーテル、ニトリル、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂から形成され、好ましくは、熱寸法安定性などの観点から、ポリイミドから形成される。また、ベース絶縁層6の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、3μm以上、例えば、35μm以下、好ましくは、20μm以下である。
導体パターン7は、図3に示すように、ベース絶縁層6の上面(厚み方向一方面)に積層されている。導体パターン7は、ベース絶縁層6の上面において、所定の配線回路パターンとして形成されており、具体的には、図1に示すように、複数の外部側端子40と、複数のヘッド側端子41と、複数の配線42とを備えている。
複数の外部側端子40は、図6に示すように、具体的には8つの外部側端子40であって、接続部ベース層23の上面、かつ、第2接続部19よりも後方において、先後方向に互いに等間隔を隔てて並列配置されている。複数の外部側端子40のそれぞれは、左右方向に延びる平面視略矩形状(角ランド)に形成されている。なお、図示しないが、外部側端子40の上面には、ニッケルや金などからなるめっき層が形成されている。
より詳しくは、複数(8つ)の外部側端子40は、第4端子部の一例としての第1外部側端子40Aと、第3端子部の一例としての第2外部側端子40Bと、複数(6つ)のその他の外部側端子40Cとを含んでいる。
第1外部側端子40Aは、複数の外部側端子40のうち、最も先側に配置される外部側端子40であり、第2外部側端子40Bは、第1外部側端子40Aに対して、下側に互いに隣り合う外部側端子40であり、複数(6つ)のその他の外部側端子40Cは、第2外部側端子40Bよりも下側に配置される複数の外部側端子40である。
そして、複数の外部側端子40は、回路付サスペンション基板1がハードディスクドライブ(図示せず)に搭載された状態において、リード・ライト基板63の外部端子(図示せず)に電気的に接続される。
複数のヘッド側端子41は、図2に示すように、具体的には9つのヘッド側端子41であって、端子領域ベース層24の上面において、左右方向に互いに等間隔を隔てて並列配置されている。また、複数のヘッド側端子41のそれぞれは、上方から見て、スライダ支持部13と重ならないように、その先端縁に対して先側において、互いに隣り合うように配置されており、図3に示すように、スライダ支持部本体16の先端縁よりも先側に突出している。つまり、ヘッド側端子41は、後述するスライダ搭載領域55の外側に配置されている。
複数のヘッド側端子41のそれぞれは、図2に示すように、先後方向に延びる平面視略矩形状(角ランド)に形成されている。なお、図示しないが、ヘッド側端子41の上面には、ニッケルや金などからなるめっき層が形成されている。
より詳しくは、複数(9つ)のヘッド側端子41は、第1端子部の一例としての第1ヘッド側端子41Aと、第2端子部の一例としての第2ヘッド側端子41Bと、第3ヘッド側端子41Cと、複数(6つ)のその他のヘッド側端子41Dとを含んでいる。
第1ヘッド側端子41Aは、複数のヘッド側端子41のうち、最も右側に配置されるヘッド側端子41であって、第2ヘッド側端子41Bは、第1ヘッド側端子41Aに対して左側に互いに隣り合うヘッド側端子41であり、第3ヘッド側端子41Cは、第2ヘッド側端子41Bに対して左側に互いに隣り合うヘッド側端子41である。複数のその他のヘッド側端子41Dは、第3ヘッド側端子41Cよりも左側に配置される複数のヘッド側端子41である。
複数の配線42は、具体的には、9つの配線42であって、複数のヘッド側端子41のそれぞれに接続されている。
複数の配線42のそれぞれは、端子連続部48と、配線本体49とを有している。
端子連続部48は、各配線42の先端部であって、上方(厚み方向一方)から見て、スライダ支持部13の先端部と重なるように配置されており、搭載領域ベース層26の先端部の上面に配置されている。そして、端子連続部48の先端部は、対応するヘッド側端子41の後端部に接続されている。
配線本体49は、端子連続部48の後端部に接続されており、ヘッド側端子41および端子連続部48よりも幅狭に形成されている。
なお、複数の配線42のそれぞれは、上下方向においてスライダ支持部13と重なる部分が、搭載領域配線57として区画されている。つまり、搭載領域配線57は、搭載領域ベース層26の上面に形成される部分であって、複数の端子連続部48、および、複数の配線本体49のうち上下方向においてスライダ支持部13と重なる部分からなる。
このような複数(9つ)の配線42は、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bに接続される1対の書込配線45と、第3ヘッド側端子41Cに接続されるグランド配線46と、複数(6つ)のその他のヘッド側端子41Dに接続される複数(6つ)のその他の信号配線47とを含んでいる。
1対の書込配線45は、第1配線の一例としての第1書込配線50と、第2配線の一例としての第2書込配線51とからなる。なお、回路付サスペンション基板1が図示しないハードディスクドライブに搭載された状態において、第1書込配線50には、第1の電気信号が伝送され、第2書込配線51には、第1の電気信号と逆位相の第2の電気信号が伝送される。
第1書込配線50は、図2および図6に示すように、第1ヘッド側端子41Aと、第2外部側端子40Bとを電気的に接続している。第1書込配線50の配線本体49は、第1主配線50Aと、第1交差配線の一例としての第1分岐配線50Bと、分断端部の一例としての1対の第1導通部50Cとを一体に備えている。
第1主配線50Aは、図2に示すように、搭載領域ベース層26の上面において、第1ヘッド側端子41Aに接続される端子連続部48の後端部から連続して、後方に向かって延びた後、右方に向かって屈曲して、搭載領域ベース層26の上面から右側の搭載領域外ベース層25の上面に到達する。そして、第1主配線50Aは、後方に向かって屈曲し、右側の搭載領域外ベース層25の上面、実装部ベース層21の後側部分33の上面、および、配線部ベース層22の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。
その後、第1主配線50Aは、図6に示すように、右方に向かって屈曲し、配線部ベース層22の上面から接続部ベース層23の上面に到達し、第2交差絶縁層30における右側の第2接続開口36の上方を通過するように引き回され、第2外部側端子40Bの右端部に接続されている。
第1分岐配線50Bは、図2に示すように、搭載領域ベース層26の上面(後述するスライダ搭載領域55)において、第1主配線50Aから分岐して、左方に向かって延びた後、第1交差絶縁層28の上面における1対の第1接続開口35の間を通過するようにUターンされる。そして、第1分岐配線50Bは、搭載領域ベース層26の上面から、右側の搭載領域外ベース層25の上面に到達し、後方に向かって屈曲する。
続いて、第1分岐配線50Bは、右側の搭載領域外ベース層25の上面、実装部ベース層21の後側部分33の上面、および、配線部ベース層22の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。なお、第1分岐配線50Bは、右側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22のそれぞれの上面において、第1主配線50Aに対して左方に間隔を空けて配置されている。
その後、第1分岐配線50Bは、図6に示すように、右方に向かって屈曲して、接続部ベース層23の上面に到達し、第2交差絶縁層30における左側の第2接続開口36の上方に到達する。
1対の第1導通部50Cのそれぞれは、図6および図7に示すように、1対の第2接続開口36のそれぞれに充填されており、平面視略円形状に形成されている。これによって、各第1導通部50Cは、第2交差絶縁層30を上下方向に貫通しており、各第1導通部50Cの下端部は、第2接続開口36内において露出する第2接続部19の上面と接触している。
また、1対の第1導通部50Cのうち、右側の第1導通部50Cは、第1主配線50Aの途中部に介在されており、左側の第1導通部50Cは、第1分岐配線50Bの後端部に接続されている。そのため、第1主配線50Aと、第1分岐配線50Bとは、1対の第1導通部50Cおよび第2接続部19を介して、電気的に接続されており、第1分岐配線50Bは、外部接続部3(つまり、後述するスライダ搭載領域55の外側)において、第1主配線50Aに合流する。
第2書込配線51は、図2および図6に示すように、第2ヘッド側端子41Bと、第1外部側端子40Aとを電気的に接続している。第2書込配線51の配線本体49は、図2に示すように、第2主配線51Aと、第2交差配線の一例としての第2分岐配線51Bと、分断端部の一例としての1対の第2導通部51Cとを一体に備えている。
第2主配線51Aは、搭載領域ベース層26の上面において、第2ヘッド側端子41Bに接続される端子連続部48の後端部から連続して、左後方に向かって延びた後、第1交差絶縁層28の上面において、1対の第1接続開口35の間、かつ、第1分岐配線50Bの左側を通過するようにUターンされる。そして、第2主配線51Aは、搭載領域ベース層26の上面から、右側の搭載領域外ベース層25の上面に到達し、後方に向かって屈曲する。
続いて、第2主配線51Aは、右側の搭載領域外ベース層25の上面、実装部ベース層21の後側部分33の上面、および、配線部ベース層22の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。なお、第2主配線51Aは、右側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22のそれぞれの上面において、第1分岐配線50Bに対して左方に間隔を空けて配置されている。
その後、第2主配線51Aは、図6に示すように、右方に向かって屈曲して、接続部ベース層23の上面に到達し、第2接続部19の下方を通過するように引き回された後、第1外部側端子40Aの右端部に接続される。
第2分岐配線51Bは、第1交差絶縁層28の上面(後述するスライダ搭載領域55)において、第2主配線51Aから分岐した後、第1部分51Dと、第2部分51Eとに分断(離間)されている。
第2分岐配線51Bの第1部分51Dは、第1交差絶縁層28の上面において、第2主配線51Aから左方に向かって突出(分岐)し、その左端部が、左側の第1接続開口35の上方に配置されている。
第2分岐配線51Bの第2部分51Eは、搭載領域ベース層26の上面において、第1分岐配線50Bに対して右側に間隔を空けて配置されており、右側の第1接続開口35の上方から右方に向かって延びている。
そして、第2部分51Eは、右側の搭載領域外ベース層25の上面に到達した後、後方に向かって屈曲し、右側の搭載領域外ベース層25の上面、実装部ベース層21の後側部分33の上面、および、配線部ベース層22の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。なお、第2部分51Eは、右側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22のそれぞれの上面において、第1主配線50Aと第1分岐配線50Bとの間に、それらと間隔を空けて配置されている。
これによって、第1書込配線50の第1主配線50Aおよび第1分岐配線50Bと、第2書込配線51の第2主配線51Aおよび第2分岐配線51B(第2部分51E)とは、右側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22のそれぞれの上面において、左右方向に交互に配置されている。
より具体的には、第1主配線50A、第2分岐配線51Bの第2部分51E、第1分岐配線50Bおよび第2主配線51Aは、右側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22のそれぞれの上面において、右側から左側に向かって順次配置されており、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
その後、第2分岐配線51Bの第2部分51Eは、図6に示すように、右方に向かって屈曲して、接続部ベース層23の上面に到達し、第2交差絶縁層30の上面における1対の第2接続開口36の間を通過するように引き回した後、第2主配線51Aに合流される。つまり、第2分岐配線51Bは、外部接続部3(後述するスライダ搭載領域55の外側)において、第2主配線51Aに合流される。
1対の第2導通部51Cのそれぞれは、図2および図4に示すように、1対の第1接続開口35のそれぞれに充填されており、平面視略円形状に形成されている。これによって、各第2導通部51Cは、第1交差絶縁層28を上下方向に貫通しており、各第2導通部51Cの下端部は、第1接続開口35内において露出する第1接続部17の上面と接触している。
また、1対の第2導通部51Cのうち、左側の第2導通部51Cは、第2分岐配線51Bの第1部分51Dの左端部に接続されており、右側の第2導通部51Cは、第2分岐配線51Bの第2部分51Eの左端部(先端部)に接続されている。これによって、第2分岐配線51Bの第1部分51Dと、第2部分51Eとは、1対の第2導通部51Cおよび第1接続部17を介して、電気的に接続されている。
グランド配線46は、第3ヘッド側端子41Cを支持基板5に接地している。
グランド配線46の配線本体49(以下、グランド配線本体46Aとします。)は、搭載領域ベース層26の上面(スライダ支持部13の上方)において、第3ヘッド側端子41Cに接続される端子連続部48から、左後方に向かって延びた後、スライダ支持部13の左端部、後端部および右端部の上方を順次通過し、接着開口29を囲むように、略U字状に引き回されている。また、グランド配線本体46Aは、1対のグランド開口27の上方を通過している。
その後、グランド配線本体46Aは、第2主配線51Aの下方において、Uターンするように屈曲し、右側の搭載領域外ベース層25の上面、および、実装部ベース層21の後側部分33の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。なお、グランド配線本体46Aは、右側の搭載領域外ベース層25および実装部ベース層21の後側部分33のそれぞれの上面において、第2主配線51Aに対して左方に間隔を空けて配置されている。
そして、グランド配線本体46Aは、実装部2と配線部4との連続部分において、配線部ベース層22の貫通口37を貫通して、支持基板5に接続(接地)されている。
また、グランド配線本体46Aは、1対のグランド導通部54を備えている。
1対のグランド導通部54のそれぞれは、図2および図5に示すように、1対のグランド開口27のそれぞれに充填されており、平面視略円形状に形成されている。これによって、各グランド導通部54は、搭載領域ベース層26を上下方向に貫通しており、各グランド導通部54の下端部は、グランド開口27内において露出するスライダ支持部13の上面と接触している。そして、1対のグランド導通部54のそれぞれは、グランド配線本体46Aの途中部に介在されている。
複数(6つ)のその他の信号配線47は、図2および図6に示すように、例えば、読取配線、ヒーター配線、センサー配線であって、複数のその他のヘッド側端子41Dと、複数のその他の外部側端子40Cとを電気的に接続している。
複数(6つ)のその他の信号配線47のそれぞれの配線本体49(以下、その他の信号配線本体47Aとします。)は、図2に示すように、搭載領域ベース層26の上面(スライダ支持部13の上方)において、対応する端子連続部48から左後方に向かって延び、左側の搭載領域外ベース層25の上面に到達した後、後方に向かって屈曲する。
そして、その他の信号配線本体47Aは、右側の搭載領域外ベース層25の上面、実装部ベース層21の後側部分33の上面、および、配線部ベース層22の上面を順次通過するように後方に向かって延びる。これによって、複数のその他の信号配線本体47Aは、左側の搭載領域外ベース層25、実装部ベース層21の後側部分33および配線部ベース層22の上面において、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
その後、その他の信号配線本体47Aは、図6に示すように、右方に向かって屈曲し、接続部ベース層23の上面に到達し、対応するその他の外部側端子40Cの左端部に接続されている。
導体パターン7は、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはこれらの合金などの導体材料から形成され、好ましくは、銅から形成されている。また、導体パターン7の厚みは、例えば、3μm以上、好ましくは、5μm以上であり、例えば、30μm以下、好ましくは、20μm以下である。
カバー絶縁層8は、図3に示すように、導体パターン7を上側から被覆するように、ベース絶縁層6の上面に積層されている。詳しくは、カバー絶縁層8は、導体パターン7から露出するベース絶縁層6の上面と、端子連続部48および配線本体49の上面および側面とに形成されている。
また、カバー絶縁層8は、上下方向において、スライダ支持部13と重なる部分が搭載領域カバー層58として区画されている。
つまり、搭載領域カバー層58は、搭載領域配線57を上側から被覆する部分であって、搭載領域ベース層26の上面において、複数の配線42が形成される部分に積層されている。そして、搭載領域カバー層58は、搭載領域配線57から露出する搭載領域ベース層26の上面と、搭載領域配線57の上面および側面に形成されている。搭載領域カバー層58の先端縁は、上方から見て、スライダ支持部本体16の先端縁と略一致するように配置されている。そのため、複数のヘッド側端子41は、搭載領域カバー層58の先端縁よりも先側に突出しており、各ヘッド側端子41の上面は、搭載領域カバー層58から露出されている。
また、搭載領域カバー層58には、ベース絶縁層6の接着開口29と上下方向に連通する連通口(図示せず)が形成されている。また、カバー絶縁層8には、外部接続部3に対応する部分において、複数の外部側端子40を上方から露出させる露出口(図示せず)が形成されている。
これによって、カバー絶縁層8は、導体パターン7の複数の配線42を被覆するとともに、複数のヘッド側端子41および複数の外部側端子40のそれぞれを露出させている。
また、搭載領域カバー層58のうち、上下方向において第1接続部17と重なる部分は、第1交差カバー層59として区画されている。
第1交差カバー層59は、図4に示すように、第2分岐配線51Bの第1部分51D、1対の第2導通部51C、および、第1分岐配線50Bにおける第1交差絶縁層28上を通過する部分を上側から被覆しており、それらの上面に形成されている。
なお、図7に示すように、カバー絶縁層8のうち、上下方向において第2接続部19と重なる部分は、第2交差カバー層64として区画されている。
第2交差カバー層64は、1対の第1導通部50C、および、第2分岐配線51Bにおける第2交差絶縁層30上を通過する部分を上側から被覆しており、それらの上面に形成されている。
カバー絶縁層8は、ベース絶縁層6と同様の合成樹脂から形成され、好ましくは、ポリイミドから形成される。カバー絶縁層8の厚みは、例えば、2μm以上、好ましくは、4μm以上、また、例えば、20μm以下、好ましくは、15μm以下である。
このような回路付サスペンション基板1は、図2および図6に示すように、スライダ60を搭載するためのスライダ搭載領域55と、第1書込配線50と第2書込配線51とを、電気的に接触させることなく交差させるための交差部56とを備えている。
スライダ搭載領域55は、上下方向においてスライダ支持部13と重なる部分であって、実装部2に配置されている。つまり、複数のヘッド側端子41は、スライダ搭載領域55に対して相対的に近くに配置され、複数の外部側端子40は、スライダ搭載領域55に対して相対的に遠くに配置されている。
詳しくは、スライダ搭載領域55は、図3に示すように、スライダ支持部13と、搭載領域ベース層26と、搭載領域配線57と、搭載領域カバー層58とを備えている。
交差部56は、図2および図6に示すように、スライダ搭載領域55に配置される第1交差部56Aと、外部接続部3に配置される第2交差部56Bとを備えている。つまり、第2交差部56Bは、スライダ搭載領域55の外側に配置されている。
第1交差部56Aは、図4に示すように、詳しくは、第1接続部17と、1対の第2導通部51Cと、第1交差絶縁層28と、第1交差カバー層59とを備えている。
そして、第1交差部56Aでは、第2分岐配線51Bが、第1交差絶縁層28の上面において分断されており、分断された第2分岐配線51Bの第1部分51Dおよび第2部分51Eのそれぞれが、1対の第2導通部51Cのそれぞれに接続され、1対の第2導通部51Cのそれぞれが、第1交差絶縁層28を貫通して、第1接続部17に接続されている。
また、第1分岐配線50Bは、第1交差絶縁層28の上面において、1対の第2導通部51Cの間を通過している。
これによって、図2に示すように、第1交差部56Aにおいて、第1分岐配線50Bと、第2分岐配線51Bとが、互いに電気的に接触することなく、上側(厚み方向の一方)から見て交差している。
第2交差部56B、図7に示すように、詳しくは、第2接続部19と、1対の第1導通部50Cと、第2交差絶縁層30と、第2交差カバー層64とを備えている。
そして、第2交差部56Bでは、第1分岐配線50Bが、第1交差絶縁層28の上面において、第1主配線50A(右側の第1導通部50C)から分断(離間)されており、第1分岐配線50Bおよび第1主配線50Aのそれぞれが、1対の第1導通部50Cのそれぞれに接続され、1対の第1導通部50Cのそれぞれが、第2交差絶縁層30を貫通して、第2接続部19に接続されている。
また、第2分岐配線51Bは、第2交差絶縁層30の上面において、1対の第1導通部50Cの間を通過している。
これによって、図6に示すように、第2交差部56Bにおいて、第1分岐配線50Bと、第2分岐配線51Bとが、互いに電気的に接触することなく、上側(厚み方向の一方)から見て交差している。
このような回路付サスペンション基板1には、図3〜図5に示すように、スライダ搭載領域55にスライダ60が搭載される。
スライダ60は、上下方向に厚みを有する略平板形状に形成されており、スライダ支持部本体16と略同じ形状およびサイズを有する、平面視矩形状に形成されている。スライダ60は、図3に示すように、図示しない磁気ヘッドに電気的に接続される複数のスライダ端子61を備えている。
複数のスライダ端子61は、複数のヘッド側端子41に対応しており、複数のヘッド側端子41と同数設けられている。なお、本実施形態では、複数のヘッド側端子41が9つ設けられることから、複数のスライダ端子61も9つ設けられている。複数のスライダ端子61は、スライダ60の先端部において、左右方向に互いに等間隔を隔てて並列配置されている。
このようなスライダ60は、スライダ搭載領域55に対して上方から、すなわち、複数のヘッド側端子41に対して支持基板5の反対側から搭載される。
そして、スライダ60は、スライダ搭載領域55に搭載された状態において、搭載領域カバー層58のうち、搭載領域配線57の上面に形成される搭載領域カバー層58に下側から支持される。
つまり、搭載領域ベース層26と、搭載領域配線57と、搭載領域カバー層58とが、スライダ60を支持するための台座70を構成している。
ここで、第1交差部56Aは、図4に示すように、搭載領域ベース層26の一部である第1交差絶縁層28と、搭載領域配線57の一部である配線42(第2分岐配線51Bの第1部分51D、1対の第2導通部51Cのそれぞれの周縁部、および、第1分岐配線50B)と、搭載領域カバー層58の一部である第1交差カバー層59とを備えている。そのため、第1交差部56Aは、台座70の一部として構成されている。
なお、スライダ60の下面における後方部分には、図示しないが、予め公知の接着剤が塗布されている。そして、スライダ60は、スライダ搭載領域55に搭載された状態において、接着開口29および連通口(図示せず)を介して、スライダ支持部本体16の後方部分の上面に、接着剤により接着されている。
その後、図3に示すように、複数のスライダ端子61のそれぞれと、複数のヘッド側端子41のそれぞれとを、ボンディング部材62により接続する。ボンディング部材62は、はんだなどであって、スライダ端子61およびヘッド側端子41のそれぞれと接合される。
以上によって、回路付サスペンション基板1のスライダ搭載領域55に対するスライダ60の搭載(搭載)作業が完了する。
このような回路付サスペンション基板1では、図2に示すように、第1交差部56Aがスライダ搭載領域55に配置されている。そのため、実装部2において、スライダ搭載領域55の外側に第1交差部56Aを配置するためのスペースを確保する必要がなく、また、第1分岐配線50Bおよび第2分岐配線51Bを、スライダ搭載領域55よりも外側に引き回す必要がない。
その結果、第1交差部56Aの効率的な配置を確保することができ、回路付サスペンション基板1の小型化を図ることができながら、第1分岐配線50Bおよび第2分岐配線51Bの配置の自由度の向上を図ることができる。
第1交差部56Aは、図4に示すように、スライダ60を支持するための台座70の一部として構成されている。そのため、第1分岐配線50Bと第2分岐配線51Bとを交差させるための第1交差部56Aを、スライダ60を支持するための台座70として有効に利用できる。
その結果、スライダ搭載領域55において、第1分岐配線50Bと第2分岐配線51Bとを互いに電気的に接触することなく交差させることができるとともに、スライダ60を確実に支持することができる。
図2に示すように、第1書込配線50が第1主配線50Aおよび第1分岐配線50Bを備え、第2書込配線51が第2書込配線51および第2分岐配線51Bを備え、第1分岐配線50Bと第2分岐配線51Bとが、第1交差部56Aにおいて、互いに電気的に接触することなく交差している。これによって、第1主配線50Aおよび第1分岐配線50Bと、第2書込配線51および第2分岐配線51Bとを交互に配置させることができ、差動インピーダンスの低減を図ることができる。
また、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bは、スライダ搭載領域55に対して相対的に近くに配置されている。そのため、第1分岐配線50Bと第2分岐配線51Bとは、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bの近傍であるスライダ搭載領域55の第1交差部56Aにおいて交差している。
そして、第1書込配線50は、図6に示すように、外部接続部3(スライダ搭載領域55の外側)において、第1分岐配線50Bが第1主配線50Aに合流した後、第2外部側端子40Bに接続され、第2書込配線51は、外部接続部3(スライダ搭載領域55の外側)において、第2分岐配線51Bが第2書込配線51に合流した後、第1外部側端子40Aに接続される。
その結果、第1主配線50Aおよび第1分岐配線50Bと、第2書込配線51および第2分岐配線51Bとが交互に配置される領域を長く確保することができ、差動インピーダンスを確実に低減することができる。
第2交差部56Bは、図6に示すように、スライダ搭載領域55の外側である外部接続部3に配置されている。そのため、第2交差部56Bにおいて、第1分岐配線50Bと、第2分岐配線51Bとを、互いに電気的に接触することなく交差させることができる。
その結果、第1分岐配線50Bおよび第2分岐配線51Bのそれぞれを、外部接続部3(スライダ搭載領域55の外側)において、第1主配線50Aおよび第2書込配線51のそれぞれに確実に合流させることができる。
第1書込配線50および第2書込配線51のそれぞれの少なくとも一部(搭載領域配線57)は、図2に示すように、スライダ搭載領域55に配置され、かつ、第1交差部56Aは、スライダ搭載領域55に配置されている。
そのため、スライダ搭載領域55において、第1書込配線50および第2書込配線51と第1交差部56Aとの効率的な配置を確保でき、第1分岐配線50Bと第2分岐配線51Bとを、確実に交差させることができる。
そして、カバー絶縁層8の搭載領域カバー層58は、図3および図4に示すように、スライダ搭載領域55に配置される第1書込配線50および第2書込配線51のそれぞれを被覆している。
そのため、第1書込配線50および第2書込配線51が、スライダ搭載領域55に搭載されるスライダ60と接触することを抑制でき、搭載領域カバー層58を、台座70の一部として構成することができる。
また、搭載領域カバー層58は、図3に示すように、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bのそれぞれを露出させている。そのため、スライダ60のスライダ端子61と、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bの端子とを確実に電気的に接続できる。
第1書込配線50および第2書込配線51は、図2に示すように、1対の書込配線45である。そのため、第1書込配線50に第1の電気信号を伝送し、第2書込配線51に第1の電気信号と逆位相となる第2の電気信号を伝送することにより、電気信号伝送におけるノイズを低減することができる。
図2に示すように、第2分岐配線51Bは、第1接続部17を介して、電気的に接続され、第1分岐配線50Bは、第1交差絶縁層28上において、分断された第2分岐配線51Bの分断端部間(1対の第2導通部51C間)を通過する。
そのため、第1分岐配線50Bおよび第2分岐配線51Bを、互いに電気的に接触することなく、確実に交差させることができる。
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、図8において、図1〜図7に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
上記の第1実施形態では、図2に示すように、複数の配線42のそれぞれが対応するヘッド側端子41の後端部に接続され、複数のヘッド側端子41が対応する配線42から先側に向かって突出しているが、これに限定されず、配線42(配線本体49)が対応するヘッド側端子41の先端部に接続され、ヘッド側端子41が対応する配線42(配線本体49)から後側に向かって突出するように構成することもできる。
例えば、本発明の第2実施形態では、図8に示すように、グランド配線46のグランド配線本体46Aが第3ヘッド側端子41Cの先端部に接続され、複数のその他の信号配線47(最も左側のその他のヘッド側端子41Dに接続される信号配線47を除く)の信号配線本体47Aのそれぞれが、対応するその他のヘッド側端子41Dの先端部に接続されている。
これによって、第3ヘッド側端子41Cは、グランド配線本体46Aから後側に向かって突出し、複数のその他のヘッド側端子41D(最も左側のその他のヘッド側端子41Dを除く)は、対応するその他の信号配線本体47Aから後側に向かって突出している。
一方、1対の書込配線45のそれぞれは、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bのそれぞれの後端部に接続され、最も左側のその他のヘッド側端子41Dに接続される信号配線47は、対応するその他のヘッド側端子41Dの後端部に接続されている。
これによって、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bのそれぞれは、1対の書込配線45のそれぞれの端子連続部48から、先側に向かって突出し、最も左側のその他のヘッド側端子41Dは、対応するその他の信号配線47の端子連続部48から、先側に向かって突出している。
このような第2実施形態においても、第1交差部56Aがスライダ搭載領域55に配置されているので、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記の第1実施形態および第2実施形態では、ヘッド側端子41が9つ備えられ、外部側端子40が8つ備えられているが、それらの個数は特に制限されない。
また、上記の第1実施形態および第2実施形態では、第1書込配線50の第1分岐配線50Bが第1交差配線に対応し、第2書込配線51の第1分岐配線50Bが第2交差配線に対応するが、これに限定されず、第1書込配線50の第1主配線50Aおよび第1分岐配線50Bのいずれが、第1交差配線に対応してもよく、第2書込配線51の第2主配線51Aおよび第2分岐配線51Bのいずれが、第2交差配線に対応してもよい。
また、上記の第1実施形態および第2実施形態では、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bに接続される1対の配線42が、1対の書込配線45として構成されるが、これに限定されず、第1ヘッド側端子41Aおよび第2ヘッド側端子41Bに接続される1対の配線42は、例えば、1対の読取配線など種々の信号配線として構成されてもよい。
これら変形例によっても、上記した第1実施形態および第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、上記の第1実施形態および第2実施形態および変形例のそれぞれは、適宜組み合わせることができる。
1 回路付サスペンション基板
5 支持基板
6 ベース絶縁層
7 導体パターン
8 カバー絶縁層
15 第1開口部
17 第1接続部
19 第2接続部
20 第2開口部
28 第1交差絶縁層
30 第2交差絶縁層
40A 第1外部側端子
40B 第2外部側端子
41A 第1ヘッド側端子
42B 第2ヘッド側端子
50 第1書込配線
50A 第1主配線
50B 第1分岐配線
50C 第1導通部
51 第2書込配線
51A 第2主配線
51B 第2分岐配線
51C 第2導通部
55 スライダ搭載領域
56 交差部

Claims (6)

  1. 金属支持層と、前記金属支持層の厚み方向一方面に形成されるベース絶縁層と、前記ベース絶縁層の前記厚み方向一方面に形成される導体パターンとを備え、前記導体パターンが、第1交差配線および第2交差配線を有する回路付サスペンション基板であって、
    スライダを搭載するためのスライダ搭載領域と、
    前記第1交差配線および前記第2交差配線のいずれか一方が、他方に対して互いに電気的に接触することなく、前記厚み方向から見て交差する交差部とを備え、
    前記交差部は、
    前記スライダ搭載領域に配置され
    前記スライダを支持するための台座の一部として構成されていることを特徴とする、回路付サスペンション基板。
  2. 前記導体パターンは、
    前記スライダ搭載領域に対して相対的に近くに配置される第1端子部および第2端子部と、
    前記スライダ搭載領域に対して相対的に遠くに配置される第3端子部および第4端子部と、
    前記第1端子部と前記第3端子部とを電気的に接続する第1配線と、
    前記第2端子部と前記第4端子部とを電気的に接続する第2配線とを備え、
    前記第1配線は、
    第1主配線と、
    前記スライダ搭載領域において前記第1主配線から分岐し、前記スライダ搭載領域の外側において前記第1主配線に合流する第1分岐配線とを備え、
    前記第2配線は、
    第2主配線と、
    前記スライダ搭載領域において前記第2主配線から分岐し、前記スライダ搭載領域の外側において前記第2主配線に合流する第2分岐配線とを備え、
    前記第1主配線および前記第1分岐配線のいずれか一方が、前記第1交差配線であり、
    前記第2主配線および前記第2分岐配線のいずれか一方が、前記第2交差配線であることを特徴とする、請求項1に記載の回路付サスペンション基板。
  3. 前記交差部は、前記スライダ搭載領域に加え、前記スライダ搭載領域の外側にも配置さていることを特徴とする、請求項2に記載の回路付サスペンション基板。
  4. 前記導体パターンを被覆するカバー絶縁層をさらに備え、
    前記第1配線および前記第2配線のそれぞれの少なくとも一部は、前記スライダ搭載領域に配置され、かつ、前記カバー絶縁層に被覆され、
    前記第1端子部および前記第2端子部のそれぞれは、前記スライダ搭載領域の外側に配置され、かつ、前記カバー絶縁層から露出されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の回路付サスペンション基板。
  5. 前記第1配線および前記第2配線は、1対の書込配線であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
  6. 前記金属支持層には、開口部が形成され、
    前記交差部は、
    前記金属支持層の一部からなり、前記開口部内において、前記金属支持層の他の部分から離間するように配置される接続部と、
    前記ベース絶縁層からなり、前記接続部の前記厚み方向一方面に形成される交差絶縁層とを備え、
    前記第1交差配線および前記第2交差配線のいずれか一方は、前記交差部の前記交差絶縁層上において分断されて、その分断端部のそれぞれが、前記交差絶縁層を貫通して、前記接続部に接続され、他方は、前記交差絶縁層上において、分断された前記一方の分断端部間を通過するように配置されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の回路付サスペンション基板。
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