JP6354252B2 - 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ - Google Patents
画像形成装置、およびプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6354252B2 JP6354252B2 JP2014064738A JP2014064738A JP6354252B2 JP 6354252 B2 JP6354252 B2 JP 6354252B2 JP 2014064738 A JP2014064738 A JP 2014064738A JP 2014064738 A JP2014064738 A JP 2014064738A JP 6354252 B2 JP6354252 B2 JP 6354252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- lubricant
- resin
- toner
- charge transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
さらには、特許文献6には、更なる高耐久化を図るにあたり、感光体表面に不飽和重合性官能基を有した化合物を重合させた保護層中にフッ素含有樹脂粒子を分散することが提案されている。
さらに特許文献7では、感光体を380nm以上450nm以下の波長で露光し、重量平均粒径6μm以下のトナー粒子で現像し、高解像度の画像を得ることが提案されている。
請求項1の発明は、導電性基体、前記導電性基体上に配置された感光層、及び前記感光層上に配置された反応性電荷輸送材料を含む組成物の硬化膜であり、且つ表面に滑剤が存在する表面保護層を有する電子写真感光体と、前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電された前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置と、平均形状係数SF1が100以上130以下、且つ体積平均粒径が4.0μm以下のトナー粒子及び前記トナー粒子に付着した滑剤を含む現像剤を収容し、前記静電潜像を前記現像剤で現像してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を被転写媒体に転写する転写装置と、前記トナー像が前記被転写媒体に転写された後の前記電子写真感光体の表面に接触する部分の100%モジュラスMが3MPa以上33MPa以下であるクリーニングブレードを有するクリーニング装置と、を備え、前記反応性電荷輸送材料が、反応性基として水酸基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料及び反応性基としてメトキシ基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料とを含み、前記電子写真感光体の表面保護層の表面に存在する前記滑剤と前記トナー粒子に付着した前記滑剤のうち一方がフッ素を含み、他方がフッ素を含まない画像形成装置である。
一方、濃度ムラが抑制され、かつ画像流れの発生が抑制される理由は定かでないが、以下のように推測される。
高画質化を目的として小径トナーを用いると、トナーの帯電量が小さいため、電子写真感光体(以下、「感光体」と称する場合がある。)から被転写媒体に転写する際に転写性が低下する。転写性を改善するため、例えば感光体の表面やトナーに滑剤を添加することが考えられるが、特にハーフトーン画像を連続して形成すると濃度ムラや像流れが生じやすい。
本発明者が研究を重ねたところ、感光体の表面における滑剤とトナーに含まれる滑剤(外添剤)が馴染んで相互作用により画像流れが生じやすいと考えられるが、本実施形態では、感光体の表面における滑剤とトナー粒子に含まれる滑剤の一方がフッ素を含み、他方がフッ素を含まないことで滑剤同士の相互作用が抑制され、小径トナーを用いても濃度ムラが生じ難いと考えられる。
また、感光体の表面に接触するクリーニングブレードの硬度が特定の範囲内にあることで電子写真感光体の表面に残留する小径トナーが効率良く除去されて画像流れが抑制されると考えられる。
なお、以下の説明では、電子写真感光体の表面保護層が滑剤としてフッ素含有樹脂粒子を含むことで表面に滑剤が存在し、トナー粒子に付着した滑剤(外添剤)がフッ素を含有しない場合について主に説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9(静電潜像形成手段の一例)と、転写装置40(一次転写装置)と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。図示しないが、中間転写体50に転写されたトナー像を記録媒体(例えば用紙)に転写する二次転写装置も有している。なお、中間転写体50、転写装置40(一次転写装置)、及び二次転写装置(不図示)が転写手段の一例に相当する。
なお、図1には、画像形成装置として、潤滑材14を電子写真感光体7の表面に供給する繊維状部材132(ロール状)、及び、クリーニングを補助する繊維状部材133(平ブラシ状)を備えた例を示してあるが、これらは必要に応じて配置される。
図2は、本実施形態に係る感光体の層構成の一例を示す概略図である。本実施形態に係る感光体7Aは、導電性基体4と、導電性基体4の上に、下引層1と、電荷発生層2と、電荷輸送層3と、表面保護層5と、がこの順に積層されている。
導電性基体4としては、例えば、金属(アルミニウム、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等)又は合金(ステンレス鋼等)を含む金属板、金属ドラム、及び金属ベルト等が挙げられる。また、導電性基体としては、例えば、導電性化合物(例えば導電性ポリマー、酸化インジウム等)、金属(例えばアルミニウム、パラジウム、金等)又は合金を塗布、蒸着又はラミネートした紙、樹脂フィルム、ベルト等も挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
酸性処理液による処理は、例えば、以下のようにして実施される。先ず、リン酸、クロム酸及びフッ酸を含む酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸及びフッ酸の配合割合は、例えば、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲がよい。処理温度は例えば42℃以上48℃以下が好ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。
下引層1は、例えば、無機粒子と結着樹脂とを含む層である。
これらの中でも、上記抵抗値を有する無機粒子としては、例えば、酸化錫粒子、酸化チタン粒子、酸化亜鉛粒子、酸化ジルコニウム粒子等の金属酸化物粒子がよく、特に、酸化亜鉛粒子が好ましい。
無機粒子の体積平均粒径は、例えば、50nm以上2000nm以下(好ましくは60nm以上1000nm以下)がよい。
特に、電子受容性化合物としては、アントラキノン構造を有する化合物が好ましい。アントラキノン構造を有する化合物としては、例えば、ヒドロキシアントラキノン化合物、アミノアントラキノン化合物、アミノヒドロキシアントラキノン化合物等が好ましく、具体的には、例えば、アントラキノン、アリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリン等が好ましい。
下引層に用いる結着樹脂としては、例えば、電荷輸送性基を有する電荷輸送性樹脂、導電性樹脂(例えばポリアニリン等)等も挙げられる。
これら結着樹脂を2種以上組み合わせて使用する場合には、その混合割合は、必要に応じて設定される。
添加剤としては、多環縮合系、アゾ系等の電子輸送性顔料、ジルコニウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物、アルミニウムキレート化合物、チタニウムアルコキシド化合物、有機チタニウム化合物、シランカップリング剤等の公知の材料が挙げられる。シランカップリング剤は前述のように無機粒子の表面処理に用いられるが、添加剤として更に下引層に添加してもよい。
下引層の表面粗さ(十点平均粗さ)は、モアレ像抑制のために、使用される露光用レーザ波長λの1/4n(nは上層の屈折率)から1/2λまでに調整されていることがよい。
表面粗さ調整のために下引層中に樹脂粒子等を添加してもよい。樹脂粒子としてはシリコーン樹脂粒子、架橋型ポリメタクリル酸メチル樹脂粒子等が挙げられる。また、表面粗さ調整のために下引層の表面を研磨してもよい。研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、湿式ホーニング、研削処理等が挙げられる。
これらの溶剤として具体的には、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロロベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤が挙げられる。
図示は省略するが、下引き層と感光層との間に中間層をさらに設けてもよい。
中間層は、例えば、樹脂を含む層である。中間層に用いる樹脂としては、例えば、アセタール樹脂(例えばポリビニルブチラール等)、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、カゼイン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂等の高分子化合物が挙げられる。
中間層は、有機金属化合物を含む層であってもよい。中間層に用いる有機金属化合物としては、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウム、マンガン、ケイ素等の金属原子を含有する有機金属化合物等が挙げられる。
これらの中間層に用いる化合物は、単独で又は複数の化合物の混合物若しくは重縮合物として用いてもよい。
中間層を形成する塗布方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
電荷発生層2は、例えば、電荷発生材料と結着樹脂とを含む層である。また、電荷発生層は、電荷発生材料の蒸着層であってもよい。電荷発生材料の蒸着層は、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro−Luminescence)イメージアレー等の非干渉性光源を用いる場合に好適である。
なお、n−型の判定は、通常使用されるタイムオブフライト法を用い、流れる光電流の極性によって判定され、正孔よりも電子をキャリアとして流しやすいものをn−型とする。
結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(ビスフェノール類と芳香族2価カルボン酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。ここで、「絶縁性」とは、体積抵抗率が1013Ωcm以上であることをいう。
これらの結着樹脂は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
なお、この分散の際、電荷発生層形成用塗布液中の電荷発生材料の平均粒径を0.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、更に好ましくは0.15μm以下にすることが有効である。
電荷輸送層3は、例えば、電荷輸送材料と結着樹脂とを含む層である。電荷輸送層は、高分子電荷輸送材料を含む層であってもよい。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
なお、電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は、質量比で10:1から1:5までが好ましい。
表面保護層5は、電子写真感光体7における最表面層であり、電荷発生層2及び電荷輸送層3から構成される感光層を保護するために別途設けられた層である。表面保護層5を有することで、感光体の最表面に、磨耗、傷などに対する耐性を持たせ、且つトナーの転写効率を向上させうる。
表面保護層の表面に存在する滑剤は、表面保護層を形成した後に表面に付着させてもよいし、表面保護層を形成する塗布液に滑剤を添加して表面保護層を形成して表面に露出させてもよい。以下、滑剤として表面保護層がフッ素含有樹脂粒子を含む場合について主に説明する。
本実施形態における表面保護層は、フッ素含有樹脂粒子を含有することでブレードとの摩擦力が軽減され、さらに電子写真感光体の摩耗を大きく抑制することが可能となる。
F−((−R1−X)n1(R2)n2−Y)n3 (I)
一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上5以下の直鎖状若しくは分岐状のアルキレン基を示し、n1は0又は1を示し、n2は0又は1を示し、n3は1以上4以下の整数を示す。Xは酸素、NH、又は硫黄原子を示し、Yは−OH、−OCH3、−NH2、−SH、又は−COOHを示す。
一般式(I)中、Fを示す正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基における正孔輸送能を有する化合物としては、アリールアミン誘導体が好適に挙げられる。アリールアミン誘導体としては、トリフェニルアミン誘導体、テトラフェニルベンジジン誘導体が好適に挙げられる。
そして、一般式(I)で示される化合物は、下記一般式(II)で示される化合物であることが望ましい。一般式(II)で示される化合物は、特に、電荷移動度、酸化などに対する安定性等に優れる。
ここで、式(7)中のArとしては、下記式(8)又は(9)で表されるものが望ましい。
また、式(7)中のZ’としては、下記式(10)乃至(17)のうちのいずれかで表されるものが望ましい。
上記式(16)乃至(17)中のWとしては、下記(18)乃至(26)で表される2価の基のうちのいずれかであることが望ましい。但し、式(25)中、uは0以上3以下の整数を表す。
一般式(I)で示される化合物の具体例としては、以下に示す化合物I−1乃至I−34が挙げられる。なお、上記一般式(I)で示される化合物は、これらにより何ら限定されるものではない。
フッ素含有樹脂粒子としては、特に限定されるものではないが、例えばポリテトラフルオロエチレン、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリジクロロジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、またはテトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等の粒子が挙げられる。
フッ素含有樹脂粒子は、1種を単独でまたは2種以上を併用してもよい。
なお、フッ素含有樹脂粒子の平均一次粒径はは、レーザー回折式粒度分布測定装置LA−700(堀場製作所製)を用いて、フッ素含有樹脂粒子が分散された分散液と同じ溶剤に希釈した測定液を屈折率1.35で測定した値をいう。
フッ化アルキル基含有共重合体は、下記構造式A及び構造式Bで表される繰り返し単位を持つフッ化アルキル基含有共重合体が挙げられる。
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に水素原子又はアルキル基を表す。
Xは、アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−又は単結合を表す。
Yはアルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(CzH2z−1(OH))−又は単結合を表す。
Qは−O−又は−NH−を表す。
l、m及びnは、それぞれ独立に1以上の整数を表す。
p、q、r及びsは、それぞれ独立に0または1以上の整数を表す。
tは、1以上7以下の整数を表す。
zは1以上の整数を表す。
X及びYを表すアルキレン鎖(未置換アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖)としては、炭素数1以上10以下のアルキレン鎖が望ましい。
Yを表す−(CzH2z−1(OH))−中のzは、zは1以上10以下の整数を表すことがよい。
p、q、r及びsは、それぞれ独立に0または1以上10以下の整数を表すことがよい。
R5、R6を表す基としては、水素原子、メチル基、エチル基が望ましく、これらの中でもメチル基がさらに望ましい。
なお、フッ化アルキル基含有共重合体は、1種を単独でまたは2種以上を併用してもよい。
フッ化アルキル基含有共重合体の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定される。
グアナミン化合物は、グアナミン骨格(構造)を有する化合物であり、例えば、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、ホルモグアナミン、ステログアナミン、スピログアナミン、シクロヘキシルグアナミンなどが挙げられる。
一般式(A)において、R1を示すアルキル基は、炭素数が1以上10以下であるが、望ましくは炭素数が1以下8以上であり、より望ましくは炭素数が1以上5以下である。また、当該アルキル基は、直鎖状であってもよし、分岐状であってもよい。
一般式(A)中、R1を示すフェニル基は、炭素数が6以上10以下であるが、より望ましくは6以上8以下である。当該フェニル基に置換される置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基などが挙げられる。
一般式(A)中、R1を示す脂環式炭化水素基は、炭素数4以上10以下であるが、より望ましくは5以上8以下である。当該脂環式炭化水素基に置換される置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基などが挙げられる。
一般式(A)中、R2からR5を示す「−CH2−O−R6」において、R6を示すアルキル基は、炭素数が1以上10以下であるが、望ましくは炭素数が1以下8以下であり、より望ましくは炭素数が1以上6以下である。また、当該アルキル基は、直鎖状であってもよし、分岐状であってもよい。望ましくは、メチル基、エチル基、ブチル基などが挙げられる。
一般式(A)で示される化合物は、例えば、グアナミンとホルムアルデヒドとを用いて公知の方法(例えば、日本化学会編、実験化学講座第4版、28巻、430ページ)で合成される。
以下、一般式(A)で示される化合物の具体例として例示化合物:(A)−1から例示化合物:(A)−42を示すが、本実施形態はこれらに限られるわけではない。また、以下の具体例は単量体であるが、これら単量体を構造単位とする多量体(オリゴマー)であってもよい。尚、以下の例示化合物において、「Me」はメチル基を、「Bu」はブチル基を、「Ph」はフェニル基をそれぞれ示す。
また、一般式(A)で示される化合物(多量体を含む)は、合成後又は市販品の購入後、残留触媒の影響を取り除くために、トルエン、キシレン、酢酸エチル、などの適当な溶剤に溶解し、蒸留水、イオン交換水などで洗浄してもよいし、イオン交換樹脂で処理して除去してもよい。
メラミン化合物としては、メラミン骨格(構造)であり、特に下記一般式(B)で示される化合物及びその多量体の少なくとも1種であることが望ましい。ここで、多量体は、一般式(A)と同様に、一般式(B)で示される化合物を構造単位として重合されたオリゴマーであり、その重合度は例えば2以上200以下(望ましくは2以上100以下)である。なお、一般式(B)で示される化合物又はその多量体は、1種単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよい。また、前記一般式(A)で示される化合物又はその多量体と併用してもよい。特に、一般式(B)で示される化合物は、2種以上混合して用いたり、それを構造単位とする多量体(オリゴマー)として用いたりすると、溶剤に対する溶解性が向上する。
一般式(B)で示される化合物は、例えば、メラミンとホルムアルデヒドとを用いて公知の方法で合成される(例えば、実験化学講座第4版、28巻、430ページのメラミン樹脂と同様に合成される)。
以下、一般式(B)で示される化合物の具体例として例示化合物:(B)−1から例示化合物:(B)−8を示すが、本実施形態はこれらに限られるわけではない。また、以下の具体例は、単量体のものを示すが、これらを構造単位とする多量体(オリゴマー)であってもよい。
表面保護層5には、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などの熱硬化性樹脂を用いてもよい。また、スピロアセタール系グアナミン樹脂(例えば「CTU−グアナミン」(味の素ファインテクノ(株)))など、一分子中の官能基のより多い化合物を当該架橋物中の材料に共重合させてもよい。
熱潜在性触媒として、たとえば有機スルホン化合物等をポリマーで粒子状に包んだマイクロカプセル、ゼオライトの如く空孔化合物に酸等を吸着させたもの、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体を塩基でブロックした熱潜在性プロトン酸触媒や、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体を一級もしくは二級のアルコールでエステル化したもの、プロトン酸および/またはプロトン酸誘導体をビニルエーテル類および/またはビニルチオエーテル類でブロックしたもの、三フッ化ホウ素のモノエチルアミン錯体、三フッ化ホウ素のピリジン錯体などが挙げられる。
熱潜在性プロトン酸触媒のプロトン酸として、硫酸、塩酸、酢酸、ギ酸、硝酸、リン酸、スルホン酸、モノカルボン酸、ポリカルボン酸類、プロピオン酸、シュウ酸、安息香酸、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フタル酸、マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、o、m、p−トルエンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、ウンデシルベンゼンスルホン酸、トリデシルベンゼンスルホン酸、テトラデシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。また、プロトン酸誘導体として、スルホン酸、リン酸等のプロトン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属円などの中和物、プロトン酸骨格が高分子鎖中に導入された高分子化合物(ポリビニルスルホン酸等)等が挙げられる。プロトン酸をブロックする塩基として、アミン類が挙げられる。
これらの熱潜在性触媒は単独または二種類以上組み合わせても使用される。
表面保護層5は、溶媒中に前述の各成分を含む表面保護層形成用の塗布液を準備し、該塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布工程と、前記塗布膜を加熱して少なくとも電荷輸送材料を縮合重合して重合体を形成させ且つ乾燥させて溶媒を除去する加熱工程と、を経て形成される。
単層型の感光層(電荷発生/電荷輸送層)は、例えば、結着樹脂、電荷発生材料、電荷輸送材料を含んで構成される。これら材料については、電荷発生層や電荷輸送層で説明したものが好適に挙げられる。
単層型の感光層において、電荷発生材料の含有量は10質量%以上85質量%以下程度が望ましく、より望ましくは20質量%以上50質量%以下である。また、電荷輸送材料の含有量は5質量%以上50質量%以下とすることが望ましい。
単層型の感光層の形成方法は、電荷発生層や電荷輸送層の形成方法が適用される。単層型感光層の厚さは5μm以上50μm以下程度が望ましく、10μm以上40μm以下とするのがさらに望ましい。
本実施形態に係る電子写真感光体において、感光層や表面保護層には、画像形成装置中で発生するオゾンや酸化性ガス、又は光・熱による感光体の劣化を防止する目的で、感光層中に酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤などの添加剤を添加してもよい。
また、感光層や表面保護層には、感度の向上、残留電位の低減、繰り返し使用時の疲労低減等を目的として少なくとも1種の電子受容性物質を添加してもよい。
また、感光層や表面保護層には、各層を形成する塗布液にレベリング剤としてシリコーンオイルを添加し、塗膜の膜厚ムラを抑制してもよい。
帯電装置8としては、例えば、導電性又は半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
露光装置9としては、例えば、電子写真感光体7表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、定められた像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は電子写真感光体の分光感度領域内とする。半導体レーザの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザや青色レーザとして400nm以上450nm以下に発振波長を有するレーザも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビームを出力し得るタイプの面発光型のレーザ光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置が挙げられる。現像装置11としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、一成分系現像剤又は二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが好ましい。
現像剤は、トナー単独の一成分現像剤であってもよいし、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤であってもよい。
具体的には、トナーの平均形状係数SF1は、100以上130以下であり、望ましくは100以上120以下、より望ましくは100以上110以下である。
トナー(トナー粒子)の体積平均粒径は4.0μm以下であり、望ましくは2.5μm以上3.8μm以下、より望ましくは3.0μm以上3.5μm以下である。
まず、スライドグラス上に散布したトナー(トナー粒子)の光学顕微鏡像(250倍に拡大した画像)を、ビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置(LUZEX III、ニレコ社製)に取り込み、100個のトナー(トナー粒子)について下記式に基づきSF1を計算し、平均値を求めることにより得られる。
・式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
ここでMLは粒子の絶対最大長、Aは粒子の投影面積である。
まず、分散剤として界面活性剤(望ましくはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)の5質量%水溶液2ml中に、測定試料を0.5mg以上50mg以下加え、これを電解液100ml以上150ml以下中に添加した。この測定試料を懸濁させた電解液を超音波分散器で約1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーII型(ベックマン−コールター社製)により、アパーチャー径が100μmのアパーチャーを用いて、粒径が2.0μm以上60μm以下の範囲の粒子の粒度分布を測定する。測定する粒子数は50,000とする。
得られた粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、小粒径側から体積累積分布を引いて、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。
トナーは、トナー粒子とトナー粒子に付着した滑剤(外添剤)とを含んで構成されている。
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤、離型剤その他内添剤と、を含有して構成される。
また、代表的な結着樹脂としては、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィンワックス等も挙げられる。
本実施形態における滑剤(外添剤)としては、フッ素を含まない外添剤、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量としては、通常、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部である。
クリーニング装置13は、クリーニングブレード131を備えるクリーニングブレード方式の装置が用いられる。
・式(K1) 3≦M≦33
〔但し、式(K1)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表す。〕
なお、単層構造のクリーニングブレード131は、後述する複層構造の「第一層」の構成と同様であるため、説明を省略する。
しかし、この低硬度の材料では、耐磨耗性に劣るため、長期に渡り良好なクリーニング性能を維持し得ない。
クリーニングブレード131は、電子写真感光体7の表面と接触する第一層の材料が、式(K1)を満たすため、良好なクリーニング性を発揮しつつ、耐磨耗性にも優れる。
なお、100%モジュラスMは、5MPa以上20MPa以下の範囲内であることが望ましく、6.5MPa以上15MPa以下の範囲内であることがより望ましい。
スティック&スリップ挙動により接触姿勢が解放さることにより、第一層先端の姿勢が保たれたまま摺擦が起こることがなく、局所的な塑性変形の発生が抑制される。この局所的な塑性変形の発生が抑制されると、第一層先端と電子写真感光体7との密着性の低下が抑制され、クリーニング不良の発生が抑制される。この局所的な塑性変形を抑制する為には第一層先端は常にスティック&スリップ挙動が行われている事が望ましく、そのためには、使用環境温度の実質的な下限値である温度10℃以上の環境下において、反発弾性Rは、10%以上であることが望ましく、15%以上がより望ましく、20%以上が更に望ましい。
なお、反発弾性Rは、前述の通りJISK6255(1996年)に基づいて測定される。
tanδ値は、式(K5)の様にE''/E’で表され、“損失正弦”と呼ばれるものであり、その値が大きい程、その線形弾性体は、ゴム弾性を有するものとなる。
式(K2) σ=|E*|γcos(ωt)
式(K3) E’=|E*|cosδ
式(K4) E”=|E*|sinδ
式(K5) tanδ=E”/E’
tanδ値は、レオペクトラ−DVE−V4(レオロジー(株)製)によって静止歪み5%、10Hz 正弦波引張加振を温度範囲−60℃以上100℃以下で測定した。
このため、BCOの発生に伴い、電子写真感光体7の表面に埋没・固着した異物等のように、電子写真感光体7の表面に存在する異物、特に表面に埋没・固着した異物に対応するために、従来のように画像形成装置内に別途耐磨耗性や耐欠け性を向上させるための装置を新たに設ける必要が無いため、装置の大型化・高コスト化が防止される。
なお、「ハードセグメント」及び「ソフトセグメント」とは、エラストマー材料中で、前者を構成する材料の方が、後者を構成する材料よりも相対的に硬い材料からなり、後者を構成する材料の方が前者を構成する材料よりも相対的に柔らかい材料からなるセグメントを意味する。
従って、上述したガラス転移温度を実現するためには、エラストマー材料のハードセグメントを構成する材料(以下、「ハードセグメント材料」と称す場合がある)のガラス転移温度は、30℃以上100℃以下の範囲内であることが望ましく、35℃以上60℃以下の範囲内であることがより望ましく、ソフトセグメントを構成する材料(以下、「ソフトセグメント材料」と称す場合がある)のガラス転移温度は、−100℃以上−50℃以下の範囲内であることが望ましく、−90℃以上−60℃以下の範囲内であることがより望ましい。
ハードセグメント材料比が、46質量%以上であると、第一層先端の耐磨耗性が確保され、磨耗の発生が抑制されることにより、長期に渡って良好なクリーニング性が維持される。また、ハードセグメント材料比が96質量%以下であると、第一層先端が硬くなり過ぎず、柔軟性や伸張性が得られ、欠けの発生が抑制されることにより、長期に渡って良好なクリーニング性が維持される。
すなわち、ハードセグメント材料としては、ポリウレタン樹脂を用いることが望ましい。この場合のポリウレタン樹脂の重量平均分子量は、1000以上4000以下の範囲内であることが望ましく、1500以上3500以下の範囲内であることがより望ましい。
重量平均分子量が1000以上の場合、クリーニングブレード131が低温環境下で使用される場合にハードセグメントを構成するポリウレタン樹脂の弾性が失われないために、クリーニング不良が抑制される。また、重量平均分子量が4000以下の場合は、ハードセグメントを構成するポリウレタン樹脂の永久歪みが大きくなり過ぎず、第一層先端が、電子写真感光体7に対して接触圧力を保持し得るため、クリーニング不良が抑制される。
なお、上述したハードセグメント材料として用いられるポリウレタン樹脂としては、例えば、ダイセル化学社製、プラクセル205やプラクセル240などが挙げられる。
転写装置40としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等を含むベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものを用いてもよい。
1次転写後、電子写真感光体7に残留するトナーはクリーニング装置13によって除去される。
図3に示す画像形成装置120は、プロセスカートリッジ300を4つ搭載したタンデム方式の多色画像形成装置である。画像形成装置120では、中間転写体50上に4つのプロセスカートリッジ300がそれぞれ並列に配置されており、1色に付き1つの電子写真感光体が使用される構成となっている。なお、画像形成装置120は、タンデム方式であること以外は、画像形成装置100と同様の構成を有している。
−下引層の作製−
酸化亜鉛(平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m2/g)100部をテトラヒドロフラン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤として、KBM603(信越化学工業社製)1.25部を添加し、2時間攪拌した。その後、テトラヒドロフランを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛微粒子を得た。
次に、電荷発生材料として、CuKα特性X線に対するブラッグ角(2θ±0.2゜)の少なくとも7.4゜、16.6゜、25.5゜及び28.3゜に強い回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン結晶15部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニオンカーバイト社製)10部およびn−ブチルアルコール300部からなる混合物を、直径1mmのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散して電荷発生層形成用の塗布液を得た。この電荷発生層形成用塗布液を前記下引層上に浸漬塗布し、120℃、5分間乾燥して、厚みが0.2μmの電荷発生層を得た。
続いて、電荷輸送物質としてN,N′−ビス(3−メチルフェニル)−N,N′−ジフェニルベンジジン2部、N,N′−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン2重量、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:40,000)6部、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.1部を混合してテトラヒドロフラン24部及びトルエン11部を混合溶解し、電荷輸送層形成用塗布液を得た。この電荷輸送層形成用塗布液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、120℃、40分間乾燥して、厚みが22μmの電荷輸送層を得た。
続いて、4フッ化エチレン樹脂粒子としてルブロンL−2(ダイキン工業社製)10部、及び下記構造式2で表される繰り返し単位を含むフッ化アルキル基含有共重合体(重量平均分子量50,000、l:m=1:1、s=1、n=60)0.3部とシクロペンタノン40部に十分に攪拌混合して、4フッ化エチレン樹脂粒子懸濁液を作製した。
この表面保護層形成用塗布液を浸漬塗布法で電荷輸送層の上に塗布し155℃で35分乾燥し、膜厚約6μmの表面保護層を形成した感光体1を作製した。
表面保護層を形成するための反応性電荷輸送材料を表1に示す材料に変更した表面保護層形成用塗布液を準備し、これを用いた以外は、感光体1と同様にして、それぞれ感光体2乃至3を作製した。
[感光体4乃至6の作製]
感光体1と比較して、4フッ化エチレン樹脂粒子、およびフッ化アルキル基含有共重合体を混合せず、かつ、反応性電荷輸送材料としてそれぞれ下記表1に示す材料を含む表面保護層形成用塗布液を準備し、これを用いた以外は、感光体1と同様にして、それぞれ比較感光体4乃至6を作製した。その後、ステアリン酸亜鉛を前記感光体表面に塗布した。
(比較トナー粒子1の作製)
−結晶性ポリエステル樹脂(1)の合成−
加熱乾燥した3口フラスコに、エチレングリコール124部、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル22.2部、セバシン酸ジメチル213部、と触媒としてジブチル錫オキサイド0.3部を入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて220℃まで徐々に昇温を行い4時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(1)220部を合成した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測定(ポリスチレン換算)で、得られた結晶性ポリエステル樹脂(1)の重量平均分子量(MW)は19000であり、数平均分子量(Mn)は5800であった。
また、結晶性ポリエステル樹脂(1)の融点(Tm)を、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有し、ピークトップの温度は70℃であった。
結晶性ポリエステル樹脂(1)150部を蒸留水850部中に入れ、80℃に加熱しながらホモジナイザー(IKAジャパン社製:ウルトラタラクス)にて混合攪拌して、樹脂粒子分散液を得た。
カーボンブラック250部、アニオン界面活性剤20部(第一工業製薬(株)社製:ネオゲンRK)、イオン交換水700部を混合し、溶解させた後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラクス)を用いて分散し、着色剤(フタロシアニン顔料)を分散させてなる着色剤分散液を調製した。
パラフィンワックス(HNP0190、日本精蝋社製、融点85℃)100部、カチオン性界面活性剤(サニゾールB50、花王社製)5部、イオン交換水240部を、丸型ステンレス鋼製フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50、IKA社製)を用いて10分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径550nmの離型剤粒子が分散された離型剤分散液を調製した。
樹脂粒子分散液2400部、着色剤分散液100部、離型剤分散液63部、過酸化ラウロイル10部、硫酸アルミニウム5部(和光純薬工業社製)、イオン交換水100部、を丸型ステンレス製フラスコ中に収容させ、pH2.0に調整した後、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散させた後、加熱用オイルバス中で65℃まで攪拌しながら加熱した。65℃で2.5時間保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、平均粒径が約4.5μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。
その後、反応生成物をろ過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、真空乾燥機を用いて乾燥させることにより、K(ブラック)色の比較トナー粒子1を得た。得られた比較トナー粒子1の融点は65℃であった。
得られたK色の比較トナー粒子1について、D50(体積平均粒径)を測定したところ、D50は4.2μm、平均形状係数SF1は129であった。
得られたK色の比較トナー粒子1に外添剤として、ルブロンL−2(ダイキン工業社製、平均一次粒子径200nm)1%、ヘキサメチルジシラザン処理したシリカ(平均粒径40nm)0.5%、メタチタン酸にイソブチルトリメトキシシラン50%処理後焼成して得られたチタン化合物(平均粒径30nm)0.7%を加え(何れもトナーに対する質量比)、75Lヘンシェルミキサーにて10分間混合し、その後、風力篩分機ハイボルター300(新東京機械社製)にて篩分し、外添トナーを作製した。
得られたキャリアと外添トナーとを100部:8部の割合で2リッターのVブレンダーで混合し、比較現像剤1を作製した。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を2時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を3時間に変更した以外は同様にして、K色の比較トナー粒子2を作製し、比較現像剤2を得た。
[比較現像剤3]
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を2時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を5時間に変更した以外は同様にして、K色の比較トナー粒子3を作製し、比較現像剤3を得た。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を2時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を5時間に変更した以外は同様にして、K色のトナー粒子1を作製した。
〔ステアリン酸亜鉛の製造例〕
エタノール5,000部にステアリン酸1,145部を加え、75℃で混合したものに、水酸化亜鉛200部を少しずつ加えていき、投入終了後から1時間混合した。混合後20℃まで冷却し、生成物をろ別してエタノール及び反応残渣を除き、取り出した生成固形物を加熱型真空乾燥機を用いて150℃で3時間乾燥させた。乾燥機から取り出し放冷後、ステアリン酸亜鉛の固形物を得た。
ステアリン酸亜鉛の固形物をジェットミルで粉砕した後、エルボージェット分級機(マツボー製)で分級し、個数平均粒径1.6μmの粉体状のステアリン酸亜鉛を得た。
(現像剤1の作製)
得られたK色のトナー粒子1に外添剤として、上述のステアリン酸亜鉛1%を加え(トナーに対する質量比)、75Lヘンシェルミキサーにて10分間混合した。その後、風力篩分機ハイボルター300(新東京機械社製)にて篩分し、外添トナーを作製し、比較現像剤1の作製と同様にキャリアと外添トナーを混合し、現像剤1を得た。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を2時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を4時間に変更した以外は同様にして、K色のトナー粒子2を作製し、次いで現像剤1と同様にして現像剤2を得た。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を2時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を3.5時間に変更した以外は同様にして、K色のトナー粒子3を作製し、次いで現像剤1と同様にして現像剤3を得た。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を1.5時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を3.5時間に変更した以外は同様にして、K色のトナー粒子4を作製し、次いで現像剤1と同様にして現像剤4を得た。
比較現像剤1の比較トナー粒子1の作製において、65℃加熱撹拌の保持時間を1時間に、炭酸ナトリウム水溶液添加によるpH調整後の75℃加熱撹拌時間を3.5時間に変更した以外は同様にして、K色のトナー粒子5を作製し、次いで現像剤1と同様にして現像剤5を得た。
はじめに、クリーニング層(第一層)用の部材を以下のようにして形成した。
まず、ポリオール成分として、ポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学社製、プラクセル205、平均分子量529、水酸基価212KOHmg/g)及びポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学社製、プラクセル240、平均分子量4155、水酸基価27KOHmg/g)とからなるハードセグメント材料と、2つ以上のヒドロキシル基を含むアクリル樹脂(綜研化学社製、アクトフローUMB−2005B)からなるソフトセグメント材料とを、ハードセグメント材料比46質量%となるようにして混合した。
なお、プレポリマーの使用に際して利用したイソシアネート化合物の全量は40.56部である。
次いで、140℃に金型を調整した遠心成形機に上記クリーニング層形成用組成物A1を流し込み、1時間硬化反応させ、平板状のクリーニング層を形成した。
脱水処理したポリテトラメチルエーテルグリコールに、ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネートを混入し120℃で15分反応させ、生成したプレポリマーに硬化剤として1,4−ブタジオール及びトリメチロールプロパンを併用したものを用いた。
この平板を110℃で24時間架橋後冷却し、予め定めた寸法に切断して、クリーニング層厚さ0.5mm、背面層厚さ1.5mmのクリーニングブレード1を得た。
下記表3に従って、クリーニング層(第一層)におけるハードセグメント材料比を変更した以外は、クリーニングブレード1と同様にして、それぞれ、クリーニングブレード2、比較クリーニングブレード3、4を得た。
続いて、感光体1、現像剤1、クリーニングブレード1の組み合わせで、富士ゼロックス社製「ApeosPort−III C4400」に装着し、以下の評価を行った。結果を表4に示す。
文字解像度評価は7ポイントサイズの文字「響」をプリントし、解像度を目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:文字のつぶれなし。
B:若干の文字のつぶれあり。
C:解像度が明らかに不良。
A4用紙1,000,000枚プリント後、再び文字解像度評価は7ポイントサイズの文字「響」をプリントし、解像度を目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:文字のつぶれなし。
B:若干の文字のつぶれあり。
C:解像度が明らかに不良。
ハーフトーン画像ムラ評価は全面ハーフトーン30%濃度をプリントし目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:ムラなし。
B:若干のムラあり。
C:ムラがあり許容できない。
A4用紙1,000,000枚プリント後、再びハーフトーン画像ムラ評価を行った。評価は全面ハーフトーン30%濃度をプリントし目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:ムラなし。
B:若干のムラあり。
C:ムラがあり許容できない。
画像流れ評価は全面ハーフトーン30%濃度をプリントし目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:未発生。
B:若干の発生あり。
C:発生し許容できない。
A4用紙1,000,000枚プリント後、再び画像流れ評価を行った。評価は全面ハーフトーン30%濃度をプリントし目視にて観察し判断した。
評価基準は以下の通りである。
A:未発生。
B:若干の発生あり。
C:発生し許容できない。
表4に従って、感光体、現像剤、クリーニングブレードの組み合わせを変更した以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表4に示す。
表5に従って、感光体、現像剤、及びクリーニングブレードを組み合わせた以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表5に示す。
Claims (4)
- 導電性基体、前記導電性基体上に配置された感光層、及び前記感光層上に配置された反応性電荷輸送材料を含む組成物の硬化膜であり、且つ表面に滑剤が存在する表面保護層を有する電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電装置と、
帯電された前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
平均形状係数SF1が100以上130以下、且つ体積平均粒径が4.0μm以下のトナー粒子及び前記トナー粒子に付着した滑剤を含む現像剤を収容し、前記静電潜像を前記現像剤で現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を被転写媒体に転写する転写装置と、
前記トナー像が前記被転写媒体に転写された後の前記電子写真感光体の表面に接触する部分の100%モジュラスMが3MPa以上33MPa以下であるクリーニングブレードを有するクリーニング装置と、
を備え、
前記反応性電荷輸送材料が、反応性基として水酸基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料及び反応性基としてメトキシ基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料とを含み、
前記電子写真感光体の前記表面保護層の表面に存在する前記滑剤と前記トナー粒子に付着した前記滑剤のうち一方がフッ素を含み、他方がフッ素を含まない画像形成装置。 - 前記電子写真感光体の前記表面保護層が、前記滑剤としてのフッ素含有樹脂粒子と、下記構造式A及び構造式Bで表される繰り返し単位を有するフッ化アルキル基含有共重合体とを含み、前記トナー粒子に付着した前記滑剤がフッ素を含まない滑剤である請求項1に記載の画像形成装置。
(構造式A及び構造式B中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に水素原子又はアルキル基を表す。Xは、アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−又は単結合を表す。Yはアルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(CzH2z−1(OH))−又は単結合を表す。Qは−O−又は−NH−を表す。l、m及びnは、それぞれ独立に1以上の整数を表す。p、q、r及びsは、それぞれ独立に0または1以上の整数を表す。tは、1以上7以下の整数を表す。zは1以上の整数を表す。) - 導電性基体、前記導電性基体上に配置された感光層、及び前記感光層上に配置された反応性電荷輸送材料を含む組成物の硬化膜であり、且つ表面に滑剤が存在する表面保護層を有する電子写真感光体と、
平均形状係数SF1が100以上130以下、且つ体積平均粒径が4.0μm以下のトナー粒子及び前記トナー粒子に付着した滑剤を含む現像剤を収容し、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を前記現像剤で現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像が被転写媒体に転写された後の前記電子写真感光体の表面に接触する部分の100%モジュラスMが3MPa以上33MPa以下であるクリーニングブレードを有するクリーニング装置と、
を備え、
前記反応性電荷輸送材料が、反応性基として水酸基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料及び反応性基としてメトキシ基を少なくとも3つ有する電荷輸送材料とを含み、
前記電子写真感光体の表面保護層の表面に存在する前記滑剤と前記トナー粒子に付着した前記滑剤のうち一方がフッ素を含み、他方がフッ素を含まないプロセスカートリッジ。 - 前記電子写真感光体の前記表面保護層が、前記滑剤としてのフッ素含有樹脂粒子と、下記構造式A及び構造式Bで表される繰り返し単位を有するフッ化アルキル基含有共重合体とを含み、前記トナー粒子に付着した前記滑剤がフッ素を含まない滑剤である請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
(構造式A及び構造式B中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に水素原子又はアルキル基を表す。Xは、アルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−S−、−O−、−NH−又は単結合を表す。Yはアルキレン鎖、ハロゲン置換アルキレン鎖、−(CzH2z−1(OH))−又は単結合を表す。Qは−O−又は−NH−を表す。l、m及びnは、それぞれ独立に1以上の整数を表す。p、q、r及びsは、それぞれ独立に0または1以上の整数を表す。tは、1以上7以下の整数を表す。zは1以上の整数を表す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064738A JP6354252B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014064738A JP6354252B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015187640A JP2015187640A (ja) | 2015-10-29 |
JP6354252B2 true JP6354252B2 (ja) | 2018-07-11 |
Family
ID=54429917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014064738A Active JP6354252B2 (ja) | 2014-03-26 | 2014-03-26 | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6354252B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018004968A (ja) * | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005062678A (ja) * | 2003-08-19 | 2005-03-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006072293A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-03-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP4715259B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2011-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 |
JP2007226054A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法および画像形成装置 |
JP5095982B2 (ja) * | 2006-11-15 | 2012-12-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 |
JP2008129450A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法および画像形成装置 |
JP5037951B2 (ja) * | 2007-01-10 | 2012-10-03 | 株式会社リコー | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP5625411B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2014-11-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ |
JP5849529B2 (ja) * | 2011-08-22 | 2016-01-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP5866991B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2016-02-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
-
2014
- 2014-03-26 JP JP2014064738A patent/JP6354252B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015187640A (ja) | 2015-10-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5573170B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
US8895216B2 (en) | Image forming apparatus | |
US8790854B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus, and process cartridge | |
JP5659643B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP2010079130A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2010122583A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2009198707A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2009229740A (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6051898B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
US8450036B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, image forming apparatus, and process cartridge | |
US8822115B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method | |
JP6354252B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP6024334B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP5861525B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP5696520B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4910847B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び皮膜形成用塗布液 | |
JP6303562B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2015179109A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP6048183B2 (ja) | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP4877338B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009229739A (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2011008117A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5298595B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2013171151A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2013205492A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180528 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6354252 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |