JP6352728B2 - 包装物品、及び包装物品の開封方法 - Google Patents
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Description
上記包装物品において、前記弱シール部の横幅は、前記流出通路の上流側端部の流路幅よりも広いことが好ましい。
この場合には、一方の側縁に沿った曲がり部分の形成が優先して進行されることにより、流出通路を横切る大きな曲がり部分が形成されやすくなる。これにより、より確実に流出通路を狭める又は閉塞させることができる。
この場合には、流出通路を通過する際に、内容物の勢いが弱められる。そのため、区画部の弱シール部が剥離した瞬間における内容物の飛び出しを抑制する効果がより高められる。
この場合には、細長く形成された流出通路を通過する間に内容物の勢いが弱められる。そのため、区画部の弱シール部が剥離した瞬間における内容物の飛び出しを抑制する効果がより高められる。
図1(a)に示すように、包装物品10は、包装袋20と、包装袋20の内部に収容された流体状の内容物30とを備えている。
図1(b)に示すように、区画シール部24は、側辺シール部22、下辺シール部23、及び上辺シール部26よりもよりも接着強度が低く設定されて、所定の負荷が作用した際に容易に剥離する弱シール部により構成されている。なお、区画シール部24において、側辺シール部22と重なる部分24aについては、弱シール部ではなく、側辺シール部22を構成する通常のシール(強シール部)が施されている。
強シール部は、例えば、包装袋20を構成する基材を、強シール部の形状に応じた金型にて加圧することによって形成することができる。このときの金型の温度は、例えば、100℃以上180℃以下の範囲に設定されるとともに、金型の圧力は、例えば、100kPa以上500kPa以下に設定される。
図2に示すように、包装物品10を開封して内容物30を取り出す場合には、包装袋20の収容部25を挟圧する。これにより、収容部25内の圧力が高められて、弱シール部により形成された区画シール部24が剥離する。そして、収容部25と流入部27とが連通されて、内容物30及びガスGが流入部27へと流れ込む。
(1)包装物品10は、包装袋20と、包装袋20に収容された流体状の内容物30とを備える。包装袋20は、内容物30を収容する収容部25と、収容部25に隣接して設けられる流入部27と、収容部25と流入部27とを区画する区画シール部24と、流入部27に連通されるとともに外部に開放された流出通路28とを備えている。区画シール部24は、開封操作時に剥離されることによって、収容部25と流入部27とを連通させる弱シール部として形成されている。流入部27は、流出通路28に接続される第1側縁29a及び第2側縁29bを備え、第1側縁29aを流出通路28側に延長した仮想線と、第2側縁29bを流出通路28側に延長した仮想線との交点Pが、平面視において包装袋20の内側(流出通路28内)に存在する。
上記構成によれば、一方の側縁に沿った曲がり部分の形成が優先して進行されることにより、流出通路28を横切る大きな曲がり部分が形成されやすくなる。これにより、より確実に流出通路28を狭める又は閉塞させることができる。その結果、区画シール部24が剥離した瞬間における内容物30の飛び出しを抑制する効果がより高められる。
上記構成によれば、流出通路28を通過する際に、内容物30の勢いが弱められる。そのため、区画シール部24が剥離した瞬間における内容物30の飛び出しを抑制する効果がより高められる。また、流出通路28における外部に開放された側の端部の流路幅を狭くすることにより、内容物30の排出性が高められる。
上記構成によれば、細長く形成された流出通路28を通過する間に内容物30の勢いが弱められる。そのため、区画シール部24が剥離した瞬間における内容物30の飛び出しを抑制する効果がより高められる。
包装物品10は、通常、流出通路28を下側に向けて、開封操作及び内容物30の排出操作がなされる。このとき、収容部25内のガスGは上側に移動して、内容物30から先に流入部27及び流出通路28を通じて排出される。そして、内容物30の大部分が排出された段階においては、ガスGは未だ収容部25内に残存することになる。ここで、収容部25内に残存するガスGを絞り出すように収容部25を挟圧すると、ガスGに押されて、収容部25及び流入部27内に残存する内容物がスムーズに排出される。したがって、収容部25内の内容物を容易に出し切ることができる。
・ 流入部27は、区画シール部24が剥離して収容部25から内容物30が流れ込む際に、流入部27が膨らむような形状であればよく、その具体的な形状は適宜、変更することができる。例えば、第1側縁29aの区画シール部24側の端部と、第2側縁29bの区画シール部24側の端部との間の距離に対して、流出通路28の流入部27側の端部(上流側の端部)の流路幅を1/2以下とした場合には、より好適に流入部27を膨らませることができる。
・ 図5に示すように、第1側縁29a及び第2側縁29bと区画シール部24との間に側縁29cを設けて、流入部27を略三角形状以外の形状(例えば、四角以上の略多角形状)としてもよい。
図7(a)に示す例では、区画シール部24の全体を弱シール部として形成している。そして、区画シール部24における、流出通路28の上流側端部に対向しない部分A1を薄く形成するとともに、流出通路28の上流側端部に対向する部分A2を厚く形成して、区画シール部24の厚さを相対的に変化させることによって、部位に応じたシール強度を変化させている。
・ 包装袋20は、例えば、四方シール包装袋、ピロー包装袋等であってもよい。
・ 上記実施形態の包装物品10は、例えば、以下のようにして開封することもできる。
Claims (9)
- シート材を袋状に接着してなる包装袋と、前記包装袋に収容された流体状の内容物とを備える包装物品であって、
前記包装袋は、前記内容物を収容する収容部と、前記収容部に隣接して設けられる流入部と、前記収容部と前記流入部とを区画する区画部と、前記流入部に連通されるとともに外部に開放された流出通路とを備え、
前記区画部には、開封操作時に剥離されることによって、前記収容部と前記流入部とを連通させる弱シール部が設けられ、
前記流入部は、前記流出通路に接続される第1側縁及び第2側縁を備え、
前記第1側縁又は前記第1側縁を前記流出通路側に延長した仮想線と、前記第2側縁を前記流出通路側に延長した仮想線との交点が、平面視において前記包装袋の内側に存在し、
前記弱シール部は、前記流出通路の上流側端部に対向する対向部分と、前記流出通路の上流側端部に対向しない非対向部分とを備え、
前記弱シール部には、前記非対向部分からの剥離を誘導する誘導構造が設けられていることを特徴とする包装物品。 - 前記弱シール部の横幅は、前記流出通路の上流側端部の流路幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の包装物品。
- 前記弱シール部の両端を通る直線に対する前記第1側縁の傾斜角度と、前記直線に対する前記第2側縁の傾斜角度とが異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装物品。
- 前記流出通路には、下流側に向かって流路幅が狭くなる幅狭部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装物品。
- 前記流出通路は、その上流側端部の流路幅よりも流路長が長く形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の包装物品。
- 前記収容部には、前記内容物と共にガスが充填されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の包装物品。
- 前記収容部におけるガスの充填量は、5容量%以上30容量%以下であることを特徴とする請求項6に記載の包装物品。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の包装物品の開封方法において、
前記収容部を挟圧して前記弱シール部を剥離させる開封操作を、前記流出通路を押さえて閉塞させた状態にて行うことを特徴とする包装物品の開封方法。 - 前記収容部内に前記内容物と共にガスが充填されている前記包装物品を対象とし、前記流出通路を上側に向けた状態として、前記開封操作を行うことを特徴する請求項8に記載の包装物品の開封方法。
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