JP2002362628A - 安全開封型液状体パック - Google Patents
安全開封型液状体パックInfo
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- JP2002362628A JP2002362628A JP2001173561A JP2001173561A JP2002362628A JP 2002362628 A JP2002362628 A JP 2002362628A JP 2001173561 A JP2001173561 A JP 2001173561A JP 2001173561 A JP2001173561 A JP 2001173561A JP 2002362628 A JP2002362628 A JP 2002362628A
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- liquid
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- buffer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封が容易であるし、開封の際に指先を汚し
たり、液体を飛散させたり或は漏出したりすることがな
いので安心して開封することができる。 【解決手段】 袋体1は非透水性のシート材により略正
方形に形成した一対のシート2、2の外縁側を熱溶着手
段で密封部3、3、・・とすることにより構成してあ
る。密封部3の一部は熱溶着しないでノズル孔4として
ある。袋体1内は仕切り部5によって液体収容部6とノ
ズル孔4に連通する緩衝空室部7とに画成してある。緩
衝空室部7と液体収容部6との間は流路形成部8により
仕切り部5との間に形成した細い流路9によって連通し
てあるが、流路9の液体収容部6寄りの位置が液圧によ
り開口する易剥離部10により閉塞してある。
たり、液体を飛散させたり或は漏出したりすることがな
いので安心して開封することができる。 【解決手段】 袋体1は非透水性のシート材により略正
方形に形成した一対のシート2、2の外縁側を熱溶着手
段で密封部3、3、・・とすることにより構成してあ
る。密封部3の一部は熱溶着しないでノズル孔4として
ある。袋体1内は仕切り部5によって液体収容部6とノ
ズル孔4に連通する緩衝空室部7とに画成してある。緩
衝空室部7と液体収容部6との間は流路形成部8により
仕切り部5との間に形成した細い流路9によって連通し
てあるが、流路9の液体収容部6寄りの位置が液圧によ
り開口する易剥離部10により閉塞してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁当、パック入り
納豆、仕出し料理等に添える液体調味料や、携帯用化粧
液等の液状体を収容するための易開封型液体パックに関
し、殊に開封時に液体が飛散したり、手を汚したりする
ことのない安全開封型液状体パックに関する。
納豆、仕出し料理等に添える液体調味料や、携帯用化粧
液等の液状体を収容するための易開封型液体パックに関
し、殊に開封時に液体が飛散したり、手を汚したりする
ことのない安全開封型液状体パックに関する。
【0002】
【従来の技術】弁当、パック入り納豆、仕出し料理等に
は醤油、ソース、ラー油、酢等の液状或は半流動状調味
料として使用する液状体を収容した液体収容小型パック
が添えてある。これら小型パックは、指先で開封が容易
な素材からなる一対のシートの周辺を固着して内部が液
体収容部になった袋体に形成し、袋体の一部に裂開用の
切込み或は凹部を形成したものからなっている。
は醤油、ソース、ラー油、酢等の液状或は半流動状調味
料として使用する液状体を収容した液体収容小型パック
が添えてある。これら小型パックは、指先で開封が容易
な素材からなる一対のシートの周辺を固着して内部が液
体収容部になった袋体に形成し、袋体の一部に裂開用の
切込み或は凹部を形成したものからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の液体収容小
型パックは上述した構成からなり、使用時には切込み或
は凹部の位置から指先で引き裂くことにより開封する
が、この際小型パック自体が小さいことから袋体を指先
で押し潰すために、開封と同時に流動性の高い液体を周
囲に飛散させてしまうという欠点、開封口から液状体が
漏れ出して指先を汚してしまうという欠点があるし、こ
のような液状体の飛散や漏洩のために使用量が減少して
しまうという欠点もある。
型パックは上述した構成からなり、使用時には切込み或
は凹部の位置から指先で引き裂くことにより開封する
が、この際小型パック自体が小さいことから袋体を指先
で押し潰すために、開封と同時に流動性の高い液体を周
囲に飛散させてしまうという欠点、開封口から液状体が
漏れ出して指先を汚してしまうという欠点があるし、こ
のような液状体の飛散や漏洩のために使用量が減少して
しまうという欠点もある。
【0004】本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑み
なされたもので、開封が容易であるし、開封の際に指先
を汚したり、液状体を飛散させたり漏洩したりすること
がないので安心して開封することができる安全開封型液
状体パックを提供することを目的とする。
なされたもので、開封が容易であるし、開封の際に指先
を汚したり、液状体を飛散させたり漏洩したりすること
がないので安心して開封することができる安全開封型液
状体パックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された請求項1に係る発明を構成する手段
は、非透水性のシート材により袋体を形成し、該袋体の
内部を液体収容部とノズル孔を介して外部に連通する緩
衝空室部とに画成し、該緩衝空室部と液体収容部との間
は細い流路を介して連通し、該流路は前記液体収容部を
加圧することにより液圧で開口する易剥離部で閉塞した
ことにある。
ために構成された請求項1に係る発明を構成する手段
は、非透水性のシート材により袋体を形成し、該袋体の
内部を液体収容部とノズル孔を介して外部に連通する緩
衝空室部とに画成し、該緩衝空室部と液体収容部との間
は細い流路を介して連通し、該流路は前記液体収容部を
加圧することにより液圧で開口する易剥離部で閉塞した
ことにある。
【0006】また、請求項2に係る発明を構成する手段
は、裂開可能な非透水性のシート材により袋体を形成
し、該袋体の内部を液体収容部と緩衝空室部とに画成
し、該緩衝空室部と液体収容部との間は細い流路を介し
て連通し、該流路は前記液体収容部を加圧することによ
り液圧で開口する易剥離部で閉塞し、かつ前記袋体の外
縁部には前記緩衝空所部を開口させるための裂開用切込
みを形成したことにある。
は、裂開可能な非透水性のシート材により袋体を形成
し、該袋体の内部を液体収容部と緩衝空室部とに画成
し、該緩衝空室部と液体収容部との間は細い流路を介し
て連通し、該流路は前記液体収容部を加圧することによ
り液圧で開口する易剥離部で閉塞し、かつ前記袋体の外
縁部には前記緩衝空所部を開口させるための裂開用切込
みを形成したことにある。
【0007】そして、前記流路は蛇行状に形成するとよ
い。
い。
【0008】また、前記流路は略扁平U字状に形成する
とよい。
とよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。図1及び図2は本発明の第1の実施
の形態を示す。図において、1は袋体で、該袋体1は非
透水性及び熱可塑性のシート材を略正方形に裁断して一
対のシート2、2を形成し、該一対のシート2、2を対
面した状態でその4辺の外縁側2A、2B、2C、2D
を熱溶着して密封部3、3、・・とすることにより構成
してある。4は後述する緩衝空室部7に連通して前記袋
体1に形成したノズル孔で、該ノズル孔4は1辺の密封
部3の一部を熱溶着しないことにより形成してある。
に基づき詳述する。図1及び図2は本発明の第1の実施
の形態を示す。図において、1は袋体で、該袋体1は非
透水性及び熱可塑性のシート材を略正方形に裁断して一
対のシート2、2を形成し、該一対のシート2、2を対
面した状態でその4辺の外縁側2A、2B、2C、2D
を熱溶着して密封部3、3、・・とすることにより構成
してある。4は後述する緩衝空室部7に連通して前記袋
体1に形成したノズル孔で、該ノズル孔4は1辺の密封
部3の一部を熱溶着しないことにより形成してある。
【0010】5は袋体1の内部に液体収容部6と緩衝空
室部7を画成する帯状の仕切り部で、該仕切り部5は一
対のシート2、2を袋体1の略対角線の位置で直線状に
熱溶着することにより形成してある。8は前記液体収容
部6と緩衝空室部7を連通する細い流路9を形成する流
路形成部で、該流路形成部8は緩衝空室部7側に位置し
て仕切り部5との間が細い流路9となるように一対のシ
ート2、2を熱溶着することにより形成してある。
室部7を画成する帯状の仕切り部で、該仕切り部5は一
対のシート2、2を袋体1の略対角線の位置で直線状に
熱溶着することにより形成してある。8は前記液体収容
部6と緩衝空室部7を連通する細い流路9を形成する流
路形成部で、該流路形成部8は緩衝空室部7側に位置し
て仕切り部5との間が細い流路9となるように一対のシ
ート2、2を熱溶着することにより形成してある。
【0011】10は流路9を閉塞した状態にあり、液体
収容部6を加圧することにより液圧で開口する易剥離部
を示す。該易剥離部10は液体収容部6の近傍の位置で
一対のシート2、2を熱溶着することにより形成してあ
るが、その溶着度合いは密封部3の溶着度より弱く設定
してある。この易剥離部10の密着度は溶着度合や幅の
広狭を種々検討して設定するとよい。
収容部6を加圧することにより液圧で開口する易剥離部
を示す。該易剥離部10は液体収容部6の近傍の位置で
一対のシート2、2を熱溶着することにより形成してあ
るが、その溶着度合いは密封部3の溶着度より弱く設定
してある。この易剥離部10の密着度は溶着度合や幅の
広狭を種々検討して設定するとよい。
【0012】本実施の形態は上述の構成からなり、液体
収容部6には醤油、酢、ラー油といった適宜の調味料
や、1回毎に使い切る化粧水等任意の液状体Aを収容す
ることができる。そして、使用時には指先で液体収容部
6に圧力を加えると、加圧された液状体Aが密閉力の最
も弱い部位に逃げようとする結果、易剥離部10に液圧
が加わって剥離することにより閉塞されていた流路9が
開口して液体収容部6と緩衝空室部7が連通する。これ
により、液体収容部6内の液状体Aは矢示するように流
路9を介して緩衝空室部7に流入するから、ノズル孔4
から適量を吐出させることができる。また、流動性の低
い液状体Aの場合には、液体収容部6側から流路9側に
絞り出すように袋体1を扱くとよい。
収容部6には醤油、酢、ラー油といった適宜の調味料
や、1回毎に使い切る化粧水等任意の液状体Aを収容す
ることができる。そして、使用時には指先で液体収容部
6に圧力を加えると、加圧された液状体Aが密閉力の最
も弱い部位に逃げようとする結果、易剥離部10に液圧
が加わって剥離することにより閉塞されていた流路9が
開口して液体収容部6と緩衝空室部7が連通する。これ
により、液体収容部6内の液状体Aは矢示するように流
路9を介して緩衝空室部7に流入するから、ノズル孔4
から適量を吐出させることができる。また、流動性の低
い液状体Aの場合には、液体収容部6側から流路9側に
絞り出すように袋体1を扱くとよい。
【0013】この一連の動作において、液体収容部6内
で加圧された液状体Aは細い流路9から緩衝空室部7に
流入することにより減圧されるから、ノズル孔4から外
部に噴出することはない。また、液体収容部6と緩衝空
室部7は直接に連通させないで長さのある細い流路9を
介して連通させることにより緩衝空室部7に流入する液
状体Aの流量を絞るようにしたから、緩衝空室部7に液
状体Aが急激に流入してノズル孔4から液体Aが外部に
噴出することがない。
で加圧された液状体Aは細い流路9から緩衝空室部7に
流入することにより減圧されるから、ノズル孔4から外
部に噴出することはない。また、液体収容部6と緩衝空
室部7は直接に連通させないで長さのある細い流路9を
介して連通させることにより緩衝空室部7に流入する液
状体Aの流量を絞るようにしたから、緩衝空室部7に液
状体Aが急激に流入してノズル孔4から液体Aが外部に
噴出することがない。
【0014】図3は第2の実施の形態を示す。なお、本
実施の形態及び後述する他の実施の形態において第1の
実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付して援用し、その説明を省略する。図において11
は袋体1に形成した細い流路で、該流路11は蛇行状に
形成したことを特徴とする。12は袋体1の内部に液体
収容部6と緩衝空室部7を画成すべく一対のシート2、
2を袋体1の略対角線の位置で直線状に熱溶着して形成
した帯状の仕切り部で、該仕切り部12の緩衝空室部7
側の外縁12Aは波形に形成してある。13は仕切り部
12から離間して緩衝空室部7側に形成した流路形成部
で、該流路形成部13は一対のシート2、2を帯状に熱
溶着することにより形成してあり、仕切り部12と対向
する内側縁13Aは波形に形成してある。かくして、流
路11は仕切り部12と流路形成部13とによって蛇行
状をなしている。
実施の形態及び後述する他の実施の形態において第1の
実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号
を付して援用し、その説明を省略する。図において11
は袋体1に形成した細い流路で、該流路11は蛇行状に
形成したことを特徴とする。12は袋体1の内部に液体
収容部6と緩衝空室部7を画成すべく一対のシート2、
2を袋体1の略対角線の位置で直線状に熱溶着して形成
した帯状の仕切り部で、該仕切り部12の緩衝空室部7
側の外縁12Aは波形に形成してある。13は仕切り部
12から離間して緩衝空室部7側に形成した流路形成部
で、該流路形成部13は一対のシート2、2を帯状に熱
溶着することにより形成してあり、仕切り部12と対向
する内側縁13Aは波形に形成してある。かくして、流
路11は仕切り部12と流路形成部13とによって蛇行
状をなしている。
【0015】本実施の形態によれば、流路11を蛇行状
に形成したから、液体収容部6から易剥離部10が開口
することにより流路11に流入した液状体Aは蛇行状の
流路11の抵抗を受けて流速が低下する結果、緩衝空室
部7内に急速に吐出することなく緩やかに流入するた
め、液状体Aがノズル孔4から外部に吹き出すといった
現象を防止できる。
に形成したから、液体収容部6から易剥離部10が開口
することにより流路11に流入した液状体Aは蛇行状の
流路11の抵抗を受けて流速が低下する結果、緩衝空室
部7内に急速に吐出することなく緩やかに流入するた
め、液状体Aがノズル孔4から外部に吹き出すといった
現象を防止できる。
【0016】図4は第3の実施の形態を示す。図におい
て21は袋体1に形成した流路で、該流路21は液体収
容部6と緩衝空室部7との間で略扁平U字状に形成した
ことを特徴とする。22は該流路21を形成するために
袋体1に設けた第1の流路形成部で、該第1の流路形成
部22は第1の実施の形態における流路形成部8と同様
に仕切り部5との間に細い間隔を存して緩衝空室部7側
に一対のシート2、2を熱溶着することにより、一側の
密封部3から他側の密封部3に向けて形成してある。2
3は第2の流路形成部で、該第2の流路形成部23は第
1の流路形成部22との間に細い間隔を存して一対のシ
ート2、2を熱溶着することにより他側の密封部3から
一側の密封部3に向けて形成してあり、第1の流路形成
部22と第2の流路形成部23は略U字状の折り返し部
24により連通している。
て21は袋体1に形成した流路で、該流路21は液体収
容部6と緩衝空室部7との間で略扁平U字状に形成した
ことを特徴とする。22は該流路21を形成するために
袋体1に設けた第1の流路形成部で、該第1の流路形成
部22は第1の実施の形態における流路形成部8と同様
に仕切り部5との間に細い間隔を存して緩衝空室部7側
に一対のシート2、2を熱溶着することにより、一側の
密封部3から他側の密封部3に向けて形成してある。2
3は第2の流路形成部で、該第2の流路形成部23は第
1の流路形成部22との間に細い間隔を存して一対のシ
ート2、2を熱溶着することにより他側の密封部3から
一側の密封部3に向けて形成してあり、第1の流路形成
部22と第2の流路形成部23は略U字状の折り返し部
24により連通している。
【0017】本実施の形態によれば、流路21を略U字
状の折り返し部24で連通した第1及び第2の流路形成
部22、23により略扁平U字状に形成してあるから、
液体収容部6から易剥離部10が開口することにより流
路21に流入した液状体Aは略扁平U字状の流路21を
介して緩衝空室部7に流入するので、液状体Aが緩衝空
室部7内に流入するのに時間を要する結果、緩衝空室部
7内が瞬時に満杯になって液状体Aがノズル孔4から急
速に吐出するといった事態を確実に防止することができ
る。
状の折り返し部24で連通した第1及び第2の流路形成
部22、23により略扁平U字状に形成してあるから、
液体収容部6から易剥離部10が開口することにより流
路21に流入した液状体Aは略扁平U字状の流路21を
介して緩衝空室部7に流入するので、液状体Aが緩衝空
室部7内に流入するのに時間を要する結果、緩衝空室部
7内が瞬時に満杯になって液状体Aがノズル孔4から急
速に吐出するといった事態を確実に防止することができ
る。
【0018】更に、図5は第4の実施の形態を示す。図
において、31は袋体を示し、該袋体31は指先で裂開
可能な非透水性のシート材を略正方形に裁断して一対の
シート32、32を形成し、該一対のシート32、32
を対面した状態でその4辺の外縁側32A、32B、3
2C、32Dを熱溶着することにより密封部33、3
3、・・としたものからなっている。ここで、該密封部
33、33、・・のうち緩衝空室部34を画成する図中
下側の左右の密封部33、33は内縁を凸湾曲状に形成
することにより、開封時にはノズル孔となる先細り状の
膨出部34Aを形成してある。そして、上記袋体31内
は液体収容部6と緩衝空室部34とが流路9を介して連
通した状態で形成してあり、流路9には易剥離部10が
設けてある。
において、31は袋体を示し、該袋体31は指先で裂開
可能な非透水性のシート材を略正方形に裁断して一対の
シート32、32を形成し、該一対のシート32、32
を対面した状態でその4辺の外縁側32A、32B、3
2C、32Dを熱溶着することにより密封部33、3
3、・・としたものからなっている。ここで、該密封部
33、33、・・のうち緩衝空室部34を画成する図中
下側の左右の密封部33、33は内縁を凸湾曲状に形成
することにより、開封時にはノズル孔となる先細り状の
膨出部34Aを形成してある。そして、上記袋体31内
は液体収容部6と緩衝空室部34とが流路9を介して連
通した状態で形成してあり、流路9には易剥離部10が
設けてある。
【0019】35は緩衝空室部34を外部に容易に開口
させるために袋体31に形成した裂開用切込みで、該裂
開用切込み35は袋体31の外縁側32Aに位置して一
側の密封部33に形成してあり、裂開用切込み35から
袋体31の角隅を三角形に切り裂くことにより、膨出部
34Aの先端側が切り裂かれて緩衝空室部34が外部に
連通するノズル孔が開口するようにしてある。
させるために袋体31に形成した裂開用切込みで、該裂
開用切込み35は袋体31の外縁側32Aに位置して一
側の密封部33に形成してあり、裂開用切込み35から
袋体31の角隅を三角形に切り裂くことにより、膨出部
34Aの先端側が切り裂かれて緩衝空室部34が外部に
連通するノズル孔が開口するようにしてある。
【0020】本実施の形態によれば、袋体31を裂開用
切込み35から切り開いて緩衝空室部34を外部に開口
させた状態にし、液体収容部6を押圧して易剥離部10
を剥離させて液状体Aを緩衝空室部34に流入させる構
成にしてある。従って、弁当等の携帯時や販売時に何ら
かの外力により易剥離部10が万が一開口した場合で
も、液状体Aが外部に漏洩する事態を確実に防止するこ
とができるから、使用上の安全性が高いし安心感が得ら
れる。
切込み35から切り開いて緩衝空室部34を外部に開口
させた状態にし、液体収容部6を押圧して易剥離部10
を剥離させて液状体Aを緩衝空室部34に流入させる構
成にしてある。従って、弁当等の携帯時や販売時に何ら
かの外力により易剥離部10が万が一開口した場合で
も、液状体Aが外部に漏洩する事態を確実に防止するこ
とができるから、使用上の安全性が高いし安心感が得ら
れる。
【0021】なお、上記各実施の形態において、流路9
(11、21)には易剥離部10を1か所設ける構成に
したが、離間して2か所設ける構成にしてもよい。
(11、21)には易剥離部10を1か所設ける構成に
したが、離間して2か所設ける構成にしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)袋体の液体収容部は細い流路を介して緩衝空室部
と連通した構成にしたから、液体収容部から緩衝空室部
に液状体が瞬時に流入してノズル孔から外部に吐出する
といった事態を解消することができ、開封作業時の安全
性に優れている。 (2)流路は液体収容部を加圧することにより液圧で開
口する易剥離部で閉塞した構成にしたから、開封操作が
簡単であるし、液体収容部を指先で加圧するだけで開口
するから指先を液状体で汚すこともない。 (3)易剥離部が開口して液体収容部から緩衝空室部に
流入する液体は細い流路を介して流動するようにしたか
ら、液状体が液体収容部から緩衝空室部に瞬時に流入す
ることはなく、従ってノズル孔から液状体が外部に吐出
することがない。 (4)液体収容部と緩衝空室部を連通する流路は蛇行状
に形成することにより、液体収容部から緩衝空室部に流
動する液状体の流速を抑えるようにしたから、液体収容
部から緩衝空室部に液状体が急激に流入する事態を防止
することができる。 (5)また、液体収容部と緩衝空室部を連通する流路は
略扁平U字状に形成することにより、液体収容部から緩
衝空室部に液状体が流入するのに若干の時間が掛るよう
にしたから、液体収容部から緩衝空室部に液状体が瞬時
に流入してノズル孔から外部に吐出する事態を防止でき
る。 (6)袋体を裂開可能な非透水性のシート材によりを形
成し、緩衝空所部を開口させるための裂開用切込みを袋
体に形成する構成にしたから、易剥離部が何らかの外力
により万が一開口した場合でも液状体が外部に漏洩する
ことがないので、安全性と信頼性に優れている。
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)袋体の液体収容部は細い流路を介して緩衝空室部
と連通した構成にしたから、液体収容部から緩衝空室部
に液状体が瞬時に流入してノズル孔から外部に吐出する
といった事態を解消することができ、開封作業時の安全
性に優れている。 (2)流路は液体収容部を加圧することにより液圧で開
口する易剥離部で閉塞した構成にしたから、開封操作が
簡単であるし、液体収容部を指先で加圧するだけで開口
するから指先を液状体で汚すこともない。 (3)易剥離部が開口して液体収容部から緩衝空室部に
流入する液体は細い流路を介して流動するようにしたか
ら、液状体が液体収容部から緩衝空室部に瞬時に流入す
ることはなく、従ってノズル孔から液状体が外部に吐出
することがない。 (4)液体収容部と緩衝空室部を連通する流路は蛇行状
に形成することにより、液体収容部から緩衝空室部に流
動する液状体の流速を抑えるようにしたから、液体収容
部から緩衝空室部に液状体が急激に流入する事態を防止
することができる。 (5)また、液体収容部と緩衝空室部を連通する流路は
略扁平U字状に形成することにより、液体収容部から緩
衝空室部に液状体が流入するのに若干の時間が掛るよう
にしたから、液体収容部から緩衝空室部に液状体が瞬時
に流入してノズル孔から外部に吐出する事態を防止でき
る。 (6)袋体を裂開可能な非透水性のシート材によりを形
成し、緩衝空所部を開口させるための裂開用切込みを袋
体に形成する構成にしたから、易剥離部が何らかの外力
により万が一開口した場合でも液状体が外部に漏洩する
ことがないので、安全性と信頼性に優れている。
【図1】図1乃至図2は本発明の第1の実施の形態に係
り、図1は安全開封型液状体パックの平面図である。
り、図1は安全開封型液状体パックの平面図である。
【図2】図1中のII−II矢示方向断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る安全開封型液状体パッ
クの平面図である。
クの平面図である。
【図4】第3の実施の形態に係る安全開封型液状体パッ
クの平面図である。
クの平面図である。
【図5】第4の実施の形態に係る安全開封型液状体パッ
クの平面図である。
クの平面図である。
1、31 袋体 4 ノズル孔 6 液体収容部 7、34 緩衝空室部 9、11、21 流路 10 易剥離部 35 裂開用切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E035 AA03 AA19 BA08 BB01 BC02 BD02 CA04 3E067 AA03 AA04 AB28 AB81 BA13A BB14A CA24 EA06 EB25 EE59 FC01
Claims (4)
- 【請求項1】 非透水性のシート材により袋体を形成
し、該袋体の内部を液体収容部とノズル孔を介して外部
に連通する緩衝空室部とに画成し、該緩衝空室部と液体
収容部との間は細い流路を介して連通し、該流路は前記
液体収容部を加圧することにより液圧で開口する易剥離
部で閉塞してあることを特徴とする安全開封型液状体パ
ック。 - 【請求項2】 裂開可能な非透水性のシート材により袋
体を形成し、該袋体の内部を液体収容部と緩衝空室部と
に画成し、該緩衝空室部と液体収容部との間は細い流路
を介して連通し、該流路は前記液体収容部を加圧するこ
とにより液圧で開口する易剥離部で閉塞し、かつ前記袋
体の外縁部には前記緩衝空所部を開口させるための裂開
用切込みを形成してあることを特徴とする安全開封型液
状体パック。 - 【請求項3】 前記流路は蛇行状に形成してあることを
特徴とする請求項1又は2記載の安全開封型液状体パッ
ク。 - 【請求項4】 前記流路は略扁平U字状に形成してある
ことを特徴とする請求項1又は2記載の安全開封型液状
体パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001173561A JP2002362628A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 安全開封型液状体パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001173561A JP2002362628A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 安全開封型液状体パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002362628A true JP2002362628A (ja) | 2002-12-18 |
Family
ID=19015002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001173561A Pending JP2002362628A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 安全開封型液状体パック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002362628A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9061796B2 (en) | 2009-04-23 | 2015-06-23 | H.J. Heinz Company | Multi-function condiment container |
JP2015193415A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-11-05 | 株式会社Mizkan Holdings | 包装物品、及び包装物品の開封方法 |
WO2016002817A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 株式会社 Mizkan Holdings | 包装物品 |
-
2001
- 2001-06-08 JP JP2001173561A patent/JP2002362628A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9061796B2 (en) | 2009-04-23 | 2015-06-23 | H.J. Heinz Company | Multi-function condiment container |
JP2015193415A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-11-05 | 株式会社Mizkan Holdings | 包装物品、及び包装物品の開封方法 |
WO2016002817A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 株式会社 Mizkan Holdings | 包装物品 |
JP2016013850A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 株式会社Mizkan Holdings | 包装物品 |
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