JPH10147354A - 液状又はペースト状物質封入体 - Google Patents

液状又はペースト状物質封入体

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JPH10147354A
JPH10147354A JP30643696A JP30643696A JPH10147354A JP H10147354 A JPH10147354 A JP H10147354A JP 30643696 A JP30643696 A JP 30643696A JP 30643696 A JP30643696 A JP 30643696A JP H10147354 A JPH10147354 A JP H10147354A
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opening
liquid
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cutting
paste
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JP30643696A
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Kichinosuke Nagashio
吉之助 長塩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断開封用シール部の切除時に内容物たる液
状調味料が飛散することがなく、しかも的確に対象物に
液状又はペースト状物質を注出することができる液状又
はペースト状物質封入体の提供。 【解決手段】 開口部方向に向う蛇行流路又は本体の押
圧により内部から外方に反転突出するノズル部あるいは
その両者を設けたことを特徴とする液状又はペースト状
物質封入体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液状又はペースト状
物質封入体、更に詳細には液状又はペースト状の調味料
等の各種食品や、接着剤、グリース等の各種化学物質の
封入体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弁当等の携行食品や持ち帰り食品
に使用する醤油、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、ド
レッシング等の液状又はペースト状調味料は、一般には
柔軟性を有する方形状の小袋に封入したものがその簡便
性の故に汎用されている。また、家庭用の接着剤やグリ
ース等の化学物質も同様に柔軟性を有するやや容量のあ
るチューブや有底包装体に封入して販売する方法が多用
されている。
【0003】然るところ、斯かる従来の液状調味料等の
封入袋は、使用時に適宜袋端部を手で切り裂き開封して
内容物たる調味料を対象食品に注出して使用するもので
あるが、袋が柔軟性を有する故に、その切り裂き開封の
際の袋体の押圧と急激な内圧解放により調味料が飛散し
易く、手指はもとより、往々にして衣服をも汚損してし
まうと云う問題があり、しかも、当該切り裂き開口部で
対象食品に液状調味料を的確に注出することは甚だ困難
なことであった。また、斯かる問題は従来の接着剤等の
化学物質封入包装体に於ても同様に生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯かる従来の
問題に鑑みてなされたものであり、内容物たる液状調味
料等が飛散することがなく、しかも的確に対象物に液状
調味料等を注出することのできる柔軟性を有する液状又
はペースト状物質封入体を提供することを目的とする。
【0005】而して、本発明者は当該目的を達成すべ
く、開封部の構造につき種々検討を重ねた結果、蛇行流
路を設けたり、使用時に袋体内部から外方に反転突出す
るノズル部を設ければ、該蛇行流路やノズル部の存在に
より内容物たる液状調味料等が勢い良く出過ぎるのが抑
止され、極めて良い結果が得られることを見い出し、本
発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
は、切断開封用シール部を有すると共に、内部に開口部
方向に向う蛇行流路を有することを特徴とする柔軟性を
有する液状又はペースト状物質封入体により上記目的を
達成したものであり、また、本発明の第二は、本体の押
圧により内部から外方に反転突出するノズル部を、該ノ
ズル部の基部のみが切断開封用シール部の切除により開
口するように当該切断開封用シール部に連成せしめて本
体内に収納したことを特徴とする柔軟性を有する液状又
はペースト状物質封入体により上記目的を達成したもの
であり、更にまた、本発明の第三は、内部に、開口部方
向に向う蛇行流路を設けると共に、本体の押圧により内
部から外方に反転突出するノズル部を、該ノズル部の基
部のみが切断開封用シール部の切除により開口するよう
に当該切断開封用シール部に連成せしめて本体内に収納
したことを特徴とする柔軟性を有する液状又はペースト
状物質封入体により上記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に於て、封入体の形態とし
ては少なくとも切断開封用シール部を有するものであれ
ば、底部のない袋状のもの、あるいは底部のあるボック
スタイプのもの等その如何を問わず、また当該本体及び
ノズル部の材質としては、柔軟性を有するものであれば
従来と同様のものが用いられるが、特に柔軟性合成樹脂
フィルムが、ヒートシールによる蛇行流路形成性に優れ
ると共に、本体の押圧によるノズル部の外方反転突出性
に優れ、良い結果を与える。
【0008】ノズル部は全体が同径のものであっても良
いが、先部から基部に向って徐々に拡開する扁平筒状体
とするのが、本体の押圧によるノズル部の外方反転突出
をスムースにする上で有利であると共に、ノズル部先部
が小さいため、切断開封用シール部の切り裂きの際の液
状調味料の飛散を防止する上で有利である。
【0009】ノズル部のフィルム肉厚としては、袋体の
フィルム肉厚の30〜60%、特に50%前後とするの
が袋体の押圧によるノズル部の外方反転突出をスムース
にする上で有利である。
【0010】また、本発明に於て、ノズル部に更に開閉
用の凹凸嵌合ラインファスナーを1本又は複数本設けれ
ば、内容物を一回で使用し切れなかった場合に、封止し
て再使用に備えることができ、特に本体が容量の大きい
大型サイズの場合により実用的である。尚、この場合ノ
ズル部も当該ファスナーの開閉操作を容易ならしめるた
め、大径とするのが望ましい。
【0011】本発明に於て、切断開封用シール部及び流
路形成用シール部の具体的形成法はその如何を問わない
が、ヒートシールにより形成するのが簡便である。
【0012】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を更に説明する。
【0013】本発明封入体の第一の実施例を示す図1に
於て、1は柔軟性合成樹脂製の袋体で、切断開封用シー
ル部2を含む、3辺部のヒートシールにより製袋されて
おり、その内部には開口部31方向に向うS字状の蛇行
流路5が、流路形成用ヒートシール部51、52により
形成されている。尚、開口部用流路31aは、蛇行流路
5に引き続き、切断開封用シール部2に突出するように
やや長めに形成され、切れ目4による切り裂き開封を容
易に行ない得るようになっている。
【0014】斯かる実施例によれば、当該流路形成用シ
ール部51、52の存在により、内容物たる液状調味料
等が開口部31に直流することがないので、開口部31
の開口操作時はもとより袋体の押圧時に於ける液状調味
料等の飛散を防止でき、特に醤油等の如き粘性の少ない
液状物質等の場合に効果的である。
【0015】本発明封入体の第二の実施例を示す図2に
於て、1は柔軟性合成樹脂製の袋体で、その一端縁部に
は切断開封用シール部2がヒートシールにより形成され
ている。3は柔軟性合成樹脂製のノズル部で、先部3b
から基部3aに向って徐々に拡開する扁平筒状体から成
り、その基部3aのみが切断開封用シール部2の切除と
共に切断開口するように、当該切断開封用シール部2の
やや中央部寄りの位置に基部3aが連成されていると共
に、基部3aから先部3bまでが袋体1の内側に突出収
納されている。このノズル部3には、圧扁時対接する内
面に、ノズル口を開閉する凹凸嵌合ラインファスナー6
が上下平行に二本設けられ、内容物が残存した場合に再
使用が可能となっている。4は切り裂き開始用の切れ目
で、当該基部3aのみの切り裂き開口を容易ならしめて
いる。尚、ノズル部3のフィルム肉厚は、袋体1のフィ
ルム肉厚の50%となっている。
【0016】斯かる実施例によれば、当該ノズル部の存
在により内容物たる液状調味料等の勢いが抑止される結
果、開口操作時等に従来の如き内容物の飛散が生じるこ
とはなく、特にマヨネーズ等の如き比較的粘性のあるペ
ースト状物質等の場合に効果的である。
【0017】本発明封入体の第三の実施例を示す図3
は、図1に示す蛇行流路と図2に示す反転ノズルを併用
したもので、図中の符号は図1及び図2で説明したもの
と同一である。以下この実施例に係る本発明封入体の使
用法を図4〜7に基いて説明する。
【0018】まず、手指で切れ目4の部分から切断開封
用シール部2の切り裂きを開始し、ノズル部3の基部3
aをも通過せしめて外側のシール部片2aを切除する
と、該基部3aが開口せられるものの、他は当該切断開
封用シール部2aの残存部2bによって封止状態が保持
されている(図4及び図6)と共に、流路形成用シール
部51、52及びノズル部3の存在により内容物たる液
状調味料7等が開口部に直流することがないので、その
飛散が確実に防止される。斯かる状態に於て袋体1を両
サイドから手指で押圧すれば、液状調味料7等がS字状
に蛇行しつつノズル部3方向に移動するので、該ノズル
部3が高まった内圧により反転しつつ外方に突出する
(図5及び図7)。而して、該突出したノズル部3を利
用すれば、食品等の対象物に内容物を的確に注出するこ
とができる。尚、残量が生じた場合には、凹凸嵌合ライ
ンファスナー6を利用することにより一旦封止し、必要
なときに開封して再使用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、蛇行流路又は反転ノズ
ルあるいはその両者の存在により、内容物が勢い良く出
過ぎるのを抑止し、その飛散を確実に防止することがで
き、しかも反転ノズルを設けた場合には、対象物に内容
物を的確に注出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明封入体の第一の実施例を示す平面説明
図。
【図2】 本発明封入体の第二の実施例を示す一部破断
平面説明図。
【図3】 本発明封入体の第三の実施例を示す一部破断
平面説明図。
【図4】 第三の実施例に於ける切断開封用シール部の
切り裂き状態を示す平面説明図。
【図5】 第三の実施例に於ける切断開封用シール部の
外側シール部片を切除した後、ノズル部を外方突出せし
めた状態を示す平面説明図。
【図6】 ノズル部が内部に収納されている状態を示す
断面説明図。
【図7】 ノズル部を外方に突出せしめた状態を示す断
面説明図。
【符号の説明】
1:袋体 2:切断開封用シール部 3:ノズル部 5:蛇行流路 51、52:流路形成用シール部 6:凹凸嵌合ラインファスナー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断開封用シール部を有すると共に、内
    部に開口部方向に向う蛇行流路を有することを特徴とす
    る柔軟性を有する液状又はペースト状物質封入体。
  2. 【請求項2】 本体の押圧により内部から外方に反転突
    出するノズル部を、該ノズル部の基部のみが切断開封用
    シール部の切除により開口するように当該切断開封用シ
    ール部に連成せしめて本体内に収納したことを特徴とす
    る柔軟性を有する液状又はペースト状物質封入体。
  3. 【請求項3】 本体が、内部に開口部方向に向う蛇行流
    路を有するものである請求項2記載の液状又はペースト
    状物質封入体。
  4. 【請求項4】 柔軟性合成樹脂フィルム製である請求項
    1〜3の何れか1項記載の液状又はペースト状物質封入
    体。
  5. 【請求項5】 ノズル部が、凹凸嵌合ラインファスナー
    を有するものである請求項2〜4の何れか1項記載の液
    状又はペースト状物質封入体。
  6. 【請求項6】 ノズル部が、先部から基部に向って徐々
    に拡開する扁平筒状体から成る請求項2〜5の何れか1
    項記載の液状又はペースト状物質封入体。
  7. 【請求項7】 ノズル部のフィルム肉厚が、本体のフィ
    ルム肉厚の30〜60%である請求項2〜6の何れか1
    項記載の液状又はペースト状物質封入体。
  8. 【請求項8】 蛇行流路が、流路形成用ヒートシール部
    によって形成されたものである請求項1、3、4、5、
    6又は7記載の液状又はペースト状物質封入体。
JP30643696A 1996-11-18 1996-11-18 液状又はペースト状物質封入体 Pending JPH10147354A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098508A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 World Network Kk インクタンク及びインクカートリッジ
CN102615982A (zh) * 2011-01-31 2012-08-01 世界网络株式会社 墨水槽及墨盒
JP2015509063A (ja) * 2012-01-04 2015-03-26 ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー 可撓性サッシェ状の染毛剤容器
JP2016534053A (ja) * 2013-07-03 2016-11-04 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 折り畳み式再密閉装置を持つ酸化染毛剤サッシェの再密閉を改善する方法
JP2022185537A (ja) * 2021-06-02 2022-12-14 朗 高野 包装容器

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