JPH0621862Y2 - 使い捨て容器 - Google Patents
使い捨て容器Info
- Publication number
- JPH0621862Y2 JPH0621862Y2 JP1989119385U JP11938589U JPH0621862Y2 JP H0621862 Y2 JPH0621862 Y2 JP H0621862Y2 JP 1989119385 U JP1989119385 U JP 1989119385U JP 11938589 U JP11938589 U JP 11938589U JP H0621862 Y2 JPH0621862 Y2 JP H0621862Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- contents
- seal portion
- discharged
- protruding seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インスタント食品の調味料,シャンプーセッ
トにおけるシャンプーとリンス,薬剤等の液体,粉粒体
又は適宜の気体を封入,シールし、前記内容物を排出さ
せたい側のシール部においてシールを剥離させて内容物
を取り出し、使い捨てにする容器に関するものである。
トにおけるシャンプーとリンス,薬剤等の液体,粉粒体
又は適宜の気体を封入,シールし、前記内容物を排出さ
せたい側のシール部においてシールを剥離させて内容物
を取り出し、使い捨てにする容器に関するものである。
従来の上記のような容器は、通常、シール部に開封案内
用の切目を設け、この切目から容器を引き裂いて内容物
を取り出すようになっている。
用の切目を設け、この切目から容器を引き裂いて内容物
を取り出すようになっている。
然し乍ら、従来の上記の容器は、切目からの容器の引裂
が容易でないものが多く、そのため、 引裂時に内容物が飛散して被服等を汚す 食品用のものにあっては引裂した破片が食物の中に入
ることが屡々あり、衛生的でない 上記破片に付着した内容物により被服等を汚すなどの
問題点があり、また、現状では2種以上の液体を混合し
て使用する充填剤等の容器として簡易な使い捨ての容器
は用いられていない。
が容易でないものが多く、そのため、 引裂時に内容物が飛散して被服等を汚す 食品用のものにあっては引裂した破片が食物の中に入
ることが屡々あり、衛生的でない 上記破片に付着した内容物により被服等を汚すなどの
問題点があり、また、現状では2種以上の液体を混合し
て使用する充填剤等の容器として簡易な使い捨ての容器
は用いられていない。
従って、本考案が解決しようとする課題は、開封が容易
で上記のような問題点のない使い捨ての容器は勿論、二
種以上の液体を混合して使用する凝固剤,充填剤等の使
い捨て容器を提供することである。
で上記のような問題点のない使い捨ての容器は勿論、二
種以上の液体を混合して使用する凝固剤,充填剤等の使
い捨て容器を提供することである。
本考案は上記の課題を解決することを目的としてなされ
たもので、その構成は、液体,粉粒体等を封入してシー
ル合成樹脂フィルム製,アルミニウム箔製等の使い捨て
容器において、内容物を排出させたい側のシール部を、
容器の内側に突出しかつ先端部を乳頭状にした略逆三角
形状をなす細幅の突出シール部に形成すると共に、該突
出シール部の外側と前記シール部の外側端部にかけて外
側端側が拡開した内容物排出用の導出路に形成し、か
つ、該導出路の外側端側の拡開部の1乃至数箇所を点溶
着し、容器の胴体を押圧することにより、前記突出シー
ル部に応力を集中させて、その先端部から突出シール部
のシールを剥離し、内容物が導出路を通って排出される
ようにしたことを特徴とするものである。
たもので、その構成は、液体,粉粒体等を封入してシー
ル合成樹脂フィルム製,アルミニウム箔製等の使い捨て
容器において、内容物を排出させたい側のシール部を、
容器の内側に突出しかつ先端部を乳頭状にした略逆三角
形状をなす細幅の突出シール部に形成すると共に、該突
出シール部の外側と前記シール部の外側端部にかけて外
側端側が拡開した内容物排出用の導出路に形成し、か
つ、該導出路の外側端側の拡開部の1乃至数箇所を点溶
着し、容器の胴体を押圧することにより、前記突出シー
ル部に応力を集中させて、その先端部から突出シール部
のシールを剥離し、内容物が導出路を通って排出される
ようにしたことを特徴とするものである。
而して、本考案においては、導出路の外側端側の拡開部
における1乃至数箇所を点溶着したり、容器内に1乃至
複数の仕切り壁を設けて異種の液体,粉粒体,気体等を
区分して収容するようにし、内容物を排出する際に導出
路において混合するようにしても良く、また、容器内を
容器材料より易破裂性の仕切り壁により複数分して形成
される室の一室に液体を収容すると共に他の室に前記と
は異種の液体と適量の気体を収容し、容器の胴体を押圧
すれば、まず仕切り壁が破裂して内容物の液体が混合さ
れ、次いで、混合液が導出路から排出されるようにして
も良い。
における1乃至数箇所を点溶着したり、容器内に1乃至
複数の仕切り壁を設けて異種の液体,粉粒体,気体等を
区分して収容するようにし、内容物を排出する際に導出
路において混合するようにしても良く、また、容器内を
容器材料より易破裂性の仕切り壁により複数分して形成
される室の一室に液体を収容すると共に他の室に前記と
は異種の液体と適量の気体を収容し、容器の胴体を押圧
すれば、まず仕切り壁が破裂して内容物の液体が混合さ
れ、次いで、混合液が導出路から排出されるようにして
も良い。
本考案使い捨て容器は、内容物を排出させたい側のシー
ル部を、その内側に略逆三角形状の細幅の突出シール部
に形成すると共に、該突出シール部と該シール部の外側
端部にかけて外側端側が拡開した内容物排出用の導出路
を設け、この拡開部における1乃至数箇所を点溶着した
から、容器の胴部を押圧すれば、前記突出部に応力が集
中して、その先端部からシールが剥離され、内容物が導
出路を通って飛散することなく排出されると共に、内容
物の排出時における内容物の飛散を抑制できる。
ル部を、その内側に略逆三角形状の細幅の突出シール部
に形成すると共に、該突出シール部と該シール部の外側
端部にかけて外側端側が拡開した内容物排出用の導出路
を設け、この拡開部における1乃至数箇所を点溶着した
から、容器の胴部を押圧すれば、前記突出部に応力が集
中して、その先端部からシールが剥離され、内容物が導
出路を通って飛散することなく排出されると共に、内容
物の排出時における内容物の飛散を抑制できる。
また、容器内に1乃至複数の仕切り壁を設けて異種の液
体,粉粒体,気体等を区分して収容するようにし、導出
路の拡開部に上記の点溶着を施せば、内容物が排出され
る際に良く混合,攪拌され、内容物が飛散するおそれも
なくなる。
体,粉粒体,気体等を区分して収容するようにし、導出
路の拡開部に上記の点溶着を施せば、内容物が排出され
る際に良く混合,攪拌され、内容物が飛散するおそれも
なくなる。
本考案において使用する材料は、ヒートシール可能な合
成樹脂フィルム,ヒートシール層を設けた合成樹脂フィ
ルムやアルミニウム箔等で、ヒートシール可能な合成樹
脂フィルムとしては、厚さ20〜100μのポリプロピレ
ン,EVA,ポリエチレン等のフィルムが好適であり、ま
た、非ヒートシール性の樹脂フィルムやアルミニウム箔
等にヒートシール層を形成するための樹脂としては、EV
Aやアイオノマー系樹脂等の熱可塑性樹脂が好適であ
る。
成樹脂フィルム,ヒートシール層を設けた合成樹脂フィ
ルムやアルミニウム箔等で、ヒートシール可能な合成樹
脂フィルムとしては、厚さ20〜100μのポリプロピレ
ン,EVA,ポリエチレン等のフィルムが好適であり、ま
た、非ヒートシール性の樹脂フィルムやアルミニウム箔
等にヒートシール層を形成するための樹脂としては、EV
Aやアイオノマー系樹脂等の熱可塑性樹脂が好適であ
る。
次に本考案の実施例を図により説明する。
第1図は内容物を充填した本考案の基礎となる容器の一
例の正面図、第2図が同じく右側面拡大図、第3図は本
考案容器の一例の正面図、第4図は同じく右側面拡大
図、第5図は別例の正面図、第6図は第5図A−A線断
面図、第7図は特に液の飛散を防止するのに効果的なシ
ール部の一例の正面拡大図、第8図及び第9図は容器内
に位置するシール部の突出シール部先端が剥離し易いよ
うにした容器の正面図である。
例の正面図、第2図が同じく右側面拡大図、第3図は本
考案容器の一例の正面図、第4図は同じく右側面拡大
図、第5図は別例の正面図、第6図は第5図A−A線断
面図、第7図は特に液の飛散を防止するのに効果的なシ
ール部の一例の正面拡大図、第8図及び第9図は容器内
に位置するシール部の突出シール部先端が剥離し易いよ
うにした容器の正面図である。
第1図及び第2図に示す本考案の基礎となる容器は、シ
ール部が図の横方向に剥離し易いフィルムから成る容器
1の易剥離方向両側にシール部2,3を設けたもので、
シール部3は全体として大略T字状をなし容器1の内側
に突出した略逆三角形状の突出シール部4が設けられて
おり、この突出シール部4とシール部3の外側端部にか
けて内容物を排出するための導出路5及び拡開導出路5a
が設けられていて、容器1の胴部を押圧すれば、乳頭状
に形成された先端部aに応力が集中し、該部aからシー
ルが剥離し始めて剥離が突出シール部4の両側に成長
し、導出路5から拡開導出路5aを通って内容物Cが排出
されるようになっているが、内容物Cは狭い導出路5か
ら広い拡開導出路5aに入るため、排出速度が拡開導出路
5aにおいて遅くなるので、内容物が飛散するおそれはな
い。
ール部が図の横方向に剥離し易いフィルムから成る容器
1の易剥離方向両側にシール部2,3を設けたもので、
シール部3は全体として大略T字状をなし容器1の内側
に突出した略逆三角形状の突出シール部4が設けられて
おり、この突出シール部4とシール部3の外側端部にか
けて内容物を排出するための導出路5及び拡開導出路5a
が設けられていて、容器1の胴部を押圧すれば、乳頭状
に形成された先端部aに応力が集中し、該部aからシー
ルが剥離し始めて剥離が突出シール部4の両側に成長
し、導出路5から拡開導出路5aを通って内容物Cが排出
されるようになっているが、内容物Cは狭い導出路5か
ら広い拡開導出路5aに入るため、排出速度が拡開導出路
5aにおいて遅くなるので、内容物が飛散するおそれはな
い。
第3図及び第4図に示す本考案容器は、第1図に示すも
のの拡開導出路5aに点溶着5bを数個施したものであり、
容器1の胴部を押圧すれば、第1図のものと同様に、応
力が突出シール部4の先端部aに集中して、その先端部
からシールが剥離し、導出路5から内容物Cが拡開導出
路5aに入って、その排出速度は遅くなるが、この拡開導
出路5aにおいて更に点溶着5b部に邪魔されて内容物Cの
排出される速度は一層遅くなるため、内容物Cは飛散す
ることなく、排出される。
のの拡開導出路5aに点溶着5bを数個施したものであり、
容器1の胴部を押圧すれば、第1図のものと同様に、応
力が突出シール部4の先端部aに集中して、その先端部
からシールが剥離し、導出路5から内容物Cが拡開導出
路5aに入って、その排出速度は遅くなるが、この拡開導
出路5aにおいて更に点溶着5b部に邪魔されて内容物Cの
排出される速度は一層遅くなるため、内容物Cは飛散す
ることなく、排出される。
また、第5図に示すものは、容器1内にその材料より易
破裂性の材料から成る仕切り壁6を設けて四側辺をシー
ルして、シール部2,3,7,8を設けると共に、容器
1内を室11,12に二分し、室11内に液体C1を、室12内に
液体C2と気体C3を、それぞれ収容したもので、容器1の
胴体を押圧すれば、まず、仕切り壁6が破裂して、室1
1,12内の液体C1とC2が容器1内で混合され、次いで、シ
ール部3の内側に設けた突出シール部4の先端部aから
シールが剥離し、液体C1と液体C2の混合物が導出路5か
ら拡開導出路5aに入って、排出速度が遅くなると共に、
点溶着部5bに邪魔されて渦を発生し、混合,攪拌されな
がら排出される。従って、二液を混合させて使用する、
例えば土木用の凝固液,充填剤などの容器として好適で
ある。なお、上記第5図,第6図による実施例の仕切り
壁6を具備した容器は第1図,第2図に示した容器につ
いても適用できる。
破裂性の材料から成る仕切り壁6を設けて四側辺をシー
ルして、シール部2,3,7,8を設けると共に、容器
1内を室11,12に二分し、室11内に液体C1を、室12内に
液体C2と気体C3を、それぞれ収容したもので、容器1の
胴体を押圧すれば、まず、仕切り壁6が破裂して、室1
1,12内の液体C1とC2が容器1内で混合され、次いで、シ
ール部3の内側に設けた突出シール部4の先端部aから
シールが剥離し、液体C1と液体C2の混合物が導出路5か
ら拡開導出路5aに入って、排出速度が遅くなると共に、
点溶着部5bに邪魔されて渦を発生し、混合,攪拌されな
がら排出される。従って、二液を混合させて使用する、
例えば土木用の凝固液,充填剤などの容器として好適で
ある。なお、上記第5図,第6図による実施例の仕切り
壁6を具備した容器は第1図,第2図に示した容器につ
いても適用できる。
第7図に示すシール部3は、突出シール部4の形状を略
逆三角形状で先端部aを乳頭状に形成する一方、導出路
5と拡開導出路5aを連続した逆三角形状に形成すると共
に拡開導出路5aの該側端側に略半円形状の膨出部5cに形
成し、且つ、点溶着部5bを前記膨出部5c,5c間の突出シ
ール部4側中央部に設けたもので、該点溶着部5bは内容
物の排出側に向けて上弦半月状又は三ヵ月状に形成して
ある。こうすることにより、容器1の胴体を押圧する
と、突出シール部4の先端aが剥離されて排出される内
容物Cが導出路5及び拡開導出路5a,膨出部5cに拡散さ
れると共に点溶着部5bに当った内容物Cはここで速度を
弱められて、内容物Cが飛散するおそれはなくなる。
逆三角形状で先端部aを乳頭状に形成する一方、導出路
5と拡開導出路5aを連続した逆三角形状に形成すると共
に拡開導出路5aの該側端側に略半円形状の膨出部5cに形
成し、且つ、点溶着部5bを前記膨出部5c,5c間の突出シ
ール部4側中央部に設けたもので、該点溶着部5bは内容
物の排出側に向けて上弦半月状又は三ヵ月状に形成して
ある。こうすることにより、容器1の胴体を押圧する
と、突出シール部4の先端aが剥離されて排出される内
容物Cが導出路5及び拡開導出路5a,膨出部5cに拡散さ
れると共に点溶着部5bに当った内容物Cはここで速度を
弱められて、内容物Cが飛散するおそれはなくなる。
また、第8図及び第9図に示すものは、容器1の胴体を
押圧した際、突出シール部4の先端aが剥離しやすいよ
うにしたもので、第8図々示のものは、容器1の内容物
排出側の有効幅員を大きくしたものであり、また、第9
図々示のものは、容器1の外側幅員は両側とも同じにし
てその四辺をシールするようにし、内容物排出側のシー
ル部3の内側幅員を通常の大きさ、他側のシール部2側
の内側幅員をそれより大きくすることによって、いずれ
も、シール部3側の容積をシール部2側の容積より大き
くしたものである。こうすることにより、容器1の胴体
を押圧すると、突出シール部4の先端aに集中する応力
が増幅されて、該先端a部は剥離しやすくなるのであ
る。
押圧した際、突出シール部4の先端aが剥離しやすいよ
うにしたもので、第8図々示のものは、容器1の内容物
排出側の有効幅員を大きくしたものであり、また、第9
図々示のものは、容器1の外側幅員は両側とも同じにし
てその四辺をシールするようにし、内容物排出側のシー
ル部3の内側幅員を通常の大きさ、他側のシール部2側
の内側幅員をそれより大きくすることによって、いずれ
も、シール部3側の容積をシール部2側の容積より大き
くしたものである。こうすることにより、容器1の胴体
を押圧すると、突出シール部4の先端aに集中する応力
が増幅されて、該先端a部は剥離しやすくなるのであ
る。
尚、図中、シール部3の幅方向両側部に円弧状部3aを形
成したのは、シール部3の両端部において容器1が破れ
て、そこから内容物Cが排出されるのを防止するためで
ある。
成したのは、シール部3の両端部において容器1が破れ
て、そこから内容物Cが排出されるのを防止するためで
ある。
また、本考案使い捨て容器は、これを連続包装体に形成
して、連続的に内容物を収容しながらシールするように
しても良い。
して、連続的に内容物を収容しながらシールするように
しても良い。
上記の第3図〜第9図に示した本考案の各実施例におい
て、突出シール部4の先端aを乳頭状に形成したのは、
シールが剥離し始める際に、先端部に丸い突起(乳頭状
部)を付けると、シールが良好に剥離し始めるからであ
る。また、拡開導出路5aの両側縁を曲率縁に形成した
り、点溶着部5bの位置,形状を適宜配慮することによ
り、拡開導出路5aの内部で排出される二種以上の液体が
良く攪拌,混合することが出来る。
て、突出シール部4の先端aを乳頭状に形成したのは、
シールが剥離し始める際に、先端部に丸い突起(乳頭状
部)を付けると、シールが良好に剥離し始めるからであ
る。また、拡開導出路5aの両側縁を曲率縁に形成した
り、点溶着部5bの位置,形状を適宜配慮することによ
り、拡開導出路5aの内部で排出される二種以上の液体が
良く攪拌,混合することが出来る。
而して、上記各容器は内容物を取り出したら、そのまま
使い捨てにする。
使い捨てにする。
本考案は上述の通りであって、シール部をシールの易剥
離方向に設け、内容物を流出させたい側のシール部の形
状を内側に逆三角形状等の突出部を有する形状とすると
共に、該突出シール部とシール部外側端部にかけて外側
端側が拡開した導出路を設け、かつ、導出路の拡開部に
おける1乃至数箇所を点溶着して、容器の胴部を押圧す
れば、前記突出部に応力が集中し、その先端部から容器
のシールが剥離し、導出路から内容物が拡開部に入り、
流速を弱められて流出するようにしたから、内容物が飛
散しないので、内容物の飛散により被服等を汚すおそれ
はなく、また、シール部を容器から切り離さないので、
破片が食物等の中に入ったり、破片により被服等を汚す
おそれもない。
離方向に設け、内容物を流出させたい側のシール部の形
状を内側に逆三角形状等の突出部を有する形状とすると
共に、該突出シール部とシール部外側端部にかけて外側
端側が拡開した導出路を設け、かつ、導出路の拡開部に
おける1乃至数箇所を点溶着して、容器の胴部を押圧す
れば、前記突出部に応力が集中し、その先端部から容器
のシールが剥離し、導出路から内容物が拡開部に入り、
流速を弱められて流出するようにしたから、内容物が飛
散しないので、内容物の飛散により被服等を汚すおそれ
はなく、また、シール部を容器から切り離さないので、
破片が食物等の中に入ったり、破片により被服等を汚す
おそれもない。
また、導出路の拡開部における1乃至数箇所の点溶着
は、内容物の排出時における内容物の飛散を一層抑制す
るほか、次のような効果がある。
は、内容物の排出時における内容物の飛散を一層抑制す
るほか、次のような効果がある。
即ち、容器内に1乃至複数の仕切り壁を設けて異種の液
体を区分して収容し、導出路において混合するようにす
れば、液体の排出時に、導出路の拡開部において点溶着
部に邪魔されて混合液に乱流が起こって攪拌されるの
で、混合効果を向上させることができる。
体を区分して収容し、導出路において混合するようにす
れば、液体の排出時に、導出路の拡開部において点溶着
部に邪魔されて混合液に乱流が起こって攪拌されるの
で、混合効果を向上させることができる。
また、土木作業において、二液混合型の凝固液を用いる
ような場合、容器内に容器の材料より易破裂性のフィル
ム等から成る仕切り壁を設け、二液を区分して収容する
と共に一方の室に気体を収容してシールし、使用時に容
器の胴体を押圧して、まず仕切り壁を破裂させて両液を
混合して後、突出シール部のシールを剥離して混合液を
導出路から排出させるようにすれば、上記と同様に導出
路の拡開部において混合液に乱流が生じて攪拌されるの
で、混合効果が著しく向上する。
ような場合、容器内に容器の材料より易破裂性のフィル
ム等から成る仕切り壁を設け、二液を区分して収容する
と共に一方の室に気体を収容してシールし、使用時に容
器の胴体を押圧して、まず仕切り壁を破裂させて両液を
混合して後、突出シール部のシールを剥離して混合液を
導出路から排出させるようにすれば、上記と同様に導出
路の拡開部において混合液に乱流が生じて攪拌されるの
で、混合効果が著しく向上する。
従って、本考案使い捨て容器は、インスタント食品の調
味料や洗髪用のシャンプーやリンス,その他薬品,自動
車用のオイルや添加物,土木工事用の二液式或は複数液
式注入剤等の使い捨て容器として好適である。
味料や洗髪用のシャンプーやリンス,その他薬品,自動
車用のオイルや添加物,土木工事用の二液式或は複数液
式注入剤等の使い捨て容器として好適である。
第1図は内容物を充填した本考案の基礎となる容器の一
例の正面図、第2図は同じく右側面拡大図、第3図は本
考案容器の一例の正面図、第4図は同じく右側面拡大
図、第5図は別例の正面図、第6図は第5図A−A線断
面図、第7図は特に液の飛散を防止するのに効果的なシ
ール部の一例の正面拡大図、第8図及び第9図は容器内
に位置するシール部の突出シール部先端が剥離し易いよ
うにした容器の正面図である。 1……容器、2,3,7,8……シール部、4……突出
シール部、3a……シール部3に設けた円弧状部、5……
導出路、5a……拡開部、5b……点溶着、5c……膨出部、
6……仕切り壁、11,12……室、C……内容物、C1,C2…
…液体、C3……気体
例の正面図、第2図は同じく右側面拡大図、第3図は本
考案容器の一例の正面図、第4図は同じく右側面拡大
図、第5図は別例の正面図、第6図は第5図A−A線断
面図、第7図は特に液の飛散を防止するのに効果的なシ
ール部の一例の正面拡大図、第8図及び第9図は容器内
に位置するシール部の突出シール部先端が剥離し易いよ
うにした容器の正面図である。 1……容器、2,3,7,8……シール部、4……突出
シール部、3a……シール部3に設けた円弧状部、5……
導出路、5a……拡開部、5b……点溶着、5c……膨出部、
6……仕切り壁、11,12……室、C……内容物、C1,C2…
…液体、C3……気体
Claims (5)
- 【請求項1】液体,粉粒体等を封入してシールする合成
樹脂フィルム製,アルミニウム箔製等の使い捨て容器に
おいて、内容物を排出させたい側のシール部を、容器の
内側に突出しかつ先端部を乳頭状にした略逆三角形状を
なす細幅の突出シール部に形成すると共に、該突出シー
ル部の外側と前記シール部の外側端部にかけて外側端側
が拡開した内容物排出用の導出路に形成し、かつ、該導
出路の外側端側の拡開部の1乃至数箇所を点溶着し、容
器の胴体を押圧することにより、前記突出シール部に応
力を集中させて、その先端部から突出シール部のシール
を剥離し、内容物が導出路を通って排出されるようにし
たことを特徴とする使い捨て容器。 - 【請求項2】容器内に1乃至複数の仕切り壁を設けて異
種の液体,粉粒体,気体等を区分して収容するようにし
たことを特徴とする請求項1に記載の使い捨て容器。 - 【請求項3】液体,粉粒体等を封入してシールする合成
樹脂フィルム製,アルミニウム箔製等の使い捨て容器に
おいて、内容物を排出させたい側のシール部を、容器の
内側に突出しかつ先端部を乳頭状にした略逆三角形状を
なす細幅の突出シール部に形成すると共に、該突出シー
ル部の外側と前記シール部の外側端部にかけて外側端側
が拡開した内容物排出用の導出路に形成した容器内に1
乃至複数の仕切り壁を設けて異種の液体,粉粒体,気体
等を区分して収容するようにし、容器の胴体を押圧する
ことにより、前記突出シール部に応力を集中させて、そ
の先端部から突出シール部のシールを剥離し、内容物が
導出路を通って排出されるようにしたことを特徴とする
使い捨て容器。 - 【請求項4】容器材料より易破裂性のフィルム等を用い
た仕切り壁により容器内を複数分し、一つの室の液体
を、他の室に液体と適宜量の気体をそれぞれ入れてシー
ルし、容器の胴体を押圧することにより、まず仕切り壁
を破裂させて液体を混合させ、次いで混合液を導出路か
ら排出するようにした請求項1〜3に記載の使い捨て容
器。 - 【請求項5】容器の長さ方向における内容物を排出させ
たい側の内幅を他側の内幅より広くした請求項1〜4に
記載の使い捨て容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989119385U JPH0621862Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | 使い捨て容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989119385U JPH0621862Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1989-10-11 | 使い捨て容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0360246U JPH0360246U (ja) | 1991-06-13 |
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-
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- 1989-10-11 JP JP1989119385U patent/JPH0621862Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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