JP6351422B2 - レゾネータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気系に設けられるレゾネータに関するものである。
自動車等の車両に搭載された内燃機関は、吸気ダクトを介して空気を吸い込む際に発生する吸気騒音を低減するために、吸気ダクトの途中にレゾネータが配設されている。レゾネータは、中空の箱状体であり、連通管を介して吸気ダクトに接続される。レゾネータは、低減したい騒音の周波数に応じて箱状体の内部に画成された共鳴室の容積が設定され、共鳴室による共鳴作用を利用して吸気音などの騒音を低減している。しかし、レゾネータは、壁部が共振すると、目標とする騒音の低減効果が得られない。そこで、壁部の内面にリブを設定して、壁部の剛性を高めたレゾネータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3685294号公報
特許文献1のレゾネータでは、天井壁、側壁および底壁に多数の補強リブが形成され、これらのリブにより壁の剛性向上を図っている。特許文献1のようなリブの補強構造は、剛性を向上させるために、リブの間隔を狭めてリブの本数を多くしたり、リブの高さを大きく必要がある。しかしながら、レゾネータは、型成形における脱型性や連通管の設定のために、リブの本数を増やしたり高さを増すことには制約があり、剛性を確保できない場合がある。前述したように、壁部の剛性が確保できないと狙った騒音低減効果を得ることができない。更に、リブの本数やリブの高さを増やすとレゾネータの重量が嵩み、コストが上昇してしまう。
すなわち本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、壁部の剛性を確保し得ることにより騒音低減効果に優れたレゾネータを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願請求項1に係る発明のレゾネータは、
第1構成部材と第2構成部材とを組み合わせて構成される箱状体の内部に、吸気ダクトに連通部を介して連通する1つの共鳴室が画成されるレゾネータにおいて、
前記構成部材の少なくとも一方は、
前記共鳴室を画成する第1壁部と、
前記第1壁部の外縁辺の夫々に立設され、前記共鳴室を画成する第2壁部と、
前記第1壁部の内面および複数の前記第2壁部のうちの1つの内面に連ねて突出形成され、該第2壁部との連接端部から離れるにつれて互いに近づくように延在して該第2壁部からの延出端部が繋がる一対の第1リブと、
前記第1壁部の内面に突出形成され、異なる前記第2壁部に連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部間に延在して該延出端部に連接する第2リブとを備え、
前記一対の第1リブは、複数の前記第2壁部のうちの少なくとも2つに対応して設けられると共に、前記延出端部における前記第1壁部からの突出寸法が、該第1リブが連なる第2壁部における第1壁部からの突出寸法より小さく設定され、
前記第1リブは、前記第2壁部において隣の第2壁部に繋がる縁から離間した位置に連なるように形成されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、第1壁部および第2壁部の間に連なる一対の第1リブは、第2壁部との連接端部から離れるにつれて互いに近づくよう延在して、該第2壁部からの延出端部が繋がっているので、第2壁部に掛かる力を互いに支持することができる。また、一対の第1リブは、互いに繋がる延出端部が、第1壁部から立ち上がる第2リブに繋がり、この第2リブによって支持される。ここで、第2リブは、異なる第2壁部に連なる2組の第1リブの延出端部間に延在しているので、異なる第2壁部に掛かる力を第2リブを介して第1リブおよび第2壁部で互いに支持することができる。このように一対の第1リブと第2リブとからなるリブ構造で、壁部の剛性を確保することができ、壁部の共振を抑えて、狙い通りの騒音低減効果が得られる。しかも、1つの第2壁部に連なるリブを2本の第1リブだけとし得るリブ構造であり、リブの本数を少なくし得るので、軽量化をなし得ると共に、型成形時の制約が小さく、設計の自由度を向上することができる。
請求項2に係る発明は、前記一対の第1リブは、互いに合流する前記延出端部が前記第2壁部との連接端部間の中央部に位置するよう形成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、一対の第1リブが互いに合流する延出端部が、第2壁部に連なる連接端部間の中央部に位置しているので、両第1リブに掛かる力を延出端部に集中させ易く、両第1リブでバランスよく第2壁部を支持できる。これにより、壁部の剛性を高めることができる。
請求項3に係る発明は、前記一対の第1リブは、夫々の前記連接端部と該連接端部に近い側に延在する第2壁部の前記縁との離間幅が同じになるように、該第2壁部に夫々連接されたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、一対の第1リブが、隣の第2壁部に連なる一方の縁側に偏ることなく、両縁の間にバランスよく配置されているので、第2壁部の剛性を効果的に高めることができる。
請求項4に係る発明は、前記第1リブにおける前記第1壁部からの突出寸法は、前記連接端部側から前記延出端部側へ向かうにつれて小さくなっていると共に、前記第1リブにおける前記延出端部の前記第1壁部から突出する寸法が、該第1リブが連なる前記第2壁部の該第1壁部から突する寸法の半分以上に設定されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、第1リブにより第2壁部に掛かる力を効果的に支持できる。
請求項5に係る発明は、前記第2リブにおける前記第1壁部からの突出寸法は、該第2リブ全域が前記第1リブの延出端部における前記第1壁部からの突出寸法以下に設定されたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、第2リブにおける第1壁部からの突出寸法を、該第2リブ全域が第1リブの延出端部における第1壁部からの突出寸法以下にしても第2壁部の剛性を確保し得るので、第2リブの高さを抑えることができ、軽量化を図り得る。
請求項6に係る発明は、前記第1リブの延出端部は、前記第1壁部の内面から突出する柱状に形成されたことを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、一対の第1リブが合流する延出端部で第2壁部に掛かる力を効果的に支持できる。
請求項7に係る発明は、前記第2リブは、隣り合う前記第2壁部に夫々連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部に繋がるように形成されたことを要旨とする。
請求項7に係る発明によれば、このようにリブが配置されて、第1壁部の中央部にスペースを設けることができるので、このスペースに例えば連通管などの構成を配置できる。
請求項8に係る発明は、前記第2リブは、対向する前記第2壁部に夫々連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部に繋がるように形成されたことを要旨とする。
請求項8に係る発明によれば、このようにリブが配置されて、第1壁部の隅部にスペースを設けることができるので、このスペースに例えば連通部などの構成を配置できる。
本発明に係るレゾネータによれば、壁部の剛性を高めて優れた騒音低減効果を達成し得る。
本願の実施例に係るレゾネータの斜視図である。 実施例に係るレゾネータを縦断して示す斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 実施例に係るレゾネータの上半体を開口部側から見た平面図である。 別の実施例に係るレゾネータを縦断して示す斜視図である。 別の実施例に係るレゾネータの上半体を開口部側から見た平面図である。
本発明に係るレゾネータにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、2つの半体を上下に組み付けたレゾネータを例に挙げて説明する。
図1〜図4に示すように、実施例に係るレゾネータ10には、該レゾネータ10の上側を構成する上半体(第1構成部材)12Aと、レゾネータ10の下側を構成する下半体(第2構成部材)12Bとを組み合わせて構成される箱状体の内部に、1つの共鳴室14が画成されている。上半体12Aは、レゾネータ10の上面を構成する第1上壁部16Aと、この第1上壁部16Aの外縁辺の夫々に立設され、レゾネータ10の側面上部を構成する第2上壁部18Aとにより下方に開放する箱状に形成される。下半体12Bは、レゾネータ10の下面を構成する第1下壁部16Bと、この第1下壁部16Bの外縁辺の夫々に立設され、レゾネータ10の側面下部を構成する第2下壁部18Bにより上方に開放する箱状に形成される。実施例では、上半体12Aおよび下半体12Bは、基本的な形状が上下対称となっている。なお、上半体12Aおよび下半体12Bに関する共通の構成については、名称中の「上」および「下」の記載と、符号中の「A」および「B」の記載とを省略して纏めて説明する。レゾネータ10は車両のエンジンルームに配置され、エンジンに外部から空気を取り込む吸気ダクトに配設される。実施例のレゾネータ10は、連通管32が吸気ダクトに接続される。半体12は、射出成型等の合成樹脂の型成形により形成することができる。そして、上半体12Aおよび下半体12Bは、開口部28の縁に外方へ延出形成されたフランジ部30を互いに突き合せて組み付け、爪による係合や接着や溶着などで接合される。
第1壁部16は、水平方向に延在する略矩形状の板材であり、共鳴室14の端面を画成する。第2壁部18は、第1壁部16と交差する方向に延在する略矩形状の板材であり、第1壁部16の4つの外縁辺の夫々に1つの第2壁部18が立設され、共鳴室14の周面を画成する。半体12は、第2壁部18で画成される開口部28が、第1壁部16と対向する。第2壁部18は、該第2壁部18が立設する第1壁部16の外縁辺に沿う方向(以下、第2壁部18の幅方向と言う)の両縁で、隣接する第2壁部18に夫々繋がっている。実施例では、第2壁部18における幅方向の縁とは、2つの第2壁部18が繋がる曲面状部分の中央部を言う。また、各第2壁部18は、異なる第2壁部18の1つと対向している。上半体12Aには、共鳴室14に繋がる通路を有する筒状の連通管(連通部)32が、第1上壁部16Aの中央部に該第1上壁部16Aを貫通して上方および下方に突出するよう形成されている。
図2〜図4に示すように、半体12は、第1壁部16の内面および複数の第2壁部18のうち1つの内面に連ねて突出形成された一対の第1リブ20,20からなるリブの組を有している。一対の第1リブ20,20は、第2壁部18との連接端部(以下、単に連接端部24という)から離れるにつれて互いに近づくように延在して該第2壁部18からの延出端部(以下、単に延出端部26という)で繋がっている。また、半体12は、第1壁部16の内面に、第2リブ22が突出形成されている。このように実施例では、上半体12Aおよび下半体12Bの夫々に第1リブ20および第2リブ22が形成されている。実施例の半体12は、4つの第2壁部18の夫々に一対の第1リブ20,20が設けられている。すなわち、半体12は、異なる第2壁部18に連なる一対の第1リブ20,20を4組有している。
第1リブ20は、第1壁部16から開口部28に向かって突出すると共に、第2壁部18との連接端部24から該第2壁部18に対向する第2壁部18側へ平板状に延在する。図3に示すように、第1リブ20における第1壁部16からの突出寸法は、該第1リブ20が連なる第2壁部18における第1壁部16からの突出寸法の半分以上に設定される。以下の説明では、第2壁部18、第1リブ20および第2リブ22に関して、第1壁部16からの突出寸法を単に突出寸法という。第1リブ20は、延出端部26の突出寸法が、該第1リブ20が連なる第2壁部18の突出寸法より小さく設定されている。すなわち、第1リブ20が、共鳴室14を区画しないようになっている。また、第1リブ20は、連接端部24側から延出端部26側へ向かうにつれて突出寸法が小さくなっている。実施例では、第1リブ20における連接端部24の突出寸法が、第2壁部18の突出寸法の半分以上で第2壁部18の突出寸法より小さい範囲に設定されている。また、実施例では、第1リブ20における延出端部26の突出寸法が、第2壁部の突出寸法の半分以上で連接端部24の突出寸法より小さい範囲に設定されている。より詳細には、連接端部24の突出寸法は、第2壁部18の突出寸法の約9割に設定され、延出端部26の突出寸法は、第2壁部18の突出寸法の約7割に設定されている。また、第1リブ20の連接端部24は、第2壁部18において隣の第2壁部18に繋がる幅方向の縁から離間した位置に連なっている。すなわち、第1リブ20は、第2壁部18の幅方向の縁ではなく、第2壁部18における幅方向の途中位置に連なっている。
図4に示すように、一対の第1リブ20,20は、互いに合流する延出端部26が連接端部24間の中央部に位置し、第2壁部18から突出する一対の第1リブ20,20が互いに近づくようバランスよく傾斜して合流する。実施例の一対の第1リブ20,20は、延出端部26が互いの連接端部24間の中央を通り第2壁部18に垂直な平面上に位置する。そして、一対の第1リブ20,20は、第2壁部18に対して一方の第1リブ20が他方の第1リブ20側に傾斜する角度が等しくなるよう設定される。また、一対の第1リブ20,20は、第2壁部18からの延出寸法が等しくなるよう設定される。実施例では、一対の第1リブ20,20および第2壁部18により、平面視で、該第2壁部18を底辺とする二等辺三角形が形成されている。すなわち、一対の第1リブ20,20が、幅方向に対称な関係で第2壁部18から突出する。
一対の第1リブ20,20は、夫々の連接端部24と該連接端部24に近い側に延在する第2壁部18における幅方向の縁との離間幅が同じになるよう、該第2壁部18に夫々連接される。すなわち、一対の第1リブ20,20が、第2壁部18において幅方向の一方の縁側へ偏らず、第2壁部18の幅方向にバランスよく配置される。実施例では、一対の第1リブ20,20が、第2壁部18において、隣接する第2壁部18とを繋ぐ曲面状部分に比べて曲率の小さな略平坦な部分を幅方向に三等分する位置に連接される。そして、一対の第1リブ20,20の延出端部26は、一対の第1リブ20,20が連なる第2壁部18における幅方向の中央部に位置する。
一対の第1リブ20,20の延出端部26は、該一対の第1リブ20,20が連なる第2壁部18と、該第2壁部18に対向する第2壁部18との中央部より、連なる第2壁部18側に位置するよう設定される。すなわち、一対の第1リブ20,20の延出端部26は、第1壁部16の中央部より該一対の第1リブ20,20が連なる第2壁部18側に位置し、第1壁部16における中央部をあけて配置される。また、一対の第1リブ20,20が合流する延出端部26は、第1壁部16の内面から開口部28に向かって突出する柱状に形成されている。実施例における一対の第1リブ20,20の延出端部26は、中空の筒状をなし、該延出端部26を含めて第1リブ20の肉厚が一定に保たれている。
2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26間は、第2リブ22で連接される。第2リブ22は、第1壁部16から開口部28に向かって突出すると共に、2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26間に直線的に延在する板状に形成される。第2リブ22は、隣り合う第2壁部18に連なる2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26に繋がっている。実施例では、一対の第1リブ20,20の延出端部26が、隣り合う2つの第2壁部18に連なる2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26の夫々と繋がれている。すなわち、半体12は、4組の一対の第1リブ20,20の延出端部26が、4つの第2リブ22で環状に繋がれている。このように、第2リブ22は、第1壁部16の中央部をあけて配置される。上半体12Aは、4つの第2上リブ22Aで囲まれた第1上壁部16Aの中央部に、連通管32が設けられている。第2リブ22の突出寸法は、第1リブ20における延出端部26の突出寸法以下に設定される。実施例では、第2リブ22の突出寸法が、第1リブ20における延出端部26の突出寸法の約半分に設定されている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るレゾネータ10の作用について説明する。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20が、連接端部24から離れるにつれて互いに近づくよう延在して延出端部26で繋がるので、第2壁部18に掛かる力を一対の第1リブ20,20で互いに支持することができる。そして、一対の第1リブ20,20の延出端部26が、連接される第2リブ22により支持されると共に、該第2リブ22は、異なる第2壁部18に連なる2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26間に延在している。このため、異なる第2壁部18に掛かる力が、第2リブ22を介して第1リブ20および第2壁部18で互いに支持される。従って、レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20と第2リブ22とからなるリブ構造で、第2壁部18の剛性を確保して第2壁部18の共振を抑え、狙い通りの騒音低減効果を達成できる。また、レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の延出端部26が互いの連接端部24の中央部に位置するので、一対の第1リブ20,20に掛かる力を延出端部に集中させ易く、一対の第1リブ20,20でバランスよく第2壁部18に掛かる力を支持できる。更に、レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20が、幅方向に対称な関係で第2壁部18から突出して合流するので、一対の第1リブ20,20に掛かる力を、延出端部26にバランスよく集中させて、一対の第1リブ20,20で第2壁部18に掛かる力を適切に支持できる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20が、夫々の連接端部24と、該連接端部24に近い側に延在する第2壁部18における幅方向の縁との離間幅が同じになるよう第2壁部18に夫々連接される。このため、第2壁部18における幅方向の両縁の間にバランスよく配置された一対の第1リブ20,20により、第2壁部の剛性を効果的に高めることができる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20が、第2壁部18における前記平坦な部分を幅方向に三等分する位置に連接されるので、第2壁部18の幅方向に亘る剛性を高めることができる。
レゾネータ10は、1つの第2壁部18に連なるリブを2本の第1リブ20だけとし得るリブ構造なので、リブの本数を少なくして軽量化できる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の連接端部24の突出寸法を、該一対の第1リブ20,20が連なる第2壁部18の突出寸法の半分以上に設定することで、一対の第1リブ20,20により第2壁部18に掛かる力を効果的に支持できる。すなわち、レゾネータ10は、第1リブ20の高さを抑えて軽量化できる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の延出端部26の突出寸法を、連接端部24の突出寸法より小さく設定したので、軽量化できる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の延出端部26の突出寸法を該一対の第1リブ20,20が連なる第2壁部18の突出寸法より小さく設定したので、一対の第1リブ20,20および第2リブ22が共鳴室14を区切らない。このため、第1リブ20および第2リブ22を設定しても第1壁部16および第2壁部18で囲う全体を共鳴室14として用いることができる。
レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の延出端部26が柱状となっているので、一対の第1リブ20,20が合流して力が集中する延出端部26の強度を高めることができる。従って、一対の第1リブ20,20に支持される第2壁部18の剛性を高めることができる。レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20における柱状の延出端部26が筒状となっているので、中身が詰まった形状と比べて軽量化を図り得る。また、延出端部26を筒状としたことで、該延出端部26の板厚を抑えることができ、成形時に冷却され易く製造効率がよい。レゾネータ10は、第2壁部18、第1リブ20および第2リブ22を第1壁部16から同じ方向へ突出させたので、半体12を型成形する際に、第1壁部16側から開口部28側へ型抜きできる。レゾネータ10は、前述のようにリブの数を少なくでき、また第1リブ20および第2リブ22の高さを抑えることができるので、型成形における脱型性がよい。更に、レゾネータ10は、リブの数が少なく、第1リブ20および第2リブ22の高さが抑えられるので、成形時の制約が小さく、連通管32等の設計自由度が高い。
レゾネータ10は、一対の第1リブ20,20の延出端部26に2つの第2リブ22が連接されるので、第2壁部18の剛性をより向上させることができる。また、第2リブ22が第1壁部16の中央部をあけて配置されているので、第1壁部16の中央部に連通管32を設定できる。レゾネータ10は、上半体12Aおよび下半体12Bの夫々に第1リブ20および第2リブ22が設定されているので、レゾネータ10全体の第2壁部18の剛性を向上させることができる。
次に、図5および図6を参照して別の実施例について説明する。別の実施例に係るレゾネータ40は、第2リブ22が繋ぐ2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26の組み合せと、連通管32の配置とが前述の実施例に係るレゾネータ10とは異なっている。なお、実施例と同一の部材・構成には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。別の実施例に係る第2リブ22は、対向する第2壁部18に夫々連なる2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26に繋がるよう形成される。別の実施例では、2組の一対の第1リブ20,20の延出端部26を繋ぐ2つの第2リブ22が設けられ、該2つの第2リブ22が、第1壁部16の中央部で交差して連接される。第2リブ22は、一端に連なる一対の第1リブ20,20がなす角の二等分線上に延在すると共に、他端に連なる一対の第1リブ20,20がなす角の二等分線上に延在する。第2リブ22は、一対の第1リブ20,20の延出端部26から、第1壁部16の中央部に向かって延出する。上半体12Aでは、第1上壁部16Aにおける2つの第2上壁部18Aが連なる角隅部に連通管32が設定されている。
(別の実施例の作用)
次に、別の実施例に係るレゾネータ40について、前述の実施例に係るレゾネータ10と異なる作用について説明する。別の実施例に係るレゾネータ40は、第2リブ22と干渉することなく、第1壁部16における角隅部に連通管32を設定できる。また、レゾネータ40は、第2リブ22同士を互いの交点で連接したので、第2壁部18の剛性を高めることができる。また、レゾネータ40は、連接される一対の第1リブ20,20がなす角の二等分線上に延在する第2リブ22により、一対の第1リブ20,20の延出端部26に集中する力を効果的に支持し得る。
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、以下のようにも変更可能である。
(1) 実施例では、第1壁部と第2壁部とから箱状に形成された2つの構成部材を組み合わせるレゾネータを例に挙げたが、箱状に形成された構成部材と、該構成部材の開口を塞ぐ1つの壁部からなる蓋状の構成部材とを組み合わせるレゾネータであってもよい。
(2) 実施例では、第1構成部材および第2構成部材の夫々が、第1リブと、第2リブとを備える例を挙げて説明したが、少なとも一方の構成部材が、第1リブと、第2リブとを備えていればよい。
(3) 実施例では、第1壁部に連通部が設けられた例を挙げたが、第2壁部に連通部を設けてもよい。
(4) 実施例では、すべての第2壁部に一対の第1リブが連接される例を挙げたが、一対の第1リブは、複数の第2壁部のうち少なくとも2つに対応して設けられていればよい。すなわち、第1リブが連接されていない第2壁部があってもよい。
(5) 1つの構成部材において、隣り合う第2壁部に夫々連なる2組の第1リブの延出端部に繋がるよう形成された第2リブと、対向する第2壁部に夫々連なる2組の第1リブの延出端部に繋がるよう形成された第2リブとを設けてもよい。
(6) 実施例では、第1リブの延出端部が筒状に形成される例を挙げたが、延出端部は内部に空間のない中身の詰まった柱状であってもよい。また、一対の第1リブの延出端部が、板状部分で互いに繋がっていてもよい。更に、第2リブが互いに交差する部分を柱状に形成してもよい。
(7) 実施例では、構成部材に設けた筒状の連通部を吸気ダクトに接続する例を挙げて説明したが、構成部材に連通部としての開口を設け、該開口を吸気ダクトに接続してもよい。
(8) 実施例では、リブ構成の同じ第1構成部材と第2構成部材とを組み合わせる例を挙げて説明したが、実施例のリブ構成の構成部材と別の実施例のリブ構成の構成部材とを組み合わせてもよい。
10 レゾネータ,12A 上半体(第1構成部材),12B 下半体(第2構成部材),
14 共鳴室,16A 第1上壁部(第1壁部),16B 第1下壁部(第1壁部),
18A 第2上壁部(第2壁部),18B 第2下壁部(第2壁部),
20A 第1上リブ(第1リブ),20B 第1下リブ(第1リブ),
22A 第2上リブ(第2リブ),22B 第2下リブ(第2リブ),
24A 上連接端部(連接端部),24B 下連接端部(連接端部),
26A 上延出端部(延出端部),26B 下延出端部(延出端部),40 レゾネータ

Claims (8)

  1. 第1構成部材と第2構成部材とを組み合わせて構成される箱状体の内部に、吸気ダクトに連通部を介して連通する1つの共鳴室が画成されるレゾネータにおいて、
    前記構成部材の少なくとも一方は、
    前記共鳴室を画成する第1壁部と、
    前記第1壁部の外縁辺の夫々に立設され、前記共鳴室を画成する第2壁部と、
    前記第1壁部の内面および複数の前記第2壁部のうちの1つの内面に連ねて突出形成され、該第2壁部との連接端部から離れるにつれて互いに近づくように延在して該第2壁部からの延出端部が繋がる一対の第1リブと、
    前記第1壁部の内面に突出形成され、異なる前記第2壁部に連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部間に延在して該延出端部に連接する第2リブとを備え、
    前記一対の第1リブは、複数の前記第2壁部のうちの少なくとも2つに対応して設けられると共に、前記延出端部における前記第1壁部からの突出寸法が、該第1リブが連なる第2壁部における第1壁部からの突出寸法より小さく設定され、
    前記第1リブは、前記第2壁部において隣の第2壁部に繋がる縁から離間した位置に連なるように形成された
    ことを特徴とするレゾネータ。
  2. 前記一対の第1リブは、互いに合流する前記延出端部が前記第2壁部との連接端部間の中央部に位置するよう形成された請求項1記載のレゾネータ。
  3. 前記一対の第1リブは、夫々の前記連接端部と該連接端部に近い側に延在する第2壁部の前記縁との離間幅が同じになるように、該第2壁部に夫々連接された請求項1または2記載のレゾネータ。
  4. 前記第1リブにおける前記第1壁部からの突出寸法は、前記連接端部側から前記延出端部側へ向かうにつれて小さくなっていると共に、前記第1リブにおける前記延出端部の前記第1壁部から突出する寸法が、該第1リブが連なる前記第2壁部の該第1壁部から突する寸法の半分以上に設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載のレゾネータ。
  5. 前記第2リブにおける前記第1壁部からの突出寸法は、該第2リブ全域が前記第1リブの延出端部における前記第1壁部からの突出寸法以下に設定された請求項1〜4の何れか一項に記載のレゾネータ。
  6. 前記第1リブの延出端部は、前記第1壁部の内面から突出する柱状に形成された請求項1〜5の何れか一項に記載のレゾネータ。
  7. 前記第2リブは、隣り合う前記第2壁部に夫々連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部に繋がるように形成された請求項1〜6の何れか一項に記載のレゾネータ。
  8. 前記第2リブは、対向する前記第2壁部に夫々連なる2組の前記一対の第1リブの延出端部に繋がるように形成された請求項1〜6の何れか一項に記載のレゾネータ。
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