JP6351416B2 - 農作業機 - Google Patents
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Description
従来、この種の農作業機としては、上述の受信機を搭載し、測位システムによって計測されたデータによって、走行機体の位置情報を得るように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
しかし、走行機体の走行中に停止させるような場合、走行機体の位置は経時的に変位しなくなるから、最新位置情報とその前の位置情報とが一致し、相互の位置間にベクトルが存在しない状態となる。即ち、方位を求めることが困難となる。
従って、走行を再開する際に、その不安定な表示状態を引きずったままになり、機体運転者の認識に悪影響を与える虞がある。
その結果、走行機体の走行再開後のディスプレイ上の測位情報表示が不安定なものとなるのを速やかに防止できる。
本発明の特徴は、操舵自在な走行機体と、前記走行機体に備えられた衛星を用いた測位システムと、前記測位システムによって計測されたデータをもとにして前記走行機体の位置情報と方位情報とを備えた測位情報をディスプレイに表示自在な制御機構と、を備え、 前記走行機体が、作業行程から旋回を経て次の作業行程に移行するに際し、前記制御機構は、前記旋回の際に、前記走行機体の走行を停止した状態から、走行再開させるタイミングで、それ以前の前記測位情報を使用せずにその時点での前記測位情報を再開データとして反映させるリセットを行うように構成してある。
よって、機体運転者は、停止中、及び、走行再開時を通して、ディスプレイ上の測位情報が不用意に変化して惑わされるといったことがなくなる。
よって、機体運転者は、停止中、及び、走行再開時を通して、ディスプレイ上の測位情報が不用意に変化して惑わされるといったことがなくなる。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた走行機体Aの後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降させる油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5が支持されて、植播系水田作業機の一例である乗用型田植機が構成されている。
これにより、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面Gに植え付ける。
図1に示すように、走行機体Aの前部の右及び左側部に右及び左の支柱29が連結されて、右及び左の支柱29の上部に亘って横向きのフレーム30が連結されており、右及び左の支柱29に補強のフレーム31が連結されている。複数段の予備苗のせ台32が右及び左の支柱29に外向きに連結されている。
次に施肥装置17、及び、整地装置35について説明する。
図1に示すように、運転座席の後側に繰り出し部12及びホッパー13が備えられて、運転座席の下側にブロア14が備えられており、フロート9に備えられた作溝器15と繰り出し部12とに亘ってホース16が接続されて、施肥装置17が構成されている。
これにより、ホッパー13に貯留された肥料が繰り出し部12により繰り出されて、ブロア14の搬送風によりホース16から作溝器15に供給され、作溝器15により田面Gに形成された溝に供給される。
整地装置35を昇降する電動モータ36が、苗植付装置5に備えられている。電動モータ36により整地装置35を、田面Gに接地した作動位置、及び田面Gより上方に位置して田面Gに接地しない停止位置に昇降する。
静油圧式無段変速装置と副変速装置との間から分岐した動力が、植付クラッチ26を介して苗植付装置5に伝達され、苗植付装置5から整地装置35に伝達される。
静油圧式無段変速装置と副変速装置との間から分岐した動力が、施肥クラッチ27を介して繰り出し部12に伝達されており、植付及び施肥クラッチ26,27を伝動及び遮断状態に操作する電動モータ28が備えられている。
植付クラッチ26が遮断状態に操作されると、苗植付装置5において苗のせ台10及び回転ケース7が停止するのであり、整地装置35において整地ロータ34が停止する。
次に、苗植付装置5の自動昇降制御部40について説明する。
図2に示すように、自動昇降制御部40が制御装置23にソフトウェアとして備えられている。苗植付装置5の横軸芯P1周りに中央のフロート9の後部が上下に揺動自在に支持されて、苗植付装置5に対する中央のフロート9の高さを検出するポテンショメータ22が備えられており、ポテンショメータ22の検出値が制御装置23に入力されている。
走行機体Aの進行に伴って中央のフロート9が田面Gに接地追従するのであり、ポテンショメータ22の検出値により苗植付装置5に対する中央のフロート9の高さを検出することにより、田面G(中央のフロート9)から苗植付装置5までの高さを検出することができる。
次に、操作レバー25について説明する。
図1、図2に示すように、操縦ハンドル20の下側の右横側に操作レバー25が備えられて、操作レバー25が右の横外側に延出されている。操作レバー25は中立位置Nから上方の上昇位置U、下方の下降位置D、後方の右マーカー位置R及び前方の左マーカー位置Lの十字方向に操作自在に構成されて、中立位置Nに付勢されており、操作レバー25の操作位置が制御装置23に入力されている。
次に、走行制御の構成について説明する。
図1、図2に示すように、測位ユニット(測位システムに相当)37がフレーム30の左右中央に連結されている。測位ユニット37はGNSSモジュール及びジャイロセンサーモジュール等を備えて構成されており、走行機体Aの測位データ(位置情報)は制御装置23に出力され、制御装置23によって演算、及び、表示処理制御が成される。
このように、走行機体Aの位置と方位とを、アイコン104表示することで、機体運転者は、簡単に認識することができる。
モニター39の外側のフレーム部分に、メインスイッチ56、第1所定スイッチ57、及び、第2所定スイッチ58が備えられている。
次に、乗用型田植機の作業形態について説明する(その1)。
例えば、図3及び図4に示すように、平面視で四角形の水田において、乗用型田植機は以下のような作業形態を採用することがある。
次に、乗用型田植機の作業形態について説明する(その2)。
前項[6]の記載、図3及び図4に示すように、複数回の作業行程(基準走行経路L01、走行経路L02,L03,L04,L05)及び旋回LL1(左方向),LL2(右方向),LL3(左方向),LL4(右方向),LL5(左方向)を行うと、畦Bに沿って苗の植え付け及び肥料の供給が行われていない部分が、畦Bに沿って形成される。
回り植え行程(走行経路LB2)において、回り植え行程(走行経路LB1)と同様に、右及び左のマーカー19を格納姿勢に操作しておく。
次に、モニター39の表示制御について説明する。
前述の通り、モニター39には、走行機体Aの測位情報としてアイコン104を表示するように設定されている。
しかし、一定の時間を超える長時間(例えば、数分以上)にわたって走行を停止するような場合には、測位システムによる測位誤差に起因して表示の安定性が低下する。
本実施形態の田植機においては、走行機体Aの停止時、及び、走行再開時におけるモニター39の表示を、図7に示すように制御し、機体運転者の認識に悪影響を与え難いように構成してある。
この場合は、走行機体Aは、図5(a)に示すように、畦Bに向って前進すると共に、畦際で停止し、この停止状態の継続中に畦Bから走行機体A上に苗補給を行う。苗補給が完了すると、走行機体Aは、バックして(図5(b)参照)これまでの走行経路に戻って通常の走行を再開させる。
位置情報E0の取得からの経過時間のチェックを行う(#2)。経過時間の設定値(取得ピッチ)としては、例えば、数秒が与えられ、その設定値の経過後に次の位置情報を取得する。
所定の経過時間後に、測位ユニット37から走行機体Aの位置を示す最新の位置情報E1を取得する(#3)。
位置情報E0と、最新の位置情報E1とからベクトルとなる方位情報Zを導出する(#4)。
走行機体Aの走行速度を速度検出部71から取得してチェックを行う(#6)。走行速度の設定値としては、例えば、測位システムの測位精度が極めて低下するとされる走行速度(0〜極低速)が与えられる。
本発明における停止とは、走行速度が0のみならず、上述のような測位システムの測位精度が極めて低下するとされる走行速度での走行(実質的に停止)も含めて停止に相当するものとしている。
前述の取得ピッチ経過後に、最新の位置情報E1を取得する(#8)。
(#4)と同様に、位置情報E0と、最新の位置情報E1とからベクトルとなる方位情報Zを導出する。(#9)。
(#5)と同様に、最新の位置情報E1と、方位情報Zとを、図6に示すように、モニター39にアイコン104として表示する(#10)。
維持した位置情報E1と、方位情報Zとを、図6に示すように、モニター39にアイコン104として表示する(#12)。
走行機体Aの走行速度を速度検出部71から取得してチェックを行う(#13)。走行速度の設定値は、(#6)と同様である。
(#13)の条件が満たされる場合、即ち、走行が再開された場合、(#1)に戻って新たに位置情報E0,E1を取得(リセット)して同様の制御が繰り返される。
(#13)の条件が満たされない場合、即ち、走行機体Aが、停止(又は、実質的に停止)している場合、(#12)の処理を行う。
以下に他の実施の形態を説明する。
先の図7に示した制御と相異する部分について説明する。
(#6)において、走行速度が設定値以上なかった場合には、モニター39にアイコン104を表示させないようにする(#14)。
走行機体Aの走行速度を速度検出部71から取得してチェックを行う(#15)。走行速度の設定値は、(#6)と同様である。
この実施形態においても、不正確なアイコン104表示を避けることができ、機体運転者が誤表示に惑わされるといったことがなくなる。
要するに、走行機体Aが停止するとは、測位システムの測位精度が極めて低下するとされる時の走行速度を意味する。
また、停止している時間に関しては、先に説明した数分以上に限るものではなく、例えば、数十秒以上であってもよい。要するに、停止に伴って測位システムによる測位誤差が生じて表示の安定性が低下する虞のある時間をさす。
37 測位ユニット(測位システムに相当)
39 モニター(ディスプレイに相当)
104 アイコン(測位情報)
A 走行機体
E1 測位データ(位置情報)
Z 方位情報
Claims (4)
- 操舵自在な走行機体と、
前記走行機体に備えられた衛星を用いた測位システムと、
前記測位システムによって計測されたデータをもとにして前記走行機体の位置情報と方位情報とを備えた測位情報をディスプレイに表示自在な制御機構と、を備え、
前記制御機構は、前記走行機体の走行を停止した状態から、それ以前の前記走行機体の走行方向と逆方向への走行再開のタイミングで、それ以前の前記測位情報を使用せずにその時点での前記測位情報を再開データとして反映させるリセットを行うように構成してある農作業機。 - 操舵自在な走行機体と、
前記走行機体に備えられた衛星を用いた測位システムと、
前記測位システムによって計測されたデータをもとにして前記走行機体の位置情報と方位情報とを備えた測位情報をディスプレイに表示自在な制御機構と、を備え、
前記走行機体が、作業行程から旋回を経て次の作業行程に移行するに際し、
前記制御機構は、前記旋回の際に、前記走行機体の走行を停止した状態から、走行再開させるタイミングで、それ以前の前記測位情報を使用せずにその時点での前記測位情報を再開データとして反映させるリセットを行うように構成してある農作業機。 - 前記制御機構は、前記走行機体が停止中の場合、前記ディスプレイに表示させる前記測位情報は更新しないように構成してある請求項1又は2に記載の農作業機。
- 前記制御機構は、前記走行機体が停止中の場合、前記ディスプレイに前記測位情報は表示しないように構成してある請求項1又は2に記載の農作業機。
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