JP6350670B2 - 応対支援装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

応対支援装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、応対支援装置、制御方法、及びプログラムに関する。
製品に関する相談や修理の受付などに、コールセンタが利用されている。コールセンタでは、発生した呼が順次オペレータの端末に接続される。ここで、一度に多くの呼が発生すると、オペレータに空きが出るまでの間、一部の呼は待機させられる。
このようなコールセンタの利便性を向上させるために、コールセンタに関するシステム等が開発されている。特許文献1は、コールセンタの待ち状況を算出してその結果をユーザの端末に表示し、コールセンタへの問い合わる方法をユーザが選択できるようにするシステムを開示している。特許文献2は、コールセンタに接続したユーザに急ぎの要件であるか否かを選択させ、選択結果に応じてユーザへの応対方法を決定するシステムを開示している。特許文献3は、コールセンタへの問い合わせ回数が少ないユーザの呼の優先度を、問い合わせ回数が多いユーザの呼の優先度より高くすることで、ユーザが公平にサポートを受けられるようにするシステムを開示している。
特開2012−80198号公報 特許第4804385号公報 特許第4999196号公報
コールセンタが混雑すると、オペレータと話をするまでユーザは長時間待たされることになる。ユーザにとって、長時間待たされるコールセンタは使い勝手が悪い。そのため、各ユーザの待ち時間を短くすることが求められる。
特許文献1のシステムにおいて、ユーザは、待ち時間が長い場合にコールバックを予約することができる。しかしこのシステムでは、問い合わせたい事象が発生してから実際に問い合わせを行える(オペレータと話すことができる)までの時間は短くならない。そのため、コールセンタが混雑している場合、ユーザは長時間コールバックを待つこととなる。
特許文献2のシステムの場合、「急ぎの要件」を選択したユーザは、オペレータに空きが出ることを待つことになる。そのため、急ぎの要件があるユーザが多い場合、ユーザの待ち時間は長くなる。
特許文献3のシステムの場合、待ち時間についてユーザ間の公平性を保つことができるものの、コールセンタが混雑すると各ユーザの待ち時間は長くなる。
本発明の目的は、以上の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、コールセンタにおけるユーザの待ち時間を短くする技術を提供することである。
本発明が提供する応対支援装置は、呼の積滞数を取得する積滞数取得手段と、オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測手段と、前記第1予測手段による予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、オペレータが利用する端末へ特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、を有する。各コンテンツは、オペレータが呼の応対に用いる情報を含む。前記コンテンツ送信手段は、前記第1予測手段によって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する。
本発明が提供する制御方法は、コンピュータによって実行される。当該制御方法は、呼の積滞数を取得する積滞数取得ステップと、オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測ステップと、前記第1予測ステップによる予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、オペレータが利用する端末へ特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信ステップと、を有する。各コンテンツは、オペレータが呼の応対に用いる情報を含む。前記コンテンツ送信ステップは、前記第1予測ステップによって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する。
本発明が提供するプログラムは、コンピュータに、本発明が提供する応対支援装置として動作する機能を持たせる。
本発明によれば、コールセンタにおけるユーザの待ち時間を短くする技術が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
実施形態1に係る応対支援装置をその使用環境と共に例示するブロック図である。 実施形態1の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 応対支援装置を実現する計算機のハードウエア構成を例示するブロック図である。 呼の状態をテーブル形式で例示する図である。 コンテンツ記憶部に記憶されているコンテンツをテーブル形式で例示する第1の図である。 コンテンツ記憶部に記憶されているコンテンツをテーブル形式で例示する第2の図である。 コンテンツを取得したオペレータ端末によって表示される画面を例示する図である。 実施形態2に係る応対支援装置をその使用環境と共に例示するブロック図である。 実施形態2の応対支援装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態2の変形例の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態3に係る応対支援装置をその使用環境と共に例示するブロック図である。 実施形態3の応対支援装置によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。 実施形態4に係る応対支援装置をその使用環境と共に例示するブロック図である。 積滞が発生すると予測された場合における呼への応対の流れを概念的に例示する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る応対支援装置2000をその使用環境と共に例示するブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを示している。また図1において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
応対支援装置2000は、オペレータ端末1000を用いるオペレータによる呼への応対を支援する装置である。オペレータ端末1000は、交換機4020と接続されている。交換機4020は、顧客等からの発信された呼を受け付ける。交換機4020は、受け付けた呼をオペレータ端末1000へ接続する。ここで、交換機4020において、呼をオペレータ端末1000に接続させたり、オペレータ端末1000に空きがない場合に呼を待ち行列で待機させたりするといった技術は既知の技術である。そのため、交換機4020の動作の詳細については省略する。
さらにオペレータ端末1000は、顧客等からの電話に応対するオペレータが、応対に用いる情報(コンテンツ)を取得するために利用される。ここで、応対支援装置2000が支援する対象となるオペレータ端末1000の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
応対支援装置2000は、積滞数取得部2020、第1予測部2040、及びコンテンツ送信部2060を有する。積滞数取得部2020は、交換機4020が受け付けた呼の積滞数を取得する。ここで、積滞数は、交換機4020においてオペレータ端末1000への接続を待っている呼の数である。第1予測部2040は、応対予測時間と積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する。ここで、応対予測時間とは、オペレータが呼への応対に要する時間の予測値である。コンテンツ送信部2060は、オペレータ端末1000に対して、コンテンツ記憶部4040に記憶されているコンテンツを送信する。ここで、コンテンツ記憶部4040に記憶されているコンテンツは、オペレータ端末1000を利用するオペレータが呼への応対に利用する情報である。例えばこの情報は、顧客とのやりとりの内容や手順を表す情報などを含んでいる。
所定時間後に呼の積帯があると予測された場合にオペレータ端末1000へ送信されるコンテンツは、所定時間後に呼の積帯が無いと予測された場合にオペレータ端末1000へ送信されるコンテンツと比較し、オペレータが顧客の応対に要する時間が短くなるように構成される。例えば、コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量が、第1予測部2040によって呼の積滞があると予測された場合と、呼の積滞がないと予測された場合とで異なる。具体的には、呼の滞積があると予測された場合にコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量は、呼の滞積がないと予測された場合にコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量よりも少ない。以下、呼の滞積がないと予測された場合にコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツを通常時コンテンツと表記し、呼の滞積があると予測された場合にコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツを積滞時コンテンツと表記する。例えば積滞時コンテンツは、通常時コンテンツの一部を省略した情報である。なお、コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量を異ならせる具体的な方法については後述する。
なお、コンテンツ記憶部4040は、応対支援装置2000の内部に設けられていてもよいし、応対支援装置2000の外部に設けられていてもよい。
<処理の流れ>
図2は、実施形態1の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。積滞数取得部2020は、積滞数を取得する(S102)。第1予測部2040は、応対予測時間と積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する(S104)。第1予測部2040によって呼の積滞がないと予測された場合(S106:NO)、図2の処理はステップS108に進む。ステップS108において、コンテンツ送信部2060は、通常時コンテンツを送信する。一方、第1予測部2040によって呼の積滞があると予測された場合(S106:YES)、図2の処理はステップS110に進む。ステップS110において、コンテンツ送信部2060は、積滞時コンテンツを送信する。ここで、積滞時コンテンツは、S108で送信する通常時コンテンツよりも少ない量のコンテンツである。
<作用・効果>
本実施形態によれば、所定時間後に呼の積滞があると予測された場合に、呼の積滞がないと予測された場合と比較し、オペレータ端末1000がコンテンツ記憶部4040から取得するコンテンツの量が少なくなる。例えばオペレータが顧客とのやりとりの内容や手順をコンテンツとして取得する場合、所定時間後に呼の積滞が予測されると、オペレータが顧客との間で行うやりとりの内容や手順の一部が省略された情報が取得される。こうすることで、オペレータが顧客に対する応対に要する時間を短くすることができる。その結果、オペレータの応対を待っている顧客の待ち時間を短くすることができる。
以下、本実施形態の応対支援装置2000やオペレータ端末1000についてさらに詳細に説明する。
<ハードウエア構成例>
オペレータ端末1000や応対支援装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、各機能構成部をハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現する場合について、その構成を具体的に例示する。
オペレータ端末1000や応対支援装置2000は、携帯型端末、PC(Personal Computer)、又はサーバなどの種々の計算機で実現される。ここでオペレータ端末1000や応対支援装置2000は、オペレータ端末1000や応対支援装置2000を実現するための専用の計算機で実現されてもよいし、その他のアプリケーション等も動作させる汎用の計算機で実現されてもよい。
<<応対支援装置2000のハードウエア構成例>>
図3は、応対支援装置2000を実現する計算機5000のハードウエア構成を例示するブロック図である。計算機5000は、バス5020、プロセッサ5040、メモリ5060、ストレージ5080、及び入出力インタフェース5100を有する。バス5020は、プロセッサ5040、メモリ5060、ストレージ5080、及び入出力インタフェース5100が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ5040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ5040は、例えば CPU (Central Processing Unit) や GPU (Graphics Processing Unit) などの演算処理装置である。メモリ5060は、例えば RAM (Random Access Memory) や ROM (Read Only Memory) などのメモリである。ストレージ5080は、例えばハードディスク、SSD (Solid State Drive)、又はメモリカードなどの記憶装置である。また、ストレージ5080は、RAM や ROM 等のメモリであってもよい。
入出力インタフェース5100は、計算機5000が外部の装置等との間でデータを送受信するための入出力インタフェースである。例えば応対支援装置2000が交換機4020から積滞数を取得する場合、応対支援装置2000を実現する計算機5000は、入出力インタフェース5100を介して交換機4020と接続されている。なお、入出力インタフェースを介して計算機5000と外部の装置とを接続する方法は様々である。例えばこの接続は、バス回線(例えばUSB (Universal Serial Bus) 回線)を介したバス接続や、ネットワーク回線を介したネットワーク接続(例えばLAN (Local Area Network))などである。なお、ネットワーク回線は無線回線であってもよいし有線回線であってもよい。
ストレージ5080は、応対支援装置2000の機能を実現するためのプログラムを記憶している。具体的には、積滞数取得部2020、第1予測部2040及びコンテンツ送信部2060の機能をそれぞれ実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ5040は、これら各プログラムモジュールを実行することで、積滞数取得部2020、第1予測部2040、及びコンテンツ送信部2060の機能をそれぞれ実現する。ここでプロセッサ5040は、上記各モジュールを実行する際、これらのモジュールをメモリ5060上に読み出してから実行してもよいし、メモリ5060上に読み出さずに実行してもよい。
コンテンツ記憶部4040が応対支援装置2000の内部に設けられる場合、コンテンツ記憶部4040は、メモリ5060又はストレージ5080によって実現される。具体的には、メモリ5060又はストレージ5080がコンテンツを記憶する。一方、コンテンツ記憶部4040が応対支援装置2000の外部に設けられる場合、応対支援装置2000は、入出力インタフェース5100を介してコンテンツ記憶部4040と接続されている。
なお、応対支援装置2000を実現する計算機5000のハードウエア構成は図3に示した構成に限定されない。例えば、各プログラムモジュールはメモリ5060に格納されてもよい。この場合、計算機5000はストレージ5080を備えていなくてもよい。
また、応対支援装置2000は、複数の計算機を用いて実現されてもよい。例えば、応対支援装置2000は、積滞数取得部2020及び第1予測部2040の機能を実現する計算機と、コンテンツ送信部2060の機能を実現する計算機の組み合わせで実現される。積滞数取得部2020及び第1予測部2040の機能を持つ計算機は、呼の積滞を予測する装置といえる。また、コンテンツ送信部2060の機能を持つ計算機は、第1予測部2040による予測結果に基づくコンテンツをオペレータ端末1000へ送信する装置といえる。後者の計算機は、例えばオペレータ端末1000からコンテンツの送信依頼を受け付け、コンテンツを返信するデータベースサーバとして実現される。このデータベースサーバは、オペレータ端末1000からの依頼に合致し、かつ第1予測部2040による予測結果に基づいて特定されるコンテンツを返信する。
<<オペレータ端末1000のハードウエア構成例>>
オペレータ端末1000を実現する計算機のハードウエア構成は、例えば応対支援装置2000を実現する計算機と同様に図3で表される。オペレータ端末1000を実現する計算機5000は、入出力インタフェース5100を介して応対支援装置2000や交換機4020と接続されている。
オペレータ端末1000を実現する計算機5000において、ストレージ5080は、オペレータ端末1000の機能を実現するためのプログラムを記憶している。具体的には、呼を受け付ける機能(電話としての機能)を実現するプログラムモジュール、及びコンテンツ送信部2060によって送信されるコンテンツを取得する機能を実現するプログラムモジュールを有する。プロセッサ5040は、これらのプログラムモジュールを実行する。
なお、オペレータ端末1000のうち、呼を受け付ける機能(電話としての機能)を実現する計算機と、コンテンツを取得する機能を実現する計算機とは、それぞれ異なる計算機で実現されていてもよい。ここで、電話としての機能を実現する計算機は、例えば一般の電話端末でもよい。
<積滞数取得部2020の詳細>
積滞数取得部2020が積滞数を取得する方法は様々である。例えば積滞数取得部2020は、呼を制御する交換機(図1における交換機4020など)から積滞数を取得する。また例えば、交換機が積滞数を外部の記憶装置に記憶している場合、積滞数取得部2020は、この記憶装置から積滞数を取得してもよい。なお、積滞数取得部2020が積滞数を取得する処理は、積滞数取得部2020がある装置へアクセスして情報を読み出す処理であってもよいし、積滞数取得部2020がある装置から送信される情報を受信する処理であってもよい。
また、応対支援装置2000は、接続待ちの呼と、現在オペレータ端末1000に接続されている呼との総数(交換機4020に発生している呼の総数)を取得してもよい。この場合、応対支援装置2000は、取得した呼の総数から応対中の呼の数(応対中のオペレータ端末1000の数)を引くことで、積滞数を算出する。そして積滞数取得部2020は、算出された積滞数を取得する。
<応対予測時間の詳細>
応対予測時間は、オペレータが呼に応対するために要する時間の予測値である。ここで、オペレータが行う応対には、顧客への電話応対以外の処理が含まれる場合がある。例えば製品の故障に関する問い合わせを受けた場合、オペレータは、顧客との電話応対を終えた後、保守会社等に製品の修理を依頼する必要がある。このような場合、保守会社等に修理の依頼をする時間も、「オペレータが呼に応対するために要する時間」に含まれる。このように、「オペレータが呼に応対するために要する時間」には、顧客との電話応対に要する時間だけでなく、その電話応対が終了した後にオペレータがその呼に関して行う処理に要する時間も含まれてもよい。
<<応対予測時間の算出方法>>
例えば応対予測時間は、これまでにオペレータが呼への応対に要した時間の統計値(平均値など)である。例えば、オペレータが各呼への応対に要した時間を所定期間(一ヶ月など)記録し、その所定期間の記録から統計値を算出する。
応対予測時間は、全てのオペレータについて共通の値であってもよいし、オペレータごとに異なる値であってもよい。前者の場合、例えば全てのオペレータについて、各呼への応対に要した時間を記録しておき、その時間を統計処理した値を応対予測時間とする。一方後者の場合、各呼への応対に要した時間をオペレータごとに記録しておき、応対に要した時間の統計値(応対予測時間)をオペレータごとに算出する。
なお、応対予測時間の算出は、応対支援装置2000によって行われてもよいし、応対支援装置2000とは異なる装置によって行われてもよい。
また応対予測時間は、応対支援装置2000の管理者等によって手動で定められる値であってもよい。例えば応対支援装置2000の管理者等は、経験に基づいて応対予測時間を定める。
<<応対予測時間の取得方法>>
第1予測部2040は、応対予測時間が記憶されている記憶部から応対予測時間を取得する。この記憶部は、応対支援装置2000の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。
ここで、上記記憶部に応対予測時間を記憶する方法は様々である。例えば、応対予測時間は、前述した応対予測時間を算出する装置によって上記記憶部に記憶される。また例えば、応対予測時間は、応対支援装置2000の管理者等によって手動で入力される。手動で応対予測時間を入力する方法は、例えばキー入力やファイル入力などである。
<第1予測部2040の詳細>
前述したように、第1予測部2040は、所定時間後における呼の積滞状態の有無を予測する。ここで、この所定時間は任意の値に設定可能であり、予め応対支援装置2000の内部又は外部に設けられている記憶部に記憶されている。例えばこの所定時間は、応対支援装置2000の管理者等によって設定される。この管理者等は、キー入力やファイル入力などによってこの所定時間を設定する。
例えば第1予測部2040は、積滞数及び応対中の呼の状態に基づいて呼の積滞を予測する。呼の状態は、その呼に対して応対が行われたか否かや、その呼に対する応対が開始された日時などによって表される。
図4は、呼の状態をテーブル形式で例示する図である。図4に示されているテーブルを、呼状態テーブル200と表記する。呼ID202は、呼のIDを示す。応対開始日時204は、呼に対する応対が開始された日時である。応対終了予測日時206は、呼に対する応対が終了すると予測される日時である。具体的には、応対終了予測日時206は、応対開始日時204に応対予測時間を加算した日時となる。終了日時208は、呼ID202で特定される呼に対する応対が終了している場合に、その終了日時を示す。
応対開始日時204が示されていない呼は、まだ応対が開始されていない呼(交換機4020で待ち状態となっている呼)である。また、終了日時208に終了日時が示されている呼は、既に応対が終了している呼である。そして、応対開始日時204に値が示されており、かつ終了日時208に値が示されていない呼は、現在応対中の呼である。
第1予測部2040は、交換機4020の待ち行列の先頭の呼から順に、所定時間後までにその呼に対して応対が開始されるか否かを予測する。そして第1予測部2040は、積滞している全ての呼について所定時間後までに応対が開始されると予測した場合、所定時間後に積滞はないと予測する。一方、第1予測部2040は、1つ以上の呼について所定時間後までに応対が開始されないと予測した場合、所定時間後に積滞があると予測する。
待ち行列の先頭の呼に対して所定時間後までに応対が開始されるか否かは、所定時間後までにオペレータに空きが生じるか否かによる。具体的には、現在応対中の呼のうち、応対終了予測日時206が最も早い呼について、「現在日時+所定時間>応対終了予測日時206」となれば、所定時間後までにその応対中の呼への応対が終了すると予測される。そのため、応対を終了したオペレータは、待ち行列の先頭の呼の応対をすることができる。
第1予測部2040は、待ち行列の各呼に対して、同様の処理を行う。具体的には、第1予測部2040は、次に待ち行列の2番目の呼について、待ち行列の先頭の呼の応対が開始された後かつ現在から所定時間経過後までの間に、いずれかの呼の応対が終了するか否かを予測する。そして、いずれかの呼の応対が終了すると予測した場合、第1予測部2040は、待ち行列の2番目の呼への応対が所定時間後までに行われると予測する。第1予測部2040は、待ち行列の全ての呼について同様の予測を行っていく。
<<具体例>>
第1予測部2040の動作について、具体例を通じてさらに説明する。本具体例では、前提として、コールセンタに3人のオペレータがいるとする。また、現在日時が 10:10:55 であるとする。さらに、図4の呼状態テーブル200が、現在の各呼の状態を表しているとする。そして、第1予測部2040が用いる「所定時間」は、5秒であるとする。つまり第1予測部2040は、5秒後における呼の積滞の有無を予測する。
まず、積滞数取得部2020が取得した積滞数が1であるとする。そのため、第1予測部2040は、この積滞している1つの呼の応対が5秒後までに開始されるか否かを予測する。第1予測部2040は、「現在日時+5秒」と、各呼の応対終了予測日時206とを比較する。その結果、いずれの呼についても「現在日時+5秒」よりも応対終了予測日時206の方が後であることが分かる。よって、現在から5秒後の時点では、全てのオペレータがまだ呼に応対中であり、5秒後までに積滞している呼の応対は開始されない。よって、第1予測部2040は、所定時間(5秒)後に呼の積滞があると予測する。
<<第1予測部2040が予測処理を行うタイミング>>
第1予測部2040が積滞の有無の予測を行うタイミングは任意である。例えば第1予測部2040は、所定の頻度(5秒に1回など)で積滞の有無を予測する。以下、第1予測部2040が積滞の有無を予測する処理を実行する頻度を、第1予測頻度と表記する。
第1予測部2040は、第1予測頻度を動的に変更してもよい。例えば、積滞が発生していない状況が所定時間以上続いた場合、第1予測部2040は第1予測頻度を低くする。積滞が発生していない状況が長く続いている場合、その後も積滞が発生しない状況が続くと予想されるためである。第1予測頻度を低くすることで、応対支援装置2000の処理負荷や消費電力を小さくすることができる。一方、第1予測部2040は、呼の積滞が発生した場合、第1予測頻度を高くする。こうすることで、第1予測部2040によって「積滞がない」と予測されるタイミングがより早くなる。その結果、オペレータ端末1000が取得するコンテンツの量が通常時より少なくなる期間が短くなるため、できる限り顧客に対する応対を充実させることができる。
なお、第1予測部2040が積滞の有無を予測するタイミングは、不定期であってもよい。例えば、第1予測部2040は、応対支援装置2000が管理者等から指示を受け付けたタイミングで予測を行う。
<コンテンツ送信部2060の詳細>
コンテンツは、オペレータが呼の応対に用いる情報である。例えば、製品の故障に関する問い合わせを受け付ける場合、コンテンツは、その製品について「症状、考えられる故障、解決方法」の組み合わせを示す情報である。オペレータはこの情報を利用して、顧客に対して適切な情報を提供したり、顧客から適切な情報を聞き出す。例えば、顧客からある製品が故障しているかもしれないという問い合わせを受けた場合、オペレータは、考えられる故障及びその解決方法を顧客に提供する。それでも問題が解決しない場合、オペレータは、顧客との電話応対を終了し、保守会社へ製品の修理を依頼するといった対応をする。
ここで、オペレータが考えられる全ての故障及び全ての解決方法を顧客へ提供すると、電話応対に長い時間を要する。そこで例えば、オペレータ端末1000を利用するオペレータは、呼が積滞すると予測される場合(コールセンタ等の混雑が予想される場合)、全ての解決方法を提供するのではなく、優先度の高い代表的な解決方法のみを顧客に提供し、その解決方法で解決しない場合は電話応対を終了して保守会社等に修理を依頼するという応対をするようにする。こうすることで、電話応対にかかる時間を短くすることができ、呼が積滞することを防ぐことができる。この場合、コンテンツ送信部2060は、全ての解決方法を示すコンテンツ(通常時コンテンツ)ではなく、上述の代表的な解決方法のみを示すコンテンツ(積滞時コンテンツ)を送信する。
例えばコンテンツ送信部2060は、2つの状態をとりうる。第1の状態は、第1予測部2040によって所定時間後に積滞がないと予測された後の状態である。この状態を、通常モードと呼ぶ。一方、第2の状態は、第1予測部2040によって所定時間後に積滞があると予測された後の状態である。第2の状態を積滞モードと呼ぶ。前述した通常時コンテンツは、通常モードのコンテンツ送信部2060がオペレータ端末1000へ送信するコンテンツである。一方、積滞時コンテンツは、積滞モードのコンテンツ送信部2060がオペレータ端末1000へ送信するコンテンツである。
<<送信するコンテンツの特定方法>>
コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツを特定する方法は様々である。例えばコンテンツ記憶部4040は、コンテンツに対して、1)第1予測部2040によって呼の積帯があると予測された場合にそのコンテンツを取得するか否かを示す情報、及び2)呼の積帯がないと予測された場合にそのコンテンツを取得するか否かを示す情報を対応づけて記憶する。
図5は、上記1)及び2)の情報と対応づけてコンテンツ記憶部4040に記憶されているコンテンツをテーブル形式で例示する図である。図5が示すテーブルを、コンテンツテーブル300と表記する。ここで、図5が示すコンテンツテーブル300は、設備の故障に関する問い合わせへ応対するオペレータによって利用されるコンテンツを示している。
コンテンツテーブル300は、コンテンツID302、設備名304、概要306、コンテンツ308、通常時区分310、及び積滞時区分312という列を有する。コンテンツID302は、各コンテンツのIDを示す。設備名304は、コンテンツ308が対象とする設備の名前を示す。概要306は、コンテンツ308の概要を示す。コンテンツ308は、オペレータが応対に利用する情報を示す。ここで、コンテンツ308はHTML 形式で情報を示している。
通常時区分310と積滞時区分312はそれぞれ、上述の1)と2)に相当する情報を示す。具体的には、通常時区分310に数値が示されているレコードのコンテンツ308は、通常モードのコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツである。一方、通常時区分310に数値が示されていないレコードのコンテンツ308は、通常モードのコンテンツ送信部2060が送信しないコンテンツである。つまり、通常時区分310に数値が示されているレコードのコンテンツ308は、前述した通常時コンテンツである。なお、通常時区分310に示されている数値は、各コンテンツを表示画面等に出力する順序を表す。図5に示す例の場合、上のレコードのコンテンツ308から順に出力される。
一方、積滞時区分312に数値が示されているレコードのコンテンツ308は、積滞モードのコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツである。一方、積滞時区分312に数値が示されていないレコードのコンテンツ308は、積滞モードのコンテンツ送信部2060が送信しないコンテンツである。つまり、積滞時区分312に数値が示されているレコードのコンテンツは、前述した積滞時コンテンツである。なお、積滞時区分312に示されている数値は、通常時区分310に示されている数値と同様の意味を持つ。
図5の場合、通常時コンテンツは全てのレコードのコンテンツ308であり、積滞時コンテンツは3行目以外のレコードのコンテンツ308である。したがって、積滞モードのコンテンツ送信部2060は、3行目以外のレコードによって示されるコンテンツをオペレータ端末1000へ送信する。
ここで図5の例では、全ての積滞時コンテンツが、通常時コンテンツにも含まれている。しかし、積滞時コンテンツは、通常時コンテンツに含まれなくてもよい。例えば図5の例において、通常時コンテンツを1行目から3行目のレコードのコンテンツ308とし、積滞時コンテンツを4行目と5行目のレコードのコンテンツ308としてもよい。
<<優先度の利用>>
また例えば、各コンテンツは、そのコンテンツの優先度と対応づけられてコンテンツ記憶部4040に記憶されていてもよい。図6は、優先度と対応付けてコンテンツ記憶部4040に記憶されているコンテンツを例示する図である。図6に示すテーブルをコンテンツテーブル400と表記する。通常時区分310及び積滞時区分312の代わりに優先度402を有する点を除き、コンテンツテーブル400はコンテンツテーブル300と同様である。優先度402は、例えばコンテンツの優先度を3段階で示す。図6では、3が最も高い優先度を示し、1が最も低い優先度を示す。
コンテンツ送信部2060は、第1予測部2040による予測結果に応じて、予め定められた所定値以上の優先度のコンテンツをオペレータ端末1000へ送信する。例えば、3段階の優先度が設定されている場合、通常モードの場合の所定値を1、積滞モードの場合の所定値を3に設定する。この場合、積滞モードのコンテンツ送信部2060は優先度が3以上のコンテンツを送信し、通常モードのコンテンツ送信部2060は優先度が1以上のコンテンツ(全てのコンテンツ)を送信する。
このようにコンテンツに対して段階的な優先度を設ける場合、第1予測部2040による予測結果ごとに、どの優先度以上のコンテンツを送信するのかを表す上記所定値を定めておく必要がある。例えばこの所定値は、応対支援装置2000の管理者等が手動で定める。
また、このように複数段階の優先度を用いる場合、コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量は、呼の積帯の有無だけではなく、呼の積帯の程度によって異なってもよい。積滞の程度は、所定時間後に積滞する呼の数の予測値などによって定まる。例えば積滞の程度を、1)所定時間後の積滞数が0である(積滞がない)、2)積滞数が0以上5以下である、及び3)積滞数が5以上であるという3つの程度に分類する。
この場合、コンテンツ送信部2060は、通常モードと積滞モードという2つの状態ではなく、予測された積滞の程度ごとに異なる状態をとる。例えば、コンテンツ送信部2060は、予測された積滞の程度が1)の場合、2)の場合、3)の場合それぞれで、第1のモード、第2のモード、第3のモードに遷移する。そして、第1のモードのコンテンツ送信部2060は優先度1以上のコンテンツ(全てのコンテンツ)を送信し、第2のモードのコンテンツ送信部2060は優先度2以上のコンテンツを送信し、第3のモードのコンテンツ送信部2060は優先度3以上のコンテンツを送信する。このようにすることで、オペレータ端末1000が取得するコンテンツの量をより細かく調整することができる。
<コンテンツの利用方法>
コンテンツの利用方法を具体的に説明する。ここで、図5や図6に示されているコンテンツテーブルはアイスケースの故障に関するコンテンツのみを示しているが、実際のコンテンツテーブルは、その他にも様々なコンテンツを含んでいる。オペレータは、顧客からの問い合わせを受けてオペレータ端末1000を操作し、必要なコンテンツの送信をコンテンツ送信部2060へ依頼する。コンテンツ送信部2060は、オペレータ端末1000からの依頼に合致するコンテンツであり、かつ第1予測部2040に予測結果に応じて特定されるコンテンツを、オペレータ端末1000へ送信する。
例えば「アイスケースが正常に動作しない」という問い合わせを受けたオペレータは、オペレータ端末1000を操作して、アイスケースの故障に関するコンテンツの送信を応対支援装置2000へ依頼する。例えばオペレータ端末1000は、表示画面上に、コンテンツを閲覧するための Web ページを表示する。オペレータは、必要なコンテンツを取得するためにリンクをクリックしていく。そして、リンクをクリックした結果として、そのリンクに対応するコンテンツの送信を要求するリクエストが、応対支援装置2000へ送信される。コンテンツ送信部2060は、このリクエストへの応答としてコンテンツを送信する。
図7は、図5に示すコンテンツテーブル300からコンテンツを取得したオペレータ端末1000によって表示される画面を例示する図である。具体的には、この画面には、「アイスケースが作動しない」という問い合わせを顧客から受けた場合にオペレータがすべき応対が表示されている。図7(a)は通常時コンテンツが表示されている画面を表し、図7(b)は積滞時コンテンツが表示されている画面を表す。
図7(a)に示す画面に従って応対する場合、オペレータはまず顧客に対して1)エラーと温度の確認、2)運転スイッチの確認、及び3)動力分電盤のブレーカーの確認を順に促す。1)から3)のいずれかを顧客が行った結果、問題が解決すれば、電話応対は終了する。一方、1)から3)を行っても問題が解決しない場合、オペレータは、4)保守依頼情報の聞き出しを行う。4)を終えたオペレータは、5)保守パートナーへの依頼を行う。ここで、5)は顧客に対する電話応対を終えた後に行われる事後処理であり、アイスケースの保守を担当する会社等へ修理等を依頼する処理である。
一方、図7(b)に示す画面に従って行動する場合、オペレータは、上述の3)を行わない。オペレータは、上述の1)と2)を行っても問題が解決しない場合、4)を行って電話応対を終了する。よって、積滞時コンテンツを利用する場合、3)が省略された分だけ電話応対にかかる時間が短くなる。このように応対にかかる時間を短くすることで、呼の積滞の発生を防ぐことができる。
[実施形態2]
図8は、実施形態2に係る応対支援装置2000をその使用環境と共に例示するブロック図である。図8において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図8において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。以下で説明する点を除き、実施形態2の応対支援装置2000が有する機能は、実施形態1の応対支援装置2000が有する機能と同様である。
実施形態2の応対支援装置2000は、第2予測部2080をさらに有する。第2予測部2080は、積滞数及び応対予測時間に基づいて、応対条件が満たされるか否かを判定する。応対条件は、ある呼の着信があってからその呼への応対が開始されるまでに許容される時間(以下、許容待ち時間)に関する条件を含む。例えば応対条件は、SLA(Service Level Agreement)によって定まる。そして、実施形態2の第1予測部2040は、第2予測部2080によって応対条件を満たすことができると予測された場合に動作する。
例えば応対条件が「許容待ち時間≦30秒」であるとする。この場合、ある呼の着信があってから30秒以内にその呼への応対を開始しなければ、応対条件が満たされない。ここで、第2予測部2080が予測を行う際に、ある呼の着信があってから5秒経過しているとする。この場合、第2予測部2080は、25秒以内にいずれかのオペレータがその呼に対する応対を開始できるか否かを予測する。そして、25秒以内にいずれかのオペレータがその呼に対する応対を開始できると予測した場合、第2予測部2080は、応対条件が満たされると判定する。一方、25秒以内にどのオペレータもその呼に対して応対できないと予測した場合、第2予測部2080は、応対条件が満たされないと判定する。なお、待ち状態の呼に対する応対を決められた時間内に開始できるか否かを予測する方法は、実施形態1の第1予測部2040に関する説明において既に述べたため、ここでは省略する。
<応対条件に含まれるその他の条件>
応対条件は、許容待ち時間以外の条件をさらに含んでいてもよい。例えば応対条件は、許容待ち率を含む。許容待ち率は、「どの程度の数の呼について許容待ち時間以内に応対を開始すればよいか」を表す。例えば許容待ち率が80%である場合、応対条件を満たすためには、全体の呼の80%以上に対し、許容待ち時間以内に応対を開始しなければならない。言い換えると、許容待ち時間以内に応対を開始できない呼の数が全体の20%未満であれば、応対条件が満たされる。
<応対条件の取得方法>
第2予測部2080は、応対支援装置2000の内部又は外部の記憶部に記憶されている応対条件を取得する。この記憶部は、例えば応対支援装置2000の管理者等によって手動で入力された応対条件を記憶している。ここで、手動で応対条件を入力する方法は、例えばキー入力やファイル入力などである。
<処理の流れ>
図9は、実施形態2の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図9において、図2に同じ符号のステップがあるステップは、図2の同符号のステップと同様の処理を表す。そのため、図2に同符号のステップがあるステップについての説明は省略する。
ステップS202において、第2予測部2080は、積滞数及び応対予測時間に基づいて、応対条件を満たすことができるか否かを予測する。応対条件が満たされると予測された場合、図9の処理はステップS204からS104に進む。
一方、応対条件が満たされないと予測された場合、図9の処理はステップS204からS206に進む。ステップS206において、コンテンツ送信部2060は、ステップS110で送信するコンテンツよりも少ない量のコンテンツを送信する。
ここで図9において、応対条件が満たされないと予測された場合に送信されるコンテンツの量は、応対条件が満たされると予測された場合に送信されるコンテンツの量より少なくなっている。応対条件が満たされない場合とは、例えば SLA を満たせない場合であり、契約上の問題などが生じうる。そのため、応対条件が満たされないと予測された場合、応対に要する時間をできる限り短くすることが好ましい。
そこで図9では、コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量が少ない順に、1)応対条件が満たせないと予測されたとき、2)応対条件が満たされると予測されたものの所定時間後に呼の積帯があると予測されたとき、3)応対条件が満たされると予測され、かつ所定時間後に呼の積帯がないと予測されたとき、となっている。しかし、2)の場合に(ステップS108で)コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量と、3)の場合に(ステップS206で)コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量は、同じであってもよい。
<作用・効果>
本実施形態の応対支援装置2000によれば、所定時間後に呼の積滞があるか否かに加え、応対条件(SLA など)が満たされるか否かがさらに予測され、その予測結果に応じた量のコンテンツがオペレータ端末1000によって取得される。そのため発生している呼の状態がより詳細に把握され、その把握結果に応じた量のコンテンツをオペレータ端末1000が取得できるようになる。よって、応対を待つ顧客の待ち時間をより適切に短くすることができる。
<変形例>
コンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量を決定する方法は、上述の方法に限定されない。例えば応対支援装置2000は、第1予測部2040を利用せず、第2予測部2080による予測結果に応じてコンテンツ送信部2060が送信するコンテンツの量を異ならせてもよい。
図10は、実施形態2の変形例の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。積滞数取得部2020は、呼の積滞数を取得する(S302)。第2予測部2080は、積滞数と応対条件とに基づいて、応対条件を満たせるか否かを予測する(S304)。第2予測部2080によって応対条件が満たされると予測された場合(ステップS306:YES)、図10の処理はステップS308に進む。ステップS308において、コンテンツ送信部2060は、コンテンツを送信する。一方、第2予測部2080によって応対条件が満たされないと予測された場合(ステップS306:NO)、図10の処理はステップS310に進む。ステップS310において、コンテンツ送信部2060は、S308で送信するコンテンツよりも少ない量のコンテンツを取得する。
[実施形態3]
図11は、実施形態3に係る応対支援装置2000をその使用環境と共に例示するブロック図である。図11において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図11において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。なお、以下で説明する点を除き、実施形態3の応対支援装置2000が有する機能は、実施形態2の応対支援装置2000が有する機能と同様である。
実施形態3の応対支援装置2000は表示部2100を有する。表示部2100は、以下の3つのケースそれぞれにおいて、異なる表示を行う。第1のケースは、第2予測部2080によって応対条件が満たされないと予測されたケースである。第2のケースは、第1予測部2040によって呼の積滞があると予測されたケースである。第3のケースは、第1予測部2040によって呼の積滞がないと予測されたケースである。なお、実施形態2で説明した通り、第1予測部2040が動作するケース(第2及び第3のケース)では、前提として、第2予測部2080によって応対条件が満たされると予測されている。
例えば表示部2100は、パトランプである。例えばこのパトランプは、第1のケースで赤色のランプを点灯し、第2のケースで黄色のランプを点灯し、第3のケースで青色のランプを点灯する。ただし、表示部2100は上記第1のケースから第3のケースのそれぞれを区別できるような表示ができればよく、表示部2100はパトランプに限定されない。例えば表示部2100は、第1のケースから第3のケースそれぞれで異なるメッセージを表示する表示画面であってもよい。
<処理の流れ>
図12は、実施形態3の応対支援装置2000によって実行される処理の流れを例示するフローチャートである。図12のフローチャートは、ステップS206の代わりにステップS402、ステップS110の代わりにS404、及びステップS108の代わりにステップS404をそれぞれ有する点を除き、図9に示すフローチャートと同様である。ステップS402において、表示部2100は第1の表示を行う。ステップS404において、表示部2100は第2の表示を行う。ステップS404において、表示部2100は第2の表示を行う。
<作用・効果>
本実施形態によれば、1)第2予測部2080によって応対条件が満たされないと予測された場合、2)第1予測部2040によって呼の積滞があると予測された場合、及び3)第1予測部2040によって呼の積滞がないと予測された場合のそれぞれについて異なる表示が行われる。そのため、オペレータ端末1000を利用するオペレータが、呼の発生状況(コールセンタ等の混雑状況)を容易に把握できるようになる。その結果、オペレータは、呼の発生状況に応じた適切な処理を行えるようになる。
[実施形態4]
図13は、実施形態4に係る応対支援装置2000をその使用環境と共に例示するブロック図である。図13において、矢印は情報の流れを表している。さらに、図13において、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。なお、以下で説明する点を除き、実施形態4の応対支援装置2000は、実施形態1から実施形態3のいずれかと同様の機能を有する。
実施形態4の応対支援装置2000は通知部2120を有する。通知部2120は、第1予測部2040によって呼の積滞があると予測された後にオペレータが着呼に応対した場合、そのオペレータが着呼に応対していないときにオペレータ端末1000へ通知を行う。
具体例を用いて、本実施形態の応対支援装置2000の利用方法を説明する。コールセンタなどで顧客等に応対する一連の処理は、例えば1)電話応対、2)事後処理、3)アクションに分類できる。電話応対は、顧客に対して電話で応対する処理である。事後処理は、電話応対の後、その電話応対に関する情報(顧客に関する情報、顧客から受けた問い合わせの内容、及びそれに対してどのように応対したかなど)を記録する処理である。アクションは、電話応対では顧客の問題が解決できなかった場合に、顧客の問題を解決するために行う処理である。例えば実施形態1の図7の例では、顧客との電話応対で保守依頼情報を聞き出して電話応対を終了した後、保守パートナーへ連絡をして修理の依頼をする。この修理が行われなければ顧客の問題は解決しないため、オペレータは修理の依頼を行う必要がある。なお、電話応対で問題が解消した場合など、アクションが発生しない場合もある。
ここで、修理を早急に依頼しなくても問題がない場合など、アクションを行うタイミングが事後処理の直後でなくてもよい場合がある。このような場合、例えばオペレータは、事後処理において後で行う必要があるアクションの内容を記録しておき、後でそのアクションを行ってもよい。そこで、コールセンタが混雑している場合、オペレータは、各呼についてアクションを後回しにして、より多くの呼に応対することが好ましい。こうすることで、呼の積滞が発生することを防ぐことができる。また、前述の応対条件が満たされる確率が高くなる。
しかし、オペレータは、後回しにしたアクションを後で忘れずに行う必要がある。そのため、応対支援装置2000は、オペレータ端末1000に対して通知を行うことで、オペレータがこの処理を忘れることを防止する。
具体的には、応対支援装置2000は、第1予測部2040によって着呼の積帯があると予測された後にオペレータが呼へ応対した場合、オペレータが呼に応対していないときに通知を行う。これにより、オペレータが上述のアクションのような処理を後回しにした場合であっても、そのオペレータの手が空いた時に通知が行われる。その結果、オペレータがアクションのような処理を忘れることを防ぐことができる。なお、オペレータが行う処理の分類は、上述の1)から3)の分類に限定されない。
図14を使って、実施形態4の利用方法をより具体的に説明する。図14は、積滞が発生すると予測された場合における呼への応対の流れを概念的に例示する図である。ここで、オペレータ端末1000の利用者として、2人のオペレータと1人のサブリーダがいる。サブリーダは、通常時は電話応対を行わず、オペレータでは対処しきれない問い合わせが発生した場合や緊急時などに応対を行う者である。
図14において、積滞が発生すると予測されてからオペレータの手が空くまでは、アクションが後回しにされている。そして、オペレータの手が空いたら、通知部2120が各オペレータに対して通知を行う。通知を受けたオペレータは、後回しにしていた各アクションを行う。
図14の例ではさらに、後回しにされてからしばらく時間が経過しても処理が開始されてないアクションがある場合、応対支援装置2000はサブリーダのオペレータ端末1000に対して通知を行う。この場合、サブリーダがオペレータに代わってこのアクションを行う。図14において、サブリーダは、アクション2の処理をオペレータ2に代わって行っている。
本実施形態の応対支援装置2000の具体的な実現方法は、例えば次のようになる。まず第1予測部2040は、積滞モードの応対支援装置2000は、オペレータ端末1000へ接続した呼の呼IDを記録する。ただしこの記録は、通常モードにおいても行われてよい。
通知部2120は、オペレータの手が空いた時、積滞モードの間に記録した呼IDをオペレータへ通知する。ここで、「オペレータの手が空いた時」は、例えば積滞モードが終了して通常モードに遷移した後に、そのオペレータのオペレータ端末1000へ接続される呼が無くなった時である。
<作用・効果>
本実施形態によれば、「呼の積滞があると予測された場合にオペレータが一部の処理を後回しにする」といった運用が行われる場合に、後回しにした処理をオペレータが忘れることを防ぐことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば上述の各実施形態では、第1予測部2040や第2予測部2080による予測の結果に基づいてコンテンツを特定する機能は、応対支援装置2000(コンテンツ送信部2060)に設けられている。しかし、この機能はオペレータ端末1000に設けられてもよい。
この場合、第1予測部2040は、所定時間後における呼の積滞の有無の予測結果を、オペレータ端末1000へ送信する。オペレータ端末1000は、第1予測部2040によって所定時間後に呼が積滞すると予測された場合、積滞モードに遷移する。一方、オペレータ端末1000は、第1予測部2040によって所定時間後に呼が積滞しないと予測された場合、通常モードに遷移する。そして、積滞モードのオペレータ端末1000は積滞コンテンツの送信をコンテンツ送信部2060へ依頼し、通常モードのオペレータ端末1000は通常コンテンツの送信をコンテンツ送信部2060へ依頼する。コンテンツ送信部2060は、オペレータ端末1000からの依頼に合致するコンテンツをオペレータ端末1000へ送信する。
同様に、第2予測部2080は、応対条件が満たされるか否かの予測結果を、オペレータ端末1000へ送信する。オペレータ端末1000は、第1予測部2040による予測結果及び第2予測部2080による予測結果に基づいて取得するコンテンツを特定し、そのコンテンツの送信をコンテンツ送信部2060へ依頼する。
また、実施形態4の応対支援装置2000が持つ通知部2120の機能は、オペレータ端末1000に設けられてもよい。この場合、例えばオペレータ端末1000は、上述のように、第1予測部2040による予測結果に応じて通常モード又は積滞モードに遷移する。そして、オペレータ端末1000は、その状態に応じて、実施形態4で説明した通知部2120と同様の処理を行う。
また、コンテンツ送信部2060は、呼の積帯以外に基づいて送信するコンテンツを異ならせてもよい。以下に、代表的な例を記載する。
例えばコンテンツ送信部2060は、天気に応じたコンテンツを送信する。この場合、コンテンツ記憶部4040は、コンテンツを、そのコンテンツを取得する場合の天気と対応付けて記憶する。そしてコンテンツ送信部2060は、天気に関する情報を取得し、取得した情報に示される天気と対応付けられているコンテンツを送信する。例えば天気に関する情報は、天気予報を提供するサーバ等から取得できる。
また例えばコンテンツ送信部2060は、停電時と通常時で異なるコンテンツを送信してもよい。この場合、コンテンツ記憶部4040は、コンテンツを、停電時にそのコンテンツを取得するか否かを示す情報、及び通常時にそのコンテンツを取得するか否かを示す情報と対応付けて記憶する。そしてコンテンツ送信部2060は、応対の対象となる製品等(例えば図5におけるアイスケース)が設置されている場所が停電しているか否かの情報を取得し、その情報に基づいてオペレータ端末1000へ送信するコンテンツを特定する。
なお、製品等が設置されている場所が停電しているか否かの情報は、例えば顧客からその情報を聞き出したオペレータによって、オペレータ端末1000に対して手動で入力され、その情報が応対支援装置2000へ送信される。また例えば、コンテンツ送信部2060が、オペレータ端末1000へ接続された呼の電話番号を用いて、その電話番号から特定される地域が停電しているか否かの情報を取得してもよい。
また例えばコンテンツ送信部2060は、問い合わせ対象の製品の使用電力量に応じたコンテンツを取得してもよい。例えば、定期的な清掃を要する製品(アイスケースなど)の場合、清掃が行われていない場合の消費電力が、清掃が行われている場合の消費電力より大きくなる場合がある。また、清掃が行われていないことが原因で製品が異常な状態になることがあり、その異常について顧客から問い合わせがある場合がある。このような場合、オペレータは、製品の清掃を顧客に提案するという応対を行う。
そこでコンテンツ送信部2060は、オペレータ端末1000が製品に関する問い合わせを受けた場合に、対象の製品の消費電力を取得する。次にコンテンツ送信部2060は、取得した製品の消費電力に基づき、その製品の清掃が行われているか否かを判定する。そして、コンテンツ送信部2060は、その製品の清掃が行われていないと判定した場合、その製品の清掃を提案するという内容を含むコンテンツを送信する。
なお、製品の消費電力に関する情報は、例えば顧客から情報を聞き出したオペレータによってオペレータ端末1000に入力され、応対支援装置2000へ送信される。また例えば、コンテンツ送信部2060は、顧客の製品に設けられている電力測定器などから、ネットワークなどを介して消費電力を取得してもよい。
なお、製品の清掃がされているか否かの判定などに用いる消費電力の閾値は、予め応対支援装置2000の内部又は外部に設けられている記憶部に記憶しておく。コンテンツ送信部2060は、この記憶部から上記閾値を取得する。
この出願は、2014年9月26日に出願された日本出願特願2014−196537号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1. 呼の積滞数を取得する積滞数取得手段と、
オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測手段と、
前記第1予測手段による予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
を有する応対支援装置。
2. 前記コンテンツ送信手段は、前記第1予測手段によって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する1.に記載の応対支援装置。
3. 前記積滞数及び前記応対予測時間に基づいて、呼への応対を開始するまでに許容される時間に関する条件を含む応対条件を満たすことができるか否かを予測する第2予測手段を有し、
前記第1予測手段は、前記第2予測手段によって前記応対条件を満たすことができると予測された場合に動作する、
1.又は2.に記載の応対支援装置。
4. 前記第2予測手段によって応対条件が満たされないと予測された場合、前記第1予測手段によって呼の積滞があると予測された場合、及び前記第1予測手段によって呼の積滞がないと予測された場合において、それぞれ異なる表示を行う表示手段を有する3.に記載の応対支援装置。
5. 呼の積滞があると予測された後にオペレータが呼に応対した場合に、そのオペレータが呼に応対していないときに通知を行う通知手段を有する1.乃至4.いずれか一つに記載の応対支援装置。
6. コンピュータによって実行される制御方法であって、
呼の積滞数を取得する積滞数取得ステップと、
オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測ステップと、
前記第1予測ステップによる予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信ステップと、
を有する制御方法。
7. 前記コンテンツ送信ステップは、前記第1予測ステップによって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する6.に記載の制御方法。
8. 前記積滞数及び前記応対予測時間に基づいて、呼への応対を開始するまでに許容される時間に関する条件を含む応対条件を満たすことができるか否かを予測する第2予測ステップを有し、
前記第1予測ステップは、前記第2予測ステップで前記応対条件を満たすことができると予測された場合に動作する、
6.又は7.に記載の制御方法。
9. 前記第2予測ステップで応対条件が満たされないと予測された場合、前記第1予測ステップで呼の積滞があると予測された場合、及び前記第1予測ステップで呼の積滞がないと予測された場合において、それぞれ異なる表示を行う表示ステップを有する8.に記載の制御方法。
10. 呼の積滞があると予測された後にオペレータが呼に応対した場合に、そのオペレータが呼に応対していないときに通知を行う通知ステップを有する6.乃至9.いずれか一つに記載の制御方法。
11. コンピュータを、1.乃至5.いずれか一つに記載の応対支援装置として動作させるプログラム。

Claims (9)

  1. 呼の積滞数を取得する積滞数取得手段と、
    オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測手段と、
    前記第1予測手段による予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、オペレータが利用する端末へ前記特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
    を有し、
    各前記コンテンツは、オペレータが呼の応対に用いる情報を含
    前記コンテンツ送信手段は、前記第1予測手段によって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する、応対支援装置。
  2. 前記積滞数及び前記応対予測時間に基づいて、呼への応対を開始するまでに許容される時間に関する条件を含む応対条件を満たすことができるか否かを予測する第2予測手段を有し、
    前記第1予測手段は、前記第2予測手段によって前記応対条件を満たすことができると予測された場合に動作する、
    請求項1に記載の応対支援装置。
  3. 前記第2予測手段によって応対条件が満たされないと予測された場合、前記第1予測手段によって呼の積滞があると予測された場合、及び前記第1予測手段によって呼の積滞がないと予測された場合において、それぞれ異なる表示を行う表示手段を有する請求項に記載の応対支援装置。
  4. 呼の積滞があると予測された後にオペレータが呼に応対した場合に、そのオペレータが呼に応対していないときに通知を行う通知手段を有する請求項1乃至いずれか一項に記載の応対支援装置。
  5. コンピュータによって実行される制御方法であって、
    呼の積滞数を取得する積滞数取得ステップと、
    オペレータが呼の応対に要する時間の予測値を表す応対予測時間と前記積滞数とに基づいて、所定時間後における呼の積滞の有無を予測する第1予測ステップと、
    前記第1予測ステップによる予測結果に基づいて、複数のコンテンツを記憶しているコンテンツ記憶手段から送信するコンテンツを特定し、オペレータが利用する端末へ前記特定したコンテンツを送信するコンテンツ送信ステップと、
    を有し、
    各前記コンテンツは、オペレータが呼の応対に用いる情報を含
    前記コンテンツ送信ステップは、前記第1予測ステップによって呼の積滞があると予測された場合、呼の積滞がないと予測された場合に取得する前記コンテンツよりも少ない量の前記コンテンツを送信する、制御方法。
  6. 前記積滞数及び前記応対予測時間に基づいて、呼への応対を開始するまでに許容される時間に関する条件を含む応対条件を満たすことができるか否かを予測する第2予測ステップを有し、
    前記第1予測ステップは、前記第2予測ステップで前記応対条件を満たすことができると予測された場合に動作する、
    請求項に記載の制御方法。
  7. 前記第2予測ステップで応対条件が満たされないと予測された場合、前記第1予測ステップで呼の積滞があると予測された場合、及び前記第1予測ステップで呼の積滞がないと予測された場合において、それぞれ異なる表示を行う表示ステップを有する請求項に記載の制御方法。
  8. 呼の積滞があると予測された後にオペレータが呼に応対した場合に、そのオペレータが呼に応対していないときに通知を行う通知ステップを有する請求項乃至いずれか一項に記載の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至いずれか一項に記載の応対支援装置として動作させるプログラム。
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