JP6349388B2 - ウェットプロセス装置 - Google Patents

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Description

本明細書で開示される技術は、搬送装置及びウェットプロセス装置に関する。
従来、液晶表示装置の主要構成部品である液晶パネルの製造過程において、ガラス基板を搬送装置によって搬送しながらガラス基板の表面に洗浄処理やレジスト塗布処理等のウェットプロセスを施すウェットプロセス装置が知られている。ウェットプロセス装置が備える搬送装置は、通常、軸状の搬送ローラと、搬送ローラの両端部に配されて搬送ローラをその軸周りに回転可能に支持する軸受部と、がガラス基板の搬送方向に沿って複数配された構成とされる。
このような搬送装置では、搬送ローラの回転時にスリップ等によって搬送ローラと軸受部との間が摺動することで、軸受部の摺接部位が摩耗し、当該摺接部位から錆粉等の塵や埃が発生することがある。その結果、摺接部位から発生した塵や埃等がガラス基板の表面に付着することがある。そこで、例えば下記特許文献1には、搬送装置の軸受部から発生するこのような塵や埃のガラス基板への付着を防止できるウェットプロセス装置が開示されている。
特許第3233243号公報
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記特許文献1で開示されるウェットプロセス装置では、搬送ローラの回転機構をウェット雰囲気外に設けられた外部室に配設するとともに排気手段をこの外部室に設けることで、ウェット雰囲気内のガラス基板に塵や埃が付着することを防止する。このため、このように搬送ローラの回転機構や排気手段を外部室に配設することで、装置が全体として大型化し、また、部品点数が多くなる問題があった。
本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、装置の大型化を回避しながら、軸受部から発生した塵や埃が搬送部材に付着することを防止ないし抑制できる搬送装置及びウェットプロセス装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本明細書で開示される技術は、軸状に延在し、搬送部材を搬送方向に沿って搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラをその軸周りに回転可能に支持する軸受部と、前記軸受部を保持する保持部材であって、液体収容部を有し、該液体収容部内に前記軸受部の摺接部位の少なくとも一部が露出するものとされた保持部材と、を備える搬送装置に関する。
上記の搬送装置では、液体収容部内に純水等の液体を流し込むことで、軸受部の摺接部位のうち液体収容部内に露出する部位を液体に浸らせることができる。その結果、液体収容部内の液体が軸受部の潤滑剤として機能し、軸受部の摺接部位に塵や埃が発生することを防止ないし抑制することができる。また、軸受部の摺接部位に塵や埃が発生したとしても、液体収容部内の液体によって上記塵や埃を当該摺接部位から流し落とすことができ、上記塵や埃が搬送部材に付着することを防止ないし抑制することができる。また、保持部材に液体収容部を設けるのみで上記塵や埃の搬送部材への付着を防止ないし抑制できるので、装置が大型化することを回避することができる。このように、上記の搬送装置では、装置の大型化を回避しながら、軸受部の摺接部位から発生した塵や埃が搬送部材に付着することを防止ないし抑制することができる。
前記軸受部は、前記搬送ローラの軸周りに配された環状の環状部と、前記搬送ローラと前記環状部との間に介在し、前記環状部によって摺動可能に支持される複数のボールと、を有するボールベアリングであり、前記摺接部位は、前記環状部のうち前記複数のボールを支持する部位であってもよい。
この構成によると、軸受部及び摺接部位の具体的な構成を提供することができる。
前記液体収容部は溝状に延在するものとされていてもよい。
この構成によると、液体収容部に流し込まれた液体が液体収容部の延在方向に沿って流れることになるため、液体の流れによる力によって軸受部の摺接部位に発生した塵や埃等を効果的に流し落とすことができる。
前記液体収容部の延在方向の一端部に前記液体収容部内に液体を供給する液体供給部が設けられ、前記液体収容部の延在方向の他端部に前記液体収容部内を流れる液体を排出する液体排出部が設けられていてもよい。
この構成では、液体供給部において液体収容部内に新たな液体が順次供給されるとともに、軸受部の表面の塵や埃を流し落とした液体が液体排出部において液体収容部から順次排出されることで、軸受部の摺接部位に発生した塵や埃等をより効果的に流し落とすことができる。
前記液体収容部は、前記一端部が前記搬送方向の上流側に配されるとともに前記他端部が前記搬送方向の下流側に配された形で、前記搬送方向に沿って延在するものとされていてもよい。
この構成によると、軸受部の摺接部位に発生した塵や埃等を、搬送方向の上流側から下流側に向かって順に流し落とすことができる。
前記搬送部材は基板であり、前記搬送ローラはその延在方向が前記搬送方向と直交する形で該搬送方向に複数が並列配置され、前記軸受部は前記搬送ローラの両端部にそれぞれ配されていてもよい。
この構成によると、搬送部材として基板を搬送するための搬送装置の具体的な構成を提供することができる。
本明細書で開示される他の技術は、上記の搬送装置と、前記搬送方向に沿って搬送される前記基板にウェットプロセスを施すウェットプロセス槽と、を備えるウェットプロセス装置に関する。
基板に対する洗浄処理や塗布処理等のウェットプロセスでは、基板の表面に対して洗浄水が噴射され、噴射された洗浄水がウェットプロセス槽内で循環されて再び洗浄水として使用される。このため、洗浄水内に塵や埃等が流出した場合、それらの塵や埃等が基板に付着し易い。上記のウェットプロセス装置では、液体収容部内の液体によって塵や埃が軸受部の摺接部位から流し落とされるため、洗浄水内に塵や埃等が流出することを防止ないし抑制することができる。その結果、ウェットプロセス槽内において軸受部の摺接部位から発生した塵や埃等が基板に付着することを防止ないし抑制することができる。なお、本明細書でいうウェットプロセスは、基板の洗浄処理や基板の塗布処理に限定されず、基板のディップ処理等、他の処理を含む。
(発明の効果)
本明細書で開示される技術によれば、装置の大型化を回避しながら、軸受部から発生した塵や埃が搬送部材に付着することを防止ないし抑制できる搬送装置及びウェットプロセス装置を提供することができる。
液晶表示装置を長辺方向に沿って切断した断面の概略断面図 液晶パネルの概略平面図 液晶パネルの断面構成を示す概略断面図 液晶パネルを構成するアレイ基板における表示領域の平面構成を示す平面図 図4のV−V断面の断面図であって、アレイ基板の一部の断面構成を示す断面図 ガラス基板に対する各製造装置による処理手順を説明するためのブロック図 実施形態1に係る搬送装置の側面図 搬送装置の平面図 搬送方向の下流側端部において搬送装置を拡大した拡大斜視図 軸受部の正面図 図10のXI−XI断面の断面図であって、液体収容部に純水が流し込まれた状態における軸受部近傍の断面図 液体収容部に純水が流し込まれた状態における軸受部の正面図 実施形態2に係る搬送装置の軸受部の正面図 図13のXIV−XIV断面の断面図であって、液体収容部に純水が流し込まれた状態における軸受部近傍の断面図 実施形態3に係る搬送装置の断面図 搬送装置の一部を拡大した拡大斜視図 実施例において、本発明の適用前後におけるゲート絶縁膜異物及びゲート絶縁膜欠損の検出結果を示す表 実施例において、本発明の適用前後における層間絶縁膜異物及び層間絶縁膜欠損の検出結果を示す表
<実施形態1>
図1から図12を参照して実施形態1を説明する。本実施形態では、液晶表示装置10の構成部品である液晶パネル11の製造過程において、ガラス基板30Aの表面に対して洗浄処理を施しながらガラス基板30Aを搬送する洗浄装置50(図7参照)について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸およびZ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。また、図1、図3、及び図5では、図の上側を液晶表示装置10の上側(表側)とする。
先に液晶表示装置10、及び液晶パネル11の構成について説明する。液晶表示装置10は、図1及び図2に示すように、液晶パネル11と、液晶パネル11に実装されて当該液晶パネル11を駆動する電子部品であるICチップ17と、ICチップ17に対して各種入力信号を外部から供給するコントロール基板19と、液晶パネル11と外部のコントロール基板19とを電気的に接続するフレキシブル基板18と、液晶パネル11に光を供給する外部光源であるバックライト装置14と、を備えている。また、液晶表示装置10は、相互に組み付けた液晶パネル11及びバックライト装置14を収容して保持するための表裏一体の外部部材15,16を備えており、このうち表側の外部部材15には、液晶パネル11に表示された画像を外部から視認させるための開口部15Aが設けられている。
バックライト装置14は、図1に示すように、表側に向けて開口した略箱型をなすシャーシ14Aと、シャーシ14A内に配された図示しない光源(冷陰極管、LED、有機EL等)と、シャーシ14Aの開口部を覆う形で配される図示しない光学部材と、を備えている。光学部材は、光源から出射される光を面状の光に変換する等の機能を有している。光学部材を通過して面状となった光は、液晶パネル11に入射し、液晶パネル11において画像を表示するために利用される。
液晶パネル11は、図2に示すように、全体として縦長の矩形状をなしており、その長辺方向が各図面のY軸方向と一致し、その短辺方向が各図面のX軸方向と一致している。液晶パネル11では、その大部分に画像を表示可能な表示領域A1が配され、その長辺方向における一方の端部側(図2に示す下側)に偏った位置に画像が表示されない非表示領域A2が配されている。非表示領域A2の一部には、ICチップ17及びフレキシブル基板18が異方性導電膜(不図示)を介した圧着接続によって実装されている。なお、液晶パネル11では、図1に示すように、後述するカラーフィルタ基板20よりも一回り小さな枠状の一点鎖線が表示領域A1の外形をなしており、当該一点鎖線よりも外側の領域が非表示領域A2となっている。
液晶パネル11は、図3に示すように、透光性に優れた一対のガラス製の基板20、30と、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を含む液晶層11Aと、を備えている。液晶パネル11を構成する両基板20,30は、液晶層11Aの厚さ分のセルギャップを維持した状態で図示しないシール材によって貼り合わされている。両基板20,30のうち、表側(正面側)の基板20がカラーフィルタ基板20とされ、裏側(背面側)の基板30がアレイ基板(回路基板の一例)30とされる。両基板20,30の内面側には、図3に示すように、液晶層11Aに含まれる液晶分子を配向させるための配向膜11B,11Cがそれぞれ形成されている。また、両基板20,30を構成するガラス基板20A,30Aの外面側には、それぞれ偏光板11D,11Eが貼り付けられている。
カラーフィルタ基板20は、図2に示すように、短辺寸法がアレイ基板30とほぼ同等であるものの、長辺寸法がアレイ基板30よりも小さく、アレイ基板30に対して長辺方向についての一方の端部(図2に示す上側)を揃えた状態で貼り合わされている。従って、アレイ基板30のうち長辺方向についての他方の端部(図1に示す下側)は、所定範囲に亘ってカラーフィルタ基板20が重なり合うことがなく、表裏両板面が外部に露出した状態とされており、ここにICチップ17及びフレキシブル基板18の実装領域が確保されている。アレイ基板30を構成するガラス基板30Aは、その主要部分にカラーフィルタ基板20及び偏光板11Eが貼り合わされており、ICチップ17及びフレキシブル基板18の実装領域が確保された部分がカラーフィルタ基板20及び偏光板11Eと非重畳とされている。
続いてアレイ基板30及びカラーフィルタ基板20における表示領域A1内の構成について説明する。アレイ基板30を構成するガラス基板(基板の一例)30Aの内面側(液晶層11A側)には、図3及び図4に示すように、3つの電極32A〜32Cを有するスイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)32及びITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜からなる画素電極33が多数個並んで設けられている。これらTFT32及び画素電極33の周りには、図4に示すように、格子状をなすゲート配線34及びソース配線35が取り囲むようにして配設されている。ゲート配線34とソース配線35はそれぞれTFT32のゲート電極32Aとソース電極32Bとに接続され、画素電極33がドレイン配線(不図示)を介してTFT32のドレイン電極32Cに接続されている。
また、アレイ基板30には、ゲート配線34に並行するとともに画素電極33に対して平面に視て重畳する容量配線36が設けられている。容量配線36は、Y軸方向についてゲート配線34と交互に配されている。ゲート配線34がY軸方向に隣り合う画素電極33の間に配されているのに対し、容量配線36は、各画素電極33におけるY軸方向のほぼ中央部を横切る位置に配されている。このアレイ基板30の端部には、ゲート配線34及び容量配線36から引き回された端子部及びソース配線35から引き回された端子部が設けられており、これらの各端子部には、図1に示すコントロール基板19から各信号または基準電位が入力されるようになっており、それによりTFT32の駆動が制御される。
一方、カラーフィルタ基板20を構成するガラス基板20Aの内面側(液晶層11A側)には、図3に示すように、アレイ基板30の各画素電極33と平面に視て重畳する位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R(赤色),G(緑色),B(青色)を呈する各着色部22がX軸方向に沿って交互に並ぶ配置とされる。カラーフィルタを構成する各着色部22間には、混色を防ぐための略格子状の遮光部(ブラックマトリクス)23が形成されている。遮光部23は、アレイ基板30側のゲート配線34、ソース配線35、及び容量配線36に対して平面に視て重畳する配置とされる。また、各着色部22及び遮光部23の表面には、アレイ基板30側の画素電極33と対向する対向電極24が設けられている。液晶パネル11では、R(赤色),G(緑色),B(青色)の3色の着色部22及びそれらと対向する3つの画素電極33の組によって表示単位である1つの表示画素が構成されている。
ここで、アレイ基板30に設けられたスイッチング素子であるTFT32について詳しく説明する。TFT32は、図4及び図5に示すように、アレイ基板30上に複数の膜を積層した構成とされている。具体的には、図5に示すように、下層側(ガラス基板30A側)から順に、ゲート配線34に接続されたゲート電極32A、ゲート絶縁膜37、半導体膜38、ソース配線35に接続されたソース電極32B及び画素電極33に接続されたドレイン電極32C、層間絶縁膜39、保護膜40が積層されている。
ゲート電極32Aは、ゲート配線34と同一材料からなるとともにゲート配線34と同一工程にてアレイ基板30上にパターニングされており、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、タンデル(Ta)、チタン(Ti)、銅(Cu)等の金属膜単体又はこれらの金属窒化物との積層膜で形成することができる。ゲート絶縁膜37は、例えばシリコン酸化膜(SiOx)からなり、ゲート電極32Aと半導体膜38との間を絶縁する。半導体膜38は、例えばアモルファスシリコン(a−Si)又は透明なアモルファス酸化物半導体(InGaZnOx)からなり、一端側がドレイン電極32Cに、他端側がソース電極32Bにそれぞれ接続されることで、相互間の導通を図るチャネル領域として機能する。
ソース電極32B及びドレイン電極32Cは、ソース配線35と同一材料を含むとともにソース配線35と同一工程にてアレイ基板30上にパターニングされている。ソース電極32B及びドレイン電極32Cは、下層側(半導体膜38側)の第1導電膜32B1,32C1と上層側(層間絶縁膜39側)の第2導電膜32B2,32C2とを積層した構成とされる。下層側の第1導電膜32B1,32C1は、リン(P)等のn型不純物を高濃度にドーピングしたアモルファスシリコン(n+Si)からなり、オーミックコンタクト層として機能する。上層側の第2導電膜32B2,32C2は、異なる金属膜を積層してなる2層構造とされており、そのうち下層側の金属膜がチタン(Ti)からなり、上層側の金属膜がアルミニウム(Al)からなる。
上記したソース電極32B及びドレイン電極32Cは、所定の間隔(開口領域)を挟んで対向状に配されているため、相互が直接的には電気的に接続されていない。しかし、ソース電極32B及びドレイン電極32Cは、その下層側の半導体膜38を介して間接的に電気的に接続されており、この半導体膜38における両電極32B,32C間のブリッジ部分が、ドレイン電流が流れるチャネル領域として機能する。
層間絶縁膜39は、例えばシリコン酸化膜(SiOx)からなり、上記したゲート絶縁膜37と同一材料とされる。保護膜40は、有機材料であるアクリル樹脂(例えばポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA))やポリイミド樹脂からなる。従って、この保護膜40は、他の無機材料からなるゲート絶縁膜37、層間絶縁膜39に比べて膜厚が厚いものとされるとともに、平坦化膜として機能する。なお、TFT32における各絶縁膜(ゲート絶縁膜37、層間絶縁膜39及び保護膜40)は、それぞれアレイ基板30においてTFT32の形成領域以外の領域を含みつつ概ね全域に亘って均一な膜厚で形成されている。
上記したTFT32、画素電極33、及び各配線34,35,36等の薄膜をアレイ基板30上に形成するに際しては、既知のフォトリソグラフィ法が用いられ、そのために各種製造装置50〜56が用いられている。具体的には、製造装置50〜56としては、図6に示すように、洗浄装置50、成膜装置51、洗浄装置50A、レジスト塗布装置52、露光装置53、現像装置54、洗浄装置50B、エッチング装置55、及びレジスト剥離装置56が用いられる。そして、アレイ基板30を構成するガラス基板30Aには、洗浄装置50による洗浄工程、成膜装置51による成膜工程、洗浄装置50Aによる洗浄工程、レジスト塗布装置52によるレジスト塗布工程、露光装置53による露光工程、現像装置54による現像工程、洗浄装置50Bによる洗浄工程、エッチング装置55によるエッチング工程、レジスト剥離装置56によるレジスト剥離工程を経ることで、目的の薄膜が所定のパターンで形成され、この手順を各薄膜について繰り返し行うことで、各薄膜が順に積層されて形成される。
具体的には、洗浄工程では、洗浄装置50により、各薄膜を形成する前のガラス基板30A上に洗浄液を供給することでガラス基板30Aを洗浄し、ガラス基板30A上の塵や埃等を除去する。成膜工程では、成膜装置51により、形成する薄膜の材料をガラス基板30Aの板面に対して均一な膜厚となるように成膜する。この成膜装置51としては、具体的には、CVD装置、スパッタ装置、真空蒸着装置等が用いられる。その後、成膜に伴う残余物質やゴミを除去するために洗浄装置50Aにより基板を洗浄する。次に、レジスト塗布工程では、レジスト塗布装置52により、成膜装置51によって成膜された材料膜に対してフォトレジストを均一な膜厚となるように塗布して積層形成する。このとき、フォトレジストとしては、ポジ型、またはネガ型のものが用いられる。露光工程では、露光装置53により、レジスト塗布装置52により塗布されたフォトレジストに対して、所定のパターンを有するフォトマスクを介してUV光等を照射することで、フォトマスクのパターンに応じた範囲を露光する。
現像工程では、現像装置54により、ガラス基板30Aの板面上に現像液を供給することで、フォトレジストを現像し、露光領域又は非露光領域のいずれかを除去する。現像液等の残渣物を洗浄すべく洗浄装置50Bにより基板を洗浄した後、エッチング工程では、エッチング装置55により、材料膜のうち残されたフォトレジストによって覆われていない領域をエッチングして除去することで、材料膜をパターニングする。エッチング装置55としては、具体的には、エッチングガスやイオン、ラジカルによって材料膜をエッチングするドライエッチング装置やエッチング液によって材料膜をエッチングするウェットエッチング装置等が用いられる。このうちウェットエッチング装置では、ガラス基板30Aの板面上にエッチング液を供給することで、材料膜をエッチングする。レジスト剥離工程では、レジスト剥離装置56により、ガラス基板30Aの板面上にレジスト剥離液を供給することで、残されたフォトレジストを除去する。
上記した各製造装置50〜56のうち、洗浄装置は、上記した成膜前後の洗浄工程、及び現像後の洗浄工程以外にも、他の製造装置51〜56による工程の後で使用される場合がある。具体的には、例えばエッチング装置55としてドライエッチング装置を用いた場合、そのエッチング工程の後にドライエッチングによる残渣物を除去するために洗浄工程を行う場合があり、その洗浄工程においても、上記した洗浄装置が用いられる。
さて、上記した製造装置50〜56のうち、ガラス基板30A上に液体を供給して処理を行うもの、具体的には洗浄装置50、50A、50B、レジスト塗布装置52、現像装置54、ウェットエッチングを行うエッチング装置55、及びレジスト剥離装置56には、ガラス基板30Aを搬送するための共通の搬送装置60が採用されている。以下では、洗浄装置50内における搬送装置60の構成について詳しく説明する。なお、図7から図12では、X軸方向がガラス基板30Aの搬送方向とされ、図7及び図8では、図の左側が搬送方向の上流側、図の右側が搬送方向の下流側とされる。また、図7、図8、及び図10から図12では、図の上側を搬送装置60の上側とし、図の下側を搬送装置60の下側とする。また、洗浄装置50、レジスト塗布装置52、現像装置54、ウェットエッチングを行うエッチング装置55、及びレジスト剥離装置56は、それぞれウェットプロセス装置の一例である。
洗浄装置50は、図7に示すように、外部雰囲気から隔てられた洗浄槽(ウェットプロセス槽の一例)50Aと、この洗浄槽50A内に配設された搬送装置60と、を備える構成とされる。また、洗浄槽50Aの上側には、搬送装置60によって搬送されるガラス基板30A上に洗浄液を噴射する図示しないノズルが複数設けられている。洗浄装置50では、ノズルから噴射された洗浄液は回収され、図示しない循環装置により循環されて再び洗浄液として使用されるようになっている。洗浄装置50において、ガラス基板30Aは、各種薄膜の形成面又は形成予定面が上側に向けられて搬送方向の上流側に投入され、その長辺方向がX軸方向に沿うとともにその短辺方向がY軸方向に沿った姿勢で、搬送装置60によって搬送方向の上流側から下流側へと搬送される(図7及び図8の矢印参照)。
搬送装置60は、図7及び図8に示すように、軸状に延在し、ガラス基板30Aを搬送方向に沿って搬送する複数の搬送ローラ62と、各搬送ローラ62の両端部をその軸周りに回転可能に支持する軸受部64と、所定の高さ位置に固定されて軸受部64を保持する一対のフレーム(保持部材の一例)66,67とを備えている。このうち一対のフレーム66,67は、ガラス基板30Aの搬送方向に沿って延在する形状とされ、各搬送ローラ62の取付位置に対応する位置に凹状に凹んでなる複数の凹状部66A1を有している。各凹状部66A1は、上方に開口する形で、ガラス基板30Aの搬送方向に沿って間欠的に設けられている。
各搬送ローラ62は、一対のフレーム66,67の間に架け渡され、その延在方向がY軸方向に沿った姿勢で、搬送方向に沿って所定の間隔で並列配置されている。各搬送ローラ62は、図7及び図8に示すように、金属製のシャフト部62Aと、シャフト部62Aに取り付けられた合成樹脂製の複数の基板支持部62Bとを有している。シャフト部62Aの両端部における先端は、図11に示すように、それぞれシャフト部62Aの他の部位より縮径された縮径部62A1とされている。各基板支持部62Bは、シャフト部62Aよりも径大な円板状とされ、搬送ローラ62の延在方向において所定の間隔を空けてシャフト部62Aに取り付けられている。ガラス基板30Aは、各種薄膜の形成面又は形成予定面とは反対側の板面が搬送ローラ62の基板支持部62Bによって継続的に支持されながら、搬送方向に沿って搬送される。なお搬送装置60は、図8に示すように、各搬送ローラ62をその軸周りに回転させるための回転機構68を備えている。回転機構68は、各搬送ローラ62の延在方向の一端側(図8における図面上側)に設けられ、複数のギアを備えて構成される。
軸受部64は、図10に示すように、いわゆるボールベアリングであり、搬送ローラ62のシャフト部62Aにおける縮径部62A1の軸周りの外側に配されている。軸受部64は、環状とされた金属製の環状部64Aと、縮径部62A1と環状部64Aとの間に介在する金属製の複数のボール64Bと、を有している。軸受部64は、環状部64Aの下側部分が各フレーム66,67の凹状部66A1に接着固定されることで、フレーム66に対して保持されている。環状部64Aのうちシャフト部62Aの縮径部62A1と対向する部位には、図11に示すように、内側に窪んでなるとともに各ボール64Bの一部が入り込んだ軸受側凹部(摺接部位の一例)64A1が設けられている。この軸受側凹部64A1は、環状部64Aに沿って溝状に設けられている。一方、シャフト部62Aの縮径部62A1において軸受側凹部64A1と対向する部位には、同様に内側に窪んでなるとともに各ボール64Bの一部が入り込んだ溝状のシャフト側凹部62A2が設けられている。このシャフト側凹部62A2は、縮径部62A1の外周に沿って溝状に設けられている。
各ボール64Bが入り込んだ軸受側凹部64A1及びシャフト側凹部62A2が上記のような構成とされていることで、各ボール64Bは、環状部64Aによって摺動可能に支持された状態となっている。換言すれば、軸受部64は、各軸受側凹部64A1において、ボール64Bを介して搬送ローラのシャフト部62Aと摺接している。上述したように軸受部64はフレーム66によって保持されているため、軸受部64の環状部64Aと搬送ローラ62のシャフト部62A(縮径部62A1)との間で各ボール64Bが摺動することで、環状部64Aは回転せず、上記回転機構68によって搬送ローラ62のみがその軸周りに回転するようになっている。
各フレーム66,67の構成についてさらに詳しく説明する。各フレーム66は、図11に示すように、フレーム66の主要部分を構成する本体部66Aと、外板66Bと、複数の内板66Cと、を有している。このうち本体部66Aには、上述した凹状部66A1が設けられている。なお、一対のフレーム66,67は、その一部が互いに異なる構成とされる。まず、各搬送ローラ62の延在方向の他端側(図8における図面下側、回転機構68が設けられた側とは反対側)に設けられた図7に示すフレーム66(以下、「一方のフレーム66」と称する)の構成について説明する。
一方のフレーム66を構成する本体部66Aは、搬送方向(X軸方向)に沿って壁状に延在しており、凹状部66A1よりもやや下方に位置する部位のY軸方向における厚みが、軸受部64のY軸方向における幅寸法よりも大きいものとなっている。具体的には、本体部66Aは、凹状部66A1よりもやや下方に位置する部位が、搬送ローラ62におけるシャフト部62Aの縮径部62A1の先端よりも外側(図11で示す左側、搬送ローラ62の延在方向における中心側とは反対側)に迫り出している(以下、この迫り出した部位を「迫り出し部66A2」と称する)。外板66Bは、透明な合成樹脂製の板状部材とされ、上下方向(Z軸方向)においてその上端が搬送ローラ62の回転軸とほぼ同じ高さに位置した状態で、その下側部分が上記迫り出し部66A2の外面(図11で示す左側の面)に貼り付け固定されている。複数の内板66Cは、板状部材とされ、上下方向においてその上端が搬送ローラ62におけるシャフト部62Aの縮径部62A1と近接した状態で、その下側部分が本体部66Aの内面のうち各凹状部66A1と対応する位置にそれぞれ貼り付け固定されている。なお、図10及び図12に示すように、本体部66Aにおける各凹状部66A1の上方には、軸受部64が凹状部66A1から上方に抜けることを防止する抜け防止板69(図10及び図12を除く各図面では図示を省略している)が取り付けられている。
一方のフレーム66が上記のような構成とされることで、当該一方のフレーム66において本体部66Aと外板66Bと複数の内板66Cとによって囲まれる部分には、図9及び図11に示すように、液体を収容可能な液体収容部70が形成されている。ここで、上述したように、複数の内板66Cは、その上端が搬送ローラ62におけるシャフト部62Aの縮径部62A1と近接した状態で配されているので、図11に示すように、液体収容部70内には、軸受部64の軸受側凹部64A1の少なくとも一部が露出するものとされている。なお、一方のフレーム66において、本体部66Aにおける上記迫り出し部66A2は、搬送方向の上流側端部から下流側端部に亘って設けられている。このため、一方のフレーム66における液体収容部70は、図7及び図8に示すように、搬送方向の上流側端部から下流側端部に亘って溝状に延在している。
本体部66Aにおける搬送方向の上流側端部には、図7に示すように、液体収容部70内に液体を供給するための円形の供給口(液体供給部の一例)66A3が液体収容部70内に露出する形で設けられている。一方、本体部66Aにおける搬送方向の下流側端部には、図7及び図9に示すように、液体収容部70内の液体を外部に排出するための円形の排水口(液体排出部の一例)66A4が液体収容部70内に露出する形で設けられている。また、図7に示すように、上記供給口66A3には、洗浄装置50の外部から当該供給口66A3へ液体を供給するための供給管72の一端が取り付けられており、上記排出口66A4には、当該排出口66A4から洗浄装置50の外部へ液体を排出するための排出管74の一端が取り付けられている。このような構成とされることで、一方のフレーム66では、洗浄装置50の外部から供給口66A3を介して液体収容部70内に供給された液体が、液体収容部70内を搬送方向の上流側から下流側に向かって流れ、排出口66A4から洗浄装置50の外部へと排出されるようになっている。なお、上述したように外板66Bは透明とされているので、液体収容部70内に液体が収容された状態では、液体収容部70内の液体を搬送装置60の側方から視認することができる。
本実施形態では、液体収容部70内に供給される液体の一例として純水W1を例示する(図7、図8、図11及び図12参照)。一方のフレーム66では、液体収容部70内に純水W1が流し込まれると、図11及び図12に示すように、液体収容部70内に露出する軸受部64の軸受側凹部64A1の一部が純水W1に浸った状態となる。ここで、本実施形態の搬送装置60では、搬送ローラ62の回転時にスリップ等によって搬送ローラ62と軸受部64との間が摺動することで、軸受部64の軸受側凹部64A1が摩耗し、当該軸受側凹部64A1から錆粉等の塵や埃が発生することがある。この点、搬送装置60における一方のフレーム66では、一方のフレーム66側に配された軸受部64の軸受側凹部64A1に錆粉等の塵や埃が発生した発生した場合であっても、液体収容部70内に純水W1が流し込まれ、錆粉等の塵や埃が発生した軸受側凹部64A1が上述したように純水W1に浸った状態となることで、当該塵や埃が軸受側凹部64A1から流し落とされるようになっている。また、軸受側凹部64A1のうち液体収容部70内に露出する部位以外の部位に上記塵や埃が発生した場合であっても、搬送ローラ62の回転に伴って当該塵や埃が軸受側凹部64Aに沿って液体収容部70内に露出する軸受側凹部64A1の部位まで移動することで、当該塵や埃が液体収容部70内の純水W1によって流し落とされるようになっている。
次に、各搬送ローラ62の延在方向の一端側(図8における図面上側、回転機構68が設けられた側)に設けられたフレーム67(以下、「他方のフレーム67」と称する)の構成について簡単に説明する。他方のフレーム67では、図8に示すように、本体部と外板と複数の内板とによって囲まれる部分に形成される液体収容部71が、一方のフレーム66のように搬送方向の上流側端部から下流側端部に亘って設けられておらず、搬送方向に沿って間欠的に複数形成されている。このため、他方のフレーム67では、液体収容部71内に流し込まれた純水W1が、搬送方向の上流側から下流側に向かって流れるようになっておらず、液体収容部71内に貯留されるようになっている。このような構成であっても、液体収容部71内に純水W1が流し込まれると、液体収容部71内に露出する軸受部64の軸受側凹部64A1が純水W1に浸った状態となる。このため、他方のフレーム67側に配された軸受部の軸受側凹部に錆粉等の塵や埃が発生した発生した場合、液体収容部70内に純水W1が流し込まれ、錆粉等の塵や埃が発生した軸受側凹部が搬送ローラ62の回転に伴って上述したように純水W1に浸った状態となることで、当該塵や埃が軸受側凹部から流し落とされるようになっている。
ところで、本実施形態の洗浄装置50では、軸受部64の軸受側凹部64A1から発生した錆粉等の塵や埃がノズルから噴射される洗浄液に混入することがある。そして、上述したように洗浄装置50ではノズルから噴射された洗浄液が循環されて再び洗浄液として使用されるようになっているため、アレイ基板30の製造過程において、洗浄装置50が他の製造装置51〜56による工程の後で使用されると、上記塵や埃が混入した洗浄液がガラス基板30A上に噴射されることがある。このため、洗浄装置50が他の製造装置51〜56による工程の後で使用される場合、軸受側凹部64A1から発生した錆粉等の塵や埃が洗浄液に紛れて例えばガラス基板30A上に成膜された上記ゲート絶縁膜37や上記層間絶縁膜39に付着し、ゲート絶縁膜異物又は層間絶縁膜異物として検出されることがある。
また、洗浄装置50が他の製造装置51〜56による工程の後で使用される場合、軸受側凹部64A1から発生した塵や埃が洗浄液に紛れて例えばガラス基板30A上に成膜された上記ゲート絶縁膜37や上記層間絶縁膜39に付着し、ゲート絶縁膜37や層間絶縁膜39の一部と共にガラス基板30Aから剥がれることで、ゲート絶縁膜欠損又は層間絶縁膜欠損として検出されることがある。このような異物や欠損が検出されたアレイ基板30は、不良品とされる。この点、上記の洗浄装置50が備える搬送装置60では、上述したように、軸受側凹部64A1から発生した塵や埃が液体収容部70内に流し込まれた純水W1によって流し落とされるため、アレイ基板30の製造過程において、軸受側凹部64A1から発生した塵や埃に起因してアレイ基板30に不良品が発生することが防止ないし抑制される。
以上説明したように本実施形態の洗浄装置50が備える搬送装置60では、液体収容部70内に純水W1を流し込むことで、軸受部64の軸受側凹部64A1のうち液体収容部70内に露出する部位を純水W1に浸らせることができる。その結果、液体収容部70内の純水W1が軸受部64の潤滑剤として機能し、軸受部64の軸受側凹部64A1に塵や埃が発生することを防止ないし抑制することができる。また、軸受部64の軸受側凹部64A1に塵や埃が発生したとしても、液体収容部70内の純水W1によって上記塵や埃を当該軸受側凹部64A1から流し落とすことができ、上記塵や埃がガラス基板30A上に付着することを防止ないし抑制することができる。また、フレーム66,67に上記のような構成とされた液体収容部70を設けるのみで上記塵や埃のガラス基板30Aへの付着を防止ないし抑制できるので、装置が大型化することを回避することができる。このように、本実施形態の搬送装置60では、装置の大型化を回避しながら、軸受部64の軸受側凹部64A1から発生した塵や埃が搬送対象であるガラス基板30Aに付着することを防止ないし抑制することができる。
また本実施形態では、一方のフレーム66側に設けられた液体収容部70が溝状に延在するものとされている。さらに、一方のフレーム66側において、搬送方向(液体収容部70の延在方向)の上流側端部に液体収容部70内に純水W1を供給する供給口66A3が設けられ、搬送方向の下流側端部に液体収容部70内を流れる純水W1を排出する排出口66A4が設けられている。このような構成とされていることで、一方のフレーム66側では、供給口66A3から液体収容部70内に新たな純水W1が順次供給されるとともに、軸受側凹部64A1に発生した塵や埃を流し落とした純水W1が排出口66A4において液体収容部70から順次排出される。このため、搬送方向の上流側から下流側に向かって溝状の液体収容部70内を純水W1が流れる力によって、軸受部64の軸受側凹部64A1に発生した塵や埃等を効果的に流し落とすことができる。
また本実施形態では、上述したように軸受部64び軸受側凹部64A1から発生した塵や埃が洗浄液に紛れて搬送対象であるガラス基板30Aに付着することを防止することができる。その結果、アレイ基板30の製造過程において、上記塵や埃に起因してアレイ基板30に不良品が発生することを防止ないし抑制することができる。
また本実施形態では、上述したように、液体収容部70内に純水W1を流し込むことで、液体収容部70内の純水W1がボールベアリングとされた軸受部64の潤滑剤としても機能する。このため、軸受部64によって回転可能に支持される搬送ローラ62の回転性能を良好な状態に保つことができる。
<実施形態2>
図13及び図14を参照して実施形態2を説明する。実施形態2は、搬送装置における搬送ローラ162の構成、軸受部164の構成、軸受部164による搬送ローラ162の支持態様、及びフレーム166における軸受部164の保持態様が実施形態1のものとそれぞれ異なっている。その他の構成については実施形態1と同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図13、図14において、それぞれ図10、図11の参照符号に数字100を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
本実施形態の洗浄装置が備える搬送装置では、実施形態1のものと異なり、ボールベアリングとされた軸受部164が、搬送ローラ162のシャフト部162Aの軸周りの内側に配されている。即ち、図13に示すように、搬送ローラ162のシャフト部162Aが筒状とされ、内部が中空とされるとともに、その全体が均一な径となっている。一方、軸受部164は、図13及び図14に示すように、円柱状とされるとともに搬送ローラ162のシャフト部162Aの内径よりも径小とされた金属製の円柱部164Aと、シャフト部162Aと円柱部164Aとの間に介在する金属製の複数のボール164Bと、を有している。軸受部164は、円柱部164Aの外面がフレーム166の本体部166Aにおける内面に接着固定されることで、フレーム166に対して保持されている。円柱部164Aのうちシャフト部162Aと対向する部位には、図14に示すように、内側に窪んでなるとともに各ボール164Bの一部が入り込んだ溝状の軸受側凹部(摺接部位の一例)164A1が設けられている。一方、シャフト部162Aにおいて軸受側凹部164A1と対向する部位には、同様に内側に窪んでなるとともに各ボール164Bの一部が入り込んだ溝状のシャフト側凹部162A2が設けられている。
各ボール164Bが入り込んだ軸受側凹部164A1及びシャフト側凹部162A2が上記のような構成とされていることで、各ボール164Bは、円柱部164Aによって摺動可能に支持された状態となっている。換言すれば、軸受部164は、各軸受側凹部164A1において、ボール164Bを介して搬送ローラのシャフト部162Aと摺接している。上述したように本実施形態の軸受部164はその円柱部164Aがフレーム166によって保持されているため、軸受部164の円柱部164Aと搬送ローラ162のシャフト部162Aとの間で各ボール164Bが摺動することで、円柱部164Aは回転せず、図示しない回転機構によって搬送ローラ162のみがその軸周りに回転するようになっている。
フレーム166を構成する本体部166Aは、実施形態1と同様に搬送方向(X軸方向)に沿って壁状に延在している。本体部166Aは、その内面(軸受部164の円柱部164Aが接着された面)の上端が当該円柱部164Aの上端とほぼ一致しており、その外面側が当該円柱部164Aの上端よりもやや下方に位置するように段差をなして外面側に迫り出した迫り出し部166A2となっている。外板166Bは、透明な合成樹脂製の板状部材とされ、上下方向(Z軸方向)においてその上端が搬送ローラ162におけるシャフト部162Aよりもやや上方に位置する形で、本体部166Aの外面に接着固定されている。複数の内板166Cは、板状部材とされ、上下方向においてその上端が軸受部164の円柱部164Aの上端よりもやや上方に位置した状態で、各軸受部164の円柱部164Aにおける内面にそれぞれ貼り付け固定されている。
本実施形態では、搬送ローラ162、軸受部164、及びフレーム166がそれぞれ上記のような構成とされることで、フレーム166において本体部166Aと外板166Bと複数の内板166Cとによって囲まれる部分に、図13及び図14に示すように、液体を収容可能な液体収容部170が形成されている。ここで、上述したように、複数の内板166Cは、その上端が軸受部164の円柱部164Aの上端よりもやや上方に位置した状態で配されているので、図14に示すように、液体収容部170内には、軸受部164の軸受側凹部164A1の少なくとも一部が露出するものとされている。なお、本実施形態における液体収容部170は、実施形態1と同様に、搬送方向の上流側端部から下流側端部に亘って溝状に延在しており、本体部166Aにおける搬送方向の上流側端部に供給口、本体部166Aにおける搬送方向の下流側端部に排出口がそれぞれ設けられている。また、フレーム166の本体部166Aには、軸受部164の下方に位置する受け板168が取り付けられており、これにより、ボール164Bのうち図14において下側に位置するボール164Bから漏れる液体(洗浄液)を受けることが可能とされ、受けた液体は排出樋169から外部へ排出されるものとなっている。
以上説明したように本実施形態においても、液体収容部170内に軸受側凹部164A1の少なくとも一部が露出することで、実施形態1と同様に、液体収容部170内に純水W1を流し込むことで、軸受部164の軸受側凹部164A1のうち液体収容部170内に露出する部位を純水W1に浸らせることができる。その結果、軸受部164の軸受側凹部164A1に塵や埃が発生したとしても、液体収容部170内の純水W1によって上記塵や埃を当該軸受側凹部164A1から流し落とすことができ、上記塵や埃が搬送対象であるガラス基板上に付着することを防止ないし抑制することができる。また、搬送方向の上流側から下流側に向かって溝状とされた液体収容部170内を新たな純水W1が順次流れることとなるため、液体収容部170内を純水W1が流れる力によって、軸受部164の軸受側凹部164A1に発生した塵や埃等を効果的に流し落とすことができる。
<実施形態3>
図15及び図16を参照して実施形態3を説明する。実施形態3は、搬送装置260におけるフレーム266の構成が実施形態1のものとそれぞれ異なっている。その他の構成については実施形態1と同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図15、図16において、それぞれ図7、図9の参照符号に数字200を加えた部位は、実施形態1で説明した部位と同一である。
本実施形態の洗浄装置250が備える搬送装置260では、図15及び図16に示すように、フレーム266における本体部266Aの迫り出し部(凹状部266A1よりもやや下方に位置する部位において外側に迫り出した部位)において、隣り合う凹状部266A1の間に液体収容部270を隔てる隔壁266A3がそれぞれ設けられている。その結果、フレーム266では、1つの軸受部264に1つの液体収容部270が対応する形で、搬送方向に沿って隔壁266A3によって隔てられた複数の液体収容部270が形成されている。従って、各液体収容部270内には、軸受部264の軸受側凹部264A1の少なくとも一部が露出した状態となっている。そして、各液体収容部270内に流し込まれた純水W1は、実施形態1における他方のフレーム67側に設けられた液体収容部71と同様に、液体収容部270内に貯留されるようになっている。
本実施形態では、搬送装置260において、上記のように1つの軸受部264に1つの液体収容部270が対応する形で複数の液体収容部270が形成されている場合であっても、各液体収容部270内に純水W1が流し込まれると、各液体収容部270内に露出する軸受部264の軸受側凹部264A1の各々が純水W1に浸った状態となる。このため、各軸受部264の軸受側凹部264A1に塵や埃が発生したとしても、液体収容部270内の純水W1によって上記塵や埃を当該軸受側凹部264A1から流し落とすことができ、上記塵や埃が搬送対象であるガラス基板230A上に付着することを防止ないし抑制することができる。
上記の各実施形態の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の各実施形態では、洗浄装置が備える搬送装置の構成について例示したが、洗浄装置以外でガラス基板に対してウェットプロセスを施す装置、即ちレジスト塗布装置、現像装置、ウェットエッチングを行うエッチング装置、及びレジスト剥離装置の各装置に上述したような液体収容部が設けられた搬送装置を適用してもよい。この場合、各装置において用いる処理液に軸受部の軸軸受側凹部から発生した塵や埃が紛れ込んだとしても、当該塵や埃を液体収容部内に流し込まれた純水によって流し落とすことができ、当該塵や埃が搬送装置によって搬送されるガラス基板上に付着することを防止ないし抑制することができる。
(2)上記の各実施形態では、アレイ基板の製造過程において用いられる洗浄装置を例示したが、カラーフィルタ基板の製造過程に用いられる洗浄装置に本発明を適用してもよい。この場合、軸受側凹部から発生した塵や埃に起因してカラーフィルタ基板に不良品が発生することを防止ないし抑制することができる。
(3)上記の各実施形態では、液体収容部に流し込まれる液体の一例として純水を例示したが、液体収容部に流し込まれる液体は、軸受部の軸受側凹部から発生した塵や埃を流し落とすことができる程度の粘度の液体であればよく、純水に限定されない。
(4)上記の各実施形態では、搬送装置に搬送される搬送対象部材の一例としてガラス基板を例示したが、搬送装置に搬送される搬送対象部材はガラス基板に限定されない。搬送対象部材がガラス基板以外で合っても、本発明を適用することで、軸受部の軸受側凹部から発生した塵や埃が当該搬送対象部材に付着することを防止ないし抑制することができる。
(5)上記の各実施形態では、軸受部がボールベアリングとされた構成を例示したが、軸受部がボールベアリング以外の構成とされていてもよい。この場合であっても、本発明を適用することで、軸受部の摺接部位から発生した塵や埃が搬送対象部材に付着することを防止ないし抑制することができる。
(6)上記の各実施形態以外にも、保持部材における液体収容部の形状及び構成については、適宜に変更可能である。
以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
次に、実施例によって本発明を具体的に説明する。実施例では、アレイ基板の製造過程において、洗浄装置が備える搬送装置に対する本発明の適用前後で、ガラス基板上に成膜されたゲート絶縁膜のゲート絶縁膜異物、ゲート絶縁膜欠損、及びガラス基板上に成膜された層間絶縁膜の層間絶縁膜異物、層間絶縁膜欠損をそれぞれ検出した。なお、図17及び図18における数値は、個別不良率(検査を行った総個体数に対する不良品が発生した個体の割合)を百分率(%)で示したものである。
図17に示すように、検出されたゲート絶縁膜異物及びゲート絶縁膜欠損については、本発明の適用前後で大きな減少が見られた。従って、本発明の適用により、軸受部の軸受側凹部から発生した塵や埃に起因してアレイ基板上のゲート絶縁膜にゲート絶縁膜異物やゲート絶縁膜欠損が発生することを防止ないし抑制できたことが確認できた。
また、図18に示すように、検出された層間絶縁膜異物及び層間絶縁膜欠損については、層間絶縁膜欠損については本発明の適用前後で大きな変化は見られないものの、層間絶縁膜異物については本発明の適用前後で大きな減少が見られた。従って、本発明の適用により、軸受部の軸受側凹部から発生した塵や埃に起因してアレイ基板上の層間絶縁膜に層間絶縁膜異物が発生することを防止ないし抑制できたことが確認できた。
以上の結果より、アレイ基板の製造過程に用いる洗浄装置に本発明を適用することで、軸受部の軸受側凹部から発生した塵や埃に起因してアレイ基板に不良品が発生することを防止ないし抑制できることを確認することができた。
10:液晶表示装置、11:液晶パネル、20:カラーフィルタ基板、30:アレイ基板、30A:ガラス基板、37:ゲート絶縁膜、39:層間絶縁膜、50,250:洗浄装置、50A,250A:洗浄槽、60:搬送装置、62,162,262:搬送ローラ、62A,162A,262A:シャフト部、62A1,262A1:縮径部、62B,262B:基板支持部、64,164,262:軸受部、64A,164A:環状部、64A1,164A1,264A1:軸受側凹部、64B,164B,264B:ボール、66,67,166,266:フレーム、66A,166A,266A:本体部、66A3:供給口、66A4:排出口、66B,166B,266B:外板、66C,166C:内板、70,71,170.270:液体収容部、72,272:供給管、74,274:排出管、264A:円柱部、W1:純水

Claims (6)

  1. 軸状に延在し、基板を搬送方向に沿って搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラをその軸周りに回転可能に支持する軸受部と、
    前記軸受部を保持する保持部材であって、液体を収容する液体収容部を有し、該液体収容部内に前記軸受部の摺接部位の少なくとも一部が露出するものとされた保持部材と、を備え、
    前記搬送ローラはその延在方向が前記搬送方向と直交する形で該搬送方向に複数が並列配置され、
    前記軸受部は前記搬送ローラの両端部にそれぞれ配され、
    前記液体収容部、複数の前記軸受部の前記露出する部位が前記液体に浸かるよう、前記搬送方向に沿って複数の前記軸受部に跨がるように溝状に延在する、搬送装置と、
    前記搬送方向に沿って搬送される前記基板にウェットプロセスを施すウェットプロセス槽と、を備え、
    前記保持部材は、搬送方向に沿って壁状に延在する本体部であって、当該本体部における前記軸受部を保持する部分の下方が、前記搬送装置の外側に迫り出した迫り出し部として構成される本体部と、前記本体部とは別部材にて構成され前記迫り出し部の外面に固定される外板と、前記本体部とは別部材にて構成され前記本体部の前記軸受部を保持する部分の内側に固定される内板と、を備え、
    前記液体収容部は、前記本体部と前記外板と複数の前記内板で形成され
    前記外板の下側部分が前記迫り出し部の外面に固定され、
    複数の前記内板は、その上端が前記搬送ローラのシャフト部の縮径部と近接した状態で、その下端が前記本体部の前記軸受部を保持する部分の内側に固定されているウェットプロセス装置。
  2. 前記外板は、その上端が前記搬送ローラの回転軸とほぼ同じ高さに位置され、
    複数の前記内板は、その上端が、前記搬送ローラのシャフト部の外面よりも前記シャフト部の径方向において内側に入り込むよう前記縮径部に近接している請求項1に記載のウェットプロセス装置。
  3. 前記軸受部は、前記搬送ローラの軸周りに配された環状の環状部と、前記搬送ローラと前記環状部との間に介在し、前記環状部によって摺動可能に支持される複数のボールと、を有するボールベアリングであり、
    前記摺接部位は、前記環状部のうち前記複数のボールを支持する部位である、請求項1または2に記載のウェットプロセス装置。
  4. 前記液体収容部の延在方向の一端部に前記液体収容部内に液体を供給する液体供給部が設けられ、前記液体収容部の延在方向の他端部に前記液体収容部内を流れる液体を排出する液体排出部が設けられており、前記一端部側から前記他端部側に向かって前記液体収容部を液体が流れる、請求項1から3のいずれか1項に記載のウェットプロセス装置。
  5. 前記液体収容部は、前記一端部が前記搬送方向の上流側に配されるとともに前記他端部が前記搬送方向の下流側に配され、前記搬送方向の上流側から下流側に向かって前記液体収容部を液体が流れる、請求項4に記載のウェットプロセス装置。
  6. 前記外板は、透明な板状部材からなる、請求項1から4のいずれか1項に記載のウェットプロセス装置。
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