JP2008082547A - 転がり軸受の潤滑方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】転がり軸受の寿命を低下させることなく、動力損失を低減することが可能な転がり軸受の潤滑方法を提供する。
【解決手段】転がり軸受の潤滑方法は、円環状の外輪転走面が形成された外輪11と、外輪転走面に対向する円環状の内輪転走面が形成された内輪12と、転動体転走面が形成され、外輪転走面および内輪転走面の各々に転動体転走面において接触し、円環状の軌道上に配置される複数の玉13とを備えた転がり軸受としての深溝玉軸受1の潤滑方法である。そして、外輪11および内輪12に挟まれる空間である軌道空間15には、直径が中央油膜厚さ以下の気泡32を含む潤滑油31が供給される。
【選択図】図1
【解決手段】転がり軸受の潤滑方法は、円環状の外輪転走面が形成された外輪11と、外輪転走面に対向する円環状の内輪転走面が形成された内輪12と、転動体転走面が形成され、外輪転走面および内輪転走面の各々に転動体転走面において接触し、円環状の軌道上に配置される複数の玉13とを備えた転がり軸受としての深溝玉軸受1の潤滑方法である。そして、外輪11および内輪12に挟まれる空間である軌道空間15には、直径が中央油膜厚さ以下の気泡32を含む潤滑油31が供給される。
【選択図】図1
Description
本発明は、転がり軸受の潤滑方法に関し、より特定的には、動力損失を低減することが可能な転がり軸受の潤滑方法に関するものである。
近年、機械製品のさらなる高効率化の要求に伴い、機械製品に使用される転がり軸受に対して、一層の動力損失の低減が求められている。油潤滑により潤滑される転がり軸受において、動力損失が発生する主な原因としては、転がり軸受を構成する部品と潤滑油との相互作用に起因した抗力および転がり粘性抵抗が挙げられる。したがって、この抗力および転がり粘性抵抗を低減することにより、転がり軸受の動力損失を低減することができる。
ここで、抗力とは、転がり軸受の運転時において、転がり軸受を構成する転動体や保持器などが、潤滑油またはミスト状の潤滑油を含む気体中で運動する際に発生する抵抗である。また、転がり粘性抵抗は、流体潤滑部における、潤滑油のポアズイユ流れによる粘性せん断応力に起因する抵抗である。なお、転がり軸受の運転時において、見かけ上、転動体と軌道部材とが接触している領域においては、潤滑が正常に行なわれている場合、実際には転動体と軌道部材とは直接接触せず、両者が僅かに弾性変形し、油膜を挟んで対向している(弾性流体潤滑)。本明細書、特許請求の範囲、図面、要約書等においては、上記見かけ上、転動体と軌道部材とが接触している領域を流体潤滑部という。
軸受の動力損失を低減する方策としては、外レースと内レースとを有し、転動体を有さない軸受であるすべり軸受において、フリクションを低減する目的で、外レースと内レースとの間に介在する潤滑油中に数マイクロメートル〜数十マイクロメートル以下の微細な気泡を混在させる対策が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2006−22923号公報
しかし、転がり軸受は、すべり軸受とは異なり、転動体を有している。そのため、特許文献1に記載されたすべり軸受のフリクションを低減する対策を、そのまま転がり軸受に適用することはできない。すなわち、潤滑油中に数マイクロメートル〜数十マイクロメートル以下の微細な気泡を混在させた場合、転がり軸受の寿命が低下するという問題を生じる。
そこで、本発明の目的は、転がり軸受の寿命を低下させることなく、動力損失を低減することが可能な転がり軸受の潤滑方法を提供することである。
本発明に従った転がり軸受の潤滑方法は、円環状の第1転走面が形成された第1軌道部材と、第1転走面に対向する円環状の第2転走面が形成された第2軌道部材と、転動体転走面が形成され、第1転走面および第2転走面の各々に転動体転走面において接触し、円環状の軌道上に配置される複数の転動体とを備えた転がり軸受の潤滑方法である。そして、第1軌道部材および第2軌道部材に挟まれる空間である軌道空間には、直径が中央油膜厚さ以下の気泡を含む潤滑油が供給される。
本発明者は、油潤滑される転がり軸受に供給される潤滑油に含まれる気泡と、転がり軸受の抗力および転がり粘性抵抗との関係について検討を行なった。その結果、以下の知見を得た。
すなわち、転がり軸受の運転時に発生する抗力の大きさは、潤滑油の粘度に大きな影響をうける。これに対し、潤滑油に微細な気泡を含有させることにより、潤滑油の見かけの粘度を低下させ、抗力を抑制することができる。
また、流体潤滑部の入口側(流体潤滑部から見て、潤滑油が進入してくる側)において、潤滑油の欠乏状態、いわゆるスターベーションを発生させることにより、転がり粘性抵抗を低減することができる。上述のように、潤滑油に微細な気泡を含有させることにより、流体潤滑部の入口側における潤滑油の見かけの粘度が低下する。その結果、スターベーションと同様の効果が発生し、転がり粘性抵抗を抑制することができる。
一方、流体潤滑部の入口側においては、潤滑油に作用する圧力はほぼ常圧となっている。そのため、流体潤滑部の入口側における油膜厚さよりも大きい気泡が潤滑油中に存在する場合、当該領域において油膜切れが発生し、転動体と軌道部材とが直接接触するおそれがある。この場合、軌道部材に接触する転動体の表面、および転動体に接触する軌道部材の表面(転走面)に損傷が生じ、転がり軸受の寿命が大幅に低下するおそれがある。ここで、流体潤滑部の入口付近の油膜は、転動体が転走する方向における流体潤滑部の中央部での油膜の厚さ(中央油膜厚さ)と同等の厚みを有している。また、油潤滑される転がり軸受においては、中央油膜厚さは通常1μm程度となっている。そのため、上述の特許文献1に記載されたすべり軸受の場合と同様に、気泡の直径を数μm〜数十μmとした場合、油膜切れが生じる可能性が高い。そのため、転がり軸受では、気泡の直径を中央油膜厚さ以下とする必要がある。
なお、弾性流体潤滑の状態においては、出口付近に発生する圧力スパイクに起因した油膜のくびれが発生する。しかし、流体潤滑部の内部においては、潤滑油には極めて大きな圧力が作用しており、気泡は大幅に収縮し、または消滅している。そのため、気泡の大きさを当該くびれが発生した領域の油膜の厚さ(最小油膜厚さ)以下にまで抑制する必要はない。
以上のように、本発明の転がり軸受の潤滑方法によれば、寿命を低下させることなく、抗力および転がり粘性抵抗を低下させることにより、転がり軸受の動力損失を抑制することができる。
ここで、潤滑油に含まれる気泡の大きさを0.1μm未満とすると、一般的な気泡発生装置を用いた気泡の発生が困難となる。その結果、気泡を発生させるために特別な装置を使用する必要が生じ、潤滑を実施するためのコストが高くなる。そのため、潤滑油に含まれる気泡の大きさは、0.1μm以上とすることが好ましい。
また、潤滑油に含まれる気泡の割合(体積割合)が高くなるほど潤滑油の見かけの粘性が低下し、抗力および転がり粘性抵抗を低下させることができる。しかし、潤滑油の見かけの粘性が小さくなりすぎると、流体潤滑部における油膜厚さを十分に確保できなくなるおそれがある。その場合、転動体と軌道部材とが直接接触して表面に損傷を生じ、転がり軸受の寿命が低下する。気泡を含んだ潤滑油の粘度は、気泡の割合が多くなるほど見かけの粘度が低下すると考えられる。この見かけの粘度を用いて、玉軸受にあっては、たとえばHamrock−Dowsonの式(Transaction of ASME, Journal of Lubrication Technology,99(1977), 264)、ころ軸受にあってはたとえばDowson−Higginsonの式(Journal of Mechanical Engineering Science, 1(1959), 6)を用いて最小油膜厚さを求め、最小油膜厚さを合成最小自乗表面粗さで除した油膜パラメータが3以上となるように、気泡の割合を定めることができる。
一方、転がり軸受の摩擦トルクに対して抗力が支配的な場合においては、潤滑油に含まれる気泡の割合(体積割合)が10体積%よりも小さくなると、転がり粘性抵抗が支配的な場合においては、潤滑油に含まれる気泡の割合(体積割合)が15体積%よりも小さくなると、抗力および転がり粘性抵抗の低下率は10%以下となり、気泡の効果が十分に発揮されない。そのため、転がり軸受に供給される潤滑油に含まれる気泡の割合は、15体積%以上とすることが好ましい。
また、潤滑油に含まれる気泡を構成する気体としては、コストを低減する観点から空気を採用してもよいが、窒素、アルゴンなどの他の気体を採用してもよい。
さらに、潤滑油としては、鉱油、PAO(Poly−Alpha−Olefin;ポリアルファオレフィン)、シリコンオイル、エーテル、エステルなどを採用することができる。
また、潤滑油中の気泡の大きさは、たとえばCCDカメラでの撮影により測定することができる。さらに、潤滑油中の気泡の割合は、たとえば気泡を含んだ潤滑油の比重を測定することにより知ることができる。
上記転がり軸受の潤滑方法において好ましくは、上記気泡を含む潤滑油は、気泡が導入されてから以下の式(1)により算出される時間t以上の時間経過した後、軌道空間に供給される。
t=L/v・・・(1)
ここで、v=g×hC 2/(18×μ)、Lは上記気泡を含む潤滑油が時間t経過する間保持される際の潤滑油の深さ、vは気泡の浮上速度、gは重力加速度、μは潤滑油の動粘度、hCは上記中央油膜厚さである。
ここで、v=g×hC 2/(18×μ)、Lは上記気泡を含む潤滑油が時間t経過する間保持される際の潤滑油の深さ、vは気泡の浮上速度、gは重力加速度、μは潤滑油の動粘度、hCは上記中央油膜厚さである。
潤滑油中に導入された気泡は、浮力により当該潤滑油中を上昇し、液面に到達すると消失する。また、直径が大きいほど、気泡は潤滑油中を速く上昇する。上述のように、気泡が導入されてから時間t以上経過することにより、上記中央油膜厚さhC以上の直径を有する気泡は、液面に到達して消失する。その結果、中央油膜厚さを超える直径を有する気泡が、軌道空間に供給される潤滑油に混入することが抑制される。
上記転がり軸受の潤滑方法において好ましくは、上記気泡を含む潤滑油は、遠心力を付与された後、軌道空間に供給される。
気泡が導入された潤滑油に遠心力が付与されると、気泡よりも密度が大きい潤滑油は遠心力の向きに移動するとともに、潤滑油よりも密度が小さい気泡は遠心力と反対向きに移動する。このとき、気泡は潤滑油の粘性に抗して移動するため、比表面積の小さい気泡(直径が大きい気泡)は比表面積の大きい気泡(直径が小さい気泡)に比べて速く移動する。そのため、直径の大きい気泡が潤滑油から分離される。そして、直径の大きい気泡が分離された上記気泡を含む潤滑油を軌道空間に供給することにより、中央油膜厚さを超える直径を有する気泡が、軌道空間に供給される潤滑油に混入することを抑制することができる。
上記転がり軸受の潤滑方法において好ましくは、上記気泡を含む潤滑油は、超音波が印加された後、軌道空間に供給される。
上記気泡を含む潤滑油に超音波が印加されると気泡が分割され、気泡を微細化することができる。したがって、超音波が印加された後、上記気泡を含む潤滑油が軌道空間に供給されることにより、中央油膜厚さを超える直径を有する気泡が、軌道空間に供給される潤滑油に混入することを抑制することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の転がり軸受の潤滑方法によれば、転がり軸受の寿命を低下させることなく、動力損失を低減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である実施の形態1における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。また、図2は、図1の線分II−IIに沿う転がり軸受の概略断面図である。図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1における転がり軸受の潤滑方法を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である実施の形態1における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。また、図2は、図1の線分II−IIに沿う転がり軸受の概略断面図である。図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1における転がり軸受の潤滑方法を説明する。
図1を参照して、本実施の形態においては、転がり軸受である深溝玉軸受1は、その一部が潤滑油31に浸漬されており、油浴潤滑により潤滑されている。図2を参照して、深溝玉軸受1は、第1軌道部材としての環状の外輪11と、外輪11の内側に配置された第2軌道部材としての環状の内輪12と、外輪11と内輪12との間に配置され、図示しない円環状の保持器に保持された転動体としての複数の玉13とを備えている。外輪11の内周面には第1転走面としての外輪転走面11Aが形成されており、内輪12の外周面には第2転走面としての内輪転走面12Aが形成されている。そして、内輪転走面12Aと外輪転走面11Aとが互いに対向するように、外輪11と内輪12とは配置されている。さらに、複数の玉13は、内輪転走面12Aおよび外輪転走面11Aに接触し、かつ保持器により周方向に所定のピッチで配置されることにより、円環状の軌道上に転動自在に保持されている。以上の構成により、深溝玉軸受1の外輪11および内輪12は、互いに相対的に回転可能となっている。
すなわち、本実施の形態の転がり軸受としての深溝玉軸受1の潤滑方法は、円環状の第1転走面としての外輪転走面11Aが形成された第1軌道部材としての外輪11と、外輪転走面11Aに対向する円環状の第2転走面としての内輪転走面12Aが形成された第2軌道部材としての内輪12と、転動体転走面(表面)が形成され、外輪転走面11Aおよび内輪転走面12Aの各々に転動体転走面(表面)において接触し、円環状の軌道上に配置される複数の転動体としての玉13とを備えた転がり軸受の潤滑方法である。
そして、図1を参照して、外輪11および内輪12に挟まれる空間である軌道空間15、より具体的には軌道空間15内の流体潤滑部には、直径が中央油膜厚さ以下の気泡32を含む潤滑油31が油浴潤滑により供給されている。すなわち、図示しないオイルパンなどの潤滑油容器に溜められた潤滑油31は、潤滑油循環装置2により循環させられている。潤滑油循環装置2は、潤滑油31が通るための管である潤滑油管21と、空気などの気体が通るための気体管22と、潤滑油31および気体の混合物が通るための混合管23、24と、潤滑油31および気体を吸入し、潤滑油31および気体の混合物を潤滑油容器に吐出するポンプ25と、潤滑油31および気体の混合物から微細な気泡を含む潤滑油を製造するマイクロバブル発生装置26とを備えている。
ここで、マイクロバブル発生装置26としては、たとえば高速旋回流を用いる装置(たとえば、特開2000−447号公報参照)、細孔を用いる装置(たとえば、特開2001−58142号公報参照)、ベンチュリ管を用いる装置(たとえば、特開2000−447号公報参照)などを採用することができるが、他の機構により微細な気泡を発生させる装置を採用してもよい。たとえば、特開2005−245817号公報には、1μm以下の気泡を発生させる方法が示されている。
潤滑油管21は、一端において潤滑油容器内の潤滑油31に浸漬された開口を有し、他端において気体管22と連結されている。気体管22は、一端において大気中に開放された開口を有し、他端において潤滑油管21に連結されている。混合管23は、潤滑油管21と気体管22との連結部とポンプ25とを連結している。混合管24は、一端においてポンプ25に連結され、他端においてその一部が潤滑油容器内の潤滑油31に浸漬されたマイクロバブル発生装置26に連結されている。
次に、潤滑油循環装置2の動作について説明する。ポンプ25が作動すると、潤滑油管21に潤滑油31が吸い上げられて矢印Aの向きに移動するとともに、気体管22に空気が吸入されて矢印Bの向きに移動する。そして、混合管23において当該潤滑油31と気体が混合されてポンプ25内に吸入される。さらに、ポンプ25内に吸入された潤滑油31と気体との混合物は、混合管24に押し出され、矢印Cの向きに移動する。さらに、当該混合物は、マイクロバブル発生装置26に到達し、微細な気泡32を含む潤滑油31となる。そして、この微細な気泡32を含む潤滑油31が矢印Dの向きに沿って潤滑油容器内に吐出される。これにより、潤滑油31に気泡32が混入されつつ、潤滑油31が循環される。
次に、本実施の形態における転がり軸受の動力損失低減のメカニズムについて説明する。図3は、実施の形態1における外輪と転動体との間の流体潤滑部付近の状態を示す模式図である。なお、図3においては、流体潤滑部付近の圧力Pの分布が破線で示されている。また、図4は、本発明の範囲外の気泡が存在する場合の流体潤滑部付近の状態を示す模式図である。
図1を参照して、外輪11が図示しないハウジングなどに固定された状態で内輪12が矢印αの向きに回転すると、玉13は、矢印βの向きに回転する。その結果、図3を参照して、玉13と内輪12とは潤滑油31の油膜を挟んで弾性流体潤滑の状態を保ちつつ、玉13が内輪12の内輪転走面12A上を移動する。このとき、内輪12と玉13との間を矢印γの向きに相対的に移動する潤滑油31は、直径が中央油膜厚さhC以下の気泡32Aを含んでいる。そのため、潤滑油31の見かけの粘度が低下しており、上記玉13の移動に対して生じる抗力が抑制されている。また、流体潤滑部33の入口側(図3における流体潤滑部33の左側)においてスターベーションが発生し、転がり粘性抵抗が低減されている。
一方、流体潤滑部33の入口付近において、潤滑油31に作用する圧力は、ほぼ常圧である。そのため、上述の潤滑油31の相対的な移動に伴い、流体潤滑部33の入口に対して矢印γの向きに近づく気泡32Aは、流体潤滑部33の入口である気泡32Bの位置に到達するまでは、供給時の中央油膜厚さ以下の直径(マイクロバブル発生装置26により潤滑油31に混入された際の直径)をほぼ保っている。しかし、流体潤滑部33の内部においては、潤滑油31に極めて大きな圧力が作用している。そのため、気泡32Bは、気泡32Cの位置においては大幅に収縮し、気泡32Dの位置においては消滅している場合もある。ここで、流体潤滑部33の入口付近の油膜の厚さは、中央油膜厚さhCと同等の厚みである。また、Hamrock−Dowsonによれば中央油膜厚さhCは、以下の式(1)により表される。
一般に、中央油膜厚さhCは1μm程度となる。たとえば、深溝玉軸受6212について、潤滑油の粘度を0.054Pa・s、内輪回転速度を4000rpm、ラジアル荷重を基本動定格荷重の5%(2600N)とすると、内輪12と玉13との間の中央油膜厚さhCは、1.26μmとなる。気泡32の直径が中央油膜厚さhC以下である本実施の形態においては、内輪12と玉13との間に気泡32に起因した油膜切れは生じない。なお、ここには点接触の式のみを示したが、線接触の式の計算値は、点接触の式のkを十分大きくすることで近似できる。
一方、図4を参照して、中央油膜厚さhCを超える直径を有する気泡32Eを含む潤滑油31が供給される、本発明の範囲外の潤滑方法が採用された場合、入り口付近は常圧に近く、気泡は収縮しないので、入り口部で気泡32Fにより油膜切れが生じてしまう。弾性流体潤滑では、中央油膜厚さhCは入り口部の油膜厚さで決定されるため、結局、潤滑部全域で油膜切れが生じてしまうことになる。その結果、内輪12と玉13とが直接接触し、表面損傷を生じて、深溝玉軸受1の寿命が大幅に低下する。
なお、図3および図4を参照して、流体潤滑部33においては、出口付近に発生する圧力スパイクPSに起因した油膜のくびれ31Aが発生する。しかし、図3を参照して、本実施の形態における流体潤滑部33の内部においては、上述のように、気泡は大幅に収縮し、または消滅している。そのため、気泡32Aの大きさを最小油膜厚さhmin以下にまで抑制する必要はない。
以上のように、本実施の形態の転がり軸受の潤滑方法によれば、寿命を低下させることなく、抗力および転がり粘性抵抗を低下させることにより、転がり軸受の動力損失を抑制することができる。また、一般に、転がり軸受に作用する荷重や軸受の回転数に応じて、潤滑油の最適な粘度は変化する。本実施の形態における転がり軸受の潤滑方法によれば、潤滑油に含まれる気泡の量(体積割合)を変化させることで、潤滑油そのものを変更することなく、粘度を所望の値に制御することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、実施の形態2における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図5を参照して、実施の形態2における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図1に基づいて説明した実施の形態1の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態2は、潤滑油循環装置のマイクロバブル発生装置よりも下流側の構成において、実施の形態1とは異なっている。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、実施の形態2における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図5を参照して、実施の形態2における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図1に基づいて説明した実施の形態1の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態2は、潤滑油循環装置のマイクロバブル発生装置よりも下流側の構成において、実施の形態1とは異なっている。
すなわち、実施の形態2の潤滑油循環装置2は、マイクロバブル発生装置26に接続された潤滑油貯留槽29をさらに備えている。そして、マイクロバブル発生装置26から排出された気泡32を含む潤滑油31は、潤滑油貯留槽29において貯留された後、矢印Dの向きに沿って潤滑油容器内に吐出される。
より具体的には、マイクロバブル発生装置26において気泡32が導入された潤滑油31は、潤滑油貯留槽29において、以下の式(1)により算出される時間t以上の時間経過した後、矢印Dの向きに沿って潤滑油容器内に吐出され、軌道空間15に供給される。
t=L/v・・・(1)
ここで、v=g×hC 2/(18×μ)、Lは潤滑油貯留槽29内の潤滑油31の深さ、vは気泡32の浮上速度、gは重力加速度、μは潤滑油31の動粘度、hCは中央油膜厚さである。
ここで、v=g×hC 2/(18×μ)、Lは潤滑油貯留槽29内の潤滑油31の深さ、vは気泡32の浮上速度、gは重力加速度、μは潤滑油31の動粘度、hCは中央油膜厚さである。
一般に、転がり軸受における中央油膜厚さhCは、高々2μm程度である。また、マイクロバブル発生装置が稼動可能な流体の粘度を考慮すると、潤滑油としてはISO規格VG2〜32程度のものを採用することができる。ここで、たとえば潤滑油貯留槽29内の潤滑油31の深さを10mm、潤滑油31の動粘度を2mm2/sとすると、中央油膜厚さhCが2μmである場合、すなわち2μmを超える気泡32を液面まで到達させて消失させるためには、気泡32を含む潤滑油31を潤滑油貯留槽29内において2.5時間以上貯留した後、潤滑油容器内に吐出すればよい。
これにより、中央油膜厚さhC以上の直径を有する気泡は、潤滑油貯留槽29内において液面に到達して消失する。その結果、中央油膜厚さhCを超える直径を有する気泡が、軌道空間15に供給される潤滑油31に混入することが抑制される。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図6は、実施の形態3における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図6を参照して、実施の形態3における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図5に基づいて説明した実施の形態2の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態3は、潤滑油貯留槽の構成において、実施の形態2とは異なっている。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図6は、実施の形態3における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図6を参照して、実施の形態3における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図5に基づいて説明した実施の形態2の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態3は、潤滑油貯留槽の構成において、実施の形態2とは異なっている。
すなわち、実施の形態3の潤滑油循環装置2に含まれる潤滑油貯留槽29は、内壁の底面29Aに沿って回転可能なインペラ28を備えている。そして、気泡32を含む潤滑油31は、潤滑油貯留槽29内においてインペラ28の回転を受けて回転し、遠心力を付与される。これにより、気泡32よりも密度が大きい潤滑油31は、潤滑油貯留槽29内において外周側に移動し、潤滑油31よりも密度が小さい気泡32は、潤滑油貯留槽29内において中央側に移動する。このとき、気泡32は潤滑油31の粘性に抗して移動するため、直径が大きい気泡32は直径が小さい気泡32に比べて速く移動する。その結果、直径の大きい気泡32が潤滑油貯留槽29の中央部に集まるとともに、潤滑油貯留槽29内の外周側には直径の小さい気泡32が残留する。そして、潤滑油貯留槽29の外周側から気泡32を含む潤滑油31が採取されて潤滑油容器内に吐出され、軌道空間15に供給される。その結果、中央油膜厚さhCを超える直径を有する気泡が、軌道空間15に供給される潤滑油31に混入することが抑制される。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図7は、実施の形態4における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図7を参照して、実施の形態4における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図6に基づいて説明した実施の形態3の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態4は、潤滑油循環装置2が気泡32を微細化するための振動子27を備える点で、実施の形態3とは異なっている。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図7は、実施の形態4における転がり軸受の潤滑方法を説明するための概略図である。図7を参照して、実施の形態4における転がり軸受の潤滑方法およびこれに使用される潤滑油循環装置は、基本的には図6に基づいて説明した実施の形態3の場合と同様の構成を有している。しかし、実施の形態4は、潤滑油循環装置2が気泡32を微細化するための振動子27を備える点で、実施の形態3とは異なっている。
すなわち、実施の形態4の潤滑油循環装置2は、超音波を発生させる超音波発生部材としての振動子27をさらに備えている。振動子27は、複数の振動針27Aを有しており、当該振動針27Aが潤滑油貯留槽29内の潤滑油31中に浸漬されている。そして、振動子27により発生された超音波が、振動針27Aを介して気泡32を含む潤滑油31に印加される。その結果、潤滑油31中の気泡32が分割され、気泡32が微細化される。本実施の形態においては、振動針27Aが潤滑油貯留槽29のインペラ28の回転軸を含む領域である中央部において、潤滑油31に浸漬されている。そのため、中央部に集まった直径の大きい気泡32を効率的に分割することができる。そして、超音波が印加された後、気泡32を含む潤滑油31が矢印Dの向きに沿って潤滑油容器内に吐出され、軌道空間15に供給される。その結果、中央油膜厚さhCを超える直径を有する気泡が、軌道空間15に供給される潤滑油31に混入することが一層抑制される。
なお、本実施の形態においては、超音波が潤滑油貯留槽29の中央部において局所的に潤滑油31に印加される場合について説明したが、超音波は潤滑油貯留槽29内の潤滑油31全体に印加されてもよい。
また、上記実施の形態においては、転がり軸受の一例として、深溝玉軸受について説明したが、本発明の転がり軸受の潤滑方法が適用可能な転がり軸受は、これに限られない。たとえば、本発明の転がり軸受の潤滑方法が適用される転がり軸受は、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受などの他のラジアル軸受であってもよいし、スラスト玉軸受などのスラスト軸受であってもよい。すなわち、本発明の転がり軸受の潤滑方法が適用される転がり軸受は、軌道空間に潤滑油を供給可能な形式の転がり軸受であればよい。
さらに、上記実施の形態においては、転がり軸受の一例として、外輪および内輪を有する転がり軸受について説明したが、本発明の転がり軸受の潤滑方法が適用される転がり軸受は、これに限られない。たとえば、軌道部材である外輪および内輪は、玉、ころなどの転動体が表面を転走するように使用される軸や板などであってもよい。すなわち、軌道部材は、転動体が転走するための転走面が形成された部材であればよい。
また、上記実施の形態においては、油浴潤滑により転がり軸受が潤滑される場合について説明したが、本発明の転がり軸受の潤滑方法はこれに限られず、たとえば、飛沫(はねかけ)給油、滴下給油、循環給油、ディスク給油、オイルミスト潤滑(噴霧潤滑)、エアオイル潤滑、ジェット潤滑などにより転がり軸受が潤滑されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の転がり軸受の潤滑方法は、動力損失を低減することが求められる転がり軸受の潤滑方法に、特に有利に適用され得る。
1 深溝玉軸受、2 潤滑油循環装置、11 外輪、11A 外輪転走面、12 内輪、12A 内輪転走面、13 玉、15 軌道空間、21 潤滑油管、22 気体管、23,24 混合管、25 ポンプ、26 マイクロバブル発生装置、27 振動子、27A 振動針、28 インペラ、29 潤滑油貯留槽、29A 底面、31 潤滑油、32,32A,32B,32C,32D,32E,32F 気泡、33 流体潤滑部。
Claims (4)
- 円環状の第1転走面が形成された第1軌道部材と、
前記第1転走面に対向する円環状の第2転走面が形成された第2軌道部材と、
転動体転走面が形成され、前記第1転走面および前記第2転走面の各々に前記転動体転走面において接触し、円環状の軌道上に配置される複数の転動体とを備えた転がり軸受の潤滑方法であって、
前記第1軌道部材および前記第2軌道部材に挟まれる空間である軌道空間には、直径が中央油膜厚さ以下の気泡を含む潤滑油が供給される、転がり軸受の潤滑方法。 - 前記気泡を含む潤滑油は、前記気泡が導入されてから以下の式(1)により算出される時間t以上の時間経過した後、前記軌道空間に供給される、請求項1に記載の転がり軸受の潤滑方法。
t=L/v・・・(1)
ここで、v=g×hC 2/(18×μ)、Lは前記気泡を含む潤滑油が前記時間t経過する間保持される際の潤滑油の深さ、vは前記気泡の浮上速度、gは重力加速度、μは前記潤滑油の動粘度、hCは前記中央油膜厚さである。 - 前記気泡を含む潤滑油は、遠心力を付与された後、前記軌道空間に供給される、請求項1または2に記載の転がり軸受の潤滑方法。
- 前記気泡を含む潤滑油は、超音波が印加された後、前記軌道空間に供給される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の転がり軸受の潤滑方法。
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2007
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