JP6347954B2 - とろみ状栄養組成物 - Google Patents
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Description
ビタミンD:好ましくは0.1〜50μg、より好ましくは0.1〜5.0μg
ビタミンE:好ましくは1〜800mg、より好ましくは0.2〜10mg
ビタミンK:好ましくは0.5〜1000μg、より好ましくは2〜50μg
ビタミンB1:好ましくは0.01〜40mg、より好ましくは0.1〜10mg
ビタミンB2:好ましくは0.01〜20mg、より好ましくは0.05〜10mg
ナイアシン:好ましくは0.1〜300mgNE、より好ましくは0.5〜60mgNE
パントテン酸:好ましくは0.1〜55mg、より好ましくは0.2〜30mg
ビタミンB6:好ましくは0.01〜60mg、より好ましくは0.1〜30mg
ビオチン:好ましくは0.1〜1000μg、より好ましくは1〜100μg
葉酸:好ましくは1〜1000μg、より好ましくは10〜200μg
ビタミンB12:好ましくは0.01〜100μg、より好ましくは0.2〜60μg
ビタミンC:好ましくは1〜2000mg、より好ましくは5〜1000mg
カルシウム:好ましくは10〜300mg/100g、より好ましくは30〜200mg/100g
リン:好ましくは1〜350mg/100g、より好ましくは25〜150mg/100g
マグネシウム:好ましくは1〜740mg/100g、より好ましくは10〜150mg/100g
鉄:好ましくは0.1〜55mg/100g、より好ましくは1〜10mg/100g
亜鉛:好ましくは0.1〜30mg/100g、より好ましくは1〜15mg/100g
銅:好ましくは0.01〜10mg/100g、より好ましくは0.06〜6mg/100g
ヨウ素:好ましくは0.1〜300μg/100g、より好ましくは1〜150μg/100g
マンガン:好ましくは0.01〜11mg/100g、より好ましくは0.1〜4mg/100g
セレン:好ましくは0.1〜450μg/100g、より好ましくは1〜35μg/100g
クロム:好ましくは0.1〜40μg/100g、より好ましくは1〜35μg/100g
モリブデン:好ましくは0.1〜320μg/100g、より好ましくは1〜25μg/100g
CCMおよびCPPは、カルシウムの吸収を促進し、骨形成を促進しうる。当該CCMおよびCPPは、単独で用いても、混合して用いてもよい。また、CCMおよびCPPは、カルシウムと併用することが好ましい。
以下に4000g仕込み時の調合方法を記す。各原料の配合量は、表1に示す通りである。10Lのステンレスビーカーに調合水1500gを計量し、湯浴にて80℃以上に加温した。次いで、ゼリー強度100g/cm2の寒天(ウルトラ寒天UX-100、伊那食品工業株式会社)、エステル化度70%のペクチン(GENUペクチンJM−150−J、太陽化学株式会社)を加え、十分に溶解させた後に冷却し、乳清たんぱく(アラセン392、Fonterra社)、および糖質であるデキストリン(HBD−20、松谷化学工業株式会社)を添加した。当該溶液に大豆たんぱく(プロリーナ900、不二製油株式会社)、を混合した後、脂質である植物油、乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステルを70℃で混合した分散液を混合した。さらに、ビタミンとして、脂溶性ビタミンミックス(表2に示す。)、水溶性ビタミンミックス(表3に示す。)、ビオチン酵母、アスコルビン酸、ミネラルとして、グルコン酸カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸三カリウム、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、セレン酵母、モリブデン酵母、クロム酵母、およびマンガン酵母、食物繊維として大豆食物繊維およびグァーガム加水分解物、酸味料としてクエン酸、リンゴ酸、乳酸、乳酸ナトリウム、香料を適宜添加して撹拌した。全量が4000gとなるまで水を添加し、均一な状態となるまで溶解分散させた。得られた溶液は、均質化及び連続殺菌し、1個当たり200gとなるように口栓付きのアルミパウチに充填後、90℃で10分間の容器殺菌処理を行った。前記容器殺菌処理の後、冷却することで、寒天の配合量が6.7g(0.17質量%)、ペクチンの配合量が16.3g(0.41質量%)のとろみ状栄養組成物を製造した。このとき、遅消化性デキストリン11.5質量%、熱量が0.75kcal/g、水分が83質量%、ナトリウムが124mg/100gであった。
○:上澄液が全液量の1/8未満である。
×:上澄液が全液量の1/8以上である。
○:凝集物無。
×:凝集物有。
実施例1において、寒天の配合量を5.6g(0.14質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は1,340mPa・sであり、分散性は良く、凝集物は見られなかった。結果を表4に示す。
実施例1において、寒天の配合量を10.0g(0.25質量%)に変えた以外実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は3,450mPa・sであり、分散性は良く、凝集物は見られなかった。結果を表4に示す。
実施例1において、ペクチンの配合量を14.8g(0.37質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は1,250mPa・sであり、分散性は良く、凝集物は見られなかった。結果を表4に示す。
実施例1において、ペクチンの配合量を17.2g(0.43質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は3,500mPa・sであり、分散性は良く、凝集物は見られなかった。結果を表4に示す。
実施例1において、ペクチンをエステル化度72%のペクチン(GENUペクチンYM-115-LJ、三晶株式会社)に変えた以外、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は1,850mPa・sであり、分散性は良く、凝集物は見られなかった。結果を表4に示す。
実施例1において、寒天の配合量を4.0g(0.10質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は700mPa・sであり、分散性は悪く、凝集物が見られた。結果を表5に示す。
実施例1において、寒天の配合量を5.2g(0.30質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は4,200mPa・sであり、分散性は良く、凝集物が見られなかった。結果を表5に示す。
実施例1において、ペクチンの配合量を12.0g(0.30質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は950mPa・sであり、分散性は悪く、凝集物が見られた。結果を表5に示す。
実施例1において、ペクチンの配合量を20.0g(0.50質量%)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は4,100mPa・sであり、分散性は良いが、凝集物が見られた。結果を表5に示す。
実施例1において、寒天のゼリー強度を30g/cm2(UX−30、伊那食品工業株式会社)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は600mPa・sであり、分散性は悪く、凝集物が見られた。結果を表5に示す。
実施例1において、寒天のゼリー強度を200g/cm2(UX−200、伊那食品工業株式会社)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は5,100mPa・sであり、分散性は良いが、凝集物が見られた。結果を表5に示す。
実施例1において、ペクチンのエステル化度を46%(GENUペクチンLM-105AS-J、三晶株式会社)に変えた以外は、実施例1と全く同じ調製法を繰り返してとろみ状栄養組成物を得た。得られたとろみ状栄養組成物の粘度は980mPa・sであったが、分散性は悪く、凝集物が見られた。結果を表6に示す。
Claims (7)
- たんぱく質、脂質および糖質を含む栄養素を含むとろみ状栄養組成物であって、前記たんぱく質の配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して2〜3質量%であるとろみ状栄養組成物であり、ゼリー強度が80〜120g/cm 2 の寒天およびエステル化度が50〜75%のペクチンを含み、前記ゼリー強度80〜120g/cm 2 の寒天の配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して0.13〜0.26質量%、前記エステル化度が50〜75%のペクチンの配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して0.35〜0.45質量%であるとろみ状栄養組成物。
- 遅消化性デキストリンを含み、その配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して8〜12質量%である請求項1に記載のとろみ状栄養組成物。
- 熱量が0.6〜0.8kcal/gである請求項1または2に記載のとろみ状栄養組成物。
- 水分を含み、その配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して80〜90質量%である請求項1から3のいずれかに記載のとろみ状栄養組成物。
- ナトリウムを含み、その配合量が前記とろみ状栄養組成物の全量に対して90〜140mg/100gである請求項1から4のいずれかに記載のとろみ状栄養組成物。
- 25℃での粘度が1,000〜4,000mPa・sである請求項1から5のいずれかに記載のとろみ状栄養組成物。
- pHが3.0〜4.5である請求項1から6のいずれかに記載のとろみ状栄養組成物。
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