JP5632112B2 - 半固形化栄養剤 - Google Patents
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Description
本発明に係る半固形化栄養剤は、栄養素、水分、寒天、および加工デンプンを含む。
栄養素としては、糖質およびタンパク質源を必須に含む。前記栄養素は、任意の成分として、さらに脂質、ビタミン、ミネラル、および食物繊維からなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
糖質は、炭水化物とも呼ばれ、エネルギー源となるものである。
タンパク質源としては、特に制限されず、公知のものが用いられうる。例えば、アミノ酸、ペプチド、植物タンパク質、動物タンパク質等が挙げられる。
脂質は、エネルギー源、生体膜構成成分、ステロイドホルモンや胆汁酸の合成原料となりうる。
ビタミンとは、生物の栄養状態を保つために必要とする糖質、タンパク質源、脂質以外の有機化合物の総称である。
ビタミンA:好ましくは0〜3000μg、より好ましくは20〜200μg
ビタミンD:好ましくは0.1〜50μg、より好ましくは0.1〜5.0μg
ビタミンE:好ましくは0.2〜800mg、より好ましくは1〜10mg
ビタミンK:好ましくは0.5〜1000μg、より好ましくは2〜50μg
水溶性ビタミン;
ビタミンB1:好ましくは0.01〜40mg、より好ましくは0.1〜5mg
ビタミンB2:好ましくは0.01〜20mg、より好ましくは0.05〜5mg
ナイアシン:好ましくは0.1〜300mgNE、より好ましくは0.5〜30mgNE
パントテン酸:好ましくは0.1〜55mg、より好ましくは0.2〜10mg
ビタミンB6:好ましくは0.01〜60mg、より好ましくは0.1〜10mg
ビオチン:好ましくは0.1〜1000μg、より好ましくは1〜100μg
葉酸:好ましくは1〜1000μg、より好ましくは10〜200μg
ビタミンB12:好ましくは0.01〜100μg、より好ましくは0.2〜60μg
ビタミンC:好ましくは1〜2000mg、より好ましくは5〜1000mg。
ミネラルとは、生物の栄養状態を保つために必要とする有機化合物以外の元素である。
ナトリウム:好ましくは5〜6000mg、より好ましくは10〜3500mg
カリウム:好ましくは1〜3500mg、より好ましくは25〜1800mg
カルシウム:好ましくは10〜2300mg、より好ましくは30〜300mg
リン:好ましくは1〜3500mg、より好ましくは25〜1500mg
マグネシウム:好ましくは1〜740mg、より好ましくは10〜150mg
必須微量元素;
鉄:好ましくは0.1〜55mg、より好ましくは1〜10mg
亜鉛:好ましくは0.1〜30mg、より好ましくは1〜15mg
銅:好ましくは0.01〜10mg、より好ましくは0.06〜6mg
ヨウ素:好ましくは0.1〜3000μg、より好ましくは1〜150μg
マンガン:好ましくは0.01〜11mg、より好ましくは0.1〜4mg
セレン:好ましくは0.1〜450μg、より好ましくは1〜35μg
クロム:好ましくは0.1〜40μg、より好ましくは1〜35μg
モリブデン:好ましくは0.1〜320μg、より好ましくは1〜25μg。
食物繊維は、栄養素利用度の低下、血漿コレステロールの低下、血糖応答の改善、大腸機能の改善、および大腸がんの予防等の機能を有しうる。なお、食物繊維は、腸内細菌により醗酵を受けて短鎖脂肪酸、炭酸ガス、水素ガス、メタンガス等に変換される場合がある。このうち、短鎖脂肪酸については大腸で吸収されるため、食物繊維はエネルギー源となる場合がある。
本発明に係る半固形化栄養剤は水分を含む。
本形態に係る半固形化栄養剤は、半固形化栄養剤全量に対して0.05〜1.5質量%、好ましくは0.5〜1質量%の寒天を含む。半固形化栄養剤が、所定量の加工デンプンとともに前記含有量で寒天を含むことにより、離水の発生が抑制されうる。
本形態に係る半固形化栄養剤は、半固形化栄養剤全量に対して0.5〜10質量%、好ましくは0.7〜5質量%の加工デンプンを含む。半固形化栄養剤が、所定量の寒天とともに前記含有量で加工デンプンを含むことにより、離水の発生が抑制されうる。
本形態に係る半固形化栄養剤は、さらにその他の公知の成分、例えば、保健機能成分、食品添加物、増粘剤等を含んでいてもよい。
保健機能成分とは、摂取することによって生体に対し一定の機能を発揮する成分である。当該保健機能成分としては、例えば、難消化性オリゴ糖、糖アルコール、クエン酸リンゴ酸カルシウム(CCM)およびカゼインホスホペプチド(CPP)の他、キトサン、L−アラビノース、グァバ葉ポリフェノール、小麦アルブミン、豆鼓エキス、ジアシルグリセロール、ジアシルグリセロール植物性ステロール、大豆イソフラボン、乳塩基性タンパク質等が挙げられる。
難消化性オリゴ糖とは、単糖類がグリコシド結合によって結合した化合物のうち、多糖類ほどは分子量が大きくない(300〜3000程度)糖類である。前記難消化性オリゴ糖はヒトの消化酵素では分解されず、ヒトの消化酵素で分解されるものについては、上述の糖質に包含されうる。難消化性オリゴ糖を摂取することにより、整腸効果が得られうる。
CCMおよびCPPは、カルシウムの吸収を促進し、骨形成を促進しうる。当該CCMおよびCPPは、単独で用いても、混合して用いてもよい。また、CCMおよびCPPは、カルシウムと併用することが好ましい。
食品添加物は、食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、湿潤その他の方法によって使用するものである。食品添加物としては、栄養強化の目的以外にも、例えば、グルコン酸亜鉛およびグルコン酸銅、アスコルビン酸2−グルコシド、シクロデキストリン、酸化防止剤、着色料、甘味料、pH調整剤、酸味剤、乳化剤、香料等が挙げられる。
グルコン酸亜鉛およびグルコン酸銅は、グルコン酸の重金属イオンとの高いキレート能を利用したグルコン酸塩である。グルコン酸塩の形態とすると吸収されやすくなることから、亜鉛や銅を効果的に吸収することができる。当該グルコン酸亜鉛およびグルコン酸銅は、単独で用いても、混合して用いてもよい。
アスコルビン酸2−グルコシドは、ビタミンC(アスコルビン酸)の2位の水酸基にグルコースがα−配位で結合した化合物であり、酸素の攻撃を受けないため通常のビタミンCよりも安定性が高いビタミンC誘導体である。アスコルビン酸2−グルコシドによって効率的にビタミンCを吸収することができる。
シクロデキストリンとは、グルコースがグルコシド結合によって結合し、環状構造をとった環状オリゴ糖である。6個のグルコースからなるものをα−シクロデキストリン、7個のグルコースからなるものをβ−シクロデキストリン、8個のグルコースからなるものをγ−シクロデキストリンという。シクロデキストリンは、アレルギー抑制効果、血糖値上昇抑制効果、乳化作用等の機能を有しうる。当該シクロデキストリンは、単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
酸化防止剤は、半固形化栄養剤の酸化による変質を防止する機能を有する。
甘味料は、半固形化栄養剤に甘味を付与する機能を有する。
pH調整剤は、半固形化栄養剤のpHを調整する機能を有する。
酸味料は、栄養剤への酸味の付与、食品の酸化の防止、およびpHの調整等の機能を有する。
乳化剤は、脂質等の油溶性成分の水への溶解性の向上等の機能を有する。
香料は、半固形化栄養剤を着香・嬌臭する機能を有する。
α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、グルコースイソメラーゼ、トレハロース生成酵素、トレハロース遊離酵素、グルタミナーゼ等の酵素や酵母等が用いられうる。
増粘剤は、半固形化栄養剤に粘度を付与する機能を有する。当該増粘剤は、寒天および加工デンプン以外のものであり、寒天および加工デンプンと組み合わせて半固形化栄養剤に適宜配合することが出来る。
上述の半固形化栄養剤は、医療および食品等の分野に適用されうる。
医療分野において、半固形化栄養剤は、例えば、経腸栄養剤として用いられ、経腸栄養法に適用されうる。経腸栄養法における半固形化栄養剤の投与方法は、特に制限されないが、通常、経口投与または胃瘻を用いた投与である。経口投与は、咀嚼、嚥下困難であって、腸が機能している高齢者や病者等が対象となりうる。また、胃瘻を用いた投与は、経口摂取困難であって、腸が機能している高齢者や病者等が対象となりうる。
食品分野において、半固形化栄養剤は、例えば、嗜好食品に適用されうる。
本形態に係る半固形化栄養剤は、公知の方法によって製造することができる。例えば、加温した水に栄養素、寒天、加工デンプン、およびその他所望とする成分を添加し、撹拌することにより製造することができる。また、加温した水に寒天を溶解した溶液と、水に加工デンプンを溶解した溶液とを準備し、栄養素およびその他所望とする成分をいずれかに添加して、2つの溶液を混合、撹拌することで製造することができる。
5Lのステンレスバケツに調合水1200部を投入し、湯浴で80℃以上まで加温した。次いで、寒天であるウルトラ寒天UX30(伊那食品工業株式会社製)22部を添加、溶解させた。得られた溶液を50〜60℃まで冷却し、タンパク質源であるWPI895(ホエイプロテインアイソレート:Fonterra社製)140部、および糖質であるTK−16(デキストリン:松谷化学工業株式会社製)395部を添加した。当該溶液に、脂質である植物油60部、乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステル10部、および加工デンプンであるWMS(アセチル化リン酸架橋デンプン:松谷化学工業株式会社製)40部を50〜55℃で混合した分散液を混合した。さらに、ビタミンとして、水溶性ビタミンミックス0.3部、脂溶性ビタミンミックス1.5部;ミネラルとして、グルコン酸カルシウム20部、塩化マグネシウム10部、塩化カリウム3.2部、塩化ナトリウム0.2部、リン酸二水素ナトリウム10部、およびクエン酸三カリウム6部;食物繊維として、サンファイバーHG(グアガム加水分解物:太陽化学株式会社製)25部;酵母ミックス0.5部;酸味料としてクエン酸24部、リンゴ酸8部、および乳酸27.3部;アスコルビン酸二グルコシド0.6部;グルコン酸亜鉛0.3部;グルコン酸銅0.03部;香料1.5部を適宜添加して撹拌した。得られた混合液が4000部となるまで水を添加し、均一な状態となるまで溶解分散させた。
タンパク質源を、WPC392(ホエイプロテインコンセントレート:Fonterra社製)150部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法により半固形化栄養剤を製造した。
タンパク質源を、Lacprodan DI−3065(加水分解ホエイペプチド:ArlaFoods社製)140部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法により半固形化栄養剤を製造した。
タンパク質源を、プロリーナ900(大豆タンパク質:不二製油株式会社製)140部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法により半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を32部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
糖質であるTK−16の添加量を270部、加工デンプンであるWMSの添加量を165部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
加工デンプンであるWMSを、ファリネックスVA70WM(ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン:松谷化学工業株式会社製)40部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
糖質であるTK−16の添加量を410部、寒天の添加量を40部、加工デンプンであるWMSの添加量を25部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
糖質であるTK−16の添加量を155部、寒天の添加量を4部、加工デンプンであるWMSの添加量を280部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
各成分の添加量を変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。具体的には、糖質であるTK−16を255部;タンパク質源であるWPI1895を90部;脂質である植物油を35部;寒天を30部;加工デンプンであるWMSを180部;ビタミンである水溶性ビタミンミックスを0.2部、脂溶性ビタミンミックスを1部;ミネラルである、グルコン酸カルシウムを13部、塩化マグネシウム7部、塩化カリウム2部、塩化ナトリウムを0.1部、リン酸二水素ナトリウム7部、およびクエン酸三カリウムを4部;食物繊維である、グアガム加水分解物を15部;乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステルを7部;酵母ミックスを0.3部;酸味料である、クエン酸を20部、リンゴ酸を5部、および乳酸18部;アスコルビン酸二グルコシドを0.4部;グルコン酸亜鉛を0.2部;グルコン酸銅を0.02部;香料を1部に変更した。
各成分の添加量を変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。具体的には、糖質であるTK−16を800部;タンパク質源であるWPI1895を300部;脂質である植物油を120部;寒天を8部;加工デンプンであるWMSを80部;ビタミンである、水溶性ビタミンミックスを0.6部、脂溶性ビタミンミックスを3部;ミネラルである、グルコン酸カルシウムを40部、塩化マグネシウム20部、塩化カリウム6部、塩化ナトリウムを0.4部、リン酸二水素ナトリウム20部、およびクエン酸三カリウムを12部;食物繊維である、グアガム加水分解物を50部;乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステルを20部;酵母ミックスを1部;酸味料である、クエン酸を30部、リンゴ酸を16部、および乳酸40部;アスコルビン酸二グルコシドを1.2部;グルコン酸亜鉛を0.6部;グルコン酸銅を0.06部;香料を3部に変更した。
各成分の添加量を変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。具体的には、糖質であるTK−16を900部;タンパク質源であるWPI1895を600部;脂質である植物油を350部;寒天を8部;加工デンプンであるWMSを133部;ビタミンである、水溶性ビタミンミックスを1部、脂溶性ビタミンミックスを5部;ミネラルである、グルコン酸カルシウムを67部、塩化マグネシウム33部、塩化カリウム11部、塩化ナトリウムを0.7部、リン酸二水素ナトリウム33部、およびクエン酸三カリウムを20部;食物繊維である、グアガム加水分解物を83部;乳化剤であるグリセリン脂肪酸エステルを33部;酵母ミックスを2部;酸味料である、クエン酸を30部、リンゴ酸を27部、および乳酸50部;アスコルビン酸二グルコシドを2部;グルコン酸亜鉛を1.0部;グルコン酸銅を0.1部;香料を5部に変更した。
アスコルビン酸二グルコシドを、アスコルビン酸1部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
食物繊維であるグアガム加水分解物を、パインファイバーC28部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
糖質であるTK−16の添加量を435部に変更し、加工デンプンであるWMSを添加しなかったことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
糖質であるTK−16の添加量を425部;加工デンプンであるWMSの添加量を10部に変更したことを除いては、実施例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
加工デンプンであるWMSを、ファリネックスVA70WM 10部に変更したことを除いては、比較例2と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を80部に変更したことを除いては、比較例2と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を8部に変更し、ペクチン8部を添加したことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
ペクチン16部を添加し、寒天を添加しなかったことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を8部に変更し、グアガム8部を添加したことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
グアガム16部を添加し、寒天を添加しなかったことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を8部に変更し、ローカストビーンガム8部を添加したことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
ローカストビーンガム16部を添加し、寒天を添加しなかったことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
寒天の添加量を8部に変更し、コンニャクマンナン8部を添加したことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
コンニャクマンナン16部を添加し、寒天を添加しなかったことを除いては、比較例1と同様の方法で半固形化栄養剤を製造した。
実施例および比較例で得られたそれぞれの半固形化栄養剤について下記の評価を行った。
半固形化栄養剤200gを60メッシュ(目開き300μm:JIS規格用 TEST‐SIEVE)のふるいに静置し室温(25℃)で放置した。30分後、ふるいから通過した液体量(離水量)の重量を測定し、半固形化栄養剤200gに対する離水量の割合を下記式により算出した。
B型粘度計DV−II+Pro(ブルックフィールド社製)を用いて半固形化栄養剤の粘度を測定した。測定は、室温(25℃)、回転速度6rpmの条件で、1分間行った。
一般的なエネルギー換算係数、すなわち、糖質を4kcal/g、タンパク質源を4kcal/g、脂質を9kcal/g、および食物繊維を2kcal/gに基づき、下記式によって半固形化栄養剤の熱量を算出した。
pH測定器METTLER TOLEDO MP220(METTLER TOLEDO社)を用いて半固形化栄養剤のpHを測定した。
目視で半固形化栄養剤の性状を判断した。
半固形化栄養剤を充填した50mLのカテーテルチップシリンジを内径4mmのチューブに接続し、シリンジから半固形化栄養剤の押出し後の形状を目視で確認し、保形性を判断した。なお、保形性は、下記の評価基準によって判断した。
○:シリンジから吐出した栄養剤が、吐出後約5分後まで自重で変形しない
△:シリンジから吐出した栄養剤が、吐出直後にやや変形する
×:シリンジから吐出した栄養剤が、吐出直後に大きく変形する。
半固形化栄養剤について、下記評価基準に従い、目視で凝集ムラの評価を行った。
×:約20cmの直線状に容器から吐出された栄養剤がざらついた外観を有する。
半固形化栄養剤を充填した50mLのカテーテルチップシリンジを内径4mmのチューブに接続し、シリンジから半固形化栄養剤の全量を押出した後、チューブ中に付着した半固形化栄養剤の洗浄性の程度によって、べたつきを評価した。なお、べたつきの評価は下記の基準に従って行った。
○:20mLの水でチューブ内の洗浄が完了する
△:40mLの水でチューブ内の洗浄が完了する
×:40mLの水で洗浄してもチューブ内に半固形化栄養剤が残存する。
Claims (3)
- 糖質およびタンパク質源を含む栄養素と、
水分と、
寒天および加工デンプンと、
を含む半固形化栄養剤であって、
前記寒天の含有量が栄養剤全量に対して0.05〜1.5質量%であり、
前記加工デンプンの含有量が栄養剤全量に対して0.5〜10質量%であり、
25℃での粘度が10000〜50000mPa・sである、半固形化栄養剤。 - 熱量が0.5〜2.5kcal/gである、請求項1に記載の半固形化栄養剤。
- pHが3.0〜4.5である、請求項1または2に記載の半固形化栄養剤。
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