JP6347812B2 - 壁隅部形成ユニット、組合せユニット、壁隅部形成セット、及び建築構造物 - Google Patents
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断熱材が内設された断熱パネルと、前記断熱パネルと平行に該断熱パネルの一方の面に固定された内装パネルと、を備え、
前記内装パネルは、前記建築構造物の前記壁を形成した時に隅柱を構成する隅柱形成縦木を備えたことを特徴とする。
断熱材が内設された断熱パネルと、前記断熱パネルと平行に該断熱パネルの一方の面に固定された内装パネルと、を備え、前記内装パネルに、前記壁隅部形成ユニットの前記隅柱形成縦木を配置するための配置空間が形成されたことを特徴とする。
断熱パネル20は、図2及び図3に示すように、上端に上横木32を備え、下端に下横木34を備える。上横木32及び下横木34には、図示しないL字金具により5本の縦木40及び1本の隅部縦木204が固定されている。上横木32、下横木34、隅部縦木204及び5本の縦木40には、図示しない釘により木製のプレート43が貼り付けられている。上横木32と下横木34との間であって、一の縦木40と他の縦木40との間において、プレート43に発泡硬質ウレタンを吹き付け、吹き付けられた発泡硬質ウレタンが発泡することにより、断熱材18が形成される。上横木32と下横木34との間であって、隅部縦木204と隅部縦木204に隣接する縦木40との間において、プレート43に発泡硬質ウレタンを吹き付け、吹き付けられた発泡硬質ウレタンが発泡することにより、隅部断熱材224が形成される。隅部縦木204と隅部縦木204に隣接する縦木40との間に、隅部断熱材224を形成することにより、形成する家屋の隅部においても断熱効果が生じる。上横木32と下横木34との間であって、一の縦木40と他の縦木40との間又は隅部縦木204と隅部縦木204に隣接する縦木40との間において、既に発泡が行われて形成されている板状の発泡硬質ウレタンフォーム又はグラスウール板を嵌め込むことによって、断熱材18又は隅部断熱材224を形成してもよい。
図2及び図3に示すように、内装パネル26は、基礎14の上に固定する固定用横木46を、下端に備えている。固定用横木46には、縦孔44が形成される。固定用横木46は、基礎14に立設されている複数の植込みボルト42を縦孔44に貫通し、ボルト42にナット38を上から螺合することよって、基礎14の上に固定される。内装パネル26の上端には、家屋を形成した時に梁を構成する梁形成横木202を備えている。図3に示すように、固定用横木46及び梁形成横木202には、図示しないL字金具により3本の縦木74が固定されている。
図2及び図3に示すように、断熱パネル20の5本の縦木40及び隅部縦木204に固定され横に延びる係合棒68の裏面(図2において右側面)に、内装パネル26の隅柱形成縦木200及び3本の縦木74に固定された係合金具76の先端77が係合されることにより、断熱パネル20と内装パネル26とが固定される。係合金具76の図2における左右方向長さは、断熱パネル20と内装パネル26との間に隙間79が生じる長さである。隙間79及び内装パネル26の中空部80によって通気経路30が形成される。隙間79の下端部から中空部80に入った空気が隙間79の上端部から上へ通り抜けることができる。
断熱壁16の隅部206(図5に示す)を形成するために壁隅部形成ユニット10に組み合わせる組合せユニット208を図1(b)に示す。組合せユニット208は、図2に示すように、形成する家屋12(図7に示す)の基礎14の上に立設され、家屋12の断熱壁(壁)16を形成する。壁隅部形成ユニット10は、図2に示すように、断熱材18が内設された断熱パネル20と、断熱パネル20と平行に断熱パネル20の一方の面22側に固定された内装パネル26と、空気が断熱パネル20の一方の面22に沿って下から上へ通り抜け可能な通気経路30と、を備える。図1(b)に示す組合せユニット208を反時計まわりに90度回転させて、図4に示す基礎14の上において、図5に示すように、壁隅部形成ユニット10と組み合わせる。壁隅部形成セットは、壁隅部形成ユニット10と組合せユニット208とから構成される。
基礎14の上において、壁隅部形成ユニット10に接続する壁形成ユニット218を、図6(a)に示す。基礎14の上において、組合せユニット208に接続する壁形成ユニット220を、図6(b)に示す。壁形成ユニット218を壁隅部形成ユニット10に接続し、壁形成ユニット220を組合せユニット208に接続することにより、壁形成ユニット218及び壁形成ユニット220は、断熱パネル20と内装パネル26と通気経路30とを備える点で、組合せユニット208と同じ構成である。壁形成ユニット218及び壁形成ユニット220の内装パネル26は、組合せユニット208と同じように、固定用横木46(図6(a)及び図6(b)に示す)及び梁形成横木(図示しない)を備える。但し、壁形成ユニット218及び壁形成ユニット220は、組合せユニット208の隅部縦木204を備えない。その他、壁形成ユニット218及び壁形成ユニット220が壁隅部形成ユニット10等と共通するところは、同一の符号を付して説明に替える。
工場において形成された壁隅部形成ユニット10、組合せユニット208、壁形成ユニット218及び壁形成ユニット220は、クレーン(図示しない)が備えるワイヤー(図示しない)の先端に連結されたチャック(図示しない)によって挟持され持ち上げられる。持ち上げられた壁隅部形成ユニット10等は、クレーンによってトラックに積まれる。必要な数量の壁隅部形成ユニット10等がトラックに積まれて建築現場まで運搬される。尚、壁隅部形成ユニット10等の寸法は、家屋の大きさ、形状等によって異なる。壁隅部形成ユニット10等の他に、窓を有する図示しない壁形成ユニット、及び玄関若しくは通用口等の壁を形成するための図示しない壁形成ユニット等がトラックに積まれて建築現場まで運搬される。
建築現場においては、予め、図4に示すように、家屋の外壁形状に沿った基礎14が形成されている。また、床下122(図7に示す)及び地中(図示しない)には、床下122と地中との間で放熱又は吸熱を行う熱伝達器具124(図7に示す)が設けられている。また、床下122には、ポンプ等によって空気を通気経路30へ送る図示しない空気循環器が設けられている。トラックに積まれている壁隅部形成ユニット10等は、クレーンが備えるワイヤーの先端に連結されたチャックによって挟持され持ち上げられる。
図2に示すように、壁隅部形成ユニット10等の固定用横木46に形成されている縦孔44に、基礎14に立設されている複数の植込みボルト42を貫通し、植込みボルト42にナット38を上から螺合することよって、固定用横木46が基礎14の上に固定される。これにより、図5に示すように、壁隅部形成ユニット10等が基礎14の上に立設される。壁形成ユニット218は壁隅部形成ユニット10に隣接され、壁形成ユニット220は組合せユニット208に隣接される。
本発明の壁隅部形成ユニット10によれば、工場において製造し、建築現場まで運搬し、建築現場に既に形成されている基礎14の上に固定し立設することにより、断熱壁16の隅部206を含めて断熱壁16を形成することができる。壁隅部形成ユニット10は隅柱形成縦木200を備えるため、建築現場において隅柱を基礎14の上に立設することなく、隅柱形成縦木200によって隅柱を形成できる。また、壁隅部形成ユニット10は、隅部断熱材224を備えるため、建築現場において断熱材を隅部206に嵌め込み、又は断熱材の原材料を吹き付ける等の作業を行うことなく、断熱壁16の隅部206の隅部断熱材224を設けることができる。これにより、建築現場における施工作業を迅速に行うことができ、建築現場における作業コストを低減できる。
床下122の空気循環器を作動させることにより、図7に示すように、床下122の空気が、内装パネル26と断熱パネル20との隙間79の下端を通り、内装パネル26の中空部80内を上昇し、隙間146を通り天井140の上へ流れ、天井140の上から通気孔144を通って、屋内142に流れる。地中の温度は1年中14℃〜20℃で略一定である。夏場は地中の温度が大気の温度よりも低い。このため、夏場は、床下122の熱が熱伝達器具124を介して地中へ放熱される。冬場は地中の温度が大気の温度よりも高い。このため、地中の熱が熱伝達器具124を介して床下122へ移動する。これにより、床下122の空気の温度を略一定に維持できる。このため、床下122の 空気を、中空部80等を介して屋内142へ取り込むことにより、屋内142を略一定温度に保つことができる。このため、冷暖房装置のエネルギーコストを低減できる。
12:家屋
14:基礎
16:断熱壁(壁)
18:断熱材
20:断熱パネル
22:一方の面
24:外装パネル
26:内装パネル
28:中空部
30:通気経路
46:固定用横木
200:隅柱形成縦木
202:梁形成横木
208:組合せユニット
210:配置空間
Claims (3)
- 建築構造物の基礎の上に立設され、該建築構造物の壁の少なくとも隅部を形成する壁隅部形成ユニットであって、
断熱材が内設された断熱パネルと、
前記断熱パネルと平行に該断熱パネルの一方の面に固定された内装パネルと、
を備え、
前記内装パネルは、前記建築構造物の前記壁を形成した時に隅柱を構成する隅柱形成縦木を備え、
前記断熱パネルは、前記隅部に配置される隅部断熱材を備え、
前記隅部断熱材は、前記断熱パネルに対して垂直方向に木ネジを螺入するためのパイプが埋め込まれた
壁隅部形成ユニット。 - 請求項1に記載する壁隅部形成ユニットと、
前記壁隅部形成ユニットと組み合わされ、建築構造物の基礎の上に立設され、該壁隅部形成ユニットとともに該建築構造物の壁の少なくとも隅部を形成する組合せユニットと、
を含む壁隅部形成セットであって、
前記組合せユニットは、
断熱材が内設された断熱パネルと、
前記断熱パネルと平行に該断熱パネルの一方の面に固定され、前記壁隅部形成ユニットと組み合わされる部分に、該壁隅部形成ユニットの前記パイプから木ネジが螺入される隅部縦木を備えた内装パネルと、
を備えた
壁隅部形成セット。 - 請求項2に記載する壁隅部形成セットを含む建築構造物であって、
前記壁隅部形成ユニットの前記パイプから前記建築構造物の前記隅部縦木に木ネジが螺入された建築構造物。
Priority Applications (1)
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JP2016174577A JP6347812B2 (ja) | 2016-09-07 | 2016-09-07 | 壁隅部形成ユニット、組合せユニット、壁隅部形成セット、及び建築構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016174577A JP6347812B2 (ja) | 2016-09-07 | 2016-09-07 | 壁隅部形成ユニット、組合せユニット、壁隅部形成セット、及び建築構造物 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018040156A JP2018040156A (ja) | 2018-03-15 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6207561B2 (ja) * | 2014-09-29 | 2017-10-04 | みやび建設株式会社 | 断熱壁構造、断熱壁構造組立方法、及び建築構造物 |
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2016
- 2016-09-07 JP JP2016174577A patent/JP6347812B2/ja active Active
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