JP6347580B2 - 電池用セパレータ及び非水系電解液電池 - Google Patents
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Description
〔1〕
熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩を含み、
前記塩基性リン酸塩の含有量が、前記無機粒子と前記塩基性リン酸塩との総質量100質量%に対して、5〜40質量%であり、
前記熱可塑性樹脂を含む多孔膜(A)と、
前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩を含む多孔質層(B)と、を有し、
前記多孔質層(B)が、前記無機粒子及び該無機粒子の凝集体が互いに連結した多孔構造の骨格を有する、電池用セパレータ。
〔2〕
熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩を含み、
前記無機粒子が、酸化物系セラミックス、窒化物系セラミックス、シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリナイト、ディカイト、ナクライト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂、及びガラス繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種である、
前記塩基性リン酸塩の含有量が、前記無機粒子と前記塩基性リン酸塩との総質量100質量%に対して、5〜40質量%である、電池用セパレータ。
〔3〕
前記熱可塑性樹脂、前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩の少なくともいずれか1つを含む多孔膜(A)を有する、〔2〕に記載の電池用セパレータ。
〔4〕
前記多孔膜(A)の少なくとも一方の表面に、前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩の少なくともいずれか1つを含む多孔質層(B)をさらに有する、〔3〕に記載の電池用セパレータ。
〔5〕
前記多孔膜(A)及び/又は前記多孔質層(B)は、バインダー成分をさらに含む、〔4〕に記載の電池用セパレータ。
〔6〕
前記無機粒子が、Al元素を含む、〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
〔7〕
前記塩基性リン酸塩が、粒子状であり、
1凝集粒子の外周における任意の2点間の最大距離を凝集粒径とするとき、該粒子状の塩基性リン酸塩の凝集粒径が、0.01μm以上10μm以下である、〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
〔8〕
前記塩基性リン酸塩が、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む、〔1〕〜〔7〕のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
〔9〕
前記塩基性リン酸塩が、ナトリウム塩及び/又はリチウム塩を含む、〔1〕〜〔8〕のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
〔10〕
〔1〕〜〔9〕のいずれか1項に記載の電池用セパレータを有する、非水電解液電池。
〔11〕
完全充電状態における開回路電圧が、4.50V以上6.00V以下である、〔10〕に記載の非水電解液電池。
本実施形態に係る電池用セパレータは、
熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩を含み、
前記塩基性リン酸塩の含有量が、前記無機粒子と前記塩基性リン酸塩との総質量100質量%に対して、0.1〜40質量%である。
以下、本実施形態に係る電池用セパレータの一例として、より優れた高温特性と安全性を示す(4)熱可塑性樹脂を含む多孔膜(A)と、該多孔膜(A)の表面上に配された無機粒子と塩基性リン酸塩とを含む多孔質層(B)と、を有する多層多孔膜について説明をする。なお、以下で述べる熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩は、上記(1)〜(3)、(5)の態様において種々変形して適用することができる。また、以下で述べるその他具体的な態様についても、上記(1)〜(3)、(5)の態様において種々変形して適用することができる。
熱可塑性樹脂を含む多孔膜(A)について説明する。
熱可塑性樹脂は、特に限定されないが、例えば、電気化学的な安定性、電解液に対する耐性等を有する樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン樹脂、フッ素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂の含有量は、多孔膜(A)100質量%に対して、50〜100質量%が好ましく、60〜100質量%がより好ましく、70〜100質量%がさらに好ましい。
多孔膜(A)を製造する方法としては、特に限定されないが、例えば、公知の製造方法を採用することができる。公知の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、熱可塑性樹脂と可塑剤とを溶融混練してシート状に成形後、場合により延伸した後、可塑剤を抽出することにより多孔化させる方法、熱可塑性樹脂を溶融混練して高ドロー比(引取り速度と押出し速度の比)で押出した後、熱処理と延伸によって熱可塑性樹脂の結晶界面を剥離させることにより多孔化させる方法、熱可塑性樹脂と無機粒子とを溶融混練してシート上に成形後、延伸によって熱可塑性樹脂と無機粒子との界面を剥離させることにより多孔化させる方法、熱可塑性樹脂を溶解後、熱可塑性樹脂に対する貧溶媒に浸漬させ熱可塑性樹脂を凝固させると同時に溶剤を除去することにより多孔化させる方法等が挙げられる。
次に、無機粒子と塩基性リン酸塩とを含む多孔質層(B)について説明する。
多孔質層(B)に使用する無機粒子としては、特に限定されないが、例えば、200℃以上の融点をもち、電気絶縁性が高く、かつリチウムイオン二次電池の使用範囲で電気化学的に安定であるものが好ましい。このような無機粒子としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄などの酸化物系セラミックス;窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の窒化物系セラミックス;シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリナイト、ディカイト、ナクライト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂等のセラミックス;ガラス繊維などが挙げられる。無機粒子は1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
塩基性リン酸塩としては、特に限定されないが、例えば、従来公知の塩基性を示すリン酸塩であれば用いることができる。「塩基性」は、従来公知の判定方法により判断できる。従来公知の判定方法としては、特に限定されないが、例えば塩基性リン酸塩が水溶性であれば、塩基性リン酸塩に含まれるアニオンの塩基解離定数(pKb)を測定する方法、例えば塩基性リン酸塩が非水溶性または難水溶性であれば、酸性ガスであるCO2の昇温離脱法が挙げられる。塩基性リン酸塩に含まれるアニオンの塩基解離定数(pKb)は、10.83以下が好ましく、7.65以下がより好ましく、2.00以下がさらに好ましい。酸性ガスであるCO2の昇温離脱法におけるCO2の脱離温度は、100℃以上が好ましく、150℃以上がより好ましく、200℃以上がさらに好ましい。pKb、CO2の脱離温度が上記範囲内であることにより、塩基性と判定できる。また、pKb、CO2の脱離温度が上記範囲内であることにより、高温時においても電池特性及び安全性により優れる傾向にある。
多孔質層(B)の形成方法としては、特に限定されないが、例えば、多孔膜(A)の少なくとも片面に、無機粒子、塩基性リン酸及びバインダーとを含む塗布液を塗布して多孔質層(B)を形成する方法を挙げることができる。
本実施形態に係る非水電解液電池は、上記電池用セパレータを有する。次に、本実施形態に係る電池用セパレータを非水電解液電池に用いる場合について説明する。本実施形態に係る非水電解液電池は、電池用セパレータを含み、正極と、負極と、非水電解質とをさらに含むことができる。
正極は、正極活物質と、導電材と、結着材と、集電体とを含むことが好ましい。
LixMn2-yMyOz (1)
(式中、Mは、遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0<x≦1.3、0.2<y<0.8、3.5<z<4.5である。)
で表される酸化物、式(2):
LixMyOz (2)
(式中、Mは遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0<x≦1.3、0.8<y<1.2、1.8<z<2.2である。)
で表される層状酸化物、式(3):
LiMn2−xMaxO4 (3)
(式中、Maは遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0.2≦x≦0.7である。)
で表されるスピネル型酸化物、式(4):
Li2McO3 (4)
(式中、Mcは、遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示す。)で表される酸化物と、式(5):
LiMdO2 (5)
(式中、Mdは、遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示す。)で表される酸化物との複合酸化物であって、式(6):
zLi2McO3−(1−z)LiMdO2 (6)
(式中、Mc及びMdは、それぞれ上記式(4)及び(5)におけるものと同義であり、0.1≦z≦0.9である。)
で表されるLi過剰層状酸化物正極活物質、式(7):
LiMb1-yFeyPO4 (7)
(式中、Mbは、Mn及びCoからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示し、0≦y≦1.0である。)
で表されるオリビン型正極活物質、及び、式(8):
Li2MePO4 F (8)
(式中、Meは、遷移金属元素からなる群より選ばれる少なくとも1種の元素を示す。)で表される化合物が挙げられる。これらの正極活物質は、1種を単独で用いても又は2種以上を併用してもよい。
本実施形態に用いられる負極は、負極活物質と、結着材と、集電体とを含むことが好ましい。
本実施形態で用いる非水電解質に含まれる電解質(塩)としては、特に限定されず従来公知のものを用いることができる。このような電解質としては、特に限定されないが、例えば、LiPF6(六フッ化リン酸リチウム)、LiClO4、LiBF4、LiAsF6、Li2SiF6、LiOSO2CkF2k+1〔kは1〜8の整数〕、LiN(SO2CkF2k+1)2〔kは1〜8の整数〕、LiPFn(CkF2k+1)6-n〔nは1〜5の整数、kは1〜8の整数〕、LiPF4(C2O4)、及びLiPF2(C2O4)2が挙げられる。このなかでもLiPF6が好ましい。LiPF6を用いることにより、高温時においても電池特性及び安全性により優れる傾向にある。これらの電解質は、1種を単独で用いても又は2種以上を併用してもよい。
ASTM−D4020に基づき、デカリン溶媒における135℃での極限粘度[η](dl/g)を求めた。
なお、ポリエチレン(以下、「PE」ともいう。)については、次式により算出した。
[η]=6.77×10-4Mv0.67
また、ポリプロピレン(以下、「PP」ともいう。)については、次式によりMvを算出した。
[η]=1.10×10-4Mv0.80
多孔膜(A)、多層多孔膜からMD10mm×TD10mmのサンプルを切り出し、格子状に9箇所(3点×3点)を選んで、膜厚をダイヤルゲージ(尾崎製作所製PEACOCK No.25(登録商標))を用いて測定し、9箇所の測定値の平均値を多孔膜(A)、多層多孔膜の膜厚(μm)とした。また、このように測定された多層多孔膜と多孔膜(A)の膜厚の差を多孔質層(B)の層厚(μm)とした。
10cm×10cm角の試料を多孔膜(A)から切り取り、その体積(cm3)と質量(g)を求め、多孔膜(A)の密度を0.95(g/cm3)として次式を用いて計算した。
気孔率(%)=(1−質量/体積/0.95)×100
JIS P−8117準拠のガーレー式透気度計(東洋精機製G−B2(商標)、内筒質量:567g)を用い、645mm2の面積(直径28.6mmの円)の多孔膜(A)及び多層多孔膜を空気100ccが通過する時間(秒)を測定し、これを多孔膜(A)及び多層多孔膜の透気度(秒/100cc)とした。
無機粒子(b)を粉砕しない場合の平均粒径の測定としては、無機粒子(b)を蒸留水に加え、ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を少量添加してから超音波ホモジナイザで1分間分散させた後、レーザー式粒度分布測定装置(日機装(株)製マイクロトラックMT3300EX)を用いて粒径分布を測定し、体積累積頻度が50%となる粒径を平均粒径(μm)とした。
多層多孔膜の断面走査型電子顕微鏡(SEM)像を観察し、任意に10点選出した塩基性リン酸塩(c)の粒子状の凝集体の各最大距離の平均値を凝集粒径とした。「最大距離」は、1凝集粒子の外周における任意の2点間の最大距離とした。0.1μm単位以下で測定し、平均値はμm単位で表した。
キャピラリー内部の流体は、流体の平均自由工程がキャピラリーの孔径より大きいときはクヌーセンの流れに、小さい時はポアズイユの流れに従うことが知られている。そこで、多孔膜(A)の透気度測定における空気の流れがクヌーセンの流れに、また多孔膜(A)の透水度測定における水の流れがポアズイユの流れに従うと仮定した。
d=2ν×(Rliq/Rgas)×(16η/3Ps)×106
τa=(d×(ε/100)×ν/(3L×Ps×Rgas))1/2
Rgas=0.0001/(透気度×(6.424×10-4)×(0.01276×101325))
Rliq=透水度/100
ν=((8R×T)/(π×M))1/2
B=4×(ε/100)/(π×d2×τa)
電池用セパレータをMD方向に100mm、TD方向に100mmに切り取り、150℃のオーブン中に1時間静置した。このとき、温風が直接サンプルにあたらないよう、サンプルを2枚の紙にはさんだ。サンプルをオーブンから取り出し冷却した後、長さ(mm)を測定し、以下の式にてMD及びTDの熱収縮率を算出した。
MD熱収縮率(%)=(100―加熱後のMDの長さ)/100×100
TD熱収縮率(%)=(100―加熱後のTDの長さ)/100×100
電池用セパレータを0.15−0.20gの範囲になるように切り取り、23℃、相対湿度40%で12時間前処理した。その後、その重量を測定して、試料重量(g)とした。前処理後の試料の水分重量(μg)は、カールフィッシャー装置を使用して測定した。なお測定の際の加熱気化条件は150℃、10分間とした。また、カーソド試薬としてはハイドラナールクーロマットCG−K(SIGMA−ALDRICH製)、アノード試薬としてはハイドラナールクーロマットAK(SIGMA−ALDRICH製)を使用した。
水分量(ppm)=水分重量(μg)/試料重量(g)
[I]ポリオレフィン微多孔膜の作製
Mv700000のホモポリマーのポリエチレン47.5質量部と、Mv250000のホモポリマーのポリエチレン47.5質量部と、Mv400000のホモポリマーのポリプロピレン5質量部と、を、タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドして、ポリオレフィン樹脂混合物を得た。得られたポリオレフィン樹脂混合物99wt%に対して、酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を1wt%添加し、再度タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドすることにより、ポリオレフィン樹脂組成物を得た。
イオン交換水100質量部中に、無機粒子としてケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、塩基性リン酸塩としてリン酸三リチウム(Li3PO4)37.3質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。なお、樹脂製ラテックスバインダーの平均粒径は、光散乱法による粒径測定装置(LEED&NORTHRUP社製MICROTRACTMUPA150)を用い、体積平均粒子径(nm)を測定し、平均粒径として求めた。
上記多孔膜(A)の表面にマイクログラビアコーターを用いて上記分散液を塗布した。60℃にて乾燥して水を除去し、多孔膜(A)上に厚さ5μmの多孔質層(B)を形成し、ケイ酸アルミニウムとリン酸三リチウムとを含む多孔質層(B)を有する実施例1の多層多孔膜を得た。得られた多層多孔膜の物性を表1に記す。
用いた分散液を下記に変更し、多孔質層の厚みを6μmとしたこと以外は、実施例1と同様の操作により実施例2の多層多孔膜を得た。
イオン交換水100質量部中に、ケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)6.2質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更し、多孔質層の厚みを6μmとしたこと以外は、実施例1と同様の操作により実施例3の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)0.45質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更し、多孔質層の厚みを6μmとしたこと以外は、実施例1と同様の操作により実施例4の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)14.0質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により実施例5の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、シリカ(SiO2)57.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)3.0質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、シリカの平均粒径(Dp50)を2.0μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更し、多孔質層の厚みを3μmとしたこと以外は、実施例1と同様の操作により実施例6の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ベーマイト(AlOOH)82.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)4.3質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.82質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ベーマイトの平均粒径(Dp50)を1.0μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)5.5質量部を混合して分散液を調製した。
リン酸三リチウムをリン酸三ナトリウム(Na3PO4)に変更したこと以外は、実施例6と同様の操作により実施例7の多層多孔膜を得た。
多孔質層の厚みを10μmに変更したこと以外は、実施例2と同様の操作により実施例8の多層多孔膜を得た。
リン酸三リチウムをリン酸亜鉛(Zn3(PO4)2)に変更したこと以外は、実施例8と同様の操作により実施例9の多層多孔膜を得た。
用いた分散液を下記に変更し、多孔質層の厚みを2μmとした以外は、実施例1と同様の操作により比較例1の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、リン酸三ナトリウム3.0質量部を溶解し分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により比較例2の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、リン酸三リチウム(Li3PO4)45.8質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により比較例3の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ケイ酸アルミニウム(Al2O3・2SiO2)56.0質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.28質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ケイ酸アルミニウムの平均粒径(Dp50)を1.9μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)4.4質量部を混合して分散液を調製した。
用いた分散液を下記に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により比較例4の多層多孔膜を得た。
[II]分散液の調製
イオン交換水100質量部中に、ベーマイト(AlOOH)82.0質量部と、炭酸リチウム4.3質量部と、ポリカルボン酸アンモニウム水溶液(サンノプコ製SNディスパーサント5468)0.82質量部と、を混合した。混合後、ビーズミル処理を行い、ベーマイトの平均粒径(Dp50)を1.0μmに調整し分散液を得た。さらに、得られた分散液100質量部に対して、バインダーとしてアクリルラテックス懸濁液(固形分濃度40%、平均粒径150nm)5.5質量部を混合して分散液を調製した。
・LiNi0.5Mn1.5O4の合成
遷移金属元素のモル比として1:3の割合の硫酸ニッケルと硫酸マンガンとを、水に溶解し、金属イオン濃度の総和が2mol/Lになるようにニッケル−マンガン混合水溶液を調製した。次いで、このニッケル−マンガン混合水溶液を、70℃に加温した濃度2mol/Lの炭酸ナトリウム水溶液3000mL中に、12.5mL/minの添加速度で120分間滴下した。なお、滴下時には、攪拌の下、200mL/minの流量の空気を水溶液中にバブリングしながら吹き込んだ。これにより析出物質が発生し、得られた析出物質を蒸留水で十分洗浄し、乾燥して、ニッケルマンガン化合物を得た。得られたニッケルマンガン化合物と粒径2μmの炭酸リチウムとを、リチウム:ニッケル:マンガンのモル比が1:0.5:1.5になるように秤量し、1時間乾式混合した後、得られた混合物を酸素雰囲気下において1000℃で5時間焼成し、LiNi0.5Mn1.5O4で表される正極活物質を得た。
上述のようにして得られた正極活物質と、導電助剤としてグラファイトの粉末(TIMCAL社製、KS−6)とアセチレンブラックの粉末(電気化学工業社製、HS−100)と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン溶液(クレハ社製、L#7208)とを固形分比で80:5:5:10の質量比で混合した。得られた混合物に、分散溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを固形分35質量%となるように投入して更に混合して、スラリー状の溶液を調製した。このスラリー状の溶液を厚さ20μmのアルミニウム箔の片面に塗布し、溶剤を乾燥除去した後、ロールプレスで圧延した。圧延後のものを直径16mmの円盤状に打ち抜いて正極を得た。
負極活物質としてグラファイト粉末(大阪ガスケミカル社製、OMAC1.2H/SS)及びグラファイト粉末(TIMCAL社製、SFG6)と、バインダーとしてスチレンブタジエンゴム(日本ゼオン社製、製品名BM−400B、SBR)及びカルボキシメチルセルロース水溶液(ダイセルファインケム社製、製品名ダイセル2200)とを、90:10:1.5:1.8の固形分重量比で混合した。得られた混合物を、固形分濃度が45質量%となるように、分散溶媒としての水に添加して、スラリー状の溶液を調製した。このスラリー状の溶液を厚さ18μmの銅箔の片面に塗布し、溶剤を乾燥除去した後、ロールプレスで圧延した。圧延後のものを直径16mmの円盤状に打ち抜いて負極を得た。
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比1:2で混合した混合溶媒に、LiPF6を1mol/Lとなるように溶解して、非水電解質である電解液を得た。
電池の作製はアルゴンボックス内で実施した。上述のようにして作製した正極と負極とを実施例及び比較例にて作製した多層多孔膜からなるセパレータの両側に重ねあわせた積層体をステンレス製の円盤型電池ケースに挿入した。次いで、そこに上記電解液を0.5mL注入し、積層体を電解液に浸漬した後、電池ケースを密閉して非水電解液二次電池を作製した。
・初期充放電
得られた非水電解質二次電池(以下、単に「電池」ともいう。)を、25℃に設定した恒温槽(二葉科学社製、恒温槽PLM−73S)に収容し、充放電装置(アスカ電子(株)製、充放電装置ACD−01)に接続した。次いで、その電池を0.05Cの定電流で充電し、4.8Vに到達した後、4.8Vの定電圧で2時間充電し、0.3Cの定電流で3.0Vまで放電した。なお、1Cとは電池が1時間で放電される電流値である。
上記初期充電後の電池を、55℃に設定した恒温槽(二葉科学社製、恒温槽PLM−73S)に収容し、充放電装置(アスカ電子(株)製、充放電装置ACD−01)に接続した。次いで、その電池を0.5Cの定電流で4.8Vまで充電し、0.5Cの定電流で3.0Vまで放電した。この一連の充放電を1サイクルとし、更に28サイクル充放電した。続いて、その電池を0.1Cの定電流で充電し、4.8Vに到達した後、4.8Vの定電圧で1時間充電し、0.1Cの定電流で3.0Vまで放電した(30サイクル目)。1サイクル目及び30サイクル目の放電容量を確認した。
30サイクル目の放電時において、放電10秒後の電圧値から下記式によりDC−IRを算出した。
DC−IR(Ω)=(4.8−放電10秒後の電圧)/放電電流値
Claims (11)
- 熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩を含み、
前記塩基性リン酸塩の含有量が、前記無機粒子と前記塩基性リン酸塩との総質量100質量%に対して、5〜40質量%であり、
前記熱可塑性樹脂を含む多孔膜(A)と、
前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩を含む多孔質層(B)と、を有し、
前記多孔質層(B)が、前記無機粒子及び該無機粒子の凝集体が互いに連結した多孔構造の骨格を有する、電池用セパレータ。 - 熱可塑性樹脂、無機粒子、及び塩基性リン酸塩を含み、
前記無機粒子が、酸化物系セラミックス、窒化物系セラミックス、シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリナイト、ディカイト、ナクライト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂、及びガラス繊維からなる群より選ばれる少なくとも1種である、
前記塩基性リン酸塩の含有量が、前記無機粒子と前記塩基性リン酸塩との総質量100質量%に対して、5〜40質量%である、電池用セパレータ。 - 前記熱可塑性樹脂、前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩の少なくともいずれか1つを含む多孔膜(A)を有する、請求項2に記載の電池用セパレータ。
- 前記多孔膜(A)の少なくとも一方の表面に、前記無機粒子、及び前記塩基性リン酸塩の少なくともいずれか1つを含む多孔質層(B)をさらに有する、請求項3に記載の電池用セパレータ。
- 前記多孔膜(A)及び/又は前記多孔質層(B)は、バインダー成分をさらに含む、請求項4に記載の電池用セパレータ。
- 前記無機粒子が、Al元素を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
- 前記塩基性リン酸塩が、粒子状であり、
1凝集粒子の外周における任意の2点間の最大距離を凝集粒径とするとき、該粒子状の塩基性リン酸塩の凝集粒径が、0.01μm以上10μm以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。 - 前記塩基性リン酸塩が、アルカリ金属塩及び/又はアルカリ土類金属塩を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
- 前記塩基性リン酸塩が、ナトリウム塩及び/又はリチウム塩を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電池用セパレータ。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電池用セパレータを有する、非水電解液電池。
- 完全充電状態における開回路電圧が、4.50V以上6.00V以下である、請求項10に記載の非水電解液電池。
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