JP6347264B2 - 自動車のドア支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材およびドア側ヒンジ部材を介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造に関する。
従来、スポーツカー等の車高の低い車において、ドアの開放時に該ドアが縁石と干渉しないように、ドア開放時に該ドアの自由端を斜め上方へ回動すべくドアヒンジが傾斜配置されたものが知られている。
この場合、ドア開閉操作を補助する目的で、付勢式のバランサが設けられるのが一般的であり、従来においてはバランサとしてガスダンパが用いられていた。
このガスダンパは、付勢範囲が広いという利点がある反面で、大掛かりで、かつ重量が大なうえ、高価となる問題点があった。一方で、バランサとして小型軽量な棒バネすなわちトーションバーを用いることが考えられるが、このトーションバーは、その応力降伏を防止するため長尺化するので、トーションバーの配設スペースや組付け性において難点があった。
ところで、特許文献1には、車体に取付けられトーションバーの中間部分を回転可能に支持するブラケットと、ドアに取付けられたアームと、アームに揺動可能に連結されたリンクとを備え、ブラケットから延びているトーションバーの端部は、アームより車体の幅方向の外方となる部位で前方へ曲げられた第1の折曲げ部と、第1の折曲げ部の前方の部位で車体の幅方向へ曲げられた第2の折曲げ部と、第2の折曲げ部から延びリンクと接触する接触部とを有する、ドアとトーションバーとの連結構造が開示されているが、この特許文献1に開示された従来構造においては、トーションバーの組付け性が悪い問題点があった。
また、特許文献2には、後部ドア取付けピラーに設けた上ヒンジと下ヒンジとの間で略鉛直方向に延びるトーションバーを備えた構造が開示されている。
しかしながら、該特許文献2に開示されたトーションバーは、上下のヒンジ間を上下方向に連結するものであって、ドアと車体との間に設けられたものではないので、該トーションバーはバランサとして機能しないものである。
特開平10−244836号公報 特許第4216799号公報
そこで、この発明は、上下方向に長いヒンジピラーに沿って比較的長尺のトーションバーをコンパクトにレイアウトすることができ、かつ車体に対するドアの組付け性を高めて、トーションバーの長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、ガスダンパを用いることなく、ドアの開閉を容易に行なうことができる自動車のドア支持構造の提供を目的とする。
この発明による自動車のドア支持構造は、ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材ドア側ヒンジ部材とを含むドアヒンジを介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造であって、ドア開閉操作を補助するトーションバーが上記ヒンジピラーに沿って配設され、該トーションバーの下部が車体に固定され、上記ドアには、上記車体側ヒンジ部材に対して上方から組付けられる上記ドア側ヒンジ部材と、上記トーションバー上部に上方から捩れ方向の回動が規制されるよう連結されるトーションバー取付け部とが設けられ、上記ドアヒンジが上記ドアの全高の半分よりも上側の部分に対して取付けられ、上記トーションバーの下部を係止する車体側ブラケットが上記車体側ヒンジ部材から下方に離間して、上記ヒンジピラーの下部に取付けられたものである。
上記構成によれば、トーションバーをヒンジピラーに沿って配設したので、上下方向に長いヒンジピラーに沿って比較的長尺のトーションバーをコンパクトにレイアウトすることができ、また、上記ドア側ヒンジ部材が車体側ヒンジ部材に対して上方から組付けられると共に、上記トーションバー取付け部がトーションバー上部に上方から連結されるので、車体に対するドアの組付け性を高めることができる。
よって、トーションバーの長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、従前のガスダンパを用いることなく、ドアの開閉を容易に行なうことができる。
また、上述のトーションバーは、ドア開閉操作を補助するものであり、当該トーションバーの長さを確保することにより、トーションバーの応力降伏を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記トーションバー取付け部は上記ドア側ヒンジ部材に形成されたものである。
上記構成によれば、部品点数の削減を図ることができると共に、ドア側に当該トーションバー取付け部の補強が不要となるので、ドア本体に対する応力を軽減することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ドアの全閉から全開までの回動範囲内に、上記トーションバーの中立位置が設けられたものである。
上記構成によれば、トーションバーの中立位置を利用して、ドア(ドア側ヒンジ部材およびトーションバー取付け部を含む)を上方から車体(ヒンジピラー、車体側ヒンジ部材、トーションバー上部を含む)に組付けることができるので、ドアの組付けが容易となる。
この発明によれば、上下方向に長いヒンジピラーに沿って比較的長尺のトーションバーをコンパクトにレイアウトすることができ、かつ車体に対するドアの組付け性を高めて、トーションバーの長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、ガスダンパを用いることなく、ドアの開閉を容易に行なうことができる効果がある。
本発明の自動車のドア支持構造を示す外観側面図 ドア支持構造を車幅方向内側から見た状態で示す側面図 ドア支持構造を車両前方から見た状態で示す正面図 ドア側ヒンジ部材と車体側ヒンジ部材との組付け構造を示す斜視図 ドア側ヒンジ部材と車体側ヒンジ部材とを示す分解斜視図 車体側ブラケットの斜視図 (a)はトーションバー上端の連結部材とドア側ヒンジ部材の取付け部との嵌合構造を示す拡大断面図、(b)は図7の(a)の平面視図 ドアを開放した状態で示す側面図 ドアを開放した状態で示す正面図 ドアを開放した状態で示す平面図 (a)はトーションバー上端の連結部材とドア側ヒンジ部材の取付け部との嵌合構造の他の実施例を示す断面図、(b)は図11の(a)の平面視図 トーションバー上端の連結部材の他の実施例を示す拡大斜視図 (a)はトーションバー上端の連結部材とドア側ヒンジ部材の取付け部との嵌合構造のさらに他の実施例を示す断面図、(b)は図13の(a)の平面視図、(c)は図13の(a)のA−A線矢視断面図
上下方向に長いヒンジピラーに沿って比較的長尺のトーションバーをコンパクトにレイアウトすることができ、かつ車体に対するドアの組付け性を高めて、トーションバーの長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、ガスダンパを用いることなく、ドアの開閉を容易に行なうという目的を、ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材ドア側ヒンジ部材とを含むドアヒンジを介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造において、ドア開閉操作を補助するトーションバーが上記ヒンジピラーに沿って配設され、該トーションバーの下部が車体に固定され、上記ドアには、上記車体側ヒンジ部材に対して上方から組付けられる上記ドア側ヒンジ部材と、上記トーションバー上部に上方から捩れ方向の回動が規制されるよう連結されるトーションバー取付け部とが設けられ、上記ドアヒンジが上記ドアの全高の半分よりも上側の部分に対して取付けられ、上記トーションバーの下部を係止する車体側ブラケットが上記車体側ヒンジ部材から下方に離間して、上記ヒンジピラーの下部に取付けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のドア支持構造を示し、図1はその外観側面図、図2はドア支持構造を車幅方向の内側から見た状態で示す側面図、図3はドア支持構造を車両の前方から見た状態で示す正面図、図4はドア側ヒンジ部材と車体側ヒンジ部材との組付け構造を示す斜視図、図5はこれら各ヒンジ部材の分解斜視図、図6は車体側ブラケットの斜視図、図7の(a)はトーションバー上端の連結部材とドア側ヒンジ部材の取付け部との嵌合構造を示す拡大断面図、図7の(b)は図7の(a)の平面視図、図8はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す側面図、図9はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す正面図、図10はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す平面図である。
まず、図1,図8,図9,図10を参照して車体側の構造について説明する。
車体の下側部において車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル1を設け、このサイドシル1の前部には、図10に示すように車両の上下方向に延びる閉断面構造のヒンジピラー2を立設固定している。
また、上述のヒンジピラー2の上端から車両の上方かつ後方に滑らかに湾曲状に傾斜して延びる閉断面構造のフロントピラー3を設け、このフロントピラー3の後端には、該フロントピラー3と連続して車両後方に延びる閉断面構造のルーフサイドレール4を設けている。
図8,図10に示すように、上述のヒンジピラー2に対して車両後方に離間した位置において、上側のルーフサイドレール4と下側のサイドシル1とを上下方向に連結する閉断面構造のセンタピラー5を設け、上述のサイドシル1と、ヒンジピラー2と、フロントピラー3と、ルーフサイドレール4と、センタピラー5とで囲繞されたドア開口部6(図面では車両右側の前席乗員乗降用のドア開口部を示す)を形成している。
なお、図中、7はフロントフェンダ、8はエプロンパネルである。上述のヒンジピラー2は、その一部を図3に示すように、ヒンジピラーアウタパネル2aと、ヒンジピラーレインフォースメント2bと、図示しないヒンジピラーインナパネルとを備え、車両の上下方向に延びるピラー閉断面をもった車体強度部材である。
次に、図1,図2,図3を参照してドア側の構造について説明する。
上述のドア開口部6を開閉するサイドドアとしてのフロントドア10(図面では車両右側のフロントドア10を示すが、以下単にドアと略記する)は、図2に示すドアフレーム11と、このドアフレーム11の車幅方向外側に設けられた合成樹脂製のドアアウタパネル12(図1参照)と、図示しないウインドレギュレータ装置により昇降可能に構成されたドアウインドガラス13と、を備えている。
図2に示すドアフレーム11は、ドア前辺部を構成する前側の縦枠部材14と、ドア後辺部を構成する後側の縦枠部材(図示せず)と、前後の各縦枠部材の上端相互間を車両前後方向に連結するドアベルトライン構成部材15(上部連結部材)と、前後の各縦枠部材の下端相互間を車両前後方向に連結する下部連結部材16と、前後の各縦枠部材の上下方向中間において、前側が高く後側が低くなるように車両前後方向に傾斜配置されたインパクトバー17と、を備えている。
ここで、上述のドアベルトライン構成部材15はドア上辺部を構成し、上述の下部連結部材16はドア下辺部を構成し、上述のインパクトバー17は側突荷重を受け止めるためのものである。
また、上述の前後の縦枠部材は、例えば、軽合金または軽金属の鋳造部材により形成されており、一方で、上述のドアベルトライン構成部材15、下部連結部材16、インパクトバー17は、例えば、軽合金または軽金属の押出し成形部材により形成されている。
図2に示すように、前側の縦枠部材14の前部には、後述するヒンジ軸Hと平行または略平行になるように車両側面視で上側が車両前方に傾斜するヒンジ取付け面14Aが一体形成されている。
次に自動車のドア支持構造について詳述する。
図2,図3に示すように、上述のドア10は、ドア側ヒンジ部材18および車体側ヒンジ部材19を備えたドアヒンジ20を介して車体側部材である閉断面構造のヒンジピラー2に開閉可能に支持されている。
この実施例では、図2,図3に示すように、ドア10の開放時に該ドア10の自由端、特に、ドア10の自由端下部10B(図1参照)を斜め上方外側へ回動すべく、上述のドアヒンジ20が傾斜配置されると共に、ドア開閉操作を補助(アシスト)する付勢式のバランサ用のスプリングとしてのトーションバー30が設けられている。
ここで、図4,図5を参照して、上述のドア10を車体(ヒンジピラー2)に支持するドア側ヒンジ部材18および車体側ヒンジ部材19の構造について説明する。
図4,図5に示すように、ドア側ヒンジ部材18は、上下方向に離間した上下の取付け座18a,18bと、これら上下の取付け座18a,18bを上下方向に連結する連結部18cと、上側の取付け座18aの下端から車両前方に突出する突出部18dと、下側の取付け座18bの上端から車両前方に突出する突出部18eと、連結部18cの上下方向中間部から車両前方に突出するアーム部18fと、このアーム部18fの前端に設けられた枠部18g(トーションバー30の上端を取付けるべく上下方向に貫通した貫通孔を有する取付け部)と、が一体形成されたものである。
そして、上下の各突出部18d,18eには、ボルト、ナットなどから成るヒンジピン21(図2〜図4参照)を挿入するピン孔18h,18hを形成し、上側の取付け座18aには単一の取付け孔18iを形成し、下側の取付け座18bには複数の取付け孔18j,18jを形成しており、これら上下の各取付け座18a,18bを、取付け孔18i,18j,18jを用いて締結するボルト、ナット等の締結部材22,23により、縦枠部材14のヒンジ取付け面14A(傾斜面)に締結固定している(図2,図3参照)。
上述の枠部18gは、ドア側ヒンジ部材18を車体側ヒンジ部材19に対して上方から組付けることを考慮して、上下の突出部18d,18eの前端よりもさらに車両前方に突出するよう構成されている。
図4,図5に示すように、車体側ヒンジ部材19は、上下方向に離間した上下の取付け座19a,19bと、これら上下の取付け座19a,19bを上下方向に連結する連結部19cと、上側の取付け座19aの下端から車幅方向外方に突出する突出部19dと、下側の取付け座19bの上端から車幅方向外方に突出する突出部19eと、が一体形成されたものである。
そして、上下の各突出部19d,19eには、ボルト、ナットなどから成るヒンジピン21(図2〜図4参照)を挿入するピン孔19h,19hを形成し、上側の取付け座19aには単一の取付け孔19iを形成し、下側の取付け座19bには複数の取付け孔19j,19jを形成しており、図3に示すように、これら上下の各取付け座19a,19bを、取付け孔19i,19j,19jを用いて締結するボルト、ナット等の締結部材24,25により、ヒンジピラー2のヒンジピラーアウタパネル2aおよびヒンジピラーレインフォースメント2bと共締め固定している。
上述のドア側ヒンジ部材18と車体側ヒンジ部材19とヒンジピン21とから成るドアヒンジ20は、従来の比較的小形状の上下一対のドアヒンジとは異なり、単一のドアヒンジ20であって、この単一のドアヒンジ20がドア10全高の半分よりも上側の部分に対応して取付けられている。
換言すれば、ドア側ヒンジ部材18をドア本体の可及的上部に片寄せて取付けることで、ドア10とヒンジピラー2との間の余剰スペースを利用して、比較的長尺のトーションバー30の取付けスペースを確保するよう構成したものである。
ところで、上述のトーションバー30はドア開閉操作を補助するもので、図3に示すように、当該トーションバー30は上下方向に延びるヒンジピラー2に沿って配設されており、該トーションバー30の下部は、車体側ブラケット31を用いて車体であるヒンジピラー2の下部に固定されている。
上述のトーションバー30は、図2,図3に示すように、その主体部30aが略上下方向に延びており、主体部30aの上端には車幅方向内側に向けて一体に折曲げ形成された上端折曲げ部30bが設けられると共に、図6に示すように、トーションバー30の下部30cの端部には車両前後方向前方に向けて一体に折曲げ形成された下端折曲げ部30dが設けられている。
図6に示すように、上述の車体側ブラケット31は、ヒンジピラー2の車幅方向外側の面に沿う取付け座31aと、この取付け座31aの後部から一旦、車幅方向外側に延びた後に、車幅方向内側に折返されてトーションバー30の下部30cを係止する平面視略U字状の係止部31bと、取付け座31aの下端から車幅方向外方に延びる保持部31cと、を一体形成したものである。
そして、上述の取付け座31aには、上下方向に離間した複数の取付け孔31d,31dが設けられており、上述の係止部31bには、トーションバー30の下部30cを略上下方向に向けた状態で係止する係止溝31eが設けられており、上述の保持部31cにはトーションバー30の下端折曲げ部30dを車両前後方向に挿通保持する貫通構造の保持孔31fが設けられている。
上述の車体側ブラケット31は、図3に示すように、その取付け座31aがボルト、ナット等の締結部材(図示せず)を用いて、ヒンジピラー2下部におけるヒンジピラーアウタパネル2aおよびヒンジピラーレインフォースメント2bと共締め固定されている。
下部30cが係止部31bで係止され、下端折曲げ部30dが保持部31cで保持されたトーションバー30の下部は、上述の車体側ブラケット31を介して車体であるヒンジピラー2に固定されている。
図3に示すように、上述のドア10のヒンジ取付け面14Aには、車体側ヒンジ部材19に対して上方から組付けられるドア側ヒンジ部材18と、トーションバー30の上端折曲げ部30bに設けたトーションバー連結部材32(以下単に連結部材32と略記する)に、捩れ方向の回動が規制されるよう上方から連結されるトーションバー取付け部としての上述の枠部18g(この実施例では、枠部18gはドア側ヒンジ部材18に一体形成されている)と、が設けられている。
図3に示すように、トーションバー30をヒンジピラー2に沿って配設することで、上下方向に長いヒンジピラー2に沿って比較的長尺のトーションバー30をコンパクトにレイアウトし、また上述のドア側ヒンジ部材18が車体側ヒンジ部材19に対して、図5に示すように、上方から組付けられると共に、枠部18gがトーションバー30上部の連結部材32(いわゆる連結ブロック)に上方から連結されることで、車体に対するドア10の組付け性を高めるよう構成しており、これにより、トーションバー30の長さ確保と、組付け性の確保との両立を図って、従前のガスダンパを用いることなく、ドア10の開閉を容易に行なうよう構成したものである。
また、上述のトーションバー30は、ドア10の開閉操作を補助するものであり、このトーションバー30の長さを確保することにより、トーションバー30それ自体の応力降伏を防止すべく構成したものである。
さらに、図4,図5で示したように、トーションバー取付け部としての枠部18gは、上述のドア側ヒンジ部材18に一体形成されており、これにより、部品点数の削減を図ると共に、ドア10側には、枠部18gの特別な補強が不要となり、ドア本体に対する応力を軽減するよう構成している。
ドア全閉状態で示す図1、並びに、ドア開度60°で示す図8,図9,図10に示すように、この実施例のドア10は回動中心40を中心とする全閉位置αCから全開位置αOまでの回動範囲(その回動軌跡α参照)を有している。そして、上述のトーションバー30の中立位置は、ドア10の全閉位置αCから全開位置αOまでの回動範囲内に設けられており、トーションバー30の中立位置を利用してドア10(ドア側ヒンジ部材18、枠部18gを含む)を上方から車体(ヒンジピラー2、トーションバー30上部の連結部材32を含む)に組付けるように成しており、これによりドア10の組付け容易化を図るよう構成したものである。
ここで、上述の全閉位置αCを0度とし、全開位置αOを70度とした場合、トーションバー30の中立位置は後述する上死点(TDC=50度)に相当するよう、ドア10の全閉位置(αC=0度)から全開位置(αO=70度)までの回動範囲内に設けられている。
なお、上記数値は一例であって、これに限定されるものではない。また、上述の回動軌跡αは楕円の一部分に相当するものである。
図7に示すように、トーションバー30の上端折曲げ部30bに設けられた連結部材32は、直方体により形成されると共に、この連結部材32には上記上端折曲げ部30bを嵌合する貫通構造の嵌合孔32aが形成されている。
この嵌合孔32aは、トーションバー30の捩じれ軸T(図2,図3参照)と交差する方向にトーションバー30の上端折曲げ部30bを嵌合するもので、該嵌合孔32aは連結部材32の上下方向および前後方向の中心(中心線CL参照)に対して偏心位置または傾斜する方向(図7の実施例では傾斜する方向)に設けられている。
上述の連結部材32を直方体にて形成することで、連結部材32が枠部18gに対して複数の異なる角度で嵌合するよう構成されており、また、嵌合孔32aを上記中心線CLに対して傾斜する方向に形成することで、連結部材32と枠部18gとの嵌合角度に対応して、トーションバー30の捩じれ角が異なるよう構成したものである。これにより、連結部32の枠部18gに対する嵌合角度を変更することで、コンパクトな構成でありながら、容易にトーションバー30の付勢力を調整するように形成している。
なお、上述の枠部18gには、当該枠部18gを上方から下方に移動させてトーションバー30上端の連結部材32を組付ける際、トーションバー30上端のコーナ部と枠部18gとの干渉を防止して、当該トーションバー30の上端コーナ部を組付け可能と成す組付けスペース18kが形成されている。
また、既述したように、連結部材32がトーションバー30の捩じれ軸Tと交差する方向の嵌合孔32aを有し、この嵌合孔32aが連結部材32の中心線CLに対して傾斜する方向に設けられていることで、連結部材32を回動させて、該連結部材32の枠部18gとの嵌合角度を変更(図7に示す実施例では、嵌合角度を180°変更)することにより、トーションバー30の付勢力を確実に調整するよう構成したものである。
さらに、この実施例では、連結部材32を直方体にて形成することで、当該連結部材32の枠部18gに対する当接面32b,32cを、長方形状に形成しており、これにより、トーションバー30の捩じり荷重を、長方形状の当接面32b,32cに対向する枠部18gの内壁で受止め、これら両者32,18gの係合強度の向上を図るよう構成している。
しかも、この実施例では、ドア10の開放時に当該ドア10の自由端の回動軌跡α(図面では、ドア10の自由端下部10Bの回動軌跡を示す)が、図8,図9に示すように、最大開放位置(全開位置αO参照)の前位置にて略水平乃至開方向に下降するよう、ドアヒンジ20のヒンジ軸H(上下のヒンジピン21,21を通る線)を、垂直線VERに対して車両正面視で上側が内倒れ角度θ1だけ車幅方向内方に傾斜(図3参照)されると共に、垂直線VERに対して車両側面視で上側が前倒れ角度θ2だけ車両前方に傾斜(図2参照)されている。
図2,図3に示すように、上述のヒンジ軸Hが内倒れ角度θ1だけ内倒れすると共に、前倒れ角度θ2だけ前倒れすることで、ドア10開放時におけるドア自由端の上昇量(リフト量)を確保して、縁石との干渉を防止すべく構成している。
さらに、ドア10の開放時に当該ドア10の自由端の回動軌跡αが最大開放位置である全開位置αOの前位置にて略水平乃至開方向に下降することで、ドア10を開放操作する際の操作力が小さくなり、これによりトーションバー30の簡素化を図るよう構成したものである。
なお、上述のヒンジ軸Hの内倒れ構造は、特に、ドア10開放時におけるドア自由端の上昇量(リフト量)確保に寄与し、ヒンジ軸Hの前倒れ構造は、特に、ドア自由端の回動軌跡αが最大開放位置(全開位置αO参照)の前位置にて略水平乃至開方向に下降することに寄与するものである。
図3に示すように、上述の内倒れ角度θ1は5°〜15°の範囲内、好ましくは12°とされており、図2に示すように、上述の前倒れ角度θ2は5°〜15°の範囲内、好ましくは10°とされている。これにより、ドア開放時におけるドア自由端の上昇(リフト量確保)と、ドア10の開放操作性とを高次元でバランスさせるよう構成している。
すなわち、内倒れ角度θ1が5°未満の場合には、ドア開放時におけるドア自由端の充分な上昇量(リフト量)が確保できない。逆に、内倒れ角度θ1が15°を超過する場合には、ドア開放操作力が重くなり過ぎて、トーションバー30が大型化するだけでなく、車室が狭くなる等の車体構造に悪影響を及ぼすものである。
一方、前倒れ角度θ2が5°未満の場合には、最大開放位置(全開位置αO)を充分に水平方向まで確保することが不可となる。逆に、前倒れ角度θ2が15°を超過する場合には、ドア回動スペースをフロントフェンダ側に設ける必要が生じ、スワンヒンジのように車体を避けるヒンジ構造が必要となり、車体構造に悪影響を及ぼすのみならず、ドア開放時にその自由端が上昇することなく下降し始めることになる。
このため、本実施例では、内倒れ角度θ1および前倒れ角度θ2を上記範囲内として上述の諸種の問題点を回避し、ドア開放時におけるドア自由端の上昇(リフト量確保)と、ドア10の開放操作性とを高次元でバランスさせたものである。
また、上述のトーションバー30は、ドア10の自由端の回動軌跡α(図1,図8〜図10参照)における上死点(TDC)で、捩り付勢力が作用しない中立位置となるよう構成されており、これにより、ドア10の最大開放位置(全開位置αO)からのドア引込み(ドア閉成操作)時においても、トーションバー30の捩り付勢力でアシストするよう構成したものである。
ここで、上述のドア10を上方から車体に組付ける場合、ドア10の上述の上死点TDCとトーションバー30の中立位置とを符合させると、ドア10の組付け性が良好となるものである。
次に、図11,図12,図13を参照して、他の実施例について説明する。
図11の(a)はトーションバー30上端の連結部材32とドア側ヒンジ部材18の枠部18gとの嵌合構造の他の実施例を示す断面図、図11の(b)は図11の(a)の平面視図である。
図11の(a)(b)に示す構成は、図7の(a)(b)で示した構造に加えて、組付けスペース18kの車幅方向外側を枠部18と一体の補強部18lで覆ったものであり、補強部18lにより枠部18の強度を高めている。
図11に示すように構成しても、図7の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図11において、図7と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図12はトーションバー30上端の連結部材32の他の実施例を示す拡大斜視図である。
この実施例においては、連結部材32のトーションバー30における上端折曲げ部30bを嵌合する嵌合基端側の端面32dにおいて、中心線CLに対して車両前方にオフセット量OS1だけ偏心した位置で、かつ、中心線CLに対して車両下方にオフセット量OS2だけ偏心した位置から上端折曲げ部30bを嵌合すると共に、この上端折曲げ部30bの中心線CL1を連結部材32の中心線CLに対して非平行と成したものである。
このように構成しても、連結部材32を回動させて、当該連結部材32の枠部18gとの嵌合角度を変更することにより、トーションバー30の付勢力を確実に調整することができるので、図12において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図13の(a)はトーションバー30上端の連結部材32とドア側ヒンジ部材18の枠部18gとの嵌合構造のさらに他の実施例を示す断面図、図13の(b)は図13の(a)の平面視図、図13の(c)は図13の(a)のA−A線矢視断面図である。
図13に示す実施例では、連結部材32を立方体(いわゆるキューブ)で構成すると共に、当該連結部材32の中心線CLに対して、トーションバー30の上端折曲げ部30bを、車両前方かつ車両下方にオフセットした偏心位置に嵌合し、さらに上記中心線CLと上端折曲げ部30bとを互いに平行と成したものである。
連結部材32を立方体で構成したことにより、該連結部材32には同形状かつ4つの当接面32e,32f,32g,32hを形成しており、連結部材32を回動させて、当該連結部材32の枠部18gとの嵌合角度を90度毎に変更することで、トーションバー30の付勢力を4通りに確実に調整することができる。
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については先の各実施例(特に、図11の実施例)とほぼ同様であるから、図13において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。上述の立方体に代えて連結部材32の車幅方向外端面および車幅方向内端面を正方形とし、他の4面を長方形と成した直方体で連結部材を構成しても、同様の効果がある。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。また、上記実施例においては、車両右側のドア支持構造について説明したが、車両左側のドア支持構造は右側のそれと左右対称または左右略対称に構成されている。
この発明による自動車のドア支持構造は、ヒンジピラー2に車体側ヒンジ部材19およびドア側ヒンジ部材18を介して開閉可能にドア10が支持された自動車のドア支持構造であって、ドア開閉操作を補助するトーションバー30が上記ヒンジピラー2に沿って配設され、該トーションバー30の下部が車体に固定され、上記ドア10には、上記車体側ヒンジ部材19に対して上方から組付けられる上記ドア側ヒンジ部材18と、上記トーションバー30上部に上方から捩れ方向の回動が規制されるよう連結されるトーションバー取付け部(枠部18g参照)とが設けられたものである(図2,図3参照)。
この構成によれば、トーションバー30をヒンジピラー2に沿って配設したので、上下方向に長いヒンジピラー2に沿って比較的長尺のトーションバー30をコンパクトにレイアウトすることができ、また、上記ドア側ヒンジ部材18が車体側ヒンジ部材19に対して上方から組付けられると共に、上記トーションバー取付け部(枠部18g)がトーションバー30上部に上方から連結されるので、車体に対するドア10の組付け性を高めることができる。
よって、トーションバー30の長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、従前のガスダンパを用いることなく、ドア10の開閉を容易に行なうことができる。
また、上述のトーションバー30は、ドア開閉操作を補助するものであり、当該トーションバー30の長さを確保することにより、トーションバー30の応力降伏を防止することができる。
この発明の一実施形態においては、上記トーションバー取付け部(枠部18g参照)は上記ドア側ヒンジ部材18に形成されたものである(図4,図5参照)。
この構成によれば、部品点数の削減を図ることができると共に、ドア側に当該トーションバー取付け部の補強が不要となるので、ドア本体に対する応力を軽減することができる。
この発明の一実施形態においては、上記ドア10の全閉(全閉位置αC参照)から全開(全開位置αO参照)までの回動範囲内に、上記トーションバー30の中立位置が設けられたものである(図1,図8〜図10参照)。
この構成によれば、トーションバー30の中立位置を利用して、ドア10(ドア側ヒンジ部材18およびトーションバー取付け部を含む)を上方から車体(ヒンジピラー2、車体側ヒンジ部材19、トーションバー上部を含む)に組付けることができるので、ドア10の組付けが容易となる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のトーションバー取付け部は、実施例のドア側ヒンジ部材18の枠部18gに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材およびドア側ヒンジ部材を介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造について有用である。
2…ヒンジピラー
10…ドア
18…ドア側ヒンジ部材
18g…枠部(トーションバー取付け部)
19…車体側ヒンジ部材
20…ドアヒンジ
30…トーションバー
31…車体側ブラケット

Claims (3)

  1. ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材ドア側ヒンジ部材とを含むドアヒンジを介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造であって、
    ドア開閉操作を補助するトーションバーが上記ヒンジピラーに沿って配設され、
    該トーションバーの下部が車体に固定され、
    上記ドアには、上記車体側ヒンジ部材に対して上方から組付けられる上記ドア側ヒンジ部材と、
    上記トーションバー上部に上方から捩れ方向の回動が規制されるよう連結されるトーションバー取付け部とが設けられ
    上記ドアヒンジが上記ドアの全高の半分よりも上側の部分に対して取付けられ、
    上記トーションバーの下部を係止する車体側ブラケットが上記車体側ヒンジ部材から下方に離間して、上記ヒンジピラーの下部に取付けられたことを特徴とする
    自動車のドア支持構造。
  2. 上記トーションバー取付け部は上記ドア側ヒンジ部材に形成された
    請求項1に記載の自動車のドア支持構造。
  3. 上記ドアの全閉から全開までの回動範囲内に、上記トーションバーの中立位置が設けられた
    請求項1または2に記載の自動車のドア支持構造。
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