JP6347264B2 - 自動車のドア支持構造 - Google Patents
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Description
この場合、ドア開閉操作を補助する目的で、付勢式のバランサが設けられるのが一般的であり、従来においてはバランサとしてガスダンパが用いられていた。
しかしながら、該特許文献2に開示されたトーションバーは、上下のヒンジ間を上下方向に連結するものであって、ドアと車体との間に設けられたものではないので、該トーションバーはバランサとして機能しないものである。
よって、トーションバーの長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、従前のガスダンパを用いることなく、ドアの開閉を容易に行なうことができる。
また、上述のトーションバーは、ドア開閉操作を補助するものであり、当該トーションバーの長さを確保することにより、トーションバーの応力降伏を防止することができる。
図面は自動車のドア支持構造を示し、図1はその外観側面図、図2はドア支持構造を車幅方向の内側から見た状態で示す側面図、図3はドア支持構造を車両の前方から見た状態で示す正面図、図4はドア側ヒンジ部材と車体側ヒンジ部材との組付け構造を示す斜視図、図5はこれら各ヒンジ部材の分解斜視図、図6は車体側ブラケットの斜視図、図7の(a)はトーションバー上端の連結部材とドア側ヒンジ部材の取付け部との嵌合構造を示す拡大断面図、図7の(b)は図7の(a)の平面視図、図8はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す側面図、図9はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す正面図、図10はドアを開放(ドア開度60°)した状態で示す平面図である。
車体の下側部において車両の前後方向に延びる閉断面構造のサイドシル1を設け、このサイドシル1の前部には、図10に示すように車両の上下方向に延びる閉断面構造のヒンジピラー2を立設固定している。
上述のドア開口部6を開閉するサイドドアとしてのフロントドア10(図面では車両右側のフロントドア10を示すが、以下単にドアと略記する)は、図2に示すドアフレーム11と、このドアフレーム11の車幅方向外側に設けられた合成樹脂製のドアアウタパネル12(図1参照)と、図示しないウインドレギュレータ装置により昇降可能に構成されたドアウインドガラス13と、を備えている。
ここで、上述のドアベルトライン構成部材15はドア上辺部を構成し、上述の下部連結部材16はドア下辺部を構成し、上述のインパクトバー17は側突荷重を受け止めるためのものである。
図2,図3に示すように、上述のドア10は、ドア側ヒンジ部材18および車体側ヒンジ部材19を備えたドアヒンジ20を介して車体側部材である閉断面構造のヒンジピラー2に開閉可能に支持されている。
図4,図5に示すように、ドア側ヒンジ部材18は、上下方向に離間した上下の取付け座18a,18bと、これら上下の取付け座18a,18bを上下方向に連結する連結部18cと、上側の取付け座18aの下端から車両前方に突出する突出部18dと、下側の取付け座18bの上端から車両前方に突出する突出部18eと、連結部18cの上下方向中間部から車両前方に突出するアーム部18fと、このアーム部18fの前端に設けられた枠部18g(トーションバー30の上端を取付けるべく上下方向に貫通した貫通孔を有する取付け部)と、が一体形成されたものである。
上述の枠部18gは、ドア側ヒンジ部材18を車体側ヒンジ部材19に対して上方から組付けることを考慮して、上下の突出部18d,18eの前端よりもさらに車両前方に突出するよう構成されている。
換言すれば、ドア側ヒンジ部材18をドア本体の可及的上部に片寄せて取付けることで、ドア10とヒンジピラー2との間の余剰スペースを利用して、比較的長尺のトーションバー30の取付けスペースを確保するよう構成したものである。
また、上述のトーションバー30は、ドア10の開閉操作を補助するものであり、このトーションバー30の長さを確保することにより、トーションバー30それ自体の応力降伏を防止すべく構成したものである。
このため、本実施例では、内倒れ角度θ1および前倒れ角度θ2を上記範囲内として上述の諸種の問題点を回避し、ドア開放時におけるドア自由端の上昇(リフト量確保)と、ドア10の開放操作性とを高次元でバランスさせたものである。
ここで、上述のドア10を上方から車体に組付ける場合、ドア10の上述の上死点TDCとトーションバー30の中立位置とを符合させると、ドア10の組付け性が良好となるものである。
図11の(a)はトーションバー30上端の連結部材32とドア側ヒンジ部材18の枠部18gとの嵌合構造の他の実施例を示す断面図、図11の(b)は図11の(a)の平面視図である。
図11の(a)(b)に示す構成は、図7の(a)(b)で示した構造に加えて、組付けスペース18kの車幅方向外側を枠部18と一体の補強部18lで覆ったものであり、補強部18lにより枠部18の強度を高めている。
この実施例においては、連結部材32のトーションバー30における上端折曲げ部30bを嵌合する嵌合基端側の端面32dにおいて、中心線CLに対して車両前方にオフセット量OS1だけ偏心した位置で、かつ、中心線CLに対して車両下方にオフセット量OS2だけ偏心した位置から上端折曲げ部30bを嵌合すると共に、この上端折曲げ部30bの中心線CL1を連結部材32の中心線CLに対して非平行と成したものである。
よって、トーションバー30の長さ確保と、組付け性確保との両立を図って、従前のガスダンパを用いることなく、ドア10の開閉を容易に行なうことができる。
また、上述のトーションバー30は、ドア開閉操作を補助するものであり、当該トーションバー30の長さを確保することにより、トーションバー30の応力降伏を防止することができる。
この発明のトーションバー取付け部は、実施例のドア側ヒンジ部材18の枠部18gに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
10…ドア
18…ドア側ヒンジ部材
18g…枠部(トーションバー取付け部)
19…車体側ヒンジ部材
20…ドアヒンジ
30…トーションバー
31…車体側ブラケット
Claims (3)
- ヒンジピラーに車体側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材とを含むドアヒンジを介して開閉可能にドアが支持された自動車のドア支持構造であって、
ドア開閉操作を補助するトーションバーが上記ヒンジピラーに沿って配設され、
該トーションバーの下部が車体に固定され、
上記ドアには、上記車体側ヒンジ部材に対して上方から組付けられる上記ドア側ヒンジ部材と、
上記トーションバー上部に上方から捩れ方向の回動が規制されるよう連結されるトーションバー取付け部とが設けられ、
上記ドアヒンジが上記ドアの全高の半分よりも上側の部分に対して取付けられ、
上記トーションバーの下部を係止する車体側ブラケットが上記車体側ヒンジ部材から下方に離間して、上記ヒンジピラーの下部に取付けられたことを特徴とする
自動車のドア支持構造。 - 上記トーションバー取付け部は上記ドア側ヒンジ部材に形成された
請求項1に記載の自動車のドア支持構造。 - 上記ドアの全閉から全開までの回動範囲内に、上記トーションバーの中立位置が設けられた
請求項1または2に記載の自動車のドア支持構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016030034A JP6347264B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 自動車のドア支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030034A JP6347264B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 自動車のドア支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017144957A JP2017144957A (ja) | 2017-08-24 |
JP6347264B2 true JP6347264B2 (ja) | 2018-06-27 |
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ID=59682116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016030034A Active JP6347264B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 自動車のドア支持構造 |
Country Status (1)
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