JP6347012B2 - 伸縮性コイルリング - Google Patents

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本発明は、指に指輪形態でつけることができる手首にブレスレット形態でつけることができる、髪を束ねるヘアーゴム輪あるいは携帯ストラップに使用される伸縮性コイルリングに関する。
従来、髪を束ねるヘアーゴム輪あるいは携帯ストラップに使用されるなどの、合成樹脂製あるいはゴム製の棒状のコイルスプリングの両端を突き合わせて溶着、融着あるいは接着によって該両端を接合連結して接合部を形成し、それによってリング形態に形成してなる伸縮性コイルリングが知られている。
特になし
特になし
この従来の伸縮性コイルリングは、接合部の接合不良によって接合部が破断してしまうことが起きる危険を有するという欠点を有するものであった。
本発明は、接合部に接合不良があっても容易には破断しない伸縮性コイルリングを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は次に述べるような構成としている。
≪請求項1記載の発明≫
合成樹脂製あるいはゴム製の棒状のコイルスプリングのコイル線材の両先端を突き合わせて溶着、融着あるいは接着によって該両先端を接合連結して接合部(14)を形成し、それによってリング形態に形成してなる伸縮性コイルリング(3)において、
前記接合部(14)を有するコイル部位と、この接合部(14)を有するコイル部位の隣のコイル部位を一体化してなる一体化コイル部位群を設け
前記コイル線材は繋ぎ目や接合部位が一切無くかつ全線の線径が同一である一種類線の一本線形態であり、
以上のように構成されてなることを特徴とする伸縮性コイルリングである。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
≪請求項1記載の発明の効果≫
接合部を有するコイル部位と隣のコイル部位を一体化することによって、接合部への引っ張り力の軽減を図ることができ、よって接合部が破断し難い伸縮性コイルリングを実現するという効果を奏する。
≪請求項2記載の発明の効果≫
請求項1記載の発明と同様な効果を奏する。
実施例1の携帯ストラップとしての一部断面正面図、ヘアーゴム輪あるいは指輪としての一部断面正面図およびストッパーの拡大断面図。 本発明の実施例1の取り付け方法手順を示す斜視図。 図2の続き。 本発明の実施例1の他の取り付け方法手順を示す斜視図。 本発明の実施例2の斜視図。 本発明の実施例3の一部断面正面図。 本発明の実施例4の一部断面正面図。 本発明の実施例5の一部断面正面図。 発明者のアイデアである実施例6の一部断面正面図。 発明者のアイデアである実施例7の一部断面正面図。 発明者のアイデアである実施例8の一部断面正面図。 本発明の本発明の実施例9の正面図および側面図。 本発明の実施例10の正面図および側面図。 本発明の実施例11の正面図、側面図および紐取り付け物品の分離断面図および組立断面図。 本発明の実施例12の一部断面部分正面図。 本発明の実施例13の一部断面部分正面図。 本発明の実施例14の一部断面部分正面図。 本発明の実施例15の包装状態図。 本発明の実施例16の使用状態斜視図。 本発明の実施例17の斜視図。 発明者のアイデアである実施例18の一部断面正面図。 発明者のアイデアである実施例19の断面正面図。 発明者のアイデアである実施例20の一部断面正面図。 本発明の実施例21の正面図、側面図および両側ストッパー付き紐部材の正面図。 本発明の実施例21の両側ストッパー付き紐部材の取り付け手順図。 本発明の実施例22の側面図、背面図および飾り物品の平面図。 本発明の実施例23の側面図および正面図。 本発明の実施例23の使用状態斜視図。 本発明の実施例23の指輪としての使用状態斜視図。 本発明の実施例24の携帯品への取り付け状態図および使用状態図。 本発明の実施例25を示す正面図。 本発明の実施例26を示す斜視図。 本発明の実施例27を示す紐取り付け物品の断面図と側面図、および正面図と側面図。 本発明の実施例27の異なる使用形態を示す側面図および平面図。 本発明の実施例28を示す正面図。 本発明の実施例29を示す正面図。 発明者のアイデアである実施例30を示す正面図。 本発明の実施例31を示す正面図。 発明者のアイデアである実施例31の着脱自在型取り付け部材の図。 本発明の実施例32を示す斜視図。 本発明の実施例1の使用状態斜視図。 本発明の実施例33を示す図。 本発明の実施例34を示す図。 本発明の実施例34の取付け例を示す斜視図。 本発明の実施例34の他の取付け例を示す斜視図。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1〜図4、図41に示す実施例1において、1は携帯ストラップであって、この携帯ストラップ1は次に述べるような構成となっている。
紐取り付け物品2と、
この紐取り付け物品2に取り付けられた、指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができるとともに、髪を束ねるヘアーゴム輪あるいは指輪としても使用可能な伸縮性コイルリングからなる伸縮性リング3と、
紐取付け物品2に設けられた、非ループ1本形態の紐部材は通すが該紐部材の結び目5を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔6と、
この紐通し結び目止め孔6に一方側を通されて伸縮リング3側に出た部位に結び目5を形成して該紐通し結び目止め孔6から抜けないようにしてなる、多機能携帯端末、携帯電話、携帯カメラ、それらのケースあるいは該ケースに収納された状態の携帯品に取り付けられてなる0.5mm〜1.1mmの太さ(好ましくは0.7mm〜1.0mm)の、前記非ループ一本形態の紐部材である紐部材4と、
この紐部材4の他方の側に設けられたストッパー8とからなるとともに、
紐部材4を取り除き、新たな紐部材4を紐通し結び目止め孔6に通し結び目5を形成して取り付けることができることを特徴としている。
紐取り付け物品2は、物品本体10と、この物品本体10の上部側に設けられた結び目5の全部を収納する貫通横孔形態の結び目収納部11と、物品本体10の上部から下方の結び目収納部11に連絡するように設けられた紐通し結び目止め孔6と、物品本体10の下部に下がるように設けた伸縮性リング3の三つのコイル部位からなる複数コイル掛かり形態で取り付け状態とした一体化コイル部位群13を取付けてなる(結束固定形態でもよい)コイル取付け部9とからなっている。
コイル取付け部9は、ナイロン紐、ポリウレタン紐などの合成樹脂製紐(より紐、編組網紐を含む)、木綿紐、麻糸などの自然素材紐あるいはワイヤや針金などの金属線部材などからなっていて、その両端側は結び目収納部11とは別箇所である物品本体10の下部に設けた貫通横孔形態(溝形態でもよい)である通し固定部12に差し込まれている。
通し固定部12には該通し固定部12に連絡された固定材充填口15から、ホットメルト、液体接着剤などの接着剤16が通し固定部12内に充填されて、差し込まれている伸縮性リング取付け部9の両端側を内部に接着固定している。
コイル取付け部9の両先端を突き合わせて、融着、溶着あるいはスリーブなどで接合(連結を含む)形態としてなる形態もよい。
コイル取付け部9へのコイル部位の掛かり数を三つ以上(三つが好ましい)の複数コイル掛かり形態とするのがよい。
伸縮性リング3はが、コイルスプリングの一方端と他方端を融着、溶着により接合としたコイル接合部14を形成している。
一体化コイル部位群13は、コイル接合部14のコイル部位と、該コイル接合部14のコイル部位の両隣のコイル部位の三つのコイル部位に複数回巻かれた糸材からなる一体化手段7と該一体化手段7に浸み込ませた接着剤によって結束された一体化形態とされている。
コイル部位同士の融着、溶着あるいは接着によって接合形態で一体化コイル部位群を形成するのもよい。
コイル接合部14を有するコイル部位と、該コイル接合部14を有するコイル部位の両隣のコイル部位とが一体化形態とされているので、伸縮性リング3が強く引っ張られても、その力の大半は両隣のコイル部位に掛かり、コイル接合部14への引っ張り力の働きが大幅に軽減されるないし皆無とされるので、コイル接合部14の破断ないし切断が生じない安全性の高い携帯ストラップを実現する。
コイル取付け部9は一体化コイル部位群13のコイル内に位置された形態となっているので、伸縮性リング3が指輪であるばあい、付けた指には伸縮性リング3のコイル部位の内側面が指に接触してコイル取付け部9は指に接触しない形態を実現しているものである。これによって、指への硬い物の接触による違和感を感じさせない形態を実現しているものである。
一体化コイル部位群の形成に最適なのは、縫い糸ほどの細い糸を何重にも巻いて瞬間接着剤を浸み込ませコイル部位ともに固着するのがよい。その際、結び目を作らず瞬間接着剤が完全に硬化した後で、ニッパーなどで余分な紐部位を切り除くのが、結び目が無く見た目もよいものとできる。
携帯ストラップ1は、伸縮性リング3の大きさにもよるが小さいものでは、一本の指よりも内径が小さい、例えば、内径20mm以下のもの、あるいは一本の指よりもわずかに大きい経のものを該伸縮性リング3に掛け、大きいものは数本の指にも掌あるいは手首にも掛けて使用するもので、携帯品を手に持って操作する際に、指、掌あるいは手首に伸縮性リング3を掛けた状態で携帯品を操作することを可能としているので、手から携帯品が落下した場合でも地面への落下を防ぐことができる。
一本の指に掛ける指輪形態で使用するのであれば、内径が15mm〜23mm程度がよく、指より太くぶかぶかでも、その指の左右の指の間に伸縮性リング3が挟持形態とされるので、何ら問題なく保持される。使用感および指への装着感を考慮するなら、指を入れる時に、伸縮性リング3がめくれず抵抗なく素早く軽快・スムーズに入るようにするのが良く、その場合の伸縮性リング3の内径27は18mm〜24mm程度がよく、好ましくは19mm〜22mm程度がよく、より好ましくは20mm〜21mm程度がよい。
この場合のような指輪使用である伸縮性リング3のコイル径32は4mm以上とするのがよい。4mm以上のコイル径32によって、一本の指への伸縮性リング3の装着が締め付け力の得られない指の太さでも、コイル部分は装着指度その隣の指の間に挟持されることになり、指間の挟持によって伸縮性リング3指輪はその指への装着が保持される。
「プラスチック製(合成樹脂製)あるいはゴム製のコイルスプリングからなる伸縮性コイルリング」は、指で軽く摘まんでもそのコイル部位は容易につぶれ変形する柔らかさであり、素材そのものもソフトタッチであるので指の間に挟持されても容易につぶれ変形しかつソフトタッチなので指に痛みを与えないものである。
その点で特に、一本の指に掛け(装着)しての指輪として好適である。それは、コイル部位がそれなりに太くなるので(例えばコイル部位の径が3mm以上、好ましくは4mm以上)隣の指と装着した指の間にソフトタッチのコイル部位が挟まり変形し、伸縮性コイルリングの内径が装着した指よりも大きくても、隣の指とのコイル部位のソフト挟持形態によって指上に保持される。
例えば、一般的にヘアーゴムとして販売されているポリプロピレン製、ポリウレタン製、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製(プラスチック製)の伸縮性コイルリングは、
Aコイルスプリング:スプリング外径30mm、スプリング内径10mm、コイル部位外径9mm、コイル線2.4mm、
Bコイルスプリング:スプリング外径33mm、スプリング内径13mm、コイル部位外径11mm、コイル線2mm、
Cコイルスプリング:スプリング外径40mm、スプリング内径20mm、コイル部位外径10mm、コイル線2.5mm、
などであり、コイル線材断面形状は円形のもの、三角形のもの、楕円形ものなどがある。
指輪形態としては、上記A〜Cコイルスプリングを試作では使用したが好適である。しかし、これらにのみ限定されるものではない。金属製のものでも同様な装着効果が得られるものは使用できる。
また、コイル線材にはアラミド繊維などの芯材が入った形態のものがよい。コイル線材が切断しても、芯材が残るので携帯品の落下の危険を避けることができ、即新しいものに交換することができる。
また、伸縮性リング3のコイル形態は図のように円形螺旋コイル形態にとどまらず、楕円螺旋コイル形態あるいは内面が緊切ないし当接した折畳み螺旋コイル形態でもよい。
楕円螺旋コイル形態あるいは折畳み螺旋コイル形態のものは、コイル部の厚みが薄くなるので指輪が小さく見えるという効果を奏する。
ストッパー8は、円盤形態のストッパー本体18と、このストッパー本体18の側面から対抗する側面に向けてあけられた貫通孔形態の、非ループ一本紐形態の紐部材4の結び目を全部収納して隠す形態の結び目収納部19と、ストッパー本体18の下部から結び目収納部19に連絡するようにあけられた非ループの一本紐形態の紐部材4は通すがその結び目は通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔20とからなっている。
紐部材4は15cm〜30cmの長いものとし、紐通し結び目止め孔20から挿入し結び目収納部19から外に長く出し、その外に出た部位に結び目収納部19の深さ以上の長さを残して結び目17を作った状態として、使用者が紐部材4を好みの長さにできる形態で提供するようになっている。
使用者は、紐部材4の好みの長さを決め、その好みの長さとなる位置に結び目を作り該結び目を締め、結び目17を有する余分な部位を切断取り除いて、紐通し結び目止め孔20から出ている紐部材4を引いて結び目を結び目収納部7内に引き込み収納して、紐部材4への取り付け状態とする。
紐通し結び目止め孔20から出ている該紐通し結び目止め孔20に可能な限り近い部位で紐部材4を切断し、結び目収納部19に爪楊枝、針金クリップを延ばし形成したピンなどを入れて、結び目5を結び目収納部19の外に押し出して、新しい紐部材に取り付けることが何回でも行える。
結び目17が付いた余分な紐部材は、予備の紐部材4として使用できるので保管しておけがよい。
図2、図3を参照して、携帯ストラップ1の携帯品22への取り付け方例を説明する。
正面がタッチパネル式のディスプレイ21が設けられた多機能携帯端末23と、これを収納してなるケース24(カバーを含む)とで携帯品22を形成している。
ケース24のカメラレンズが露出される撮影用開口25の外側からストッパー8を入れケース24の背面板に開口されたケースの開口窓26の外に出した状態にして(図2参照)、多機能携帯端末23をケースの正面に開口されている開口窓26から押し込み収納する。このとき、紐部材4は多機能端末23とケース24の内壁に挟持状態にされ、そのストッパー8側はケースの開口窓26と多機能携帯端末23の間から外に出て、ストッパー8はケース24と多機能携帯端末23の正面側外に出ている状態となる(図3の上図)。
紐取り付け物品2を引いて紐部材4を引き移動させ、ストッパー8を多機能携帯端末23とケース24に当接させる(図3の下図)。
伸縮性リング3を指ないし掌に掛けた状態で、携帯品22をその掌に持って該携帯品22を操作している状態で、携帯品22を手から落とした状態では、落下する携帯品22の重量で紐部材4は緊張しストッパー8は多機能携帯端末23とケース24に押しつけられることになり、かつ、ストッパー8が開口窓26から内側への凸部位を形成する。よって、前記凸部位の引っ掛かりと押しつけ機能によって多機能携帯端末23が開口窓26から外れ難くするものである。
ケースにはカバーを含むものである。
図4を参照して、携帯ストラップ1の携帯品28への取り付け方例を説明する。
多機能携帯端末23と、この多機能携帯端末23を正面の開口窓26から押し込み収納し、側面角に携帯ストラップの紐を通し取り付ける紐通し取付け部30(多機能携帯端末23に設けてなるものもある)を有してなるケース29とで携帯品28を形成している。
紐部材4を折り畳みの一対形態にして紐通し取付け部30に通し抜けさせて、出た部位を広げて潜らせループ31を形成し、この潜らせループ31にストッパー8を潜らせ状態にして(図4の上図参照)、紐取り付け物品2側を引っ張って潜らせループ31を収縮締めて該潜らせループ31からストッパー8が抜けない状態にして(図4の下図参照)携帯ストラップ1を取り付け状態とする。
紐取付け物品2に設けられた、1本の紐部材4は通すが該紐部材4の結び目5を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔6によって、紐部材4がささくれ立って切れそうになったら該紐部材4を切断して取り除き、紐部材4が切断してしまったら取り除き、あるいは紐部材4の長さが不適当で好みの長さの紐部材4に変えたい場合は紐部材4を切断して取り除き、新しい紐部材を紐通し結び目止め孔6に通し結び目5を形成して、抜けないように新たな紐部材4を取り付けた携帯ストラップ1を形成できる。
また、紐部材4を切断取り除いてあるいは紐部材4を付けたまま、ヘアーゴム輪、指輪あるいはブレスレットとして使用できる。
紐取り付け物品2は、携帯ストラップ用の物品として、あるいは紐部材4を取り付けて携帯ストラップにできる髪を束ねるヘアーゴム輪用の物品として単独で提供することができるものである。
図1の左図に示すような、紐部材4を設けない形態とした場合、コイル接合部14が破断し難いないし破断しない髪を束ねるヘアーゴム輪34として提供することが可能であり、紐部材4およびストッパー8を取り付けることにより、好みの紐の長さの携帯ストラップ1を形成することができる。すなわち、紐部材4を切断する鋏や爪切りがあれば、誰でもが簡単・容易・素早く携帯ストラップを作ることができる。
このことは、以下に述べる実施例においても同様である。
長めの紐部材4を添付形態で提供し、使用者自らが好みの長さの紐部材にして一方の側を紐取り付け物品2に取り付け、他方の側にストッパー8を取り付けて携帯ストラップ1を完成させて使用できるようにするのもよい。このような、紐部材を紐取り付け物品に取り付けない分離形態で包装容器に入れられた形態で提供されるものも、本発明の技術的範疇に含まれるものである。
このことは、以下に述べる実施例においても同様である。
一本の指に掛ける指輪形態で使用するのであれば、内径が15mm〜23mm程度で締め付け力が強くない弱いものとするのがよく、指より太くぶかぶかでも、その指の左右の指の間に伸縮性リング3が挟持形態とされるので、何ら問題なく保持される。使用感および指への装着感を考慮するなら、指を入れる時に、伸縮性リング3がめくれず抵抗なく素早く軽快・スムーズに入るようにするのが良く、その場合の伸縮性リング3の内径27は18mm〜24mm程度がよく、好ましくは19mm〜22mm程度がよく、より好ましくは20mm〜21mm程度とし、紐部材4とストッパー8を設けない構成とすることにより、紐取り付け物品2は飾り物品となり、一本の指に装着した場合には該飾り物品(紐取り付け物品2)がアクセント飾りである指輪となる。
このような形態とすることによって、伸縮性リング3を一本の指に長時間掛けたままにしておくことが可能となり、これによって、携帯品をその手に緊張感なく優しく長時間持ったままでの携行を可能とするものである。そして、適当な指に紐部材4を軽く絡めるなり軽く押さえ付け状態とすることで、その手持ち感をより手にフィットさせた、指のより弱い緊張感のない指を携帯品に添えるだけの、落ちる心配のない安心感のある手に持ったままの携行を実現するものである。
これは、いつでもどこでも素早く操作ができる、マナーモードでも確実に着信を知り素早く安全委応対することを可能とするものである。
また、指に伸縮性リング3を装着した状態で、携帯品を耳に当て電話をしている通話状態や、画面をタッチしながらメールやインタネットやアプリの指タッチ操作等をした状態では、指輪である伸縮性リング3は使用者に向いている対向看者からみると略真正面に向かい形態で位置されるので、伸縮性リング3が異様に目に付く目立つものとなる。伸縮性リング3に宝石状部材、キャラクタの顔、広告物などを設けることにより、それらが、対向看者に強くアピールすることになり、強く印象付けられたものにできる。
≪伸縮性コイルリングとしての発明≫
[付記1]
従来、髪を束ねるヘアーゴム輪あるいは携帯ストラップに使用されるなどの、合成樹脂製あるいはゴム製の棒状のコイルスプリングの両端を突き合わせて溶着、融着あるいは接着によって該両端を接合連結して接合部を形成し、それによってリング形態に形成してなる伸縮性コイルリングが知られている。
この従来の伸縮性コイルリングは、接合部の接合不良によって接合部が破断してしまうことが起きる危険を有するという欠点を有するものであった。
この、伸縮性コイルリングの発明は、接合部に接合不良があっても容易には破断しない伸縮性コイルリングを提供することを目的としている。
[a]合成樹脂製あるいはゴム製の棒状のコイルスプリングの両端を突き合わせて溶着、融着あるいは接着によって該両端を接合連結して接合部を形成し、それによってリング形態に形成してなる伸縮性コイルリングにおいて、
前記接合部を有するコイル部位と、この接合部を有するコイル部位の隣のコイル部位を一体化してなる一体化コイル部位群を設けてなることを特徴とする伸縮性コイルリング。
(定義)
一体化の方法としては、細い糸を何回も巻いて一体化コイル部位群を結束し、かつ、巻いた糸に瞬間接着剤などの粘性の弱い浸み込み易い接着剤ないし硬化剤を浸み込ませて行う方法がある。その他、コイル部位同士の溶着、融着あるいは接着による接合、各種紐、各種テープ、各種バンド、あるいはリング材による結束などがある。
(効果)
接合部を有するコイル部位と隣のコイル部位を一体化することによって、接合部への引っ張り力の軽減を図ることができ、よって接合部が破断し難い伸縮性コイルリングを実現するという効果を奏する。
[b]一体化コイル部位群が、接合部を有するコイル部位を真ん中にしてその両側にコイル部位を一体化してなる一体化コイル部位群であることを特徴とする請求項[a]記載の伸縮性コイルリング。
(効果)
引っ張り力は接合部を有するコイル部位には殆ど作用せず、接合部を有さない両隣のコイル部位に分散されて作用するので、接合不良の接合部であっても該接合部が破断することが殆ど生じないとうい効果を奏する。
[付記2]
従来、携帯ストラップに指、掌あるいは手首に掛ける伸縮性リングを設けたものが知られている。
従来の伸縮性リングは、棒状の伸縮性紐材の両端を突き合わせて融着、溶着あるいは接着などによる接合部によってリング形態にしているものであるため、接合部の接合不良によって接合部が破断してしまうことが起きる危険を有するという欠点を有するものであった。
この、携帯ストラップの発明は、接合部に接合不良があっても容易には破断しない伸縮性コイルリングを有する携帯ストラップを提供することを目的としている。
[ア]紐取り付け物品と、
この紐取り付け物品に直接的にあるいは他の部材を介して間接的に取り付けられた、指あるいは手首に掛けることができ、棒状の伸縮性紐材の両端を突き合わせて融着、溶着あるいは接着などによる接合部によってリング形態に形成されてなる伸縮性リングと、
前記紐取付け物品に設けられた、携帯電話、携帯カメラあるいはそれらのケースなどの携帯品に取り付けられることを可能としている紐部材と、
前記紐取り付け物品に設けられた、前記伸縮リングを通し取り付けるためのリング通し取付け部とからなるとともに、
このリング通し取付け部内に前記接合部が位置された状態で前記伸縮性リングが取り付けられ、前記リング通し取付け部内に接着剤あるいは合成樹脂製部材などの固定材によって、前記接合部が前記リング通し取付け部内に移動できないように固定されてなることを特徴とする携帯ストラップ。
(効果)
伸縮性リングの接合部が、接着剤あるいは合成樹脂製部材などの固定材によってその連結を強化しかつリング通し取付け部内に移動できないように固定されてので、接合部で破断することが起き難いものを実現するという効果を奏する。
[付記3]
前記[付記3]あるいは[付記2]の発明において、伸縮性リングが指輪であることを特徴とするものもよい。
図5に示す実施例2において前記実施例1と主に異なる点は、紐部材を幅4mm以下、厚み0.3mm以下のリボンなどの平紐部材からなる紐部材47としてなる携帯ストラップ36を形成した点にある。
正面および背面を開口してなるケース38と、このケース38に収納してなる携帯品(図示せず省略)に、紐部材47が挟持された形態で取り付けられる。
紐部材47が0.3mm以下の薄さであるので、ケース38の膨れ歪みを少なくでき、ケース38内に収納される多機能携帯端末23の浮き上がりを少なくできる。
図6に示す実施例3において前記実施例1と主に異なる点は、紐部材をループ形態の紐部材40とし、紐通し結び目止め孔を、紐部材40を形成する紐部材が2本は通るが3本は通らない孔径とした紐通し結び目止め孔41とし、結び目収納部を紐部材を二本合わせて形成した結び目を収納する孔径と深さの結び目収納部42とし、紐部材40の両端を合わせて紐通し結び目止め孔41に通して結び目収納部42から出して、紐部材40の両端側を合わせた状態で結び目43を形成し、余計な部位を切り除いて結び目43を結び目収納部42に引き込み収納し、一体化コイル部位群13に変えて、一体化手段7による結束をしない複数コイル掛かり形態の掛かりコイル部位群46とした携帯ストラップ44を形成した点にある。
紐部材40には該紐部材40上を移動自在にしてなるストッパー45(設けない形態もよい)が設けられている。
コイル取付け部9にコイル部位が三つ通された掛かりコイル部位群46を形成しているので、伸縮性コイルリング3が引っ張られた場合には、掛かりコイル部位群46の左右最端のコイル部位がそれぞれ複数コイル部位掛かり部9に当たり、その当たり部位の2か所に引っ張り力が集中分散され、かつ、掛かりコイル部位群46の複数のコイル部位が収縮して引っ張られるのでそのショックを軽減するように機能する。よって、中央に位置する接合部14を有するコイル部位に掛かる引っ張り力を低減分散することによって、伸縮コイルリングの破断をし難くしている。
紐通し結び目止め孔41を、紐部材40を形成する紐部材が2本通るが、その結び目は通らない口径ないし形態のものとしてもよい。
また、紐通し結び目止め孔を、紐部材40を形成する紐部材が非ループの1本は通る口径ないし形態の第1の紐通し結び目止め孔と第2の紐通し結び目止め孔からなる複数紐通し結び目止め孔形態とし、紐部材の一方の側を第1の紐通し結び目止め孔に通し結び目収納部42から出して第1の結び目を形成し、紐部材の他方の側を第2の紐通し結び目止め孔に通し結び目収納部42から出して第2の結び目を形成してループ形態の紐部材40を形成するのもよい。この複数紐通し結び目止め孔形態では、第1の紐通し結び目止め孔、第2の紐通し結び目止め孔のいずれかの紐通し結び目止め孔に非ループの一本紐形態で紐部材を通して一本紐形態の携帯ストラップとすることも可能としている。紐通し結び目止め孔を三つ設け一本紐形態の場合は真ん中の紐通し結び目止め孔を使用するようにするのもよい。
図7に示す実施例4において47は携帯ストラップであって、この携帯ストラップ47は次に述べるような構成となっている。
指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができる伸縮性リング3と、
物品本体48、この物品本体48の上部から下に向けてあけられた貫通孔である、非ループの1本紐形態の紐部材4は通すが該紐部材4の結び目5(一回結び)は通さない径の紐通し結び目止め孔6、この紐通し結び目止め孔6に連絡された貫通横孔である伸縮性リング3のコイル部位を通す形態で取り付けている伸縮性リング取り付け部49を有する紐取り付け物品50と、
一方端を紐通し結び目止め孔6に入れ伸縮性リング取り付け部49(「結び目収納部」としても機能している)から外に出し、外に出た部分に結び目5を形成し、余計な部分を切り除いて伸縮性リング取り付け部49に収納して取り付けられた非ループの1本形態の紐部材4と、
この紐部材4の他方端に取り付けられたストッパー8とからなっている。
コイル部位は伸縮性リング取り付け部49内を移動可能な形態となっている。
図8に示す実施例5おいて52は髪を束ねるヘアーゴム輪であって、このヘアーゴム輪52は次に述べるような構成となっている。
指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができる伸縮性リング3と、
物品本体10、この物品本体10の上部から下に向けてあけられた縦形態の貫通孔である、非ループの1本紐形態の紐部材4は通すが該紐部材4の結び目5は通さない径の紐通し結び目止め孔6、この紐通し結び目止め孔6に連絡された貫通横孔(止まり穴でも良い)である、紐部材4の結び目5の全部を収納する深さの結び目収納部11、物品本体10の結び目収納部11の下方である該結び目収納部11とは別箇所に設けた貫通横孔形態であり、伸縮性リング3の複数(ここでは三つ)のコイル部位を物品本体10内に位置させ、接着剤、固着剤、合成樹脂部材などの充填、塗られないし入れられた(ここでは接着剤が充填されている)固定材からなる一体化手段55によって該位置に固定されている伸縮性リング取り付け部53とからなる紐取り付け物品54となっている。
伸縮性リング取り付け部53内に固定されている三つのコイル部位によって、一体化コイル部位群13が形成される。
ヘアーゴム輪52には紐部材4とストッパー8が添付されていて、紐通し結び目止め孔6から紐部材4の一方の側を差し込み通し結び目収納部11から外に該一方の側を出し、その出した部位に結び目5を形成して余分な部位を切り除き、結び目5を結び目収納部11何に引き込み収納し、紐部材4の他方の側にストッパー8を取り付けて携帯ストラップ56を形成することが可能となっている。
指一本への素早くスムーズな装着・取り外しを実現するために、伸縮性リング3の内径を15mm程度〜23mm程度とするのがよく、好ましくは21m前後とするのがよく、紐部材4とストッパー8を設けない構成とすることにより、紐取り付け物品54は飾り物品となり、一本の指に装着した場合には該飾り物品(紐取り付け物品54)がアクセント飾りである指輪となる。
指輪である場合は、結び目収納部11、紐通し結び目止め孔6は無い形態でもよい。
また、紐通し結び目止め孔6のような孔を飾り物品(紐取り付け物品54)に1つないし複数設け、これにゴム棒部材を差し込み、このゴム棒部材の上部にキャラクタ、ハートなどの飾り、宝石状の飾りなどを取付け、ふらふらと触れるかざりとするのもよい。
また、飾り物品(紐取り付け物品54)の上部に大きな宝石状の飾りを接着して設けるとか、小さな宝石状部材で飾り立てるなどすることができる。
ヘアーゴム輪52はソフトスプリング製の指輪とするのもよい。
以下に説明する実施例にあっては、紐部材4の他方の側にストッパー8を有さないヘアーゴム輪は、本実施例と同様に紐部材4とストッパー8を取り付けて携帯ストラップを形成することが可能となっているものであり、その説明を省略する場合もある。
図9に示す実施例6おいて、前記実施例5と主に異なる点は、紐取り付け物品を、伸縮性リング取り付け部53を設けない形態とし、結び目収納部11を伸縮性リング取り付け部を兼任する形態とした取り付け物品56とし、伸縮性リングを一本のゴム紐の両端を突き合わせ融合あるいは溶着により接合連結して、該接合連結の部位を接合部59としたゴム輪からなる伸縮性リング57にしたヘアーゴム輪58を形成した点にある。
図10に示す実施例7おいて、前記実施例5と主に異なる点は、伸縮性リングを伸縮性リング57にしたヘアーゴム輪60を形成した点にある。
接合部59は伸縮性リング取り付け部53内に位置され充填された固定材5によって固定状態とされ、接合部59の接合が破断しないようにされている。
図11に示す実施例8おいて、前記実施例6と主に異なる点は、伸縮性リングを、ビーズ61を数珠状に通した細めのゴム紐62の両先端を結び結束してなる接合部63を有する伸縮性リング64にし、取り付け物品を、取り付け物品56の下部側に結び目収納部11に連絡された固定材充填口15を設けた取り付け物品65としたヘアーゴム輪66を形成した点にある。
接合部63を結び目収納部11内に位置させ、接着剤ないし合成樹脂製部材などの固定材を固定材充填口15から充填し、接合部63の接合状態と位置を結び目収納部11内に固定することが可能となっている。
図12に示す本発明の実施例9おいて、前記実施例1と主に異なる点は、取り付け物品を、両側面が開口してなる物品本体68と、この物品本体68の前記両側面開口を連絡してなるリング通し空間部69と、物品本体68の上部を形成している上部70と、この上部70に上方から下方に向けて貫通形態で設けられた、紐部材4は通すがその結び目5は通さない径ないし形態の上部紐通し結び目止め孔71と、物品本体68の上部面を形成する前部72と、この前部72の上部側を内側に延長してなる内側突出部位73と、この内側突出部位73および前部72と上部70の間に形成されたゴム輪を出し入れ自在とするゴム輪上部側通し部74と、内側突出部位73と物品本体68の背部75の間に形成された、ゴム輪上部側通し部74と連絡されてなるゴム輪背部側通し部76と、このゴム輪背部側通し部76に連絡された、該ゴム輪背部側通し部76の下方に形成された伸縮性リング3を通し取り付けてなる伸縮性リング取り付け部77と、内側突出部位73の上面から下面に貫通形態で設けられた、紐部材4は通すがその結び目5は通さない径ないし形態の突出部側紐通し結び目止め孔78とからなる取り付け物品79とした携帯ストラップ80を形成した点にある。
図12のように、突出部側紐通し結び目止め孔78まで通した紐通し形態では、ゴム輪上部側通し部74は紐部材4によって塞がれ、伸縮性リング3を取り付け物品79から外すことはできない。
突出部側紐通し結び目止め孔78に通さない、上部紐通し結び目止め孔71のみの紐通し形態では、伸縮性リング3はゴム輪上部側通し部74から出し入れ自在とされ、いつでも好みの伸縮性リングに交換することができる。
上部紐通し結び目止め孔71、突出部側紐通し結び目止め孔78の下部側に結び目5を収納し該結び目5が外からは見えないように隠す結び目収納部を設ける形態とするのが美観状および結び目5から出ている紐先端のほつれの拡大を防止する点で良いものである。
図13に示す実施例10おいて、82は携帯ストラップであって、この携帯ストラップ82は、コイル接合部14を有するコイル部位と、その両隣のコイル部位の三つのコイル部位を結束部材83によって結束してなる一体化コイル部位群13を有する伸縮リング92と、プレート部材ないしシート部材をU字形態に折り曲げあるいは形成してなる物品本体81、この物品本体81の胴部であり伸縮リング92を通し掛け状態に取り付けているコイル取付け部84、物品本体81の上部に形成された向かい離れ形態の吊り部位85、86、この吊り部位85、86に形成されてなる紐通し結び目止め孔87、88とからなる紐取付け物品89と、紐通し結び目止め孔87、88に通された紐部材4と、この紐部材4の両端に設けられたストッパー8と同様な紐通し止め形態のストッパー90、91とからなっている。
紐部材4を切断し紐取付け物品89を除いて、伸縮リング92のみとしてヘアーゴム輪あるいはソフトスプリング指輪として使用することが可能である。
この場合、伸縮リング92と、紐部材4と、紐取付け物品89、ストッパー90、91は分離した形態で提供されるようにするのがよい。
あらかじめ紐部材4にストッパー90、91を取り付けた両側ストッパー付き紐部材を形成しておいて、前記実施例1の図4のように、紐部材4を折合わせて背面側の紐通し結び目止め孔87の紐入れ口から入れ、紐通し結び目止め孔88の正面側の紐出し口から出し通し抜けさせ、抜け部位を広げて潜らせループ31を形成して、この潜らせループ31にストッパー90、91のいずれかを通して、あるは両方を通して潜らせストッパーをし、潜らせループ31を締めて潜らせストッパーが抜けない状態にして取り付け状態とすることもできる。
この場合は、両側ストッパー付き紐部材が締め状態にある潜らせループ31を広げて、ストッパー90、91を広げた潜らせループ31に抜け通しさせることで、両側ストッパー付き紐部材と、紐取付け物品89と、伸縮リング92を簡単に分離でき、伸縮リング92のみをヘアーゴム輪として利用可能とできる。
一体化コイル部位群13は、結束部材を使用せず、三つのコイル部位を溶着、融着、接着あるいはろう付け(金属製部材の場合)などによって一体化してなる一体化コイル部位群13を形成するのもよい。
また、紐取付け物品89側には一体化コイル部位群13は必要なく、紐取付け物品89によるコイル部位の係わりは一本コイル部位でもよく、その支持形態は移動自在支持形態としているが、移動できないよう接着剤や結束部材などによる固定形態とするのもよい。
図14に示す実施例11おいて、前記実施例1と主に異なる点は、紐取付け物品を、物品本体を二つの駒体である第1の物品本体94と第2の物品本体95からなる紐取付け物品96とした携帯ストラップ102を形成した点にある。
第1の物品本体94は、上部側に結び目収納部11aを設け、結び目収納部11aの上部に該結び目収納部11aに連絡する紐通し結び目止め孔6が設けられ、結び目収納部11aの下方側に伸縮性リング3の三つのコイル部位に通されて一体化コイル部位群13を形成するコイル取付け部97aが設けられ、上部に嵌め込み突起98が設けられ、下部に嵌め込み突起99が設けられた構成となっている。
第2の物品本体95は、上部側に結び目収納部11bを設け、結び目収納部11の下方側に三つのコイル部位に通されて一体化コイル部位群13を形成するコイル取付け部97bが設けられ、上部に嵌め込み突起98が嵌合される嵌合穴100が設けられ、下部に嵌め込み突起99が嵌合される嵌合穴101が設けられた構成となっている。
嵌合穴100と嵌合穴101に接着剤を少し入れておいて、伸縮性リング3の三つのコイル部位にコイル取付け部97aとコイル取付け部97b位置させておいて、嵌め込み突起98を嵌合穴100に嵌合させ、嵌め込み突起99を嵌合穴101に嵌合させ、第1の物品本体94と第2の物品本体95を突き合わせ接合し、一体化コイル部位群13を形成し掛け状態とした紐取付け物品96を形成する。
結び目収納部11aと結び目収納部11bが連結して結び目収納部11を形成する。
コイル取付け部97aとコイル取付け部97bが連結してコイル取付け部97を形成する。
紐取り付け物品96は一体化コイル部位群13を結束ないし挟持押し圧によって形成する一体化手段である。
紐取付け物品96の技術的思想は、物品本体を第1の物品本体と第2の物品本体を接合することによって、コイルリング形態の伸縮性リングの複数のコイル部位分をまとめてなる一体化コイル部位群を形成するところにあるものである。
接合形態は、単に接合面同士を接着剤により接着する面接着接合形態、突起体と該突起体を嵌合する嵌合穴とからなる嵌合形態、溝と該溝に嵌る凸部とからなる嵌合形態、顎と該顎の掛かる顎掛かり部位とによる掛かり形態など多様な形態を含むものである。
紐取り付け物品96のコイル取付け部位97aとコイル取付け部位97bは一体化コイル部位群13のコイル内に位置された形態となっているので、伸縮性リング3が指輪であるばあい、付けた指には伸縮性リング3のコイル部位の内側面が指に接触してコイル取付け部位97aとコイル取付け部位97bは指に接触しない形態を実現しているものである。これによって、指への硬い物の接触による違和感を感じさせない形態を実現しているものである。
図15に示す実施例12おいて、前記実施例6と主に異なる点は、伸縮性リングを伸縮性リング3とし、取り付け物品56と伸縮性リング3との連結をコイル取付け部104で行ってなるヘアーゴム輪107を形成した点にある。
コイル取付け部104は、コの字形態の右側掛け部形成体105と、逆コの字形態の左側掛け部形成体106と、右側掛け部形成体105の上部バーに突出形態で設けられた嵌め込み突起98と、右側掛け部形成体105の下部バーに突出形態で設けられた嵌め込み突起99と、左側掛け部形成体106の上部バーに設けられた嵌合穴100と、左側掛け部形成体106の下部バーに設けられた嵌合穴101とからなっている。
嵌合穴100と嵌合穴101に接着剤を少し入れておいて、伸縮性リング3の三つのコイル部位に右側掛け部形成体105の下部バーと左側掛け部形成体106の下部バーを伸縮性リング3の三つのコイル部位のコイル孔に位置させ、かつ、右側掛け部形成体105の上部バーと左側掛け部形成体106の上部バーを結び目収納部11内に位置させ、嵌め込み突起98を嵌合穴100に嵌合させ、嵌め込み突起99を嵌合穴101に嵌合させ、右側掛け部形成体105と左側掛け部形成体106を突き合わせ接合し、三つのコイル部位を当接しないし押し圧によってくっ付けてなる一体化コイル部位群13を形成し掛け状態としたコイル取付け部104を形成する。
よって、コイル取付け部104は一体化コイル部位群13を形成する一体化手段である。
紐部材4とストッパー8を取り付けて携帯ストラップにできるものであることは言うまでもない。
また、紐部材4の一方に大きめの飾りを付け、他方を取り付け物品56に取り付けた飾り付きヘアーゴム輪として使用できる。
しかるに、ヘアーゴム輪107をソフトスプリング製の指輪とするのもよい。
図16に示す実施例13おいて、前記実施例6と主に異なる点は、コイル取付け部を紐部材からなるコイル取付け部108してなるヘアーゴム輪109を形成した点にある。
コイル取付け部108は、紐部材を結び目収納部11にまず通し、両側を伸縮性リング3の三つのコイル部位に通し本結び形態である結び目110を作り締めて、この結び目110に瞬間接着剤を浸み込ませ硬化させ、余分な部位をニッパーで取り除いて、一体化コイル部位群13を形成したものである。
コイル取付け部108は一体化コイル部位群13を形成する結束部材からなる一体化手段である。
もある。
一体化コイル部位群13の三つのコイル部位は多めの瞬間接着剤の流れ込みで接着接合状態とされるが、コイル部位の外側から瞬間接着剤を塗布して一体化コイル部位群13のコイル部位接合を強化するのがよい。
紐部材4とストッパー8を取り付けて携帯ストラップにできるものであることは言うまでもない。
結び目110は、一回交差の結びで瞬間接着剤を浸み込ませ固めたもの、二回交差の結び、継結びなど多様な結び形態のものを含む。
結び目110は一体化コイル部位群13のコイル内に位置されているので、指輪とした場合では指に結び目110が当たることがない形態を実現している。
図17に示す実施例14おいて、前記実施例1と主に異なる点は、コイル取付け部をナイロン製の紐部材からなるコイル取付け部112してなる携帯ストラップ113を形成した点にある。
ナイロン製の紐部材を伸縮性リング3の三つのコイル部位に通し、その一方の側を通し固定部12の一方側から通し抜けさせ、その他方側を通し固定部12の他方の側から通し抜けさせ、他方側を通し固定部12の左右から出た紐部材部位を引いて締め状態にして、通し固定部12内に接着剤114を流入させ硬化固定化させ、余分な部位を切断取り除いて、一体化コイル部位群13を形成したものである。
コイル取付け部112は一体化コイル部位群13を形成する結束部材からなる一体化手段である。
紐部材4とストッパー8を取り除いてヘアーゴム輪として使用できるものであることは言うまでもない。
コイル取付け部は一体化コイル部位群13のコイル内に位置されているので、指輪とした場合では付けた指にコイル取付け部が当たることがない形態を実現している。
指輪である場合は、結び目収納部11、紐通し結び目止め孔6は無い形態でもよい。
また、紐通し結び目止め孔6のような孔を飾り物品(紐取り付け物品1)に1つないし複数設け、これにゴム棒部材を差し込み、このゴム棒部材の上部にキャラクタ、ハートなどの飾り、宝石状の飾りなどを取付け、ふらふらと触れるかざりとするのもよい。
また、飾り物品(紐取り付け物品1)の上部に大きな宝石状の飾りを接着して設けるとか、小さな宝石状部材で飾り立てるのもよい。
図18に示す実施例15おいて、前記実施例1と主に異なる点は、紐部材4と、ストッパー8を取り付けていない形態として、紐部材4は数回の使用分ないし長いストラップ形態とできるように50cm程度の長さとしている。
紐部材4と、ストッパー8を取り付けていない残り部位を、ここではヘアーゴム輪34として表現する(指輪でもよい)。
透明な袋である包装容器116に、ヘアーゴム輪34が1個と、紐部材4が1本と、ストッパー8が1個と、一箇所を延ばしてなる針金クリップ117が1本とが収納されている。
針金クリップ117は、結び目収納部11、結び目収納部19内の結び目5を押し出すためのものである。
このような分離されて、一つの包装容器に収納されて提供される形態は、携帯ストラップともヘアーゴム輪とも指輪とも言える。
図19に示す実施例16おいて、前記実施例1と主に異なる点は、ストッパー8に変えて、紐部材4に多機能携帯端末23のイヤホンジャック(図示せず省略)に差し込むプラグ118(電気的接続は無い)を有するプラグ付き装飾物品119を設けてなる携帯ストラップ120を形成した点にある。
プラグ付き装飾物品119をイヤホンジャックから外しても、紐部材4によって携帯品22に繋がれた状態であるので紛失する心配がない。
ケース24の底面部には撮影用開口25とは別に開口部35が設けられ、プラグ付き装飾物品119は該開口部35を通して紐部材4も通した状態で取付けている。
図20に示す実施例17おいて、前記実施例1と主に異なる点は、紐部材4にイヤホンのイヤホンコード(図示せず省略)を巻き付け、該巻き付け状態を保持させておくことが可能なコード巻き付け具121を設けてなる携帯ストラップ126を形成した点にある。
コード巻き付け具121は、シリコンゴム製部材で一体成型によって形成されたもので、紐部材4を通す紐通し取付け孔127、128を有する取付け部125と、この取付け部125に設けられたコード巻き取り部124と、このコード巻き取り部124にまかれたコードが外れず保持されるようにするための、コードが出るのを止めかつコードを外に強めに引くと口をその弾性力に抗して広げて出すことができるコード止め出し入れ口122、123とからなっている。
コード巻き付け具121の全体形状は長方形体で、紐通し取付け孔127と紐通し取付け孔128は交差形態で連絡され(別穴でもよい)、紐通し取付け孔127が長い孔で紐通し取付け孔128は短い孔であり、
コード巻き付け具は長方形に限定されず、円形体、正方形体、コード止め出し入れ口を有する部位が花びら形態部位や星形態部位などの突出部位に形成された形態など、多様な形態のものがある。
図21に示す実施例18おいて、前記実施例13と主に異なる点は、コイル取付け部112を設けない構成とし、伸縮性リングを非伸縮性のリング130とし、リング130を結び目収納部11に通した形態で設け、紐部材4とストッパー8を取り付けてなる携帯ストラップ131を形成した点にある。
リングは略非伸縮性の軟質部材(例えばシリコンゴム製部材)からなるもの、ワイヤなどの線部材にソフト部材を被覆したものなど多様な素材や素材の組み合わせ形態がある。
図22に示す実施例19おいて、133は携帯ストラップであって、この携帯ストラップ133は、紐取り付け物品134と、この紐取り付け物品134と一体成型によって一体的に形成されてなる指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができる略非伸縮性のリング135と、紐取付け物品134の上部から下方に向けてあけられた、1本の紐部材4は通すが該紐部材4の結び目5を通さない径の紐通し結び目止め孔6と、この紐通し結び目止め孔6に連絡された紐取付け物品134の側面から対抗側面に貫通孔形態で設けられた、結び目5の全部を収納する形態の結び目収納部11と、紐通し結び目止め孔6に通されて結び目収納部11から出た部位に結び目5を形成して紐通し結び目止め孔6から抜けないように取付けられてなる紐部材4と、この紐部材4の他方の端方に取り付けられてなるストッパー8とからなっている。
図23に示す実施例20おいて、137は携帯ストラップであって、この携帯ストラップ137は、物品本体10、この物品本体10の上部側に設けられた結び目5の全部を収納する貫通横孔形態の結び目収納部11、物品本体10の上部から下方の結び目収納部11に連絡するように設けられた、1本の紐部材4は通すがその結び目5は通さない径の紐通し結び目止め孔6、物品本体10の下部を構成するリング固定部138とからなる紐取り付け物品139と、リング固定部138に両先端を同じ方向に合わせ揃える形態で固定取付けされてループ形態とされたバンド部材からなるリング140とからなっている。
紐通し結び目止め孔6には紐部材4が通し取り付けられ、該紐部材4の他方側にはストッパー8が取り付けられている。
図24、図25に示す実施例21おいて、前記実施例13と主に異なる点は、取り付け物品を紐通し結び目止め孔142とした紐取付け物品143とし、紐部材4の一方の側に紐通し結び目止め孔142を通らない形態のストッパー144を取り付け、かつ、他方の側に紐通し結び目止め孔142を通らない形態のストッパー145を取り付けた形態の両側ストッパー付き紐部材146を添付してなる携帯ストラップ147を形成した点にある。
ストッパー144、ストッパー145は、ストッパー8と同様に結び目収納部19と紐通し結び目止め孔20を有する構成のものである。
紐通し結び目止め孔142は、上部に正面、上面および背面を開口する形態で形成された縦溝の中途に設けられた金属製の棒部材148によって形成されている。棒部材148は中央より少し正面側に位置され、両側ストッパー付き紐部材146で吊り状態糸したときに、棒部材148に当接する紐部材が伸縮性リング3の縦中央線状に位置されるようにしている。
両側ストッパー付き紐部材146の紐部材4を、折り畳み形態の一対形態にして、紐通し結び目止め孔142の紐入れ口から入れ紐出し口から出して紐通し結び目止め孔通し抜け状態にし、紐出し口から抜け出た紐部材部位を広げて潜らせループ149を形成し(図25の(a)図参照)、この潜らせループ149にストッパー144を潜らせて潜らせストッパーとし(図25の(b)図参照)、ストッパー144側を引いて潜らせループ149を締めて潜らせストッパー(ストッパー144)が抜けないようにして取り付けている。
一対形態で紐通し結び目止め孔142に通し潜らせループ149を形成し、この潜らせループ149にストッパー144を潜らせ締めて両側ストッパー付き紐部材146を紐取付け物品143に取り付けた取付け形態であるので、潜らせループ146を広げるストッパー144を戻し潜らせることで簡単に両側ストッパー付き紐部材146を紐取付け物品143から外すことが簡単にできるものであるので、好みのストッパーデザインあるいは好みの紐長さの両側ストッパー付き紐部材に交換することを可能にしている。
また、両側ストッパー付き紐部材146を外して髪を束ねるヘアーゴム輪として使用する、両ストッパーを大きめのデザイン性のあるものにした両側ストッパー付き紐部材にして、紐取付け物品に取り付けた状態のヘアーゴム輪として使用できる。
図26に示す実施例22おいて、前記実施例1と主に異なる点は、紐取り付け物品を、物品本体10と、この物品本体10の下部に設けられた底部と両側面を開口した伸縮性リング3の一部に被さる部位となるリング被さり部151と、このリング被さり部151の上部に設けた通し固定部12と、この通し固定部12の両側に形成された紐部材からなるコイル取付け部9がリング被さり部151内に収まって正面側および背面側からはコイル取付け部9が見えないように収納される部材収納部152、152と、物品本体10の上部面から下方に向け通し固定部12(「結び目収納部」としても機能)に連絡するように設けられた紐通し結び目止め孔6と、物品本体10の背部側に設けられた横穴貫通形態の紐部材4(図示せず省略)の結び目が収納される結び目収納部11と、物品本体10の背面から結び目収納部11に連絡するように設けられた非ループ一本形態の紐部材4は通すがその結び目は通さない紐通し結び目止め孔153とからなる紐取り付け物品154とし、紐通し結び目止め孔6にゴム棒製部材155を差し込み固定し、ゴム棒製部材155の先端にハート形態の飾り物品156を設け、紐部材4(図示せず省略)を紐通し結び目止め孔153に取付けてなる携帯ストラップ157を形成した点にある。
携帯品を持った手が少し動くごとに飾り物品156が振れ動きとても目立つ。
コイル取付け部9は一体化コイル部位群を結束して一体化状態にしている一体化手段である。
コイル取付け部9は一体化コイル部位群13のコイル内に位置されているので、指輪とした場合では付けた指にコイル取付け部が当たることがない形態を実現している。
図27〜図29に示す実施例23おいて、前記実施例22と主に異なる点は、紐取り付け物品154と同じものである紐取り付け物品154a、154bを対抗する形態で伸縮性リング3に取付け、紐取り付け物品154aには紐部材4とストッパー8を取付け、紐取り付け物品154bには大きなダイヤモンド状の飾り物品158を接着して設けてなる携帯ストラップ159を形成した点にある。
指に伸縮性リング3を装着した状態で、携帯品を耳に当て電話をしている通話状態や、画面をタッチしながらメールやインタネットやアプリの指タッチ操作等をした状態では、飾り物品158は使用者に向いている対向看者からみると略真正面に向かい形態で位置されるので、飾り物品158が際立って目に付く印象深いものとできる。(図28参照)
図29のように、紐部材4を取り外して純粋に指輪160として使用することもでき、紐部材4とストッパー8を取り付けることにより携帯ストラップ159にできるものである。
図30に示す実施例24おいて、前記実施例22と主に異なる点は、ゴム棒製部材155および飾り物品156を設けず、紐通し結び目止め孔6に紐部材4を取付け、ディスプレイを拭くクリーナが裏面に設け、表面に広告表示162を設けてなる飾り物品163を、紐部材4に移動自在に取り付けてなる携帯ストラップ164を形成した点にある。
図30ではディスプレイクリーナである飾り物品163は、該飾り物品163に設けられた紐通し孔に紐部材4を通す形態で取り付けられている。
飾り物品163にカニ環、引き環と呼ばれる開閉部を有する開閉部付き環部材を設けて、携帯ストラップ164あるいは伸縮性リング3の好みの箇所に着脱自在形態で設けるのもより。飾り物品は人形、フィギュア、民芸品など多種多様なものがある。
図31に示す実施例25おいて、前記実施例22と主に異なる点は、ゴム棒製部材155および飾り物品156を設けず、紐通し結び目止め孔6に紐部材4を取付け、フィギュアからなる飾り物品165を、紐部材4に移動自在に取り付けてなる携帯ストラップ166を形成した点にある。
飾り物品165の頭部には紐部材4が移動自在に通されてなる紐部材通し孔167が設けられている。
飾り物品165の頭部にヒートン(リングにビスが一体化されたもの)を取付け、該ヒートンの孔に紐部材4を通す取付け形態もよい。また、飾り物品165の頭部にカニ環、引き環などの開閉部付きの環部材を取付け、紐部材4あるいは伸縮性リング3のコイル部位に着脱自在形態で取り付ける形態もよい。
図32に示す実施例26おいて、前記実施例1と主に異なる点は、伸縮性リングを、合成樹脂製部材、ゴム製部材ないし金属製部材を波型形態に形成したスプリング形態の伸縮性リング168とし、紐取り付け物品を、通し固定部12を設けない構成の紐取り付け物品170とし、その物品本体10の底部に伸縮性リング168を直接的に融着、溶着、接着あるいはろう付けなどしてなる携帯ストラップ169を形成した点にある。
図33、図34に示す実施例27おいて、172は携帯ストラップであって、携帯ストラップ172は次に述べるような構成となっている。
両端が非接続の引っ張りコイルスプリング形態の伸縮性リング173と、物品本体10、この物品本体10の下部側に設けられた止まり横穴形態の、伸縮性リング173の一方の端方を接続する接続部174a、他方の端方を接続する接続部174bと、物品本体10上部側に設けられた貫通横穴形態の結び目収納部11、物品本体10の上部面から結び目収納部11に連絡するように設けられた紐通し結び目止め孔6、物品本体10の背部面から結び目収納部11に連絡するように設けられた紐部材4は通るがその結び目5は通らない紐結び目止め孔175とからなる紐取り付け物品176と、紐通し結び目止め孔6あるいは紐通し結び目止め孔175に取り付けられた(ここでは紐通し結び目止め孔6)紐部材4と、この紐部材4の他方の側に設けられたストッパー8とからなっている。
紐取り付け物品176の接続部174aおよび接続部174bは伸縮性リング173のコイル部位が少なくとも一つは嵌る凹み形態で、その中心には前記コイル部位の内径部位に入る突起177が設けられている。
接続部174aおよび接続部174bへの伸縮性リング173の取り付けは、接着剤による接着、溶着、融着などによる。
接続部174aおよび接続部174bは凹み形態でなくてもよく、例えば、突起177のみからなる形態でもよい。
図34において、紐結び目止め孔175に紐部材4を通し取り付けた形態とし、紐取り付け物品176の上部面にワッペンなどの粘着剤が裏面に施してなる飾り物品178を貼り付けたものである。
飾り物品178は剥して別の飾り物品を貼り付けて楽しむことができる。
図35に示す実施例28おいて、前記実施例23と主に異なる点は、紐取り付け物品154bおよび飾り物品156に変えて、花びら形態で下部に貫通横孔形態の紐通し孔180を有する飾り物品181を紐からなる結束部材(コイル取付け部108)によって取り付けてなる携帯ストラップ182を形成した点にある。
図36に示す実施例29おいて、前記実施例28と主に異なる点は、飾り物品を糸通し孔184a、184bを有する平ボタン形態状の飾り物品185としてなる携帯ストラップ186を形成した点にある。
飾り物品185に飾りワッペン、飾り宝石状部材など飾り物品を貼り付けたり接着したりして飾ることができるものである。
図37に示す実施例30おいて、前記実施例1と主に異なる点は、左右のコイル部位を重ねて溶着、融着、接着、結束(図は接着剤による接着)によって一体化コイル部位群187を形成し、一方のさらに延ばしてなる延長部位188に紐取り付け物品189を固着してなる携帯ストラップ190を形成した点にある。
紐取り付け物品189は物品本体10と、この物品本体10の上部側に貫通横穴形態で設けられた結び目収納部11と、物品本体10の上部面から結び目収納部11に連絡するように設けられた紐通し結び目止め孔6と、物品本体10の底部を開口して止まり穴形態に設けられた、延長部位188が挿入されて固着されるコイル固着部200とからなっている。
図38、図39に示す実施例31において、前記実施例1と主に異なる点は、伸縮性リング3のコイル部位に着脱自在形態で取り付けることができる着脱自在型取付け部材203と着脱自在型取付け部材204を該コイル部位に取付け設けてなる、あるいは添付形態で設けてなる携帯ストラップ205を形成した点にある。
着脱自在型取付け部材203は部材本体201に設けた操作爪206を指先で引き操作ないし押し込み操作すると、開動作する開閉爪207を有する一方の取り付け部材208と、この一方の取り付け部材208にリング209で連結された他方の取り付け部材210」(一方の取り付け部材208と同形態)とを備えてなるものである。
着脱自在型取付け部材204は部材本体202に設けた操作爪211を指先で引き操作すると、開動作する開閉ピン212を有する一方の取り付け部材213と、この一方の取り付け部材213に熔接ないしろう付けによって一体形態で連結された他方の取り付け部材214(一方の取り付け部材213と同形態)とを備えてなるものである。
他方の取り付け部材210」には飾り215が着脱自在形態で取り付けられ、他方の取り付け部材214には飾り216が着脱自在形態で取り付けられている。
違う飾り容易に素早く変えることができる。
また、着脱自在型取付け部材203、204が邪魔な場合は、伸縮性リング3から簡単に外すことができる。
また、着脱自在型取付け部材203ないし着脱自在型取付け部材204をコイル部位に複数取り付けて複数の飾りを容易に着脱自在形態で取り付けることができるともに、紐による吊形態のような紐が絡まり合うということが起きない複数吊形態を実現する。
また、例えば一方の取り付け部材208と他方の取り付け部材214を連結した形態もよい。
着脱自在型取付け部材203、204の技術的思想は次のようである。
部材本体に設けた操作爪を指先で引き操作ないし押し込み操作すると、開動作する開閉爪ないし開閉ピンを有する一方の取り付け部材と、この一方の取り付け部材に連結された、部材本体に設けた操作爪を指先で引き操作ないし押し込み操作すると、開動作する開閉爪ないし開閉ピンを有する他方の取付け部材とを備えてなることを特徴とする装身具用着脱自在型取り付け部材。
図40に示す実施例32において、前記実施例1と主に異なる点は、ストッパーを、イヤホンジャック用開口217を通る形態のストッパー218とした携帯ストラップ219を形成した点にある。
ストッパーは紐部材4の単なる結び目もよい。結び目はそれほど目立たないので、表面に目立つものをつけるのを好まない人に好適である。
図42に示す実施例33において、前述した複数の実施例と主に異なる点は、ストッパーを異なる機能形態の止め部材とした点にある。
(a)図の携帯ストラップは、板状の上部面に粘着部220と剥離紙221を設けてなる止め部材222としたものである。携帯電話の背面、あるいはケースやカバーの背面に粘着部220を貼り付けた形態で取り付ける使用とするものである。
(b)図の携帯ストラップは、紐部材4の先端を折り曲げてその部分にシート状のゴム製部材、摩擦の大きい合成樹脂製部材などの摩擦プレートを止め部223としたものである。止め部223をケース24と多機能携帯端末23の間に挟みつけて動かない形態にして使用するものである。
(c)図の携帯ストラップは、紐部材4のストレート形態の先端部側にゴム製部材、摩擦の大きい合成樹脂製部材を塗布してなる止め部224としたものである。止め部224をケース24と多機能端末23の間に挟み付けて動かない形態にして使用するものである。
(d)図の携帯ストラップは、ループ形態の紐部材40の先端部側にゴム製部材、摩擦の大きい合成樹脂製部材を塗布してなる止め部225としたものである。止め部225をケース24と多機能端末23の間に挟み付けて動かない形態にして使用するものである。
図43、図44、図45に示す実施例34において、前記実施例1と主に異なる点は、ストッパー8をカニ環、引き環などの開閉型環部材からなる物品229とし、紐部材4に移動自在形態で管部材からなるストーパー228を設けてなる携帯ストラップ227を形成した点にある。
紐部材4に取り付けられる物品は、開閉型環部材ではなく単なる閉じた環部材でもよいし、ストッパー8、あるいは他の飾りなどの物品でもよく、物品は多様な形態の物品が含まれるものである。
携帯品への取り付けは、ストーパー228を例えば紐部材4の略中央に位置させて、ケース24の開口部35の外側(下)から通し開口窓26の外に出し状態にしておいて、ケース24に多機能携帯端末23を嵌め込み、紐取り付け物品2側および物品229側の紐部材4を引いて、ストーパー228をケース24と多機能携帯端末23の当接させた取り付け状態とする。
好みに応じて、物品229に好みの飾りを取り付けることができる。
ストーパー228の位置のよって、紐取り付け物品2側の紐部材4の長さと物品229側の紐部材4の長さを好みの比率にできる。
また、物品229をケース24の開口部35の外側(下)から通し開口窓26の外に出し状態にしておいて、ケース24に多機能携帯端末23を嵌め込み、紐取り付け物品2側の紐部材4を引いて、物品229をケース24と多機能携帯端末23の当接させた取り付け状態とすることもできる。
紐部材4に移動自在形態で取り付けられるストーパーは、ストーパー228のような管部材に限定されるものではなく、キャラクタの顔、ロゴ、多様な形状のものなど多様な形態のものが使用できる。
また、図45のように、カース29の紐通し取付け部30に紐部材4を折り畳んだ状態で通し、抜けた部位を広げて潜らせループ31を形成して、該潜らせループ31に伸縮性リング3と物品229を潜らせた状態にして潜らせループ31を締めて取り付け状態とし、好みに応じて、物品229に好みの飾りを取り付けることができる。
紐取り付け物品2側の紐部材4の長さと、物品229側の紐部材4の長さを好みの比率にできる。
<指輪としての使用>
伸縮性リング3の内径が人の一本の指よりも小さい径としたものは、コイルスプリングに指輪飾り物品となる紐取り付け物品(指輪のアクセントとである飾り物品となる)を固定した形態の指輪でもある。
具体的には、
図8のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品54を設けた形態、
図14のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品96を設けた形態、
図16のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品56を設けた形態、
図17のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品2を設けた形態、
図24のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品143を設けた形態、
図26のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品154を設けた形態、
図27のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品154a、154bを設けた形態、
図32のような、伸縮性リング168に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品170を設けた形態、
図33のような、伸縮性リング173に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品176を設けた形態、
図35のような、伸縮性リング3に指輪の飾り物品となる紐取り付け物品154と、飾り物品181を設けた形態、
図36、38のような、伸縮性リング3に飾り物品取り付けた形態、
携帯ストラップとしての使用を考慮しない、指輪としての使用だけであるなら、紐通し結び目止め孔と結び目収納部を設けない形態の飾り物品(紐取り付け物品)となる。
紐通し結び目止め孔6のような孔を飾り物品(紐取り付け物品1)に1つないし複数設け、これにゴム棒部材を差し込み、このゴム棒部材の上部にキャラクタ、ハートなどの飾り、宝石状の飾りなどを取付け、ふらふらと触れるかざりとするのもよい。
また、飾り物品(紐取り付け物品1)の上部に大きな宝石状の飾りを接着して設けるとか、小さな宝石状部材で飾り立てるのもよい。
縮性リング3の内径を15mm以下(好ましは13mm以下、より好ましは11mm以下とするのがより。この場合、長時間の指への装着でも血液の循環を悪くすることが無いように、指をきつく締め付けない、弱く緩やかな締め力とするのがよい。
縮性リング3は合成樹脂製部材ないしゴム製部材であるので、カラフルなカラーのものが提供されることは言うまでもない。
[付記4]
<付記4の発明の名称>
指輪
<技術分野>
付記4の発明は、合成樹脂製部材あるいはゴム製部材からなるコイルスプリングを用いた指輪に関する。
<背景技術>
多頂角の星型に成形された弾性ある鋼鉄を、コイル状に巻きながら環状に成形したリングからなる指輪で、これを手足の指に巻いてローリングすることにより身体のツボを刺激する星型コイルのツボ押し及びマサージ健康リングが知られている。(例えば、特許文献1)
<先行技術文献>
特許文献1:実用新案登録第3125771号公報
<発明が解決しようとする課題>
上述した特許文献1の考案は、指に巻いてローリングする使用であるので、宝石状部材などのアクセントになる飾りを設けることができないという欠点を有していた。また、弾性のある鋼鉄からなるものであり、かつ、星形のコイルであるので、その締め付け力と尖がり部位が強く指に突き刺さるので、長時間指の同じ箇所に装着しておくことができないものであった。すなわち、指をおしゃれに飾る指輪としては使用できないという欠点を有するものであった。
<課題を解決するための手段>
[付記4の発明1]
弱く緩やかな指への締め力である、あるいは指への締め付けのない内径の合成樹脂製部材あるいはゴム製部材からなる、コイル径が4mm以上のコイルスプリング形態の指輪本体と、
この指輪本体の外側に設けられた飾り物品とからなることを特徴とする指輪。
[付記4の発明2]
飾り物品に、携帯ストラップを形成する非ループの一本形態の紐の結び目が入り収納される結び目収納部が設けられ、この結び目収納部に連絡する前記紐は通るが前記結び目は通らず該結び目を止める紐通し結び目止め孔が設けられてなることを特徴とする付記4の発明1に記載の指輪。
<付記4の発明1の効果>
飾り物品の付いた、弱く緩やかな指への締め力である、あるいは指への締め付けのない内径の合成樹脂製部材あるいはゴム製部材からなるコイルスプリング形態の指輪を実現するという効果を奏する。
装着した指への締め付け力がなくても、指輪本体がそのコイル径が4mm以上の合成樹脂製部材あるいはゴム製部材からなるコイルスプリング形態であるので、一本の指への伸縮性リングの装着が締め付け力が得られない指の太さでも、コイル部分は装着指度その隣の指の間に挟持されることになり、指間の挟持によって伸縮性リング3指輪はその指への装着が保持されるという効果を奏する。
また、コイルスプリング形態の指輪本体を構成する幾つものコイル部位に、飾りを設けた引き環、カニ環、開閉型リングなどを取付けることができ、指輪本体に加えて多様な飾りを単品であるいは複数を簡単に取付け飾り付けの多い指輪を簡単に形成できるという効果を奏する。
<付記4の発明2の効果>
付記4の発明1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、紐通し結び目止め孔にストラップの紐を通し結び目収納部から出し、その出した部位に結び目を形成し、該結び目を結び目収納部内に引き込んで携帯ストラップを形成できるという効果を奏する。
≪付記B1記載の発明の効果≫
紐取り付け物品と、
この紐取り付け物品に直接的にあるいは他の部材を介して間接的に取り付けられた、指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができるリングと、
前記紐取付け物品に設けられた、1本の紐部材あるいは2本の紐部材は通すが該紐部材の結び目を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に他方の側を通されてその出た部位に前記結び目を形成して該紐通し結び目止め孔から抜けないようにしてなる、あるいは前記紐通し結び目止め孔に通されず添付されてなる紐部材と、を備えるとともに、
前記紐通し結び目止め孔に取り付けられ状態の前記紐部材を取り除き、新たな紐部材を前記紐通し結び目止め孔に通し前記結び目を形成して取り付けることを可能としてなることを特徴とする携帯ストラップであるので、次に述べるような効果を奏する。
すなわち、
(1)紐取付け物品に設けられた、1本の紐部材あるいは2本の紐部材は通すが該紐部材の結び目を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔によって、紐部材がささくれ立って切れそうになったら該紐部材を切断して取り除き、紐部材が切断してしまったら取り除き、あるいは紐部材の長さが不適当で好みの長さの紐部材に変えたい場合は紐部材を切断して取り除き、新しい紐部材を紐通し結び目止め孔に通し結び目を形成して、抜けないように新たな紐部材を取り付けた携帯ストラップを形成できるという効果を奏する。
(2)一本ないし複数本の指に掛ける指輪形態で使用することを実現するものであるので、伸縮性リングを締め付け力の弱いものとすることにより、指に長時間掛けたままにしておくことが可能となり、これによって、携帯品をその手に緊張感なく優しく長時間持ったままでの携行を可能とするものである。そして、適当な指に紐部材を軽く絡めるなり軽く押さえ付け状態とすることで、その手持ち感をより手にフィットさせた、指のより弱い緊張感のない指を携帯品に添えるだけの、落ちる心配のない安心感のある手に持ったままの携行を実現するものである。これは、いつでもどこでも素早く操作ができる、マナーモードでも確実に着信を知り素早く安全委応対することを可能とするものである。
(3)また、指に伸縮性リングを装着した状態で、携帯品を耳に当て電話をしている通話状態や、画面をタッチしながらメールやインタネットやアプリの指タッチ操作等をした状態では、指輪である伸縮性リングは使用者に向いている対向看者からみると略真正面に向かい形態で位置されるので、伸縮性リングが異様に目に付く目立つものとなる。よって、伸縮性リングに宝石状部材、キャラクタの顔、広告物などを設けることにより、それらが、対向看者に強くアピールすることになり、強く印象付けられたものにできるという効果を奏する。
≪付記B2記載の発明の効果≫
紐取り付け物品と、
この紐取り付け物品に直接的にあるいは他の部材を介して間接的に取り付けられた、指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができる伸縮性リングと、
前記紐取付け物品に設けられた、1本の紐部材あるいは2本の紐部材は通すが該紐部材の結び目を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔と、
この紐通し結び目止め孔に他方の側を通されて出た部位に前記結び目を形成して該紐通し結び目止め孔から抜けないようにしてなる、あるいは前記紐通し結び目止め孔に通されず添付されてなる紐部材と、を備えるとともに、
前記紐通し結び目止め孔に取り付けられ状態の前記紐部材を取り除き、新たな紐部材を前記紐通し結び目止め孔に通し前記結び目を形成して取り付けることを可能としてなることを特徴とする携帯ストラップであるので、次に述べるような効果を奏する。
すなわち、
(1)紐取付け物品に設けられた、1本の紐部材あるいは2本の紐部材は通すが該紐部材の結び目を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔によって、紐部材がささくれ立って切れそうになったら該紐部材を切断して取り除き、紐部材が切断してしまったら取り除き、あるいは紐部材の長さが不適当で好みの長さの紐部材に変えたい場合は紐部材を切断して取り除き、新しい紐部材を紐通し結び目止め孔に通し結び目を形成して、抜けないように新たな紐部材を取り付けた携帯ストラップを形成できるという効果を奏する。
(2)また、紐部材を切断取り除いて、あるいはそのままヘアーゴム輪、ブレスレットあるいは指輪として使用できるという効果を奏する。
≪付記B3記載の発明の効果≫
紐通し結び目止め孔に連絡された、紐部材の結び目の全部を収納する形態の孔あるいは溝からなる結び目収納部を設けてなることを特徴とする付記B1、2のいずれか1項に記載の携帯ストラップであるので、付記B1、2のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、
結び目収納部に結び目が収納され外に露出しない形態を実現するので、結び目が目立たないことで携帯ストラップおよび携帯品の携帯美感を損なわないという効果を奏する。
また、結び目から出た紐端部位が結び目収納部に収納されることによって、該紐端部位が周囲のものに当たることがなく、よって当たって結び目紐端部位が解れることが防止されるという効果を奏する。
≪付記B4記載の発明の効果≫
伸縮性リングが、プラスチック製(合成樹脂製)あるいはゴム製のコイルスプリングからなる伸縮性コイルリングであることを特徴とする付記B2、3のいずれか1項に記載の携帯ストラップであるので、付記B2、3のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、次に述べるような効果を奏する。
「プラスチック製(合成樹脂製)あるいはゴム製のコイルスプリングからなる伸縮性コイルリング」は、指で軽く摘まんでもそのコイル部位は容易につぶれ変形する柔らかさであり、素材そのものもソフトタッチであるので指の間に挟持されても容易につぶれ変形しかつソフトタッチなので例えば指に付ける指輪形態であるものは指に痛みを与えないものである。
その点で特に、一本の指につけての指輪として好適である。それは、コイル部位がそれなりに太くなるので(例えばコイル部位の径が4mm以上)隣の指と装着した指の間にソフトタッチのコイル部位が挟まり変形し、伸縮性コイルリングの内径が装着した指よりも大きくても、隣の指とのコイル部位のソフト挟持形態によって指上に保持される。
また、コイル部位がいくつもあるので、そこに引き環、カニ環などの着脱自在取付け部材を有する飾りを離していくつも取付け可能とするものである。
≪付記B5記載の発明の効果≫
紐取付け物品に伸縮性コイルリングのコイル部位に通し該コイル部位を取り付け状態とするコイル取付け部が設けられ、このコイル取付け部に前記コイル部位が複数に通された複数コイル部位掛かり形態である掛かりコイル部位群を形成してなることを特徴とする付記B5記載の携帯ストラップであるので、付記B4記載の発明と同様な効果を奏するとともに、
コイル取付け部にコイル部位の複数に通された掛かりコイル部位群を形成しているので、伸縮性コイルリングが引っ張られた場合には、掛かりコイル部位群の左右最端のコイル部位がそれぞれ複数コイル部位掛かり部に当たり、その当たり部位の2か所に引っ張り力が集中分散され、かつ、前記掛かりコイル部位群の複数のコイル部位が収縮して引っ張られるのでそのショックを軽減するように機能する。よって、コイル部位に掛かる引っ張り力を分散低減することによって、伸縮コイルリングの破断をし難くしている。
特に棒状のコイルの両先端を融着あるいは溶着によってコイル接合部として接合している伸縮コイルリングにあっては、前記コイル接合部を掛かりコイル部位群の中央に位置させることによって、該コイル接合部への引っ張り負荷を軽減して破断し難くするという効果を奏する。
≪付記B6記載の発明の効果≫
伸縮性コイルリングの紐取り付け物品に支持されるコイル部位が複数であり、この複数のコイル部位が融着、溶着接着剤、結束部材などの一体化手段によって一体化された一体化コイル部位群を形成してなることを特徴とする付記B4記載の携帯ストラップであるので、付記B4記載の発明と同様な効果を奏するとともに次に述べるような効果を奏する。
特にコイル接合部を有する伸縮性コイルリングにあっては、コイル接合部を有するコイル部位を含めて一体化コイル部位群を形成することにより、コイル接合部への引っ張り力の働きが及ばないようにして該コイル接合部が分断することが無いようにできるという効果を奏する。すなわち、コイル接合部が接合不良状態であってもそこが分断することが生じない安全を実現するという効果を奏する。
≪付記B7記載の発明の効果≫
掛かりコイル部位群を形成するコイル部位の数があるいは一体化コイル部位群を形成するコイル部位の数が少なくとも三つであることを特徴とする付記B6、7いずれか1項に記載の携帯ストラップであるので、このような構成としても付記B5、6いずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏する。
≪付記B8記載の発明の効果≫
伸縮性リングが、合成樹脂製あるいはゴム製のコイルの両端を突き合わせて融着、溶着あるいは接着などによる接合部によって伸縮性コイルリング形態に形成されてなるものであり、前記接合部を有するコイル部位とその両隣のコイル部位の少なくとも三つのコイル部位を結束部材、接着剤、融着、溶着などの一体化手段によって一体化されてなる一体化コイル部位群を形成してなることを特徴とする付記B2〜4、6、7のいずれか1項に記載の携帯ストラップであるので付記B2〜5、7のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、
接合不良などで破断しやすい接合部であっても、引っ張り負荷の掛かるのは両隣の一体化された接合部を有さないコイル部位であるので、接合部で破断することが起きず安全性の高いものを実現するという効果を奏する。
≪付記B9記載の発明の効果≫
部材本体に設けた操作爪を指先で引き操作ないし押し込み操作すると、開動作する開閉爪ないし開閉ピンを有する一方の取り付け部材と、この一方の取り付け部材に連結された、部材本体に設けた操作爪を指先で引き操作ないし押し込み操作すると、開動作する開閉爪ないし開閉ピンを有する他方の取付け部材とを備えてなる着脱自在型取り付け部材を、前記一方の取り付け部材をコイル部位に取付けた形態で設け、あるいは添付して設けたことを特徴とする付記B付記B4〜8のいずれか1項に記載の携帯ストラップであるので、付記B付記B4〜8のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、次に述べるような効果を奏する。
一方の取り付け部材をコイル部位に着脱自在形態で取付け、他方の取付け部材に飾りを着脱自在形態で取り付ける使用形態を実現するという効果を奏する。
また、違う飾り容易に素早く変えることができる。
また、着脱自在型取付け部材が邪魔な場合は、伸縮性コイルリングから簡単に外すことができる。
また、着脱自在型取付け部材をコイル部位に複数取り付けて複数の飾りを容易に着脱自在形態で取り付けることができるともに、紐による吊形態のような紐が絡まり合うということが起きない複数吊形態を実現する。
≪付記B10記載の発明の効果≫
紐部材がケースと該ケースに嵌め込み形態で取り付けられる携帯電話等からなる携帯品の、前記嵌め込み形態にある前記ケースと前記携帯品の間に挟持される形態の紐部材であって、この紐部材に移動自在にストッパーが設けられてなることを特徴とする付記B1〜9のいずれか1項に記載の携帯ストラップであるので、付記B1〜9のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、次に述べるような効果を奏する。
携帯品への取り付けは、ストーパーを例えば紐部材の略中央に位置させて、ケースの底部の開口部の外側(下)から外に出し状態にしておいて、ケースに携帯電話等を嵌め込み、紐部材を引いてストーパーをケースと携帯電話等に当接させた取り付け状態にできるので、紐部材が二本出た状態にでき、よって、ストーパーの位置のよって、出ている二本の紐部材の長さを好みの比率にでき、リング、伸縮性リング、伸縮性コイルリングの付いていな側に他の飾りを取付け可能にできるという効果を奏する。
≪付記B11記載の発明の効果≫
付記B2〜10のいずれか1項に記載の携帯ストラップの構成にあって、伸縮性リングがヘアーゴム輪となるコイルスプリングであり、紐部材が設けられていない形態であるとともに、紐取付け物品に紐部材を取り付けることにより、付記B2〜10のいずれか1項に記載の伸縮性リングが前記コイルスプリングである携帯ストラップを形成することができることを特徴とするヘアーゴム輪であるので、次に述べるような効果を奏する。
すなわち、
ヘアーゴム輪として提供され、そのままヘアーゴム輪として使用できるとともに、紐部材を紐通し結び目止め孔に通し結び目を形成して抜けないように取り付けるという、簡単な作業で素早く好みの紐長さの携帯ストラップを形成して使用できるという効果を奏する。
また、携帯ストラップとしての使用を止め、紐部材を取り外して単独のヘアーゴム輪として使用できる。すなわち、何回でも携帯ストラップとしても単独のヘアーゴム輪としても使用できる。
≪付記B12記載の発明の効果≫
付記B2〜10のいずれか1項に記載の携帯ストラップの構成にあって、伸縮性リングが輪となるコイルスプリングであり、紐部材が設けられていない形態であるとともに、紐取付け物品に紐部材を取り付けることにより、付記B2〜10のいずれか1項に記載の伸縮性リングが前記コイルスプリングである携帯ストラップを形成することができることを特徴とする指輪であるので、次に述べるような効果を奏する。
すなわち、
指輪として提供され、そのまま指輪輪として使用できるとともに、紐部材を紐通し結び目止め孔に通し結び目を形成して抜けないように取り付けるという、簡単な作業で素早く好みの紐長さの携帯ストラップを形成して使用できるという効果を奏する。
また、携帯ストラップとしての使用を止め、紐部材を取り外して単独の指輪として使用できる。すなわち、何回でも携帯ストラップとしても単独の指輪としても使用できる。
≪付記B13記載の発明の効果≫
紐取り付け物品本体と、
この紐取り付け物品に設けられた、指に指輪形態でつけることができるあるいは手首にブレスレット形態でつけることができる伸縮性リングを取り付ける部位であるリング取付け部と、
前記紐取り付け物品本体に設けられた、1本の紐部材あるいは2本の紐部材は通すが該紐部材の結び目を通さない径ないし形態の紐通し結び目止め孔とからなるとともに、
前記紐通し結び目止め孔に前記紐部材を通し前記結び目を形成して該紐部材を取り付け、前記リング取付け部に前記伸縮性リングを取り付けてなる携帯ストラップの形成を可能としてなる紐取り付け物品であるので、次に述べるような効果を奏する。
すなわち、付記B2〜10のいずれか1項に記載の携帯ストラップでリングが伸縮性リングである携帯ストラップを実現し、あるいは付記B12記載のヘアーゴム輪を実現するという効果を奏する。
≪付記B14記載の発明の効果≫
紐通し結び目止め孔に連絡された、紐部材の結び目の全部を収納する形態の孔あるいは溝からなる結び目収納部を設けてなることを特徴とする付記B13記載の紐取付け物品であるので、このような構成としても付記B13記載の発明と同様な効果を奏する。
本発明は、携帯ストラップ、ヘアーゴム輪、指輪、玩具、ストラップの部品を製造し販売する産業で利用される。
1:携帯ストラップ、
2:紐取り付け物品、
3:伸縮性リング、
4:紐部材、
5:結び目、
6:紐通し結び目止め孔、
7:一体化手段、
8:ストッパー、
9:コイル取付け部、
10:物品本体、
11、11a、11b:結び目収納部、
12:通し固定部、
13:一体化コイル部位群、
14:コイル接合部、
15:固定材充填口、
16:接着剤、
17:結び目、
18:ストッパー本体、
19:結び目収納部、
20:紐通し結び目止め孔、
21:ディスプレイ、
22:携帯品、
23:多機能携帯端末、
24:ケース(カバーを含む)、
25:撮影用開口、
26:開口窓、
27:内径、
28:携帯品、
29:ケース、
30:紐通し取付け部、
31:潜らせループ、
32:コイル径、
34:ヘアーゴム輪、
35:開口部、
36:携帯ストラップ、
37:紐部材、
38:ケース、
40:紐部材、
41:紐通し結び目止め孔、
42:結び目収納部、
43:結び目、
44:携帯ストラップ、
45:ストッパー、
46:掛かりコイル部位群、
47:携帯ストラップ、
48:物品本体、
49:伸縮性リング取り付け部、
50:紐取り付け物品、
52:ヘアーゴム輪、
53:伸縮性リング取り付け部、
54:紐取り付け物品、
55:固定材、
56:取り付け物品、
57:伸縮性リング、
58:ヘアーゴム輪、
59:接合部、
60:ヘアーゴム輪、
61:ビーズ、
62:ゴム紐、
63:接合部、
64:伸縮性リング、
65:取り付け物品、
66:ヘアーゴム輪、
68:物品本体、
69:リング通し空間部、
70:上部、
71:上部紐通し結び目止め孔、
72:前部、
73:内側突出部位、
74:ゴム輪上部側通し部、
75:背部、
76:ゴム輪背部側通し部、
77:伸縮性リング取り付け部、
78:伸縮性リング取り付け部、
79:取り付け物品、
80:携帯ストラップ、
81:物品本体、
82:携帯ストラップ、
83:結束部材、
84:コイル取付け部、
85:吊り部位、
86:吊り部位、
87:紐通し結び目止め孔、
88:紐通し結び目止め孔、
89:紐取付け物品、
90:ストッパー、
91:ストッパー、
92:伸縮リング、
94:第1の物品本体、
95:第2の物品本体、
96:紐取付け物品、
97、97a、97b:コイル取付け部、
98:嵌め込み突起、
99:嵌め込み突起
100:嵌合穴、
101:嵌合穴、
102:携帯ストラップ、
104:コイル取付け部、
105:右側掛け部形成体、
106:左側掛け部形成体、
107:ヘアーゴム輪、
108:コイル取付け部、
109:ヘアーゴム輪、
110:結び目、
112:コイル取付け部、
113:携帯ストラップ、
114:接着剤、
116:包装容器、
117:針金クリップ、
118:プラグ、
119:プラグ付き装飾物品、
120:携帯ストラップ、
121:コード巻き付け具、
122:コード止め出し入れ口、
123:コード止め出し入れ口、
124:コード巻き取り部、
125:取付け部、
126:携帯ストラップ、
127:紐通し取付け孔、
128:紐通し取付け孔、
133:携帯ストラップ、
134:紐取り付け物品、
135:リング、
137:携帯ストラップ、
138:リング固定部、
139:紐取り付け物品、
140:リング、
142:紐通し結び目止め孔、
143:紐取付け物品、
144:ストッパー、
145:ストッパー、
146:両側ストッパー付き紐部材、
147:携帯ストラップ、
148:棒部材、
149:潜らせループ、
151:リング被さり部、
152:部材収納部、
153:紐通し結び目止め孔、
154、154a、154b:紐取り付け物品、
155:ゴム棒製部材、
156:飾り物品、
157:携帯ストラップ、
158:飾り物品、
159:携帯ストラップ、
160:指輪、
162:広告表示、
163:飾り物品、
164:携帯ストラップ、
165:飾り物品、
166:携帯ストラップ、
167:紐部材通し孔、
168:伸縮性リング、
169:伸縮性リング、
170:紐取り付け物品、
172:携帯ストラップ、
173:伸縮性リング、
174a、174b:接続部、
175:紐通し結び目止め孔、
176:紐取り付け物品、
177:突起、
178:飾り物品、
180:紐通し孔、
181:飾り物品、
182:携帯ストラップ、
184a、184b:糸通し孔、
185:飾り物品。
186:携帯ストラップ、
187:一体化コイル部位群、
188:延長部位、
189:紐取り付け物品、
190:携帯ストラップ、
200:コイル固着部、
201:部材本体、
202:部材本体、
203:着脱自在型取付け部材、
204:着脱自在型取付け部材、
205:携帯ストラップ、
206:操作爪、
207:開閉爪、
208:一方の取り付け部材、
209:リング、
210」:他方の取り付け部材、
211:操作爪、
212:開閉ピン、
213:一方の取り付け部材、
214:他方の取り付け部材、
215:飾り、
216:飾り、
217:イヤホンジャック用開口、
218:ストッパー、
219:携帯ストラップ、
220:粘着部、
221:剥離紙、
222:止め部、
223:止め部、
224:止め部、
225:止め部、
227:携帯ストラップ、
228:ストッパー、
229:物品。

Claims (1)

  1. 合成樹脂製あるいはゴム製の棒状のコイルスプリングのコイル線材の両先端を突き合わせて溶着、融着あるいは接着によって該両先端を接合連結して接合部(14)を形成し、それによってリング形態に形成してなる伸縮性コイルリング(3)において、
    前記接合部(14)を有するコイル部位と、この接合部(14)を有するコイル部位の隣のコイル部位を一体化してなる一体化コイル部位群を設け
    前記コイル線材は繋ぎ目や接合部位が一切無くかつ全線の線径が同一である一種類線の一本線形態であり、
    以上のように構成されてなることを特徴とする伸縮性コイルリング。
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