JP6778424B2 - ショルダネックストラップ - Google Patents

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本発明は、携帯用物品を首から吊り下げて携帯するためのネックストラップに関する。
従来、携帯用物品を首から吊り下げるためのネックストラップは、繊維や革若しくは鎖等の柔軟性の帯状若しくは紐状のストラップを部材とし、ストラップを使用者の首に掛け環状状態となり、少なくともストラップの下端部に携帯用物品を取り付けるための吊り下げ具を備えたものが一般的なものであった。
また、ネックストラップを首に掛け首から携帯用物品を吊り下げた状態で、ネックストラップに一定以上の引っ張り荷重がかかることでストラップの連結箇所が切り離され、首が締めつけられることを防止し、人体の安全を確保することができるように構成された、連結具と非連結具とから成る安全装置を備えた、例えば、 実用新案登録第3086720号公報「ネックストラップの安全装置」等が公開されている。
また、首から吊り下げた携帯用物品を身体から離れないようにして、他人や物に引っかかり怪我したり、人の邪魔になったりすることのないように、携帯用物品を吊り下げた状態でストラップに形成したボタンホールを衣服のボタンに掛けることにより、携帯用物品が身体から離れることが無くなるように構成された、例えば、実用新案登録第3104442号公報「ネックストラップ」等も公開されている。
実用新案登録第3086720号公報 実用新案登録第3104442号公報
しかし、上記のようなネックストラップの構成では、携帯用物品が使用・不使用時に関わらず常に使用者の首から腹部前面に吊り下げられているため、携帯用物品が身体から離れブラブラ振れ、携帯用物品やストラップが他人や物に引っかかり、怪我させたり迷惑をかけないか、引ったくりにあって携帯用物品を盗まれないか等の不安感や、携帯用物品を腹部前面にブラブラ吊り下げて外見的に目立ちファッション的に不体裁となる不体裁感、若しくは手洗いなどで前屈みに成って携帯用物品がお邪魔に成る等のお邪魔感等があった。
本発明は、ネックストラップを使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態で発生している、前記不安感や前記不体裁感若しくは前記お邪魔感等を、軽減できる構成のネックストラップを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、本発明のショルダネックストラップを使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態で、首に掛けたストラップの首を挟んで左右いずれか一方側の肩と首の付け根位置(以下、首根位置と称す。)付近と接触する位置より首の左右いずれか他方側に位置するストラップに、ストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部を設け、前記二股部からストラップの長手方向のいずれか一方側に少なくとも2本のストラップを首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接し携帯用物品まで吊り下げ、前記二股部からストラップの長手方向のいずれか他方側に少なくとも1本のストラップを携帯用物品まで吊り下げ他方側に位置するストラップと称して吊り下げられ、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、腹部前面に吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて吊り下げられることを特徴としている。
請求項1の発明は、上記のような構成であるから、 前記2本のストラップと前記他方側に位置するストラップの下端部に、携帯用物品を直接取り付けて吊り下げたり、ストラップの下端部に携帯用物品とストラップを繋ぐ吊り下げ具を備えて前記吊り下げ具を介して携帯用物品を取り付けて吊り下げたりして、本発明のショルダネックストラップの略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた従来の構成でも使用でき、さらに、首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接し携帯用物品まで吊り下げた前記2本のストラップの間に、一方側の腕を通して肩まで挿入して、前記二股部から一方側の肩とお腹側を経て携帯用物品を吊り下げるストラップを一方側ストラップと称し、前記二股部から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用物品を吊り下げるストラップを追加したストラップとして追加一方側ストラップと称した前記2本のストラップと前記他方側に位置するストラップとで腹部前面に吊り下げた携帯用物品を、腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて吊り下げた構成でも使用できる。
したがって、請求項1の発明のショルダネックストラップの略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態から、瞬時に、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、腹部前面に吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて吊り下げ、携帯用物品を首と肩を支点にして吊り下げられた構成で使用でき、従来の首だけに掛かっていた携帯用物品等の荷重を首と肩に分散して軽減して使用できる効果が期待できる。さらに、前記二股部から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用物品を吊り下げるストラップで、携帯用物品が身体から異常に離れないように脇腹側から引き留められた形となり、携帯用物品が身体から異常に離れブラブラ振れて何かに挟まったり、人を怪我させたりとする不安感や、携帯用物品を腹部前面にブラブラ吊り下げての不体裁感、若しくは、手洗いや作業などで前屈みに成って携帯用物品が首の真下に吊り下げられて邪魔に成るお邪魔感等を軽減して使用できる効果が期待できる。
また、携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて携帯できるから、一方側の脇腹と一方側の腕の下に携帯用物品を挟んで携帯用物品を隠した状態でも携帯でき、携帯用物品を腹部前面に吊り下げて引ったくられたりするとした不安感も軽減させて携帯する効果が期待できる。
前記携帯用物品は、首から吊り下げて携帯する、例えば「携帯電話、携帯用電子機器、名札、社員証、パスポート」等や、「携帯電話、携帯用電子機器、名札、社員証、パスポート」等を収納する「携帯用収納ケースや携帯用収納ホルダー。」等である。
前記ストラップは、ストラップは繊維や革若しくは鎖等の柔軟性の帯状若しくは紐状の部材であればいずれでも良く、望ましくは、肌に優しい繊維を素材とした帯状若しくは紐状のストラップが望ましい。
前記吊り下げ具は、携帯用物品とストラップを繋ぐためのもので、例えば「ストラップを通す孔の貫通孔を有す鐶。ストラップの連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具。携帯用物品を把持するクリップ。留め具。環状の細い紐。」等、いずれか1つ若しくは2つ以上を組み合わせて、携帯用物品とストラップを交換可能に繋ぐ構成の吊り下げ具ならいずれでも良く、その他種々の前記吊り下げ具を使用できる。
前記貫通孔を有す鐶は、ネックストラップ用の例えば「リング、ナスカン、丸カン、Dカン、Sカン。」等、その他種々のネックストラップを通す孔を有す鐶を使用できる。
前記ストラップの連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具は、例えば「一対の雄雌差込式連結部材を有する雄雌差込式連結具。磁極が引き合う一対の永久磁石連結部材を有する磁石式連結具。一対の雄雌面ファスナー連結部材を有する面ファスナ式連結具。一対の雄雌ホック連結部材を有するホック式連結具。」等いずれでも良く、その他種々のストラップの連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具を使用できる。
前記ストラップを通す孔とは、ストラップを通せる内径の孔で有れば良く、複数本のストラップを通す場合は複数本のストラップを通せる内径の孔であれば良い。
前記貫通孔は、前記吊り下げ具の前記2重リングや前記連結部型連結具等に有すストラップを通す孔の説明上の呼称である。前記貫通孔を通すストラップに接して通すストラップの長手方向に滑らかに移動可能にしたい場合は通すストラップの外径より拡めの内径の孔にすることが望ましく、前記貫通孔を通すストラップに接して通すストラップの長手方向に手動で渋めに移動可能にしたい場合は通すストラップに対し狭めの孔にすることが望ましい。
前記二股部は、前記二股部からストラップの長手方向のいずれか一方側に少なくとも前記2本のストラップを首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接し携帯用物品まで吊り下げられる構成となるなら、使用者の首に掛けたストラップが接触する首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置より首の左右いずれか他方側に位置するストラップのいずれかの位置に使用者の体型や使用環境等を考慮して設けられれば良いが、望ましくは、首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置付近から他方側の首根位置付近に設けられるのが望ましく、さらに望ましくは、首の真後の首筋位置付近と接触するショルダネックストラップの中央位置に設けるのが望ましい。
前記二股部を形成する方法は、ストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部が形成されるなら、例えば「1本のストラップの途中部分にもう1本のストラップの端部を、縫い付けたり、貼り合わせたり、留め具で固定したりして前記二股部を固定状態に形成する方法。1本のストラップの途中部分にもう1本のストラップの端部をストラップの連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具で連結して前記二股部を形成する方法。1本のストラップから二股に2本のストラップを織りあげて前記二股部を形成する方法。幅広のストラップの途中部分をストラップの長手方向に沿って中心線を切り裂き1本のストラップを2本のストラップにして二股部を形成する方法。重ね合わせ若しくは寄り添わせた2本のストラップを通して2本のストラップの連結・分断を可能とする連結孔を有する連結孔型連結具で連結して前記二股部を形成する方法。ストラップを通す孔を有す鐶を介して前記二股部を形成する方法。」等いずれでも良く、その他種々のストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部が形成される方法が使用できる。なお、前記二股部は首回り付近に形成されることから、薄く嵩張らない形状に形成にすることが望ましい。
重ね合わせ若しくは寄り添わせた2本のストラップを通して2本のストラップの連結・分離を可能とする前記連結孔を有する連結孔型連結具は、例えば「本体に有する前記連結孔の外面からバネ等の弾力性部材と連動するロックボタン等で前記連結孔を狭めたり拡げたりして前記2本のストラップを通して2本のストラップの連結・分離を可能とする前記連結孔を有するロックボタン式連結具。複数の前記連結孔に2本のストラップを出し入れして中軸に絡めて通して2本のストラップの連結・分離を可能とする複数の前記連結孔を有すバックル型連結具。」等いずれでも良く、その他種々の重ね合わせ若しくは寄り添わせた2本のストラップを通して2本のストラップの連結・分離を可能とする前記連結孔を有する連結孔型連結具を使用できる。
前記連結孔は、ストラップの連結・分離を可能とする連結孔型連結具等に有すストラップを通す孔の説明上の呼称である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のショルダネックストラップにおいて、前記二股部から首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用物品まで吊り下げられる前記2本のストラップの下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて、前記2本のストラップを環状に形成して環状形一方側ストラップと称して吊り下げていることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記のような構成であるから、前記2本のストラップの下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて環状に形成した前記環状形一方側ストラップの下端部のストラップの長手方向に沿って移動可能に、携帯用物品取付孔(携帯用物品に有すストラップを通す孔。)を有する携帯用物品を直接吊り下げたり、前記貫通孔を有する前記吊り下げ具を備えて前記吊り下げ具を介して携帯用物品を吊り下げたりして使用できる。
そして、本発明のショルダネックストラップの略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態から、瞬時に、前記環状形一方側ストラップを形成する前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入した状態で、前記二股部から一方側の肩とお腹側を経て携帯用物品若しくは前記吊り下げ具までの前記一方側ストラップの長さと、前記二股部から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用物品若しくは前記吊り下げ具までの前記追加一方側ストラップの長さに違いが出ても、携帯用物品若しくは前記吊り下げ具が前記環状形一方側ストラップの下端部の一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に環状に形成された滑らかなストラップに接してストラップの接続部に引っかかることもなく、ストラップの長手方向に沿って移動可能であるから、前記二股部から携帯用物品若しくは前記吊り下げ具までの間の前記一方側ストラップの長さと前記追加一方側ストラップの長さのバランス良く引き合う位置に携帯用物品若しくは前記吊り下げ具を移動させることができ、前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップいずれのストラップにも緩みのない状態で携帯用物品若しくは前記吊り下げ具を吊り下げ、携帯用物品若しくは前記吊り下げ具を介して吊り下げた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向の使用者が体裁良く、使用しやすいと感じる任意位置に吊り下げた構成で使用できる。
したがって、請求項2の発明のショルダネックストラップは、本発明の請求項1に記載の効果に加え、前記2本のストラップの下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて前記環状形一方側ストラップとしたことで、前記環状形一方側ストラップの下端部の一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に環状に形成されたストラップに接してストラップの長手方向に沿って移動可能に前記携帯用物品取付孔を有する携帯用物品若しくは前記貫通孔を有する前記吊り下げ具を介して吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向の使用者が体裁良く、使用しやすいと感じる任意位置に吊り下げた構成で使用できる効果が期待できる。
前記携帯用物品取付孔は、携帯用物品に有す前記ストラップを通す孔の説明上の呼称である。前記携帯用物品取付孔は通すストラップに接して通すストラップの長手方向に滑らかに移動可能にしたい場合は通すストラップの外径より拡めの内径の孔にすることが望ましく、前記携帯用物品取付孔を通すストラップに接して通すストラップの長手方向に手動で渋めに移動可能にしたい場合は通すストラップに対し狭めの孔にすることが望ましい。
携帯用物品は、前記携帯用物品取付孔を通すストラップの外径より拡めの内径の孔にして、前記環状形一方側ストラップの下端部の一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に環状に形成された滑らかなストラップに接してストラップの接続部に引っかかることもなく、ストラップの長手方向に沿って移動可能に直接吊り下げて使用しても良いが、携帯用物品は使用者の都合で携帯用物品の交換等もあることから、前記吊り下げ具を介して交換可能に吊り下げて使用することが望ましい。
前記環状形一方側ストラップを形成する方法は、例えば「前記2本のストラップの前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップの下端部を1本のストラップを折り返したように接続部が感じられないように縫い合わせたり接着したりして一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して形成する方法。ネックストラップを前記他方側に位置するストラップと前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップとを連結した長さの1本のストラップで形成し、前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップの連結位置で前記追加一方側ストラップを前記一方側ストラップの長手方向に重ね合わせる形状等に折り返し、前記追加一方側ストラップの端部を前記二股部に接続して形成する方法。繊維を環状に一体に織りあげて前記環状形一方側ストラップを形成する方法。前記一方側ストラップの下端部位置でストラップを折り返し端部を延長し、折り返し延長した端部を前記二股部に接続して形成する方法。前記追加一方側ストラップの下端部位置でストラップを折り返し端部を延長し、折り返し延長した端部を前記一方側ストラップの途中部分で切断した端部に一対の連結部材を有する連結部型連結具等を介して連結して形成する方法。ネックストラップを幅広い帯状のストラップで形成し前記二股部からストラップの長手方向のいずれか一方側に吊り下げられるストラップの下端部まで幅広い帯状のストラップの中心線に沿って切り裂きストラップの長手方向に細長い環状部を形成して前記環状形一方側ストラップとする方法。」等、多数考えられるが、製造も容易な、前記2本のストラップの下端部を1本のストラップを折り返した形状の一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じた形状にすることが望ましい。
請求項3の発明は、請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のショルダネックストラップにおいて、前記二股部から首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用物品まで吊り下げられる前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせ連結して肩にあてる肩当て連結部を形成していることを特徴としている。
請求項3の発明は、上記のような構成であるから、前記肩当て連結部が前記二股部から前記肩当て連結部までの前記2本のストラップと、前記肩当て連結部から一方側の肩を挟んで前後に二股に分かれ、お腹側に吊り下げられる前記一方側ストラップと、背中側に吊り下げられる前記追加一方側ストラップの3方向に支えられて、前記肩当て連結部が一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に押しつけた状態にして使用できる。
したがって、請求項3の発明のショルダネックストラップは、本発明の請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の効果に加え、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせ連結させている前記肩当て連結部により、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に位置する前記肩当て連結部から前記2本のストラップが一方側の肩を挟んで前後に二股に分かれ、お腹側に吊り下げられる前記一方側ストラップと、背中側に吊り下げられる前記追加一方側ストラップで携帯用物品を吊り下げることになり、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に携帯用物品や吊り下げ具等の荷重の負担をかけて、首への荷重負担を軽減して吊り下げて使用でき、さらに、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に前記肩当て連結部を形成し前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせたことで、前記二股部から一方側の脇腹側に位置する携帯用物品等まで斜めに吊り下げられていた前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップを、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に有している前記肩当て連結部により、前記一方側ストラップと前記追加一方側ストラップをショルダーストラップ状に一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間から身長方向にスマートに吊り下げられる効果も期待できる。
前記肩当て連結部は、前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせて連結させる構成であればよく、前記肩当て連結部は例えば「スカーフやリボン等の長めの装身具で前記2本のストラップを束ねて結ぶ結び目を前記肩当て連結部としたり。前記2本のストラップを束ね連結するストラップ用結束具やゴム輪等で前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップを通し連結する前記連結孔を有したメダルやボタン等で前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップを通し連結する連結孔を有した肩に飾れる小さい縫いぐるみで前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップを通し連結する連結孔を有した肩に飾れる小さいPR用ミニチュアで前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップを弾力性部材等で挟んで挟持するクリップで前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップを刺し通して連結するストラップ用安全ピンで前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップに巻き付けて束ねる面ファスナー式留め具で前記肩当て連結部を形成したり。前記2本のストラップの連結・分離を可能とする前記連結孔を有する連結孔型連結具で前記肩当て連結部を形成したり。」等、その他種々の前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせて連結させる構成を使用できる。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3に記載のいずれか1項に記載のショルダネックストラップにおいて、本発明のショルダネックストラップの使用者例えば「社長・部長、優勝者・準優勝者、男性・女性、子供・大人」等や、使用目的例えば「会社のPR、団体のPR、商品のPR、地域のPR、各種イベントのPR、各種スポーツのPR、各種祈願」等を識別する「文字、図形、形状」の一種類若しくは二種類以上を組み合わせて成るデザインを施した使用者の肩や首回りを飾る装身具(以下、識別用の装身具と称す。)が、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に重ね合わせ若しくは寄り添わせた前記2本のストラップに、直接若しくは前記肩当て連結部を介して留めて飾られていることを特徴としている。
請求項4の発明は、上記のような構成であるから、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、前記識別用の装身具を一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に重ね合わせ若しくは寄り添わせた前記2本のストラップに、直接若しくは前記肩当て連結部を介して留めて飾り、前記識別用の装身具で本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別した使用ができる。
勿論、本発明のショルダネックストラップを使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態でも、前記2本のストラップに飾った前記識別用の装身具で本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別した使用ができる。
したがって、請求項4の発明のショルダネックストラップは請求項1から請求項3に記載の効果に加え、前記識別用の装身具で本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別した使用もできる効果が期待できる。
前記識別用の装身具は、使用者の肩や首回りを飾る装身具で、使用者の肩に載せて若しくは肩から吊り下げて飾れる大きさで、繊維等を素材とした柔軟性の有る部材や滑らかな形状の部材で形成され、使用者例えば「社長・部長、優勝者・準優勝者、男性・女性、子供・大人」等を識別する、若しくは使用目的例えば「会社のPR、団体のPR、商品のPR、地域のPR、各種イベントのPR、各種スポーツのPR、各種祈願」等を識別する「文字、図形、形状」等の一種類若しくは二種類以上を組み合わせて成るデザインを施した、本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別する識別用の装身具例えば「表面に使用者の地位・階級等を表す社長・部長等の文字を刺繍した肩章。オリンピックの主催国やマークを文字や図形で表しプリントしたスカーフやリボン。肩に飾れる大きさの地域のPR用のゆるキャラ等の縫いぐるみ。肩に飾れる大きさの「会社、商品、童話、漫画、アニメ」等のPR用キャラクター。肩に飾れる大きさにしたスポーツ用具や乗り物等のPR用ミニチュア。商品PR用のバッチ。肩に飾れる大きさ会社のPR等の小物入。交通安全や商売繁盛等の安全祈願のお守り。」等、本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別できるデザインを施した識別用の装身具であればいずれでも良く、使用者の識別や使用目的の識別を必要とする使用環境に合わせて前記識別用の装身具を選定して飾ることが望ましい
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のショルダネックストラップにおいて、前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所例えば「前記他方側に位置するストラップと前記二股部の連結箇所。前記他方側に位置するストラップの途中部分を切断して切断したストラップの端部と端部を連結する連結箇所。前記他方側に位置するストラップと携帯用物品や吊り下げ具との連結箇所。」等のいずれかの箇所に、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで前記連結箇所が分断される安全装置を備えていることを特徴としている。
請求項5の発明は、上記のような構成であるから、携帯用物品やストラップが何かに引っかかったりして、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると、先ず前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断され、前記他方側に位置するストラップにかかる異常荷重をやわらげ、使用者の首など身体を傷つけないか等の不安感を軽減し、さらに、前記他方側に位置するストラップの連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断されても、首を挟んで左右いずれか一方側に吊り下げられる前記2本のストラップは直ちに分断されず、前記2本のストラップだけで肩から携帯用物品を吊り下げ、前記2本のストラップを肩から容易に外せるショルダーストラップ状の構成でも使用できる。
したがって、本発明の請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の効果に加え、携帯用物品やストラップが何かに引っかかったりして、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると、先ず前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断され、前記他方側に位置するストラップにかかる異常荷重をやわらげ、使用者の首など身体を傷つけないか等の不安感を軽減する効果や、前記他方側に位置するストラップの連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断されても、前記2本のストラップは直ちに分断されず、携帯用物品は前記2本のストラップだけで肩からショルダーストラップ状の構成で吊り下げられ、携帯用物品をいきなり一気に引き落とされて壊したり紛失したり等した不安感も軽減できるとした、安全装置の効果を2段階に機能させて使用できる効果が期待できる。
前記安全装置は、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで、前記他方側に位置するストラップに有する前記連結箇所に備える安全装置で形成される連結箇所が分断される前記安全装置であればよく、例えば、前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所を前記他方側に位置するストラップの部材よりも脆弱なストラップ部材で連結して前記連結箇所に前記安全装置を備えたとした簡易な前記安全装置でもよいが、望ましくは、前記他方側に位置するストラップに有する前記連結箇所を、連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具、例えば「一対の雄雌差込式連結部材を有する雄雌差込式連結具。磁極が引き合う一対の永久磁石連結部材を有する磁石式連結具。一対の雄雌面ファスナー連結部材を有する面ファスナ式連結具。一対の雄雌ホック連結部材を有するホック式連結具。」等を前記安全装置として備え、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると前記連結部型連結具で連結される前記連結箇所を分断し、通常時は前記連結部型連結具で連結して使用することを可能とすることが望ましい。
前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると安全装置で形成される前記連結箇所を分断する一定の引っ張り荷重は、吊り下げる携帯用物品や吊り下げ具等の荷重以上でストラップの切断荷重以下の荷重の範囲に設定されればよく、例えば「携帯用物品や吊り下げ具等の荷重が200g前後で、安全装置が1.0Kgから4.0Kgの範囲の一定の引っ張り荷重で分断される。」等と、吊り下げる携帯用物品や吊り下げ具等の荷重や使用環境に合わせて設定される。
請求項1に記載の発明によれば、請求項1の発明のショルダネックストラップの略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態から、瞬時に、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、腹部前面に吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて吊り下げ、携帯用物品を首と肩を支点にして吊り下げられた構成で使用でき、従来の首だけに掛かっていた携帯用物品等の荷重を首と肩に分散して軽減して使用できる効果が期待できる。さらに、前記二股部から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用物品を吊り下げるストラップで、携帯用物品が身体から異常に離れないように脇腹側から引き留められた形となり、携帯用物品が身体から異常に離れブラブラ振れて何かに挟まったり、人を怪我させたりとする不安感や、携帯用物品を腹部前面にブラブラ吊り下げての不体裁感、若しくは、手洗いや作業などで前屈みに成って携帯用物品が首の真下に吊り下げられて邪魔に成るお邪魔感等を軽減して使用できる効果が期待できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、前記環状形一方側ストラップの下端部の一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に環状に形成されたストラップに接してストラップの長手方向に沿って移動可能に前記携帯用物品取付孔を有する携帯用物品若しくは前記貫通孔を有する前記吊り下げ具を介して吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向の使用者が体裁良く、使用しやすいと感じる任意位置に吊り下げた構成で使用できる効果が期待できる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせ連結させている前記肩当て連結部により、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に携帯用物品や吊り下げ具等の荷重の負担をかけて、首への荷重負担を軽減して吊り下げて使用できる効果が期待できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3に記載の発明の効果に加えて、前記識別用の装身具で本発明のショルダネックストラップの使用者や使用目的を識別した使用もできる効果が期待できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、携帯用物品やストラップが何かに引っかかったりして、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると、先ず前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断され、前記他方側に位置するストラップにかかる異常荷重をやわらげ、使用者の首など身体を傷つけないか等の不安感を軽減する効果や、前記他方側に位置するストラップの連結箇所に備えた安全装置で形成される連結箇所が分断されても、前記2本のストラップは直ちに分断されず、携帯用物品は前記2本のストラップだけで肩からショルダーストラップ状の構成で吊り下げられ、携帯用物品をいきなり一気に引き落とされて壊したり紛失したり等した不安感も軽減できるとした、安全装置の効果を2段階に機能させて使用できる効果が期待できる。
は、図1の実施形態に係るショルダネックストラップ1の中央位置に二股部16を形成し、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、ストラップの下端部を携帯用収納ケース21の取付端部24に直接縫い付けて携帯用収納ケース21を吊り下げ、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹方向(矢印方向)に引き寄せて吊り下げた使用状態説明図である。 は、図1の実施形態において、携帯用収納ケース21の左右上端部の取付端部24に設けたストラップを通す孔の上端部携帯用物品取付孔91aにストラップ10の下端部を通しストラップの端部をとめ結びして結び止め部37を形成し、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部に名札22を収納した携帯用収納ケース21を直接吊り下げている使用状態説明図である。 は、図1の実施形態において、二股部16を首の左右いずれか他方側の首根位置付近に留め具34で形成し、二股部16から形成された2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図1の実施形態において、二股部16を金属製のDカン36で形成し、一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えたナスカン32と共に引っ掛けたりして携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図1の実施形態において、二股部16をロックボタン式連結具52で形成し、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、携帯用収納ケース21の上部中央に有する1つの中央部携帯用物品取付孔91bに引っ掛けて、携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図5の実施形態において、二股部16をバックル型連結具53で形成して、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部に2重リング31を備え、2重リング31を介して左右上端部に上端部携帯用物品取付孔91aを有する携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図6の実施形態において、一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と他方側に位置するストラップ12の下端部に、上部に貫通孔92を有し下部に環状の細い紐35を有す雄雌差込式連結具42を吊り下げ具3として備え、上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図1の実施形態において、2本のストラップ10の下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて環状形一方側ストラップ15を形成し、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aを環状形一方側ストラップ15の下端部の環状と成るストラップの長手方向に接して移動可能に吊り下げ、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹間の脇腹方向(矢印方向)の任意の位置に引き寄せて吊り下げた状態の使用図である。 は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部に金属製の2重リング31をストラップの長手方向に接して移動可能に備え、他方側に位置するストラップ12の下端部にもバックル型連結具53で他方側に位置するストラップ12の長短を調整できるように金属製の2重リング31を備え、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に備えた金属性の2重リング31を介して名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げて使用している使用状態説明図である。 は、図9の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に金属製の2重リング31と環状の細い紐35と雄雌差込式連結具42を組み合わせて成る吊り下げ具3を備え、吊り下げ具3を介して上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。 は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせてロックボタン式連結具52で連結する肩当て連結部6を形成している使用状態説明図である。 は、図9の実施形態において,環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせてロックボタン式連結具52で連結する肩当て連結部6を形成している使用状態説明図である。 は、図11の実施形態において、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を長めのリボン74で巻き付けて結んで成る結び目62で肩当て連結部6を形成している、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図11の実施形態において、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を衣服用ボタンにストラップの外径より細めの内径の連結孔93を設けたボタン形状留め具61の連結孔93cに通し2本のストラップ10を連結するとしたボタン形状留め具61で肩当て連結部6を形成している、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図11の実施形態において、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、面ファスナーで2本のストラップ10を束ねて巻き付けて連結するとした面ファスナー式留め具63で肩当て連結部6を形成している、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図11の実施形態において、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を複数の連結孔93を有するバックル型連結具53の複数の連結孔93bに2本のストラップ10を通し絡めて連結するとしたバックル型連結具53で肩当て連結部6を形成している、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、一方側の肩の線上の2本のストラップ10に、ロックボタン式連結具52で形成される肩当て連結部6を介して使用者の地位を識別する社長の文字がプリントされた肩章71が使用者(地位・階級)を識別する識別用の装身具7として飾られている使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、一方側の肩の線上の2本のストラップ10にスカーフ73を巻き付けて結んで形成される結び目62を肩当て連結部6として、オリンピックのサッカー競技を図形で表しプリントしたスカーフ73を使用者の使用目的(オリンピックの競技会場PR)を識別する識別用の装身具7として飾られている、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、一方側の肩の線上の2本のストラップ10に備えられた肩当て連結部6のロックボタン式連結具52の底面にリボン74を貼り付けた構成で、北海道の地図とスキー競技のイラストをプリントしたリボン74を、使用者の使用目的(地域PR)を識別する識別用の装身具7として飾られている、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、一方側の肩の線上の2本のストラップ10に備えられた肩当て連結部6のバックル型連結具53から環状の細い紐35で、肩に飾れる大きさの会社PR用のマスコット犬の縫いぐるみ76を、使用者の使用目的(会社PR用)を識別する識別用の装身具7として飾られている、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、ミニチュアのサッカーボール75に連結孔93を設けサッカーボール75の連結孔93eとし、2本のストラップ10をサッカーボール75の連結孔93eに通して2本のストラップ10を連結し、サッカーボール75の連結孔93eを肩当て連結部6として、一方側の肩の線上の2本のストラップ10に、サッカーボール75を使用者の使用目的(スポーツ大会等のイベントPR用)を識別する識別用の装身具7として飾られている、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。 は、図12の実施形態において、他方側に位置するストラップ12に安全装置8を備えた使用状態説明図である。 は、図22の実施形態において、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している使用状態で、他方側に位置するストラップ12に一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかり、安全装置8としての雄雌差込式連結具42の雄連結部材42aと雌連結部材42bが分断している、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した想定のみの使用状態説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、図1の実施形態に係るショルダネックストラップ1の中央位置に二股部16を形成し、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、ストラップの下端部を携帯用収納ケース21の取付端部24に直接縫い付けて携帯用収納ケース21を吊り下げ、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹方向(矢印方向)に引き寄せて吊り下げた使用状態説明図である。
なお、図面記載にあたり、明細書の文章を説明しやすくするため、使用者の首、一方側の腕を強調した体型想像図(マネキン人形)を細い一点鎖線で記載している。
また、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入した使用状態の、二股部16から一方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる一方側ストラップ11と、二股部16から他方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる他方側に位置するストラップ12は太い2点鎖線の想像線で記載し、二股部16から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる追加一方側ストラップ13は太い破線の隠れ線で記載している。
図1の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、ショルダネックストラップ1の略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に名札22を収納した携帯用収納ケース21を吊り下げた状態で、使用者の首に掛けた繊維を素材とした帯状のストラップの中央位置にもう1本の追加するストラップの上端部を縫い付け縫い目38を形成して二股部16を形成し、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、2本のストラップ10のいずれか1本のストラップを一方側ストラップ11と称し、もう1本のストラップを追加したストラップとして追加一方側ストラップ13と称して吊り下げている。また,二股部16からストラップの長手方向のいずれか他方側に1本のストラップを首の左右いずれか他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ他方側に位置するストラップ12と称して吊り下げられている。
図1の携帯用収納ケース21は、2本のストラップ10の下端部を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか一方側の取付端部24に直接縫い付けて形成される縫い目38と、二股部16から左右いずれか他方側に吊り下げられる他方側に位置するストラップ12の下端部を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に直接縫い付けて形成される縫い目38とで、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部に名札22を収納した携帯用収納ケース21を直接吊り下げられている。
図2は、図1の実施形態において、携帯用収納ケース21の左右上端部の取付端部24に設けたストラップを通す孔の上端部携帯用物品取付孔91aにストラップの下端部を通しストラップの端部をとめ結びして結び止め部37を形成し、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部に名札22を収納した携帯用収納ケース21を直接吊り下げている使用状態説明図である。
図2の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図1の実施形態において、携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか一方側の取付端部24に設けたストラップを通す孔の上端部携帯用物品取付孔91aに、二股部16から左右いずれか一方側に吊り下げられる2本のストラップ10の下端部を通し、ストラップの端部をとめ結びして上端部携帯用物品取付孔91aの内径より大きいこぶの結び止め部37を形成し、また携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部を通し、ストラップの端部をとめ結びして結び止め部37を形成して、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部に名札22を収納した携帯用収納ケース21を直接吊り下げられている。
図1、図2の実施形態は、上記のような構成であるから、ショルダネックストラップ1の略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用収納ケース21を吊り下げた状態から、瞬時に、2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、二股部16から一方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる一方側ストラップ11と、二股部16から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる追加一方側ストラップ13と、二股部16から左右いずれか他方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる他方側に位置するストラップ12とで、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹方向(矢印方向)に引き寄せて吊り下げた構成で使用できる。
したがって、図1、図2の実施形態は、本発明の請求項1の効果に加えて、従来のネックストラップの略中央部等に二股部16を形成し、二股部16から左右いずれか一方側のストラップの長手方向に少なくとも1本の追加したストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせて追加一方側ストラップ13とした簡単な構成で安価にも提供できる。
また、図1の実施形態は、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部を携帯用収納ケース21の取付端部24に縫い付けるだけの簡単な手段で、名札や携帯電話若しくは携帯電子機器等を収納する携帯用収納ケース21とショルダネックストラップ1を一体化した各種デザインのショルダネックストラップ付き携帯用収納ケース21を安価に提供できる。
また、図2の実施形態は、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部を携帯用収納ケース21等の上端部携帯用物品取付孔91aに通し、ストラップの端部をとめ結びして上端部携帯用物品取付孔91aの内径より大きいこぶの結び止め部37を形成するとしただけの簡単な手段で、名札や携帯電話若しくは携帯電子機器等を収納する携帯用収納ケース21を直接吊り下げれるショルダネックストラップ1を安価に提供できる。
二股部16を形成する位置は、図1、図2の実施形態では図に示すようにショルダネックストラップ1の中央位置等に設けた事例で説明しているが、二股部16は使用者の首に掛けたストラップが接触する首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置付近より首の左右いずれか他方側に位置するストラップのいずれかの位置に使用者の体型や使用環境等を考慮して設けられれば良く、例えば、二股部16を首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置付近に設けて使用者の体型や使用環境等に合わせた構成で使用者専用としてオーダーメイド的なショルダネックストラップの提供で使用できるようにしたり、首の左右いずれか他方側の首根位置付近に設けて2本のストラップ10を長く形成して一方側の腕を通し肩まで挿入しやすく調整できるようにしたり、首の真後ろの首筋位置付近と接触するショルダネックストラップ1の中央位置に設けてショルダネックストラップを左右バランス良く首に掛けて使用できるようにしたり等、使用者の体型や使用環境等に合わせた構成で提供するのが望ましい。
図1、図2の 実施形態では、携帯用物品2を名札22を収納した携帯用収納ケース21としているが、「携帯電話、携帯用電子機器、社員証、パスポート」等のいずれの収納に使用する携帯用収納ケース21に使用してもよく、また携帯用物品取付孔91を有する「携帯電話、携帯用電子機器」等を直接吊り下げる構成で使用してもよいなど、使用者が色々工夫でして携帯用物品2を吊り下げられる。
実施形態では、ストラップを繊維を素材とした帯状のストラップとしているが、ストラップは繊維や革若しくは鎖等の柔軟性の帯状若しくは紐状の部材であればいずれでも良いが、望ましくは、肌に優しい繊維を素材とした帯状若しくは紐状のストラップが望ましい。
図1、図2の実施形態では、名札22を収納した携帯用収納ケース2を、ストラップの下端部に縫い付け、若しくは結び止め部を形成するとした手段で直接吊り下げているが、携帯用物品2は使用者の都合で交換等を必要とする場合もあることから、ストラップに携帯用物品2を直接縫い付け若しくは結び止めとした手段で直接吊り下げるより、携帯用物品2とストラップとの間に吊り下げ具3を備え、吊り下げ具3を介して携帯用物品2を交換可能に吊り下げるのが望ましく、以下に種々の吊り下げ具3を介して携帯用物品2を交換可能に吊り下げる実施形態を例示する。
図3は、図1の実施形態において、二股部16を首の左右いずれか他方側の首根位置付近に留め具34で形成し、二股部16から形成された2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図3の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図1の実施形態において、二股部16を使用者の首に掛けたショルダストラップ1のストラップが接触する首の左右いずれか他方側の首根位置付近に、首に掛けたストラップに追加一方側ストラップ13の端部を重ね合わせて金属製の管状の留め具34で束ねて固定した構成で形成し、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、その2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と、二股部16から他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げられる他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか一方側の取付端部24に設けたストラップを通す孔の上端部携帯用物品取付孔91aに、二股部16から左右いずれか一方側に吊り下げられる2本のストラップ10のいずれか1本の一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32と、もう1本の追加一方側ストラップ13の下端部に備えたナスカン32を引っ掛け、携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えたナスカン32を引っ掛け、携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
図3の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1の効果に加えて、2本のストラップ10を長く形成して一方側の腕を通し肩まで挿入しやすく調整できるようにしたり、2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と、他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備えたことで、素早く携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げて使用できる。
図3の実施形態では、吊り下げ具3としてナスカン32を備えているが、吊り下げ具3は、携帯用物品2とストラップを繋ぐためのもので、例えば「2重リング、丸カン、Dカン、Sカン、一対の連結部材を有する連結部型連結具、クリップ、ワニグチクリップ、留め具、環状の細い紐。」等のいずれか1つ若しくは2つ以上を組み合わせて成る、携帯用物品2とストラップを交換可能に繋ぐ構成の吊り下げ具3ならいずれでも良く、その他種々の吊り下げ具3を使用できる。
なお、吊り下げ具3は市販されているネックストラップ用の「2重リング、丸カン、Dカン、Sカン、一対の連結部材を有する連結部型連結具、クリップ、ワニグチクリップ、留め具、環状の細い紐。」等を使用できることから、その形状、構造、素材などの詳細は省略する。
図4は、図1の実施形態において、二股部16を首の左右いずれか一方側の首根位置付近に金属製のDカン36で形成し、一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えたナスカン32と共に引っ掛けて、携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図4の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図3の実施形態において、二股部16を首の左右いずれか一方側の首根位置付近に、他方側に位置するストラップの上端部を金属製のDカン36の貫通孔92aに通して留め具34で固定した構成で金属製のDカン36で成る二股部16を形成し、二股部16の金属製のDカン36の貫通孔92aに一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13を連結した長さのストラップを通しストラップの中央付近でストラップを折り返し、金属製のDカン36で成る二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と、二股部16から首の左右いずれか他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げた他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか一方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32と追加一方側ストラップ13の下端部に備えたナスカン32を引っ掛け、携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えたナスカン32を引っ掛けて携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げた図3の実施形態の状態から、一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えたナスカン32と共に引っ掛けたりして携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
図4の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1の効果に加えて、ショルダネックストラップ1の略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に名札22を収納した携帯用収納ケース21を吊り下げた状態で、一方側ストラップ11の下端部に備えたナスカン32を携帯用収納ケース21の左右上端部のいずれか他方側の取付端部24に設けた上端部携帯用物品取付孔91aに引っ掛けて、2本のストラップ10の一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13の間を拡げた構成にして、一方側の腕を通し易くした構成でも使用できる等、使用者の好みで図3の構成にしたり図4の構成にしたりしても使用できる。
図5は、図1の実施形態において、二股部16をロックボタン式連結具52で形成し、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、携帯用収納ケース21の上部中央に有する1つの中央部携帯用物品取付孔91に引っ掛けて、携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図5の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図1の実施形態において、ショルダネックストラップ1を形成する2本のストラップ10の追加一方側ストラップ13の上端部を他方側に位置するストラップ12の途中部分まで延長し、重ね合う2本のストラップ10を長目になるよう形成し、使用者の首に掛けたショルダネックストラップ1の中央位置に、2本のストラップ10をロックボタン式連結具52の連結孔93aに通して2本のストラップ10を連結した構成で二股部16を形成し、二股部16を形成するロックボタン式連結具52を首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置から重ね合わせた追加一方側ストラップ13の上端部間の重ね合う2本のストラップ10の長手方向に移動可能に備え、追加一方側ストラップ13の上端部に結び止め部37を設けて移動可能のロックボタン式連結具52を止めれる構成にし、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、その2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と、二股部16から首の左右いずれか他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げた他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部にそれぞれ吊り下げ具3としてナスカン32を備え、3本のストラップの下端部にそれぞれ備えたナスカン32を携帯用収納ケース21の上部中央に有する1つの中央部携帯用物品取付孔91bに引っ掛けて、携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
図5の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1の効果に加えて、二股部16を使用者の首に掛けたショルダネックストラップ1の首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置から首筋位置や他方側の首根位置付近若しくは他方側に位置するストラップの途中部分に移動させて、使用者の体型や使用環境等を考慮して2本のストラップ10の長短を調整しながら使用することもできる。
また、図3、図4、図5のような構成に、3本のストラップの下端部にそれぞれナスカン32を吊り下げ具3として備えたことで、携帯用収納ケース21の携帯用物品取付孔91の構成に合わせてストラップの下端部への吊り下げ構成を種々工夫して使用できる。
図6は、図5の実施形態において、二股部16をバックル型連結具53で形成して、2本のストラップ10の下端部に備えた金属製の2重リング31と他方側に位置するストラップ12の下端部に備えた金属製の2重リング31を介して左右上端部に上端部携帯用物品取付孔91aを有する携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図6の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図5の実施形態において、二股部16をロックボタン式連結具52より平らな形状で構成できる複数の連結孔93を有するバックル型連結具53で、バックル型連結具53の複数の連結孔93bに2本のストラップ10を出し入れして絡めて通して2本のストラップ10を連結するとした構成で形成し、バックル型連結具53で二股部16を首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置から重ね合わせた追加一方側ストラップ13の上端部間の重ね合う2本のストラップ10の長手方向に移動可能に備え、追加一方側ストラップ13の上端部に結び止め部37を設けて移動可能のバックル型連結具53を止めれる構成にし、二股部16から首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げられる2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13の下端部を金属製の2重リング31の貫通孔92bに通して折り返し重ね合わせて留め具34で固定し、二股部16から首の左右いずれか他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げた他方側に位置するストラップ12の下端部にも、2本のストラップ10の下端部とバランスよく対称となるデザインの金属製の2重リング31の貫通孔92bに他方側に位置するストラップ12の下端部を通して折り返し重ね合わせて留め具34で固定して金属製の2重リング31を吊り下げ具3として備え、2本のストラップ10の下端部に備えた金属製の2重リング31と他方側に位置するストラップ12の下端部に備えた金属製の2重リング31の貫通孔92bを介して左右上端部に上端部携帯用物品取付孔91aを有する携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
図6の実施形態は、上記のような構成で、図5の実施形態の二股部16をバックル型連結具53とし、2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12の下端部にバランスよく対称となるデザインの金属製の2重リング31を吊り下げ具3として備えた構成であるから、本発明の請求項1の効果に加えて、ロックボタン式連結具52より平らな形状で構成できるバックル型連結具53を二股部16としたことで、二股部16を嵩張らない形状で図5の実施形態と同様の効果で使用できる。
図7は、図6の実施形態において、一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と他方側に位置するストラップ12の下端部に雄雌差込式連結具42と環状の細い紐35を組み合わせて成る吊り下げ具3を介して上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図7の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図6の実施形態において、バックル型連結具53で形成される二股部16から首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げられる2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と、二股部16から首の左右いずれか他方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げた他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部を束ねて、束ねた3本のストラップを雄雌差込式連結具42の上部に有する貫通孔92cに通して折り返し、折り返したストラップの端部を重ね合わせ留め具34で固定した構成で、2本のストラップ10を形成する一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13と他方側に位置するストラップ12の3本のストラップの下端部に、雄雌差込式連結具42の下部に有する貫通孔92cに環状の細い紐35を吊り下げた吊り下げ具3を備え、吊り下げ具3を介して上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
なお、上部に貫通孔92を有し下部に環状の細い紐35を有す雄雌差込式連結具42は、市販されているネックストラップ用連結具を使用できることから、その形状、構造、素材などの詳細は省略する。
図7の実施形態は、上記のような構成で、図6の実施形態において、上部に貫通孔92cを有し下部に環状の細い紐35を有す雄雌差込式連結具42を吊り下げ具3とした構成であるから、本発明の請求項1の効果に加えて、二股部16を使用者の体型や使用環境等を考慮して2本のストラップ10の長短を調整できる他、上部に貫通孔92を有し下部に環状の細い紐35を有す雄雌差込式連結具42を吊り下げ具3としたことで携帯用収納ケース21等の交換をさらに容易にして使用できる。
二股部16を形成する方法は、実施形態では二股部16をショルダネックストラップ1の中央位置等に、例えば「図1、図2に示すように追加一方側ストラップ13の上端部を縫い付けたり。図3に示すように追加一方側ストラップ13の上端部を留め具34で固定したり。図4に示すように金属製のDカン36の貫通孔92aを介して2本のストラップ10と他方側に位置するストラップ12を連結したりして二股部16を形成したり。図5、図6、図7に示すようにロックボタン式連結具52やバックル型連結具53等で2本のストラップ10の長手方向に沿って移動可能に形成したり。」等しているが、二股部16はストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部16が形成されるなら実施形態で図示する他、例えば「一対の連結部材を有する連結部型連結具4で連結して二股部16を形成する方法。1本のストラップから二股に2本のストラップを織りあげて二股部16を形成する方法。幅広のストラップの途中部分をストラップの長手方向に沿って中心線を切り裂き1本のストラップを2本のストラップにして二股部16を形成する方法。」等、その他種々のストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部16が形成される方法が使用できる。
なお、ロックボタン式連結具52やバックル型連結具53は、市販されているネックストラップ用連結具の「コードストッパー、バックル」等を使用できることから、その形状、構造、素材などの詳細は省略する。
図8は、図1の実施形態において、2本のストラップ10の下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて環状形一方側ストラップ15を形成し、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹間の脇腹方向(矢印方向)の任意の位置に引き寄せて吊り下げた使用状態説明図である。
図8の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図1の実施形態において、ショルダネックストラップ1を他方側に位置するストラップ12と一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13とが連結する長さの繊維を素材とした帯状の1本の長いストラップで形成され、他方側に位置するストラップ12と一方側ストラップ11の連結位置を首に掛け、首を挟んで左右いずれか一方側に一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13の長さ見合いの長さのストラップを吊り下げ、一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13の連結位置で追加一方側ストラップ13を一方側ストラップ11の長手方向に重ね合わせる形状に折り返し、一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13で2本のストラップ10の下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じた形状にし、追加一方側ストラップ13の端部をショルダネックストラップ1の中央位置(他方側に位置するストラップ12と一方側ストラップ11の連結位置。)に縫い付け縫い目38を形成して二股部16を形成し、二股部16から2本のストラップ10を首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用収納ケース21まで吊り下げ、2本のストラップ10の下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じ環状に形成されて環状形一方側ストラップ15と称して吊り下げられている。
携帯用収納ケース21は、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aに環状形一方側ストラップ15の下端部のストラップを直接通して、環状形一方側ストラップ15の下端部に携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aを環状形一方側ストラップ15の下端部の環状と成るストラップの長手方向に接して移動可能に吊り下げ、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する他方側の上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部のストラップを直接通して折り返し留め具34で固定し、他方側に位置するストラップ12の下端部に携帯用収納ケース21の左右上端部に有する他方側の上端部携帯用物品取付孔91aを固定状態にして吊り下げている。
なお、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aは、通すストラップに接して通すストラップの長手方向に滑らかに移動可能にするため、通すストラップの外径より拡めの内径の孔にすることが望ましい。
図8の実施形態は、上記のような構成で、ショルダネックストラップ1の略中央を使用者の首に掛け首から腹部前面に名札22を収納した携帯用収納ケース21を吊り下げた状態から、瞬時に、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、二股部16から一方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる一方側ストラップ11と、二股部16から一方側の背中側と脇腹を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる追加一方側ストラップ13と、二股部16から左右いずれか他方側の肩とお腹側を経て携帯用収納ケース21を吊り下げる他方側に位置するストラップ12とで、名札22を収納した携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹間の脇腹方向(矢印方向)の任意の位置に引き寄せて吊り下げた構成で使用でき、 環状形一方側ストラップ15の下端部に携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aを環状形一方側ストラップ15の下端部の環状と成るストラップの長手方向に接して移動可能に吊り下げられるから、本発明の請求項1の効果に加えて、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、携帯用収納ケース21を首と肩を支点にして腹部前面に吊り下げた状態でも、携帯用収納ケース21を腹部前面から一方側の脇腹間の使用者が体裁良く使用しやすいと感じる脇腹方向(矢印方向)の任意の位置に吊り下げた状態ても、携帯用収納ケース21を首と肩を支点にして吊り下げ一方側の脇腹と一方側の腕の下に携帯用収納ケース21を挟んだり等して隠した状態のいずれでも、一方側ストラップ11、他方側に位置するストラップ12、追加一方側ストラップ13のいずれのストラップにも緩みのない状態で携帯用収納ケース21を吊り下げて使用できる。
図9は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部に金属製の2重リング31をストラップの長手方向に接して移動可能に備え、他方側に位置するストラップ12の下端部にもバックル型連結具53で他方側に位置するストラップ12の長短を調整できるように金属製の2重リング31を備え、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に備えた金属性の2重リング31を介して名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げて使用している使用状態説明図である。
図9の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部のストラップを、ストラップの外形より大きい内径の貫通孔92を有する金属製の2重リング31の貫通孔92cに通して、環状形一方側ストラップ15の下端部に金属製の2重リング31を環状形一方側ストラップ15の下端部の環状と成るストラップの長手方向に接して移動可能に備え、他方側に位置するストラップ12の下端部にも環状形一方側ストラップ15の下端部の金属製の2重リング31と外観上のバランスをとるため、金属製の2重リング31の貫通孔92cに他方側に位置するストラップ12の下端部を通して折り返し、折り返し重ね合わせたストラップをバックル型連結具53の連結孔93bに通し連結し、バックル型連結具53で他方側に位置するストラップ12の長短を調整できるように他方側に位置するストラップ12の下端部に金属製の2重リング31を備え、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aに環状形一方側ストラップ15の下端部に備えた金属製の2重リング31を通して環状形一方側ストラップ15の下端部のストラップの長手方向に沿って携帯用収納ケース21の一方側の上端部携帯用物品取付孔91aを移動可能に吊り下げ、携帯用収納ケース21の左右上端部に有する他方側の上端部携帯用物品取付孔91aに他方側に位置するストラップ12の下端部に備えた金属製の2重リング31を通して携帯用収納ケース21の他方側の上端部携帯用物品取付孔91aを吊り下げ、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に金属製の2重リング31を介して名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げて使用している。
なお、金属製の2重リング31の貫通孔92cは、通すストラップに接して通すストラップの長手方向に滑らかに移動可能にするため、通すストラップの外径より拡めの内径の孔にすることが望ましい。
図9の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の効果に加え、他方側に位置するストラップの下端部に2重リング31を備えるため使用したバックル型連結具53で、他方側に位置するストラップ12の長短やショルダーネックストラップ1全体の長短も調整して使用できる。
図10は、図9の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に一つの金属製の2重リング31と環状の細い紐35と雄雌差込式連結具42を組み合わせて成る吊り下げ具3を備え、吊り下げ具3を介して上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている使用状態説明図である。
図10の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図9の実施形態において、環状形一方側ストラップ15の下端部の環状と成るストラップの長手方向に接して移動可能に備えた金属製の2重リング31の貫通孔92bに他方側に位置するストラップ12の下端部も通して折り返し、折り返した重ね合わせたストラップをバックル型連結具53の連結孔93bに通し連結し、環状形一方側ストラップ15の下端部と他方側に位置するストラップ12の下端部に1つの金属製の2重リング31と雄雌差込式連結具42と環状の細い紐35とを組み合わせて成る吊り下げ具3を備え、吊り下げ具3を介して上部中央に中央部携帯用物品取付孔91aを設けた名札22を収納した携帯用収納ケース21を交換可能に吊り下げている。
図10の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の効果に加え、他方側に位置するストラップの長短を調整することでショルダーネックストラップ1全体の長短を調整して使用でき、さらに、雄雌差込式連結具42で上部中央に中央部携帯用物品取付孔91bを有する携帯用収納ケース21の交換をさらに容易にして使用できる。
環状形一方側ストラップ15を形成する方法は、図8、図9、図10に示す実施形態では他方側に位置するストラップ12と一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13が連結する1本の長いストラップで形成しているが、環状形一方側ストラップ15は首を挟んで左右いずれか一方側に吊り下げられる2本のストラップ10の下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じ環状に形成される構成であれば、環状形一方側ストラップ15を形成する方法は、例えば「2本のストラップ10の一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13の下端部を1本のストラップを折り返したように接続部が感じられないように縫い合わせたり、接着したりして一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して形成する方法。環状形一方側ストラップ15を繊維で環状に織りあげて形成する方法。一方側ストラップ11の下端部位置でストラップを折り返し端部を延長し、折り返し延長した端部を二股部16に接続して形成する方法。追加一方側ストラップ13の下端部位置でストラップを折り返し端部を延長し、折り返し延長した端部を一方側ストラップ11の途中部分で切断した端部に一対の連結部材を有する連結部型連結具4を介して連結して形成する方法。」等いずれでも良く、本発明は実施形態に限定されない。
図11は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせてロックボタン式連結具52で連結する肩当て連結部6を形成している使用状態説明図である。
図11の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図8の実施形態において、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、ロックボタン式連結具52に有する連結孔93aに通して2本のストラップ10を連結して、ロックボタン式連結具52で一方側の肩の線上に肩当て連結部6を形成している。
図11の実施形態は、上記のような構成で、二股部16から肩当て連結部6までの2本のストラップ10と、肩当て連結部6から一方側の肩を挟んで前後に二股に分かれ、お腹側に吊り下げられる前記一方側ストラップ11と、背中側に吊り下げられる前記追加一方側ストラップ13の3方向に支えられて、肩当て連結部6を一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に押しつけた状態に定着させて使用できるから、本発明の請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の効果に加え、
ロックボタン式連結具52で形成された肩当て連結部6により、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に位置する肩当て連結部6から2本のストラップ10が一方側の肩を挟んで前後に二股に分かれ、お腹側に吊り下げられる一方側ストラップ11と、背中側に吊り下げられる追加一方側ストラップ13で名札22を収納した携帯用収納ケース21の左右上端部に有する左右いずれか一方側の上端部携帯用物品取付孔91aを吊り下げることになり、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に名札22を収納した携帯用収納ケース21等の荷重負担を多くかけて、首への荷重負担を軽減して吊り下げて使用でき、さらに、図11に示すように一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に肩当て連結部6を形成し2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせたことで、図8に示すように二股部16から一方側の脇腹側に位置する名札22を収納した携帯用収納ケース21等まで斜めに吊り下げられていた一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13を、図11に示すように一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に有している肩当て連結部6により、一方側ストラップ11と追加一方側ストラップ13を一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間からほぼ身長方向にショルダーストラップ状にスマートに吊り下げて使用できる。
図12は、図9の実施形態において,環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせてロックボタン式連結具52で連結する肩当て連結部6を形成している使用状態説明図である。
図12の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図9の実施形態において、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に、環状形一方側ストラップ15を形成する2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、ロックボタン式連結具52に有する連結孔93aに通して2本のストラップ10を連結して、ロックボタン式連結具52で一方側の肩の線上にあてる肩当て連結部6を形成している実施形態で、図11の実施形態と違い、他方側に位置するストラップ12の下端部に金属製の2重リング31をバックル型連結具53を介して備えている。
図12の実施形態は、上記のような構成であるから、本発明の請求項1から請求項2のいずれか1項に記載の効果に加え、図11の実施形態と同様に使用できる他、他方側に位置するストラップ12の下端部に金属製の2重リング31をバックル型連結具53を介して備えたことで、他方側に位置するストラップ12の長短を調整し、ショルダーネックストラップ1全体の長短も調整して使用できる。
図11、図12の実施形態では肩当て連結部6を、ロックボタン式連結具52で形成しているが、肩当て連結部6は一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を連結させる構成であればよく、例えば「図13に示すように、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を長めのリボン74で巻き付けて結んで成る結び目62で肩当て連結部6を形成したり。図14に示すように、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を衣服用ボタンに連結孔93を設けたボタン形状留め具61の連結孔93cに通し連結するとしたボタン形状留め具61で肩当て連結部6を形成したり。図15に示すように、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、面ファスナーで2本のストラップ10を束ねて巻き付けて連結するとした面ファスナー式留め具63で肩当て連結部6を形成したり。図16に示すように、一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて、2本のストラップ10を複数の連結孔93を有するバックル型連結具53の複数の連結孔93bに通し絡めて連結するとしたバックル型連結具53で肩当て連結部6を形成したり。」等、その他種々の2本のストラップ10を重ね合わせ若しくは寄り添わせて連結させる構成を使用できる。
なお、2本のストラップ10を通し連結するロックボタン式連結具52やバックル型連結具53は、市販されているネックストラップ用の「コードストッパー、バックル」等を使用できることから、その形状、構造、素材などの詳細は省略する。
図17は、図12の実施形態において,一方側の肩の線上の2本のストラップ10に、ロックボタン式連結具52で形成される肩当て連結部6を介して使用者の地位を識別する社長の文字がプリントされた肩章71が使用者を識別する識別用の装身具7として飾られている使用状態説明図である。
図17の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図12の実施形態において,板状の厚い布を前方後円墳形状に形成し、表面に使用者の「地位・階級」を明示する文字として社長の文字をプリントした使用者の肩を飾る肩章71を識別用の装身具7として、その肩章71の長手方向の上端部にロックボタン式連結具52に嵌める孔(以下、嵌着孔77と称す。)を設け、肩章71の嵌着孔77をロックボタン式連結具52に嵌めて接着剤等で接着し、肩章71がロックボタン式連結具52で形成される肩当て連結部6を介して一方側の肩の線上に識別用の装身具7として飾られている。
図17の実施形態は、上記のような構成で、使用者は2本のストラップ10の一方側の肩の線上と接触する位置にロックボタン式連結具52で形成される肩当て連結部6を介して取り付けられている肩章71の下方に吊り下げられる2本のストラップ10の間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、二股部16から肩当て連結部6までの2本のストラップ10と、肩当て連結部6から一方側の肩を挟んで前後に二股に分かれ、お腹側に吊り下げられる一方側ストラップ11と、背中側に吊り下げられる追加一方側ストラップ13の3方向に支えられて、肩章71が一方側の肩の線上の首根位置と肩先位置間に押しつけられるようにして定着状態に飾られて使用されるから、請求項1から請求項3に記載の効果に加え、肩章71を本発明のショルダネックストラップ1のワンポイントアクセサリーとする他、本発明のショルダネックストラップ1の使用者の地位・階級等の識別を明示して使用できる。
識別用の装身具7は、図17の実施形態では使用者の地位・階級等を明示した使用者の肩を飾る肩章71としているが、識別用の装身具7は使用者の肩や首回りを飾れる装身具で、使用者の肩に載せて若しくは肩から吊り下げて飾れる大きさで、繊維等を素材とした柔軟性の有る部材や滑らかな形状の部材で形成され、使用者の地位・階級等の識別、例えば「社長・部長、優勝者・準優勝者、男性・女性、大人・子供」等や、使用目的の識別、例えば「会社のPR、団体のPR、商品のPR、地域のPR各種イベントのPR、各種スポーツのPR、各種祈願。」等を「文字、図形、形状」等の一種類若しくは二種類以上を組み合わせて成るデザインにした、例えば「図17に示すような、表面に使用者の地位・階級等を表す社長の文字をプリントした肩章71を使用者の(地位・階級)を識別する識別用の装身具7としたり。図18に示すような、オリンピックのサッカー競技を図形で表しプリントしたスカーフ73を使用者の使用目的(オリンピックの競技会場PR)を識別する識別用の装身具7としたり。図19に示すような、北海道の地図とスキー競技のイラストをプリントしたリボン74を使用者の使用目的(地域PR)を識別する識別用の装身具7としたり。図20に示すような、肩に飾れる大きさの会社PR用のマスコット犬の縫いぐるみ76を使用者の使用目的(会社PR用)を識別する識別用の装身具7としたり。図21に示すような、スポーツのPR用のミニチュアのサッカーボール75を使用者の使用目的(スポーツ大会等のイベントPR用)を識別する識別用の装身具7としたり。」等、本発明のショルダネックストラップの使用者の地位・階級や使用目的の識別を「文字、図形、形状」等の一種類若しくは二種類以上を組み合わせて成るデザイン施した識別用の装身具7であればいずれでも良く、本発明は実施形態に限定されない。
図22は、図12の実施形態において、他方側に位置するストラップ12に安全装置8を備えた使用状態説明図である。
図22の実施形態に係るショルダネックストラップ1は、図12の実施形態において、他方側に位置するストラップ12の途中部分を切断して、切断したストラップの端部と端部を連結する連結箇所に、切断したストラップの端部を連結・分断を可能とする一対の雄雌差込式連結部材を有する雄雌差込式連結具42の一対の雄雌差込式連結部材の雄連結部材42aと雌連結部材42bに有する貫通孔92cに通して折り返し留め具34で固定して、ストラップの端部に雄連結部材42aと雌連結部材42b取り付け、雄連結部材42aと雌連結部材42bで切断したストラップの端部と端部を連結する連結箇所を構成し、前記他方側に位置するストラップ12に一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで連結箇所が分断される安全装置8を雄雌差込式連結具42で形成して備えている。
図22の実施形態は、上記のような構成で、携帯用収納ケース21やストラップが何かに引っかかったりして、他方側に位置するストラップ12に一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかると、図23に示すように、先ず他方側に位置するストラップ12の途中部分に備えた安全装置8としての雄雌差込式連結具42の雄連結部材42aと雌連結部材42bの分断で、他方側に位置するストラップ12にかかる異常荷重をやわらげ、使用者の首など身体を傷つけないか等の不安感を軽減し、さらに、他方側に位置するストラップ12の途中部分に備えた安全装置8としての雄雌差込式連結具42の雄連結部材42aと雌連結部材42bが分断されても、首を挟んで左右いずれか一方側に吊り下げられる2本のストラップ10は直ちに分断されず、2本のストラップ10だけで肩から携帯用収納ケース21を吊り下げ、肩から容易に外せるショルダーストラップ状の構成でも使用できるから、本発明の請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の効果に加え、他方側に位置するストラップ12にかかる異常荷重をやわらげ、使用者の首など身体を傷つけないか等の不安感を軽減し、さらに携帯用収納ケース21をいきなり一気に引き落とされて壊したり紛失したり等した不安感も軽減できるとした、安全装置8の効果を2段階に機能させて使用できる。
安全装置8は、図22の実施形態では、他方側に位置するストラップ12の途中部分を切断し、切断したストラップの端部と端部を連結する連結箇所に、他方側に位置するストラップ12に一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで連結箇所が分断される、連結・分断を可能とする一対の雄雌差込式連結部材を有する雄雌差込式連結具42を安全装置8として備えているが、他方側に位置するストラップ12に一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで連結箇所が分断され、連結箇所の連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具4で有れば、例えば「一対の雄雌差込式連結部材を有する雄雌差込式連結具42。磁極が引き合う一対の永久磁石連結部材を有する磁石式連結具43。一対の雄雌面ファスナー連結部材を有する面ファスナ式連結具44。一対の雄雌ホック連結部材を有するホック式連結具45。」等いずれでも良く、その他種々の連結・分断を可能とする一対の連結部材を有する連結部型連結具4を使用できる。
なお、一対の連結部材を有する連結部型連結具4は、市販されている安全対策用のネックストラップ用連結具等を使用できることから、その形状、構造、素材などの詳細は省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって限定的なものではないと考えられるべきで、本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等な意味および範囲内でのすべての変更点が含まれることが意図される。
1 ショルダネックストラップ
10 2本のストラップ
11 一方側ストラップ
12 他方側に位置するストラップ
13 追加一方側ストラップ
15 環状形一方側ストラップ(2本のストラップ10)
16 二股部
2 携帯用物品
21 携帯用収納ケース
22 名札
23 携帯電話
24 取付端部
3 吊り下げ具
31 金属製の2重リング
32 ナスカン
33 クリップ
34 留め具
35 環状の細い紐
36 Dカン
37 結び止め部
38 縫い目
4 一対の連結部材を有する連結部型連結具
42 雄雌差込式連結具
42a 雄連結部材
42b 雌連結部材
43 磁石式連結具
44 面ファスナ式連結具
45 ホック式連結具
5 連結孔を有する連結孔型連結具
52 ロックボタン式連結具
53 バックル型連結具
6 肩当て連結部
61 ボタン形状留め具
62 巻き付けて結んで成る結び目
63 面ファスナー式留め具
7 識別用の装身具7
71 肩章
73 スカーフ
74 リボン
75 サッカーボールのPR用ミニチュア
76 縫いぐるみ
77 嵌着孔
8 安全装置
9 ストラップを通す孔
91 携帯用物品取付孔
91a 上端部携帯用物品取付孔
91b 中央部携帯用物品取付孔
92 貫通孔
92a Dカンの貫通孔
92b 2重リングの貫通孔
92c 雄雌差込式連結具に有する貫通孔
93 連結孔
93a ロックボタン式連結具に有する連結孔
93b バックル型連結具に有する複数の連結孔
93c ボタン形状留め具に有する連結孔
93d 肩に飾れる小さい縫いぐるみに有する連結孔
93e ミニチュアのサッカーボールに有する連結孔

Claims (5)

  1. 本発明のショルダネックストラップを使用者の首に掛け首から腹部前面に携帯用物品を吊り下げた状態で、首に掛けたストラップの首を挟んで左右いずれか一方側の首根位置と接触する位置より首の左右いずれか他方側に位置するストラップに、ストラップの長手方向にストラップが1本から2本に二股に成る二股部を設け、前記二股部から少なくとも2本のストラップを首を挟んで左右いずれか一方側の肩に接して携帯用物品まで吊り下げ、前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入して、腹部前面に吊り下げられた携帯用物品を腹部前面から一方側の脇腹方向に引き寄せて吊り下げられることを特徴としているショルダネックストラップ。
  2. 前記2本のストラップの下端部を一本の長いストラップを重ね合わせる形状に折り返した状態に連結して閉じて、前記2本のストラップを環状に形成して環状形一方側ストラップとして吊り下げていることを特徴としている請求項1に記載のショルダネックストラップ。
  3. 前記2本のストラップの間に一方側の腕を通して肩まで挿入している状態で、一方側の肩の線上に前記2本のストラップを重ね合わせ若しくは寄り添わせ連結して肩にあてる肩当て連結部を形成していることを特徴としている請求項1から請求項2のいずれか1項に記載のショルダネックストラップ。
  4. 本発明のショルダネックストラップの使用者の地位・階級や使用目的を識別する「文字、図形、形状」の一種類若しくは二種類以上を組み合わせて成るデザインを施した識別用の装身具が、前記2本のストラップに留めて飾られていることを特徴としている請求項1から請求項3に記載のいずれか1項に記載のショルダネックストラップ。
  5. 前記他方側に位置するストラップに有する連結箇所に、前記他方側に位置するストラップに一定の引っ張り荷重を超える引っ張り荷重がかかることで前記連結箇所が分断される安全装置を備えていることを特徴としている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のショルダネックストラップ。
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