JP6346845B2 - 外観検査装置および外観検査方法 - Google Patents

外観検査装置および外観検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6346845B2
JP6346845B2 JP2014224727A JP2014224727A JP6346845B2 JP 6346845 B2 JP6346845 B2 JP 6346845B2 JP 2014224727 A JP2014224727 A JP 2014224727A JP 2014224727 A JP2014224727 A JP 2014224727A JP 6346845 B2 JP6346845 B2 JP 6346845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
shift amount
data
inspection target
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014224727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090369A (ja
Inventor
中川 啓二
啓二 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp, Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP2014224727A priority Critical patent/JP6346845B2/ja
Publication of JP2016090369A publication Critical patent/JP2016090369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6346845B2 publication Critical patent/JP6346845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

本発明は、外観検査装置および外観検査方法に関する。
従来、検査対象面を撮像装置に対して相対移動させながら、所謂光切断法によって検査対象面の三次元形状を示す画像データを得て、当該画像データを用いて検査対象面の異常を検査する外観検査装置が知られている。
特開2004−361344号公報 特開2000−292132号公報
しかしながら、この種の外観検査装置では、検査対象物の移動中に振動等によって検査対象物が基準からずれると、外観検査の精度が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明の実施形態は、一例としては、検査対象物のずれによる検査精度の低下を抑制することができる外観検査装置および外観検査方法を得ることを目的とする。
実施形態の外観検査装置は、検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像する第一の撮像装置と、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する画像データ生成部と、基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得するずれ量データ取得部と、前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する補正部と、前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する異常検出部と、前記検査対象物に設けられ前記第二の方向と交差する第二の検査対象面、に形成されて前記第一の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第二の検査対象面における照射位置が前記第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第二の撮像装置と、を備える。前記画像データ生成部は、前記第二の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて前記第二の検査対象面の三次元形状を表す第二の画像データを生成し、前記ずれ量データ取得部は、前記第二の画像データを用いて、前記第一のずれ量データを取得し、前記第一の画像データを用いて、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第二のずれ量データを取得し、前記補正部は、前記第二の画像データを、前記第二のずれ量データを用いて補正し、前記異常検出部は、前記補正部が補正した前記第二の画像データを用いて、前記第二の検査対象面の異常を検出する。
実施形態の外観検査方法は、検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像する第一の撮像装置と、前記検査対象物に設けられ前記第二の方向と交差する第二の検査対象面、に形成されて前記第一の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第二の検査対象面における照射位置が前記第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第二の撮像装置と、を備えた外観検査装置において実行される外観検査方法であって、画像データ生成部が、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する工程と、前記画像データ生成部が、前記第二の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて前記第二の検査対象面の三次元形状を表す第二の画像データを生成する工程と、ずれ量データ取得部が、前記第二の画像データを用いて、基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得する工程と、前記ずれ量データ取得部が、前記第一の画像データを用いて、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第二のずれ量データを取得する工程と、補正部が、前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する工程と、前記補正部が、前記第二の画像データを、前記第二のずれ量データを用いて補正する工程と、異常検出部が、前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する工程と、前記異常検出部が、前記補正部が補正した前記第二の画像データを用いて、前記第二の検査対象面の異常を検出する工程と、を含む。
本発明の実施形態によれば、検査対象物のずれによる検査精度の低下を抑制することができる外観検査装置および外観検査方法を得ることができる。
図1は、実施形態の外観検査装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施形態の外観検査装置の一例を模式的に示す側面図である。 図3は、図2の視線IIIからの図である。 図4は、実施形態の外観検査装置で得られた検査対象領域に当てられた線状の光の一例を示す模式図である。 図5は、実施形態の外観検査装置の一例を模式的に示すブロック図である。 図6は、実施形態の制御部の一例を模式的に示すブロック図である。 図7は、実施形態の外観検査装置による検査方法の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態の第一の撮像装置の撮像によって得られた画像データと第二の撮像装置の撮像によって得られた画像データとの関係を説明するための説明図である。 図9は、実施形態の第一の撮像装置の撮像によって得られた画像データの補正を説明するための説明図である。 図10は、実施形態の第一の変形例の画像データの補正を説明するための説明図である。 図11は、実施形態の第二の変形例の第一の撮像装置の撮像によって得られた画像データと第二の撮像装置の撮像によって得られた画像データとの関係を説明するための説明図である。 図12は、実施形態の第二の変形例の画像データの補正を説明するための説明図である。
以下の例示的な実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。また、各図では、説明の便宜上、方向(X方向、Y方向、Z方向)が示されている。X方向、Y方向、およびZ方向は、相互に直交している。
(実施形態)
本実施形態では、一例として、外観検査装置1は、検査対象物100を撮像した画像を用いて、当該検査対象物100の検査対象面101,102の検査を行う。外観検査装置1は、図1〜3,5に示すように、光源21,22、撮像装置31,32、制御部40、移動装置5、および表示装置6を備える。光源21(第一の光源)と撮像装置31(第一の撮像装置)とは、第一の光学系を構成し、光源22(第二の光源)と撮像装置32(第二の撮像装置)とは、第二の光学系を構成している。
本実施形態では、図1〜4に示すように、検査対象物100は、ドーナツ状(円環状)に構成されており、当該検査対象物100の外周面が検査対象面101(第一の検査対象面)であり、外周面と隣接した一つまたは二つ(本実施形態では、一例として一つ)の側面が検査対象面102(第二の検査対象面)である。また、検査対象物100は、円環状の外観を呈し、検査対象面101は、略円筒面状であり、検査対象面102は、略円環状かつ略平面状である。検査対象物100は、移動装置5によって検査対象物100の中心軸Ax(回転軸)を中心として回転される。なお、ドーナツ状に構成された検査対象物100はあくまで一例であって、本発明は例えばシート状等に構成された検査対象物100にも適用可能である。検査対象面101,102上には、それぞれ線状(帯状)の検査対象領域A1,A2が設定されている。検査対象面101は、少なくとも検査対象領域A1がZ方向(第一の方向)と交差(一例として直交)している。一方、検査対象面102は、少なくとも検査対象領域A2がX方向(第二の方向)と交差(直交)している。別の言い方をすると、検査対象面101の検査対象領域A1の高さ方向は、Z方向であり、検査対象面102の検査対象領域A2の高さ方向は、X方向である。
図1〜3に示すように、光源21,22(光照射部、照明装置)は、ライトシートLS(シート状の光、平坦なカーテン状の光、スリット光、一例としてはレーザーライトシート)を出射する。光源21は、検査対象面101に対してライトシートLSを出射し、光源22は、検査対象面102に対してライトシートLSを出射する。検査対象面101,102には、光源21,22から出射されたライトシートLSに照らされることで、線状の光LIが形成される。光LIは、検査対象面101,102のそれぞれで、検査対象面101,102の幅方向(中心軸Axの軸方向または径方向)に沿って延びている。すなわち、検査対象面101に形成される光LIは、X方向(第二の方向)に沿って延び、検査対象面102に形成される光LIは、Z方向(第一の方向)に沿って延びている。ライトシートLSは、本実施形態では、一例として、中心軸Axを含む平面に沿っている。光源21は、検査対象面101と対向して位置され、検査対象面101の検査対象領域A1の法線方向(Z方向)に対して斜め方向から、検査対象領域A1を照らしている。一方、光源22は、検査対象面102と対向して位置され、検査対象面102の検査対象領域A2の法線方向(X方向)に対して斜め方向から、検査対象領域A2を照らしている。光源21,22は、例えば、輝線照射用のレーザ光源等である。
撮像装置31は、光源21から出射されたライトシートLSと交差する方向(本実施形態では、一例としてZ方向)から検査対象領域A1を含む検査対象面101の細長い領域(帯状領域)を撮像する。一方、撮像装置32は、光源22から出射されたライトシートLSと交差する方向(本実施形態では、一例としてX方向)から検査対象領域A2を含む検査対象面102の細長い領域(帯状領域)を撮像する。撮像装置31,32は、例えば、二次元に配列された光電変換素子(光電変換部)を有したエリアセンサ(固体撮像素子、例えば、CCD(charge coupled device)イメージセンサや、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)イメージセンサ等)である。
ここで、図4を参照して、仮に検査対象面101に凹凸(X方向に沿った凹凸)が無かった場合、検査対象面101上の光LI(輝線)は直線状である。しかしながら、検査対象面101が凸部を有していた場合、検査対象面101が平面であった場合の光LIを基準線RL(直線、基準)とすると、当該凸部に当たった光LIは、基準線RLから光源21側(光源21に近い側)にずれる。また、逆に、検査対象面101が凹部を有していた場合、当該凹部に当たった光LIは、基準線RLから光源21とは反対側(光源21から遠い側)にずれる。すなわち、撮像装置31で撮像した画像中の光LIの位置(形状、基準線RLからのずれ)によって、検査対象面101の凹凸ならびに当該凹凸の程度(凸部の高さ、凹部の深さ、法線方向における位置)を判別することができる。検査対象面102についても同様である。このように、本実施形態の外観検査装置1は、検査対象面101,102の高さを検出することができる。なお、ライトシートLSの向きおよび撮像装置31,32による撮像方向は、種々に設定することが可能である。
移動装置5は、検査対象物100の検査対象面101,102を、光LI(検査対象領域A1,A2)の幅方向(図2中のC方向、検査対象面101,102の長手方向、中心軸Axの周方向、検査対象物100の周方向)に、略一定の速度で移動させ(搬送し)、検査対象面101,102における検査対象領域A1,A2を移動させる。つまり、光LIは、C方向に沿って、移動する。C方向は、Z方向(第一の方向)およびX方向(第二の方向)と交差する第三の方向の一例である。なお、検査対象物100が固定され、光源21,22や撮像装置31,32等が検査対象面101に沿って移動する構成(移動装置5によって動かされる構成)であってもよい。
本実施形態では、移動装置5による検査対象面101,102の移動中に、撮像装置31,32が撮像を行う。これにより、撮像装置31は、検査対象面101における照射位置がZ方向およびX方向と交差するC方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像し、撮像した光の撮像データ(画像データ、撮像結果)を出力する。また、撮像装置32は、検査対象面102における照射位置がC方向に沿って移動する光の撮像データを撮像し、撮像した光の撮像データ(画像データ、撮像結果)を出力する。
また、外観検査装置1は、図5に示すように、制御部40(例えばCPU(central processing unit)等)や、ROM41(read only memory)、RAM42(random access memory)、SSD43(solid state drive)、光照射コントローラ44、撮像コントローラ45、移動コントローラ46、表示コントローラ47等を備える。光照射コントローラ44は、制御部40からの制御信号に基づいて、光源21,22の発光(オン、オフ)等を制御する。撮像コントローラ45は、制御部40からの制御信号に基づいて、撮像装置31,32による撮像を制御する。移動コントローラ46は、制御部40から受けた制御信号に基づいて、移動装置5を制御し、検査対象物100の搬送(開始、停止、速度等)を制御する。表示コントローラ47は、制御部40からの制御信号に基づいて、表示装置6を制御する。また、制御部40は、不揮発性の記憶部としてのROM41やSSD43等にインストールされた(記憶された)プログラム(アプリケーション)を読み出して実行する。RAM42は、制御部40がプログラムを実行して種々の演算処理を実行する際に用いられる各種データを一時的に記憶する。なお、図5に示すハードウエアの構成はあくまで一例であって、例えばチップやパッケージにする等、種々に変形して実施することが可能である。また、各種演算処理は、並列処理することが可能であり、制御部40等は、並列処理が可能なハードウエア構成とすることが可能である。
また、本実施形態では、一例として、図6に示すように、制御部40は、ハードウエアとソフトウエア(プログラム)との協働によって、光照射制御部40aや、撮像制御部40b、移動制御部40c、画像処理部40d(画像データ生成部40d1、ずれ量データ取得部40d2、補正部40d3、異常検出部40d4)、表示制御部40e等として機能する。光照射制御部40aは、光照射コントローラ44を制御する。撮像制御部40bは、撮像コントローラ45を制御する。移動制御部40cは、移動コントローラ46を制御する。画像処理部40dは、撮像装置31,32が撮像した画像の画像データを画像処理する。表示制御部40eは、表示装置6(例えば、LCD(liquid crystal display)、OELD(organic electroluminescent display)等)を制御する。
次に、図7を参照して、外観検査装置1による異常領域の特定処理(異常検出処理)の一例について説明する。制御部40は、まず、画像処理部40d(画像データ生成部40d1)として機能し、撮像装置31が撮像した光LIの撮像データ(撮像結果)を用いて、検査対象面101の三次元形状を表す画像データImv1(第一の画像データ、形状データ、疑似画像データ、図8参照)を生成するとともに、撮像装置32が撮像した光LIの撮像データ(撮像結果)を用いて検査対象面102の三次元形状を表す画像データImv2(第二の画像データ、形状データ、疑似画像データ、図8参照)を生成する(ステップS1)。画像データImv1,Imv2は、撮像装置31,32から順次出力された撮像データ中における光LIの画像に対応したデータを、時系列(撮像順)に並べた構成を有する。
詳細には、画像処理部40d(画像データ生成部40d1)は、検査対象領域A1,A2の各点(検査対象領域A1,A2の長手方向の各点)に対応した光LIの画像の基準線RL(基準)からのずれに応じて、当該各点での輝度値を決定(算出)することにより、画像データImv1,Imv2を生成する。このステップS1で、画像処理部40dは、一例として、各点の輝度値を、ずれの大きさに応じて線形的に決定することができる。上記各点の輝度値は、当該各点の高さを示す高さ情報である。一例として、検査対象面101に対応した画像データImv1の生成に関し、画像処理部40dは、各位置での基準線RLから光源21に近い側(図4では左側)へのずれが大きいほど輝度値を高く設定し(画素を明るくし)、光源21から遠い側(図4では右側)へのずれが大きいほど輝度値を低く設定する(画素を暗くする)。画像処理部40dは、検査対象面102に対応した画像データImv2についても同様の処理を行う。このような処理により、画像データImv1,Imv2は、検査対象領域A1,A2の二次元の外観に近い画像となる。画像データImv1,Imv2は、検査対象面101,102の凹凸の状態(大きさや、位置等)を視覚的に判断しやすいという利点を有している。表示制御部40eは、画像データImv1,Imv2が表示されるよう、表示装置6を制御することができる。
図8等では、画像データImv1,Imv2が模式的に(画像として)示されている。画像データImv1(画像)の座標系は、M1軸とN1軸とを有した座標系である。M1軸は、X方向に対応し、N1軸は、C方向に対応している。また、画像データImv2(画像)の座標系は、M2軸とN2軸とを有した座標系である。M2軸は、Z方向に対応し、N2軸は、C方向に対応している。
ここで、検査対象物100が規定の基準(基準位置)からZ方向やX方向にずれた(振れた)場合、画像データImv1,Imv2に検査対象物100のずれによる成分が含まれてしまう。そこで、制御部40は、画像データImv1,Imv2の補正を行う。検査対象物100がZ方向にずれた場合、画像データImv1の輝度値の、基準からのずれと、画像データImv2の座標位置M2の、基準からのずれと、が互いに対応(一致)する。また、検査対象物100がX方向にずれた場合、画像データImv2の輝度値の、基準からのずれと、画像データImv1における座標位置M1の、基準からのずれと、が対応(一致)する。制御部40は、上記の対応関係を利用して、以下のように補正を行う。
制御部40は、画像処理部40d(ずれ量データ取得部40d2)として機能し、基準に対する検査対象物100のずれ量を表すずれ量データ(第一のずれ量データ、第二のずれ量データ)を取得する(ステップS2)。
詳細には、まず、制御部40は、基準に対する検査対象面101のずれを示す第一のずれ量データを、画像データImv2を用いて算出する。ここで、画像データImv2は、図8に示すように、座標N2が同一である複数の画素(点)によって構成されるラインデータ(以降、第二のラインデータともいう)毎に、検査対象面102における検査対象面101側の第一の端部(上端部)に対応した座標位置Lと、検査対象面102における検査対象面101とは反対側の第二の端部(下端部)に対応する座標位置Rと、のデータを含む。各第二のラインデータは、撮像装置32が撮像した光の各画像データに対応し、複数の第二のラインデータは、N2座標に沿って並べられている。なお、便宜上、図面における画像データImv2の濃淡は、省略されている。制御部40は、ある第二のラインデータの座標位置Rから規定の基準座標位置D1(基準)を減算することで、第二のラインデータ毎に、検査対象面102(検査対象物100)のM2座標(Z方向)のずれ量E(変位量、振れ量)を取得する。ずれ量Eは、第一のずれ量に含まれる。基準座標位置D1は、検査対象面102の第二の端部(下端部)に対する基準位置であり、検査対象物100の基準に含まれる。また、同様に、制御部40は、基準に対する検査対象面102のずれを示す第二のずれ量を、画像データImv1を用いて算出することができる。この場合、上記説明において、画像データImv1と画像データImv2との関係が入れ替えられる。また、この場合、画像データImv1のラインデータ(第一のラインデータ)は、撮像装置31が撮像した光LIの撮像データに対応し、N1座標に沿って並べられたラインデータである。
以上のように、本実施形態では、制御部40(ずれ量データ取得部40d2)は、撮像装置31が撮像した光LIの撮像データごとに、基準に対する検査対象物100のずれ量を表す第一のずれ量データを取得するとともに、撮像装置32が撮像した光LIの撮像データごとに、基準に対する検査対象物100のずれ量を表す第二のずれ量データを取得する。
また、制御部40は、図8に示すように、画像データImv2から、座標位置Rと座標位置Lとの間の距離W1を求めることができる。距離W1は、検査対象面102の幅に相当する。また、制御部40は、座標位置Lから、ずれ量Eと距離W1との差分を算出することで、検査対象面102の形状の変動量Mを求めることができる。検査対象面102の形状の変動量は、例えば、検査対象物100の弾性変形(潰れ)等によって生じ得る。このように、本実施形態では、制御部40は、検査対象面102(検査対象物100)のZ方向のずれ量Eと、検査対象面102の形状の変動量Mを区別して取得することができる。また、同様に、制御部40は、画像データImv1から、検査対象面101の形状の変動量を求めることができる。
次に、制御部40は、画像処理部40d(補正部40d3)として機能し、検査対象面101のZ方向の位置(高さ)を示す画像データImv1の輝度値を、ステップS2で取得した検査対象面102の第一のずれ量データ(ずれ量E)を用いて補正する(ステップS3)。詳細には、制御部40は、ステップS2で取得したずれ量Eを輝度値に変換して、変換した輝度値を、画像データImv1において対応する画素(データ)の輝度値から減算することにより、画像データImv1の輝度値を補正する(図9)。また、同様に、制御部40は、検査対象面102のX方向の位置(高さ)を示す画像データImv2の輝度値を、ステップS2で取得した検査対象面101の第二のずれ量データ(ずれ量)を用いて補正することができる。この場合も、制御部40は、ステップS2で取得した検査対象面101の第二のずれ量を輝度値に変換して、変換した輝度値を、画像データImv2において対応する画素(データ)の輝度値から減算することにより、画像データImv2の輝度値を補正する。
以上のように、本実施形態では、第一のずれ量データは、基準に対する検査対象物100のZ方向(第一の方向)のずれ量を含み、補正部40d3は、画像データImv1におけるZ方向に関する部分としての輝度値を、第一のずれ量データに含まれるZ方向のずれ量Eを用いて補正する。また、第二のずれ量データは、基準に対する検査対象物100のX方向(第二の方向)のずれ量を含み、補正部40d3は、画像データImv2(第二の画像データ)におけるX方向に関する部分としての輝度値を、第二のずれ量データに含まれるX方向のずれ量を用いて補正する。
次に、制御部40は、画像処理部40d(異常検出部40d4)として機能し、異常領域を決定する(ステップS4)。このステップS4では、画像処理部40dは、上述したように、ステップS3で補正した画像データImv1,Imv2と、所定の記憶部(例えば、SSD43や、ROM41等)に記憶された基準となる基準画像データとを比較する。画像処理部40dは、この比較によって各点(画素)の輝度値の差異を取得する。そして、画像処理部40dは、輝度値の差異が所定の閾値と同じかあるいは超えている点(画素)の群(集合、かたまり、領域)の大きさが、所定数(画素数あるいは面積の閾値)と同じかあるいはより多かった場合に、当該領域を異常領域と決定する。なお、画像データImv1,Imv2と基準画像データとの比較は、輝度値によって二値化処理したデータ同士を比較してもよい。
次に、制御部40は、表示制御部40eとして機能し、表示装置6の表示画面に、画像データImv1,Imv2に基づく画像や、異常領域を示す画像が表示するよう、表示コントローラ47ひいては表示装置6を制御する(ステップS5)。
以上説明したように、本実施形態では、撮像装置31(第一の撮像装置)は、検査対象物100に設けられZ方向(第一の方向)と交差する検査対象面101(第一の検査対象面)、に形成されてZ方向と交差するX方向(第二の方向)に沿って延びた線状の光であって、検査対象面101における照射位置がZ方向およびX方向と交差するC方向(第三の方向)に沿って移動する光LIを、順次撮像する。また、画像データ生成部40d1は、撮像装置31が撮像した光LIの撮像データを用いて、検査対象面101の三次元形状を表す画像データImv1(第一の画像データ)を生成する。また、ずれ量データ取得部40d2は、基準に対する検査対象物100のずれ量を表す第一のずれ量データを取得する。また、補正部40d3は、画像データImv1を、第一のずれ量データを用いて補正する。また、異常検出部40d4は、補正部40d3が補正した画像データImv1を用いて、検査対象面101の異常を検出する。よって、一例として、検査対象物100のずれによる検査精度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、撮像装置32(第二の撮像装置)は、検査対象物100に設けられX方向(第二の方向)と交差する検査対象面102(第二の検査対象面)、に形成されてZ方向(第一の方向)に沿って延びた線状の光であって、検査対象面102における照射位置がC方向(第三の方向)に沿って移動する光LIを、順次撮像する。また、画像データ生成部40d1は、撮像装置32が撮像した光LIの撮像データを用いて検査対象面102の三次元形状を表す画像データImv2(第二の画像データ)を生成する。また、ずれ量データ取得部40d2は、画像データImv2を用いて、第一のずれ量データを取得し、画像データImv1を用いて、基準に対する検査対象物100のずれ量を表す第二のずれ量データを取得する。また、補正部40d3は、画像データImv2を、第二のずれ量データを用いて補正する。また、異常検出部40d4は、補正部40d3が補正した画像データImv2を用いて、検査対象面102の異常を検出する。つまり、本実施形態では、撮像装置31,32の撮像によって得られた画像データImv1,Imv2の一方が他方の補正に用いられる。よって、画像データImv1,Imv2を補正するために専用の装置を設ける場合に比べて、外観検査装置1の構成を簡素にすることができる。
また、本実施形態では、一例として、検査対象物100はドーナツ状に構成されており、検査対象面101(第一の検査対象面)は検査対象物100の外周面であり、検査対象面102(第二の検査対象面)は検査対象物100の側面である。すなわち、本実施形態の外観検査装置1は、一例として、ドーナツ状の検査対象物100の外観を検査する外観検査装置として構成することができる。
なお、画像データImv1(または画像データImv2)の輝度値と、画像データImv2(または画像データImv1)のM2座標(またはM1座標)の分解能とが異なる場合は、ステップS1やステップS2で演算した数値に係数をかけて、ステップS3の補正処理をしてもよい。
(第一の変形例)
本変形例では、第一のずれ量データに、基準に対する検査対象物100のX方向(第二の方向)のずれ量が含まれ、第二のずれ量データに、基準に対する検査対象物100のZ方向(第一の方向)のずれ量が含まれる。そして、図7のステップS3の補正処理で、制御部40(補正部40d3)が、ステップS1で生成した画像データImv1(第一の画像データ)におけるX方向に関する部分であるM1座標位置を、第一のずれ量データに含まれる検査対象物100のX方向のずれ量を用いて補正するとともに、ステップS1で生成した画像データImv2(第二の画像データ)におけるZ方向に関する部分であるM2座標位置を、第二のずれ量データに含まれる基準に対する検査対象物100のZ方向のずれ量を用いて補正する。本変形例の補正処理は、上記実施形態の補正処理と適宜組み合わせて行うことができる。
以下に、上記補正について詳細に説明する。まずは、制御部40(補正部40d3)が、画像データImv2(第二の画像データ)を、基準に対する検査対象物100のZ方向(第一の方向)のずれ量を用いて補正する場合を図10を参照して説明する。制御部40は、図7のステップS1で生成した画像データImv1を用いて、画像データImv2における検査対象面102のZ方向(第一の方向)での位置、すなわち、M2座標位置を補正する。ここで、検査対象面101に凹凸が無い場合の画像データImv1の各画素の輝度値を基準輝度値とすると、ステップS1で生成した画像データImv1の各画素の輝度値(Z方向の位置)の基準輝度値からのずれ量(第二のずれ量)は、検査対象面102のZ方向のずれ量に対応(一致)する。つまり、ステップS1で生成した画像データImv1の各画素の輝度値(Z方向の位置)の基準輝度値からのずれ量が、基準に対する検査対象物100のZ方向(第一の方向)のずれ量に相当する。そこで、制御部40は、ステップS1で生成した画像データImv1の各画素の輝度値(Z方向の位置)の基準輝度値からのずれ量を、画像データImv2のM2座標のずれ量(すなわち、Z方向のずれ量)に変換して、変換したずれ量を、画像データImv2の対応するデータ(画素)の座標位置から減算することにより、画像データImv2を補正する。
また、同様に、制御部40(補正部40d3)が、画像データImv1(第一の画像データ)を、基準に対する検査対象物100のX方向(第二の方向)のずれ量を用いて補正する場合は、ステップS1で生成した画像データImv2を用いて、画像データImv1における検査対象面101のX方向(第二の方向)での位置、すなわち、M1座標位置を補正する。ここで、検査対象面102に凹凸が無い場合の画像データImv2の各画素の輝度値を基準輝度値とすると、ステップS1で生成した画像データImv2の各画素の輝度値(X方向の位置)の基準輝度値からのずれ量(第一のずれ量)は、検査対象面101のX方向のずれ量に対応(一致)する。つまり、ステップS1で生成した画像データImv2の各画素の輝度値(X方向の位置)の基準輝度値からのずれ量(第一のずれ量)は、基準に対する検査対象物100のX方向(第二の方向)のずれ量に相当する。そこで、制御部40は、ステップS1で生成した画像データImv2の各画素の輝度値(X方向の位置)の基準輝度値からのずれ量(第一のずれ量)を、画像データImv1のM1座標のずれ量(すなわち、X方向のずれ量)に変換して、変換したずれ量を、画像データImv1において対応するデータ(画素)の座標位置から減算することにより、画像データImv1を補正する。
(第二の変形例)
本変形例では、図7のステップS2で説明した検査対象物100の基準が、上記実施形態と異なる。本変形例では、検査対象物100の基準に含まれる検査対象面102の基準は、図11,12に示すように、検査対象面102におけるZ方向(第一の方向)での中心部(中心位置)に対応する、画像データImv2の基準座標位置D2(位置)である。ここで、画像データImv2に対する基準画像データは、基準座標位置D2と、基準座標位置D3と、基準座標位置D4と、を含む。基準座標位置D3は、検査対象面102における検査対象面101側の第一の端部(上端部、図11での左端部)に対応した座標位置である。基準座標位置D4は、検査対象面102における検査対象面101とは反対側の第二の端部(下端部、図11での右端部)に対応した座標位置である。同様に、検査対象物100の基準に含まれる検査対象面101の基準は、検査対象面101におけるX方向(第二の方向)での中心部(中心位置)に対応する、画像データImv1の基準座標位置(位置)である。
基準座標位置D2と基準座標位置D3との間の距離W2と、基準座標位置D2と基準座標位置D4との間の距離W3とは、それぞれ基準距離とされる。そして、制御部40は、画像データImv2において、基準座標位置D2と座標位置Rとの間の距離から、距離W3を減算することで、検査対象面102のずれ量Eを求めることができる。また、制御部40は、画像データImv2において、基準座標位置D2と座標位置Lとの間の距離から、距離W2を減算することで、検査対象面102の形状の変動量Mを算出することができる。また、同様に、制御部40は、画像データImv1から、検査対象面101のずれを示す第二のずれ量および検査対象面101の形状の変動量を算出することができる。
制御部40は、このように算出した検査対象面102のずれ量Eを用いて、上記実施形態と同様に、検査対象面101のZ方向の位置(高さ)を示す画像データImv1の輝度値を補正する。同様に、制御部40は、上記で算出した検査対象面101のずれ量を用いて、検査対象面102のX方向の位置(高さ)を示す画像データImv2の輝度値を補正する。
また、制御部40(補正部40d3)は、第二の変形例と同様に、ステップS1で生成した画像データImv1を用いて、画像データImv2における検査対象面102のZ方向(第一の方向)での位置、すなわち、M2座標位置を補正することができる(図12)。また、同様に、制御部40(補正部40d3)は、ステップS1で生成した画像データImv2を用いて、画像データImv1における検査対象面101のX方向(第二の方向)での位置、すなわち、M1座標位置を補正することができる。
(第三の変形例)
本変形例では、制御部40(補正部40d3)は、図7のステップS3において、画像データImv1(第一の画像データ)を、複数の第二のラインデータの第一のずれ量データの平均値を用いて補正する。詳細には、第一のずれ量データの平均値を輝度値に変換し、変換した輝度値を、画像データImv1の各画素の輝度値から減算する。同様に、制御部40(補正部40d3)は、画像データImv2(第二の画像データ)を、複数の第一のラインデータの第二のずれ量データの平均値を用いて補正する。詳細には、第二のずれ量データの平均値を輝度値に変換し、変換した輝度値を、画像データImv2の各画素の輝度値から減算する。
以上、本発明の実施形態および変形例を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例である。実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、実施形態および変形例の構成や形状は、部分的に他の構成や形状と入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、角度、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1…外観検査装置、31…撮像装置(第一の撮像装置)、32…撮像装置(第二の撮像装置)、40d1…画像データ生成部、40d2…ずれ量データ取得部、40d3…補正部、40d4…異常検出部、100…検査対象物、101…検査対象面(第一の検査対象面)、102…検査対象面(第二の検査対象面)、LI…光。

Claims (14)

  1. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第一の撮像装置と、
    前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する画像データ生成部と、
    基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得するずれ量データ取得部と、
    前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する補正部と、
    前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する異常検出部と、
    前記検査対象物に設けられ前記第二の方向と交差する第二の検査対象面、に形成されて前記第一の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第二の検査対象面における照射位置が前記第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第二の撮像装置と、
    を備え
    前記画像データ生成部は、前記第二の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて前記第二の検査対象面の三次元形状を表す第二の画像データを生成し、
    前記ずれ量データ取得部は、前記第二の画像データを用いて、前記第一のずれ量データを取得し、前記第一の画像データを用いて、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第二のずれ量データを取得し、
    前記補正部は、前記第二の画像データを、前記第二のずれ量データを用いて補正し、
    前記異常検出部は、前記補正部が補正した前記第二の画像データを用いて、前記第二の検査対象面の異常を検出する、外観検査装置。
  2. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第一の撮像装置と、
    前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する画像データ生成部と、
    基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得するずれ量データ取得部と、
    前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する補正部と、
    前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する異常検出部と、
    を備え、
    前記第一のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第一の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第一の画像データにおける前記第一の方向に関する部分を、前記第一のずれ量データに含まれる前記第一の方向のずれ量を用いて補正する、外観検査装置。
  3. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第一の撮像装置と、
    前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する画像データ生成部と、
    基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得するずれ量データ取得部と、
    前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する補正部と、
    前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する異常検出部と、
    を備え、
    前記ずれ量データ取得部は、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データごとに、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得し、
    前記補正部は、前記第一の画像データを、複数の前記第一のずれ量データの平均値を用いて補正する、外観検査装置。
  4. 前記第一のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第一の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第一の画像データにおける前記第一の方向に関する部分を、前記第一のずれ量データに含まれる前記第一の方向のずれ量を用いて補正する、請求項1に記載の外観検査装置。
  5. 前記第一のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第二の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第一の画像データにおける前記第二の方向に関する部分を、前記第一のずれ量データに含まれる前記第二の方向のずれ量を用いて補正する、請求項1ないしのいずれか一項に記載の外観検査装置。
  6. 前記第二のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第二の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第二の画像データにおける前記第二の方向に関する部分を、前記第二のずれ量データに含まれる前記第二の方向のずれ量を用いて補正する、請求項に記載の外観検査装置。
  7. 前記第二のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第一の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第二の画像データにおける前記第一の方向に関する部分を、前記第二のずれ量データに含まれる前記第一の方向のずれ量を用いて補正する、請求項またはに記載の外観検査装置。
  8. 前記ずれ量データ取得部は、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データごとに、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得し、
    前記補正部は、前記第一の画像データを、複数の前記第一のずれ量データの平均値を用いて補正する、請求項1,2,4,6または7に記載の外観検査装置。
  9. 前記ずれ量データ取得部は、前記第二の撮像装置が撮像した前記光の撮像データごとに、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第二のずれ量データを取得し、
    前記補正部は、前記第二の画像データを、複数の前記第二のずれ量データの平均値を用いて補正する、請求項に記載の外観検査装置。
  10. 前記基準は、前記第二の検査対象面における前記第一の方向での中心部に対する位置を含む、請求項1,6,7または9に記載の外観検査装置。
  11. 前記基準は、前記第一の検査対象面における前記第二の方向での中心部に対する位置を含む、請求項に記載の外観検査装置。
  12. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光の撮像データであって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像する第一の撮像装置と、前記検査対象物に設けられ前記第二の方向と交差する第二の検査対象面、に形成されて前記第一の方向に沿って延びた線状の光であって、前記第二の検査対象面における照射位置が前記第三の方向に沿って移動する光を、順次撮像する第二の撮像装置と、を備えた外観検査装置において実行される外観検査方法であって、
    画像データ生成部が、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する工程と、
    前記画像データ生成部が、前記第二の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて前記第二の検査対象面の三次元形状を表す第二の画像データを生成する工程と、
    ずれ量データ取得部が、前記第二の画像データを用いて、基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得する工程と、
    前記ずれ量データ取得部が、前記第一の画像データを用いて、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第二のずれ量データを取得する工程と、
    補正部が、前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する工程と、
    前記補正部が、前記第二の画像データを、前記第二のずれ量データを用いて補正する工程と、
    異常検出部が、前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する工程と、
    前記異常検出部が、前記補正部が補正した前記第二の画像データを用いて、前記第二の検査対象面の異常を検出する工程と、
    を含む外観検査方法。
  13. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光の撮像データであって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像する第一の撮像装置を備えた外観検査装置において実行される外観検査方法であって、
    画像データ生成部が、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する工程と、
    ずれ量データ取得部が、基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得する工程と、
    補正部が、前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する工程と、
    異常検出部が、前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する工程と、
    を含み、
    前記第一のずれ量データは、前記基準に対する前記検査対象物の前記第一の方向のずれ量を含み、
    前記補正部は、前記第一の画像データにおける前記第一の方向に関する部分を、前記第一のずれ量データに含まれる前記第一の方向のずれ量を用いて補正する、外観検査方法。
  14. 検査対象物に設けられ第一の方向と交差する第一の検査対象面、に形成されて前記第一の方向と交差する第二の方向に沿って延びた線状の光の撮像データであって、前記第一の検査対象面における照射位置が前記第一の方向および前記第二の方向と交差する第三の方向に沿って移動する光の撮像データを順次撮像する第一の撮像装置を備えた外観検査装置において実行される外観検査方法であって、
    画像データ生成部が、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データを用いて、前記第一の検査対象面の三次元形状を表す第一の画像データを生成する工程と、
    ずれ量データ取得部が、基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得する工程と、
    補正部が、前記第一の画像データを、前記第一のずれ量データを用いて補正する工程と、
    異常検出部が、前記補正部が補正した前記第一の画像データを用いて、前記第一の検査対象面の異常を検出する工程と、
    を含み、
    前記ずれ量データ取得部は、前記第一の撮像装置が撮像した前記光の撮像データごとに、前記基準に対する前記検査対象物のずれ量を表す第一のずれ量データを取得し、
    前記補正部は、前記第一の画像データを、複数の前記第一のずれ量データの平均値を用いて補正する、外観検査方法。
JP2014224727A 2014-11-04 2014-11-04 外観検査装置および外観検査方法 Expired - Fee Related JP6346845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014224727A JP6346845B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 外観検査装置および外観検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014224727A JP6346845B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 外観検査装置および外観検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090369A JP2016090369A (ja) 2016-05-23
JP6346845B2 true JP6346845B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=56016654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014224727A Expired - Fee Related JP6346845B2 (ja) 2014-11-04 2014-11-04 外観検査装置および外観検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6346845B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007251143A (ja) * 2006-02-15 2007-09-27 Olympus Corp 外観検査装置
JP5518571B2 (ja) * 2010-05-24 2014-06-11 株式会社ブリヂストン タイヤの外観検査装置及び外観検査方法
JP5562278B2 (ja) * 2011-03-15 2014-07-30 株式会社神戸製鋼所 タイヤ形状検査装置、及びタイヤ形状検査方法
JP6139169B2 (ja) * 2013-02-19 2017-05-31 株式会社ブリヂストン タイヤの外観検査装置及びタイヤの外観検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016090369A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9704237B2 (en) Measuring method and measuring device
US10482592B2 (en) Shape measuring device, structured object manufacturing system, shape measuring method, structured object manufacturing method, shape measuring program, and recording medium
JP4821934B1 (ja) 3次元形状計測装置およびロボットシステム
US20160318145A1 (en) Tool shape measurement device and tool shape measurement method
JP5109598B2 (ja) 物品検査方法
US20130120566A1 (en) Tire contour measurement data correction method and tire visual inspection device
EP2960621B1 (en) Shape inspection device
JP5222430B1 (ja) 寸法計測装置、寸法計測方法及び寸法計測装置用のプログラム
KR101442895B1 (ko) 직사각형 판상물의 외형 형상 측정 방법 및 촬상 수단의 상대 위치 교정 방법
JP6267481B2 (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP2009019942A (ja) 形状測定方法、プログラム、および形状測定装置
US9230337B2 (en) Analysis of the digital image of the internal surface of a tyre and processing of false measurement points
JP6346845B2 (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP6611691B2 (ja) 鉄道車両の外形形状測定方法及び装置
JP2012242138A (ja) 形状計測装置
JP2015094707A (ja) 外観検査装置
US10469823B2 (en) Image apparatus for detecting abnormality of distance image
JP4784396B2 (ja) 3次元形状計測方法及びこれを用いた3次元形状計測装置
JP7003502B2 (ja) 検査装置
JP6301627B2 (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP6276661B2 (ja) 画像処理装置
US10136787B2 (en) Image processing method and image processing apparatus which can perform background noise removing based on combined image
US20170124688A1 (en) Image processor, image processing method, and measuring apparatus
JP2016136108A (ja) タイヤのサイドウォール部の剛性測定方法
JP2021089224A (ja) 位置検出方法、エンコーダーユニットおよびロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6346845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees