JP6139169B2 - タイヤの外観検査装置及びタイヤの外観検査方法 - Google Patents
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しかしながら、前者の方法では、検査効率の妨げとなり、後者の方法では、強制的にタイヤ表面までの距離が最も近い状態で撮影された画像を基準として整列させているため、整列により画像から除外される部分が生じてしまう。このため、除外された部分に不良が含まれていても、画像から不良が除去されてしまうことで、実際には不良が生じているにもかかわらず画像処理による検査において異常なしと判定されてしまうおそれがある。
そこで、検査効率を向上させるためには、各撮影画像から検査画像を構成するときに、回転台の回転中心とタイヤ中心とが一致していない偏心状態でも、偏心の影響を除外できるように画像処理により自動的に検査画像を取得して外観検査を行う方法が必要とされている。
また、上記課題を解決するためのタイヤの外観検査装置の他の構成として、特徴部特定手段で検出される特徴部を、画像におけるタイヤ側面のリムガードの位置とすることにより、各フレームにおける画像の基準位置を設定することができる。即ち、リムガードは、ホイールリムを保護する目的のためにタイヤ側面においてタイヤ幅方向に大きく突出していることから、画像内にはっきりと撮影されるため、各フレームにおける位置が正確に特定できる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの外観検査装置の他の構成として、特徴部特定手段で検出される特徴部を、画像におけるタイヤ側面のリムラインの位置とショルダーラインの位置とを結ぶ円弧の半径中心位置とすることで、タイヤ側面に上記リムガードを備えていなくても各フレームの画像に精度良く基準位置を設定することができる。即ち、ショルダーラインやリムラインは、全てのタイヤの側面に形成されており、各画像に対して精度良く基準位置を設定することができる。即ち、タイヤの断面形状は、所定の曲率を有する曲線を連続させた形状で設計されているため、撮影された画像には、必ず断面形状にフィットする円弧が存在することになる。さらに、リム組みされていない横向きに載置されたタイヤ側面は、円周方向に沿って大きな波打ち状態となるが、このような状態で撮影された画像は、フレームにおいて偏心の影響によりタイヤ半径方向に移動するとともに、円周方向に沿った軸線に対して回転が加えられた画像となる。従って、検出されたショルダーライン、又は、リムラインの一方を用いて画像を整列させた場合、円周方向に沿った軸線に対して回転の影響を除去することができない。そこで、各フレームの画像のショルダーラインの位置とリムラインの位置とを結ぶ円弧の半径中心を特徴部として設定することで回転の影響を除去することが可能となる。
また、上記課題を解決するためのタイヤの外観検査方法の他の態様として、特徴部設定ステップは、画像群からタイヤのショルダー部に成型されたショルダーラインとビード部に成型されたリムラインを検出し、当該検出されたショルダーライン及びリムラインを含み、各画像の断面形状にフィットする円弧の中心位置を算出し、この中心位置を各画像における特徴部に設定することにより、タイヤ表面に特徴部を備えていなくてもタイヤの断面形状を正確に整列させることができる。即ち、各画像においてショルダーライン及びリムラインは必ず画像において撮影されていることから、ショルダーライン及びリムラインを画像からそれぞれ検出し、ショルダーライン及びリムラインそれぞれにフィットする円弧を算出して、この円弧の中心を画像における特徴部として設定することで画像における共通の特徴部を設定することが可能となる。タイヤの断面形状は、所定の曲率を有する曲線を連続させた形状で設計されているため、撮影された画像には、必ず断面形状にフィットする円弧が存在することになる。また、リム組みされていない横向きに載置されたタイヤ側面は、円周方向に沿って大きな波打ち状態となるが、このような状態で撮影された画像は、フレームにおいて偏心の影響によりタイヤ半径方向に移動するとともに、円周方向に沿った軸線に対して回転が加えられた画像となる。従って、検出されたショルダーライン、又は、リムラインの一方を用いて画像を整列させた場合、円周方向に沿った軸線に対して回転の影響を除去することができない。そこで、各フレームの画像のショルダーラインの位置とリムラインの位置とを結ぶ円弧の半径中心を特徴部として設定することで回転の影響を除去することが可能となる。
タイヤ外観検査装置1は、概略、被検体であるタイヤTが横向きに載置される後述のテーブル12を有する検査台2と、横向きに載置されたタイヤTの上を向く表面の外観を撮影して画像として取得する画像取得手段3と、画像取得手段3により取得された画像を処理することで、タイヤ表面における外観の検査を行う撮影制御画像処理手段5とにより構成される。
また、撮影制御画像処理手段5には、制御プログラムや画像処理プログラムを実行するための情報を入力する図外の表示手段やキーボード及びマウス等が接続される。入力手段から入力された情報は、記憶手段に記憶される。また、この撮影制御画像処理手段5には、モニタ5Aが接続され、モニタ5Aには図4に示すような画像が表示される。
具体的には、特徴部特定ステップ120は、タイヤ情報読込ステップ121と、特徴部判定ステップ122と、特徴部検出ステップ123と、特徴部設定ステップ124とを備える。
なお、円弧Aを形成し、その半径中心位置C3を特徴部とする理由として、個別の輪郭線PからショルダーラインSLの位置やリムラインRLの位置を特定しようとした場合、ショルダーラインSLははみ出しが多いため検出されにくく、リムラインRLも誤検出し易いため、画像群GからショルダーラインSLとリムラインRLとを検出し、両者を採用することで、正確性を持たせるようにしたものである。この円弧Aの算出に際し、最大幅部Wmaxの位置も加えることで、信頼性を向上させることができる。
このように補正された画像は、図10に示すように、半径方向に位置ずれしていない画像とすることができる。
したがって、補正曲線取得ステップ130で得られた補正曲線AL上に画像群Gを形成する各画像フレームFにおける特徴部を配置することで、偏心の影響のない画像群Gを得ることができる。
5 撮影制御画像処理手段、20 撮影制御手段、21 画像処理手段、
110 画像整列ステップ、110A 画像整列手段、
120 特徴部特定ステップ、120A 特徴部特定手段、
121 タイヤ情報読込ステップ、122 特徴部判定ステップ、
123 特徴部検出ステップ、124 特徴部設定ステップ、
125 ショルダーライン検出ステップ、126 リムライン検出ステップ、
127 円弧設定ステップ、
130 補正曲線取得ステップ、130A 補正曲線取得手段、
140 画像位置補正ステップ、140A 画像位置補正手段、
A 円弧、G 画像群、F 画像フレーム、P 輪郭線、
RG リムガード、RL リムライン、SL ショルダーライン。
Claims (5)
- タイヤ半径方向に沿うタイヤ表面の断面形状の画像を、タイヤ円周方向に沿ってタイヤ1周分取得し、整列した画像群に共通のタイヤの特徴部が含まれているかを判定し、特徴部ありとの判定に基づいて、各画像に含まれる断面形状に共通する特徴部を検出し、特徴部なしとの判定に基づいて、各画像に含まれる断面形状に共通する特徴部を作成して設定する特徴部特定手段と、
前記検出された特徴部、又は、前記設定された特徴部を結ぶ線分をフーリエ変換して補正曲線を取得する補正曲線取得手段と、
前記取得された補正曲線に基づき、前記画像群における各画像の位置を補正する画像位置補正手段とを備えるタイヤの外観検査装置。 - 前記特徴部特定手段で検出される特徴部は、前記画像におけるタイヤ側面のリムガードの位置である請求項1記載のタイヤの外観検査装置。
- 前記特徴部特定手段で検出される特徴部は、前記画像におけるタイヤ側面のリムラインの位置とショルダーラインの位置とを結ぶ円弧の半径中心位置である請求項1又は請求項2記載のタイヤの外観検査装置。
- タイヤ半径方向にタイヤ表面の断面形状の画像を、タイヤ円周方向に沿ってタイヤ1周分取得し、整列した画像群に共通するタイヤの特徴部が含まれているかを判定する特徴部判定ステップと、
前記特徴部判定ステップで特徴部ありと判定されたときに、各画像に含まれる断面形状に共通する特徴部を検出する特徴部検出ステップと、
前記特徴部判定ステップで特徴部なしと判定されたときに、各画像に含まれる断面形状に共通する特徴部を作成して設定する特徴部設定ステップと、
前記検出された特徴部、又は、前記設定された特徴部を結ぶ線分をフーリエ変換して補正曲線を取得する補正曲線取得ステップと、
前記補正曲線を用いて前記画像群における各画像の位置を補正する画像位置補正ステップとを備えるタイヤの外観検査方法。 - 前記特徴部設定ステップは、前記画像群からタイヤのショルダー部に成型されたショルダーラインと、ビード部に成型されたリムラインを検出し、当該検出された前記ショルダーライン及び前記リムラインを含み、各画像の断面形状にフィットする円弧の半径中心位置を算出し、この中心位置を各画像における特徴部に設定するステップを備える請求項4記載のタイヤの外観検査方法。
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