JP6344591B2 - 遊技機用表示装置 - Google Patents
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Description
また、遊技場においては、遊技機が大当り状態になると、店員がその遊技機の上方に設けられた島台の幕板又は欄間等に、「スタート」や「大当り」などが書かれた矩形状のプレートを取り付けて、その大当り状態を周囲に報知することが行われている。
このような構成を備えた遊技機用表示装置1においては、表示装置本体10と支持部材30との連結部分を中心として表示装置本体10が回動可能となっており、当該遊技機用表示装置1を対象面に取り付けて固定した状態で表示装置本体10を回動させることにより、この表示装置本体10の傾斜角度を変更できるようになっている。
ここでは、まず、表示装置本体10の構成及び表示機能と、取付基台20及び支持部材30の構成について先に説明し、その後に、表示装置本体10の傾斜角度を変更可能とするための角度調節機構について説明する。
なお、制御部が受信する所定の信号には、遊技機2の稼働に伴って当該遊技機2から出力される遊技信号が含まれる。この遊技信号には、例えば、メダルなどの遊技媒体が遊技機2に投入されたことを示す遊技媒体投入信号や、遊技機2が大当り中であることを示す大当り信号などがある。
例えば、制御部が、遊技機2に所定の遊技媒体が投入されたことを示す遊技媒体投入信号を当該遊技機2から入力すると、光源を所定時間発光させて、演出用ランプ13(例えば、さくらんぼの形状を表現した演出用ランプ13)を点灯させる。これにより、遊技機2が遊技中であることをその演出用ランプ13に表示させることができる。
また、制御部が、所定の遊技状態に内部当選したことを示す信号を遊技機2から入力すると、光源を発光させて、演出用ランプ13(例えば、円板状の演出用ランプ13)を点灯させる。これにより、その遊技機2において所定の遊技状態が内部当選したことをその演出用ランプ13に表示させることができる。
さらに、制御部が、特定の遊技状態に入賞したことを示す大当り信号を遊技機2から入力すると、光源を発光させて、演出用ランプ13(例えば、筐体12の下面に付設された棒状の演出用ランプ13)を点灯させる。これにより、その遊技機2が大当り中であることをその演出用ランプ13に表示させることができる。
次に、取付基台20の構成と、支持部材30の構成について詳述する。
この取付基台20を有する遊技機用表示装置1を、例えば遊技機島の島台3の天面に取り付ける場合には(図21参照)、その取付基台20の下面22が島台3の天面に接するように当該遊技機用表示装置1をその天面に載置し、取付基台20のネジ孔23から島台3の天面のネジ孔(図示せず)に向かってネジを螺入することで、当該遊技機用表示装置1をその天面に固定することができる。
なお、取付基台20の載置位置は、島台3の天面に限るものではなく、例えば、島台3の幕板4又は欄間5に付設されたL字状の被取付金具(図示せず)を載置位置とすることができる。この場合、取付基台20をその被取付金具に載置し、取付基台20のネジ孔23からその被取付金具のネジ孔に向かってネジを螺入することで、当該遊技機用表示装置1をその被取付金具が付設された幕板4等に取り付けて固定することができる。
回動軸31は、取付基台20の軸受24の貫通孔に挿入されることで、この取付基台20と支持部材30とを結合するとともに、支持部材30を回動可能に軸支する。よって、この支持部材30の回動軸31と取付基台20の軸受24は、ヒンジ部を構成する。
なお、支持部材30が回動軸31を中心として回動していない状態においては、この支持部材30の底部が取付基台20の上面21に接するとともに、対象面に対する支持部材30の角度が一定の角度で維持される。
また、円形板状である支持側連結部32の一方の円形面であって、嵌合する凹設部61に対向する面を支持側対向面33とすると、この支持側対向面33の中央部分には、当該中央部分から直交外方に向かって突出した棒状の軸部34が形成されている。
一方、表示装置本体10の筐体12においては、図3に示すように、凹設部61を含む部分を本体側連結部60とし、その凹設部61に嵌合する支持部材30の支持側連結部32に対向する面を本体側対向面62とすると、この本体側対向面62の中程には、横長直方体状である表示装置本体10の厚さ方向に、回動用孔である回動用貫通孔63が穿設されている。そして、この回動用貫通孔63に支持部材30の軸部34を挿入しながら、その支持部材30の支持側連結部32を表示装置本体10の凹設部61に嵌合することにより、その表示装置本体10に対して支持部材30が接続され、当該表示装置本体10が、軸部34の中心軸を中心として回動可能となる。
また、表示装置本体10においては、一の垂直な側面である第一側面14と、この第一側面14に対向する側面である第二側面15のそれぞれに凹設部61が形成されており、鏡像対象に形成された二つの支持部材30のうちの一方が、その第一側面14に形成された凹設部61に嵌合し、他方が、第二側面15に形成された凹設部61に嵌合する。そして、一方の支持部材30の軸部34が、表示装置本体10の第一側面14に位置する、回動用貫通孔63の一方の開口に挿入され、他方の支持部材30の軸部34が、表示装置本体10の第二側面15に位置する、回動用貫通孔63の他方の開口に挿入されると、この回動用貫通孔63の内部では、それら一方の支持部材30の軸部34の先端凹部に他方の支持部材30の軸部34の先端凸部が嵌合して、一本の軸部34が構成される。
これにより、表示装置本体10は、凹設部61が形成された第一側面14の当該箇所と凹設部61が形成された第二側面15の当該箇所において二つの支持部材30により挟持され、この状態でそれら支持部材30により支持されるとともに、回動用貫通孔63に挿入された支持部材30の軸部34の中心軸を中心として回動可能となっている。
次に、その表示装置本体10の連結角度を調節可能とするための機構を角度調節部として、以下に説明する。
なお、この角度調節部の構成の代表例として、ここでは四つの構成を挙げ、これらを第一実施形態〜第四実施形態として説明する。
また、支持部材30に対する表示装置本体10の連結角度の調節は、すなわち、当該遊技機用表示装置1を対象面に載置固定したときに、その対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節することに等しいことから、以下の実施形態においては、「対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節すること」に視点を置いて説明する。
本実施形態の角度調節部は、遊技機用表示装置1が載置固定される対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節可能とするとともに、その傾斜角度を微調節可能とする機構を備えている。
ここでは、その角度調節部の内訳として、表示装置本体10の傾斜角度の調節機構を先に説明するとともに、その傾斜角度の微調節機構を、その後に説明する。
図3に示すように、表示装置本体10における本体側連結部60の本体側対向面62には、回動用貫通孔63の中心軸を中心とした円弧である本体側第一円弧641上に、貫通孔であるピン挿通孔65が、本体側ピン孔として、横長直方体状である当該表示装置本体10の厚さ方向に穿設されている。
このピン挿通孔65は、その本体側第一円弧641上における所定の領域に、等間隔で、複数穿設されている。なお、これら複数のピン挿通孔65のそれぞれを本体側第一ピン孔651とする。また、図3においては、この本体側第一ピン孔651が、本体側第一円弧641上における所定の領域に、五つ穿設されている。
なお、そのピン挿通孔36を支持側第一ピン孔361とする。また、図4においては、この支持側第一ピン孔361が、支持側第一円弧351上に一つのみ穿設されている。さらに、この支持側第一ピン孔361が穿設される支持側第一円弧351の半径r21は、表示装置本体10において本体側第一ピン孔651が穿設される本体側第一円弧641の半径r11と同じ長さとなっている。
具体的な調節方法について、説明する。
前提として、表示装置本体10においては、その筐体12の第一側面14に形成された凹設部61に一の支持部材30が嵌合しており、その筐体12の第二側面15に形成された凹設部61に他の支持部材30が嵌合しているものとする。
また、図5に示すように、支持部材30には、装飾カバー40が装着されていないものとする。そして、支持部材30の底部には、取付基台20が接続されているものとする。
さらに、表示装置本体10の本体側連結部60に穿設された五つの本体側第一ピン孔651のうち最も下方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a11とし、最も上方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a15とする。
ここで、これらピン孔a11〜a15の間隔は、図3に示したように、等間隔となっている。また、それらピン孔a11〜a15である円形の貫通孔のそれぞれの中心軸と回動用貫通孔63の中心軸とを結んだ線を第一中心線である外孔中心線661としたときに、これら外孔中心線661の各間の角度である外側孔間角度θ11は、いずれも同じ角度(図3においては、10°)となっている。このことから、表示装置本体10をその外側孔間角度θ11と同じ角度ずつ上方へ回動させると、そのたびに、支持部材30の支持側第一ピン孔361に連通する表示装置本体10の本体側第一ピン孔651が、ピン孔a11→a12→a13→a14→a15の順に移動する。
また、図7に示すように、支持側第一ピン孔361と本体側第一ピン孔651のピン孔a15とが連通した状態でロックピン50を挿入したのであれば、表示装置本体10は、水平から外側孔間角度θ11×4(例えば、外側孔間角度θ11が10°のときは、40°)の角度分だけ上方に持ち上がって傾斜した状態で固定される。つまり、この場合の表示装置本体10の傾斜角度は、外側孔間角度θ11×4と同じ角度(例えば、40°)となる。
上述したように、上記の「表示装置本体の傾斜角度の調節機構」を備えることにより、遊技機用表示装置1は、表示装置本体10の傾斜角度を外側孔間角度θ11の間隔で調節することができる。
ただし、上記の調節機構のみでは、その調節可能な角度の最小単位が外側孔間角度θ11となるため、これよりも小さい角度で微調節することができない。
そこで、本実施形態の遊技機用表示装置1では、その調節可能な角度の最小単位を外側孔間角度θ11よりも小さくするために、以下に説明する表示装置本体10の傾斜角度の微調節機構を備えている。
また、その表示装置本体10の本体側対向面62には、回動用貫通孔63の中心軸を中心とする円弧であって、本体側第一円弧641の半径r11とは異なる半径r12の円弧である本体側第二円弧642上に、貫通孔であるピン挿通孔65が、本体側第二ピン孔652として、当該表示装置本体10の横長直方体状の厚さ方向に、一又は二以上穿設されている。
なお、図3においては、この本体側第二ピン孔652が、その本体側第二円弧642上における所定の領域に、等間隔で、五つ穿設されている。
また、五つの本体側第二ピン孔652のうち最も下方に位置する本体側第二ピン孔652をピン孔a21とし、最も上方に位置する本体側第二ピン孔652をピン孔a25とする。
この点について、さらに説明する。外孔中心線661は、前述したように、複数の本体側第一ピン孔651のそれぞれの中心と回動用貫通孔63の中心軸とを結んだ線である。よって、この外孔中心線661の総数は、本体側第一ピン孔651の数と同じとなる。また、それら複数の外孔中心線661の各間における外側孔間角度θ11は、いずれも同じ(図3においては、10°)となっている。
一方、本体側第二ピン孔652の中心と回動用貫通孔63の中心軸とを結んだ線を第二中心線である内孔中心線662とすると、この内孔中心線662の数は、本体側第二ピン孔652の数と同じである。また、本体側第二ピン孔652が複数穿設されている場合、これら複数の本体側第二ピン孔652は、本体側第二円弧642上において等間隔で穿設される。この場合、複数の内孔中心線662の各間の角度である内側孔間角度θ12は、いずれも同じとなる。
ただし、外孔中心線661と内孔中心線662は、同一線上にはなく、所定の角度をもってずれている。これら外孔中心線661と内孔中心線662との間の角度を内外孔間角度θ13とすると、それら複数の外孔中心線661と複数の内孔中心線662との各間の内外孔間角度θ13は、すべて同じ角度となる。なお、図3においては、この内外孔間角度θ13が、3°となっている。
これにより、本体側第二ピン孔652である円筒形状の貫通孔の中心軸は、外孔中心線661から外れたところに位置するようになっている。
また、その支持部材30の支持側連結部32には、軸部34の中心軸を中心とする円弧であって、支持側第一円弧351の半径r21とは異なる半径r22の円弧である支持側第二円弧352上に、貫通孔であるピン挿通孔36が、支持側第二ピン孔362として、板状である当該支持側連結部32の厚さ方向に、一つ穿設されている。なお、この支持側第二ピン孔362が穿設される支持側第二円弧352の半径r22は、表示装置本体10の本体側連結部60において本体側第二ピン孔652が穿設される本体側第二円弧642の半径r12と同じ長さとなっている。
この支持側第二ピン孔362である円形の貫通孔の中心は、支持側第一ピン孔361の中心と軸部34の中心軸とを結んだ線である支持側中心線37の線上に位置している。
具体的な微調節の方法について、説明する。
図5に示すように、表示装置本体10の仮想基準線が水平となっているとき、支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a11が丁度重なり合って連通した状態となる。これら重なり合って連通している支持側第一ピン孔361とピン孔a11にロックピン50を挿入することで、表示装置本体10は、仮想基準線が水平となっている状態で位置決めされて固定される。
これに対し、ロックピン50を挿入するピン挿通孔を支持部材30の支持側第二ピン孔362と表示装置本体10の本体側第二ピン孔652とした場合、表示装置本体10の傾斜角度の調節可能な最小角度は、外側孔間角度θ11よりも小さい角度である内外孔間角度θ13と同一とすることができる。なお、図8は、表示装置本体10の傾斜角度を内外孔間角度θ13と同一の角度(3°)とした状態を示している。
よって、本実施形態の遊技機用表示装置1は、表示装置本体10の傾斜角度の調節を、10°間隔だけでなく、さらにこれらから3°変位した角度への微調節も可能となっている。
例えば、この遊技機用表示装置1を水平面に載置固定した場合において、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651のピン孔a11と支持部材30の支持側第一ピン孔361が重なり合っており、ここにロックピン50を挿入したとき、本来であれば、表示装置本体10の仮想基準線が水平となるはずであるが、当該表示装置本体10の自重により、その仮想基準線が、回動用貫通孔63の中心軸を中心として水平よりも下方へ傾斜することがある。この場合、表示装置本体10の傾斜角度は、外側孔間角度θ11よりも小さい角度(例えば、10°以下)であることが考えられる。
また、回動用貫通孔63の中心軸を中心として表示装置本体10を上方へ回動した場合において、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651のピン孔a12〜a15のいずれかと支持部材30の支持側第一ピン孔361が重なり合っており、ここにロックピン50を挿入したとき、本来であれば、表示装置本体10の傾斜角度は、外側孔間角度θ11の倍数の角度(例えば、10°、20°、30°、40°)となるはずであるが、当該表示装置本体10の自重により、その傾斜角度が、それらの角度よりも少し下方へ下がった角度となることが考えられる。
そこで、それら表示装置本体10の自重による傾斜角度の下降を考慮して、「表示装置本体の傾斜角度の微調節機構」を用いて当該角度の微調節を行う。すなわち、所望の傾斜角度よりも少し上方へ表示装置本体10を回動し、この状態で重なり合った表示装置本体10の本体側第二ピン孔652と支持部材30の支持側第二ピン孔362にロックピン50を挿入する。これにより、表示装置本体10の傾斜角度がその自重により下降した状態で所望の角度となるように微調節することができる。
例えば、図9に示すように、表示装置本体10の仮想基準線が水平である場合における当該キャラクターの向きを基準の向きとする。そして、図10に示すように、表示装置本体10の仮想基準線を水平から上方に40°傾斜するように当該表示装置本体10を回動させた状態における当該キャラクターの向きと、図9に示した当該キャラクターの基準の向きとを比較すると、これらは同一となっている。
これは、そのキャラクターが描かれた装飾カバー40が支持部材30に取り付けられており、表示装置本体10が回動しても支持部材30は回動せず、当該支持部材30の角度が対象面に固定された取付基台20に対して一定の角度となった状態で静止しているためである。
このように、表示装置本体10の傾斜角度を調節してもキャラクターの向きが変化することがないため、複数の遊技機用表示装置1が取り付けられた島台3を島端から見たときに、それら複数の遊技機用表示装置1のそれぞれのキャラクターが同じ向きに整列するので、これらキャラクターのデザインバランスを均整化させることができる。
なお、この効果は、本実施形態の遊技機用表示装置1を実施したときにのみ得られるものではなく、以下に説明する第二〜第四実施形態の遊技機用表示装置1を実施した場合にも同様に得ることができる。
後者の場合について、具体的に説明する。
表示装置本体10の本体側対向面62において、本体側第一円弧641上に、本体側ピン孔である本体側第一ピン孔651を、一つのみ穿設する。また、その本体側対向面62において、本体側第二円弧642上に、本体側ピン孔である本体側第二ピン孔652を、一つのみ穿設する。
一方、支持部材30の支持側連結部32において、支持側第一円弧351上に、支持側ピン孔である支持側第一ピン孔361を複数(例えば、五つ)穿設する。また、その支持側連結部32において、支持側第二円弧352上に、支持側ピン孔である支持側第二ピン孔362を複数(例えば、五つ)穿設する。
また、複数の支持側第二ピン孔362の間隔は、等間隔とする。すなわち、それら支持側第二ピン孔362である円形の貫通孔のそれぞれの中心軸と軸部34の中心軸とを結んだ線を第四中心線である内孔中心線としたときに、これら内孔中心線の各間の角度である内側孔間角度θbは、いずれも同じ角度(例えば、10°)とする。
さらに、第三中心線である外孔中心線と第四中心線である内孔中心線が、軸部34の中心軸を中心として所定の角度θc(例えば、3°)だけずれるように、複数の支持側第一ピン孔361と複数の支持側第二ピン孔362のそれぞれの穿設位置を特定して穿設する。
これに対し、表示装置本体10においては、第一中心線である外孔中心線661と第二中心線である内孔中心線662が、同一線上に位置しているか、あるいは、回動用貫通孔63の中心軸を中心として上記所定の角度θcとは異なる角度だけずれているようにする。
また、表示装置本体10を回動させて、複数の支持側第二ピン孔362のうちのいずれか一つと本体側第二ピン孔652とを重ね合わせ、ここにロックピン50を挿入することで、外側孔間角度θaから角度θcだけずれた角度で、表示装置本体10の傾斜角度を微調節することができる。
このように円弧の数を三つ以上とする場合、表示装置本体10の本体側連結部60に引かれる三つ以上の円弧の径をそれぞれ異なる径とし、これら三つ以上の円弧上のそれぞれにピン挿通孔65を穿設する。また、支持部材30の支持側連結部32に引かれる三つ以上の円弧の径をそれぞれ異なる径とし、これら三つ以上の円弧上のそれぞれにピン挿通孔36を穿設する。ただし、表示装置本体10の本体側連結部60に引かれる円弧の数と、支持部材30の支持側連結部32に引かれる円弧の数は、同数とする。そして、表示装置本体10の本体側連結部60に引かれる三つ以上の円弧の径(例えば、円弧a1、a2、a3のそれぞれの径)と、支持部材30の支持側連結部32に引かれる三つ以上の円弧の径(例えば、円弧b1、b2、b3のそれぞれの径)は、対応する円弧同士の径(例えば、円弧a1の径と円弧b1の径、a2の径とb2の径、a3の径とb3の径)を同じ長さとする。しかも、表示装置本体10の本体側連結部60においては、三つ以上の円弧上のそれぞれに穿設されたピン挿通孔65の中心と回動用貫通孔63の中心軸とを結ぶ中心線がいずれも直線上に重ならないようにする。
このような構成において、それら中心線の各間の角度をより小さい角度で設定することにより、表示装置本体10の傾斜角度を、それら小さい角度を単位として微調節することができる。
次に、角度調節部の第二実施形態について、図11を参照して説明する。
本実施形態の角度調節部は、第一実施形態の角度調節部と同様、対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節及び微調節可能な構成を備えたものであるが、第一実施形態との相違点は、支持部材30の支持側連結部32に支持側第一ピン孔361が複数穿設されており、これら複数の支持側第一ピン孔361の間隔が、表示装置本体10における本体側第一ピン孔651の間隔と異なっている点にある。
この点について、以下説明する。
なお、本実施形態においては、その本体側第一ピン孔651の数を五つとする。
また、これら五つの本体側第一ピン孔651の各間の角度を示す外側孔間角度θ11を、10°とする(図3参照)。
さらに、それら五つの本体側第一ピン孔651のうち、最も下方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a11とし、最も上方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a15とする。
そして、本実施形態の表示装置本体10においては、本体側第二ピン孔が穿設されていないものとする。
また、これら複数の支持側第一ピン孔361の各間の角度を示す支持側孔間角度θ2(θ21、θ22)は、表示装置本体10における外側孔間角度θ11と異なっている。
また、軸部34の中心軸とピン孔b1の中心とを結んだ線を支持側第一中心線371とし、軸部34の中心軸とピン孔b2の中心とを結んだ線を支持側第二中心線372としたときに、これら支持側第一中心線371と支持側第二中心線372との間における支持側孔間角度をθ21とする。
さらに、軸部34の中心軸とピン孔b3の中心とを結んだ線を支持側第三中心線373としたときに、支持側第二中心線372と支持側第三中心線373との間における支持側孔間角度をθ22とする。
このとき、これら支持側孔間角度θ21、θ22は、表示装置本体10における外側孔間角度θ11の整数倍の角度とは異なった角度となっている。具体的に、図3に示した外側孔間角度θ11は、10°であり、この整数倍は、10°、20°、30°・・・であるのに対し、支持側孔間角度θ21と支持側孔間角度θ22は、図11においては、いずれも17°となっている。
具体的な調節方法について、説明する。
遊技機用表示装置1を水平面上に載置固定した場合において、表示装置本体10の仮想基準線が水平となっているとき、支持部材30の支持側第一ピン孔361のピン孔b1と表示装置本体10のピン孔a11が丁度重なり合って連通した状態となる。これら重なり合って連通しているピン孔b1とピン孔a11にロックピン50を挿入することで、表示装置本体10は、仮想基準線が水平となっている状態で位置決めされて固定される。
また、支持部材30におけるピン孔b3は、表示装置本体10のピン孔a15よりも角度にして6°下方にずれた箇所に位置している。これは、表示装置本体10におけるピン孔a11とピン孔a15との間の角度が40°となっているのに対し、支持部材30におけるピン孔b1とピン孔b2との間の支持側孔間角度θ21と、ピン孔b2とピン孔b3との間の支持側孔間角度θ22がいずれも17°となっており、ピン孔b1とピン孔b3との間の角度が34°となっているため、表示装置本体10におけるピン孔a11とピン孔a15との間の角度と比較して、6°の差があるためである。
よって、支持部材30のピン孔b2と表示装置本体10のピン孔a13とは完全には一致しておらず、かつ、支持部材30のピン孔b3と表示装置本体10のピン孔a15とは完全には一致していないことから、これらピン孔b2とピン孔b3には、ロックピン50を挿入することができないようになっている。
ここで、例えば、その表示装置本体10を角度にして3°だけ上方へ回動させるようにして持ち上げると、図12に示すように、当該表示装置本体10のピン孔a13と支持部材30のピン孔b2が丁度重なり合って連通する。これらピン孔a13及びピン孔b2にロックピン50を挿入することで、当該表示装置本体10を水平から3°上方に傾斜した状態で固定させることができる。
さらに、そのロックピン50を取り外し、表示装置本体10を角度にして水平から10°だけ上方へ回動させるようにして持ち上げると、当該表示装置本体10のピン孔a12と支持部材30のピン孔b1が丁度重なり合って連通する。これらピン孔a12及びピン孔b1にロックピン50を挿入することで、当該表示装置本体10を水平から10°上方に傾斜した状態で固定させることができる。
また、表示装置本体10の傾斜角度は、これら0°、3°、6°、10°に限るものではなく、次の角度に調節可能となっている。
例えば、支持部材30のピン孔b1は、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651におけるピン孔a11〜a15に一致可能となっており、これらピン孔a11〜a15に一致したときの表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、0°、10°、20°、30°、40°となる。
また、支持部材30のピン孔b2は、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651におけるピン孔a13〜a15に一致可能となっており、これらピン孔a13〜a15に一致したときの表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、3°、13°、23°となる。
さらに、支持部材30のピン孔b3は、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651におけるピン孔a15に一致可能となっており、このピン孔a15に一致したときの表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、6°となる。
よって、表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、0°、3°、6°、10°、13°、20°、23°、30°、40°に調節及び微調節可能となっている。
特に、当該遊技機用表示装置1は、支持部材30に穿設された複数の支持側第一ピン孔361のうちの一つ(例えば、ピン孔b1)を基準孔とし、表示装置本体10を回動させながら、その基準孔と表示装置本体10の本体側第一ピン孔651とを連通させ、この連通した基準孔と本体側第一ピン孔651にロックピン50を挿入することにより、その表示装置本体10の傾斜角度を調節することができる。
また、基準孔以外の支持側第一ピン孔361と本体側第一ピン孔651とを連通させ、この連通した基準孔と本体側第一ピン孔651にロックピン50を挿入することにより、基準孔を用いた場合と異なる角度で、表示装置本体10の傾斜角度を微調節することができる。
次に、角度調節部の第三実施形態について、図14を参照して説明する。
本実施形態の角度調節部は、第一実施形態の角度調節部と同様、対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節及び微調節可能な構成を備えたものであるが、第一実施形態との相違点は、表示装置本体10の本体側連結部60に穿設された複数のピン挿通孔65が、隣同士接触し、又は重なり合って、それら複数のピン挿通孔65の内部空間が連通しあった状態に形成されている点にある。
この点について、以下説明する。
そして、それら複数のピン挿通孔65は、隣同士が接触し、又は重なり合っており、これら複数のピン挿通孔65の内部空間が互いに連通しあった状態で形成されている
また、それら八つの本体側第一ピン孔651のうち、最も下方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a11とし、最も上方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a18とする。
さらに、それら八つの本体側第一ピン孔651のそれぞれの中心と回動用貫通孔63の中心軸とを結んだ線を外孔中心線661とし、これら外孔中心線661の各間の角度である本体側孔間角度θ3を、6°とする(図3参照)。
そして、表示装置本体10の本体側連結部60には、本体側第二ピン孔は、穿設されていないものとする。
また、支持側第一ピン孔361が穿設される支持側第一円弧351の半径r21と、表示装置本体10の本体側第一ピン孔651が穿設される本体側第一円弧641の半径r11とは、同じ長さとなっている。
なお、支持部材30の支持側連結部32には、支持側第二ピン孔は、穿設されていないものとする。
具体的な調節方法について、説明する。
遊技機用表示装置1を水平面上に載置固定した場合において、表示装置本体10の仮想基準線が水平となっているとき、支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a11が丁度重なり合って連通した状態となる。これら重なり合って連通している支持側第一ピン孔361とピン孔a11にロックピン50を挿入することで、表示装置本体10は、仮想基準線が水平となっている状態で位置決めされて固定される。
ここで、例えば、その表示装置本体10を角度にして6°だけ上方へ回動させるようにして持ち上げると、当該表示装置本体10のピン孔a12と支持部材30の支持側第一ピン孔361が丁度重なり合って連通する。これらピン孔a12及び支持側第一ピン孔361にロックピン50を挿入することで、当該表示装置本体10を水平から6°上方に傾斜した状態で維持させることができる。
さらに、そのロックピン50を取り外し、表示装置本体10を角度にして水平から42°だけ上方へ回動させるようにして持ち上げると、当該表示装置本体10のピン孔a18と支持部材30の支持側第一ピン孔361が丁度重なり合って連通する。これらピン孔a18及び支持側第一ピン孔361にロックピン50を挿入することで、当該表示装置本体10を水平から42°上方に傾斜した状態で維持させることができる。
さらに、支持部材30の支持側連結部32において、支持側第一ピン孔361が複数穿設されている場合、この支持側第一ピン孔361についても、隣同士、連通した形状に穿設することができる。
そして、支持部材30の支持側連結部32において、支持側第一ピン孔361とともに支持側第二ピン孔362が複数穿設されている場合、この支持側第二ピン孔362についても、隣同士、連通した形状に穿設することができる。
次に、角度調節部の第四実施形態について、図15〜図20を参照して説明する。
本実施形態の角度調節部は、第一実施形態の角度調節部と同様、対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度を調節及び微調節可能な構成を備えたものであるが、第一実施形態との相違点は、ロックピン50の棒状部52の中心軸が頭部51の中心から偏心している点にあり、このロックピン50を表示装置本体10の本体側第一ピン孔651に挿入したときに、そのロックピン50にて偏心している距離分だけ表示装置本体10を回動させることにより、この表示装置本体10の傾斜角度を微調節可能としている点にある。
この点について、以下説明する。
頭部51において棒状部52が突出している面の中心をP1とし、棒状部52において頭部51に接合している面の中心をP2とすると、これらP1とP2は、一致しておらず、所定の長さdだけずれている。
P1に対してP2がずれる方向、すなわち、頭部51の中心に対して棒状部52の中心軸が偏心している方向は、矩形板状の頭部51における一の辺に平行した方向となっている。
なお、図15に示すロックピン50においては、棒状部52が頭部51に対して下方に偏心しており、この偏心している方向は、頭部51の側辺に平行した方向となっている。
また、図15においては、P1とP2との距離dが3[mm]となっている。
その支持部材30の支持側第一ピン孔361は、ロックピン50の頭部51が嵌合可能となるように、頭部51の形状と同一又は近似の形状(本実施形態においては、矩形状)に形成されている。
また、その支持側第一ピン孔361は、当該矩形状の一辺が、支持側第一円弧351の接線であって当該支持側第一ピン孔361の中心に接する接線に対して平行となるように形成されている。
なお、本実施形態の支持部材30においては、支持側第二ピン孔が穿設されていないものとする。
なお、本実施形態においては、その本体側第一ピン孔651の数を五つとする。
また、これら五つの本体側第一ピン孔651の各間の角度を示す外側孔間角度θ11を、10°とする(図3参照)。
さらに、それら五つの本体側第一ピン孔651のうち、最も下方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a11とし、最も上方に位置する本体側第一ピン孔651をピン孔a15とする。
そして、本実施形態の表示装置本体10においては、本体側第二ピン孔が穿設されていないものとする。
具体例をもって説明する。
例えば、表示装置本体10の回動用貫通孔63の中心軸を中心として当該表示装置本体10の先端を上方へ持ち上げる方向に回動させた場合において、この表示装置本体10の本体側第一ピン孔651のピン孔a12と支持部材30の支持側第一ピン孔361が重なり合ったときに、この回動を停止する。
次いで、それら重なり合った表示装置本体10のピン孔a12と支持部材30の支持側第一ピン孔361にロックピン50を挿入する。このとき、このロックピン50の棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも下方に偏心した向きで、このロックピン50をそれらピン孔a12と支持側第一ピン孔361に挿入する。そうすると、表示装置本体10のピン孔a12の中心は、支持部材30の支持側第一ピン孔361の中心よりも、ロックピン50の偏心距離dの分だけ下方に下がる。
この状態を図17、図18に示す。図17は、そのロックピン50を支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a12に挿入したときにおいて表示装置本体10が傾斜している状態を示す遊技機用表示装置1の正面図である。また、図18は、図17に示した遊技機用表示装置1のA−A断面拡大図である。特に、この図18は、支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a12に挿入されたロックピン50とその周辺の断面を示すとともに、棒状部52の中心軸が頭部51の中心に対して偏心していないロックピン50を支持側第一ピン孔361及びピン孔a12に挿入した場合の当該ロックピン50の輪郭を点線で示した図である。
そして、このピン孔a12の下降にともなって、表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動して、その先端が上方へ持ち上がり、図17に示すように、当該表示装置本体10の仮想基準線が水平から所定の角度(図17においては、約13°)上方へ傾斜した状態となる。
表示装置本体10の本体側第一ピン孔651における外側孔間角度θ11を、10°とする。この場合において、表示装置本体10のピン孔a12の中心と支持部材30の支持側第一ピン孔361の中心が重なり合っているとき、表示装置本体10の傾斜角度は、外側孔間角度θ11と同じ10°となる。
次に、棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも下方に偏心した状態のロックピン50を支持側第一ピン孔361及びピン孔a12に挿入すると、支持側第一ピン孔361の中心に対してピン孔a12の中心が、偏心距離dと同じ3mmだけ下方へ下がる。
そして、このようにピン孔a12が下方へ下がることにより、この表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動し、当該表示装置本体10の先端が上方へ持ち上がり、仮想基準線がその持ち上がった分だけ傾斜する。
このように、ピン孔a12が偏心距離dだけ下降することにともなって仮想基準線が傾く角度は、次式を用いて算出できる。
仮想基準線が傾く角度θ=〔tan−1[{(ピン孔a12が下方へ下がる距離)/2}/(ピン孔a12が穿設された本体側第一円弧641の半径r11)]〕×2 ・・・(式1)
ここで、(ピン孔a12が穿設された本体側第一円弧641の半径r11)を58mmとすると、仮想基準線が傾く角度θは、θ=2.96291434・・・[°]、すなわち、約3°となる。
この約3°に、前述した10°を加算することにより、水平に対する表示装置本体10の仮想基準線の角度を、約13°として算出することができる。
棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも上方に偏心した状態のロックピン50を支持側第一ピン孔361及びピン孔a12に挿入した場合には、次のようになる。
この場合、表示装置本体10のピン孔a12の中心は、支持部材30の支持側第一ピン孔361の中心よりも、ロックピン50の偏心距離dの分だけ上方に上がる。
この状態を図19、図20に示す。図19は、そのロックピン50を支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a12に挿入したときにおいて表示装置本体10が傾斜している状態を示す遊技機用表示装置1の正面図である。また、図20は、図19に示した遊技機用表示装置1のB−B断面拡大図である。特に、この図20は、支持部材30の支持側第一ピン孔361と表示装置本体10のピン孔a12に挿入されたロックピン50とその周辺の断面を示すとともに、棒状部52の中心軸が頭部51の中心に対して偏心していないロックピン50を支持側第一ピン孔361及びピン孔a12に挿入した場合の当該ロックピン50の輪郭を点線で示した図である。
そして、このピン孔a12の上昇にともなって、表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動して、その先端が下方へ下がり、図19に示すように、当該表示装置本体10の仮想基準線が水平から所定の角度(図19においては、約7°)上方へ傾斜した状態となる。
表示装置本体10の本体側第一ピン孔651における外側孔間角度θ11を、10°とした場合において、表示装置本体10のピン孔a12の中心と支持部材30の支持側第一ピン孔361の中心が一致しているとき、表示装置本体10の傾斜角度は、外側孔間角度θ11と同じ10°となる。
次に、棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも上方に偏心した状態のロックピン50を支持側第一ピン孔361及びピン孔a12に挿入すると、支持側第一ピン孔361の中心に対してピン孔a12の中心が、偏心距離dと同じ3mmだけ上方へ上がる。
そして、このようにピン孔a12が上方へ上がることにより、この表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動し、当該表示装置本体10の先端が下方へ下がり、仮想基準線がその下がった方向に傾斜する。
このように、ピン孔a12が偏心距離dだけ上昇することにともなって仮想基準線が傾く角度は、式1より、約3°である。よって、この約3°前述した10°から減算することにより、水平に対する表示装置本体10の仮想基準線の傾斜角度を、約7°として算出することができる。
また、調節する表示装置本体10の傾斜角度は、これら13°又は7°に限るものではなく、次の角度に調節可能となっている。
例えば、棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも下方に偏心した状態のロックピン50を支持側第一ピン孔361及び本体側第一ピン孔651に挿入する場合には、その挿入される本体側第一ピン孔651がピン孔a11〜a15のいずれであるかによって、表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、3°、13°、23°、33°、43°のいずれかに調節可能となる。
また、棒状部52の中心軸が頭部51の中心よりも上方に偏心した状態のロックピン50を支持側第一ピン孔361及び本体側第一ピン孔651に挿入する場合には、その挿入される本体側第一ピン孔651がピン孔a12〜a15のいずれであるかによって、表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、7°、17°、27°、37°のいずれかに調節可能となる。
よって、表示装置本体10の傾斜角度は、水平に対して、3°、7°、13°、17°、23°、27°、33°、37°、43°という細かい角度間隔で微調節可能となっている。
また、本実施形態の遊技機用表示装置1は、ロックピン50を挿入する向きによって表示装置本体10の傾斜角度を微調節するものであることから、ロックピン50を偏心構造とするなど、簡単な構造でその微調節を実現できる。
さらに、本実施形態の遊技機用表示装置1は、ロックピン50における棒状部52の偏心距離dに応じて、表示装置本体10の傾斜角度の最小調節角度を可変できることから、その偏心距離dを適宜変更したり、あるいは、偏心距離dの異なるロックピン50を複数用意したりすることにより、表示装置本体10の傾斜角度を所望の角度に調節できる。
さらに、ロックピン50の頭部51の形状を矩形状以外の形状とした場合、この頭部51に対して棒状部52が偏心する方向も、その頭部51の形状に応じて適宜設定する。
ただし、表示装置本体10と支持部材30との連結部分の構造は、例えば、支持部材30の支持側連結部32の外側を表示装置本体10の本体側連結部60が覆う構造とすることも可能である。この場合、ロックピン50の頭部51は、表示装置本体10のピン挿通孔65に嵌合する。このため、このピン挿通孔65の形状をロックピン50の頭部51の形状と同一又は近似の形状に形成する。そして、そのピン挿通孔65に対するロックピン50の挿入方向を中心として当該ロックピン50の向きを変えることで、ピン挿通孔65の中心と当該ピン挿通孔65に重なっている支持部材30のピン挿通孔36の中心とを偏心させて、表示装置本体10の傾斜角度を可変することができる。
この遊技機用表示装置1が備える角度調節部以外の構成について、以下説明する。
遊技機用表示装置1の支持部材30は、取付基台20に対して回動自在に連結されている。
このように、支持部材30を取付基台20に対して回動可能とした理由は、次の通りである。
表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動可能となっている。ただし、この表示装置本体10の回動可能な範囲は、一定の範囲に制限されている。具体的に、その回動可能な範囲の下端は、表示装置本体10の仮想基準線が水平であって、表示装置本体10の下側回動制止部671と支持部材30の下側回動制止部381が当接している場合である。一方、その回動可能な範囲の上端は、表示装置本体10の上側回動制止部672と支持部材30の上側回動制止部382が当接している場合である。そして、その表示装置本体10の回動可能な角度は、本実施形態では約40°となっており、この角度内で、表示装置本体10の傾斜角度が調節される。
遊技機用表示装置1をそれら幕板4等に取り付ける場合、当該遊技機用表示装置1は、その先端が幕板4等から前方へ突き出すような状態で取り付けられる。このため、その取付位置によっては、遊技機1で遊技を行う遊技者の上方、あるいは、この遊技者の斜め上方に、遊技機用表示装置1が位置することがある。
この場合、遊技者が遊技を終了するなどして立ち上がったときに、誤ってその遊技機用表示装置1に頭を打ち付けてしまうことが考えられる。
そうすると、この遊技機用表示装置1の表示装置本体10は、回動用貫通孔63の中心軸を中心として上方へ回動しようとするが、ピン挿通孔36、65にロックピン50が挿入されているために、その回動が制限される。
また、仮に遊技機用表示装置1の支持部材30が回動不能となっているときは、遊技機用表示装置1が完全に島台3に固定された状態となっているため、遊技者は、頭を打ち付けたときの衝撃をまともに受けてしまい、大きな怪我を負ってしまうことが想定される。
そこで、本実施形態の遊技機用表示装置1においては、支持部材30が取付基台20に対して回動可能となっている。これにより、遊技者が仮に下方から頭を打ち付けたとしても、支持部材30が回動軸31を中心として上方に回動し、これに伴って表示装置本体10も上方に持ち上がるため、接触時の衝撃が緩和される。よって、怪我の程度を最小限に抑えることができる。
このようにすれば、遊技者が頭を打ち付けたときに表示装置本体10が上方へ持ち上がろうとする力がそのロックピン50に加わり、樹脂製である当該ロックピン50が破損することで、当該ロックピン50による支持部材30と表示装置本体10との固定状態が解除されて、この表示装置本体10が回動用貫通孔63の中心軸を中心として回動可能となるので、その接触時の衝撃を緩和できる。
また、このように表示装置本体10の傾斜角度が調節可能なことから、遊技機島の島台3に取り付けられた複数の遊技機用表示装置1を、すべて同じ傾斜角度に統一することができる。これにより、それら複数の遊技機用表示装置1が同じ傾斜角度で並設されることから、島台3を島端から見たときに、その景観を良好なものとすることができる。
さらに、本実施形態の遊技機用表示装置1は、対象面に対して取付基台20が固定された状態で、遊技場の店員が表示装置本体10を持ち上げながら傾斜角度を調節し、所望の角度に到達した時点で、支持部材30及び表示装置本体10のピン挿通孔36、65にロックピン50を挿入することで、表示装置本体10の傾斜角度が位置決めされて固定されることから、遊技機用表示装置1を島台3に取り付けるときだけでなく、取り付けた後においても、当該遊技機用表示装置1の傾斜角度を自由に調節できる。
さらに、表示装置本体10の角度調節がロックピン50の挿入だけで済むため、その調節作業が容易かつ簡便である。
例えば、上述した特許文献1記載のプレートにおいては、次のような問題があった。
プレートは、島台の幕板又は欄間に固定された取付基台に装着される。
幕板は、平面状の板材であって、島台に収納して配置された複数の遊技機の上方に位置し、その板材の面方向が垂直方向となるように、島台の長手方向に沿って配設されている(図21参照)。
また、欄間は、幕板と同様、平面状の板材であるが、幕板よりも長さが短い矩形状に形成されており、複数の遊技機の上方で、複数枚の欄間が、島台の長手方向に沿って、列状に配設される。
島台は、この島台に一列に収納された複数の遊技機の列方向の一端から他端までの長さが、数mから数十mに及ぶものが多い。このように島台の長さは非常に長いため、この島台の建て付けが少しでも狂うと、幕板や欄間の表面を、島台の端から端までフラットな均一面に維持させることが困難となり、歪み(ゆがみ)や起伏が生じてしまう。そうすると、それら幕板等に対して遊技機ごとに複数の取付基台を取り付けて固定し、これらにプレートを装着した場合には、その歪み等が生じたところに装着されたプレートの取付角度が他のプレートの取付角度と相違してしまい、島台の全体を島端から見たときに、それらプレートの取付角度が不揃いであることが確認されて、景観が悪くなってしまうという問題があった。
また、島台の幕板等に歪みがなくフラットな場合には、各プレートの取付角度がいずれも同じ角度となる。すなわち、その島台を島端から見たときに、各プレートが、水平方向に直線的に並んだ状態となる。ただし、遊技ホールの管理者としては、そのように並設された各プレートを辿ったときの形状を、ホール全体のデザインにマッチさせるために、例えば、山なりや波型のように規則的に変化する形状にアレンジしたい場合がある。ところが、そのプレートの取付角度を調節するための機構が備えられていないときは、各プレートの並設形状をアレンジできず、画一的に直線状しか選択できないため、ホール全体のデザイン設計が制限されるという問題があった。
さらに、特許文献1においては、プレートの表面に「スタート」等の文字を記載することになっているが、このプレートには、そのような「スタート」等の文字以外にも、例えば所定のキャラクターやマークなどの図柄を描画することが可能である。
そして、一の遊技機島に取り付けられた複数のプレートに共通して描かれている図柄の向きを統一することにより、この遊技機島における各図柄のデザインバランスを均整化させることができる。
ところが、一の遊技機島に取り付けられた複数のプレートの並設形状を所定の規則に従って変化させるようにするために、それらプレートごとに取付角度の調節機構を付設し、プレート一枚一枚に対して角度調節を行って、これらプレートごとに取付角度を異ならせると、それら複数のプレートに共通して描かれた各図柄の向きも、各プレートごとに変化する。そうすると、複数のプレートの並設形状を所定の規則に従って変化させることによりホール全体のデザイン性を向上させようとしているにもかかわらず、各プレートの図柄の向きがプレートごとに変化してしまって均整化がとれなくなり、各図柄のデザインバランスが崩れてしまうため、ホール全体のデザイン性を低下させる要因となってしまうという問題があった。
よって、プレートの取付角度については所望の角度に変更可能としつつ、このプレートに描かれた図柄の向きについては、変化することなく、遊技機島の全体で均整化させることを可能とする技術の提案が求められていた。
また、遊技機の近傍には、上述したプレートの他にも、例えば、遊技に関する所定の情報を表示することが可能な表示装置を遊技機ごとに設けることが考えられる。
このような表示装置を設ける場合においても、上述したプレートにおいて生じていた問題を解決することが求められ、この希求に応え得る技術の提案が期待されていた。
これに対して、本発明の遊技機用表示装置によれば、島台に取り付けられた複数の遊技機用表示装置のそれぞれにおける表示装置本体の傾斜角度をすべて同じ角度に調節できることから、その島台を島端から見たときに、その景観を良好なものとすることができる。
また、表示装置本体の傾斜角度を任意の角度に調節又は微調節できるので、一の遊技機島に取り付けられた複数の表示装置の並設形状をホール独自のデザインで自由に設計できる。
さらに、表示装置本体の傾斜角度を調節しても、支持部材の外側に描かれた図柄の向きは変化しないので、複数の表示装置のそれぞれに描かれた図柄のデザインバランスを島全体で均整化させることができる。
このように、本発明によれば、遊技に関する所定の情報を表示する表示装置の取付角度を調節可能にして、島端からの景観を良くするとともに、一の遊技機島に取り付けられた複数の表示装置の並設形状をホール独自のデザインで自由に設計可能にし、かつ、複数の表示装置のそれぞれに描かれた図柄のデザインバランスを島全体で均整可能とした遊技機用表示装置を提供することができる。
例えば、上述した実施形態では、表示装置本体10の仮想基準線が水平となった状態を当該表示装置本体10の回動範囲の下端としたが、この回動範囲の下端は、表示装置本体10の仮想基準線が水平となった状態に限定されるものではなく、例えば、その仮想基準線が水平よりも下方へ下がった状態を、その回動範囲の下端とすることができる。
この場合、表示装置本体10の回動可能な範囲、すなわち、対象面に対する表示装置本体10の傾斜角度の調節可能範囲は、水平よりも下方へ下がった状態から水平よりも上方へ上がった状態までとし、水平を含む範囲とすることができる。よって、表示装置本体10の形状がどのような形状であっても、その表示装置本体10を水平を含む所望の角度に調節でき、この調節した角度で当該表示装置本体10を保持することができる。
ただし、後者の場合、表示装置本体10においては、軸部の中心軸を中心とする円弧上に本体側ピン孔を穿設し、支持部材30においては、回動用貫通孔の中心軸を中心とする円弧上に支持側ピン孔を穿設する。そして、軸部の中心軸を中心として表示装置本体10を回動させながら当該表示装置本体10の傾斜角度を調節し、調節後の状態で重なり合った表示装置本体10の本体側ピン孔と支持部材30の支持側ピン孔にロックピン50を挿入することで、当該表示装置本体10をその傾斜角度で位置決めして、固定させることができる。
例えば、第二実施形態における角度調節部を第一実施形態に適用できる。具体的には、支持部材30の支持側連結部32において支持側第一円弧351上に支持側第一ピン孔361を複数穿設し、表示装置本体10の本体側連結部60において本体側第一円弧641上に本体側第一ピン孔651を複数穿設し、複数の支持側第一ピン孔361の間隔と複数の本体側第一ピン孔651の間隔とを異ならせるようにする。これにより、表示装置本体10の傾斜角度の微調節が可能となる。
10 表示装置本体
60 本体側連結部
63 回動用貫通孔
641 本体側第一円弧
642 本体側第二円弧
65 ピン挿通孔(本体側ピン孔)
651 本体側第一ピン孔
652 本体側第二ピン孔
661 外孔中心線(第一中心線)
662 内孔中心線(第二中心線)
20 取付基台
30 支持部材
34 軸部
351 支持側第一円弧
352 支持側第二円弧
36 ピン挿通孔(支持側ピン孔)
361 支持側第一ピン孔
362 支持側第二ピン孔
40 装飾カバー
50 ロックピン
51 頭部
52 棒状部
2 遊技機
Claims (1)
- 遊技機に対応して設けられた遊技機用表示装置であって、
所定の情報を表示可能な表示装置本体と、
前記遊技機用表示装置を取付領域に取り付けるための取付部材と、
前記表示装置本体を支持可能な支持部材と、
前記支持部材に対する前記表示装置本体の角度を調節可能な角度調節手段と、
を備え、
前記表示装置本体は、
表示領域における数値情報を変更表示することにより、前記遊技機における遊技結果を表示可能な表示手段と、
発光手段における発光態様を変更することにより、前記遊技機が遊技者に有利な特定遊技状態であるかどうかを報知可能な報知手段と、
を備え、
前記角度調節手段により、前記支持部材に対する前記表示装置本体の角度が調節されることで、前記表示手段及び前記報知手段の位置が変更され、
前記支持部材及び前記表示装置本体の一方は、軸部を備え、
前記支持部材及び前記表示装置本体の他方は、前記軸部が挿入される回動用孔を備え、
前記回動用孔に挿入された前記軸部の中心軸を中心として、前記表示装置本体が回動可能であり、
前記角度調節手段は、
前記表示装置本体において、前記中心軸を中心とする円弧上に設けられた本体側孔と、
前記支持部材において、前記中心軸を中心とする円弧上に設けられた支持側孔と、
重なり合った前記本体側孔及び前記支持側孔に挿入される挿入部材と、
を備え、
前記支持側孔及び前記本体側孔のうち少なくとも一方が複数設けられている
ことを特徴とする遊技機用表示装置。
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