JP6343473B2 - シーリング材組成物 - Google Patents
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Description
以下の実施例および比較例において、シーリング材組成物は、塩化ビニル樹脂(汎用)(東ソー株式会社製、R850)、特殊塩化ビニルとしてヒドロキシプロピルアクリレート(カネカ社製、MH−100)、ウレタン樹脂としてブロックドイソシアネート(三洋化成工業社製、ケオミックスKA−112)、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤(J−プラス社製、D620)、クエン酸エステル系可塑剤(J−プラス社製、ATBC)を含有した。また、DINPなどの可塑剤として、DINP(J−プラス社製、DINP)、シーリング材組成物の添加剤には、吸湿防止剤として、(近江化学工業社製、CML−35)、充填材として(白石カルシウム社製、ハクエンカCCR)、光安定剤(HALS)(BASF社製、TINUVIN123)を含有した。
試験においては、図1に示すテストピース1を用いた。テストピース1は、凹部2が形成された鋼板であって、この凹部2にシーリング材組成物3が埋め込まれたものである。凹部2は、例えば幅20mm×奥行30mm×高さ10mmの寸法を有し、シーリング材組成物3は高さ10mmまで埋め込まれる。テストピース1は、例えば、ロボット(塗布手段)により塗布される。テストピース1は、例えば120℃で仮焼付けされた後に塗装され、再度140℃で焼付けされる。
<耐候性>
テストピース1に対して、シール面に垂直となるように光を照射して耐候性を試験した。耐光性試験機には、キセノンウェザーメーター(スガ試験機社製、型番:SX75)を用いた。試験条件は、放射照度:180W/m2(400nm以下)、温度:照射時63±3℃、降雨時28±3℃、湿度:照射時50%±5%RH、降雨時95%RH以上、降雨サイクル:360分照射中に24分降雨、とした。試験時間は、2500時間とした。
<粘度>
自動車規格:車体シール材(JASO)粘度試験A法による。
測定器:VISCOMETER(TOKI SANGYO CO.,LTD)
Model:10H
ロータ番号:7号 回転数:20rpm
<剪断密着強さ>
自動車規格:車体シール材(JASO)剪断密着強さ試験による。
テストピース形状:熱硬化型不定形シール材
但し、焼付け条件は、140℃×20分で維持する。
試験機:島津オートグラフ AG−2000C型
<耐候性>
実験終了後のテストピース1のひび割れ、ブリスタ、艶引けの有無を目視により評価した。艶引け、ブリスタ、ひび割れについては、キセノン投入2500時間後、外観変化が起こらないものを○、2500時間以内に外観変化が起こったものを×とした。
<粘度>
使いこなしが可能な範囲を粘度幅50〜150Pa・sとし、この範囲内のものを○、範囲外のものは×とした。
<剪断密着強さ>
試験機にて密着性(剥がれ状態)を評価する。凝集破壊が発生したものについてはCF(Cohesive Failure)とした。一部でも界面剥離が発生したものについてはAF(Adhesive Failure)とした。本実施例においては、一部でも界面剥離が発生したものについては不適と評価した。
シーリング材組成物3として、特殊塩化ビニルを20重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部、ウレタン樹脂30重量部、吸湿防止剤40重量部、および充填材120重量部を含有した。また、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤120重量部、およびクエン酸エステル系可塑剤を表1に示すとおり0〜70重量部の間で変化させて含有した。
シーリング材組成物3として、特殊塩化ビニルを20重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部、ウレタン樹脂30重量部、吸湿防止剤40重量部、および充填材120重量部を含有した。また、可塑剤としてクエン酸エステル系可塑剤40重量部、およびアジピン酸エステル系可塑剤を表1に示すとおり60〜170重量部の間で変化させて含有した。
シーリング材組成物3として、塩化ビニル樹脂100重量部、ウレタン樹脂30重量部、吸湿防止剤40重量部、および充填材120重量部を含有した。塩化ビニル樹脂100重量部のうち、特殊塩化ビニルを表1に示すとおり0〜50重量部の間で変化させて含有した。また、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤120重量部、およびクエン酸エステル系可塑剤40重量部を含有した。
シーリング材組成物3として、特殊塩化ビニルを20重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部、吸湿防止剤40重量部、充填材120重量部、およびウレタン樹脂を表1に示すとおり0〜60重量部の間で変化させて含有した。また、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤120重量部、およびクエン酸エステル系可塑剤40重量部を含有した。
シーリング材組成物3として、特殊塩化ビニルを20重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部、ウレタン樹脂30重量部、吸湿防止剤40重量部、および充填材120重量部を含有した。また、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤120重量部、クエン酸エステル系可塑剤40重量部、およびDINPを30重量部含有した。
上記実施例15のシーリング材組成物3において、さらに光安定剤(HALS)を3重量部含有した。
シーリング材組成物3として、特殊塩化ビニルを20重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部、ウレタン樹脂30重量部、吸湿防止剤40重量部、および充填材120重量部を含有した。また、可塑剤として、比較例8についてはDINP160重量部を、比較例9についてはアジピン酸エステル系可塑剤160重量部を、比較例10についてはクエン酸エステル系可塑剤160重量部、比較例11についてはアジピン酸エステル系可塑剤120重量部およびDINP40重量部をそれぞれ含有した。
2 凹部
3 シーリング材組成物
Claims (5)
- 架橋性が付与された塩化ビニル樹脂を10〜50重量部含有する塩化ビニル樹脂100重量部に対して、ウレタン樹脂が10〜50重量部、可塑剤としてアジピン酸エステル系可塑剤が70〜150重量部、およびクエン酸エステル系可塑剤が10〜60重量部であるシーリング材組成物であり、
前記シーリング材組成物は、自動車用シーリング材であることを特徴とするシーリング材組成物。 - 前記塩化ビニル樹脂100重量部に対して、前記アジピン酸エステル系可塑剤が100〜130重量部である請求項1記載のシーリング材組成物。
- 前記塩化ビニル樹脂100重量部に対して、前記クエン酸エステル系可塑剤が30〜50重量部である請求項1または2記載のシーリング材組成物。
- 前記塩化ビニル樹脂100重量部に対して、前記ウレタン樹脂が20〜30重量部である請求項1〜3のいずれか一項記載のシーリング材組成物。
- 光安定剤をさらに含有した請求項1〜4のいずれか一項記載のシーリング材組成物。
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