JP6343247B2 - モータ駆動制御装置およびモータ駆動制御方法 - Google Patents
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この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、長時間に亘ってモータを制動できるモータ駆動制御装置およびモータ駆動制御方法を提供することを目的とする。
<全体構成>
まず、図1を参照し、本発明の一実施形態によるファンユニット100の詳細を説明する。
図1においてコンデンサ2は、ファンユニット100の電圧入力端子と接地電位との間に接続され、図示せぬ本体機器から供給される48[V]の直流電圧によって充電される。コンデンサ2の端子電圧を入力電圧Vinと呼ぶ。レギュレータ回路部4は、入力電圧Vinから電源電圧VCC1を生成するレギュレータ4aと、電源電圧VCC1から電源電圧VCC2を生成するレギュレータ4bとを有している。ここで、電源電圧VCC1は、入力電圧Vinが14[V]以上である場合は14[V]になり、入力電圧Vinが14[V]未満である場合は入力電圧Vinに等しい値になる。また、電源電圧VCC2は、電源電圧VCC1が5[V]以上である場合は5[V]になり、電源電圧VCC1が5[V]未満である場合は電源電圧VCC1に等しい値になる。
回生電圧生成回路14は、ダイオードD1,D2を介して、制御信号BRを制御信号S2a,S2bとして、U相,V相のローサイドのスイッチング素子Q2,Q4のゲート端子に供給する。ここで、回生電圧生成回路14の機能を説明する。まず、制御信号BRがハイレベル(5[V])であったとすると、スイッチング素子Q2,Q4がオン状態になり、U相,V相のモータコイルからスイッチング素子Q2,Q4を介して接地電位に電流が流れる。この状態は、U相,V相のモータコイルを用いてモータ20に対してショートブレーキをかけている状態でもある。
次に、本実施形態の動作を説明する。
本体機器からファンユニット100が引き抜かれた場合、または本体機器そのものがターンオフされた場合には、本体機器からファンユニット100に対する電源供給が停止する。プリドライバ10において、本体機器からの電源供給が停止された旨が判定されると、図2に示す停止制御プログラムが起動される。なお、本実施形態では、ゲートドライバ12の駆動が停止する電圧を14[V]とし、この値を電圧閾値Vtとして説明する。
図3(a)に示す入力電圧Vinは、本体機器からの電源供給が停止するとともに減少し続け、時刻t10において電源電圧VCC1(=電圧閾値Vt)に達している。本実施形態では、時刻t10以前には、図2のステップS4の処理によって、モータ20には逆転ブレーキがかけ続けられる。従って、この期間は、図3(b)に示すように、プリドライバ10からはPWM信号UH(第1の制御信号)が出力され続ける。なお、図3(b)にはPWM信号UHのみを示すが、他のPWM信号UL,VH,VL,WH,WLも、同期間内に出力され続ける。
次に、本実施形態の効果を明らかにするため、比較例について説明する。
比較例の構成および動作は上述した実施形態のものと同様であるが、制御信号BRはPWM信号ではなく、図3(e)に示すようにハイレベル(5[V])に保たれる点が異なっている。制御信号BRがハイレベルに保たれると、U相,V相を介して電力の回生ができなくなるため、図3(d)に示すように、時刻t10以降の入力電圧Vinの傾きは、上記実施形態(図3(a))と比較して大きくなっている。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
図5(a)に示す回生電圧生成回路14aでは、ダイオードD1,D2に対して、異なる制御信号BR1,BR2(第2の制御信号)が供給される。ここで、制御信号BR1,BR2は、例えば、共にデューティ比が50%の方形波であり、オン/オフ状態が反転した信号にするとよい。これにより、スイッチング素子Q2,Q4のショートブレーキ状態と回生状態とを相補的に切り替えることができる。
以上のように、上記実施形態のファンユニット100においては、電源(2)から供給された入力電圧(Vin)をスイッチングする複数のスイッチング素子(Q1〜Q6)を有し、モータ(20)に駆動信号を出力するインバータ回路(16)と、インバータ回路(16)に接続され、供給された第1の制御信号(UH,UL,VH,VL,WH,WL)に基づいて、複数のスイッチング素子(Q1〜Q6)のオン/オフ制御を行うゲートドライバ(12)と、インバータ回路(16)に接続され、供給された第2の制御信号(BR)に基づいて、電源(2)に対する回生電圧が生成されるように、複数のスイッチング素子(Q1〜Q6)のうち少なくとも一部のオン/オフ制御を行う回生電圧生成回路(14)と、第1の制御信号(UH,UL,VH,VL,WH,WL)または第2の制御信号(BR)のうち少なくとも一方を出力するプリドライバ(10)とを有することを特徴とする。
4 レギュレータ回路部
4a,4b レギュレータ
6 コンデンサ
8a,8b 抵抗器
10 プリドライバ
12 ゲートドライバ
12U,12V,12W ハイサイド・ローサイド・ドライバ
14,14a〜14f 回生電圧生成回路
16 インバータ回路
20 モータ
22 ファン
100 ファンユニット
BR,BR1〜BR3 制御信号(第2の制御信号)
D1〜D3 ダイオード
S2a,S2b,S2c 制御信号
Q1〜Q6,Q11,Q12 スイッチング素子
Vin 入力電圧
Vt 電圧閾値
VCC1,VCC2 電源電圧
UH,UL,VH,VL,WH,WL PWM信号(第1の制御信号)
Claims (7)
- 電源から供給された入力電圧をスイッチングする複数のスイッチング素子を有し、モータに駆動信号を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路に接続され、供給されたPWM信号である第1の制御信号に基づいて、前記複数のスイッチング素子のオン/オフ制御を行うゲートドライバと、
前記インバータ回路に接続され、供給されたPWM信号である第2の制御信号に基づいて、前記電源に対する回生電圧が生成されるように、前記複数のスイッチング素子のうち少なくとも一部のオン/オフ制御を行う回生電圧生成回路と、
前記第1の制御信号または前記第2の制御信号のうち少なくとも一方を出力するプリドライバと
を有し、前記プリドライバは、
前記入力電圧の供給が停止したことを判定すると、前記入力電圧が所定の電圧閾値以上であるときは、現在の回転方向とは逆方向にトルクが印加されるように、前記モータに逆転ブレーキをかけるようにする前記第1の制御信号を前記ゲートドライバに対して出力し、
前記入力電圧が前記電圧閾値未満であるときは、前記モータがPWM周期でショートブレーキ状態と回生状態とを交互に繰り返されるようにする前記第2の制御信号を、前記回生電圧生成回路に対して出力する
ことを特徴とするモータ駆動制御装置。 - 前記インバータ回路は、前記モータに三相の駆動信号を出力するものであり、前記複数のスイッチング素子は、前記三相の各相におけるハイサイドおよびローサイドのスイッチング素子を有するものであり、前記第2の制御信号は、前記三相のうち少なくとも二相のローサイドのスイッチング素子のオン/オフ状態を指定するものである
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記回生電圧生成回路は、少なくとも二相のローサイドの前記スイッチング素子のそれぞれに接続された少なくとも一個のダイオードを有するものであり、
前記プリドライバは、各相に接続された前記少なくとも一個のダイオードに対して、共通の前記第2の制御信号を出力する
ことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記回生電圧生成回路は、少なくとも二相のローサイドの前記スイッチング素子のそれぞれに接続された少なくとも一個のダイオードを有するものであり、
前記プリドライバは、各相に接続された前記少なくとも一個のダイオードに対して、異なる前記第2の制御信号を出力する
ことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記回生電圧生成回路は、前記少なくとも一個のダイオードの前段に、前記第2の制御信号の電流を増幅するスイッチング素子をさらに有する
ことを特徴とする請求項3または4に記載のモータ駆動制御装置。 - 前記第2の制御信号は、前記三相のうちの二相のローサイドのスイッチング素子のオン/オフ状態を指定するものである
ことを特徴とする請求項2ないし5のうち何れか一項に記載のモータ駆動制御装置。 - 電源から供給された入力電圧をスイッチングする複数のスイッチング素子を有し、モータに駆動信号を出力するインバータ回路と、
前記インバータ回路に接続され、供給されたPWM信号である第1の制御信号に基づいて、前記複数のスイッチング素子のオン/オフ制御を行うゲートドライバと、
前記インバータ回路に接続され、供給されたPWM信号である第2の制御信号に基づいて、前記電源に対する回生電圧が生成されるように、前記複数のスイッチング素子のうち一部のオン/オフ制御を行う回生電圧生成回路と、
プリドライバと
を有するモータ駆動制御装置を用いて前記モータを制御するモータ駆動制御方法であって、前記プリドライバに対して、
前記入力電圧の供給が停止したことを判定すると、前記入力電圧が所定の電圧閾値以上であるか否かを判定する判定過程と、
前記判定過程における判定結果が肯定であった場合に、前記回生電圧生成回路に対して前記第2の制御信号を出力することなく、前記ゲートドライバに対して前記モータに逆転ブレーキをかける前記第1の制御信号を出力する第1の制御過程と、
前記判定過程における判定結果が否定であった場合に、前記ゲートドライバに対して前記第1の制御信号を出力することなく前記回生電圧生成回路に対して前記モータがPWM周期でショートブレーキ状態と回生状態とを交互に繰り返されるようにする前記第2の制御信号を出力する第2の制御過程と、
を実行させることを特徴とするモータ駆動制御方法。
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