JP6343193B2 - カーテン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン装置に関し、特に、温室あるいはビニールハウスにおける部屋の温度管理を可能にするカーテン装置の改良に関する。
温室あるいはビニールハウスにおける部屋の温度管理を可能にするカーテン装置としては、これまでに種々の提案があるが、たとえば、特許文献1に開示の提案にあっては、部屋で遮光材からなるカーテンを開閉して部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を調整し、部屋の温度管理をするとしている。
そして、この特許文献1に開示の提案にあって、カーテンは、温室あるいはビニールハウスにおける屋根の頂部を形成する棟部材の延在方向となる長手方向を横切る方向、すなわち、温室あるいはビニールハウスにおける妻面に沿う方向たる短手方向に延在されるガイドレールに吊持されて開閉するとしている。
そしてまた、ガイドレールは、妻面に向かう立面視で山形に形成され、同じく妻面に向かう立面視で山形に形成されて屋根の下方の部屋に設けられる支持梁に保持され、カーテンを吊持する複数の戸車を保持している。
ちなみに、カーテンの上端は、支持梁の上端に長手方向に設けられた巻き取り軸に巻き取りベルトを介して連結され、巻き取り軸の回動で巻き取りベルトが長短されてガイドレールに沿って上下動、すなわち、ガイドレールを昇降するとし、カーテンの上端がガイドレールに沿って上昇するときにカーテンを展張した閉状態にし、逆に、カーテンの上端がガイドレールに沿って下降するときにカーテンを折り畳んだ開状態にするとしている。
そして、カーテンの下端は、温室あるいはビニールハウスにおける側壁の頂部を形成して長手方向に延在する軒部材に近隣するガイドレールの下端部に連結されている。
なお、この種のカーテン装置にあっては、カーテンが上下に離れる二層に設けられる、すなわち、支持梁の上方に保温カーテンが設けられ、支持梁の下方に遮光カーテンが設けられて二層となることがあるので、以下では、支持梁の下方に設けられるカーテンを「下カーテン」と称し、支持梁の上方に設けられるカーテンを「上カーテン」と称する。
それゆえ、特許文献1に開示の提案にあっては、折り畳まれている下カーテンの上端をガイドレールに沿ってガイドレールの上端に向けて引き上げることで、遮光材からなる下カーテンを閉状態にして、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を少なくすることが可能になる。
そして、ガイドレールに沿って閉状態にある下カーテンの上端をガイドレールに沿ってガイドレールの下端側に下降させて下カーテンを折り畳み状態にすることで、遮光材からなる下カーテンを開状態にして、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を多くすることが可能になる。
特開2014−023431号公報
上記したカーテン装置にあっては、遮光材からなる下カーテンの開閉を制御することで、温室あるいはビニールハウスにおける部屋の温度管理を可能にし得る点で基本的には問題ないが、利用の実際を勘案すると、些かの不具合を指摘される可能性がある。
すなわち、上記した提案にあっては、巻き取り軸の回動で下カーテンの上端を昇降させて下カーテンの開閉を可能にするが、下カーテンを開状態にして部屋に射し込まれる太陽光の射し込み量を多くするのについては、巻き取り軸の回動で巻き取りベルトを解き出し、下カーテンの上端のガイドレールに沿っての下降を許容する。
その結果、下カーテンの上端がガイドレールに沿ってガイドレールの下端側に下降し、下カーテンが温室あるいはビニールハウスにおける軒部材近くで折り畳まれた状態になるが、このとき、折り畳まれた下カーテンは、軒部材の近くを占拠する態勢になるので、折り畳まれた下カーテンによって生じる影で作物の育成が阻害され易くなると共に、部屋で植栽などの作業をする者が軒部材に近づくときにその行動を妨げ易くなる不具合がある。
本発明は、上記した現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、温室あるいはビニールハウスにおける部屋でカーテンを開閉して部屋の温度管理をするのについて、部屋で植栽などの作業をする者の行動の妨げにならないようにし、また、カーテンの開放時における作物に対する光環境を可能な限りに阻害しないようにして、好ましい温度管理の実現を可能にするカーテン装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明によるカーテン装置の構成を、温室あるいはビニールハウスにおける部屋天井側に設けられるガイドレールと、上端を固定端とし下端を上記ガイドレールに沿って昇降させると共に上記ガイドレールに沿って下降させるときに展張して閉状態になる下カーテンとを備えるカーテン装置において、上記下カーテンの下端を棟部材に沿って延在する巻き取り軸に連結させ、上記ガイドレールが当該ガイドレールを昇降する戸車を保持し、上記戸車が上記巻き取り軸を吊持し、上記巻き取り軸が当該巻き取り軸を回動する駆動機を備え、かつ、上記巻き取り軸に設けられ当該巻き取り軸を上記ガイドレールの下端側に向けて附勢する附勢手段を備え、上記巻き取り軸が上記駆動機の駆動で解き出し方向に回動して上記下カーテンを解き出すと共に上記ガイドレールに沿って下降するときに、上記附勢手段が回動しながら下降する上記巻き取り軸から解き出される上記下カーテンの解き出し長さを上記巻き取り軸の移動距離に一致させることを特徴とするものである。
それゆえ、本発明のカーテン装置にあっては、駆動機の駆動で巻き取り軸を回動するとき、この巻き取り軸に下端を連結した下カーテンの巻き取りおよび解き出しを可能にする。
そして、本発明のカーテン装置にあっては、下カーテンの巻き取り軸による巻き取りの際に、下カーテンを巻き取り軸に巻き取ると共に巻き取り軸と共にガイドレールに沿って上昇し、下カーテンを巻き取り軸に巻き取った分だけ、下カーテンを開状態にし、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を多くする。
また、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸による下カーテンの解き出しで、下カーテンを巻き取り軸から解き出すと共に巻き取り軸と共にガイドレールに沿って下降し、下カーテンを巻き取り軸から解き出した分だけ、下カーテンを閉状態にし、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を少なくする。
そしてまた、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸をガイドレールに沿って下降させて下カーテンを解き出すときに、附勢手段が巻き取り軸の移動距離をこの巻き取り軸から解き出される下カーテンの解き出し長さに一致させるから、巻き取り軸が移動時に下カーテンの解き出し長さに関係なく回動することを阻止できる。
その結果、本発明のカーテン装置によれば、巻き取り軸の解き出し方向への回動で下カーテンを解き出す際に、下カーテンをだぶつかせることなく巻き取り軸から解き出しできるから、下カーテンが巻き取り軸にだぶついた状態に巻かれている現象の発現を阻止でき、したがって、下カーテンの適正な開閉状態を具現化し得て、部屋で遮光材からなる下カーテンを開閉して部屋への太陽光の射し込み量を調整し温度管理をするのに最適となる。
そして、本発明のカーテン装置によれば、巻き取り軸に巻き取られた下カーテンは、温室あるいはビニールハウスにおける頂部たる棟部材の下方に位置決めされる傾向になるので、部屋での植栽などの作業をする者が温室あるいはビニールハウスにおける軒部材に近づくように行動しても、その行動を妨げない。
本発明によるカーテン装置を備えるビニールハウスを骨組にビニールフィルムあるいはビニールシートを張らない状態で一部破断して示す概略斜視図である。 図1のビニールハウスを妻面から見た状態を示す立面図である。 戸車を示す図で、(A)は、断面で示すガイドレールに保持された状態を示す正面図で、(B)は、斜視図である。 駆動機を連結し下カーテンの下端を連結する巻き取り軸が戸車に吊持されている状態を示す部分斜視図である。 附勢手段を備える巻き取り軸が戸車に吊持されている状態を示す部分斜視図である。 ガイドレールが支持梁に吊持されている状態を示す部分斜視図である。 附勢手段を構成するリード紐にリード紐緊張手段が連結された状態を原理的に示す図である。 ワンウェイクラッチ機構の一実施形態を示す正面図である。 ワンウェイクラッチ機構の他の実施形態を示す正面図である。 巻き取り軸と共に附勢手段の他の実施形態を示す概略斜視図である。 上カーテンの下端を連結する巻き軸が係止軸に係止されている状態を示す概略部分正面図である。 上カーテンの下端を連結する巻き軸の支持梁上での状態を示す概略部分正面図で、(A)は、巻き軸が係止軸の上方にある状態を示し、(B)は、巻き軸が係止軸の下方にある状態を示す。
以下に、図示した実施形態に基づいて、本発明を説明するが、本発明のカーテン装置は、図示する実施形態では、ビニールハウスH(図1および図2参照)の内部たる部屋(符示せず)に装備される。
ちなみに、本発明の意図するところからすれば、このカーテン装置がビニールハウスHでなく温室(図示せず)における内部たる部屋に装備されるとしても良いことはもちろんである。
ビニールハウスHは、骨組(符示せず)に可撓性に富む可視性のビニールフィルム(図示せず)あるいはビニールシート(図示せず)を張って部屋を形成し、温室は、柱材や梁材および軒材や棟材を利用して合掌造構造に組み上げた骨組に可視性のガラス板や合成樹脂板を設けて部屋を形成する。
ちなみに、図1および図2に示すところにあって、ビニールハウスHは、骨組にビニールフィルムあるいはビニールシートを張る前の状態にあり、下カーテン2および上カーテン20は、図1中および図2中の各右側にあって伸張途中の状態にあって、完全に展張された状態にない。
戻って、ビニールハウスHの骨組は、部屋を形成する限りには、任意に構成されて良いが、図示する実施形態では、ビニールハウスHにおける頂部の延在方向たる長手方向に等間隔に起立する縦方向材たるアーチフレームH1と、この等間隔に起立する複数のアーチフレームH1を長手方向に繋いで長手方向に倒れないようにする横方向材たる軒部材H2および棟部材H3とを有して形成される。
アーチフレームH1は、金属製の長尺の丸パイプをアーチ状に折り曲げて形成されてビニールハウスHにおける側壁および屋根を形成する部材とされ、下端部が地中に挿し込まれて自立し、下端部を地中から引き抜くようにする外力作用がない限りにおいて、ビニールハウスHにおける骨組の形成を保障する。
軒部材H2および棟部材H3は、アーチフレームH1と同様に、金属製の長尺の丸パイプで形成され、複数のアーチフレームH1の等間隔に起立する状態を維持するもので、専用の連結具が利用されるなどしてアーチフレームH1に連結され、アーチフレームH1から分離されない限りにおいて、アーチフレームH1と共にビニールハウスHにおける骨組の形成を保障する。
ちなみに、軒部材H2は、等間隔に起立する複数のアーチフレームH1における縦支柱部分H1aの上端部(符示せず)を長手方向に繋ぎ、棟部材H3は、等間隔に起立する複数のアーチフレームH1における頂部(符示せず)を長手方向に繋ぐ。
そして、図示しないが、これらアーチフレームH1、軒部材H2および棟部材H3以外の他の部材がさらに利用されて、ビニールハウスHにおける骨組が形成されても良いことはもちろんである。
また、上記したところでは、アーチフレームH1、軒部材H2および棟部材H3がそれぞれ金属製の丸パイプからなるとしたが、本発明の意図するところからすれば、所定の強度を有し、また、所定の機能を発揮する限りには、これに代えて、合成樹脂材や木材からなるパイプ材や棒状材で形成されても良い。
ちなみに、図示しないが、以上のようにして形成される骨組の外周面、すなわち、骨組の長手方向の端面を形成する妻面H4、骨組の短手方向の端面を形成する側面(符示せず)、さらには、妻面および側面に連続する屋根面(符示せず)には、たとえば、蟻溝フレームが設けられ、この蟻溝フレームに専用の係止具たる係止線状を利用してビニールフィルムあるいはビニールシートが張り付けられる。
なお、上記の軒部材H2および棟部材H3、さらには、骨組を形成するための他の部材については、これが上記の蟻溝フレームとされても良いことはもちろんである。
戻って、本発明のカーテン装置は、図1および図2に示すように、ビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で傾斜する態勢でビニールハウスHにおける部屋の天井側に設けられるガイドレール1と、一端たる上端を固定端にして他端たる下端をガイドレール1に沿って昇降させる下カーテン2とを備える。
ちなみに、図示する実施形態では、ガイドレール1は、ビニールハウスHにおける部屋の天井側に傾斜する態勢に設けられ、また、下カーテン2についても、傾斜する態勢のガイドレール1に沿って傾斜する態勢に設けられるとしている。
なお、本発明の意図するところからすれば、ガイドレール1の態勢の如何に係わりなく、下カーテン2がビニールハウスHにおける部屋の天井側に水平に設けられるとしても良いことはもちろんである。
戻って、本発明のカーテン装置にあっては、図3に示すように、ガイドレール1がこのガイドレール1を移動する、すなわち、昇降する戸車3を保持し、図4に示すように、この戸車3がビニールハウスHにおける頂部を形成する棟部材H3に沿って延在する巻き取り軸4(図1参照)を吊持している。
この巻き取り軸4には下カーテン2の下端が連結されて巻き付けられ、更に巻き取り軸4の外端にはこの巻き取り軸4を回動させる駆動機5を設けている。
そしてまた、本発明のカーテン装置にあっては、図5に示すように、巻き取り軸4に設けられこの巻き取り軸4をガイドレール1の下端側に向けて附勢する附勢手段6を備え、巻き取り軸4が駆動機5の駆動で解き出し方向に回動して下カーテン2を解き出すと共にガイドレール1に沿って下降するときに、附勢手段6が巻き取り軸4の移動距離をこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致させるとしている。
それゆえ、本発明のカーテン装置にあっては、駆動機5の駆動で巻き取り軸4を回動するとき、この巻き取り軸4に下端を連結する下カーテン2の巻き取りおよび解き出しを可能にする。
そして、本発明のカーテン装置にあっては、下カーテン2の巻き取り軸4による巻き取りの際に、下カーテン2を巻き取り軸4に巻き取ると共に巻き取り軸4と共にガイドレール1に沿って上昇し、下カーテン2を巻き取り軸4に巻き取った分だけ、下カーテン2を開状態にし、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を多くする。
また、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4による下カーテン2の解き出しで、下カーテン2を巻き取り軸4から解き出すと共に巻き取り軸4と共にガイドレール1に沿って下降し、下カーテン2を巻き取り軸4から解き出した分だけ、下カーテン2を閉状態にし、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を少なくする。
そしてまた、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4をガイドレール1に沿って下降させて下カーテン2を解き出すときに、附勢手段6が巻き取り軸4の移動距離をこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致させるから、巻き取り軸4が下カーテン2の解き出し長さに関係なく回動しながら移動することを阻止できる。
その結果、本発明のカーテン装置によれば、巻き取り軸4の解き出し方向への回動で下カーテン2を解き出す際に、下カーテン2をだぶつかせることなく巻き取り軸4から解き出しできるから、下カーテン2が巻き取り軸4にだぶついた状態に巻かれている現象の発現を阻止でき、したがって、下カーテン2の適正な開閉状態を具現化し得て、部屋で遮光材からなる下カーテン2を開閉して部屋への太陽光の射し込み量を調整し温度管理をするのに最適となる。
そして、本発明のカーテン装置によれば、巻き取り軸4に巻き取られた下カーテン2は、ビニールハウスHにおける頂部たる棟部材H3の下方に位置決めされる傾向になるので、部屋での植栽などの作業をする者がビニールハウスHにおける軒部材H2に近づくように行動しても、その行動を妨げないことになる。
詳しく説明すると、ガイドレール1は、図示する実施形態では、ビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で山形に形成され(図2参照)、同じく妻面H4に向かう立面視で山形に形成される支持梁Bに保持される。
そして、ガイドレール1および支持梁Bは、ビニールハウスHにおける屋根(符示せず)の頂部を形成する棟部材H3の延在方向となる長手方向を横切る方向、すなわち、ビニールハウスHにおける妻面H4に沿う方向たる短手方向に延在する。
また、ガイドレール1は、図1に示すように、長手方向に平行する複数とされて下カーテン2の下端を連結する巻き取り軸4の部屋の天井に沿う短手方向への移動、すなわち、下カーテン2の下端を連結する巻き取り軸4のガイドレール1に沿う移動たる昇降を可能にする。
そして、ガイドレール1は、戸車3の利用で下カーテン2の下端を連結する巻き取り軸4を吊持することからすれば、少なくとも、巻き取り軸4の長手方向に沿う両端部を吊持し得るように平行する二本配置とされる。
のみならず、ガイドレール1間が広くなり、そのため、長手方向の両端部で吊られる巻き取り軸4が自重で中間部から折れ曲がることが危惧される場合には、両端部のガイドレール1間に任意の本数のガイドレール1を平行して設け、各ガイドレール1に巻き取り軸4が吊持されるようにしても良い。ちなみに、ガイドレール1の配置本数は、アーチフレームH1の設置本数と一致しなくても良い。
ところで、ガイドレール1は、図示する実施形態では、部屋の短手方向に直列する二本配置とされ、しかも、図1および図2に示すように、ビニールハウスHにおける妻面H4から見るとき、山形に連結されるとしている。
すなわち、図示する実施形態にあって、ガイドレール1は、部屋の所定位置に設けられるのに際し、二本のガイドレール1の先端が部屋の短手方向の中央で互いに連結され、しかも、傾斜する状態に配設されるとしている。
言い換えると、ガイドレール1は、図1および図2に示すように、骨組における軒部材H2側に位置決めされる下端の高さ位置が最も低くなるのに対して、部屋の中央の上方部、すなわち、棟部材H3側に位置決めされる上端の高さ位置が最も高くなるとしている。
これによって、ガイドレール1に保持される戸車3は、外力の作用がないときに、原理的には、ガイドレール1の下端が位置決められる軒部材H2側に下降することになり、したがって、戸車3に吊持される巻き取り軸4に下端が連結される下カーテン2は、その状態を図示しないが、巻き取り軸4が軒部材H2に近くなるガイドレール1の下端に到達するときに、いわゆる閉の状態になり、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を少なくすることになる。
すなわち、下カーテン2の下端は、図示する実施形態にあって、この下端を連結する巻き取り軸4を引き上げる操作力が解消されるときには、ガイドレール1の傾斜もあって、巻き取り軸4と共に軒部材H2側に下降し得る態勢になる。
ちなみに、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4の回動で巻き取られた下カーテン2がロール状になってビニールハウスHの頂部を形成する棟部材H3に近づく傾向に位置決めされるので、この巻き上げられた下カーテン2の下方に来る植栽などの作業をする者の行動を妨げない利点がある。
ところで、ガイドレール1は、これに巻き取り軸4が吊持されることで、下カーテン2の下端を下降させて展張状態、すなわち、下カーテン2の閉状態を実現でき、あるいは、下カーテン2の下端を上昇させて巻き込み状態、すなわち、下カーテン2の開状態を実現できることからすれば、任意の方策で所定位置に設けられて良い。
とは言え、本発明のカーテン装置にあっては、支持梁Bの上方に上カーテン20を備えるから、ガイドレール1が支持梁Bに吊持されずして、たとえば、ビニールハウスHにおける部屋を形成するアーチフレームH1のいわゆる天井部分から吊り束部材を利用するなどして吊持されるのは好ましいとは言い得ない。
そこで、本発明のカーテン装置にあって、支持梁Bは、アーチフレームH1と同程度の強度を有する丸パイプで形成され、下カーテン2の下端を吊持した状態のガイドレール1を吊持しても、簡単に折れ曲がるなどの変形を招来しないように配慮されている。
また、支持梁Bは、図1に示すように、選択されたアーチフレームH1における一対となる縦支柱部分H1a間に設けられ、本数については、ガイドレール1の吊持を許容し、また、ガイドレール1に戸車3を介して吊持される巻き取り軸4が駆動機5付きとされること、および、上カーテン20を上方に設けることを許容する強度を有する限りに任意とされる。
さらに、支持梁Bは、両端をアーチフレームH1に連結するが、このとき、図1および図2に示すように、支持梁Bの両端部をL字状に折り曲げるようにしてアーチフレームH1との間に凹状の空間(符示せず)を出現させるとし、この凹状の空間に支持梁Bの上方に展張する上カーテン20における下端を収容させても良い。
戻って、ガイドレール1が支持梁Bに吊持されることで、部屋に別の支柱部材を立設すると共にこの支柱部材にガイドレール1を設ける方策を採用する場合に比較して、部材点数の削減を可能にすると共に、このカーテン装置を設ける際の作業性、すなわち、設置性を良くすることになる。
のみならず、アーチフレームH1に支持梁Bを連結することは、アーチフレームH1に梁材を設けることと同じになり、したがって、たとえば、支持梁BがアーチフレームH1と同程度の強度を有するように形成される場合には、支持梁BがアーチフレームH1の縦支柱およびアーチとしての強度を上げることになり、結果的には、骨組の強度を上げることになる。
一方、支持梁Bにガイドレール1を吊持させるのに際しては、ガイドレール1の機能が損なわれない、すなわち、このガイドレール1に保持される戸車3の転動たる移動が可能とされる限りにおいて、任意の方策が採用されて良く、図示する実施形態では、図3に示すように、ガイドレール1の両外側面に係止溝1aが形成されると共に、図6に示すように、吊り具10が利用されるとしている。
吊り具10は、金属材などの硬質材料からなる一対の係止片101を支持梁Bに介装されるホルダ102で吊持する態勢に形成され、また、一対の係止片101は、下端にガイドレール1の係止溝1aに喰い込む爪101aを有し、したがって、この吊り具10にあっては、ホルダ102における締め付けで係止片101がガイドレール1を両外側面から挟持することになり、これによって、支持梁Bにガイドレール1が吊持される。
この吊り具10を利用するガイドレール1の吊持の場合には、支持梁Bに穿孔などを設けないので、支持梁Bの曲げに対する剛性を大きい状態に維持することが可能になり、ガイドレール1の吊持性能が保障されると共に、支持梁Bを薄肉にして軽量に形成することを可能にし得ることになる。
戻って、ガイドレール1は、金属製もしくは合成樹脂製とされて、図3に示すように、内側における戸車3の転動、すなわち、移動を可能にするように長尺に形成され、図3(A)に示すように、下端に下を向くスリット状に形成の開口1bを全長に亙って有し(図6参照)、この開口1bは、戸車3の移動方向を設定している。
少し説明すると、図示する実施形態にあって、ガイドレール1は、図3(A)に示すように、軸線方向を横切る方向の断面形状を開口1bが下を向くC字状にすると共に開口1bを形成するやや肉厚に形成の両縁部を戸車3の転動を許容するレール部1cにしている。
ガイドレール1の外側面に形成される係止溝1aは、吊り具10における係止片101に形成の爪101aが食い込む(図6参照)限りには、必要な長さにのみ形成されるとしても良いが、ガイドレール1が型抜きで形成されることを鑑みると、外側面の全長に亙って形成されるとしても良いことはもちろんで、この場合には、係止片101に形成の爪101aが食い込む場所を特定させないので、吊り具10を利用してガイドレール1を吊持する際の作業性を良くする。
ガイドレール1が以上のように形成されるのに対して、下カーテン2は、本発明のカーテン装置にあって遮光用とされ、上端が固定端とされる一方で、下端が巻き取り軸4に連結された態勢での移動端とされ、この移動端たる下端が巻き取り軸4のガイドレール1に沿っての上昇時に上昇して開状態になり、巻き取り軸4のガイドレール1に沿っての下降時に下降して閉状態になる。
下カーテン2の固定端とされる上端は、図示する実施形態では、ビニールハウスHにおける頂部を形成する棟部材H3に沿って設けられてガイドレール1の上端を連結させる固定部材(符示せず)を他部たる固定部に見立ててこれに連結するとしている。
そして、下カーテン2は、図示する実施形態では、ガイドレール1がビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で山形に形成されることから、これに倣うようにビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で山形に形成され、ビニールハウスHの長手方向に延在、すなわち、配設される。
下カーテン2は、ビニールハウスHの長手方向に配設される設定のとき、いわゆる一枚の下カーテン2がビニールハウスHの長手方向に配設されるとしても良いが、これに代えて、ビニールハウスHの長手方向に複数枚とされて配設されるとしても良い。
また、下カーテン2は、ビニールハウスHの短手方向に延在、すなわち、配設されるとき、上記したところと同様に、一枚の下カーテン2がビニールハウスHの短手方向に配設されるとしても良いが、これに代えて、ビニールハウスHの短手方向に複数枚とされて配設されるとしても良い。
ちなみに、下カーテン2は、たとえば、可撓性に富むフィルム材やシート材からなり細かい目のメッシュ状に形成されたり有色とされたりする遮光カーテンとされ、巻き取り軸4に巻き取られるときに徒にだぶつかず、また、巻き取り軸4から解き出されるときに徒に伸びないように形成されるのが好ましい。
なお、下カーテン2の巻き取り軸4への連結方向、すなわち、巻き付き方向であるが、図示する実施形態では、巻き取り軸4の上方から巻き取り軸4に巻き付くとしており、これによって、巻き取り軸4で下カーテン2を巻き取る際に、下カーテン2の上面にある塵芥を下カーテン2が巻き込むことを阻止でき、塵芥を巻き込むことによる下カーテン2の劣化の促進を回避できる点で有利になる。
しかしながら、本発明の意図するところからすれば、下カーテン2が巻き取り軸4に連結される際に、巻き取り軸4の下方から巻き取り軸4に巻き付くとしても良いことはもちろんである。
戸車3は、基本的には、この戸車3に吊持される巻き取り軸4がガイドレール1に沿って円滑に昇降し得る限りには、任意に形成されて良く、図示する実施形態では、図3に示すように、ガイドレール1内に収容された状態でいわゆる横方向に倒れないように二つの車31を軸32で枢着し、二つの車31がガイドレール1の軸線方向に転動することで移動し得るとしている。
そして、この戸車3は、二つの車31の間に挟まれるように位置決めされて軸32を貫通させる吊り板33を有し、この吊り板33は、ガイドレール1の下を向く開口1bに臨んで、吊り板33の開口1bでの水平方向の回動、すなわち、ガイドレール1内での車31の水平方向の回動を阻止する態勢にあって、戸車3の移動を円滑にする。
そしてまた、この戸車3にあっては、車31がフランジ31aを有し、このフランジ31aがガイドレール1の開口1bに臨み、この開口1bを形成するガイドレール1におけるレール部1cに摺接して、フランジ31aの開口1bでのふらつき、すなわち、戸車3のガイドレール1内でのふらつきが阻止されるとしている。
さらに、この戸車3にあっては、二つの車31に吊持されてガイドレール1における開口1bに臨む吊り板33を有するから、この吊り板33によって戸車3におけるガイドレール1内での横方向への回転が阻止される態勢にあるが、図示する実施形態では、車31が有するフランジ31aが開口1bの内縁に接触することで、戸車3におけるガイドレール1内での横方向への回転が効果的に阻止される。なお、戸車3における吊り板33は、任意の構造の吊り具の利用下に、下カーテン2の下端が連結する巻き取り軸4を吊持する(図4および図5参照)。
巻き取り軸4は、下カーテン2の移動端たる下端を連結させて、駆動機5の駆動による回動時に下カーテン2を巻き取りあるいは解き出ししながら戸車3を介してガイドレール1に沿って昇降する。
そのため、巻き取り軸4は、ビニールハウスHにおける長手方向に沿って、すなわち、ビニールハウスHの頂部を形成する棟部材H3沿って延在されるとし、ビニールハウスHにおける短手方向に延在するガイドレール1に対して直交する態勢になるとしている(図1参照)。
そして、この巻き取り軸4は、ビニールハウスHにおける長手方向に沿って延在されることから、金属材や硬質合成樹脂材などが利用されて可能な限りに軽量にして強靭に形成されるとし、図示する実施形態では、パイプ材からなる。
ちなみに、部屋の長手方向の長さがいわゆる大きくなる場合には、巻き取り軸4は、直列する複数とされても良く、また、この複数とされる巻き取り軸4は、単一の駆動機5の駆動で回動されても良く、さらには、個別に設けられる駆動機5の駆動で回動されても良い。
そしてまた、巻き取り軸4は、戸車3を介してガイドレール1(図3参照)に吊持され、このとき、戸車3にガイドレール1を吊持する方策については、所定の機能を備える限りには、任意に構成されて良いが、図示する実施形態では、金属など硬質材からなる吊り具11,12によって吊持されるとしている(図4および図5参照)。
吊り具11は、図4に示すように、下半部をホルダ部111にして、このホルダ部111で巻き取り軸4を回動可能に抱持する一方で、このホルダ部111に連続する上半部に吊り軸112を貫通させると共にこの吊り軸112を掛け回す環113が戸車3の吊り板33に引っ掛けられるとし、巻き取り軸4を戸車3に吊持する。
ところで、図5に示す実施形態にあっては、巻き取り軸4は、他の吊り具12で戸車3に吊持されるとし、この他の吊り具12は、巻き取り軸4に軸芯部にこの巻き取り軸4を貫通させる態勢に設けられる合成樹脂製などの鍔付車121と、この鍔付車121を滑り状態に吊持するフック部材122とを備え、このフック部材122が戸車3の吊り板33に引っ掛けられるとしている。
ちなみに、図5に示す実施形態にあっては、鍔付車121が間隔を有する一対とされ、フック部材122は、この一対となる鍔付車121を同時に吊持できるようにいわゆる二股構造に形成されている。
この吊り具12にあって、鍔付車121が間隔を有する一対に設けられるのは、本発明のカーテン装置にあって、附勢手段6を設けることに基づくもので、図示する実施形態では、附勢手段6を構成するドラム61が一対の鍔付車121の間に位置決めされる。
なお、吊り具12にあって、鍔付車121が利用されるのは、巻き取り軸4の回動時における下カーテン2のいわゆる迫り上りを防止するためであり、それゆえ、この迫り上りが危惧されない場合には、鍔付車121に代えて鍔を有しない単なる車が装備され、この車がフック部材122で吊持されるとしても良い。
ところで、前記したガイドレール1は、図示する実施形態では、傾斜状態に設けられるとしており、したがって、このガイドレール1に保持される戸車3は、外力作用がない限りにおいて、ガイドレール1の傾斜に沿って自由下降することになる。
このことからすれば、傾斜するガイドレール1に戸車3によって吊持される巻き取り軸4は、駆動機5からの駆動力が解除されるとき、すなわち、下カーテン2を巻き取る巻き取り力が解除される場合にガイドレール1に沿って下降することになり、結果として下カーテン2の下端が下降して下カーテン2を閉状態することを許容する。
とは言え、この種カーテン装置におけるガイドレール1の傾斜は、ほぼ水平状態にあると言える程に緩く、したがって、本発明におけるカーテン装置にあっては、下カーテン2の下端を連結する巻き取り軸4が駆動機5の駆動によって強制的に回動されることで、ガイドレール1に沿って円滑に昇降し得るとしている。
そこで、駆動機5は、図4に示すように、たとえば、電動モータ51を有し、減速器52を介するなどしてこの電動モータ51の回転を巻き取り軸4に伝達するとし、そして、この駆動機5は、図示する実施形態では、ビニールハウスHにおける部屋内に設けられ(図1参照)、たとえば、雨水による錆から護られるとしている。
そして、この駆動機5は、図示する実施形態では、図4に示すように、駆動機5における出力軸53を巻き取り軸4に連結することで、言わば直付け状態に設けられるとしている。
このとき、駆動機5の出力軸53は、ガイドローラ54を固定状態に有し、このガイドローラ54が駆動機用レール55を転動し、駆動機用レール55は、ガイドレール1に沿って延在する。
なお、駆動機用レール55は、ガイドレール1に沿って延在する限りには、任意の構造下に設けられて良いが、図示する実施形態では、ガイドレール1と同様にビニールハウスHの妻面H4に向かう立面視で山形に形成されている。
そして、この駆動機用レール55の両端は、図示する実施形態では、ビニールハウスHを形成するアーチフレームH1に連結する係止梁S(図1および図2参照)に連結されるとしている。
また、駆動機5は、図示しないが、リミットスイッチを備え、操作盤からの信号の入力を受ける制御盤からの信号で駆動および停止することが可能とされている。
それゆえ、以上のように形成される本発明のカーテン装置にあっては、駆動機5の駆動で巻き取り軸4が回動されると、この巻き取り軸4がガイドレール1に沿って昇降し、下カーテン2の下端が巻き取り軸4と共にガイドレール1に沿って昇降する。
そして、巻き取り軸4が下カーテン2を巻き取る方向に回動するときには、この巻き取り軸4に下端が連結されている下カーテン2が巻き取り軸4に巻き取られ、このとき、巻き取り軸4がガイドレール1に沿って上昇して下カーテン2が開状態になり、部屋への屋根越の太陽光の射し込み量を多くする。
そしてまた、巻き取り軸4が下カーテン2を解き出す方向に回動するときには、この巻き取り軸4に下端が連結されている下カーテン2が巻き取り軸4から解き出しされ、このとき、巻き取り軸4がガイドレール1に沿って下降して下カーテン2が閉状態になり、部屋への屋根越しの太陽光の射し込み量を少なくする。
そして、本発明のカーテン装置にあっては、これがビニールハウスHの部屋に設けられるから、これが部屋の外に設けられる場合に比較して、気候による耐久性の低下を危惧しなくて済むと共に、いわゆるメンテナンス作業を部屋でできるので、メンテナンス作業の作業者の安全を確保し易くなる点で有利となる。
また、本発明のカーテン装置にあっては、下カーテン2を吊持するガイドレール1が部屋に設けられる支持梁Bに吊持されるとするから、この支持梁Bの上方に保温目的のカーテン、すなわち、上カーテン20を設けることを可能にする利点がある。
ところで、これまで説明したように、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4が駆動機5の駆動で回動して下カーテン2を解き出すときに下カーテン2を閉状態にし、あるいは、下カーテン2を巻き取るときに下カーテン2を開状態にするが、巻き取り軸4が回動して移動する際に、巻き取り軸4の移動距離と下カーテン2の巻き取り長さあるいは解き出し長さとを一致させるのが好ましいと言える。
そこで、巻き取り軸4を回動して下カーテン2を巻き上げたり解き出したりするときに、駆動機5の駆動を制御することで、巻き取り軸4の移動距離と下カーテン2の巻き取り長さあるいは解き出し長さとを一致させることが可能になると言い得る。
そして、特に、巻き取り軸4を解き出し方向に回動して下カーテン2を巻き取り軸4から解き出す際に、回動しながら下降する巻き取り軸4の移動距離がこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さより小さくなり、そのため、たとえば、下カーテン2が巻き取り軸4にだぶついた状態で巻かれている状態になる、すなわち、いわゆるバックラッシュ状態になることを回避するためにも、回動しながら下降する巻き取り軸4の移動距離をこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致させることが肝要になる。
と言っても、この種のカーテン装置にあって、巻き取り軸4の回動の際に、下カーテン2の巻き取り軸4に対する巻き取り長さを、あるいは、巻き取り軸4からの下カーテン2の解き出し長さを巻き取り軸4の移動距離に一致させることが容易でないことは経験則の示すところである。
そこで、本発明のカーテン装置にあっては、下カーテン2の下端を連結して回動時に下カーテン2を巻き取りあるいは解き出しする巻き取り軸4がガイドレール1に沿って昇降するときに、特に、巻き取り軸4がガイドレール1に沿って回動しながら下降するときに、図5に示す附勢手段6によって、巻き取り軸4の移動距離をこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致させるとしている。
それゆえ、本発明のカーテン装置にあっては、特に、巻き取り軸4がガイドレール1に沿って下カーテン2を解き出しながら下降する際に、巻き取り軸4の回動しながらの移動距離がこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致することになり、たとえば、巻き取り軸4の移動距離が下カーテン2の巻き取り軸4からの解き出し長さより小さくなり、したがって、下カーテン2が巻き取り軸4にだぶついた状態で、すなわち、バックラッシュ状態に巻き取り軸4に巻かれることを未然に防止し得ることになる。
そのため、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4に設けられこの巻き取り軸4をガイドレール1の下端側に向けて附勢する附勢手段6を備えるとし、したがって、以下には、この附勢手段6について、少し説明する。
図5に示す一実施形態の附勢手段6は、巻き取り軸4にこの巻き取り軸4を回動中心にして回動自在に設けられるドラム61と、このドラム61と巻き取り軸4との間に設けられこの巻き取り軸4の解き出し方向への回動時にドラム61と連結すると共に巻き取り軸4の巻き取り方向への回動時にドラム61との連結を解除するワンウェイクラッチ機構(附示せず)と、ガイドレール1に沿って設けられ中間部をドラム61に巻き込みおよび巻き解き自在に巻装し上端を固定端にすると共に下端をガイドレール1の下端近傍に延在して緊張するリード紐62とを備える。
すなわち、ドラム61は、基本的には、巻き取り軸4に回動自在に設けられていて良いが、それは、下カーテン2の巻き取りおよび解き出しは、巻き取り軸4の回動で実践されることからすれば、ドラム61が無くても、巻き取り軸4が回動されれば、下カーテン2は巻き取り軸4に巻き取られ、あるいは、解き出されるからである。
特に、巻き取り軸4を巻き取り方向に回動して下カーテン2を巻き取る際には、兎に角、巻き取り軸4が巻き取り方向に回動されれば良く、その限りにおいて、ドラム61は、不要と言い得る。
上記に対して、巻き取り軸4を解き出し方向に回動して下カーテン2を解き出す際には、上記したように、巻き取り軸4が言わば勝手に回動して良い訳ではなく、その限りにおいて、ドラム61が巻き取り軸4に言わば一体に設けられ、このドラム61にリード紐62が巻装されることで、巻き取り軸4が勝手に回動することを防止できることになる。
そこで、附勢手段6にあって、すなわち、ドラム61がワンウェイクラッチ機構を介して巻き取り軸4に設けられるとしており、ワンウェイクラッチ機構の作動時、すなわち、ロック時には、ドラム61が巻き取り軸4に一体に設けられた状態になり、ワンウェイクラッチ機構の不作動時、すなわち、フリー時には、ドラム61が巻き取り軸4から縁が切られた言わば分離された状態になり、巻き取り軸4の回動を左右しない状態になるとしている。
一方、ドラム61に巻装されるリード紐62は、ドラム61に一回から二回巻装されるとし、ドラム61が言わば定位置に枢支されて移動が阻止される状態にあるときに、リード紐62の一端が引かれると、ドラム61が定位置で回動してリード紐62の巻き込みおよび巻き解きを可能にすることになる。
このことからすれば、リード紐62の両端が言わば固定端とされている状態では、ドラム61は、リード紐62に沿って回動することになり、このとき、ドラム61は、リード紐62が巻装されていない状態に比較して、自由な回動が抑制され、したがって、このドラム61を備える巻き取り軸4の自由な回動が抑制されることになる。
そして、巻き取り軸4の自由な回動が抑制されることで、巻き取り軸4がガイドレール1に沿って下降する際に、回動しながら下降する巻き取り軸4の移動距離をこの巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致させることが可能になる。
一方、この附勢手段6にあって、リード紐62は、仮に伸びるとしても常時緊張状態に維持されるとし、この緊張状態を発現させるために、原理図たる図7に示すように、リード紐62が下端にこの下端を下方に向けて引っ張るリード紐緊張手段63を備えるとし、このリード紐緊張手段63がリード紐62の下端とこの下端の下方となる固定部、たとえば、図示しないアーチフレームH1の足元部との間に引っ張り部材たるコイルスプリング63aを備えるとし、このコイルスプリング63aの張力でリード紐62を緊張状態に維持するとしている。
それゆえ、以上のように形成された附勢手段6にあっては、巻き取り軸4が駆動機5の駆動で解き出し方向に回動してガイドレール1に沿って下降し下カーテン2を解き出すときに、ドラム61がワンウェイクラッチ機構のロック作動で巻き取り軸4に固着状態に連結すると共にリード紐62を巻き込みおよび巻き解きしてリード紐62に沿って下降し、巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さが巻き取り軸4の移動距離に一致することになり、したがって、下カーテン2が巻き取り軸4にだぶついた状態に巻かれることを未然に防止し得ることになる。
そして、巻き取り軸4が解き出し方向に回動して下カーテン2を解き出すときに、巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さが巻き取り軸4の移動距離に一致するから、解き出された下カーテン2は、ガイドレール1の下方で弛んだ状態でなく緊張された状態に展張されることになり、爾後の巻き取り軸4の巻き取り方向への回動で下カーテン2を巻き取る際に、巻き取り軸4に対して下カーテン2をだぶつかせることなく巻き取ることを可能にすることになる。
上記したところからすれば、この附勢手段6がリード紐62を巻装させるドラム61、すなわち、巻き取り軸4に比較して大径に形成されるドラム61を備えることは、リード紐62を直接巻き取り軸4に巻装する場合に比較して作用力を小さくして巻き取り軸4の移動を容易に実現できることになる点で有利となる。なお、以上のように形成される附勢手段6は、巻き取り軸4にこの巻き取り軸4の軸線方向に沿って適宜の間隔で複数設けられるのが良い。
ところで、上記したワンウェイクラッチ機構についてだが、基本的には、上記したロック時とフリー時を具現化できる構成であれば、任意に構成されて良いが、好ましい一実施形態としては、図8に示すように形成される。
ちなみに、この図8に示すところは、図5中において、巻き取り軸4から、図5中の右側の鍔付車121撤去し、その状態を図5中の右上方から見た、すなわち、右上方から巻き取り軸4の軸線方向に沿って見た状態を示すもので、リード紐62にあっては、図8中で左側が下端側となり、図8中で右側が上端側となる。
このワンウェイクラッチ機構は、上記したドラム61と、このドラム61の軸芯部に同芯にして回動自在に保持されて、軸芯部に巻き取り軸4を固定状態に連結させる回動部材64とを備える。
そして、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、先ずは、回動部材64がドラム61の内周に対向する外周に図8中での正面視で楔形となり巻き取り軸4の軸線方向に延在する外側凹溝64aを備える。
次に、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、ドラム61が回動部材64の外周に対向する内周に図8中での正面視で半円形となり巻き取り軸4の軸線方向に延在する内側凹溝61aを備える。
さらに、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、回動部材64の外側凹溝64aに収容されると共にこの外側凹溝64aにドラム61の内側凹溝61aが照準されるときに両方に臨在する遊動ストッパ65、すなわち、軸線方向が巻き取り軸4の軸線方向に沿うロール状体からなり外側凹溝64aに臨在するとき遊動する遊動ストッパ65を備える。
それゆえ、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、一の遊動ストッパ65、たとえば、図8中で中央下方にある遊動ストッパ65は、回動部材64の外側凹溝64aにありながら言わばドラム61の内側凹溝61aに落ち込んだ状態になり、この状態下に回動部材64を図8中に矢印bで示す時計方向に回動すると、図8中に一点鎖線図で示すように、回動部材64の外側凹溝64aが遊動ストッパ65をドラム61の内側凹溝61aとの間に挟み込む態勢になる。
したがって、ドラム61が回動できないとすると、回動部材64は、それ以上回動し得なくなり、回動部材64がドラム61に連結された状態、すなわち、ロックされた状態になる。
そして、このロックされた状態のときにドラム61の回動が許容されることになると、回動部材64がドラム61を同期回動させる、すなわち、回動部材64が時計方向に回動されると、ドラム61が図8中に矢印aで示す時計方向に同期回動することになり、ドラム61のリード紐62に沿った回動を実現し得ることになる。
そしてまた、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、回動部材64が図8中で反時計方向に回動すると、改めて図示しないが、遊動ストッパ65が回動部材64の外側凹溝64aに戻される状態になり、回動部材64のドラム61に対する回動を自在にすることになる。
ちなみに、この図8に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、回動部材64を回動して遊動ストッパ65がドラム61に形成の内側凹溝61aに落ち込むときにいわゆる衝撃音を認識できるので、附勢手段6の利用者をしてワンウェイクラッチ機構がロック状態になったことを確認できる利点がある。
図9は、上記した実施形態に代える他の実施形態のワンウェイクラッチ機構を示すが、以下には、このワンウェイクラッチ機構における作動について説明する。ちなみに、この図9に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、上記した図8に示すワンウェイクラッチ機構に比較して、ドラム61に対する内側凹溝61a(図8参照)の形成を省略した改変がなされている。なお、回動部材64は、図8に示す回動部材64と同一に構成されている。
以上のように構成されている図9に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、一の遊動ストッパ65、たとえば、図9中で左にある遊動ストッパ65は、回動部材64の外側凹溝64aにあって収斂側に落ち込んだ態勢にあり、したがって、この状態下に回動部材64を図9中に矢印bで示す時計方向に回動すると、遊動ストッパ65が回動部材64の外側凹溝64にあって収斂方向に一層押し込まれる態勢になる。
したがって、ドラム61が回動できないとすると、回動部材64は、それ以上回動し得なくなり、回動部材64がドラム61に連結された状態、すなわち、ロックされた状態になる。
そして、このロックされた状態のときにドラム61の回動が許容されることになると、回動部材64がドラム61を同期回動させることになり、ドラム61のリード紐62に沿った回動を許容することになる。
そしてまた、この図9に示すワンウェイクラッチ機構にあっては、回動部材64が図9中で反時計方向に回動すると、改めて図示しないが、遊動ストッパ65が回動部材64の外側凹溝64aにおける広い領域に押し戻される態勢になり、回動部材64のドラム61に対する回動を自在にすることになる。
以上のことから、上記したワンウェイクラッチ機構を備える図5に示す附勢手段6にあっては、巻き取り軸4が図5中で左下方から見て反時計方向に回動されるとき、これに連れて附勢手段6におけるドラム61が同じ方向に回動する。
そして、このときのドラム61は、リード紐62を巻き込みおよび解き解きをしながら巻き取り軸4と共に図5中の右下方に移動することになり、このとき、巻き取り軸4の移動距離と下カーテン2の解き出し長さとが一致することになる。
のみならず、本発明のカーテン装置にあっては、巻き取り軸4が解き出し方向に回動して下カーテン2を解き出すときに、附勢手段6によって、巻き取り軸4が言わば強制的に回動しながら移動することになるので、下カーテン2を適正に展張することが可能になる。
すなわち、下カーテン2を吊持するガイドレール1がビニールハウスHにおける部屋の天井側に水平に設けられ、したがって、ガイドレール1に吊持される戸車3が自重で高い方から低い方に下降する、すなわち、移動することを期待できない場合でも、下カーテン2の下端を連結する巻き取り軸4が附勢手段6の言わば助けで所定の長さを移動し得ることになり、解き出される下カーテン2の解き出し長さに一致することが可能になり、結果として、下カーテン2を適正に展張することが可能になる。
以上のように、本発明の附勢手段6におけるワンウェイクラッチ機構は、巻き取り軸4が解き出し方向に回動してガイドレール1に沿って下降するときに、下カーテン2を巻き取り軸4から解き出すのはもちろんであるが、このときには、ワンウェイクラッチ機構がロック状態になり、巻き取り軸4の移動距離と下カーテン2の巻き取り軸4からの解き出し長さとを一致させるように機能する。
すなわち、本発明のワンウェイクラッチ機構は、巻き取り軸4がガイドレール1に沿うようにして下降して下カーテン2を解き出すときには、巻き取り軸4と附勢手段6を構成するドラム61とを一体にすべくロック状態になり、逆に、巻き取り軸4がガイドレール1に沿うようにして上昇して下カーテン2を巻き取るときには、巻き取り軸4と附勢手段6を構成するドラム61とを分離すべくフリー状態になる特徴を備える。
したがって、本発明におけるワンウェイクラッチ機構を具現化にあっては、下カーテン2の巻き取り軸4に対する巻き付き方向が変更されることや、ワンウェイクラッチ機構をみる方向が異なるなどすることで、回動部材64の回動方向が異なったり、ロック状態あるいはフリー状態の具現化の現象が異なったりすると解される余地があるとしても、巻き取り軸4から下カーテン2を解き出すときにロック状態になり、巻き取り軸4にしたカーテン2を巻き取るときにフリー状態になる限りには、本発明のワンウェイクラッチ機構を具現化すると言い得る。
次に、前記した構成のワンウェイクラッチ機構に対して、変形例の提案をできるので、改めて図示しないが、以下に少し説明する。先ず、ワンウェイクラッチ機構を構成する遊動ストッパ65についてだが、前記した実施形態では、ロール状体からなるとしたが、これに代えて、球体からなるとしても良く、この場合に、球体がロール状体と同等の長さを備えることになるようにするために複数個で列をなすとしても良い。
次に、遊動ストッパ65の周方向への配設個数については、すなわち、回動部材64の外周に形成される外側凹溝64aおよびあるいはドラム61の内周に形成される内側凹溝61aの個数については、これが図示する4個に代えて、5個以上とされても良く、また、3個以下とされても良い。
さらに、上記の遊動ストッパ65は、これに代えてバネ部材からなるとしても良い。すなわち、基端がドラム61の内周に固着され、先端が弾性に基づいて回動部材64の外側凹溝64aに言わば出没自在に臨むバネ部材が設けられるとしても良く、この場合には、回動部材64が時計方向に回動されるとき、バネ部材の先端が回動部材64の外側凹溝64aにあって、回動部材64のドラム61に対する回動を阻止する状態になる。
戻って、図10は、他の実施形態の附勢手段7を示すが、この附勢手段7は、前記した附勢手段6と同様に、巻き取り軸4に設けられ巻き取り軸4をガイドレール1の下端側に向けて附勢する。
そして、この附勢手段7は、上端を巻き取り軸4に連結してこの巻き取り軸4に巻き取りおよび解き出し自在に巻装すると共に下端を図示しないガイドレール1の下端の下方に延在して固定状態にする緊張ベルト72を備える。
緊張ベルト72は、たとえば、ポリエステルやナイロンなどの合成樹脂材で形成されて、部屋の湿気で劣化せず、また、長期に亙る使用でも伸びないように配慮されて形成される。緊張ベルト72が合成樹脂材で形成されることで、これがワイヤからなる場合に比較して、軽量にして防錆効果を得易い点で有利になる。
ところで、緊張ベルト72は、上端が巻き取り軸4に連結されるが、図示する実施形態では、巻き取り軸4がボビン71を固定状態に有し、このボビン71に緊張ベルト72の上端を連結させ、緊張ベルト72の下端は、図示しない軒部材H2の下方に延在して言わば固定端に見立てられている。
すなわち、ボビン71は、巻き取り軸4よりも径を大きくするドラム71aを有し、このドラム71aに緊張ベルト72の上端を連結させている。なお、ボビン71にあっては、ドラム71aにフランジ71bを有し、このフランジ71bがドラム71aに対する緊張ベルト72のずれのない整列された巻取りを可能にしている。また、図示しないが、ボビン71は、巻き取り軸4にこの巻き取り軸4の軸線方向に適宜の間隔を有して複数設けられている。
一方、緊張ベルト72の下端を固定端に見立てる態様であるが、図示する実施形態では、緊張ベルト72の図示しない軒部材H2の下方に延在する下端が、この下端を下方に向けて引っ張るベルト緊張手段73に連結されるとし、このベルト緊張手段73が緊張ベルト72の下端に連結する引っ張り部材たるコイルスプリング73aおよびこのコイルスプリング73aに連結するウェイト73bを備え、このコイルスプリング73aおよびウェイト73bで裏付けされた張力で緊張ベルト72の下端を固定状態にする、すなわち、固定端に見立てるとしている。
それゆえ、この附勢手段7にあっては、巻き取り軸4が駆動機5の駆動で解き出し方向に回動してガイドレール1に沿って下降し下カーテン2を解き出すときに、巻き取り軸4に設けたボビン71が緊張ベルト72を巻き取ることになり、このとき、緊張ベルト72の下端が言わば固定端に見立てられて緊張ベルト72が緊張状態に維持されているから、ボビン71が緊張ベルト72を巻き取るときに巻き取り軸4が言わば強制的にガイドレール1に沿って下降することになり、この限りにおいて、巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さを巻き取り軸4の回動しながらの移動距離に一致させることが可能になる。なお、この附勢手段7にあっても、これが巻き取り軸4にこの巻き取り軸4の軸線方向に沿って適宜の間隔で複数設けられるのが良い。
戻って、上記の附勢手段6,7は、巻き取り軸4が回動してガイドレール1に沿って移動、すなわち、昇降する際に、特に、巻き取り軸4から解き出される下カーテン2の解き出し長さを巻き取り軸4の回動しながらの移動距離に一致させるが、この観点からすれば、図示しないが、附勢手段が、駆動機用レール55(図4参照)に代えてラック軸とされ、ガイドローラ54に代えてラック軸に噛合する歯車とされるラックアンドピニオン構造に構成されてなるとしても良い。
次に、本発明のカーテン装置にあっては、図1および図2に示すように、遮光用の下カーテン2の他に保温用の上カーテン20を備えるとしており、そこで、以下には、この上カーテン20について説明する。
すなわち、本発明のカーテン装置にあっては、支持梁Bの下方に下カーテン2を備えるが、上カーテン20は、支持梁Bの上方に設けられるとしており、下カーテン2の場合と同様に巻き軸21(図1参照)に下端が連結され、巻き軸21が駆動機50(図1参照)の駆動で回動されるときに、巻き軸21が上カーテン20を巻き上げ、あるいは、上カーテン20を解き出しする。
ちなみに、図示する実施形態では、上カーテン20の上端は、下カーテン2の場合と同様に固定端とされ、たとえば、ビニールハウスHにおける頂部を形成する棟部材H3に沿って設けられて支持梁Bの頂部を連結させる固定部材(符示せず)を他部たる固定部に見立ててこれに連結されるとしている。
そして、上カーテン20は、図示する実施形態では、支持梁BがビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で山形に形成されることから、これに倣うようにビニールハウスHにおける妻面H4に向かう立面視で山形に形成され、ビニールハウスHの長手方向に延在、すなわち、配設される。
上カーテン20は、ビニールハウスHの長手方向に配設される設定のとき、いわゆる一枚の上カーテン02がビニールハウスHの長手方向に配設されるとしても良いが、これに代えて、ビニールハウスHの長手方向に複数枚とされて配設されるとしても良い。
また、上カーテン20は、ビニールハウスHの短手方向に延在、すなわち、配設されるとき、上記したところと同様に、一枚の上カーテン20がビニールハウスHの短手方向に配設されるとしても良いが、これに代えて、ビニールハウスHの短手方向に複数枚とされて配設されるとしても良い。
そして、上カーテン20は、図示する実施形態に代えて、一枚とされて支持梁Bの頂部にある固定部に言わば上端が連結されずして跨ぎ、ビニールハウスHの両側面に対向する両側端がそれぞれ巻き軸21に連結し、各巻き軸21の回動で、山形に形成の支持梁Bに沿って、言わば稜線で分けられる左右で巻き軸21に連結される下端を巻き軸21と共に昇降させる設定としても良い。
ちなみに、上カーテン20は、たとえば、可撓性に富むフィルム材やシート材からなり、可視性で無色とされたり有色とされたりして保温用とされ、巻き軸21に巻き取られるときに徒にだぶつかず、また、巻き軸21から解き出されるときに徒に伸びないように形成されるのが好ましい。
そして、上カーテン20を巻き取りあるいは解き出しする巻き軸21は、駆動機50の駆動で支持梁Bに沿って、また、支持梁Bの上方で回動する(図1参照)。なお、駆動機50は、図示しないが、専用の駆動機用レールに沿って回動、すなわち、移動するとしても良く、また、上方に上カーテン20を展張させる支持梁Bに並列して上方に上カーテン20を展張させない支持梁Bを駆動機用のレールに見立てて移動するとしても良い。
一方、本発明のカーテン装置にあっては、図11に示すように、上カーテン20を支持梁Bの上方に展張し、この展帳状態を維持するために、巻き軸21を係止させる係止軸Sを支持梁Bに備えるとしている。
そして、巻き軸21が係止軸Sに係止される状態について説明すると、図12(A)に示すように、支持梁Bの上方にある巻き軸21は、支持梁Bの下端側に移動するときに、図12(A)中に矢印cで示すように、同図中で反時計方向に回動して上カーテン20を解き出す。
上記のようにして、上カーテン20を言わば目一杯解き出した巻き軸21は、図12(B)に示すように、上カーテン20の下端を連結させた状態で、係止軸Sより下方にあって、吊り下がる状態になる。
この状態から、巻き軸21が、図12(B)中に矢印dで示すように、同図中で反時計方向にさらに回動すると、巻き軸21は、上カーテン20の下端部を巻き込みながら係止軸Sに向かって上昇し、その帰結として、図11に示すように、巻き軸21が上カーテン20の下端部を巻き込んだ状態で係止軸Sの言わば下端に当接して、以降の巻き軸21の動きが阻止される状況になり、上カーテン20の支持梁B上方での展張状態が維持されることになる。
なお、巻き軸21が上カーテン20の下端部を巻き込むようにして係止軸Sに係止する場合には、係止軸Sによって上カーテン20の下端部がビニールハウスHの長手方向に沿って連続して折り曲げられる態勢になるので、上カーテン20の下端部が独立状態に設けられるストッパによって部分的に折り曲げられる態勢になる場合に比較して、上カーテン20の下端部における破断の可能性を低くする点で有利になる。
なお、上記した上カーテン20にあっても、これが下端から巻き軸21で巻き取られるから、言わば上端が位置決められる支持梁Bの上にあって支持梁Bの頂部近くにロール状に巻き取られることになり、支持梁Bの下にある下カーテン2の開閉の妨げにならないのはもちろんである。
前記したところでは、支持梁BがビニールハウスHの妻面H4に向かう立面視で山形に形成され、したがって、ガイドレール1も山形に形成され、また、下カーテン2も山形に形成されるとしたが、本発明の意図するところからすれば、図示しないが、支持梁Bが片流れ態様に形成され、したがって、ガイドレール1およびこのガイドレール1に吊持される下カーテン2、さらには、上カーテン20がそれぞれ片流れ態様に形成されるとしても良い。
また、前記したところでは、巻き取り軸6を回動させる駆動機5、および、巻き軸21を回動させる駆動機50が電動モータ51を有していわゆる自動制御で駆動されるとしたが、本発明が意図するところからすれば、駆動機5,50が手動操作で駆動される構成とされても良い。
そして、前記したところでは、ガイドレール1がビニールハウスHを形成するアーチフレームH1に連結する支持梁Bに吊持されて配設されるとしたが、本発明の意図するところからすれば、ガイドレール1がビニールハウスHの部屋に設けられる限りには、支持梁Bを省略して、アーチフレームH1に直に連結されて配設されるとしても良い。
さらに、前記したところでは、支持梁Bは、下カーテン2を吊持するガイドレール1を吊持すると共に上カーテン20を上方に配設させるが、これに加えて、支持梁Bが上カーテン20の下面に発生することがある結露水を集めて流す排水機能を備えるとしても良く、また、L字状に曲げられる下端部が結露水を流す樋部材やシート部材の配置を許容するとしても良い。
以上で、本発明のカーテン装置についての説明を終了するが、前記した構成は一例であって、本発明のカーテン装置を具現化するのにあって、その構成が上記した構成に限定されないことはもちろんである。
1 ガイドレール
2 下カーテン
3 戸車
4 巻き取り軸
5 駆動機
6,7 附勢手段
20 上カーテン
21 巻き軸
53 出力軸
54 ガイドローラ
55 駆動機用レール
61 ドラム
61a 内側凹溝
62 リード紐
63 リード紐緊張手段
63a,73a 引っ張り部材たるコイルスプリング
64 回動部材
64a 外側凹溝
65 遊動ストッパ
72 緊張ベルト
73 ベルト緊張手段
73b ウェイト
B 支持梁
H ビニールハウス
H3 棟部材
H4 妻面

Claims (9)

  1. 温室あるいはビニールハウスにおける部屋天井側に設けられるガイドレールと、上端を固定端とし下端を上記ガイドレールに沿って昇降させると共に上記ガイドレールに沿って下降させるときに展張して閉状態になる下カーテンとを備えるカーテン装置において、
    上記下カーテンの下端を棟部材に沿って延在する巻き取り軸に連結させ、上記ガイドレールが当該ガイドレールを昇降する戸車を保持し、
    上記戸車が上記巻き取り軸を吊持し、上記巻き取り軸が当該巻き取り軸を回動する駆動機を備え、かつ、上記巻き取り軸に設けられ当該巻き取り軸を上記ガイドレールの下端側に向けて附勢する附勢手段を備え、上記巻き取り軸が上記駆動機の駆動で解き出し方向に回動して上記下カーテンを解き出すと共に上記ガイドレールに沿って下降するときに、上記附勢手段が回動しながら下降する上記巻き取り軸から解き出される上記下カーテンの解き出し長さを上記巻き取り軸の移動距離に一致させることを特徴とするカーテン装置。
  2. 上記附勢手段が上記巻き取り軸に当該巻き取り軸を回動中心にして回動自在に設けられるドラムと、当該ドラムと上記巻き取り軸との間に設けられ当該巻き取り軸の解き出し方向への回動時に上記ドラムと連結すると共に上記巻き取り軸の巻き取り方向への回動時に上記ドラムとの連結を解除するワンウェイクラッチ機構と、上記ガイドレールに沿って設けられ中間部を上記ドラムに巻き込みおよび巻き解き自在に巻装し上端を固定端にすると共に下端を上記ガイドレールの下端近傍に延在して緊張するリード紐とを備え、
    上記巻き取り軸が上記駆動機の駆動で解き出し方向に回動して上記ガイドレールに沿って下降し上記下カーテンを解き出すときに、上記ドラムが上記ワンウェイクラッチ機構の作動で上記巻き取り軸に固着状態に連結すると共に上記リード紐を巻き込みおよび巻き解きして当該リード紐に沿って下降し、上記巻き取り軸の移動距離を上記下カーテンの解き出し長さに一致させる請求項1に記載のカーテン装置。
  3. 上記附勢手段が上端を上記巻き取り軸に連結して当該巻き取り軸に巻き取りおよび解き出し自在に巻装すると共に下端を上記ガイドレールの下端の下方に延在して固定状態にする緊張ベルトを備え、
    上記巻き取り軸が上記駆動機の駆動で解き出し方向に回動して上記ガイドレールに沿って下降し上記下カーテンを解き出すときに、上記巻き取り軸が上記緊張ベルトを巻き取りながら上記ガイドレールに沿って下降し、上記巻き取り軸の移動距離を上記下カーテンの解き出し長さに一致させる請求項1に記載のカーテン装置。
  4. 上記ワンウェイクラッチ機構が上記ドラムと、当該ドラムの軸芯部に回動自在に保持されて軸芯部に上記巻き取り軸を固定状態に連結させる回動部材とを備え、
    当該回動部材が上記ドラムの内周に対向する外周に上記巻き取り軸の軸線方向に沿って見る正面視で楔形となり上記巻き取り軸の軸線方向に延在する外側凹溝を備え、
    軸線方向が上記巻き取り軸の軸線方向に沿うロール状体からなり上記外側凹溝に臨在する遊動ストッパを備え、
    上記回動部材が静止状態にある上記ドラムに対して一方向に回動するときに、上記遊動ストッパが上記外側凹溝で遊動して上記回動部材の上記ドラムに対する連結を解除するフリー状態になり、上記回動部材が上記ドラムに関係なく回動することを許容し、
    上記回動部材が静止状態にある上記ドラムに対して上記一方向の反対方向に回動するときに、上記遊動ストッパが上記外側凹溝で収斂側に移動して上記回動部材の上記ドラムに対する連結を可能にするロック状態になり、上記回動部材が上記ドラムに一体的に固着された状態になって上記回動部材の回動で上記ドラムの同時回動を可能にする請求項2に記載のカーテン装置。
  5. 上記ワンウェイクラッチ機構が上記ドラムと、当該ドラムの軸芯部に回動自在に保持されて軸芯部に上記巻き取り軸を固定状態に連結させる回動部材とを備え、
    当該回動部材が上記ドラムの内周に対向する外周に上記巻き取り軸の軸線方向に沿って見る正面視で楔形となり上記巻き取り軸の軸線方向に延在する外側凹溝を備え、
    上記ドラムが上記回動部材の外周に対向する内周に上記巻き取り軸の軸線方向に沿って見る正面視で半円形となり上記巻き取り軸の軸線方向に延在する内側凹溝を備え、
    軸線方向が上記巻き取り軸の軸線方向に沿うロール状体からなり上記外側凹溝に臨在する遊動ストッパを備え、上記回動部材が静止状態にある上記ドラムに対して一方向に回動されるときに、上記遊動ストッパが上記外側凹溝で遊動して上記回動部材の上記ドラムに対する連結を解除するフリー状態になり、上記回動部材が上記ドラムに関係なく回動することを許容し、
    上記回動部材が静止状態にある上記ドラムに対して上記一方向の反対方向に回動されるときに上記遊動ストッパが上記外側凹溝で収斂側に移動して上記回動部材の上記ドラムに対する連結を可能にするロック状態になり、上記回動部材が上記ドラムに一体的に固着された状態になって上記回動部材の回動で上記ドラムの同時回動を可能にする請求項2に記載のカーテン装置。
  6. 上記リード紐が下端に当該下端を下方に向けて引っ張るリード紐緊張手段を備え、
    当該リード紐緊張手段が上記リード紐の下端と当該下端の下方となる固定部との間に引っ張り部材を備え、
    当該引っ張り部材の張力で上記リード紐を緊張状態に維持する請求項2,請求項4または請求項5のいずれかに記載のカーテン装置。
  7. 上記緊張ベルトが下端に当該下端を下方に向けて引っ張るベルト緊張手段を備え、
    当該ベルト緊張手段が上記緊張ベルトの下端と当該下端の下方となる固定部との間に設けられる引っ張り部材と、当該引っ張り部材に連結して当該引っ張り部材に荷重を掛けるウェイト7を備え、
    当該ウェイト7に裏打ちされた上記引っ張り部材の張力で上記緊張ベルトを緊張状態に維持する請求項3に記載のカーテン装置。
  8. 上記ガイドレールに沿って延在する駆動機用レールを備え、上記駆動機が上記巻き取り軸に連結する出力軸部にガイドローラを備え、
    当該ガイドローラが上記駆動機用レールを転動して上記巻き取り軸が上記駆動機用レールに沿って回動する請求項1から請求項7のいずれかに記載のカーテン装置。
  9. 上記支持梁の上方に設けられ下端を上記ガイドレールの下端の下方になる部位あるいは上記支持梁の下端部に延在して上記支持梁の上方で展張する上カーテンを備え、当該上カーテンの下端に連結し上記温室あるいはビニールハウスにおける頂部を形成する棟部材に沿って延在する巻き軸を備え、当該巻き軸が当該巻き軸を回動中心にして一方向に回動するときに上記上カーテンを巻き取りながら上記支持梁の上方で上昇すると共に当該巻き軸を回動中心にして上記一方向の反対方向に回動するときに上記上カーテンを解き出ししながら上記支持梁の上方で下降し、上記支持梁を下降した上記上カーテンの下端が上記ガイドレールの下端の下方になる部位あるいは上記支持梁の下端部に延在して上記上カーテンが上記支持梁の上方に展張する請求項1から請求項8のいずれかに記載のカーテン装置。
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