JP6342656B2 - 外部給電ユニットおよび信号制御機 - Google Patents

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Description

本発明は、交通用の信号機を制御する信号制御機、およびこの信号制御機に外部から給電可能な外部給電ユニットに関する。
通常、道路の交差点などに設置される交通用の信号機には、商用電源が供給される。地震などの災害による停電が発生すると、信号機が滅灯して交通に混乱をきたすおそれがある。このような事態を避けるため、幹線道路や主要な交差点には、停電時に自動的に始動して信号機への送電を開始する発動発電機が設置されていることがある。
また、停電時に電磁スイッチによって商用電源と制御装置との接続を遮断し、車両のバッテリーを接続して信号機を作動するためのバッテリー経路と制御装置とを接続する電源切替機構を有する信号システムが提案されている(例えば、特許文献1の明細書段落[0017]参照。)。
特開2012−238140号公報
発動発電機が設置されていない交差点では、例えば、信号機に、信号機と商用電源の配電線との切り替え部分である電源箱が設けられ、この電源箱に外部電源接続端子が内蔵されている場合がある。この場合、停電時には、信号機の場所に可搬式の発動発電機を搬送し、信号機の外部電源接続端子に接続することで、給電を行うことがある。
しかし、電源箱は、電源箱からの電力の供給を受けて信号機を作動させる信号制御機とは別体で設けられている。また、電源箱は、安全性の観点から、信号制御機より高い位置に設置されていることが多い。このため、外部給電を行う際の作業性が悪いという問題がある。
一方、特許文献1に開示された信号システムの電源切替機構は、電磁スイッチを用いたものであるため、部品点数が多く、機構が複雑である。これにより、故障しやすいという問題、また、高コストとなるという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、複雑な機構を必要とせず、信号制御機への外部給電の作業性を高めることが可能な外部給電ユニットおよび信号制御機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る外部給電ユニットは、端子部と、第1の電力供給経路と、第2の電力供給経路と、手動切替スイッチと、支持体とを具備する。
前記端子部は、外部電源供給用の端子部である。
前記第1の電力供給経路は、商用電源に接続可能である。
前記第2の電力供給経路は、前記端子部に接続されている。
前記手動切替スイッチは、前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方を交通信号用の信号制御機に接続する。
前記支持体は、前記信号制御機に取り付け可能に構成され、前記端子部および前記手動切替スイッチを支持する。
外部電源に接続可能な端子部が電源箱に設けられるのではなく、端子部を備える外部給電ユニットが信号制御機に取り付け可能に設けられることにより、利用者は、端子部に外部電源を接続することが容易になり、外部給電の作業性を高めることができる。また、利用者の手動操作により電源が切り替えられる手動切替スイッチを用いるため、電磁スイッチのような複雑な機構が不要となる。
前記端子部は、規格化された端子部であってもよい。
規格化された端子部であれば、例えば、外部給電機能を有する市販の装置や汎用のソケットまたはプラグを接続することができる。これにより、信号制御機への外部給電に利用できる装置の選択肢が増える。
前記端子部は、複数設けられていてもよい。
これにより、外部給電ユニットに複数の外部電源を接続することが可能となり、信号制御機に複数の外部電源からの外部給電を行うことができる。
前記支持体は、前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路を内蔵する箱体であってもよい。
支持体を箱体とし、第1および第2の電力供給経路を箱体内に収容することによって、外部給電ユニットをパッケージング化し、既設の信号制御機への設置が容易な1個のユニットとして提供することができる。
前記外部給電ユニットは、前記第1の電力供給経路に接続された第1のランプをさらに具備してもよい。
これにより、利用者は商用電源の復帰を確認したうえで、信号制御機に供給する電源を商用電源に切り替えることができる。
前記外部給電ユニットは、前記第2の電力供給経路に接続された第2のランプをさらに具備してもよい。
これにより、利用者は端子部に接続した外部電源からの給電の状態を確認することができる。
前記手動切替スイッチは、前記第1の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第1の切替位置と、前記第2の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第2の切替位置との間で切り替え可能であってもよい。また、前記第1のランプおよび前記第2のランプは、前記第1の切替位置および前記第2の切替位置の配列に沿って配置されていてもよい。
これにより、接続先の電源を利用できるか否かが視覚的にわかりやすくなるため、誤操作を抑制できる。
本発明の一形態に係る信号制御機は、端子部と、第1の電力供給経路と、第2の電力供給経路と、制御ユニットと、手動切替スイッチと、筐体とを具備する。
前記端子部は、外部電源供給用の端子部である。
前記第1の電力供給経路は、商用電源に接続可能である。
前記第2の電力供給経路は、前記端子部に接続されている。
前記制御ユニットは、前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方から供給される電力で駆動し、交通信号機の信号灯を制御する。
前記手動切替スイッチは、前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方を前記制御ユニットに接続する。
前記筐体は、前記端子部、前記手動切替スイッチおよび前記制御ユニットを収容する。
外部電源に接続可能な端子部が、電源箱に設けられるのではなく、信号制御機に設けられることにより、利用者は、端子部に外部電源を接続することが容易になり、外部給電の作業性を高めることができる。また、利用者の手動操作により電源が切り替えられる手動切替スイッチを用いるため、電磁スイッチのような複雑な機構が不要となる。
前記信号制御機は、ブレーカユニットをさらに具備してもよい。
前記ブレーカユニットは、前記筐体に収容され、前記端子部および前記手動切替スイッチを支持する。
ブレーカユニットに支持される端子部および手動切替スイッチを配置することにより、信号制御機の筐体内における省スペース化を実現することができる。
以上、本発明によれば、複雑な機構を必要とせず、信号制御機への外部給電の作業性を高めることが可能な外部給電ユニットおよび信号制御機を提供することができる。
図1は、信号機の構成を示す正面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る外部給電ユニットを有する信号制御機の構成を示す斜視図である。 図3は、図2に示す外部給電ユニットの構成を示す斜視図である。 図4は、図2に示す外部給電ユニットおよび信号制御機の構成を説明するブロック図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る信号制御機の構成を示す斜視図である。 図6は、図5に示す信号制御機のブレーカユニットの構成を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る外部給電ユニットが導入される交通用の信号機1を示す図である。信号機1は、例えば車両用および歩行者用の信号灯2と、これらの信号灯2を制御する信号制御機100を備える。信号灯2および信号制御機100は支柱3に取り付けられ、これらは電気ケーブルを介して接続される。
信号機1は交差点脇に複数設置されることがほとんどである。信号制御機100は、交差点毎に1つまたは複数設置される。信号制御機100は、人の手の届く高さ範囲、例えば1〜1.5mの高さ位置で支柱3に取り付けられる。
図2は、信号制御機100の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、信号制御機100は、筐体101、制御ユニット120、手動操作ユニット130、ブレーカユニット140、および外部給電ユニット200を備える。
筐体101は、前面の開口を有する本体102と、その本体102に開閉可能に設けられた主扉103とを備える。また、主扉103の所定位置には開口部103Aが設けられ、図示しない副扉がその開口部103Aを開閉可能に主扉103の表側(図2の紙面奥側)に接続されている。主扉103は、ヒンジ104により開閉可能に本体102に接続され、同様に、副扉もヒンジにより開閉可能に主扉103に接続されている。主扉103には施錠部105が設けられ、主扉103は本体102に対して施錠可能となっている。
制御ユニット120は、例えば、本体102内の上部に収容され、基本的に、1つ以上の信号灯2における点灯および点滅の時間を制御する。制御ユニット120は、前面に操作パネル121を有し、利用者(例えば警察関係者等)は、例えばこの操作パネル121を操作することにより、上記点灯時間や点灯順序を設定し、およびそれらを変更することができる。制御ユニット120は、上記基本機能の他、点灯輝度の調整機能や、交通管制センターのコンピュータと通信可能な通信機能を備える場合もある。
手動操作ユニット130は、主扉103の開口部103Aに臨むように主扉103の内側に設けられている。具体的には、手動操作ユニット130は、開口部103Aを主扉103の内側から塞ぐように設けられた支持板131に支持され、支持板131と副扉との間に収容されている。
手動操作ユニット130は、制御ユニット120が行う信号灯2の点灯の制御を手動制御に切り替え、利用者の手動操作の入力を受け付けて信号灯2の点灯を制御する機能を有する。例えば災害時に停電が発生した場合、利用者が副扉を開けて、開口部103A内の手動操作ユニット130の操作ボタンを操作することにより、信号灯2の点灯を手動で切り替えることができる。
ブレーカユニット140は、本体102内に収容され、例えば制御ユニット120の下部に配置されている。図4は、外部給電ユニット200および信号制御機100の構成を説明するブロック図である。ブレーカユニット140は、商用電源C(からの電力供給ケーブル)と、第1の電力供給経路270との間に接続される。ブレーカユニット140は、商用電源Cから信号制御機100への電力供給経路を開閉したり、その電力供給経路に流れる電流が規定値を超えた場合には、電力供給を遮断したりする。
図4に示すように、信号制御機100はさらに、電源ユニット150を有する。電源ユニット150は、商用電源Cまたは図示しない外部電源からの交流電力を直流電力に変換し、制御ユニット120に直流電力を供給する。
これにより、制御ユニット120は、第1の電力供給経路270および第2の電力供給経路280のいずれか一方から電源ユニット150を介して供給される直流電力で駆動し、信号機1の信号灯2を制御する。
図3は、外部給電ユニット200の構成を示す斜視図である。外部給電ユニット200は、外部給電端子部220、手動切替スイッチ230、商用電源ランプ240(第1のランプ)、外部電源ランプ250(第2のランプ)、およびこれらを支持する支持体260を備える。
外部給電端子部220は、例えば災害時等の緊急時に外部電源に接続可能な外部電源供給用の端子部である。外部給電端子部220としては、規格化されたものが搭載され、例えば広く一般家庭にまで普及している電化製品用の端子部が搭載される。具体的な規格として、JIS(Japanese Industrial Standards)では、C 8303などであり、IEC(International Electrotechnical Commission)では、60884などである。このように規格化された外部給電端子部220であれば、外部給電機能を有する市販の装置や汎用のプラグまたはソケットを外部給電端子部220に接続することができる。これにより、信号制御機100への外部給電に利用できる装置の選択肢が増える。
図4に示すように、外部給電ユニット200は、ブレーカユニット140を介して商用電源Cに接続可能である第1の電力供給経路270を備えている。また、外部給電ユニット200は、外部給電端子部220に接続された第2の電力供給経路280を備えている。支持体260は、例えば板金を組み合わせた箱体で構成される。第1の電力供給経路270および第2の電力供給経路280は、具体的には支持体260に内蔵される電気ケーブルで構成される。
図3に示すように、外部給電ユニット200は、電気ケーブル類を接続可能とした複数の端子台210を備えている。
手動切替スイッチ230は、手動操作による切り替えが可能なスイッチであり、具体的には、操作レバーを二つの切替位置(例えば図3では上下)のうちいずれか一方に動かされることによって配線の接続経路を切り替えるトグルスイッチである。この手動切替スイッチ230の各接点に、上記第1の電力供給経路270および第2の電力供給経路280がそれぞれ接続されている。手動切替スイッチ230により、これらの経路のうち一方が選択され、その電力は、電源ユニット150を介して制御ユニット120に供給される。
図4に示すように、手動切替スイッチ230が切り替えられる切替位置のうちの一方は、第1の電力供給経路270を信号制御機100の電源ユニット150に接続する第1の切替位置P1であり、図3では操作レバーを下方向に操作したときの位置である。切替位置のうちの他方は、第2の電力供給経路280を電源ユニット150に接続する第2の切替位置P2であり、図3では操作レバーを上方向に操作したときの位置である。
商用電源ランプ240および外部電源ランプ250は、例えば、手動切替スイッチ230の近傍にそれぞれ配置される。各ランプ240、250は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、全波整流器、平滑コンデンサ、抵抗等を含むデバイスである。
図4に示すように、商用電源ランプ240は、第1の電力供給経路270に接続されている。商用電源ランプ240は、手動切替スイッチ230の切り替え位置に関わらず、商用電源Cから電力が供給されているときに点灯する。
外部電源ランプ250は、第2の電力供給経路280に接続されている。外部電源ランプ250は、手動切替スイッチ230の切り替え位置に関わらず、外部電源から電力が供給されているときに点灯する。
なお、図3に示すように、手動切替スイッチ230の切替位置に対応して「商用電源」、「外部電源」とそれぞれ記載された銘板231、232が、この外部給電ユニット200の支持体260に取り付けられている。また、その手動切替スイッチ230の切替位置P1およびP2の配列に沿って、商用電源ランプ240、外部電源ランプ250が配置され、それらを記載した銘板241、251が支持体260に取り付けられている。
外部給電ユニット200の支持体260は、信号制御機100に取り付け可能に構成されている。例えば、支持体260を形成している板金から延在するネジ止め部261等におけるネジ止めにより、外部給電ユニット200は、信号制御機100に取り付け可能である。
また、これにより、同様に、外部給電ユニット200を既設の信号制御機に取り付けることも可能である。
例えば、図2に示すように、外部給電ユニット200は、信号制御機100の本体102内に収容され、例えば本体102の縦方向(高さ方向)において中央より下部に配置されている。
なお、外部給電ユニット200を信号制御機100に取り付ける前に、支持体260に、手動切替スイッチ230が配置された位置の前方および側方を囲う保護カバー262を取り付けてもよい(図2参照)。保護カバー262は、手動切替スイッチ230の2つの切替位置P1、P2の配列方向(例えば上下方向)に開口しており、この開口から利用者が手を入れて手動切替スイッチ230の操作ができるようになっている。これにより、手動切替スイッチ230を保護し、接触などによる誤操作を防ぐことができる。
以上のように構成された外部給電ユニット200を有する信号制御機100の使用方法を説明する。例えば、災害時に停電が発生した場合、利用者は、主扉103を開け、手動切替スイッチ230を第2の電力供給経路280に接続する(図4の第2の切替位置P2)。そして、図示しない外部電源を、外部給電端子部220に接続することにより、信号制御機100は、外部電源からの電力の供給を受けることができる。
外部電源から電力が供給されているときに外部電源ランプ250が点灯する。これにより、利用者は外部給電端子部220に接続した外部電源からの給電の状態を確認することができる。すなわち、外部電源ランプ250が点灯していれば、外部電源による電力供給があることを確認できる。
なお、外部電源を外部給電端子部220に接続した後、手動切替スイッチ230を第2の電力供給経路280に接続するようにしてもよい。
外部電源としては、典型的には、警察車両に搭載されたバッテリーや発電機であり、例えば給電可能型の電気自動車またはハイブリッド自動車に搭載されたバッテリー等である。もちろん、外部電源は車両に搭載される機器に限られないことは言うまでもない。
外部電源から電力が供給され、外部電源ランプ250が点灯している場合であっても、停電から復帰した場合には、商用電源ランプ240が点灯する。これにより、利用者は、商用電源からの電力が供給可能であることを簡単に確認することができる。そうすれば、利用者は、その時点で手動切替スイッチ230を第1の電力供給経路270への接続に戻し(図4の第1の切替位置P1)、商用電源を使用することができる。
ここで、商用電源ランプ240および外部電源ランプ250の位置は、手動切替スイッチ230の各切替位置P1およびP2に対応しているため、接続先の電源を利用できるか否かが視覚的にわかりやすくなっている。例えば、上記のように停電から復帰して商用電源ランプ240が点灯した場合、手動切替スイッチ230を、これらのランプの配列方向における商用電源ランプ240側に対応する方向に切り替えることで、第1の電力供給経路270に接続し、商用電源を使用することができる。これにより、手動切替スイッチ230の切り替え先の判断を容易にし、誤操作を抑制することができる。
図4に示すように、外部給電時に、商用電源と電源ユニット150とを確実に遮断することができるため、停電から復帰した場合であっても、商用電源から電源ユニット150を介して、外部電源に電流が逆流することはない。
以上のように、本実施形態では、外部電源に接続可能な端子部が、従来のように電源箱に設けられるのではなく、外部給電端子部220を備える外部給電ユニット200が信号制御機100に取り付け可能に設けられるので、外部給電の作業性を高めることができる。すなわち、一般的に支柱の高い位置に設置されている電源箱に、外部給電用のケーブルを接続する必要がなく、信号制御機100の筐体101内の外部給電端子部220に外部電源を接続すればよいので、作業性が向上し、迅速な対応が可能となる。
従来の電源箱は、地方自治体ごとに異なる特殊なコネクタを備え、利用者はそのコネクタに合う専用ケーブルを使用していたので、不便であった。これに対し本実施形態に係る外部給電ユニット200を有する信号制御機100は、規格化された外部給電端子部220を備えるので、上述したように外部給電に利用できる装置の選択肢が増える。
この外部給電ユニット200は、利用者の手動操作により電源が切り替えられる手動切替スイッチ230を用いるため、電磁スイッチのような複雑な機構が不要となる。このような外部給電ユニット200の簡易な構成により、取り扱い容易で故障しにくいユニットとして実現することができる。
特に、支持体260は箱体であるので、その箱体内に第1の電力供給経路270および第2の電力供給経路280の電気ケーブルを収容することができる。これにより、外部給電ユニット200をパッケージング化し、既設の信号制御機への設置が容易な1個のユニットとして提供することができる。
また、上述したように、外部給電ユニット200は、既設の信号制御機に取り付け可能である。したがって、信号制御機そのものを交換する必要はなく、簡易かつ安価に外部給電ユニット200を信号制御機に導入可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係る信号制御機100が含む部材や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
図5は、第2の実施形態に係る信号制御機の構成を示す斜視図である。図6は、信号制御機300が備えるブレーカユニットを示す正面図である。上記第1の実施形態では、外部給電ユニット200と、ブレーカユニット140とが別体として構成されたが、本実施形態に係るブレーカユニット400は、これらを一体的に構成したものである。
すなわち、ブレーカユニット400は、外部給電端子部220、手動切替スイッチ230を有し、また、これらを一体的に支持する支持体410を有する。支持体は410は、正面で見てL字状を有しているが、このような形状に限られない。支持板410は、典型的には板金の組み合わせや、板金の折り曲げ加工により形成されている。図5に示すように、支持板410は、ネジ止めなどによって本体102内に取り付けられている。
また、例えばブレーカユニット400の下部には、リミッタ420が設けらている。
図6に示すように、支持板410には、上記第1の実施形態と同様の機能を有する商用電源ランプ240および外部電源ランプ250が設けられている。商用電源ランプ240および外部電源ランプ250は、リミッタ420に設けられた端子台425と、外部給電端子部220の配列方向(例えば斜め方向)に沿って、それぞれ配置されている。このように、商用電源ランプ240および外部電源ランプ250の位置が、ブレーカユニット400における商用電源との接続端子、外部電源との接続端子(外部給電端子部220)の位置と一致することにより、それら端子の配置および各電源の使用状態が視覚的にわかりやすくなる。
本実施形態では、上記第1の実施形態と同様に、外部給電端子部220が、従来のように電源箱に設けられるのではなく、信号制御機300の筐体101内に設けられているので、外部給電の作業性を高めることができる。
本実施形態では、ブレーカユニット400の本体である支持板410に、外部給電端子部220および手動切替スイッチ230を配置しているので、信号制御機300の筐体101内における省スペース化を実現することができる。
本実施形態のように、手動切替スイッチ230を用いることにより、複雑な機構を必要としないため、これらの外部給電端子部220および手動切替スイッチ230を、比較的簡易にブレーカユニット400に一体的に設けることが可能である。また、ブレーカユニット400に代えて、信号制御機の筐体内の他のユニットに支持させて設けることも可能である。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
外部給電端子部220は、複数設けられていてもよい。これにより、信号制御機に複数の外部電源を接続することが可能となり、信号制御機に複数の外部電源からの外部給電を行うことができる。
上記各実施形態に係る信号制御機は、商用電源ランプ240および外部電源ランプ250を備えていたが、これらのランプを備えていなくてもよい。また、これらのランプのうち、商用電源ランプ240のみを備えていてもよく、その場合にも、商用電源からの電力が供給可能であることを簡単に確認することができるという利点がある。
また、上記各実施形態に係る信号制御機は、手動操作ユニット130を備えていたが、これを備えていなくてもよい。
上記各実施形態では、手動切替スイッチ230は、例えばトグルスイッチで構成されたが、これに限られず、タクトスイッチ、ディップスイッチ、またはその他の公知のスイッチであってもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
2…信号灯
100、300…信号制御機
101…筐体
120…制御ユニット
140、400…ブレーカユニット
200…外部給電ユニット
220…外部給電端子部
230…手動切替スイッチ
240…商用電源ランプ
250…外部電源ランプ
260…支持体
270…第1の電力供給経路
280…第2の電力供給経路
C…商用電源
P1…第1の切替位置
P2…第2の切替位置

Claims (11)

  1. 外部電源供給用の端子部と、
    商用電源に接続可能な第1の電力供給経路と、
    前記端子部に接続された第2の電力供給経路と、
    前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方から供給される電力で駆動し、交通信号機の信号灯を制御する制御ユニットと、
    前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方を前記制御ユニットに接続する手動切替スイッチと、
    前記端子部、前記手動切替スイッチおよび前記制御ユニットを収容する筐体とを具備し、
    前記端子部および前記手動切替スイッチは、前記筐体の高さ方向における中央より下部に配置され、
    前記制御ユニットは、前記端子部および前記手動切替スイッチより上部に配置される
    信号制御機。
  2. 請求項1に記載の信号制御機であって、
    前記端子部は、規格化された端子部である
    信号制御機。
  3. 請求項1または2に記載の信号制御機であって、
    前記端子部は、複数設けられている
    信号制御機。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の信号制御機であって、
    前記端子部および前記手動切替スイッチを支持し、前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路を内蔵する箱体をさらに具備する
    信号制御機。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の信号制御機であって、
    前記第1の電力供給経路に接続された第1のランプ
    をさらに具備する信号制御機。
  6. 請求項5に記載の信号制御機であって、
    前記第2の電力供給経路に接続された第2のランプ
    をさらに具備する信号制御機。
  7. 請求項6に記載の信号制御機であって、
    前記手動切替スイッチは、前記第1の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第1の切替位置と、前記第2の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第2の切替位置との間で切り替え可能であり、
    前記第1のランプおよび前記第2のランプは、前記第1の切替位置および前記第2の切替位置の配列に沿って配置されている
    信号制御機。
  8. 請求項1に記載の信号制御機であって、
    前記筐体に収容されて前記第1の電力供給経路に接続され、前記端子部および前記手動切替スイッチを支持するブレーカユニット
    をさらに具備する信号制御機。
  9. 外部電源供給用の端子部と、
    商用電源に接続可能な第1の電力供給経路と、
    前記端子部に接続された第2の電力供給経路と、
    前記第1の電力供給経路および前記第2の電力供給経路のいずれか一方を交通信号用の信号制御機に接続する手動切替スイッチと、
    前記信号制御機に取り付け可能に構成され、前記端子部および前記手動切替スイッチを支持する支持体と、
    前記第1の電力供給経路に接続された第1のランプと
    を具備する外部給電ユニット。
  10. 請求項9に記載の外部給電ユニットであって、
    前記第2の電力供給経路に接続された第2のランプ
    をさらに具備する外部給電ユニット。
  11. 請求項10に記載の外部給電ユニットであって、
    前記手動切替スイッチは、前記第1の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第1の切替位置と、前記第2の電力供給経路を前記信号制御機に接続する第2の切替位置との間で切り替え可能であり、
    前記第1のランプおよび前記第2のランプは、前記第1の切替位置および前記第2の切替位置の配列に沿って配置されている
    外部給電ユニット。
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