JP6342531B1 - 餌用生物用油脂組成物、餌用生物用油脂組成物の製造方法及び餌用生物の製造方法 - Google Patents

餌用生物用油脂組成物、餌用生物用油脂組成物の製造方法及び餌用生物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新規なマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物を提供する。【解決手段】マンノビオースが溶解した水相が油相に分散された、餌用生物用油脂組成物であって,水相と油相との質量比は,水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であり,水相は,マンノビオースが3〜50質量%溶解しており,油相は,油溶性乳化剤を1〜5質量%含む。【選択図】なし

Description

本発明は、餌用生物用油脂組成物、餌用生物用油脂組成物の製造方法及び餌用生物の製造方法に関する。
クロソイ、ヒラメ等の養殖では、孵化直後の仔魚や稚魚に、ワムシ(Rotifera)、アルテミア(Artemia)等の生物餌料を与えることが一般的に行われている。ワムシは、輪形動物門の水中の微小動物であり、体長は100〜500μm程度である。アルテミアは、小型の甲殻類であり、ホウネンエビによく似た姿をしており、体長約1cm程度である。ワムシ、アルテミア等を、魚の生物餌料に使用する技術が公開されている(特許文献1〜6)。
一方、本出願人は、これまでマンノビオースを含む飼料を開発している(特許文献7〜9)。マンノビオースを飼料に添加することにより、サルモネラ菌の動物腸内での定着を抑制し、体外へ排泄する排菌効果(サルモネラ菌定着抑制効果)が知られている。
特開昭58-47444 特開昭58-47445 特開昭60-58043 特開平1-262758 特開平10-56977 特開平10-327770 特開2015-47158 特開2014-143924 特開2010-183909
本発明は、新規なマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、新規な餌用生物用油脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、その新規な餌用生物用油脂組成物を用いて、餌用生物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、マンノビオースが、クロソイ、ヒラメ等の稚魚(仔魚)の成長、生残及び活力に及ぼす影響を研究した。
それら稚魚に対しては、通常、ワムシ、アルテミア等の生物餌料が与えられる。その生物餌料の条件は、稚魚の口に入る大きさであること、稚魚の摂餌生態に合致していること、稚魚が消化吸収できること、生物餌料を大量培養できること等である。また、稚魚が栄養不足により斃死することや、奇形魚が発生することを防ぐためにも、稚魚には成長に必要な栄養(EPA、DHA、タウリン等)を十分に与えることが必要である。
また、マンノビオースは、マンノースが2つ結合した糖水溶性物質であり、飼料添加剤として使用されている。マンノビオースは、家畜腸管内においてサルモネラ菌の定着防止効果、体外排出効果(免疫賦活作用)、ミネラルの吸収促進効果(生理作用)等を発現する。
本発明者は、次のマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物や、その餌用生物用油脂組成物を給餌することで得られる餌用生物が、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の成長、生残及び活力に、良い影響を及ぼすことを発見した。
項1.
マンノビオースが溶解した水相が油相に分散された、餌用生物用油脂組成物。
項2.
前記水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解した水相である、前記項1に記載の餌用生物用油脂組成物。
項3.
前記餌用生物用油脂組成物は、水相と油相との総量を基準に、水相1〜20質量%が油相に分散された餌用生物用油脂組成物である、前記項1又は2に記載の餌用生物用油脂組成物。
項4.
前記油相は、油溶性乳化剤を含む油相である、前記項1〜3のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
項5.
前記油溶性乳化剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステルである、前記項1〜4のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
項6.
前記油相は、ドコサヘキサエン酸(DHA)及びエイコサペンタエン酸(EPA)から選ばれる1以上を構成脂肪酸とする食用油を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
項7.
マンノビオースが溶解した水相が油相に分散された、餌用生物用油脂組成物であって、
水相と油相との質量比は、水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であり、
水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解しており、
油相は、油溶性乳化剤を1〜5質量%含む、
餌用生物用油脂組成物。
項8.
前記項1〜7のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物の製造方法であって、
マンノビオースが溶解した水相を、油相に分散させる工程を含む、
餌用生物用油脂組成物の製造方法。
項9.
餌用生物の製造方法であって、
餌用生物に、前記項1〜7のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物を給餌する工程を含む、
餌用生物の製造方法。
項10.
前記餌用生物は、ワムシ(Rotifera)及びアルテミア(Artemia)からなる群から選ばれる少なくとも1種の生物である、前記項8記載の餌用生物の製造方法。
本発明のマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物は、乳化飼料として、餌用生物に給餌し、次いでこの餌用生物をクロソイ、ヒラメ等の稚魚に与えることで、それら稚魚の成長、生残及び活力に、良い影響を及ぼすことが可能となる。
本発明の餌用生物用油脂組成物やこの餌用生物用油脂組成物を給餌して得られる餌用生物は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の魚病に対しても有効に働くことが可能となる。
本発明の餌用生物用油脂組成物や餌用生物を使用することで、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の養殖で、抗生物質の使用を抑えることが可能となる。
本発明の餌用生物用油脂組成物や餌用生物は、栄養強化剤としてマンノビオースを含み、魚類(稚魚)に対して、外部形態や生化学的面で有効である。
本発明は、新規なマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物を提供することができ、この新規な餌用生物用油脂組成物を用いて、餌用生物の製造することができる。
本発明のマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物や、その餌用生物用油脂組成物を給餌することで得られる餌用生物は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の成長、生残及び活力に、良い影響を及ぼす。本発明は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚を養殖する際に、養殖稚魚が捕食する餌用生物の飼料等として、各種の栄養成分がバランス良く含有された飼料となる。
本発明に係る餌用生物を与えたヒラメの無給餌飼育試験の結果を表す図である。 本発明に係る餌用生物を与えたクロソイの無給餌飼育試験の結果を表す図である。 本発明に係る餌用生物を与えたヒラメの高温負荷試験の結果を表す図である。 本発明に係る餌用生物を与えたヒラメの低塩分負荷試験を表す図である。 本発明に係るヒラメ稚魚の核酸を分析した結果を表す図である。
本発明は、餌用生物用油脂組成物、餌用生物用油脂組成物の製造方法及び餌用生物の製造方法に関する。
(1)餌用生物用油脂組成物
本発明の餌用生物用油脂組成物は、マンノビオースが溶解した水相が油相に分散されていることを特徴とする。
前記水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解した水相であることが好ましい。
前記餌用生物用油脂組成物は、水相と油相との総量を基準に、水相1〜20質量%が油相に分散されていることが好ましい。
前記油相は、油溶性乳化剤を含む油相であることが好ましい。
前記油溶性乳化剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステルであることが好ましい。
前記油相は、ドコサヘキサエン酸(DHA)及びエイコサペンタエン酸(EPA)から選ばれる1以上を構成脂肪酸とする食用油を含むことが好ましい。
本発明の餌用生物用油脂組成物は、
マンノビオースが溶解した水相が油相に分散されており、
水相と油相との質量比は、水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であり、
水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解しており、
油相は、油溶性乳化剤を1〜5質量%含むことが好ましい。
本発明は、好ましい態様として、その水相はマンノビオースを含有し、その油相は魚油、DHA、EPA等を含有するので、稚魚の餌用ワムシ類(餌用生物)等に与えるに際して、各種の栄養成分がバランス良く強化された飼料となる。この飼料は、それら餌用生物によって摂取され、その結果、それを捕食するクロソイ、ヒラメ等の稚魚を死滅させることなく健全に生長させることが可能となる。
以下、本発明の餌用生物用油脂組成物の構成要素について詳細に説明する。
(1-1)水相
水相はマンノビオースが溶解した水相である。
マンノビオース
マンノビオースは、β-1,4-マンノビオースであり、マンノース2分子がβ-1,4-グリコシド結合してなるものである。マンノビオースは、例えば、マンノースから合成する方法や、β-1,4-マンナンを分解する方法により得ることができる。
マンノビオースを餌用生物用油脂組成物(餌用生物)に添加することにより、サルモネラ菌の動物腸内での定着を抑制し、体外へ排泄する排菌効果(サルモネラ菌定着抑制効果)を得ることができる。
マンノビオースは、水相に3〜50質量%程度溶解していることが好ましい。マンノビオースが水相に溶解する量の上限は50wt%程度である。水相中のマンノビオースの含有量は、5〜45質量%程度がより好ましく、10〜40質量%程度が更に好ましい。水相中のマンノビオースの含有量は、22質量%程度が特に好ましい。
本発明の餌用生物用油脂組成物は、マンノビオース(水溶性栄養成分)が溶解した水相が油相に分散されている。言い換えると、油相中に、マンノビオースが溶解した水相が分散されて存在している。本発明の餌用生物用油脂組成物では、マンノビオースが水相として油中分散されていることにより、マンノビオースを多量に存在させることを可能となる。
(1-2)油相
油相
油相は、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、これらの脂肪酸を構成成分として含む食用油(魚油)等を含有することが好ましい。クロソイ、ヒラメ等の稚魚の健全な発育のためには、各種の栄養成分がバランス良く摂取されることが重要であり、特に不飽和脂肪酸(DHA、EPA等)等を含むことが好ましい。このためには、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の餌となるワムシ、アルテミア等に、これらの成分が含有されていることが好ましい。
食用油として、DHA、EPA等を豊富に含むイワシ、サバ、アジ、ブリ、サンマ、マグロ、カツオなどの青み魚の魚油を使用することができる。また、DHAやEPAを含有する海洋性動物(アザラシ等)由来の油脂の他、微生物や藻類由来のDHA、EPA含有油等を使用することも可能である。
油相は、特にDHA及びEPAから選ばれる1以上を構成脂肪酸とする食用油を含むことが好ましい。
油溶性乳化剤
油相は、油溶性乳化剤を含む油相であることが好ましい。
油相が油溶性乳化剤を含むことで、マンノビオースが溶解した水相が油相に分散される。
前記油溶性乳化剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステル(PGPR)であることが好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、乳化剤として機能する。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンを重合したポリグリセリンと脂肪酸のエステル化生成物である。ポリグリセリン脂肪酸エステルは、植物油由来のグリセリンを脱水縮合によりポリグリセリンにした後、植物油由来の脂肪酸をエステル結合させて作製することができる。
ポリグリセリンの重合度、脂肪酸の種類、或いはエステル化率を変えることにより親、水性から親油性まで幅広い製品設計が可能である。ポリグリセリンの重合度は平均10個程度でありで、前後に分布する。また、脂肪酸のエステル化度(いくつの脂肪酸が結合しているか)も平均で、結合する場所(水酸基(OH)と結合)も任意である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸として、カプリル酸(C8)、ラウリン酸(C12)、ミリスチン酸(C14)、ステアリン酸(C18)、オレイン酸(C18、二重結合の数1)、ベヘニン酸(C22)等が好ましい。
例えば、阪本薬品工業製のポリグリセリン脂肪酸エステル「CRS-75」を使用することができる。縮合リシノール酸エステルであり、ポリグリセリンエステルである。
その他、テトラグリセリンステアレート、デカグリセリンラウレート、デカグリセリンステアレート、デカグリセリンオレート、ポリグリセリンポリリシノレート等を使用することができる。
油相は、油溶性乳化剤を1〜5質量%程度含むことが好ましい。1〜3質量%程度含むことがより好ましく、1〜2質量%程度含むことが更に好ましい。本発明の餌用生物用油脂組成物を調製する際に、W/O型エマルションを良好に形成することができる。
(1-3)水相と油相の関係
水相と油相との質量比
本発明の餌用生物用油脂組成物では、水相と油相との総量を基準に、水相1〜20質量%程度が油相に分散されていることが好ましく、水相1〜10質量%程度が油相に分散されていることがより好ましい。
水相と油相との質量比は、水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であることが好ましく、水相:油相=1〜10質量%:99〜90質量%であることがより好ましい。更に水相:油相=1〜6質量%:99〜94質量%であることが好ましく、特に水相:油相=1〜3質量%:99〜97質量%であることが好ましい。
餌用生物用油脂組成物の乳化粒子径
本発明の餌用生物用油脂組成物は、マンノビオースが溶解した水相が油相に分散されていることから、その乳化粒子径は、餌用生物の口を通過することのできる程度の大きさであることが好ましい。餌用生物用油脂組成物の乳化粒子径は、1〜30μm程度が好ましく、5〜20μm程度がより好ましい。
餌用生物用油脂組成物の乳化粒子径を1〜30μm程度に調整することで、餌用生物がマンノビオース(栄養強化物)を含む餌用生物用油脂組成物を体内に取り込むことが容易となる。また餌用生物の摂取量も良好である。
(2)餌用生物用油脂組成物の製造方法
本発明の前記餌用生物用油脂組成物(前項(1))は、マンノビオースが溶解した水相を、油相に分散させる工程を含む方法で、製造することができる。
乳化工程
マンノビオース(水溶性栄養成分)をリン酸緩衝液等の緩衝液中に入れて水性溶液とする。マンノビオースは、水相に3〜50質量%程度溶解していることが好ましい。
油相は、油溶性栄養成分(DHA、EPA、魚油等)を用いて調製する。
油相は、乳化効率を高めるため、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の油溶性乳化剤(界面活性剤)を添加しておくこと(3〜20質量%程度)が好ましい。
調製した油相(油性溶液)に水相(マンノビオースを含む水性溶液)を少しずつ注入しながらエマルション化機(ホモジナイザー)、超音波照射等により、激しく攪拌することによってW/O型エマルション(油中水型、water in oil型)を形成することができる。
この水相と油相との質量比は、水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であることが好ましい。
本発明の餌用生物用油脂組成物は、良好なW/O型エマルションであり、常温で安定しており保存性にも優れている。本発明の前記餌用生物用油脂組成物は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の餌となるワムシ、アルテミア等の餌用生物の飼料として好適である。
(3)餌用生物用油脂組成物の乳化方法及び乳化物
本発明の餌用生物用油脂組成物は、W/O型エマルション(乳化物)である。
餌用生物に、本発明の餌用生物用油脂組成物を給餌する際には、水中で本発明の餌用生物用油脂組成物を良好に分散させることが好ましい。そこで、本発明の餌用生物用油脂組成物(W/O型乳化物)をワムシ等へ給餌する際には、これを更に乳化させることで、水中で良好に分散させることができる。これにより、ワムシ等は本発明の餌用生物用油脂組成物を十分に食することができる。
この本発明の餌用生物用油脂組成物(W/O型乳化物)を更に乳化させたものを「乳化飼料配合」と記す。実際には、ワムシ等には、この「乳化飼料配合」を与えることになる。
乳化飼料の調製方法の例示
(a)本発明の餌用生物用油脂組成物(W/O乳化物)
本発明の餌用生物用油脂組成物は、DHA/EPA濃縮魚油、マンノビオース水溶液、乳化剤等を含む。DHA/EPA濃縮魚油は、通常DHA及びEPAを夫々30質量%含有している油脂である。マンノビオース水溶液は、通常マンノビオースを22.5質量%含有している水溶液である。
予め油溶性乳化剤(阪本薬品工業製のCRS-75等)を溶解させたDHA/EPA濃縮魚油をホモミキサー(12,000 rpm程度)で攪拌する。そこへ少量ずつマンノビオース水溶液を添加して保持して(10分間程度)、W/O乳化物を作製することができる。
その配合は、例えば、DHA/EPA濃縮魚油:93質量%、マンノビオース水溶液:6質量%、乳化剤:1質量%含む。
(b)乳化飼料配合(W/O/W乳化物)
乳化飼料配合は、前記本発明の餌用生物用油脂組成物、ゼラチン、アラビアゴム、水溶性乳化剤、油溶性乳化剤等を含む。
<水相>蒸留水にゼラチン(新田ゼラチン製のニューシルバー顆粒)、アラビアゴム(キシダ化学製)、水溶性乳化剤(三菱化学フーズ製のリョートーシュガーエステルS-1670)を添加して、80℃で保持する。
<油相>前記本発明の餌用生物用油脂組成物(W/O乳化物)に油溶性乳化剤(三菱化学フーズ製のリョートーシュガーエステルS-170)を溶解させて80℃に保持する。
80℃で保持した水相をホモミキサー(3,000 rpm程度)で攪拌している所へ、油相を少量ずつ添加して、保持して(5分間程度)乳化させてW/O/W乳化物を調製する。作製した乳化物を氷水にて急速冷却すると、このW/O/W乳化物をゲル状態として、乳化飼料を調製することが可能である。
乳化飼料配合(W/O/W乳化物)は、例えば、前記本発明の餌用生物用油脂組成物:20質量%、ゼラチン:5質量%、アラビアゴム:5質量%、水溶性乳化剤:1.5質量%、油溶性乳化剤:0.5質量%含む。
このW/O/W型乳化飼料を作製する際、乳化飼料の一部をビーカー等の容器へ取り出し、40℃程度のぬるま湯で温調すると、ゼラチンが溶解して液状の乳化組成物となる。この液状の乳化組成物を、餌用生物を培養している水槽へ添加することでW/O油滴が水槽全体へ分散され、餌用生物へ給餌されることになる。
(4)餌用生物の製造方法
本発明の餌用生物は、餌用生物に、本発明の前記餌用生物用油脂組成物(前項(1))を給餌する工程を含む方法で、製造することができる。
この本発明の前記餌用生物用油脂組成物には、前記本発明の餌用生物用油脂組成物(W/O型乳化物)を更に乳化させたもの(乳化飼料配合)が含まれる。
本発明の餌用生物用油脂組成物(栄養強化物)は、例えば、シオミズツボワムシ等のワムシ(Rotifera)、アルテミア(Artemia)、ミジンコ、タマミジンコ、チグリオプス等の餌用生物の飼料として用いることができる。前記餌用生物は、ワムシ及びアルテミアからなる群から選ばれる少なくとも1種の生物であることが好ましい。ワムシ、アルテミア等の餌用生物は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の餌となる。
ワムシは,輪形動物門単生殖巣綱に属する生物の総称で,その種類は約2000種が知られている。その中で海産魚の種苗生産の初期餌料として不可欠な存在となっているのがシオミズツボワムシ(Brachionus plicatilis sp. complex)である。
ワムシは、(1)稚魚(仔魚)の口径,咽頭径に見合った大きさであること、(2)形状が単純、且つ壊れ易いこと、(3)消化吸収されること、(4)大量培養が容易にできること、(5)十分な栄養価があること、(6)飼育水を悪化させないこと、(7)稚魚(仔魚)の摂餌生態に合致していること等、海産稚魚(仔魚)の初期餌料に求められる条件に合致する。つまり、ワムシは、大きさが0.1〜0.3 mm程度であり、運動性があること、大量培養ができること、培養用餌料によって栄養価の改善ができること、消化能力の低い稚魚(仔魚)でも消化吸収できることから、初期餌料に求められる条件を備えている。
また、飼育稚魚(仔魚)の成育に不可欠なEPAやDHA等の高度不飽和脂肪酸を給餌前のワムシに取り込ませて、ワムシの餌料価値を高めることが好ましい。
ワムシ等の餌用生物の強化方法
本発明の餌用生物用油脂組成物をワムシ(シオミズツボワムシ等)等の餌用生物に使用する場合は、一次培養したワムシを、魚に与える6〜12時間前に必要量だけ採取し水槽に移す。次いで、パン酵母を培養液1000L当たり100〜300g程度添加すると同時に、本発明の餌用生物用油脂組成物を培養液1000L当たり150〜220g程度添加して、餌用生物を栄養強化することができる。
栄養強化開始後14日間程度で栄養強化されたワムシ等の餌用生物を回収し、クロソイ、ヒラメ等の稚魚(仔魚)に与える。
アルテミア等の餌用生物の強化方法
本発明の餌用生物用油脂組成物をアルテミア等の餌用生物に使用する場合は、孵化・単離したアルテミア幼生を栄養強化槽に移す。次いで、本発明の餌用生物用油脂組成物を飼育水1000L当たり150〜300g程度添加する。
栄養強化開始後14日間程度で栄養強化されたアルテミアを回収し、クロソイ、ヒラメ等の稚魚(仔魚)に与える。
本発明は、好ましい態様として、その水相はマンノビオースを含有し、その油相は魚油、DHA、EPA等を含有するので、稚魚の餌用ワムシ類(餌用生物)等に与えるに際して、各種の栄養成分がバランス良く強化された飼料となる。この飼料は、それら餌用生物によって摂取され、その結果、それを捕食するクロソイ、ヒラメ等の稚魚を死滅させることなく健全に生長させることが可能となる。
以下に、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<検討1>餌用生物用油脂組成物の調製
表1の配合に従い、餌用生物用油脂組成物及び比較例サンプルの調製を行った。
調製法は、下記「餌用生物用油脂組成物の調製法」に従った。
表1の説明
DHA/EPA濃縮魚油には、DHA及びEPAを夫々30質量%含有している油脂を使用した。
マンノビオース水溶液は、水にマンノビオースを22.5質量%となるように溶解したものを使用した。
乳化剤1には阪本薬品工業製のポリグリセリン脂肪酸エステル「CRS-75」を使用した。
餌用生物用油脂組成物の調製法
1.表1の配合に従い、乳化剤1を、DHA/EPA濃縮魚油に溶解した。
2.ホモミキサーにて12,000rpmで攪拌しているところへ、表1の配合に従いマンノビオース水溶液若しくは水を添加した。
3.10分間攪拌を継続し、W/O乳化物とした。
<検討2>乳化飼料の調製
表2の配合に従い、乳化飼料及び比較例サンプルの調製を行った。
調製法は、下記「乳化飼料の調製法」に従った。
表2の説明
ゼラチンには新田ゼラチン製「ニューシルバー顆粒」を使用した。
アラビアゴムにはキシダ化学製製品を使用した。
乳化剤2には三菱化学フーズ製のシュガーエステル「リョートーシュガーエステルS-170」(HLB:1)を使用した。
乳化剤3には三菱化学フーズ製のシュガーエステル「リョートーシュガーエステルS-1670」(HLB:16)を使用した。
乳化飼料の調製法
1.配合に従い、蒸留水にゼラチン、乳化剤3を溶解し、80℃で保持した。これを水相と称した。
2.配合に従い、実施例1に係る油脂組成物及び比較例1に係る油脂組成物に乳化剤2を溶解し80℃に保持した。これを油相と称した。
3.水相をホモミキサーにて3,000rpmで攪拌しているところへ、油相を少量ずつ添加して5分間保持して乳化させてW/O/W乳化物とした。
<検討3>餌用生物への給餌試験
表3の区分に従い、給餌試験を行った。
試験方法は、下記「乳化飼料の給餌方法」に従った。
表3の説明
市販飼料には、クロレラ工業株式会社製「スーパーカプセルA-1」を使用した。本品は、ワムシ、アルテミアの栄養強化餌料であり、DHA、EPAを含む油脂をマイクロカプセル化したものであった。
乳化飼料の給餌方法
餌用生物を培養している海水1,000mLに対し、表に従い各成分を上乗せ添加した。
実施例2に係る乳化飼料及び比較例2に係る乳化飼料は35〜45℃の湯せんにて融解し、添加した。
その他の条件は以下の通りとした。
餌用生物 アルテミア
培養水温:28℃
培養時間:10h
培養密度:150個体/mL
通気量:300mL/min
<検討4>稚魚への給餌試験
クロソイ、ヒラメ各稚魚を対象に、検討3で調製した各区のアルテミアを用い、各試験に供する稚魚を調製した。条件を表4に示した。
<検討4の1>無給餌飼育試験
上記<検討4>で準備した稚魚を用い、無給餌飼育試験を行った。
方法は、以下に記載した。
結果を図1(ヒラメの無給餌飼育試験)及び図2(クロソイの無給餌飼育試験)に記載した。
無給餌飼育試験法
1.検討4の1で準備した稚魚(クロソイ、ヒラメ)を、無給餌状態で、ヒラメは17℃、クロソイは16℃で飼育した。
2.1日毎に生残率を確認した。結果を図1(ヒラメの無給餌飼育試験)及び図2(クロソイの無給餌飼育試験)に示した。
考察
図1及び2に示した通り、本発明に係る油脂組成物を使用した餌用生物を与えたヒラメ(図1)及びクロソイ(図2)は、高い生残率を示した。
<検討4の2>高水温負荷試験
ヒラメ稚魚を対象に、高水温負荷試験を行った。
具体的な方法は、下記「高水温負荷試験法」に記載した。
結果を図3(ヒラメの高温負荷試験)に記載した。
高水温負荷試験法
1.上記<検討4>で準備した稚魚(ヒラメ)20個体ずつを容器に入れ、18℃に温調した。
2.1℃/30分で28℃まで昇温した。
3.42時間後の生残率を測定した。
考察
図3(ヒラメの高温負荷試験)に示した通り、本発明に係る油脂組成物を使用した餌用生物を与えたヒラメは、高い生残率を示した。
<検討4の3>低塩分負荷試験
ヒラメ稚魚を対象に、低塩分負荷試験を行った。
具体的な方法は、下記「低塩分負荷試験法」に記載した。
結果を図4(ヒラメの低塩分負荷試験)に記載した。
低塩分負荷試験法
1.<検討4の1>で準備した稚魚(ヒラメ)20個体ずつを容器(海水100mL入り)にいれ、18℃に温調した。
2.試験開始から360分まで塩分0.5質量%に希釈した海水で飼育した。
3.360分から1,440分まで塩分0.1質量%に希釈した海水で飼育した。
4.1,440分での生存率を測定した。
考察
図4(ヒラメの低塩分負荷試験)に示した通り、本発明に係る油脂組成物を使用した餌用生物を与えたヒラメは、高い生残率を示した。
<検討4の4>核酸(RNA/DNA)分析
上記<検討4>で準備した稚魚(ヒラメ)について、核酸(RNA/DNA)を分析した。
方法は、STS変法に従った(中野広著「稚仔魚研究のための核酸の定量法」海洋と生物54(Vol.10-No.1)、1988より)。
結果を図5(ヒラメ稚魚の核酸分析)に示した。
考察
図5(ヒラメ稚魚の核酸分析)に示した通り、本発明に係る油脂組成物を使用した餌用生物を与えたヒラメは、高いRNA/DNA値を示し、活性が高いことが示された。
マンノビオースは成長、稚魚活力に影響を与えることが分かった。
本発明のマンノビオースを含む餌用生物用油脂組成物は、乳化飼料として、餌用生物に給餌し、次いでこの餌用生物をクロソイ、ヒラメ等の稚魚に与えることで、それら稚魚の成長、生残及び活力に、良い影響を及ぼすことが可能となった。
本発明の餌用生物用油脂組成物やこの餌用生物用油脂組成物を給餌して得られる餌用生物は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚の養殖で、魚病に対しても有効に働き、抗生物質の使用を抑えることが可能となる。
本発明の餌用生物用油脂組成物や餌用生物は、栄養強化剤としてマンノビオースを含み、魚類(稚魚)に対して、外部形態や生化学的面で有効である。本発明は、クロソイ、ヒラメ等の稚魚を養殖する際に、養殖稚魚が捕食する餌用生物の飼料等として、各種の栄養成分がバランス良く含有された飼料となる。

Claims (10)

  1. マンノビオースが溶解した水相が油相に分散された、餌用生物用油脂組成物。
  2. 前記水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解した水相である、請求項1に記載の餌用生物用油脂組成物。
  3. 前記餌用生物用油脂組成物は、水相と油相との総量を基準に、水相1〜20質量%が油相に分散された餌用生物用油脂組成物である、請求項1又は2に記載の餌用生物用油脂組成物。
  4. 前記油相は、油溶性乳化剤を含む油相である、請求項1〜3のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
  5. 前記油溶性乳化剤は、ポリグリセリン脂肪酸エステルである、請求項1〜4のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
  6. 前記油相は、ドコサヘキサエン酸(DHA)及びエイコサペンタエン酸(EPA)から選ばれる1以上を構成脂肪酸とする食用油を含む、請求項1〜5のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物。
  7. マンノビオースが溶解した水相が油相に分散された、餌用生物用油脂組成物であって、
    水相と油相との質量比は、水相:油相=1〜20質量%:99〜80質量%であり、
    水相は、マンノビオースが3〜50質量%溶解しており、
    油相は、油溶性乳化剤を1〜5質量%含む、
    餌用生物用油脂組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物の製造方法であって、
    マンノビオースが溶解した水相を、油相に分散させる工程を含む、
    餌用生物用油脂組成物の製造方法。
  9. 餌用生物の製造方法であって、
    餌用生物に、請求項1〜7のいずれかに記載の餌用生物用油脂組成物を給餌する工程を含む、
    餌用生物の製造方法。
  10. 前記餌用生物は、ワムシ及びアルテミアからなる群から選ばれる少なくとも1種の生物である、請求項8記載の餌用生物の製造方法。






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