JP6341971B2 - トーテムポール回路のパワー素子接続構造 - Google Patents

トーテムポール回路のパワー素子接続構造 Download PDF

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Description

本発明は、3端子型ディスクリート部品のパワー素子を、上段と下段とに複数ずつ並列に備えるトーテムポール回路のパワー素子接続構造に関する。
この種のトーテムポール回路を備えるものとして、例えば、自動車に搭載されるインバータ装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−070530号公報(段落[0057]参照)
ところで、上記したようなトーテムポール回路には、一般に大電流が流される。このため、電路回りに大きな磁界が発生すると共に大きな電圧降下により放射ノイズが発生し、リンギングノイズが発生する。また、大電流を流すために多数のパワー素子が使用され、それらをコンパクトに収めるために高密度に配置される場合が多く、そのため発熱が問題になることも多い。さらには、パワー素子をスイッチングするためのPWM制御の周波数や、PWM制御によって生成される交流自体の基本周波数等による磁界の変化に起因し、渦電流や磁歪効果による不愉快な音が発生して音が問題になることもある。この問題は、自動車において顕著であり、自動車の電動化を阻害する大きな要因になっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来よりノイズ、熱及び音の発生を抑えることが可能なトーテムポール回路のパワー素子接続構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、3端子型ディスクリート部品のパワー素子を、上段と下段とに複数ずつ並列に備えるトーテムポール回路のパワー素子接続構造において、各前記パワー素子に対して少なくとも1つずつのゲート抵抗を実装した絶縁基板と、前記絶縁基板と平行に配置され、厚さ1[mm]以上の銅板で構成される前記トーテムポール回路の1対の電源入力電極板と出力電極板とからなる複数の電極板と、前記絶縁基板及び各前記電極板のそれぞれに形成されて、前記パワー素子の3端子の一部の端子がろう付け又は半田付けにより直に接続される導通孔と、前記絶縁基板及び各前記電極板のそれぞれに形成されて、前記パワー素子の3端子の残りの端子が絶縁状態で挿通された絶縁孔と、前記絶縁基板に対して垂直な板状をなして、各前記パワー素子の放熱面が絶縁性シートを介して重ねられる主平面を有する放熱板と、前記絶縁基板、前記複数の電極板、前記放熱板及び前記複数のパワー素子を収容する回路ケースと、前記回路ケースに充填されて前記絶縁基板と前記電極板との間及び前記電極板同士の間を埋めるポッティング材と、を備えるトーテムポール回路のパワー素子接続構造である。
本発明の第1実施形態に係るインバータ装置の回路図 放熱板にパワー素子が取り付けられた状態の斜視図 インバータ装置の平面図 図3のA−A切断面におけるインバータ装置の側断面図 図3のB−B切断面におけるインバータ装置の側断面図 トーテムポール回路の回路図 スイッチ制御回路の回路図 第2実施形態に係るインバータ装置の平面図 図8のC−C切断面におけるインバータ装置の側断面図 第3実施形態に係るインバータ装置の斜視図
[第1実施形態]
以下、本発明のトーテムポール回路のパワー素子接続構造を適用したインバータ装置10の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、このインバータ装置10は、例えば、自動車に搭載されている三相交流モータを駆動するためのものであって、U相、V相、W相用の3つのトーテムポール回路15を備え、各トーテムポール回路15の上段と下段のそれぞれに例えば6つずつのパワー素子14を並列に備えている(図1には、1つずつのパワー素子14のみが示されている)。
パワー素子14は、例えば、3端子型のディスクリート部品であるIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であって、図2に示すように、扁平直方体状の素子本体部14Hの一側面からコレクタ端子C、エミッタ端子E、ゲート端子G(以下、これらを区別しないときには、単に「端子C,E,G」という)が横並びとなって平行に延びた構造をなしている。また、素子本体部14Hは、一方の主平面に金属が露出した放熱面14K(図4参照)を有し、放熱面14K以外の全体が樹脂でパッケージされている。そして、各パワー素子14が、支持ベース80に放熱面14Kを重ねた状態にして固定されている。
支持ベース80は、平面形状が長方形の支持板部82から3つの放熱板83が上方に直立した構造をなしている。それら3つの放熱板83は、支持板部82の長手方向(図2の左右方向)に延びた帯板状をなして、支持板部82の短手方向に間隔を空けて並べられている。また、支持ベース80は、例えば、銅、アルミ等の非磁性体の金属ブロックから削り出しにより形成され、各放熱板83と支持板部82とが一体になっている。そして、図4に示すように、支持板部82側から放熱板83内に空洞部87が形成されて、各放熱板83全体が中空構造をなしている。また、支持板部82の下面全体には平板81が重ねて固定されて、空洞部87の下面開口が閉塞されている。さらに、平板81には、図5に示すように各放熱板83の長手方向の両端部に対応する位置に貫通孔86,86が形成されて空洞部87と連通している。
支持ベース80は、ケース91(本発明の「回路ケース」に相当する)に収容されている。ケース91は、樹脂の成形品であって、上面が開放した直方体状になっている。そして、支持ベース80が、平板81の下面をそのケース91の底面に重ねた状態にして固定されて、ケース91内の底部に位置している。また、ケース91の底壁には、図5に示すように、平板81の各貫通孔86に重なる貫通孔101(本発明の「流入孔」及び「流出孔」に相当する)が形成されている。これにより、冷却液を、ケース91外から各放熱板83内の長手方向の一端部へと供給し、他端部からケース91外へと排出する流路87Rが構成されている。
図2に示すように、各放熱板83の表裏の両面83A,83Aには、略全体に絶縁性シート85が敷設されている。絶縁性シート85は、比較的熱伝導率が高いマイカ等の絶縁部材で構成されている。そして、各放熱板83の表裏の両面83A,83Aに、それぞれ6つずつのパワー素子14が、一定間隔を空けて横並びに配置されかつ、放熱面14Kを絶縁性シート85に重ねた状態にしてボルト(図示せず)により固定されている。これにより、36個のパワー素子14が6行6列に並べられている。
これら6行6列のパワー素子14のうち、図2の左から1行目には、U相のトーテムポール回路15における6つの高電位側のパワー素子14が配置され、左から2行目には、U相のトーテムポール回路15における6つの低電位側のパワー素子14が配置されている。これと同様に、左から3行目にV相の6つの高電位側のパワー素子14が配置され、左から4行目にV相の低電位側の6つのパワー素子14が配置され、左から5行目にW相の高電位側のパワー素子14が配置され、最も右側の行にW相の低電位側のパワー素子14が配置されている。
以下、高電位側と低電位側のパワー素子14,14を区別する場合には、高電位側のパワー素子14の符号の末尾に「A」を付して「パワー素子14A」といい、低電位側のパワー素子14の符号の末尾に「B」を付して「パワー素子14B」ということとする。
図2に示すように、全てのパワー素子14の端子C,E,Gは、放熱板83群から上方に突出している。そして、それら端子C,E,G群が、図4に示すように絶縁基板70を貫通している。具体的には、絶縁基板70は、平面形状が長方形の平板状をなし、放熱板83群から上方に僅かに離れた位置に配置され、各パワー素子14の端子C,E,Gが貫通する複数の端子挿通孔(図示せず)を有する。そして、それら端子挿通孔(図示せず)のうちパワー素子14のゲート端子Gが貫通している端子挿通孔が本発明に係る「導通孔」になっていて、それら各導通孔を貫通するゲート端子Gが絶縁基板70上の回路にろう付け又は半田付けされている。また、絶縁基板70の残りの端子挿通孔は本発明に係る「絶縁孔」になっていて、それら絶縁孔の近傍に絶縁基板70の回路が位置せず、ゲート端子G以外の端子C,Eは、絶縁基板70の回路から絶縁された状態で絶縁孔を貫通している。
また、絶縁基板70には、各パワー素子14につき1つずつのゲート抵抗72(図6参照)が実装されている。そして、各ゲート抵抗72の一方の端末に各パワー素子14のゲート端子Gが接続され、ゲート抵抗72の他方の端末に接続されたプリント配線が絶縁基板70の一側縁部に集められている。その絶縁基板70の一側縁部は、支持ベース80より側方に張り出していて、その上面にはコネクタ71が実装されている。そして、全ゲート抵抗72から延びたプリント配線がコネクタ71の図示しない端子金具に接続されている。また、図4に示すように、コネクタ71は、ケース91の上面寄り位置まで延び、上方に向かって開口している。
絶縁基板70から上方に僅かに離れた位置には、低電位側の電源入力電極板13が配置されている。この電源入力電極板13は、平面形状が長方形の平板状をなし、その短辺側の一外縁部に接続舌片13Aを備えている(図3参照)。この電源入力電極板13には、絶縁基板70と同様に、各パワー素子14の端子C,E,Gが貫通する端子挿通孔(図示せず)が形成されている。そして、それら端子挿通孔のうち下段側のパワー素子14Bのエミッタ端子Eが貫通した端子挿通孔が本発明に係る「導通孔」をなし、それら導通孔を貫通したエミッタ端子Eが電源入力電極板13にろう付け又は半田付けされている。さらに、残りの端子挿通孔は、本発明に係る「絶縁孔」になっている。この電源入力電極板13の「絶縁孔」には、例えば、絶縁パイプが嵌合されているか、或いは、電源入力電極板13の内面及び上下の開口縁が絶縁被膜で覆われた構造をなしている。次述する出力電極板16及び高電位側の電源入力電極板12の絶縁孔も同様になっている。そして、絶縁孔を、下段側のパワー素子14Bのエミッタ端子E以外の端子C,E,Gが電源入力電極板13から絶縁された状態で貫通している。これらにより、図1に示すように、U相、V相、W相の各トーテムポール回路15における低電位側の末端が電源入力電極板13に共通接続されている。
低電位側の電源入力電極板13から上方に僅かに離れた位置には、U相用、V相用、W相用の3つの出力電極板16が横並びに配置されている。各出力電極板16は、放熱板83の長手方向と直交する方向に延びた帯板状をなしている。そして、U相用の出力電極板16が、U相用のパワー素子14A,14B群の上方に位置し、V相用の出力電極板16が、V相用のパワー素子14A,14B群の上方に位置し、さらには、W相用の出力電極板16が、W相用のパワー素子14A,14B群の上方に位置している。
また、各出力電極板16には、各パワー素子14の端子C,E,Gが貫通する端子挿通孔(図示せず)が形成され、それらのうち上段側のパワー素子14Aのエミッタ端子Eを貫通した端子挿通孔と、下段側のパワー素子14Bのコレクタ端子Cが貫通した端子挿通孔とが本発明に係る「導通孔」をなし、残りの端子挿通孔が、本発明に係る「絶縁孔」になっている。そして、各出力電極板16に、その下方に位置する上段側のパワー素子14Aのエミッタ端子Eと下段側のパワー素子14Bのコレクタ端子Cがろう付け又は半田付けされ、それら以外の端子C,E,Gは、出力電極板16から絶縁された状態で絶縁孔を貫通している。これらにより、U相、V相、W相の各トーテムポール回路15における上段のパワー素子14A群と下段のパワー素子14B群との共通接続部分に、U相、V相、W相の出力電極板16がそれぞれ接続されている。
出力電極板16群から上方に僅かに離れた位置には、高電位側の電源入力電極板12が配置されている。高電位側の電源入力電極板12は、低電位側の電源入力電極板13と同様に、平面形状が長方形の平板状をなし、図3に示すように、短辺側の一外縁部に接続舌片12Aを備えている。また、高電位側の電源入力電極板12の接続舌片12Aと低電位側の電源入力電極板13の接続舌片13Aとは、上方から見て重ならないように配置されている。
高電位側の電源入力電極板12にも、低電位側の電源入力電極板13と同様に、各パワー素子14の端子C,E,Gが貫通する端子挿通孔(図示せず)が形成されている。そして、それらのうち上段側のパワー素子14Aのコレクタ端子Cが貫通した端子挿通孔が本発明に係る「導通孔」をなし、残りの端子挿通孔が、本発明に係る「絶縁孔」になっている。そして、上段側のパワー素子14Aのコレクタ端子Cのみが高電位側の電源入力電極板12にろう付け又は半田付けされ、それら以外の端子C,E,Gは、高電位側の電源入力電極板12から絶縁された状態で絶縁孔を貫通している。これらにより、図1に示すように、U相、V相、W相の各トーテムポール回路15における高電位側の末端が電源入力電極板12に共通接続されている。
なお、図6には、上記した高電位側の電源入力電極板12によって構成される配線部分が実線で示され、低電位側の電源入力電極板13によって構成される配線部分が一点鎖線で示され、出力電極板16で構成される配線部分が二点鎖線で示され、絶縁基板70によって構成される配線部分が点線で示されている。また、高電位側の電源入力電極板12,低電位側の電源入力電極板13,出力電極板16は、例えば、厚さ2[mm]の銅板製であり、絶縁基板70は、例えばガラスエポキシ製である。
高電位側の電源入力電極板12から上方に僅かに離れた位置には、例えば6つのフィルムコンデンサ20が縦横に3行2列に並べられている。その3行2列の列方向は、放熱板83の長手方向に相当し、それと直交する方向が行方向に相当する。そして、その行方向(即ち、フィルムコンデンサ20が2つずつ並ぶ方向)に、各フィルムコンデンサ20のフィルムの巻回軸が向けられて、各フィルムコンデンサ20の1対の電極が並んでいる。また、フィルムコンデンサ20は、上下方向に押し潰された偏平形状をなしている。
これらフィルムコンデンサ20の一方の電極を高電位側の電源入力電極板12に接続するために、一方の列のフィルムコンデンサ20群と他方の列のフィルムコンデンサ20群との間には、6つの第1接続電極21が3行2列に並べられている。各第1接続電極21は、銅板をL字形に折り曲げて、そのL字の一辺に相当する取付片21Bに1対の取付孔を形成してなる。そして、一方の列の第1接続電極21の取付片21Bと、他方の列の第1接続電極21の取付片21Bとが突き合わされた状態で、各取付片21Bが高電位側の電源入力電極板12の上面に重ねられて高電位側の電源入力電極板12に螺子止めされている。そして、第1接続電極21のうち高電位側の電源入力電極板12から直立した接続片21Aが各フィルムコンデンサ20の一方の電極に重ねられて半田付け又はろう付けされている。これにより全てのフィルムコンデンサ20の一方の電極が高電位側の電源入力電極板12に接続されている。
各フィルムコンデンサ20の他方の電極には、端子台62に支持された第2接続電極22が宛がわれている。第2接続電極22は、第1接続電極21の接続片21Aより短い接続片22Aを有する点以外は、第1接続電極21と同一形状をなしている。また、端子台62は、例えば、上下方向に延びた銅製のパイプであって内側に雌螺子孔を備えている。そして、第2接続電極22の取付片22Bの下面に1対の端子台62の上端面が宛がわれて、取付片22Bの取付孔に通した螺子にて固定されている。また、高電位側の電源入力電極板12及び出力電極板16には、端子台62が絶縁状態に貫通した絶縁孔が形成されている。そして、端子台62の下端面が低電位側の電源入力電極板13の上面に宛がわれた状態で、低電位側の電源入力電極板13の図示しない取付孔に通した螺子を端子台62に締め付けて端子台62が低電位側の電源入力電極板13に固定されている。そして、第2接続電極22の接続片22Aが各フィルムコンデンサ20の他方の電極に重ねられて半田付け又はろう付けされている。これにより全てのフィルムコンデンサ20の他方の電極が低電位側の電源入力電極板13に接続されている。つまり、図1に示すように、1対の電源入力電極板12,13の間に複数のフィルムコンデンサ20が並列接続された状態になっている。
図3に示すように、ケース91の一側壁には、1対の入力端子88,88が固定され、ケース91の別の一側壁には、3つの出力端子89,89,89が固定されている。これら入力端子88及び出力端子89は、長方形の平板状における長手方向の両端寄り位置に取付孔を形成してなり、ケース91に形成されたスリットを貫通した状態で接着剤にて固定されている。
1対の入力端子88,88は、横並びに配置されている。そして、一方の入力端子88の上に高電位側の電源入力電極板12の接続舌片12Aが重ねられて、それらを貫通したボルトにて固定されている。また、低電位側の電源入力電極板13の接続舌片13Aは、基端部をクランク状に曲げられて、これにより高電位側の電源入力電極板12の接続舌片12Aと同じ高さに配置されている。そして、高電位側の電源入力電極板12の接続舌片12Aと同様に、他方の入力端子88上に低電位側の電源入力電極板13の接続舌片13Aが重ねられて同様にボルトにて固定されている。また、3つの出力端子89も、横並びに配置され、各出力電極板16の一端部が、それぞれ各出力端子89に上方から重ねられてボルトにて固定さている。
ケース91内には、フィルムコンデンサ20の上方に位置するケース91の上端寄り位置までポッティング材Pが充填されて、部品間の隙間が埋め尽くされている。また、コネクタ71の上端部は、ケース91内でポッティング材Pより上方に突出している。ポッティング材としては、ウレタン、シリコン、エポキシ等が上げられる。
ポッティング材Pの上面は内蓋92によって覆われている。内蓋92は、ポッティング材Pの固化前にポッティング材P上に被せられて、これにより内蓋92がポッティング材Pに固定されている。また、コネクタ71は、内蓋92に形成された貫通孔を通して内蓋92の上方まで突出している。
本実施形態のインバータ装置10の構成に関する説明は以上である。次に、このインバータ装置10の作用効果について説明する。インバータ装置10は、例えば、電気自動車に搭載され、その電気自動車の走行用の駆動源である三相交流モータの電源として使用される。そのために、車両に搭載されている直流電源90の正負の電極が、インバータ装置10の1対の入力端子88,88に接続され、三相交流モータのU相、V相、W相の電力ケーブルがそれぞれインバータ装置10の3つの出力端子89に接続される。なお、直流電源90は、例えばDC−DCコンバータであって、車両のバッテリーの出力を例えば400[V]まで昇圧して出力する。
また、インバータ装置10の各放熱板83毎に備えた流路87R(図5参照)の両端部には、車両のラジエターに繋がる冷却液の循環パイプが接続される。これにより、車両の走行中は、冷却水が各放熱板83の内部を長手方向の一端から他端へと流れる。
さらに、インバータ装置10のケース91のうち内蓋92の上方部分には、プリスイッチ制御回路95が収容され、そのプリスイッチ制御回路95に備えた第1コネクタ98にコネクタ71が接続される。さらに、プリスイッチ制御回路95に備えた第2コネクタ99に、ECU18(エンジンコントロールユニット)から延びたハーネスのコネクタ97が接続される。なお、ECU18には、三相交流モータが有する回転位置センサの検出結果や、走行速度の検出結果が取り込まれようになっている。そして、ECU18からのオンオフ制御信号が、プリスイッチ制御回路95に実装されたレベル変換回路17によりレベル変換されかつアイソレーションされ、さらに、絶縁基板70のゲート抵抗72を通して、各パワー素子14のゲート端子Gに付与される。
その際、ECU18は、車両のアクセルの操作や走行速度に応じて三相交流モータの目標の回転速度又は回転トルクを決定し、その目標通りに三相交流モータが動作するようにオンオフ制御信号のパルス幅を変更するPWM制御を行う。これにより、インバータ装置10の1対の電源入力電極板12,13の間に付与されている直流の電力が、運転状況に応じた三相交流の電力に変換されて、U相、V相、W相の出力電極16から三相交流モータへと給電される。このとき、三相交流モータの負荷が急増しても、1対の電源入力電極板12,13の間に並列接続されている複数のフィルムコンデンサ20が、三相交流モータの負荷の急増に対する交流出力を補償するので、三相交流モータのトルク不足を抑えることができる。なお、フィルムコンデンサ20は、直流電源90の出力電圧を平滑化する役割も果たす。
また、三相交流モータへの給電中は、インバータ装置10の電力ラインに、例えば、400[V]で100[A]の大電流が流れ得る。このため、電力ラインの寄生インダクタンスが大きいと、電力を大きく損失し、交流波形の劣化も顕著になる。しかしながら、本実施形態のインバータ装置10では、上記したように1対の電源入力電極板12,13と、U相、V相、W相の出力電極16と絶縁基板70とを平行に配置してそれらに複数の端子挿通孔を貫通形成し、所定の端子挿通孔に各パワー素子14の所定の端子C,E,Gを導通接続されたことで、パワー素子14同士を接続する配線部分が、従来のインバータ装置に比べて極めて短くかつ幅広になっている。つまり、本実施形態のインバータ装置10では、従来よりパワー素子14に係る配線部分の寄生インダクタンスが小さくなり、従来より電力損失及び交流波形の劣化を抑えることができる。
ところで、上記したインバータ装置10が有する「トーテムポール回路のパワー素子接続構造」とは別の構造として、1対の電源入力電極板12,13、出力電極16を構成する銅板をガラスエポキシ樹脂層を挟んで積層した多層基板とし、その多層基板にディスクリート品であるパワー素子を実装しかつ放熱板を備えた構造が考えられる。
しかしながら、そのような多層基板では、電磁界、及び、静電界の変化による音の発生を抑えることができない。即ち、ガラスエポキシ樹脂のような硬度が高い絶縁体は、共振周波数が高く、そのため、パワー素子のオンオフのスイッチングによる高周波周波数の変動を減衰させる効果を有さず、共振さえも起こしてしまう。この音による振動は、ディスクリート品であるパワー素子と多層絶縁基板とを電気的に接続する半田等の金属疲労による亀裂をもたらし、接続不良を起こす恐れも生じる。
これに対し、本実施形態のインバータ装置10では、電源入力電極板12,13と出力電極16の銅板間、及び銅板と絶縁基板70との間を、ガラスエポキシ樹脂に比べて極めて柔軟なポッティング材Pで絶縁しているので、高い共振周波数を有さず、防音性と接続部の耐久性を改善することができる。また、フィルムコンデンサ20群も電圧変化によって振動し得るが、それらフィルムコンデンサ20群もポッティング材Pに埋設したので、フィルムコンデンサ20群による音の発生も抑えることができる。さらに、ガラスエポキシ樹脂層の代わりに空気層とした場合、銅板間には高電位差があり、空気の絶縁性は比較的低いので、放電や電食の危険性が生じる。よって、ポッティング材Pを施すことにより、音、放熱以外にも優位性がある。
また、フィルムコンデンサは、一般的には、複数個を纏めて樹脂でパッケージしたモールド製品としてメーカーから供給される。しかしながら、モールド製品は、個々に配置する自由度が少なくなる。これに対し、本実施形態のインバータ装置10では、モールドされていないフィルムコンデンサ20に直接、第1及び第2の接続電極21,22を半田付け等によって取り付け、それら第1及び第2の接続電極21,22を1対の電源入力電極板12,13に直接又は間接的に螺子止めしたので、個々に配置する自由度が高い。また、銅板は熱伝導性が高いので、1対の電源入力電極板12,13のように大きな銅板では、熱引け分の加熱量が極めて大きく、半田付けに必要な温度まで銅板を加熱することが困難である。また、その半田付けに必要な温度まで銅板を加熱するために、銅板を広範囲に亘って加熱すると、そのことによる金属劣化が問題になると共に、冷却時に発生する歪みに起因した内部応力により、半田接続部に亀裂等が発生し易くなる。これらに対し、本実施形態のインバータ装置10では、フィルムコンデンサ20に第1及び第2の接続電極21,22を半田付け等し、第1及び第2の接続電極21,22を1対の電源入力電極板12,13に螺子止めする構造としたので、上記問題が発生し難いという優位性がある。
また、螺子止めによれば半田付けに比べて、第1及び第2の接続電極21,22と1対の電源入力電極板12,13との間の接続部分を大きくしてインピーダンスを下げることにより、電圧降下による影響を抑制することができる。
また、本実施形態のインバータ装置10では、パワー素子14の放熱面14Kが絶縁性シート85を介して放熱板83に宛がわれている。この絶縁性シート85を介在させたことで、パワー素子14の放熱面14Kに導通するコレクタ端子Cと放熱板83との間の絶縁が図られる。そして、その絶縁性シート85が熱伝導率が高いマイカ等で構成されているので、効率よくパワー素子14の熱を放熱面14Kから放熱板83へと放熱することができる。しかも、放熱板83内は、循環される冷却液の流路87Rになっていて、パワー素子14群の放熱面14Kと平行に冷却液が流れるので効率よく排熱することができる。また、放熱板83内に大きな冷却水が存在することは、冷却効果の他に、機械的な共振周波数を下げる効果もあり、トーテムポール回路のようにスイッチングを行う構成においては、音の発生を抑制する効果もある。さらには、パワー素子14はポッティング材Pによって覆われているので、パワー素子14の熱が放熱面14Kからのみならず、全方向から放熱され、ポッティング材Pから放熱板83にも放熱される。これらにより高い放熱効果を奏する。また、冷却水は、ケース91のうちパワー素子14、電源入力電極板12,13等を収容している領域を通らずに、ケース91外から放熱板83内へと流出入するので、仮に冷却水が漏れても漏電が発生することはない。また、それ以外に、放熱板83に対するパワー素子14の取り付けが容易になるという効果もある。
また、パワー素子14の端子C,E,Gは、1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16に垂直に接続されているので、パワー素子14の熱を端子C,E,Gから1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16へと放熱することができ、1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16を放熱部位として利用することができる。つまり、本実施形態のインバータ装置10では、銅、アルミ等の金属ブロックから放熱板83と支持板部82とを削り出し、その削り出した部分にパワー素子14が支持板部82、放熱板83、1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16によって3方向から囲まれるように構成したので、放熱性に優れている。また、放熱板83を複数備え、パワー素子14が放熱板83同士の間に挟まれるように配置したので、高い放熱効果を奏する。さらに、ケース91内をポッティング材Pで充填したので、ケース91内の温度が全体的に均一になり、熱がパワー素子14に集中することを防ぐことができる。即ち、全体に熱を伝達することで、熱容量を増加させ、短時間の過度の温度上昇を防ぐことができる。これら構成により、放熱性及び冷却性を高め、熱容量を増加させることができ、パワー素子14の高密度実装が可能になり、大電力を駆動する回路をコンパクトに構成することができる。
ところで、トーテムポール回路に大電流が流れると、電路回りに大きな磁界が発生すると共に大きな電圧降下により放射ノイズが発生し、リンギングノイズが発生するという問題がある。これに対し、本実施形態のインバータ装置10では、多数個(本実施形態では、36個)のパワー素子14を用い、パワー素子14の1個当たりの電流を下げることで、磁界の範囲を小さくすると共に磁力を小さくして、ノイズの発生を抑制することができる。また、パワー素子14を非磁性体の放熱板83に取り付けたので、相互インダクタンスの発生を抑制することができ、パワー素子14が他のパワー素子14に及ぼす影響を抑えることができる。しかも、放熱板83内は、非磁性体で電気伝導率が低い冷却水が流れているので、冷却水を挟んだ反対側のパワー素子14への磁力の伝達を妨げることができ、上記問題が発生し難いという優位性がある。
また、パワー素子14の端子C,E,Gと1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16によるコイル成分によって発生した磁界は、1対の電源入力電極板12,13及び出力電極板16の面内、即ち、板厚方向で発生するので、渦電流の発生を小さくでき、電磁ノイズの影響を抑えることができる。
[第2実施形態]
本実施形態のインバータ装置10Vは、図8及び図9に示されており、支持ベース80の両側方にフィルムコンデンサ20が配置されている点が第1実施形態と異なる。具体的には、電源入力電極板12,13には、側方に延びるコンデンサ挟持部12B,13Bが設けられている。コンデンサ挟持部12B,13Bは、図8に示すように、上方から見て重なる位置に配置され、コンデンサ挟持部12Bは、電源入力電極板12から真っ直ぐ延びているのに対し、コンデンサ挟持部13Bはクランク状に曲げられている。そして、電源入力電極板12のコンデンサ挟持部12Bと電源入力電極板13のコンデンサ挟持部13Bとの間にそれぞれコンデンサ20が上下方向から挟持されて、各フィルムコンデンサ20の電極面がコンデンサ挟持部12B,13Bに半田付けされている。また、電源入力電極板12,13の接続舌片12A,13Aは、出力電極板16が出力端子89と接続する側と反対側の側縁部に配置されている。なお、図8には、電源入力電極板12に形成された複数の端子挿通孔と端子挿通孔を挿通したパワー素子14の端子C,E,Gが省略して示されている。
本実施形態のインバータ装置10Vによれば、電源入力電極板12,13から張り出したコンデンサ挟持部12B,13Bで複数のフィルムコンデンサ20を挟んで接続しているので、パワー素子14同士を接続する配線部分のみならず、フィルムコンデンサ20に係る配線部分も短くかつ幅広になり、この点においても従来より電力損失及び交流波形の劣化を抑えることができる。また、複数のパワー素子14の側方にフィルムコンデンサ20群が配置されているのでインバータ装置10全体を上下方向にコンパクトすることができる。
[第3実施形態]
本実施形態のインバータ装置10Wは、図10に示されており、パワー素子14が水冷管40に固定されると共に、パワー素子14の下方に電源入力電極板12,13、出力電極板16、絶縁基板70が配置されている点が第2実施形態と異なる。具体的には、水冷管40は、4つの吸熱管41の両端部が、それぞれ1つの幹管42A,42Bに纏められた構造をなしている。各吸熱管41及び幹管42A,42Bは、断面四角形のパイプ状をなし、各吸熱管41の長手方向の3箇所にクリップ41Cが備えられている。クリップ41Cは、吸熱管41の一側面上部から側方に張り出して下方に屈曲した構造をなしている。そして、パワー素子14群の端子C,E,Gが下方に延びた状態でパワー素子14と吸熱管41とが交互に並び、各素子本体部14Hの主平面に各吸熱管41の一側面が上述の如く宛われかつ素子本体部14Hの下面が吸熱管41の下面と略面一になるようにクリップ41Cにて固定されている。
水冷管40から下方に僅かに離れた位置には、水冷管40側から順に高電位側の電源入力電極板12、出力電極板16、低電位側の電源入力電極板13、絶縁基板70が隙間を空けて配置されている。電源入力電極板12は、水冷管40の幹管42A,42Bを除いた部分と対向する大きさの長方形をなし、短辺側の両側縁部に複数のコンデンサ挟持部12Bを備えている。コンデンサ挟持部12Bは、上方に立ち上がりかつ側方に屈曲したクランク形状に形成されている。低電位側の電源入力電極板13は、電源入力電極板12に比べて長手方向に長い長方形をなし、その電源入力電極板12より側方に張り出した両側方部分がコンデンサ挟持部12Bになっている。そして、電源入力電極板12の各コンデンサ挟持部12Bと電源入力電極板13のコンデンサ挟持部13Bとの間にそれぞれフィルムコンデンサ20が上下方向から挟持されて、各コンデンサ20の電極面がコンデンサ挟持部12B,13Bに半田付けされている。
複数のコンデンサ挟持部12Bのうち、1つのコンデンサ挟持部12Bは、先端部がフィルムコンデンサ20の電極面を超えた位置まで延び、そのフィルムコンデンサ20の電極面から張り出した部分が接続舌片12Aになっている。また、電源入力電極板13には、上方からみて電源入力電極板12の接続舌片12Aと重なる位置に接続舌片13Aが設けられている。
また、水冷管40の幹管42A,42Bは、ケースの長手方向の長さより僅かに長くなっていて、ケース内に収容されると、幹管42A,42Bの先端部がケースに形成されたスリットを挿通した状態となる。
なお、図10には、計12個のパワー素子14を配置した例が示されているが、パワー素子14の個数は、これに限るものではなく、第1実施形態及び第2実施形態と同じ個数であってもよい。また、フィルムコンデンサ20の個数についても同様である。
本実施形態のインバータ装置10Wによれば、前記第2実施形態のインバータ装置10Vと同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態のインバータ装置10は、三相交流を出力するものであったが、二相交流を出力するインバータ装置に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態のインバータ装置10は、パワー素子14としてIGBTを備えていたが、IGBT以外のパワー素子(例えば、MOSFET、JFET)を備えたインバータ装置に本発明を適用してもよい。
(3)前記実施形態のインバータ装置10では、1対の電源入力電極板12,13の内側に複数の出力電極板16を備えていたが、1対の電源入力電極板12,13の外側に複数の出力電極板16を備えた構成としてもよい。
(4)前記実施形態のインバータ装置10,10V,10Wでは、パワー素子14の個数が36個又は12個の場合を説明したが、パワー素子14の個数はこれに限るものではない。また、フィルムコンデンサ20の個数についても同様である。
10,10V,10W インバータ装置
12,13 電源入力電極板
14 パワー素子
14K 放熱面
15 トーテムポール回路
16 出力電極板
20 フィルムコンデンサ
21 第1接続電極
22 第2接続電極
70 絶縁基板
80 支持ベース
83 放熱板
85 絶縁性シート
101 貫通孔(流入孔、流出孔)
P ポッティング材

Claims (5)

  1. 3端子型ディスクリート部品のパワー素子を、上段と下段とに複数ずつ並列に備えるトーテムポール回路のパワー素子接続構造において、
    各前記パワー素子に対して少なくとも1つずつのゲート抵抗を実装した絶縁基板と、
    前記絶縁基板と平行に配置され、厚さ1[mm]以上の銅板で構成される前記トーテムポール回路の1対の電源入力電極板と出力電極板とからなる複数の電極板と、
    前記絶縁基板及び各前記電極板のそれぞれに形成されて、前記パワー素子の3端子の一部の端子がろう付け又は半田付けにより直に接続される導通孔と、
    前記絶縁基板及び各前記電極板のそれぞれに形成されて、前記パワー素子の3端子の残りの端子が絶縁状態で挿通された絶縁孔と、
    前記絶縁基板に対して垂直な板状をなして、各前記パワー素子の放熱面が絶縁性シートを介して重ねられる主平面を有する放熱板と、
    前記絶縁基板、前記複数の電極板、前記放熱板及び前記複数のパワー素子を収容する回路ケースと、
    前記回路ケースに充填されて前記絶縁基板と前記電極板との間及び前記電極板同士の間を埋めるポッティング材と、を備えるトーテムポール回路のパワー素子接続構造。
  2. 前記放熱板は、帯板状をなしてその長手方向に前記複数のパワー素子が並べて配置されると共に、前記長手方向に延びる流路を内部に備える中空構造をなして、前記流路に冷却液が流される請求項1に記載のトーテムポール回路のパワー素子接続構造。
  3. 前記放熱板のうち前記電極板と反対側の面が前記回路ケースの内面に水密状態に重ねて固定され、前記流路の両端部に連通する冷却液の流入孔と流出孔とが前記回路ケースに形成されている請求項2に記載のトーテムポール回路のパワー素子接続構造。
  4. 前記1対の電源入力電極板の間に並列接続される複数のフィルムコンデンサが前記回路ケースに収容され、前記ポッティング材にて前記複数のフィルムコンデンサの少なくとも一部が埋まっている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のトーテムポール回路のパワー素子接続構造。
  5. 一方の前記電源入力電極板が、他方の前記電源入力電極板及び前記出力電極板及び前記絶縁基板より前記放熱板から離れた位置に配置され、
    前記一方の電源入力電極板に螺子止めされて導通すると共に、前記複数のフィルムコンデンサの一方の電極にそれぞれ半田付けされた複数の第1接続電極と、
    前記他方の電源入力電極板に螺子止めされて導通すると共に、前記複数のフィルムコンデンサの他方の電極にそれぞれ半田付けされた複数の第2接続電極とを備える請求項4に記載のトーテムポール回路のパワー素子接続構造。
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