JP2014036509A - 3レベル電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路インダクタンスが低く、かつ低コストで保守性の高い3レベル電力変換装置を得る。
【解決手段】還流ダイオード111が逆並列接続された第1のIGBT101と、還流ダイオード112が逆並列接続された第2のIGBT102とを直列接続して一つのパッケージ内に収容した2in1モジュール2aと、双方向に電流を流す特性を有する双方向スイッチ3aとにより1相分の電力変換回路5aを構成し、これを3相備えて構成される3レベル電力変換装置1は、各相における2in1モジュール2a〜2cの各外部端子が、第1のIGBT101のコレクタと同電位の第1の主端子C1、第1のIGBT101のエミッタと第2のIGBT102のコレクタとの接続点と同電位の第2の主端子C2E1、第2のIGBT102のエミッタと同電位の第3の主端子E2の順に、各パッケージの表面に一列に配列されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力用半導体モジュールを用いて構成された3レベル電力変換装置に関するものである。
電力変換装置には、2レベル回路方式や3レベル回路方式が存在する。レベル数が多くなるほど、回路に必要な電力用半導体モジュール数やそれらの制御に使用する部品数が多くなり、構成が複雑化するため、2レベル回路方式の電力変換装置が一般的に多用されている。しかし、3レベル回路方式では、電力用半導体モジュールの耐圧が2レベル回路方式の半分の耐圧のもので良いためモジュール単体のコストが下がり、また、電力用半導体モジュールの電力損失も減少する。このため、3レベル回路方式の電力変換装置を使用する例も増えてきている。
一方、電力変換装置では、半導体素子のターンオフ時にサージ電圧が発生することが問題となっており、このサージ電圧を抑制するために回路インダクタンスを低減することを目的とした電力変換装置が開発されている。
上述の通り近年使用が増加している3レベル回路方式の電力変換装置において回路インダクタンスの低減化を図った例として、従来の3レベル回路方式の電力変換装置では、直流電源のPN間に接続されるIGBTの直列接続回路と、この直列接続回路の直列接続点と直流電源の中性点との間に接続する交流スイッチ素子(IGBT)を一つのパッケージに内蔵して構成される(例えば、特許文献1)。
また、回路インダクタンスの低減化を図った他の例として、従来の3レベルインバータでは、3レベルインバータの直流回路(電解コンデンサ)と、インバータ部の半導体素子との間を接続する場合に、中間電位部の配線導体を2分割し、P導体とN導体をそれぞれ絶縁物を介して挟み込む構造として構成される(例えば、特許文献2)。
特開2008−193779号公報 特開2009−022062号公報
上記特許文献1に記載の3レベル回路方式の電力変換装置は、IGBTの直列接続回路と、交流スイッチ素子(IGBT)とを一つのパッケージ内に収めたモジュールを用いて構成し、各IGBT間の配線を不要とすることで回路インダクタンスを低減している。しかし、多くの半導体素子を同一パッケージ内に同封すると半導体素子の歩留りによってモジュールのコストが高くなる可能性や、一つの半導体素子が壊れた場合に全てを交換しなければならないなど、コスト面や保守性での問題があった。
また、特許文献2に記載の3レベルインバータでは、インバータ部の半導体素子を、2in1タイプのIGBTモジュールと、1in1タイプのIGBTモジュールとにより構成しているため、上記特許文献1のようなコスト面や保守性の問題は余り生じない。しかし、回路インダクタンスの低減は、各配線導体が完全に積層された部分に関してのみ可能であり、積層されていない特にモジュールの端子近くの導体部分に関してはインダクタンスが大きくなるため、十分にインダクタンスを低減できないという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、回路インダクタンスが低く、かつ低コストで保守性の高い3レベル電力変換装置を得ることを目的とする。
この発明に係る3レベル電力変換装置は、第1の還流ダイオードが逆並列接続され、制御電極、入力電極、および出力電極を有する第1の自己消弧型半導体素子と、第2の還流ダイオードが逆並列接続され、制御電極、入力電極、および出力電極を有する第2の自己消弧型半導体素子とを直列接続して一つのパッケージ内に収容し、上記第1の自己消弧型半導体素子の入力電極と同電位の第1の主端子と、上記第1の自己消弧型半導体素子の出力電極と上記第2の自己消弧型半導体素子の入力電極との接続点と同電位の第2の主端子と、上記第2の自己消弧型半導体素子の出力電極と同電位の第3の主端子とを外部端子として、上記各外部端子が上記パッケージの表面に露出した電力用半導体モジュールと、
上記第1の主端子と上記第3の主端子との間に接続される直流電源の中間電位点と、上記第2の主端子との間に接続され、双方向に電流を流す特性を有する双方向スイッチと、
により1相分の電力変換回路を構成し、上記1相分の電力変換回路を複数相備えて構成された3レベル電力変換装置である。上記各相の電力用半導体モジュールの上記各外部端子は、上記第1の主端子と上記第2の主端子とが隣接して配置され、かつ上記第2の主端子と上記第3の主端子とが隣接して配置されている。
この発明の3レベル電力変換装置は、上記のように構成されているため、電力変換回路の回路インダクタンスを抑え、また保守性を向上させるとともに、製造コストを低減することができる。
この発明の実施の形態1における3レベル電力変換装置の構成を模式的に示す平面図および平面図におけるA−A’線断面図である。 図1に示す3レベル電力変換装置を構成する各ブスバーの形状を示す平面図である。 図1に示す3レベル電力変換装置の回路図である。 図1に示す3レベル電力変換装置を構成する2in1モジュールの外観図および内部回路図である。 図1に示す3レベル電力変換装置の1相分の3レベルの電力変換回路を示す回路図である。 図5に示す3レベル電力変換回路における動作を説明するための図である。 図5に示す3レベル電力変換回路における動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における3レベル電力変換装置の比較例として、2レベル電力変換回路の1相分を示す回路図である。 図8に示す2レベル電力変換回路における動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における3レベル電力変換装置の構成を模式的に示す平面図および平面図におけるA−A’線断面図である。 図10に示す3レベル電力変換装置を構成する各ブスバーの形状を示す平面図である。 図10に示す3レベル電力変換装置を構成する2in1モジュールの外観図および内部回路図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における3レベル電力変換装置1の構成を模式的に示す平面図および平面図におけるA−A’線断面図、図2はこの3レベル電力変換装置1の構成を分かり易く説明するためのものであり、3レベル電力変換装置1を構成する各ブスバーの形状を示す平面図である。また、図3はこの3レベル電力変換装置1の回路図、図4は3レベル電力変換装置1を構成する2in1モジュールの外観図およびその内部回路図である。
3レベル電力変換装置1は双方向スイッチ方式の3レベル電力変換装置であり、図1に示すように、電力用半導体モジュールとして3個の2in1モジュール2a〜2cと、双方向スイッチとして3個の双方向スイッチモジュール3a〜3cと、直流電源として2個のコンデンサ4a、4bとを備えている。なお、2in1モジュールは、逆並列に接続された自己消弧型半導体素子としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と半導体素子である還流ダイオードとの組を2組直列に接続し、一つのパッケージ内に収めたものである。また、双方向スイッチモジュールは、逆並列に接続されたIGBTと還流ダイオードとの組を2組、コレクタコモンとなるように互いに逆方向に直列接続し、一つのパッケージ内に収めたものである。
以下、図1、図3を参照して3レベル電力変換装置1の回路構成について詳しく説明する。
まず、各2in1モジュール2a〜2cの回路構成について、例として2in1モジュール2aに着目して説明する。なお、2in1モジュール2a〜2cは全て同様の構成であるため、2in1モジュール2b、2cについての説明は省略する。
2in1モジュール2aは、第1の自己消弧型半導体素子101と第1の還流ダイオード111とが逆並列に接続された組、および第2の自己消弧型半導体素子102と第2の還流ダイオード112とが逆並列に接続された組、が2直列に接続された回路により構成されている。
第1のIGBT101と第1の還流ダイオード111との組が正極側アームを構成し、第2のIGBT102と第2の還流ダイオード112との組が負極側アームを構成している。
正極側アームおよび負極側アームの各IGBT101、102は、それぞれ制御電極としてのゲート、入力電極としてのコレクタ、出力電極としてのエミッタを有している。2in1モジュール2aのパッケージの表面には外部端子が露出しており、外部端子としては、第1のIGBT101のコレクタと同電位の第1の主端子C1(以下、C1端子と記す。)、第1のIGBT101のエミッタと第2のIGBT102のコレクタとの接続点と同電位の第2の主端子C2E1(以下、C2E1端子と記す。)、第2のIGBT102のエミッタと同電位の第3の主端子E2(以下、E2端子と記す。)とを備えている。なお、上記3個の主端子以外にも、各IGBT101、102のゲートの制御端子G1、G2、エミッタの制御端子E10、E20がパッケージの表面に露出している。図3中において、外部に露出する各外部端子は○印で表示している。
次に、各双方向スイッチモジュール3a〜3cの回路構成について、例として双方向スイッチモジュール3aに着目して説明する。なお、双方向スイッチモジュール3a〜3cは全て同様の構成であるため、双方向スイッチモジュール3b、3cについての説明は省略する。
双方向スイッチモジュール3aは、双方向に電流を流す特性を有する双方向スイッチであり、本実施の形態1では、第3のIGBT201と第3の還流ダイオード211とが逆並列に接続された組、および第4のIGBT202と第4の還流ダイオード212とが逆並列に接続された組、がコレクタコモンとなるように互いに逆方向に直列接続された回路により構成されている。
このような回路構成の双方向スイッチモジュール3aは、第3のIGBT201のエミッタと同電位の第4の主端子E1’(以下、E1’端子と記す。)と、第4のIGBT202のエミッタと同電位の第5の主端子E2’(以下、E2’端子と記す。)とを備え、E1’端子、E2’端子が双方向スイッチモジュール3aのパッケージの表面に外部端子として露出している。なお、上記主端子以外にも、各IGBT201、202のゲートの制御端子G1’、G2’や、エミッタの制御端子E10’、E20’がパッケージの表面に露出している。
次に、直流電源としてのコンデンサは、2個のコンデンサ4a、4bが直列接続されて構成されている。2直列のコンデンサ4a、4bの両端となる正極側の端子を正極端子P、負極側の端子を負極端子Nとし、コンデンサ4aとコンデンサ4bの接続点である中間電位点の端子を中間端子Cとする。なお、ここでは、コンデンサ4aは正極端子Pと中間端子C、コンデンサ4bは負極端子Nと中間端子Cを備えている。
2in1モジュール2aのC1端子はコンデンサ4aの正極端子Pに、2in1モジュール2aのE2端子はコンデンサ4bの負極端子Nにそれぞれ接続される。また、双方向スイッチモジュール3aは、コンデンサ4a、4bの中間端子Cと2in1モジュール2aのC2E1端子との間に接続され、具体的には、双方向スイッチモジュール3aのE1’端子が2in1モジュール2aのC2E1端子と接続され、双方向スイッチモジュール3aのE2’端子がコンデンサ4a、4bの中間端子Cと接続されている。
2in1モジュール2aと双方向スイッチモジュール3aとで構成される部分が1相分の電力変換回路5aであり、これと同様の構成の電力変換回路を3相、ここでは、電力変換回路5a〜5cを備えて3レベル電力変換装置1が構成されている。
次に、3レベル電力変換装置1内における2in1モジュール2a〜2c、双方向スイッチモジュール3a〜3c、コンデンサ4a、4bの配置等について、主に図1、図2を参照して説明する。なお、以下の説明において、2in1モジュール2a〜2c、双方向スイッチモジュール3a〜3cをまとめて指す場合、単にモジュールと記す。
各モジュール2a〜2c、3a〜3cおよびコンデンサ4a、4bは、平板状の複数のブスバー6により上述した回路構成となるように互いに接続されている。本実施の形態1では、ブスバー6は6枚のブスバー61〜66により構成されており、上層に配置されるブスバー61、下層に配置されるブスバー62、中間層に配置されるブスバー63〜66が、各層が平行となるように積層されてラミネート加工により一体化されている。なお、図1の断面図において、各モジュール2a〜2c、3a〜3cおよびコンデンサ4a、4bに近い側に配置されているブスバーを下層側のブスバー62としている。また、各ブスバー61〜66はそれぞれ絶縁被膜等で覆われており、互いに絶縁された状態で積層されている。
各モジュール2a〜2c、3a〜3cの各主端子(C1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子)やコンデンサ4a、4bの正極端子P、負極端子N、中間端子Cと、各ブスバー61〜66との所定の箇所とは、ネジ8およびスペーサ9によりネジ止め固定されており、これにより各モジュール2a〜2c、3a〜3cおよびコンデンサ4a、4bと各ブスバー61〜66とを電気的に接続している。なお、各モジュールおよびコンデンサ4a、4bと各ブスバー61〜66との接続方法はこれに限られるものではなく、例えばはんだ接続等、その他の電気的な接続を行っても同様の効果が得られる。
各モジュール2a〜2c、3a〜3cの裏面(各主端子が配置される面と反対側の面)は冷却フィン7に取り付けられており、各モジュール2a〜2c、3a〜3cから発生する熱を効率よく冷却できる構成となっている。
図2に示すように、各ブスバー61〜66には開口(図中白抜き部分)が設けられている。この開口は、各ブスバー61〜66の所定の箇所と所定の主端子が接続される際に、その主端子と他のブスバーとの絶縁距離を確保するためのものである。例えば、2in1モジュール2a〜2cのC1端子は上層のブスバー61と接続されるが、その際、下層のブスバー62や中間層のブスバー64〜66のC1端子の位置に開口が設けられていることで、C1端子とブスバー62、64〜66間の絶縁距離を確保している。なお、図2中、各モジュール2a〜2c、3a〜3c、コンデンサ4a、4b、およびこれらの各主端子等の位置を投影したものを点線にて示している。
なお、各ブスバー61〜66と各モジュール2a〜2c、3a〜3cやコンデンサ4a、4bの主端子等とが接続される箇所についても実際にはネジ止めなどの接続用の開口をブスバー61〜66に設けているが、図2上において、接続用の開口については表記を省略しており、絶縁距離を確保するための開口のみを表記している。従って、各ブスバー61〜66上において、各モジュール2a〜2c、3a〜3cやコンデンサ4a、4bの主端子等の配置される位置であって開口が記載されていない部分が、各ブスバー61〜66と各モジュール2a〜2c、3a〜3cやコンデンサ4a、4bの主端子等との接続箇所となる。
各ブスバー61〜66が重なった部分にはそれぞれのブスバー61〜66を流れる電流によって各々が作り出す磁束がお互いを打ち消すように電流が流れるため、各ブスバー61〜66が重なる部分におけるインダクタンスを小さくすることができる。
次に、各モジュール2a〜2c、3a〜3cの主端子(C1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子)の配置について説明する。また、コンデンサ4a、4bの各端子(正極端子P、負極端子N、中間端子C)の配置についても説明する。
2in1モジュール2a〜2cの各主端子(C1端子、C2E1端子、E2端子)の配置については、図1、図4を参照して説明する。図1、図4に示すように、2in1モジュール2aは、略直方体のパッケージにより構成されており、各主端子はパッケージ表面の長手方向にC1端子、C2E1端子、E2端子の順で一列に配列されて露出している。なお、上記主端子以外のゲートやエミッタの制御端子G1、E10、G2、E20も、上記各主端子が配置された面と同じ面の端部分に適宜配置されている。
双方向スイッチモジュール3a〜3cのパッケージも、略直方体形状であり、各主端子は、パッケージ表面の長手方向にE1’端子、E2’端子の順で配置されている。なお、上記主端子以外のゲートやエミッタの制御端子G1’、E10’、G2’、E20’も、上記各主端子が配置された面と同じ面の端部分に適宜配置されている。
そして、2in1モジュール2aのC1端子、C2E1端子、E2端子の配置される列の延長上に、双方向スイッチモジュール3aのE1’端子、E2’端子は配置される。具体的には、2in1モジュール2aと双方向スイッチモジュール3aの各主端子が、C1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子の順に一列に並ぶように配置されている。電力変換回路5b、5cを構成する2in1モジュール2b、2cと双方向スイッチモジュール3b、3cの配置も同様であり、上記のように各主端子が配列されるように、2in1モジュール2a〜2cと双方向スイッチモジュール3a〜3cが整列配置されている。
さらにコンデンサ4a、4cは、2in1モジュール2a〜2cと双方向スイッチモジュール3a〜3cの主端子が配置される列の略延長方向に配置される。具体的には、電力変換回路5a〜5cのC1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子の列のさらに延長方向に、コンデンサ4aの正極端子P、中間端子Cが順に配置され、又はコンデンサ4bの負極端子N、中間端子Cが順に配置されている。
次に、上記のような構成の3レベル電力変換装置1の効果について詳しく説明する。
上記でも説明したように、一般に、電力変換装置では、電力用半導体素子(IGBT等)のスイッチング時のサージ電圧の発生が問題となっている。電力用半導体素子をスイッチングする際に、電流の時間変化di/dtと配線インダクタンスLとによりサージ電圧ΔV=L・di/dtが発生すると、このサージ電圧ΔV=L・di/dtが電力用半導体素子に印加される。配線インダクタンスLが大きいと電力用半導体素子の耐圧を超えるサージ電圧が発生し、電力用半導体素子の劣化の原因となる。従って、サージ電圧を抑えることが、電力用半導体素子の能力を効率的に発揮させ、3レベル電力変換装置の機能向上につながる。そこで、サージ電圧を抑えるために、サージ電圧が発生する経路、すなわち、スイッチング動作時に電流の時間変化di/dtが発生する経路である転流ループの配線インダクタンスLを小さくすることについて検討する。
まず、本実施の形態1における双方向スイッチ方式の3レベル電力変換装置1における転流ループについて考える。図5は3レベル電力変換装置1の1相分の3レベルの電力変換回路を示す回路図であり、図3の電力変換回路5aの部分だけを単独で表示したものである。図6は電力変換回路5aにおける動作を説明するための図であり、4つある動作モードのうちの1つのモードである、2in1モジュール2aの正極側アームのIGBT101がスイッチングするモードについて、電流経路および転流ループを回路図に重ねて示している。図6(a)はIGBT101のオン時の電流経路、図6(b)がIGBT101のオフ時の電流経路、図6(c)がIGBT101のターンオフ時の転流ループを示す。また、図7は、4つある動作モードのうちの他の1つのモードである、2in1モジュール2aの負極側アームのIGBT102がスイッチングするモードにおける転流ループを示す。
図6(a)に示すように、正極側アームのIGBT101がオン時には、電流は、コンデンサ4aの正極PからC1端子、IGBT101、C2E1端子を通り、負荷30を経由して他相の双方向スイッチを通り、コンデンサ4a、4bの中間端子Cへと流れる。
次に、正極側アームのIGBT101をオンからターンオフ時についてであるが、正極側アームのIGBT101をオンからターンオフした時には、双方向スイッチモジュール3aのE1’端子側のIGBT201がオンするモードとなっている。電流は、図6(b)に示すように、コンデンサ4a、4bの中間端子Cから、双方向スイッチモジュール3aのE2’端子、E2’側の還流ダイオード212、E1’側のIGBT201、E1’端子を通り、負荷30を経由して他相の双方向スイッチを通り、コンデンサ4a、4bの中間端子Cに戻るループで流れる。
従って、正極側IGBT101がターンオフする際に正極側IGBT101にかかるサージ電圧ΔV=L・di/dtの、インダクタンスLに関係する転流ループは、図6(c)に示すように、正極側コンデンサ4aの正極端子Pから、2in1モジュール2aのC1端子、正極側アームのIGBT101、C2E1端子を通り、双方向スイッチモジュール3aのE1’端子、E1’側のIGBT201、E2’側の還流ダイオード212、E2’端子を通り、コンデンサ4a、4bの中間端子Cから正極側コンデンサ4aの負極へ戻るループとなる。
一方、2in1モジュール2aの負極側アームのIGBT102がスイッチングする動作モードについては、正極側アームのIGBT101がスイッチングする場合の動作と同様に考えることができる。なお負極側アームのIGBT102をオンからターンオフした時には、双方向スイッチモジュール3aのE2’端子側のIGBT202がオンするモードとなっている。この場合の転流ループは、図7に示すように、負極側コンデンサ4bの正極から、コンデンサ4a、4bの中間端子Cを通り、双方向スイッチモジュール3aのE2’端子、E2’側のIGBT202、E1’側の還流ダイオード211、E1’端子を通り、2in1モジュール2aのC2E1端子、負極側アームのIGBT102、E2端子、そして負極側コンデンサ4bの負極端子Nに戻るというループとなる。
その他にも2つのモードとして双方向スイッチモジュール3aのどちらか一方のIGBT201(202)がスイッチングする場合がある。その場合の転流ループも上記の2つの転流ループとほぼ同じである。
例えば、双方向スイッチモジュール3aのE1’側のIGBT201がスイッチングする場合の転流ループは、図6(c)で示す転流ループとほぼ同じであるが、2in1モジュール2aのIGBT101ではなく還流ダイオード111を通るループとなる。
また、もう1つのモードである、双方向スイッチモジュール3aのE2’側のIGBT202がスイッチングする場合には、図7で示す2in1モジュール2aのIGBT102がスイッチングする場合の転流ループとほぼ同じであるが、2in1モジュール2aのIGBT102ではなく還流ダイオード112を通るループとなる。
このことより、逆並列接続されたIGBTと還流ダイオードとのどちらの素子を通るかという点を除けば、双方向スイッチ方式の3レベルの電力変換回路5aにおいて考えるべき転流ループは2つ存在するといえる。
ここで、転流ループにおけるインダクタンスの要因について検討する。転流ループにおけるインダクタンスとしては、コンデンサ自体のインダクタンス、2in1モジュールや双方向スイッチモジュール等のモジュールとコンデンサとを接続するブスバーのインダクタンス、モジュール内部の配線インダクタンスの3つが挙げられる。上記3つのうち最初の2つはモジュール以外が要因となるインダクタンスであり、最後の1つはモジュール自身が要因となるインダクタンスである。
1つめのコンデンサ自体のインダクタンスについては、コンデンサを並列使用することなどによって低減可能である。
また、2つめのブスバーのインダクタンスについては、ブスバーをラミネート化することで、ブスバーが重なっている部分については、各層のブスバーを流れる電流によって各々が作り出す磁束がお互いを打ち消すように電流が流れるため、インダクタンスを低減することができる。従って、転流ループの経路をできるだけ短くしブスバーを重ねられるようにすることができれば、インダクタンスを効果的に低減できる。
ブスバーとモジュールやブスバーとコンデンサとが接続される付近(以下、ブスバーの接続部とする。)に関しては、絶縁距離の関係上、ブスバーを重ねることができないため、ブスバーの接続部のインダクタンスは比較的大きくなってしまう。ただし、ブスバーの接続部のうち、コンデンサとの接続部に関しては、コンデンサを並列使用することで、コンデンサ自体のインダクタンスだけでなくコンデンサと接続されるブスバーの接続部についてもインダクタンスを低減することができる。
以上より、2つめのブスバーのインダクタンスについては、ブスバーをできるだけ重ねること、およびブスバーの接続部のうち、モジュールとの接続部のインダクタンスを低減することが効果的であると考えられる。
次に、3つめのモジュール内部の配線インダクタンスに関しては、モジュールの内部構造における端子部分のインダクタンスと、金属パターンや、半導体素子と金属パターンもしくは端子間を接続するワイヤボンドやDLB(Direct Lead Bonding)などの端子部分以外のインダクタンスと、の2つの要素に分けられる。
まず、後者の端子部分以外のインダクタンスのうち金属パターンのインダクタンスについて、金属パターンは、セラミックなどの絶縁材の上面に作成され、金属パターンの絶縁材を挟んだ他面には、ベース板と呼ばれる放熱用の金属板を半田付けするように金属箔が接合されている。金属パターンに電流が流れると、その電流の作り出す磁束を打ち消すように、金属箔やベース板に渦電流が生じる。従って、金属パターンのインダクタンスは小さい。次に、半導体素子と金属パターンもしくは端子間を接続するワイヤボンドやDLBなどの導体のインダクタンスについて、これら導体の真下には上記のような金属パターンが存在する。このため、相互インダクタンスや渦電流が発生し、ワイヤボンドやDLBなどの導体のインダクタンスも比較的小さい。
次に、前者の端子部分のインダクタンスについて、端子部分はモジュールのパッケージ表面に露出するために端子間の絶縁耐圧を保つ必要があり、端子間にかかる電圧に対して、端子同士をある一定間隔以上離さなければならない。従って、相互インダクタンスや渦電流によるインダクタンスの低減効果は少ない。
以上より、3つめのモジュール内部の配線インダクタンスについては、端子部分の配線インダクタンスを低減することが効果的であると考えられる。
上記検討の結果、転流ループの配線インダクタンスを低減する効果的な方法として、ブスバーの接続部を重ねる、ブスバーのモジュールとの接続部のインダクタンスを低減する、モジュール内部の端子部分の配線インダクタンスを低減する、ことが挙げられる。
ここで、本実施の形態1における転流ループは図6(c)、図7に示す通りであり、転流時のサージ電圧に影響する2in1モジュール2a内部配線に関係する箇所は、C1端子とC2E1端子間(以下、C1−C2E1間と記す。)、もしくはC2E1端子とE2端子間(以下、C2E1−E2間と記す。)である。
本実施の形態1では、図1、図4に示すように、2in1モジュール2aの3つの主端子は、C1端子とC2E1端子とが隣接し、C2E1端子とE2端子とが隣接するように、C1端子、C2E1端子、E2端子の順で等間隔で一列に配列されており、転流ループの一部分であるC1−C2E1間およびC2E1−E2間の距離が短い。このため、2in1モジュール2aのC1−C2E1間およびC2E1−E2間の端子部分の配線インダクタンスを低減することができる。また、転流ループを短くすることができるため、ブスバーと2in1モジュール2aとが接続される付近であるブスバーの接続部のインダクタンスも低減することができる。
すなわち、本実施の形態1のように、2in1モジュール2aの3つの主端子を、C1端子、C2E1端子、E2端子の順で等間隔で一列に配列することで、転流ループのインダクタンスを効果的に低減することができる。
また、C1端子、C2E1端子、E2端子の順で等間隔で一列に配列されていることより、C1−C2E1間およびC2E1−E2間の距離が等しくなる。このため、3レベル電力変換装置1での各動作モードで生じる2つの転流ループの距離が等しくなる。従って、2つの転流ループにおいてインダクタンスの値をバランスさせることができ、各動作モードにおいて、3レベル電力変換装置1を安定して動作させることができる。
さらに、本実施の形態1では、図1に示すように2in1モジュール2aのC1端子、C2E1端子、E2端子が配置される列の延長上に双方向スイッチモジュール3aの端子E1’、E2’が配置されている。このため、転流ループの経路を短くし、ブスバー61〜66を効率的に重ねることができる。従って、転流ループの配線インダクタンスをより効果的に低減することができる。なお、本実施の形態1では、2in1モジュールと双方向スイッチモジュールの主端子の望ましい配置例として、C1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子の順に一列に並ぶように配置したが、必ずしもこれに限られるものではない。双方向スイッチモジュールのE1’端子、E2’端子は、C1端子、C2E1端子、E2端子が配置される列の延長上にあればよく、例えば2in1モジュールと双方向スイッチモジュールの位置を入れ替え、E1’端子、E2’端子、C1端子、C2E1端子、E2端子の順に各主端子を配置することもできる。
さらに、本実施の形態1では、図1に示すように2in1モジュール2aのC1端子、C2E1端子、E2端子が配置される列の延長方向にコンデンサ4a、4bを配置することで、2in1モジュール2a、双方向スイッチモジュール3a、コンデンサ4a、4bを経由する転流ループの経路をより短くし、ブスバー61〜66をより効率的に重ねることができる。従って、転流ループの配線インダクタンスをさらに低減することができる。
なお、コンデンサ4a、4bは2in1モジュール2aのC1端子、C2E1端子、E2端子が配置される列の延長方向に配置されると記載したが、これは、2つのコンデンサ4a、4bが、3相分の電力変換回路5a〜5cの各主端子列の並びの延長方向にバランス良く配置されている状態であればよく、各相における転流ループの距離をできるだけ均等にかつ短くすることを意図するものである。
なお、一般に、電力変換装置には、2レベル回路方式と3レベル回路方式もしくはマルチレベル回路方式が存在する。本実施の形態1は3レベル回路方式の電力変換装置1であったが、比較例として2レベル回路方式の電力変換装置の場合ついて、以下説明する。
図8は2レベル電力変換回路の1相分を示す回路図、図9は2レベル電力変換回路の動作を説明するための図である。
図8に示すように、一般的な2レベル電力変換回路の1相分の回路構成は、IGBT101x(102x)と還流ダイオード111x(112x)を逆並列に接続したものを2直列に接続し、その正極と負極をそれぞれコンデンサ4xの両端である正極端子Pと負極端子Nに接続して構成される。IGBT101x(102x)と逆並列接続された還流ダイオード111x(112x)のセットが2直列に接続され、正極側アームと負極側アームを構成している。そして、正極側アームと負極側アームとが一つのパッケージ内に収められて電力用半導体モジュールである2in1モジュール2xを構成している。図5の点線で囲まれた部分が2in1モジュール2xを示し、○印は2in1モジュール2xのパッケージ表面に露出する外部端子を表す。外部端子には、正極側のIGBT101xのコレクタと同電位のC1端子、正極側のIGBT101xのエミッタと負極側のIGBT102xのコレクタとの接続点と同電位のC2E1端子、負極側のIGBT102xのエミッタと同電位のE2端子の3個の主端子、および、各IGBT101x、102xのゲートやエミッタの制御端子G1、G2、E10、E20がある。
図9は、2レベル電力変換回路における動作を説明するための図であり、正極側アームのIGBT101xがスイッチングする場合の電流経路および転流ループを回路に重ねて示している。図9(a)がIGBT101xのオン時の電流経路、図9(b)がIGBT101xのオフ時の電流経路、図9(c)がIGBT101xのターンオフ時の転流ループを示す。
図9(a)に示すように、正極側アームのIGBT101xがオンされた時には、電流は、コンデンサ4xの正極端子P、2in1モジュール2xのC1端子、正極側のIGBT101x、端子C2E1を通り、負荷30xを経由して他相の負極側IGBTを通り、コンデンサ4xの負極端子Nへと流れる。
次に、図9(b)に示すように、正極側アームのIGBT101xをオンからターンオフした時、負荷30xに流れていた電流は負極側アームの還流ダイオード112xに還流する。
従って、正極側アームのIGBT101xのターンオフ時の転流ループは、コンデンサ4xの正極端子Pから2in1モジュール2xの正極側のIGBT101x、負極側の還流ダイオード112x、E2端子を通り、コンデンサ4xの負極端子Nに戻るというループとなる。ただし、図8、図9にはIGBT101x、102xと還流ダイオード111x、112xとコンデンサ4xのみを記載しているが、実際には半導体素子同士が接続される配線のインダクタンスや抵抗成分が回路には含まれ、転流ループにはその配線インダクタンスや抵抗成分も含まれる。
なお、負極側アームのIGBT102xがスイッチングする場合の転流ループは、コンデンサ4xの正極端子Pから2in1モジュール2xのC1端子、正極側の還流ダイオード111x、負極側のIGBT102x、E2端子を通り、コンデンサ4xの負極端子Nに戻るというループとなる。
上記のことから、2レベル回路方式の電力変換装置の場合、転流ループにおける2in1モジュール2x内部の配線に関係する箇所は、C1端子とE2端子間(以下、C1−E2間と記す。)であり、C1−E2間の2in1モジュール2x内部の配線インダクタンスを小さくする、すなわち2in1モジュール2xのC1端子とE2端子との位置を近づけることで、転流ループの配線インダクタンスを低減できる。このため、従来より広く用いられている2in1モジュールは、外部端子がC1端子、E2端子、C2E1端子の順に配列されており、C1−E2間の距離が短いため、2レベル電力変換装置に適している。
しかしながら、この従来の2in1モジュールを本実施の形態1の3レベル電力変換装置1に使用した場合には、転流ループの配線インダクタンスを効果的に低減することができず、サージ電圧を十分に抑制することは難しい。
以上のように、本実施の形態1では、3レベル電力変換装置1において、2in1モジュール内の3つの主端子をC1端子、E2端子、C2E1端子の順に配列しているため、3レベルの変換回路内における転流ループのインダクタンスを効果的に低減することができる。
また、C1端子、E2端子、C2E1端子を等間隔で配置したため、図6(c)、図7で示した2つの転流ループの距離が等しくなる。従って、各動作モードにおける転流ループのインダクタンス値をバランスさせることができる。
さらに、1相分の電力変換回路内において、2in1モジュールのC1端子、C2E1端子、E2端子が配置される列の延長上に双方向スイッチモジュールの端子E1’、E2’を配置したため、ブスバーを効率的に重ねることができ、転流ループのインダクタンスをより効果的に低減することができる。
さらに、2in1モジュールおよび双方向スイッチモジュールのC1端子、C2E1端子、E2端子、E1’端子、E2’端子が配置される列の延長方向にコンデンサ4a、4bを配置したため、ブスバーをより効率的に重ねることができる。従って、転流ループのインダクタンスをさらに効果的に低減することができる。
また、3レベル電力変換装置1は、複数の2in1モジュールや複数の双方向スイッチモジュールを組み合わせて構成されているため、各モジュールを構成する半導体素子の一つが壊れた場合、そのモジュールだけを交換すればよく、コストの低減、保守性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態1では、2in1モジュールを構成する自己消弧型半導体素子としてIGBTを採用したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transister)等、その他の自己消弧型半導体素子を採用してもよい。なお、MOSFETを採用した場合、一般に、入力電極としてドレイン、出力電極としてソースが該当する。
また、本実施の形態1では、双方向スイッチモジュールは、逆並列に接続されたIGBTと還流ダイオードとの組を2組、コレクタコモンとなるように互いに逆方向に直列接続したが、必ずしもこれに限られるものではなく、逆並列に接続されたIGBTと還流ダイオードとの組を2組、エミッタコモンとなるように互いに逆方向に直列接続してもよい。その場合、2in1モジュールのC2E1端子と接続される端子が第4の主端子に該当し、一方の組のIGBTのコレクタと同電位の端子となる。また、コンデンサ4a、4bの中間端子と接続される端子が第5の主端子に該当し、他方の組のIGBTのコレクタと同電位の端子となる。
また、本実施の形態1では、2in1モジュールおよび双方向スイッチモジュールのパッケージ形状を略直方体としたが、各モジュールのパッケージの形状は必ずしも直方体とする必要はない。転流ループは主端子等の配列により決定されるため、各モジュールのパッケージ形状はどのようなものであってもよい。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2における3レベル電力変換装置10の構成を模式的に示す平面図および平面図におけるA−A’線断面図、図11はこの3レベル電力変換装置10の構成を分かり易くするためのものであり、3レベル電力変換装置10を構成する各ブスバーの形状を示す平面図である。また図12は3レベル電力変換装置10を構成する2in1モジュールの外観図およびその内部回路図である。
本実施の形態2の3レベル電力変換装置10は、上記実施の形態1の3レベル電力変換装置1と2in1モジュールの構成が異なっている。詳細には、2in1モジュールの回路構成は全く同様であるが、主端子(C1端子、C2E1端子、E2端子)の配置が異なっている。本実施の形態2において、各相の2in1モジュール20a〜20cは同じ構成であるため、以下、2in1モジュール20aに着目して説明する。なお、2in1モジュールの端子位置、およびこの端子位置に対応するブスバーの形状以外の構成については上記実施の形態1と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態2の2in1モジュール20aは、第2の主端子であるC2E1端子が頂点をなし、第1の主端子であるC1端子と第3の主端子であるE2端子とが横に並んでC1端子とE2端子を結ぶ線が底辺をなして、各主端子の略中心位置が三角形を構成するように配置されるものである。具体的には、C2E1端子とC1端子間の距離、C2E1端子とE2端子間の距離が等しくなるように配置されており、各主端子が形成する三角形はC2E1端子を頂点とする二等辺三角形である。このように配置されたC1端子、C2E1端子、E2端子が、2in1モジュール20aのパッケージ表面に露出している。
なお、ブスバー61a〜66aの構成は基本的に上記実施の形態1のブスバー61〜66と同様であるが、2in1モジュール20a〜20cの主端子位置の変更に伴い、開口(図中白抜き部分)の位置が異なっている。
そして、2in1モジュール20aのC1端子、C2E1端子、E2端子の配置される二等辺三角形の頂点(C2E1端子)から底辺(C1端子、E2端子間を結ぶ線)におろした垂線の延長上に、双方向スイッチモジュール3aの第4の主端子であるE1’端子、第5の主端子であるE2’端子が配置される。具体的には、2in1モジュール20aのC2E1端子と双方向スイッチモジュール3aのE1’端子とが隣接するように、C1端子とE2端子、C2E1端子、E1’端子、E2’端子の順に各主端子が配置されている。
さらに、コンデンサ4a、4bは、2in1モジュール20a〜20cのC1端子、C2E1端子、E2端子の配置される二等辺三角形の頂点(C2E1端子)から底辺(C1端子、E2端子間を結ぶ線)におろした垂線の略延長方向に配置される。具体的には、電力変換回路5a〜5cのC1端子とE2端子、C2E1端子、E1’端子、E2’端子の主端子列の、その並びのさらに延長方向に、コンデンサ4aの正極端子P、中間端子Cが順に配置され、又はコンデンサ4bの負極端子N、中間端子Cが順に配置されている。
以上のような構成により本実施の形態2の3レベル電力変換装置10は上記実施の形態1の3レベル電力変換装置1と同様の効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態2では、2in1モジュールの主端子を、各主端子の略中心位置が三角形を構成するように配置するため、C1端子とC2E1端子が隣接し、C2E1端子とE2端子とが隣接する。従って、転流ループの一部となるC1−C2E1間およびC2E1−E2間の距離を短くすることができ、転流ループのインダクタンスを効果的に低減することができる。
さらに、これらの主端子が、C2E1端子を頂点とする二等辺三角形となるように配置することで、C1−C2E1間およびC2E1−E2間の距離が等しくなるため、3レベル電力変換装置10での各動作モードで生じる2つの転流ループの距離が等しくなる。従って、2つの転流ループにおいてインダクタンスの値をバランスさせることができるため、各動作モードにおいて、3レベル電力変換装置10を安定して動作させることができる。
さらに、各相の電力変換回路内で、2in1モジュールのC1端子、C2E1端子、E2端子の配置される二等辺三角形の頂点(C2E1端子)から底辺(C1端子、E2端子間を結ぶ線)におろした垂線の延長上に、双方向スイッチモジュールのE1’端子、E2’端子が配置されるため、ブスバーを効率的に重ねることができ、転流ループのインダクタンスをより効果的に低減することができる。
さらに、2in1モジュールのC1端子、C2E1端子、E2端子の配置される二等辺三角形の頂点(C2E1端子)から底辺(C1端子、E2端子間を結ぶ線)におろした垂線の延長方向にコンデンサを配置したため、ブスバーをより効率的に重ねることができる。従って、転流ループのインダクタンスをさらに低減することができる。
なお、垂線の延長方向と記載したが、これは、2つのコンデンサが、3相分の電力変換回路の各主端子列の並びの延長方向にバランス良く配置されている状態であればよく、各相における転流ループの距離をできるだけ均等にかつ短くすることを意図するものである。
また、3レベル電力変換装置10は、複数の2in1モジュールや複数の双方向スイッチモジュールを組み合わせて構成されているため、各モジュールを構成する半導体素子の一つが壊れた場合、そのモジュールだけを交換すればよく、コストの低減、保守性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態2の2in1モジュールの構成にのみ着目すれば、各主端子の略中心位置が三角形を構成するように配置することで、C1端子とE2端子も隣接して配置されることとなる。
上述したように、2レベル回路方式では2in1モジュールのC1端子とE2端子との配置位置を近づけることで、転流ループの配線インダクタンスを低減できる。
本実施の形態2の2in1モジュールは、C1端子とE2端子が隣接配置されており、2レベル回路方式の電力変換装置に使用した場合にも効率よく転流ループの配線インダクタンスを低減できる。従って、本実施の形態2における2in1モジュールは、2in1モジュールとしての汎用性が高くなり量産が可能であるためモジュールのコストを下げることができ、3レベル電力変換装置としてもコストを安く抑えることが可能となる。
ここで、C2E1端子の略中心位置からC1端子、E2端子がなす底辺への垂線の長さは、ブスバーとの接続のしやすさや、取付作業性、ブスバーの電流容量等を考慮した上で、各主端子間の絶縁距離を確保しつつできるだけ短い値に設定すると良い。
なお、上記実施の形態1および実施の形態2において、各モジュールを構成するIGBTや還流ダイオード等の半導体素子の半導体材料について特に限定しておらず、一般的には珪素が使用できる。しかしながら、半導体材料を、ワイドバンドギャップ半導体材料、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、またはダイヤモンドなどとすれば、各実施の形態1、2の効果を維持したまま各モジュールの低損失化が可能となり、3レベル電力変換装置の高効率化が可能となる。
また、このようなモジュールは、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、3レベル電力変換装置の小型化が可能となる。なお、IGBTや還流ダイオード等の半導体素子の内、一部の半導体素子のみにワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。
さらにワイドバンドギャップ半導体素子は、耐熱性が高いので、高温動作が可能であり、3レベル電力変換装置における冷却フィンの小型化や、水冷部の空冷化も可能となるので、3レベル電力変換装置の一層の小型化が可能になる。
なお、ワイドバンドギャップ半導体材料は、高速スイッチングが可能であるが、スイッチング速度と配線インダクタンスによるサージ電圧が比例するために、スイッチング速度の高速化には限界が生じる。このような場合でも、上記実施の形態1、2の発明を適用すれば、配線インダクタンスを低減することにより、高速スイッチングが可能となる。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 3レベル電力変換装置、
2a〜2c 電力用半導体モジュールとしての2in1モジュール、
3a〜3c 双方向スイッチとしての双方向スイッチモジュール、
4a,4b 直流電源としてのコンデンサ、5a〜5c 電力変換回路、
6,6a ブスバー、7 冷却フィン、8 ネジ、9 スペーサ、
10 3レベル電力変換装置、
20a〜20c 電力用半導体モジュールとしての2in1モジュール、30 負荷、
61〜66,61〜66a ブスバー、
101 第1の自己消弧型半導体素子としての第1のIGBT、
102 第2の自己消弧型半導体素子としての第2のIGBT、
111 第1の還流ダイオード、112 第2の還流ダイオード、
C1 第1の主端子としてのC1端子、C2E1 第2の主端子としてのC2E1端子、
E2 第3の主端子としてのE2端子、E1’ 第4の主端子としてのE1’端子、
E2’ 第5の主端子としてのE2’端子、C 直流電源の中間端子。

Claims (12)

  1. 第1の還流ダイオードが逆並列接続され、制御電極、入力電極、および出力電極を有する第1の自己消弧型半導体素子と、第2の還流ダイオードが逆並列接続され、制御電極、入力電極、および出力電極を有する第2の自己消弧型半導体素子とを直列接続して一つのパッケージ内に収容し、上記第1の自己消弧型半導体素子の入力電極と同電位の第1の主端子と、上記第1の自己消弧型半導体素子の出力電極と上記第2の自己消弧型半導体素子の入力電極との接続点と同電位の第2の主端子と、上記第2の自己消弧型半導体素子の出力電極と同電位の第3の主端子とを外部端子として、上記各外部端子が上記パッケージの表面に露出した電力用半導体モジュールと、
    上記第1の主端子と上記第3の主端子との間に接続される直流電源の中間電位点と、上記第2の主端子との間に接続され、双方向に電流を流す特性を有する双方向スイッチと、
    により1相分の電力変換回路を構成し、上記1相分の電力変換回路を複数相備えて構成された3レベル電力変換装置であって、
    上記各相の電力用半導体モジュールの上記各外部端子は、上記第1の主端子と上記第2の主端子とが隣接して配置され、かつ上記第2の主端子と上記第3の主端子とが隣接して配置されていることを特徴とする3レベル電力変換装置。
  2. 上記第1の主端子と上記第2の主端子間の距離と、上記第2の主端子と上記第3の主端子間の距離とが等しいことを特徴とする請求項1に記載の3レベル電力変換装置。
  3. 上記各相の電力用半導体モジュールの上記各外部端子が、上記第1の主端子、上記第2の主端子、上記第3の主端子の順で一列に配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の3レベル電力変換装置。
  4. 上記各相の電力用半導体モジュールの上記各外部端子が、上記第2の主端子を頂点とし、上記第1と第3の主端子とを結ぶ線を底辺とする三角形となるよう配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の3レベル電力変換装置。
  5. 上記双方向スイッチは、上記電力用半導体モジュールの上記第2の主端子に接続される第4の主端子と、上記直流電源の中間電位点に接続される第5の主端子とを備え、
    上記第4の主端子および上記第5の主端子は、上記電力用半導体モジュールの上記各主端子が配置される列の延長上に配置されることを特徴とする請求項3に記載の3レベル電力変換装置。
  6. 上記直流電源は、上記電力用半導体モジュールの上記各主端子が配置される列の延長方向に配置されることを特徴とする請求項5に記載の3レベル電力変換装置。
  7. 上記双方向スイッチは、上記電力用半導体モジュールの上記第2の主端子に接続される第4の主端子と、上記直流電源の中間電位点に接続される第5の主端子とを備え、
    上記第4の主端子および上記第5の主端子は、上記電力用半導体モジュールの上記各主端子が配置される上記三角形の頂点から底辺に下ろした垂線の延長上に配置されることを特徴とする請求項4に記載の3レベル電力変換装置。
  8. 上記直流電源は、上記電力用半導体モジュールの上記各主端子が配置される上記三角形の頂点から底辺に下ろした垂線の延長方向に配置されることを特徴とする請求項7に記載の3レベル電力変換装置。
  9. 上記第1、第2の自己消弧型半導体素子はIGBTであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の3レベル電力変換装置。
  10. 上記第1、第2の自己消弧型半導体素子はMOSFETであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の3レベル電力変換装置。
  11. 上記第1、第2の還流ダイオードおよび上記第1、第2の自己消弧型半導体素子には、ワイドバンドギャップ半導体により構成されるものを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の3レベル電力変換装置。
  12. 上記ワイドバンドギャップ半導体の材料は、炭化珪素、窒化ガリウム又はダイヤモンドであることを特徴とする請求項11に記載の3レベル電力変換装置。
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