JP6341109B2 - パターン形成方法 - Google Patents
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Description
〔1〕
チタン、ジルコニウム、ハフニウム、アルミニウム、イットリウム、及びセリウムから選ばれる金属の酸化膜が形成された基板上にフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜上に導電性膜を形成し、導電性膜側をプラス荷電した状態で電子線又は軟X線を照射することを特徴とするパターン形成方法。
〔2〕
導電性膜側をプラス荷電すると同時に金属酸化膜をマイナス荷電した状態で電子線又は軟X線を照射することを特徴とする〔1〕に記載のパターン形成方法。
〔3〕
チタン、ジルコニウム、ハフニウム、アルミニウム、イットリウム、及びセリウムから選ばれる金属の酸化膜がスピンコートによって形成されることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載のパターン形成方法。
〔4〕
導電性膜が、ポリアニリン及び/又はポリチオフェンをベースにしていることを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のパターン形成方法。
〔5〕
露光後ベーク(PEB)し、アルカリ水溶液で現像することを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のパターン形成方法。
〔6〕
フォトレジスト膜が、スルホニウム塩及び/又はヨードニウム塩を含有する化学増幅型レジスト材料による膜であることを特徴とする〔5〕に記載のパターン形成方法。
〔7〕
前記化学増幅型レジスト材料のベース樹脂としての高分子化合物において、置換又は非置換のカルボキシル基又はヒドロキシ基を有しており、下記一般式(1)で示される繰り返し単位a1及びa2から選ばれる1つ以上の繰り返し単位であり、高分子化合物の重量平均分子量が1,000〜500,000の範囲であることを特徴とする〔6〕に記載のパターン形成方法。
(式中、R1、R3は水素原子又はメチル基、R2、R5は水素原子又は酸不安定基、X1は単結合、フェニレン基、ナフチレン基、又は−C(=O)−O−R6−であり、R6は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基である。X2は単結合、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子を有していてもよいフェニレン基又はナフチレン基、−C(=O)−O−R7−、−C(=O)−NH−R7−、−O−R7−又は−S−R7−であり、R7は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基であり、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜6アルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、アルコキシ基、アシル基、アシロキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子のいずれかを有していてもよい。R4は単結合、炭素数1〜16の直鎖状、分岐状又は環状の2〜5価の脂肪族炭化水素基、又はフェニレン基であり、エーテル基又はエステル基を有していてもよい。mは1〜4の整数である。0≦a1<1.0、0≦a2<1.0、0<a1+a2≦1.0の範囲である。)
〔8〕
前記ベース樹脂としての高分子化合物が、上記一般式(1)で示されるカルボキシル基又はフェノール基の水酸基の水素原子が酸不安定基で置換されている繰り返し単位a1及び/又はa2に加えて、下記一般式(2)で示されるスルホニウム塩を持つ繰り返し単位b1〜b3から選ばれる1つ以上を有する重量平均分子量が1,000〜500,000の範囲であることを特徴とする〔7〕に記載のパターン形成方法。
(式中、R010、R014、R018は水素原子又はメチル基、R011は単結合、フェニレン基、−O−R023−、又は−C(=O)−Y−R023−である。Yは酸素原子又はNH、R023は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。R012、R013、R015、R016、R017、R019、R020、R021は同一又は異種の炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基であり、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよく、又は炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基又はフェニルチオ基を表す。A1は単結合、−A0−C(=O)−O−、−A0−O−又は−A0−O−C(=O)−であり、A0は炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基で、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよい。A2は水素原子又はCF3基又はカルボニル基である。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R022−、又は−C(=O)−Z2−R022−である。Z2は酸素原子又はNH、R022は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニレン基、又はアルケニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。0≦b1≦0.3、0≦b2≦0.3、0≦b3≦0.3、0<b1+b2+b3≦0.3である。)
〔9〕
前記電子線又は軟X線が、電子ビーム、又は波長3〜15nmの範囲の軟X線であることを特徴とする〔8〕に記載のパターン形成方法。
本発明者は、スピンコートで形成した金属酸化膜の下地にレジスト膜、導電性膜、特に導電性高分子膜を形成し、導電性高分子膜をプラス荷電した状態でEBやEUVで露光を行うパターン形成方法を提案する。
(式中、R1、R3は水素原子又はメチル基、R2、R5は水素原子又は酸不安定基、X1は単結合、フェニレン基、ナフチレン基、又は−C(=O)−O−R6−であり、R6は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基である。X2は単結合、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子を有していてもよいフェニレン基又はナフチレン基、−C(=O)−O−R7−、−C(=O)−NH−R7−、−O−R7−又は−S−R7−であり、R7は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基であり、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜6アルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、アルコキシ基、アシル基、アシロキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子のいずれかを有していてもよい。R4は単結合、炭素数1〜16の直鎖状、分岐状又は環状の2〜5価の脂肪族炭化水素基、又はフェニレン基であり、エーテル基又はエステル基を有していてもよい。mは1〜4の整数である。0≦a1<1.0、0≦a2<1.0、0<a1+a2≦1.0の範囲である。)
(式中、R010、R014、R018は水素原子又はメチル基、R011は単結合、フェニレン基、−O−R023−、又は−C(=O)−Y−R023−である。Yは酸素原子又はNH、R023は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。R012、R013、R015、R016、R017、R019、R020、R021は同一又は異種の炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基であり、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよく、又は炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基又はフェニルチオ基を表す。A1は単結合、−A0−C(=O)−O−、−A0−O−又は−A0−O−C(=O)−であり、A0は炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基で、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよい。A2は水素原子又はCF3基又はカルボニル基である。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R022−、又は−C(=O)−Z2−R022−である。Z2は酸素原子又はNH、R022は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニレン基、又はアルケニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。0≦b1≦0.3、0≦b2≦0.3、0≦b3≦0.3、0<b1+b2+b3≦0.3である。)
なお、a1+a2+b1+b2+b3+c+d+e=1.0であることが好ましい。
酸発生剤の具体例としては、特開2008−111103号公報の段落[0122]〜[0142]に記載されている。なお、ベース樹脂として上述した繰り返し単位b1〜b3を共重合した高分子化合物を用いた場合、酸発生剤の配合を省略し得る。
[合成例A−I]
チタンテトライソプロポキシド284gを2−プロパノール(IPA)500gに溶解し、撹拌しながら脱イオン水27gとIPA500gの混合溶液を室温で2時間かけて滴下した。得られた溶液に2−エチル−1,3−ヘキサンジオール146gを添加し、室温で30分撹拌した。この溶液を減圧下、30℃で濃縮した後、更に60℃まで加熱し、減圧下、留出物が出なくなるまで加熱を続けた。留出物が見られなくなったところで4−メチル−2−ペンタノール(MIBC)を1,200g加え、40℃、減圧下でIPAが留出しなくなるまで加熱し、チタン含有化合物[A−I]のMIBC溶液1,000gを得た。ポリスチレン換算分子量を測定したところMw=1,000であった。
ジルコニウムテトライソプロポキシドの80質量%1−ブタノール溶液480gを1−ブタノール400gに溶解し、撹拌しながら脱イオン水27gと1−ブタノール500gの混合溶液を室温で2時間かけて滴下した。得られた溶液に1,3−ブタンジオール90gを添加し、室温で30分撹拌した。この溶液を減圧下、30℃で濃縮した後、更に60℃まで加熱し、減圧下、留出物が出なくなるまで加熱を続けた。留出物が見られなくなったところでプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)を1,200g加え、40℃、減圧下で1−ブタノールが留出しなくなるまで加熱し、ジルコニウム含有化合物[A−II]のPGMEA溶液1,000gを得た。ポリスチレン換算分子量を測定したところMw=1,400であった。
ハフニウムテトライソプロポキシドの80質量%1−ブタノール溶液480gを1−ブタノール400gに溶解し、撹拌しながら脱イオン水27gと1−ブタノール500gの混合溶液を室温で2時間かけて滴下した。得られた溶液に1,3−ブタンジオール90gを添加し、室温で30分撹拌した。この溶液を減圧下、30℃で濃縮した後、更に60℃まで加熱し、減圧下、留出物が出なくなるまで加熱を続けた。留出物が見られなくなったところでPGMEAを1,200g加え、40℃、減圧下で1−ブタノールが留出しなくなるまで加熱し、ハフニウム含有化合物[A−III]のPGMEA溶液1,000gを得た。ポリスチレン換算分子量を測定したところMw=1,500であった。
下記に示すレジスト材料ポリマー1〜5を用いて、表2に示される組成で溶解させた溶液を、0.2μmサイズのフィルターで濾過してレジスト材料を調製した。
[合成例B−I]
5.0gの3,4−エチレンジオキシチオフェンと、83.3gのポリスチレンスルホン酸水溶液(Aldrich製18.0質量%)を250mLのイオン交換水で希釈した溶液とを30℃で混合し、混合溶液を30℃に保ち、撹拌しながら、100mLの超純水に溶かした8.40gの過硫酸ナトリウムと2.3gの硫酸第二鉄の酸化触媒溶液とをゆっくり添加し、4時間撹拌して反応させた。
得られた反応液に1,000mLの超純水を添加し、限外濾過法を用いて約1,000mL溶液を除去した。この操作を3回繰り返した。
そして、上記濾過処理が行われた処理液に200mLの10質量%に希釈した硫酸と2,000mLのイオン交換水を加え、限外濾過法を用いて約2,000mLの処理液を除去し、これに2,000mLのイオン交換水を加え、限外濾過法を用いて約2,000mLの液を除去した。この操作を3回繰り返した。
更に、得られた処理液に2,000mLのイオン交換水を加え、限外濾過法を用いて約2,000mLの処理液を除去した。この操作を5回繰り返し、孔径0.45μmの再生セルロースフィルター(ADVANTEC社製)を用いて濾過して導電性ポリマー組成物1を調製した。
27.3gの2−メトキシアニリンと、226gのポリスチレンスルホン酸水溶液(Aldrich製18.0質量%)を400mLのイオン交換水に溶かした溶液とを0℃で混合し、混合溶液を0℃に保ち、撹拌しながら、200mLの超純水に溶かした45.8gの過硫酸アンモニウムをゆっくり添加し、撹拌して反応させた。
得られた反応液を濃縮後にアセトン4,000mLに滴下し、緑色粉末を得た。この緑色粉末を再度1,000mLの超純水に分散させ、アセトン4,000mLに滴下することで緑色粉末を精製、再晶出させた。この操作を3回繰り返し、得られた緑色粉末を2,000mLの超純水に再分散させ、限外濾過法を用いて約1,000mLの水を除去した。この操作を10回繰り返し、孔径0.45μmの再生セルロースフィルター(ADVANTEC社製)を用いて濾過して導電性ポリマー組成物2を調製した。
電子ビーム描画評価
表1に記載の金属酸化膜材料を直径6インチφのSi基板上に、クリーントラックMark 5(東京エレクトロン(株)製)を用いてスピンコートし、ホットプレート上で300℃で60秒間プリベークして30nmの金属酸化膜を形成した。その上に表2に記載のレジスト材料を塗布し、100℃で60秒間ベークして70nmのレジスト膜を作製した。その上に導電性ポリマー水溶液を塗布し、90℃で60秒間ベークして膜厚100nmの導電性膜を作製した。ウエハー端の導電性膜表面に端子を接地し、表3記載のプラスの電圧を荷電した。これに、(株)日立製作所製HL−800Dを用いてHV電圧50keVで真空チャンバー内描画を行った。
描画後、直ちにクリーントラックMark 5(東京エレクトロン(株)製)を用いてホットプレート上で表3に記載の温度で60秒間ポストエクスポージャベーク(PEB)を行い、2.38質量%のTMAH水溶液で30秒間パドル現像を行い、レジスト材料1〜4ではポジ型のパターン、レジスト材料5ではネガ型のパターンを得た。
得られたレジストパターンを次のように評価した。
100nmのラインアンドスペースを1:1で解像する露光量における100nmLSのエッジラフネス(LWR)をSEMで測定した。
レジスト組成とEB露光における感度、LWRの結果を表3に示す。
2 金属酸化膜
3 EUVレジスト膜
4 露光部分
5 ぼけ
6 像
11 基板
12 金属酸化膜
13 EUVレジスト膜
14 導電性層
e 電子
Claims (9)
- チタン、ジルコニウム、ハフニウム、アルミニウム、イットリウム、及びセリウムから選ばれる金属の酸化膜が形成された基板上にフォトレジスト膜を形成し、フォトレジスト膜上に導電性膜を形成し、導電性膜側をプラス荷電した状態で電子線又は軟X線を照射することを特徴とするパターン形成方法。
- 導電性膜側をプラス荷電すると同時に金属酸化膜をマイナス荷電した状態で電子線又は軟X線を照射することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
- チタン、ジルコニウム、ハフニウム、アルミニウム、イットリウム、及びセリウムから選ばれる金属の酸化膜がスピンコートによって形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
- 導電性膜が、ポリアニリン及び/又はポリチオフェンをベースにしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- 露光後ベーク(PEB)し、アルカリ水溶液で現像することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
- フォトレジスト膜が、スルホニウム塩及び/又はヨードニウム塩を含有する化学増幅型レジスト材料による膜であることを特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
- 前記化学増幅型レジスト材料のベース樹脂としての高分子化合物において、置換又は非置換のカルボキシル基又はヒドロキシ基を有しており、下記一般式(1)で示される繰り返し単位a1及びa2から選ばれる1つ以上の繰り返し単位であり、高分子化合物の重量平均分子量が1,000〜500,000の範囲であることを特徴とする請求項6に記載のパターン形成方法。
(式中、R1、R3は水素原子又はメチル基、R2、R5は水素原子又は酸不安定基、X1は単結合、フェニレン基、ナフチレン基、又は−C(=O)−O−R6−であり、R6は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基である。X2は単結合、ニトロ基、シアノ基又はハロゲン原子を有していてもよいフェニレン基又はナフチレン基、−C(=O)−O−R7−、−C(=O)−NH−R7−、−O−R7−又は−S−R7−であり、R7は炭素数1〜10の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基であり、エーテル基、エステル基、ラクトン環、ヒドロキシ基のいずれかを有していてもよく、あるいはフェニレン基又はナフチレン基であり、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、炭素数2〜6アルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、アルコキシ基、アシル基、アシロキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子のいずれかを有していてもよい。R4は単結合、炭素数1〜16の直鎖状、分岐状又は環状の2〜5価の脂肪族炭化水素基、又はフェニレン基であり、エーテル基又はエステル基を有していてもよい。mは1〜4の整数である。0≦a1<1.0、0≦a2<1.0、0<a1+a2≦1.0の範囲である。) - 前記ベース樹脂としての高分子化合物が、上記一般式(1)で示されるカルボキシル基又はフェノール基の水酸基の水素原子が酸不安定基で置換されている繰り返し単位a1及び/又はa2に加えて、下記一般式(2)で示されるスルホニウム塩を持つ繰り返し単位b1〜b3から選ばれる1つ以上を有する重量平均分子量が1,000〜500,000の範囲であることを特徴とする請求項7に記載のパターン形成方法。
(式中、R010、R014、R018は水素原子又はメチル基、R011は単結合、フェニレン基、−O−R023−、又は−C(=O)−Y−R023−である。Yは酸素原子又はNH、R023は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、アルケニレン基又はフェニレン基であり、カルボニル基(−CO−)、エステル基(−COO−)、エーテル基(−O−)又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。R012、R013、R015、R016、R017、R019、R020、R021は同一又は異種の炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基であり、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよく、又は炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基又はフェニルチオ基を表す。A1は単結合、−A0−C(=O)−O−、−A0−O−又は−A0−O−C(=O)−であり、A0は炭素数1〜12の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基で、カルボニル基、エステル基又はエーテル基を含んでいてもよい。A2は水素原子又はCF3基又はカルボニル基である。Z1は単結合、メチレン基、エチレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、−O−R022−、又は−C(=O)−Z2−R022−である。Z2は酸素原子又はNH、R022は炭素数1〜6の直鎖状、分岐状又は環状のアルキレン基、フェニレン基、フッ素化されたフェニレン基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニレン基、又はアルケニレン基であり、カルボニル基、エステル基、エーテル基又はヒドロキシ基を含んでいてもよい。M-は非求核性対向イオンを表す。0≦b1≦0.3、0≦b2≦0.3、0≦b3≦0.3、0<b1+b2+b3≦0.3である。) - 前記電子線又は軟X線が、電子ビーム、又は波長3〜15nmの範囲の軟X線であることを特徴とする請求項8に記載のパターン形成方法。
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