JP6340217B2 - めっき加工された樹脂成形品および製造方法 - Google Patents
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Description
樹脂成形体と、所定の処理条件の無電解めっき加工により前記樹脂成形体の表面に形成した金属皮膜とを有し、
前記樹脂成形体は、前記処理条件により前記金属皮膜が析出する第1樹脂であるポリアミド樹脂からなる第1樹脂成形体部分と、前記処理条件により前記金属皮膜が析出しない第2樹脂である変性ポリフェニールエーテル樹脂からなる第2樹脂成形体部分とを含み、
前記樹脂成形体の表面は、前記第1樹脂成形体部分が露出している第1表面部分と、前記第2樹脂成形体部分が露出している第2表面部分とを含み、
前記第1表面部分に前記金属皮膜が形成され、前記第2表面部分には前記金属皮膜が形成されておらず、
前記第1樹脂であるポリアミド樹脂には、変性ポリフェニールエーテル樹脂が添加されていることを特徴としている。
2 樹脂成形体
2a 第1表面部分
2b 第2表面部分
3 金属皮膜
4 第1樹脂成形体部分
5 第2樹脂成形体部分
Claims (11)
- 樹脂成形体(2)と、所定の処理条件の無電解めっき加工により前記樹脂成形体(2)の表面に形成した金属皮膜(3)とを有し、
前記樹脂成形体(2)は、前記処理条件により前記金属皮膜(3)が析出する第1樹脂であるポリアミド樹脂からなる第1樹脂成形体部分(4)と、前記処理条件により前記金属皮膜(3)が析出しない第2樹脂である変性ポリフェニールエーテル樹脂からなる第2樹脂成形体部分(5)とを含み、
前記樹脂成形体(2)の表面は、前記第1樹脂成形体部分(4)が露出している第1表面部分(2a)と、前記第2樹脂成形体部分(5)が露出している第2表面部分(2b)とを含み、
前記第1表面部分(2a)に前記金属皮膜(3)が形成され、前記第2表面部分(2b)には前記金属皮膜(3)が形成されておらず、
前記第1樹脂であるポリアミド樹脂には、変性ポリフェニールエーテル樹脂が添加されていることを特徴とするめっき加工された樹脂成形品(1)。 - 前記第1表面部分(2a)は、前記第1樹脂であるポリアミド樹脂の表面が粗面化されてパラジウムが吸着された上に、前記金属皮膜が形成されており、
前記第2表面部分(2b)は、前記第2樹脂である前記変性ポリフェニールエーテル樹脂の表面が浸食されていない請求項1に記載のめっき加工された樹脂成形品(1)。 - 前記第1樹脂成形体部分(4)における少なくとも前記第1表面部分(2a)は、前記第1樹脂に、カーボン繊維またはガラス繊維が配合されている請求項1または2に記載のめっき加工された樹脂成形品(1)。
- 前記樹脂成形体(2)の表面において、前記第2表面部分(2b)によって囲まれる前記第1表面部分(2a)は、所定の文字、数字、記号あるいは模様を表す輪郭形状をした表面部分であり、当該表面部分に前記金属皮膜(3)が形成されている請求項1、2または3に記載のめっき加工された樹脂成形品(1)。
- 前記樹脂成形体(2)の表面において、前記第2表面部分(2b)によって囲まれる前記第1表面部分(2a)は、前記第2表面部分(2b)に対して0.02mm〜20mm
の段差のある凸あるいは凹の表面部分であり、当該表面部分に前記金属皮膜(3)が形成されている請求項1ないし4のうちのいずれか一つの項に記載のめっき加工された樹脂成形品(1)。 - 前記樹脂成形体(2)は、前記第1樹脂および前記第2樹脂からなる二色成形、および、前記第1樹脂あるいは前記第2樹脂から成形されたインサートを用いた樹脂インサート成形のいずれかによって製造された樹脂成形体である請求項1ないし5のうちのいずれか一つの項に記載のめっき加工された樹脂成形品(1)。
- 二色成形あるいは樹脂インサート成形により、第1樹脂からなる第1樹脂成形体部分(4)および第2樹脂からなる第2樹脂成形体部分(5)を含む樹脂成形体(2)を製造する成形工程と、
前記樹脂成形体(2)に所定の処理条件による無電解めっき加工を施して、前記樹脂成形体(2)の表面の一部に金属皮膜(3)を形成するめっき工程と、
を含み、
前記成形工程では、前記第1樹脂として、前記処理条件によって前記金属皮膜(3)が析出するポリアミド樹脂を使用し、前記第2樹脂として、前記処理条件では前記金属皮膜が析出しない変性ポリフェニールエーテル樹脂を使用し、前記第1樹脂であるポリアミド樹脂に変性ポリフェニールエーテル樹脂を添加し、
前記めっき工程では、前記樹脂成形体(2)の表面に露出している前記第2樹脂成形体部分(5)の表面である第2表面部分(2b)をマスキングとして利用して、前記第1樹
脂成形体部分(4)の表面である第1表面部分(2a)にのみ前記金属皮膜(3)を形成する、
めっき加工された樹脂成形品の製造方法。 - 前記めっき工程では、エッチング液により前記第1樹脂であるポリアミド樹脂の表面を粗面化してパラジウムを吸着させた後に、前記所定の処理条件による無電解めっき加工を施して第1表面部分(2a)に前記金属皮膜を形成し、前記第2表面部分(2b)は、前記第2樹脂である前記変性ポリフェニールエーテル樹脂の表面が前記エッチング液により浸食されず、前記金属皮膜が析出しない請求項7に記載のめっき加工された樹脂成形品の製造方法。
- 前記第1樹脂成形体部分(4)における少なくとも前記第1表面部分(2a)に、前記第1樹脂に、カーボン繊維またはガラス繊維を配合する、
請求項7または8に記載のめっき加工された樹脂成形品の製造方法。 - 前記成形工程では、前記樹脂成形体(2)の表面に、前記第2表面部分(2b)によって囲まれる前記第1表面部分(2a)として、所定の文字、数字、記号あるいは模様を表す輪郭形状をした表面部分を形成し、
前記めっき工程では、当該表面部分に前記金属皮膜(3)を形成して、前記文字、数字、記号あるいは模様の加飾処理を施す、
請求項7、8、または9に記載のめっき加工された樹脂成形品の製造方法。 - 前記成形工程では、前記樹脂成形体(2)の表面に、前記第2表面部分(2b)よって囲まれる前記第1表面部分(2a)として、前記第2表面部分(2b)に対して0.02mm〜20mmの段差のある凸表面あるいは凹表面を形成し、
前記めっき工程では、当該凸表面あるいは凹表面に前記金属皮膜(3)を形成して、これらの部分に加飾処理を施す、
請求項7ないし10のうちのいずれか一つの項に記載のめっき加工された樹脂成形品の製造方法。
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