JP6339866B2 - プラズマ処理装置およびクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明の種々の側面及び実施形態は、プラズマ処理装置およびクリーニング方法に関する。
処理容器と、処理容器内に設けられた上部電極と、処理容器内に設けられ且つ高周波電源に接続された下部電極とを備えるプラズマ処理装置が知られている。このようなプラズマ処理装置では、半導体ウエハが下部電極に載置され、処理容器内に処理ガスが供給され、下部電極に高周波電力が印加される。そして、下部電極を介して処理容器内に供給された高周波電力によって、処理容器内の処理ガスがプラズマ化されてイオン等が発生し、発生したイオン等によって半導体ウエハにプラズマ処理、例えばエッチング処理が施される。
このようなプラズマ処理装置では、反応ガスを含む処理ガスから生じた反応生成物が、処理容器の側壁や上部電極等に付着する。側壁や上部電極に付着した反応生成物が、側壁や上部電極から剥離してパーティクルとなって処理容器内を漂うと、その一部が半導体ウエハに付着する場合がある。このようなパーティクルは、半導体ウエハから製造される半導体デバイス等の欠陥の原因となる。したがって、処理容器内に付着した反応生成物を除去する必要がある。
例えば、上部電極に負の直流電圧を印加し、処理容器内に酸素ガスを導入し、下部電極に印加した高周波電力によって酸素ガスから酸素イオンや酸素ラジカルを発生させ、上部電極に付着した反応生成物を酸素イオンや酸素ラジカルと反応させて除去するクリーニング方法が知られている。
特開2007−214512号公報
ところで、上記のようなクリーニングの機能を有さないプラズマ処理装置では、処理容器から上部電極を取り出して洗浄することで、上部電極に付着した反応生成物を除去する必要がある。パーティクル汚染の防止しつつ、プロセスのスループットを向上させるには、上記のようなクリーニングの機能をプラズマ処理装置に追加することが考えられる。
しかし、上記のようなクリーニング機能を追加することにより、下部電極に対する上部電極の電位が、クリーニング機能の追加前に比べて変化するなど、プラズマ処理装置内の環境が、これまで行われていたプロセスの環境から変化する場合がある。
プラズマ処理装置の中には、長年にわたり、様々なパラメータの微調整を繰り返して構築された処理レシピを用いて運用されるものがある。そのようなプラズマ処理装置では、装置内の環境が変化すると、これまでの調整で構築された処理レシピが適用できなくなる。そのため、これまで使用していたプラズマ処理装置と処理レシピとの組み合わせで実現されていたプロセス特性を再現するために、様々なパラメータを再び微調整し直す作業が必要となる。
本発明の一側面にかかるプラズマ処理装置は、処理容器と、前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、下部電極として機能し、被処理基板が載置される載置台と、前記載置台の上方に設けられた上部電極と、前記載置台に高周波を印加し、前記処理容器内において処理ガスのプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記上部電極に直流電圧を印加する直流電圧印加部とを備え、前記上部電極は、ベース部材と、前記ベース部材の前記載置台側に設けられたカバー部材と、前記ベース部材と前記カバー部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記カバー部材とを絶縁する絶縁部とを有し、前記直流電圧印加部は、前記カバー部材に直流電圧を印加する。
本発明の種々の側面および実施形態によれば、既存のプラズマ処理装置にクリーニングの機能を追加することによるプロセスへの影響を低く抑えることができるプラズマ処理装置およびクリーニング方法が実現される。
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す縦断面図である。 図2は、シャワーヘッドの一例を示す拡大断面図である。 図3は、従来のDRM方式のプラズマ処理装置の構成の一例を示す模式図である。 図4は、DCSが組み込まれたDRM方式のプラズマ処理装置の構成の一例を示す模式図である。 図5は、本実施形態に係るプラズマ処理装置の構成の一例を示す模式図である。 図6は、UELベースの形状の一例を示す拡大断面図である。 図7は、UELベースの開口部付近の形状の一例を示す拡大断面図である。 図8は、シール材が配置される溝の形状の一例を示す拡大断面図である。 図9は、ネジ孔の形状の一例を示す拡大断面図である。 図10は、UELベースの凸部の形状の一例を示す拡大断面図である。 図11は、テストピースの形状の一例を示す図である。 図12は、実験の構成の一例を説明するための説明図である。 図13は、耐電圧の実験結果の一例を示す図である。 図14は、CELに印加した直流電圧に対する付着物の除去率の実験結果の一例を示す図である。 図15は、CELのクリーニングの手順の一例を示すフローチャートである。
開示するプラズマ処理装置は、1つの実施形態において、処理容器と、処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、下部電極として機能し、被処理基板が載置される載置台と、載置台の上方に設けられた上部電極と、載置台に高周波を印加し、処理容器内において処理ガスのプラズマを生成するプラズマ生成部と、上部電極に直流電圧を印加する直流電圧印加部とを備え、上部電極は、ベース部材と、ベース部材の載置台側に設けられたカバー部材と、ベース部材とカバー部材との間に設けられ、ベース部材とカバー部材とを絶縁する絶縁部とを有し、直流電圧印加部は、カバー部材に直流電圧を印加する。
また、開示するプラズマ処理装置の1つの実施形態において、絶縁部は、ベース部材の表面に形成された絶縁性の被膜であってもよい。
また、開示するプラズマ処理装置の1つの実施形態において、ベース部材は、アルミニウムで形成されており、絶縁部は、ベース部材の表面に形成された陽極酸化皮膜であってもよい。
また、開示するプラズマ処理装置の1つの実施形態において、ベース部材の下部電極側の面に形成された凸となる角の丸みの半径は、0.2mm以上、かつ、1.0mm以下の範囲内であってもよい。
また、開示するプラズマ処理装置の1つの実施形態において、絶縁部の耐電圧は、730v以上であってもよい。
また、開示するプラズマ処理装置の1つの実施形態において、直流電圧印加部は、カバー部材に−730Vより大きく、かつ、−150V以下の範囲内の直流電圧を印加してもよい。
また、開示するクリーニング方法は、1つの実施形態において、処理容器内に処理ガスを供給するガス供給工程と、処理容器内の上部電極に直流電圧を印加する直流電圧印加工程と、被処理基板が載置される載置台に高周波を印加し、処理容器内において処理ガスのプラズマを生成するプラズマ生成工程とを含み、直流電圧印加工程では、ベースプレートと、ベースプレートの載置台側に設けられたカバープレートと、ベースプレートとカバープレートとの間に設けられ、ベースプレートとカバープレートとを絶縁する絶縁部とを有する上部電極において、カバープレートに直流電圧が印加される。
以下に、開示するプラズマ処理装置およびクリーニング方法の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により開示される発明が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[プラズマ処理装置10の構成]
図1は、実施形態に係るプラズマ処理装置10の一例を示す縦断面図である。本実施形態におけるプラズマ処理装置10は、例えばDRM(Dipole Ring Magnet)方式のプラズマ処理装置として構成される。本実施形態におけるプラズマ処理装置10は、例えば、プラズマを用いたエッチングやCVD(Chemical Vapor Deposition)等に利用される。図1に示すプラズマ処理装置10は、円筒形状の処理容器11を有する。処理容器11は、電気的に接地されている。処理容器11は、内部に処理空間Sを有する。処理容器11内には、被処理基板であるウエハWを載置する載置台としての円柱状のサセプタ12が配置されている。
処理容器11の内壁面は、側壁部材45で覆われている。側壁部材45は、例えばアルミニウム等で形成され、処理空間Sに面する面は、例えばイットリア(Y2O3)等でコーティングされている。サセプタ12は、処理容器11の底部に絶縁性部材29を介して設置される。サセプタ12の側面はサセプタ側面被覆部材120で覆われている。
処理容器11の内側壁とサセプタ12の側面とは、サセプタ12上方の気体分子を処理容器11の外へ排出する流路として機能する排気路13を形成する。排気路13の途中にはプラズマの漏洩を防止する環状のバッフル板14が配置されている。また、排気路13におけるバッフル板14より下流の空間は、サセプタ12の下方へ回り込み、可変式バタフライバルブであるAPC(Adaptive Pressure Control)バルブ15に連通している。APCバルブ15は、アイソレータ16を介して真空引き用の排気ポンプであるTMP(Turbo Molecular Pump)17に接続され、TMP17は、バルブV1を介して排気ポンプであるDP(Drive Pump)18に接続されている。
APCバルブ15、アイソレータ16、TMP17、バルブV1、およびDP18によって構成される排気流路は、APCバルブ15によって処理容器11内、より具体的には処理空間Sの圧力制御を行い、さらにTMP17およびDP18によって処理容器11内をほぼ真空状態になるまで減圧する。
また、APCバルブ15とアイソレータ16の間には、配管19が接続されており、配管19は、バルブV2を介してDP18に接続されている。配管19およびバルブV2は、TMP17をバイパスして、DP18によって処理容器11内を粗引きする。
サセプタ12には、給電棒21および整合器22を介して高周波電源20が接続されており、高周波電源20は、例えば、13.56MHzの高周波電力をサセプタ12に供給する。これにより、サセプタ12は下部電極として機能する。また、整合器22は、サセプタ12から高周波電源20への高周波電力の反射を低減してサセプタ12への高周波電力の供給効率を最大化する。サセプタ12は、高周波電源20から供給された13.56MHzの高周波電力を処理空間Sに印加する。
サセプタ12の内部上方には、導電膜からなる円板状のESC(Electro Static Chuck)電極板23が配置されている。ESC電極板23には、直流電源24が電気的に接続されている。ウエハWは、直流電源24からESC電極板23に印加された直流電圧により発生するクーロン力又はジョンソン・ラーベック力によってサセプタ12の上面に吸着保持される。
また、サセプタ12の上方には、サセプタ12の上面に吸着保持されたウエハWの周りを囲うように円環状のフォーカスリング25が配設される。フォーカスリング25は、処理空間Sに露出し、処理空間SにおいてプラズマをウエハWの表面に向けて収束させることにより、RIE(Reactive Ion Etching)処理やアッシング処理の効率を向上させる。
サセプタ12の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室26が設けられている。冷媒室26には、チラーユニット(図示せず)から冷媒用配管27を介して所定温度の冷却水等の冷媒が循環供給される。冷媒の温度によってサセプタ12の上面に吸着保持されたウエハWの処理温度が制御される。
サセプタ12の上面のウエハWが吸着保持される面(以下、「吸着面」と呼ぶ。)には、複数のガス供給孔28が設けられている。複数のガス供給孔28は、サセプタ12内部に配置されたガス供給ライン30を介してガス供給部32に接続されている。ガス供給部32は、ヘリウムガス等の伝熱ガスを、ガス供給孔28を介して、サセプタ12の吸着面とウエハWの裏面との間隙に供給する。
サセプタ12の吸着面には、サセプタ12の上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン33が配置されている。プッシャーピン33は、モータ(図示せず)とボールねじ(図示せず)を介して接続され、ボールねじによって直線運動に変換されたモータの回転運動に起因して吸着面から自在に突出する。ウエハWにRIE処理やアッシング処理を施すためにウエハWを吸着面に吸着保持するときには、プッシャーピン33はサセプタ12に収容される。また、RIE処理やアッシング処理が施されたウエハWを処理容器11から搬出するときには、プッシャーピン33はサセプタ12の上面から突出してウエハWをサセプタ12から離間させて上方へ持ち上げる。
処理容器11の天井部には、サセプタ12と対向するようにシャワーヘッド34が配置されている。シャワーヘッド34は、UEL(Upper ELectrode)35、UELベース36、およびCEL(Cover ELectrode)37を有する。シャワーヘッド34は、ガス供給部および上部電極の一例である。UEL35は、UELベース36の上方に設けられる。CEL37は、例えばシリコン等の導電性部材により例えば円板状に形成されている。CEL37は、UELベース36の下方に設けられ、UELベース36によって上方から支持される。CEL37の下面は、処理空間Sに露出しており、CEL37は、処理空間S内に供給された処理ガスのプラズマにより発生した反応生成物がUELベース36に付着するのを防止する。
UEL35およびUELベース36は、例えばアルミニウム等の導電性部材により形成される。UEL35およびUELベース36は、電気的に接続され、処理容器11を介して接地されている。また、UELベース36の下面において、CEL37が配置される面には、絶縁性の部材が設けられている。本実施形態において、UELベース36の下面に設けられている絶縁性の部材は、UELベース36の下面に陽極酸化処理により形成された陽極酸化皮膜(アルマイト被膜)である。そのため、UELベース36とCEL37とは電気的に絶縁されている。UELベース36は、ベース部材の一例である。
UEL35とUELベース36の間には、バッファ室40が設けられている。UELベース36には、複数のガス孔360が形成され、それぞれのガス孔360は、バッファ室40に連通している。また、CEL37には、複数のガス孔370が形成されている。それぞれのガス孔370の一端は、UELベース36のガス孔360に連通しており、他端は、処理空間Sに連通している。
バッファ室40には、ガス導入管41が接続されている。ガス導入管41には、絶縁部材42を介して処理ガスの供給源であるガス供給源420が接続されている。ガス供給源420から供給された処理ガスは、絶縁部材42およびガス導入管41を介してバッファ室40に供給され、それぞれのガス孔360およびガス孔370を介して処理空間Sに吐出される。
CEL37は、アルミニウム等で形成された導電性の接続部材51を介して接続ケーブル47に接続されている。接続ケーブル47は、高周波を遮断するフィルタ48を介して直流電源49に接続されている。直流電源49は、フィルタ48、接続ケーブル47、および接続部材51を介して、CEL37に例えば負の直流電圧を供給する。なお、接続部材51とUELベース36との間には、絶縁部材50が設けられており、接続部材51とUELベース36とは絶縁されている。また、接続部材51において、UEL35と接する面は例えばアルマイト処理されており、接続部材51とUELベース36とは絶縁されている。
また、処理容器11の内側壁には、プッシャーピン33によってサセプタ12から上方へ持ち上げられたウエハWの高さに対応する位置にウエハWの開口部43が設けられている。開口部43には、開口部43を開閉するゲートバルブ44が設けられている。
また、処理容器11の側壁の外周には、上下一対の環状または同心状のダイボールリングマグネット(DRM)46が配置されている。これらのDRM46により、処理容器11内の処理空間Sに、ウエハWの面方向の磁界が形成される。
プラズマ処理装置10の処理容器11内では、下部電極として機能するサセプタ12と、上部電極として機能するシャワーヘッド34との間の処理空間Sに、DRM46によって磁界が形成されている。そして、高周波電源20からサセプタ12を介して高周波電力が印加されことにより、処理空間Sにおいてマグネトロン放電が発生する。これにより、シャワーヘッド34から供給された処理ガスが解離してプラズマ化し、イオンやラジカル等が発生する。そして、発生したイオンやラジカル等によって、サセプタ12上に配置されたウエハWに、RIE等のプラズマ処理が施される。高周波電源20は、プラズマ生成部の一例である。
なお、上述したプラズマ処理装置10の各構成部品の動作は、プラズマ処理装置10が備える制御部(図示しない)のCPUによって、RIE等のプラズマ処理に対応するプログラムに応じて制御される。
上述したプラズマ処理装置10では、ウエハWにRIE等のプラズマ処理が施されるが、このとき、処理ガスから生じた反応生成物が、CEL37の下面等に付着する。付着した反応生成物は、その後の処理において、ウエハWのパーティクル汚染の原因となる。そのため、CEL37の下面等に付着した反応生成物を除去するために、以下のようなクリーニング処理が実行される。
クリーニング処理では、シャワーヘッド34から処理空間S内に例えば酸素ガスが供給され、酸素ガスが供給された処理空間Sにサセプタ12から例えば13.56MHzの高周波電力が印加される。処理空間Sでは高周波電力によって酸素ガスから酸素イオンや酸素ラジカル等が生成される。この酸素イオンや酸素ラジカル等が、CEL37の下面等に付着した反応生成物と反応し、CEL37の下面等から反応生成物が除去される。
[シャワーヘッド34の構成]
図2は、シャワーヘッド34の一例を示す拡大断面図である。CEL37にはメネジが形成されたブッシュ371が設けられる。CEL37は、UELベース36の上方から挿入されてブッシュ371に締結されたネジ361により、上方から支持される。ブッシュ371およびネジ361は、絶縁性の材料で形成される。なお、ネジ361は、導電性の材料(例えばアルミニウム)で形成され、その表面が絶縁性の被膜(例えばアルマイト被膜)で覆われたものであってもよい。
UELベース36の下面において、CEL37が配置される面には、絶縁性の部材で形成された絶縁部366が設けられている。本実施形態において、絶縁部366は、UELベース36の下面に陽極酸化処理により形成された陽極酸化皮膜(アルマイト被膜)である。CEL37が配置されるUELベース36には、例えば図2に示すように、絶縁部材50および接続部材51が挿入される開口部362、Oリング等のシール部材が配置される溝363、ネジ361が挿入されるネジ孔364、および凸部365等の複数の凹凸が形成されている。
[従来のプラズマ処理装置の構成]
ここで、従来のプラズマ処理装置の概略構成について説明する。図3は、従来のDRM方式のプラズマ処理装置の構成の一例を示す模式図である。従来のプラズマ処理装置は、外周にDRM64が配置された処理容器60内に、上部電極61と、ウエハWが載置される下部電極62とが設けられる。上部電極61は、UELとCELの2重構造になっており、CELが下部電極62と対向するように配置されている。
上部電極61のUELとCELとは共に接地されている。高周波電源63には、高周波電源63から所定周波数(例えば13.56MHz)の高周波電力が印加される。これにより、上部電極61と下部電極62との間にマグネトロン放電が発生し、上部電極61内に供給された処理ガスがプラズマ化して、イオンやラジカル等によって下部電極62上に配置されたウエハWに、RIE等のプラズマ処理が施される。そして、処理ガスから生じた反応生成物が、上部電極61のCELの下面に付着する。
図3のプラズマ処理装置では、上部電極61のCELに付着した反応生成物を除去するためには、処理容器60からCELを取り外して洗浄する必要がある。ウエハWを処理するたびに処理容器60からCELを取り出して洗浄するとすれば、プロセスのスループット向上の妨げとなる。
そこで、上部電極61に負の直流電圧を印加し、処理容器内に供給した処理ガスのプラズマによって生成されたイオンやラジカルを上部電極61に導くことにより、上部電極61のCELの下面に付着した反応生成物を、イオンやラジカルと反応させて除去するDCS(Direct Current Superposition)方式を用いたクリーニング方法が知られている。
図4は、DCSが組み込まれたDRM方式のプラズマ処理装置の構成の一例を示す模式図である。DCSが組み込まれたDRM方式のプラズマ処理装置では、上部電極61に、フィルタ65を介して直流電源66が接続されている。直流電源66は、フィルタ65を介して上部電極61に負の直流電圧を印加する。図4のような構成により、処理容器60内に供給された処理ガスのプラズマによって生成されたイオンやラジカルが上部電極61に引き寄せられ、上部電極61のCELに付着した反応生成物が、イオンやラジカルと反応して除去される。
これにより、CELに付着した反応生成物を、処理容器60からCELを取り出すことなく除去することが可能となる。そのため、パーティクル汚染の防止しつつ、プロセスのスループットを向上させることが可能となる。
ここで、高周波電源63から印加された高周波電力は、下部電極62から処理容器60内の空間を通って上部電極61に伝搬し、上部電極61からグランドに伝搬する。しかし、図4に例示した構成のプラズマ処理装置では、上部電極61とグランドの間には、フィルタ65が介在しており、フィルタ65には、高周波電力によってインダクタ等による電圧降下が生じる。そのため、高周波電力における上部電極61の電位は、下部電極62から見た場合には、フィルタ65の電圧降下の分だけグランド電位よりも高い電位となる。そのため、処理容器60内の空間の電位の分布は、図3に示した従来のプラズマ処理装置とは異なる分布となる。
そのため、図3に例示した構成のプラズマ処理装置を用いて、所望の特性のウエハWを製造するために、温度、圧力、処理ガスの流量比、高周波の電力、処理時間等の様々なパラメータを微調整することで処理レシピが構築された場合、図3に例示したプラズマ処理装置を、図4に例示したプラズマ処理装置に改造してしまうと、これまで使用していた処理レシピを適用できなくなってしまう。あるいは、これまで使用していた処理レシピを適用しても、図3に例示したプラズマ処理装置を用いてこれまでに製造されたウエハWと同等の特性を有するウエハWを製造できなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、図3に例示した構成のプラズマ処理装置にDCSの機能を追加することによる、処理容器60内の空間内の電位の分布の変化を低く抑える。これにより、図3に例示した構成のプラズマ処理装置に対して調整した従来の処理レシピを用いた場合であっても、DCSの機能の追加前と同等の特性のウエハWを製造することが可能となる。すなわち、プロセストレースを確保することが可能となる。
[本実施形態のプラズマ処理装置10の構成]
図5は、本実施形態に係るプラズマ処理装置10の構成の一例を示す模式図である。本実施形態のプラズマ処理装置10では、UELベース36とCEL37とを絶縁し、UELベース36を接地し、CEL37に負の直流電圧を印加する。高周波電力において、CEL37は、フィルタ48内のインダクタによる電圧降下の分だけグランド電位よりも高い電位となる。
しかし、CEL37よりも広いUELベース36がグランド電位に接続されているため、サセプタ12から印加された高周波電力のほとんどはUELベース36を介してグランドに伝搬する。そのため、CEL37は、高周波電力の伝搬に対してはほとんど影響を与えない。そのため、高周波電力における処理容器11内の電位の分布は、UELベース36とCEL37とを導通させて接地した図3の構成とほとんど同じ分布となる。
従って、本実施形態に係るプラズマ処理装置10は、図3に例示した構成のプラズマ処理装置に合わせて調整した処理レシピを用いた場合であっても、DCSの機能の追加前と同等の特性のウエハWを製造することが可能となる。すなわち、プロセストレースを確保することが可能となる。
[直流電圧の範囲]
次に、CEL37に印加する負の直流電圧の範囲について検討する。図6は、UELベース36の形状の一例を示す拡大断面図である。図6では、図1におけるUELベース36の右半分が図示されている。図6に示すように、UELベース36には、絶縁部材50および接続部材51が挿入される開口部362、Oリング等のシール部材が配置される溝363、ネジ361が挿入されるネジ孔364、および凸部365等が形成されている。
ここで、本実施形態において、CEL37が配置されるUELベース36の下面に形成された絶縁部366は、例えば陽極酸化皮膜(アルマイト被膜)である。絶縁部366により、UELベース36とCEL37とが絶縁されている。しかし、UELベース36の下面に形成された凸となる角の丸みが小さい(丸みの半径が短い)と、丸みの小さい角には所望の厚みの絶縁部366が形成されず、丸みの小さい角には薄い絶縁部366が形成される場合がある。そのため、本実施形態において、UELベース36の下面に形成された凸となる角には、所定以上の大きさ(所定以上の半径)の丸みを形成する。
UELベース36の下面には、例えば数十μm程度の厚みの絶縁部366が形成される。本実施形態において、UELベース36の下面には、例えば50μm程度の厚みの絶縁部366が形成される。なお、絶縁部366の厚みは、20μm以上、かつ、100μm以下の範囲内であればよい。
図7は、UELベース36の開口部362付近の形状の一例を示す拡大断面図である。UELベース36の開口部362とUELベース36の下面との間の角には、例えば図7に示すように、例えばR1.0(円の半径が1mm)となる断面形状の丸みが形成される。また、UELベース36のガス孔360とUELベース36の下面との間の角においても、例えば図7に示すように、例えばR1.0となる断面形状の丸みが形成される。
図8は、シール材が配置される溝363の形状の一例を示す拡大断面図である。溝363は、開口部362の周囲を囲むように、開口部362の周囲に例えば円状に形成されている。溝363とUELベース36の下面との間の角には、例えば図8に示すように、例えばR0.25(円の半径が0.25mm)以上となる断面形状の丸みが形成される。
図9は、ネジ孔364の形状の一例を示す拡大断面図である。ネジ孔364とUELベース36の下面との間の角には、例えば図9に示すように、例えばR1.0となる断面形状の丸みが形成される。
図10は、UELベース36の凸部365の形状の一例を示す拡大断面図である。凸部365の角には、例えば図10に示すように、R1.0、例えばR0.5(円の半径が0.5mm)以上となる断面形状の丸みが形成される。
次に、図7から図10に示した丸みの角が形成された部材の表面に、絶縁部366として陽極酸化皮膜を形成した場合の耐電圧について測定した実験結果について説明する。図11は、テストピース70の形状の一例を示す図である。テストピース70は、UELベース36と同じ材料(例えばアルミニウム)で形成されている。テストピース70としては、角の丸みがR0.25である溝、角の丸みがR1.0の孔、および平面の3種類を準備した。図11には、表面72に溝71が形成されたテストピース70が例示されている。テストピース70の表面72は、50μmの厚みの陽極酸化被膜が形成されている。
図12は、実験の構成の一例を説明するための説明図である。実験では、図12に示すように、陽極酸化被膜が形成された表面72に、CEL37と同じ導電性の材料(例えばシリコン)で形成された部材73を接触させる。そして、テストピース70を接地し、部材73に印加する直流電圧を増加させ、放電が始まる電圧を耐電圧として測定した。
図13は、耐電圧の実験結果の一例を示す図である。実験では、溝、平面、および孔のそれぞれについて、テストピース70を10個ずつ作成し、それぞれの耐電圧を測定した。溝が形成されたテストピース70では、溝とテストピース70の表面との間の角の丸みはR0.25である。また、孔が形成されたテストピース70では、孔とテストピース70の表面との間の角の丸みはR1.0である。
図13に示すように、溝の耐電圧は、平面や孔の耐電圧に比べて全体的に低い。これは、溝とテストピース70の面との間の角の丸みの半径が、孔とテストピース70の表面との間の角の丸みの半径よりも小さいため、溝とテストピース70の面との間の角に形成された陽極酸化被膜の厚みが薄くなったものと考えられる。溝の耐電圧の最小値は、730Vであった。
図13の実験結果より、図6に示した形状のUELベース36において、CEL37と接する面に50μmの厚みの陽極酸化被膜を設け、UELベース36を接地した場合、CEL37に印加する直流電圧が−730V以上であれば、放電しないことがわかった。そのため、CEL37に印加する直流電圧は、−730V以上であることが好ましい。
[直流電圧と付着物の除去率の関係]
次に、CEL37に印加する直流電圧と、CEL37に付着した反応生成物の除去率の関係について実験した。図14は、CEL37に印加した直流電圧に対する付着物の除去率の実験結果の一例を示す図である。
図14に示すように、付着物が例えばアルミニウム(Al)の場合、−150V以下であれば、99%以上の付着物の除去率が得られた。また、付着物がハフニウム(Hf)の場合、−50V以下であれば、99%以上の付着物の除去率が得られた。この他にも、タンタル(Ta)やチタン(Ti)などの遷移金属元素の付着物について実験を行った結果、−150V以下であれば、遷移金属元素を有する付着物の除去率が99%以上となることが分かった。
従って、図13の耐電圧の実験結果を考慮すると、CEL37に印加する負の直流電圧の範囲は、−730Vより大きく、かつ、−150V以下の範囲内であることが好ましい。なお、凸となる角の丸みの半径がR0.25〜R1.0の範囲で実験を行ったが、UELベース36において、凸となる角の丸みの半径は、R0.2以上、かつ、R1.0以下の範囲内であればよい。
[クリーニングの手順]
図15は、CEL37のクリーニングの手順の一例を示すフローチャートである。
まず、RIE等の処理が施されたウエハWを処理容器11から搬出する(S100)。そして、例えば酸素ガスを、ガス供給源420からシャワーヘッド34を介して処理空間S内に供給する(S101)。そして、−730V〜−150Vの範囲内の負の直流電圧(例えば−150V)を、直流電源49からCEL37に印加する(S102)。
次に、高周波電源20からサセプタ12を介して処理空間Sに、例えば13.56MHzの高周波電力を印加する。これによって、処理空間S内にマグネトロン放電が発生する。そして、処理空間S内の酸素ガスが解離してプラズマ化し、酸素イオンや酸素ラジカルが発生する。そして、発生した酸素イオンや酸素ラジカルによって、CEL37の下面がプラズマ処理される(S103)。具体的には、発生した酸素イオンや酸素ラジカルによって、CEL37の下面に付着した反応生成物が分解され、除去される。なお、処理ガスとして酸素ガスを用いた場合、CEL37の下面には、酸素イオンにより酸化物が形成される。
次に、直流電源49からCEL37への負の直流電圧の印加を停止する。そして、処理空間Sの酸素イオンや酸素ラジカル等によって分解された反応生成物のガス等を、排気路13を介して排気する(S104)。
次に、例えば四弗化炭素(CF4)ガスを、ガス供給源420からシャワーヘッド34を介して処理空間S内に供給する(S105)。そして、−730V〜−150Vの範囲内の負の直流電圧(例えば−150V)を、再び直流電源49からCEL37に印加する(S106)。
次に、高周波電源20からサセプタ12を介して処理空間Sに、例えば13.56MHzの高周波電力を印加する。これによって、処理空間S内にマグネトロン放電が発生し、処理空間S内のCF4ガスが解離してプラズマ化し、フッ素イオンやフッ素ラジカルが発生する。そして、発生したフッ素イオンやフッ素ラジカルによって、CEL37の下面がプラズマ処理される(S107)。具体的には、発生したフッ素イオンやフッ素ラジカルによって、CEL37の下面に形成された酸化物が分解され、除去される。
次に、直流電源49からCEL37への負の直流電圧の印加を停止する。そして、処理空間Sのフッ素イオンやフッ素ラジカル等によって分解された反応生成物のガス等を、排気路13を介して排気する(S108)。
以上、一実施形態について説明した。本実施形態のプラズマ処理装置10によれば、既存のプラズマ処理装置にクリーニングの機能を追加することによるプロセスへの影響を低く抑えることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態において、CEL37と直流電源49との間にはフィルタ48が設けられるが、本発明はこれに限られない。他の形態として、フィルタ48を介さずにCEL37と直流電源49とが接続されてもよい。これにより、プラズマ処理装置10にフィルタ48を設ける必要がなくなり、プラズマ処理装置10の部品点数を少なくすることができる。
また、上記した実施形態において、UELベース36とCEL37との間に設けられた絶縁部366は、UELベース36の下面に形成された陽極酸化被膜であるが、本発明はこれに限られない。例えば、絶縁性の材料により形成された板状の部材を、絶縁部366としてUELベース36とCEL37との間に配置してもよい。あるいは、UELベース36に接するCEL37の上面に、絶縁性の膜を形成するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
W ウエハ
10 プラズマ処理装置
11 処理容器
12 サセプタ
20 高周波電源
34 シャワーヘッド
36 UELベース
366 絶縁部
37 CEL
49 直流電源

Claims (7)

  1. 処理容器と、
    前記処理容器内に処理ガスを供給するガス供給部と、
    下部電極として機能し、被処理基板が載置される載置台と、
    前記載置台の上方に設けられた上部電極と、
    前記載置台に高周波を印加し、前記処理容器内において処理ガスのプラズマを生成するプラズマ生成部と、
    前記上部電極に直流電圧を印加する直流電圧印加部と
    を備え、
    前記上部電極は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材の前記載置台側に設けられたカバー部材と、
    前記ベース部材と前記カバー部材との間に設けられ、前記ベース部材と前記カバー部材とを絶縁する絶縁部と
    を有し、
    前記ベース部材は前記カバー部材よりも広く、
    前記ベース部材がグランド電位に接続されており、
    前記直流電圧印加部は、
    前記カバー部材に直流電圧を印加することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記絶縁部は、前記ベース部材の表面に形成された絶縁性の被膜であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記ベース部材は、アルミニウムで形成されており、
    前記絶縁部は、前記ベース部材の表面に形成された陽極酸化皮膜であることを特徴とする請求項2に記載のプラズ処理装置。
  4. 前記ベース部材の前記載置台側の面に形成された凸となる角の丸みの半径は、0.2mm以上、かつ、1.0mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記絶縁部の耐電圧は、730V以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記直流電圧印加部は、
    前記カバー部材に−730Vより大きく、かつ、−150V以下の範囲内の直流電圧を印加することを特徴とする請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 処理容器内に処理ガスを供給するガス供給工程と、
    前記処理容器内の上部電極に直流電圧を印加する直流電圧印加工程と、
    被処理基板が載置される載置台に高周波を印加し、前記処理容器内において前記処理ガスのプラズマを生成するプラズマ生成工程と
    を含み、
    直流電圧印加工程では、
    ベースプレートと、
    前記ベースプレートの前記載置台側に設けられたカバープレートと、
    前記ベースプレートと前記カバープレートとの間に設けられ、前記ベースプレートと前記カバープレートとを絶縁する絶縁部と
    を有し、
    前記ベースプレートは前記カバープレートよりも広く、
    前記ベースプレートがグランド電位に接続されている前記上部電極において、前記カバープレートに直流電圧を印加することを特徴とするクリーニング方法。
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