JP6338350B2 - インダクタの製造法 - Google Patents

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本発明は、インダクタの製造法に関する。
磁性体の粉末を混入させた樹脂でコイルをモールドしたインダクタ装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平7−320938号公報 特開2010−147271号公報
コイル素子を樹脂で被覆するインジェクションモールドまたはトランスファーモールド技術においては、樹脂成形の際に樹脂の注入圧によって内部のコイル素子の変形および/または位置ズレを起こし、目標とするインダクタンスおよび/または磁気特性が得られないといった課題がある。そこで特許文献2は、上記課題に鑑み、成形金型のキャビティ内に位置出しピンを配して内部コイルの位置ズレを防ぐ技術を提案している。しかし、その技術では金型構造が複雑で高価になる上、位置出しピンを移動させてからモールド樹脂を加熱硬化させるため、生産タクトが著しく落ちるといった欠点があった。
そこで、本発明の目的は、軟磁性体の粉末が混入された熱硬化性樹脂によってトランスファーモールドによる成形を行っても、内部コイル素子の変形および/または位置ズレを、生産タクトを落とさずに抑制できるインダクタの製造法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のインダクタの製造法は、平角線からなる空芯コイルを軟磁性材料と熱硬化型樹脂との混合材でモールド成形し、モールド成形後の軟磁性材料と熱硬化型樹脂との混合材は磁性成形体となり、磁性成形体が、筒状の空芯コイルの中心の空間である中空部分に挿入する突起部、および筒状の空芯コイルが配置される円環状の溝部を有するようにモールド成形する1次モールド工程と、中空部分を突起部に挿入する挿入工程と、空芯コイルの端子部分とインダクタの端子電極を有する金属板フレームとを接続する接続工程と、筒状の空芯コイルの全体を覆い、且つ磁性成形体の表面の一部または全部を覆うように混合材でさらにモールド成形する2次モールド工程と、を有し、2次モールド工程の際には、溝部の外周と空芯コイルの外周との隙間に、混合材が入り込むようにし、各工程をこの順に行い、1次モールド工程および上記2次モールド工程は、トランスファー方式で行う。
ここで、1次モールド工程は、磁性成形体と、インダクタの端子電極を有する金属板フレームの接続用端子とが固定するようにモールド成形する工程を含むものである。
また、平角線の絶縁被覆は自己融着層を有する。
本発明では、軟磁性体の粉末が混入された熱硬化性樹脂によってトランスファーモールドによる成形を行っても、内部コイル素子の変形および/または位置ズレを、生産タクトを落とさずに抑制できるインダクタの製造法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法のフロー図である。 本発明の実施の形態に係るインダクタを一つ製造するのに必要な金属フレームの部分を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る1次モールド工程の終了後の金属板フレームおよびモールド材を成形して得られる磁性成形体を示す斜視概要図である。 本発明の実施の形態に係る空芯コイルの斜視概要図である。 本発明の実施の形態に係る接続工程終了後の磁性成形体および空芯コイルの斜視概要図である。 本発明の実施の形態に係る2次モールド工程終了後の状態を図3と同様に示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法について、図面を参照しながら説明する。
(本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法)
図1は、本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法のフロー図である。1次モールド工程P1、挿入工程P2、接続工程P3、および2次モールド工程P4をこの順に行っていく。各工程についての詳細を以下に述べる。
まず、1次モールド工程P1について説明する。1次モールド工程P1では、金属板フレーム1を用いる。図2は、本発明の実施の形態に係るインダクタを一つ製造するのに必要な金属板フレーム1の部分を示す平面図である。金属板フレーム1は、1枚の金属板に開口部2を形成することで、開口部2以外の金属板部分が残っているものである。外周の枠部3から内側に突出する端子電極部4の先端部は、T字状となっていて、図2における上側へ突出する突出部5と、突出部5よりも若干幅広に下側に突出し、後述する接続工程P3で空芯コイルの両端と接続される溶接部6を有している。
1次モールド工程P1で用いるモールド材料は、ケイ素鋼からなる軟磁性材料の略球形粉末と、その軟磁性材料粉末の表面に付着しているエポキシ樹脂との混合材である。それらの配合比は、軟磁性体材料が90〜95重量%、エポキシ樹脂が10〜5重量%である。このモールド材は、トランスファー方式によって、金属板フレーム1のうち端子電極4の突出部5および溶接部6の一部を埋設固定するように成形する。上述の配合比の範囲内にすれば、成形性、インダクタのL値(インダクタンス値)や磁気特性を悪化させることなくトランスファー方式による成形が可能となる。
図3は、1次モールド工程P1の終了後の金属板フレーム1およびモールド材を成形して得られる磁性成形体10を示す斜視概要図である。ここで、1次モールド工程P1は、後述する空芯コイルの挿入部がある磁性成形体10が、インダクタの端子電極となる金属板フレーム1を埋設し固定するようにモールド成形する工程である。そのため、端子電極部4の先端部、突出部5の全部および溶接部6の一部が磁性成形体10によって覆われている。また、溶接部6の先端部は磁性成形体10から露出している。
図3に示す磁性成形体10は、後述する筒状の空芯コイルが配置される円環状の溝部11と、空芯コイルの中心の空間である中空部分に挿入する円柱状の突起部12とを有している。また、溶接部6側の溝部11には、その溝部11の側面が開口している開口部13が形成されている。
次に、
挿入工程P2について説明する。図4は、空芯コイル21の斜視概要図である。挿入工程P2は、この空芯コイル21を図3に示す磁性成形体10に配置する工程である。空芯コイル21は、エッジワイズ巻線された平角線からなり、幅1.5mm、板厚0.43mmの平角線材で、中空部分22の径が5mm、空芯コイルの外径が8mm、ターン数が7のものを用いた。また平角線は、その表面に絶縁層および自己融着層(図示省略)をこの順に有している。
挿入工程P2は、この空芯コイル21の中空部分22を磁性成形体10の突起部12に挿入することで終了する。挿入工程P2において、空芯コイル21の中空部分22と磁性成形体10の突起部12との隙間は0.2mm以下となるように密に挿入されている。また挿入工程P2において、磁性成形体の溝部11の外周寸法が空芯コイル21の外周の寸法より0.2mm以下の範囲で大きくされている。そのため、挿入工程P2の後の空芯コイル21と磁性成形体10とは、突起部12の突起方向に対して直交する方向への相対移動が大きく制限されている。
次に、
接続工程P3について説明する。図4に示す空芯コイル21の平角線材の両端23,24を、空芯コイル21が図3に示す磁性成形体10に配置された状態で、磁性成形体10からその開口部13を経由して、露出している溶接部6,6の先端部を接触させ、それぞれ溶接により接続する。すなわち接続工程P3は、挿入工程P2が終了した状態で、空芯コイル21の平角線材の両端23,24を、溶接部6,6の先端部にそれぞれ溶接することで終了する。図5は、接続工程P3終了後の磁性成形体10および空芯コイル21の斜視概要図である。
接続工程P3が終了した状態では、上述のように空芯コイル21と磁性成形体10との相対移動が大きく制限されているため、溶接した溶接部分(両端23,24と溶接部6,6の先端部との接続部分)への応力の付与はほとんど発生しない。
次に、2次モールド工程P4について説明する。2次モールド工程P4は、筒状の空芯コイル21の全体を覆い、且つ磁性成形体10の表面の全部を覆うように磁性成形体10をさらにモールド材で成形する工程である。図6は、2次モールド工程P4終了後の状態を図3と同様に示す図である。図3に示す溶接部6,6と、図4に示す空芯コイル21が2次モールド工程P4で成形した磁性成形体30によって完全に覆われ磁気シールドされた状態となる。挿入工程P2でできた空芯コイル21の中空部分22と磁性成形体10の突起部12との隙間、および磁性成形体の溝部11の外周と空芯コイル21の外周との隙間にも材料が入り込むことでコイルは固定され、所定の磁気特性を出すことが出来る。また、空芯コイル21の平角線の絶縁層に自己融着層を形成することで、熱または溶剤処理によりエッジワイズ巻線された線間を自己融着層が塞ぐため、モールド材が入り込むことが無くなり、高精度のインダクタの製造が可能となる。
2次モールド工程P4で成形した磁性成形体30の組成は、1次モールド工程P1で用いたモールド材と同一のモールド材を使用するため、磁性成形体10の組成と同一である。また、2次モールド工程P4で成形した磁性成形体30は、磁性成形体10と同様にトランスファー方式で成形している。なお、磁性成形体30は、磁性成形体10を包含した成形体全体を指している。
2次モールド工程P4の終了後、端子電極部4,4の所定位置を切断する。そして、金属フレーム1から切り離された物について、端子電極部4,4を所定形状に折り曲げる工程を経て、本発明の実施の形態に係るインダクタが製造される。ここで、端子電極部4,4はインダクタの一対の端子電極となる。
本発明の実施の形態に係るインダクタは、空芯コイル21が平角線からなり、磁性成形体30の表面には、トランスファー方式による成形を行った際のゲート口の痕跡を1ヶ所以上有することとなる。インダクタの外形寸法は、10mm×10mm×6.0mmである。
(本発明の実施の形態によって得られる主な効果)
本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法では、磁性体の粉末が混入された熱硬化性樹脂によってトランスファーモールドによる成形を行ってもコイル(空芯コイル21)の変形や位置ズレを抑制できる。その理由は、1次モールド工程P1および挿入工程P2を行った後に2次モールド工程P4を行っているためである。すなわち、空芯コイル21の中空部分22と磁性成形体10の突起部12とを密に挿入し、磁性成形体の溝部11の外周寸法が空芯コイル21の外周の寸法を僅かに大きくし、空芯コイル21と磁性成形体10との突起部12の突起方向に対して直交する方向への相対移動を極力制限した状態で2次モールド工程P4を行っているためである。
なお、空芯コイル21の位置決めは、その中空部分22を突起部12に挿入する挿入工程P2で行われるため、精度の高い配置が可能となり、また作業効率も高くなる。
また本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法は、1次モールド工程P1および2次モールド工程P4において、略球形の軟磁性材料の表面をエポキシ樹脂で包み込んだ構造の流動性に優れたモールド材を使用しているため、成形金型内の全域にモールド材が行き渡りやすく、成形不良を低減できる。
また本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法では、トランスファー方式による成形を行っている。トランスファー方式は、プランジャー内で一旦加熱軟化させた成形材をスプルー、ランナー、ゲートを通してキャビティ内に押し込んで硬化させる方法であるが、金属板フレームを連続させてフープ状に形成することで、一度に多数個を精度良くモールド成形することが出来る。圧縮成形と比較して、金型を閉じた状態で加熱軟化させた成形材料を投入するためキャビティ内に均一に行き渡り、バリの薄い寸法精度に優れた成形が可能となる。その結果、寸法精度が高く、磁気特性にバラツキの無いインダクタを安価且つ生産タクトを落とさずに製造できることとなる。
本発明の実施の形態に係るインダクタの効果を表1に示す。本発明の実施の形態に係る2次モールド工程を経たインダクタ(本実施形態品)と、1次モールド工程P1を省略した以外は本実施形態品と同条件で製造した1回成形品それぞれ5個について、インダクタンス値を測定した。ここでいう1回成形とは、本発明の実施の形態が有する1次、2次モールド工程を有さず、1回成形用の金型に空芯コイルを設置しモールド材を注入することによって成形することをいう。1回成形品には、断線して測定できないものがあった。また、1回成形品のインダクタンス値は、本実施形態品に比べてバラツキが大きい上に値が小さいことがわかる。本実施形態品は空芯コイル21がモールド圧によって変形および位置ズレを起こし難いため、インダクタンス値のばらつきが小さい。空芯コイル21の変形および位置ズレがあると、巻線ピッチが部分的に広くなり磁芯及びシールド材としてのモールド材料それぞれの配置バランスが悪化するため、損失が大きくなりインダクタンス値が低くなる。本実施形態品は、そのような損失が小さいことがわかる。
(他の形態)
上述した本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法およびインダクタは、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々の変形実施が可能である。
本発明の実施の形態に係るインダクタの製造法は、平角線からなる空芯コイルを軟磁性材料と熱硬化性樹脂との混合材(モールド材)を用いてトランスファー方式でモールド成形するインダクタの製造法である。ここで、モールド成形後の軟磁性材料と熱硬化性樹脂との混合材は磁性成形体10,30となる。そして、磁性成形体10が、筒状の空芯コイル21の中心の空間である中空部分22に挿入する突起部12を有するようにモールド成形する1次モールド工程P1を有している。そして、空芯コイル21の両端23,24と金属フレームの接続端子6,6とを接続する接続工程を有している。そして、空芯コイル21の中空部分22を突起部12に挿入する挿入工程P2を有している。そして、筒状の空芯コイル21の全体を覆い、且つ磁性成形体10の表面の一部又は全部を覆うようにモールド材でさらにモールド成形する2次モールド工程P4を有している。そして、各工程をこの順に行い、接続工程P3終了時には、2次モールド工程P4時にキャビティ内の空芯コイル21が受ける樹脂成形圧で変形や位置ズレが発生しない様に空芯コイルの動きを制限している。
上述の軟磁性材料として、ケイ素鋼を使用しているが、他の軟磁性体材料を使用しても良い。軟磁性体材料として好適に使用できるものとしては、Fe−Si−Cr系、Fe−Cr系、Fe−Si−Cr−Mg系、純鉄、Ni+Fe、Co+Fe、MnZnフェライト等がある。
また、上述の樹脂にはエポキシ樹脂を用いているが、熱硬化性樹脂であれば不飽和ポリエステル樹脂など他の樹脂を用いることができる。また、上述のモールド材は、主として、ベース樹脂と硬化剤、軟磁性材料から成るが、硬化促進剤、カップリング剤、可とう剤、離型剤、着色剤、難燃助剤から選ばれる1つ以上を微量加えても良い。
また、モールド材は、軟磁性材料が90重量%、樹脂が10重量%のものを用いている。トランスファー方式に用いることができる流動性とインダクタの磁気特性に優れるモールド材を得る観点からは、モールド材の5から10重量%を樹脂分とすることが好ましい。
また、1次モールド工程P1に使用するモールド材と、2次モールド工程P4に使用するモールド材とは、同一の組成のものであるが、これらのモールド材は工程毎硬化しているので異なる組成のものを用いても問題は無い。
また、空芯コイル21は、幅1.5mm、板厚0.43mmの平角線材で、中空部分22の径が5mm、空芯コイル21の外径が8mm、ターン数が7の平角線からなるものを用いた。しかし、これら各寸法は適宜変更することができる。たとえば、幅1.5mm、板厚0.1mmの平角線材で、中空部分22の径が5mm、空芯コイル21の外径が8mm、ターン数が20の空芯コイル21を用いても良い。また、平角線は、自己融着層を有さなくても良いが、自己融着層を有することが好ましい。空芯コイル21の板厚が薄い場合は成形圧で変形や位置ズレがより発生しやすくなるが、本発明の実施の形態に係るモールド成形を行うことで、インダクタンスが所定の値となりばらつきの少ないインダクタが提供できる。
また、本発明の実施の形態では、溶接による接続工程P3を設けている。しかし、両端23,24と溶接部6との電気接続に、熱圧着や超音波接合等の他の方法の採用が好ましい場合には、接続工程P3は溶接以外の方法を採用することができる。
また、金属板フレーム1の形状は、図2に示す形状だが、それ以外の形状としても良い。たとえば、端子電極部4の先端部はモールド成形後端子が抜けない形状であればT字状となっていなくても良い。また、突出部5は溶接部6同じ形状であっても良いし、突出部5の方が溶接部6よりも幅広であっても良い。
また、磁性体10の形状は、図3に示す形状だが、それ以外の形状としても良い。たとえば、磁性体10の外形は直方体に近い形状をしているが、溝部11の外周に沿った円柱形としても良い。同様に磁性体30の形状は、図3に示す形状だが、それ以外の形状としても良い。また、磁性体10の突起部12の高さは、空芯コイル21を溝部11に配置したとき、空芯コイル21の高さよりも高くなっていても良い。
また、挿入工程P2によって、空芯コイル21の中空部分22と磁性成形体10の突起部12との隙間は0.2mm以下となるように密に挿入されている。しかし、その隙間は、適宜変更することができる。また、磁性成形体の溝部11の外周寸法は、空芯コイル21の外周の寸法より0.2mm以下の範囲で大きくされているが、他の寸法に適宜変更することができる。
また、インダクタの外形寸法は、10mm×10mm×6mmであるが、他の外形寸法とすることができる。
1 金属フレーム
5 電極部(端子電極)
6 溶接部(金属板フレームの接続用端子)
10,30 磁性成形体
12 突起部
21 空芯コイル
22 中空部分
23,24 両端(端子部分)
P1 1次モールド工程
P2 挿入工程
P3 接続工程
P4 2次モールド工程

Claims (3)

  1. 平角線からなる空芯コイルを軟磁性材料と熱硬化型樹脂との混合材でモールド成形するインダクタの製造法であって、
    上記モールド成形後の軟磁性材料と熱硬化型樹脂との混合材は磁性成形体となり、
    上記磁性成形体が、筒状の上記空芯コイルの中心の空間である中空部分に挿入する突起部、および筒状の上記空芯コイルが配置される円環状の溝部を有するようにモールド成形する1次モールド工程と、
    上記中空部分を上記突起部に挿入する挿入工程と、
    上記空芯コイルの端子部分と上記インダクタの端子電極を有する金属板フレームとを接続する接続工程と、
    筒状の上記空芯コイルの全体を覆い、且つ上記磁性成形体の表面の一部または全部を覆うように上記混合材でさらにモールド成形する2次モールド工程と、
    を有し、
    上記2次モールド工程の際には、上記溝部の外周と上記空芯コイルの外周との隙間に、上記混合材が入り込むようにし、
    各工程をこの順に行い、
    上記1次モールド工程および上記2次モールド工程は、トランスファー方式で行うことを特徴とするインダクタの製造法。
  2. 前記1次モールド工程は、前記磁性成形体と、前記インダクタの端子電極を有する金属板フレームの接続用端子とが固定するようにモールド成形する工程であることを特徴とする請求項1記載のインダクタの製造法。
  3. 前記平角線の絶縁被覆は自己融着層を有することを特徴とする請求項1または2に記載のインダクタの製造法。
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