JP6337889B2 - 充電池及び充電システム - Google Patents

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Description

本発明は、充電池及び充電システムに関する。
携帯端末等の電子機器には繰り返して充電することが可能な充電池が使用される。充電池の充電方式には、金属接点を介して充電池に充電を行う方式と、金属接点等を介さずに電池に充電を行うワイヤレス充電方式とがある。このうち、ワイヤレス充電方式は、充電器の金属接点に電池を接触させる煩わしさがないためユーザの便宜に資することができる。
ワイヤレス充電方式においては、電源から送電コイルに電力を供給することで磁界を生成し、その磁界によって受電コイルに誘導起電力を生じさせる。受電コイルは電池に内蔵されており、その誘導起電力によって電池が充電されることになる。
ワイヤレス充電方式は、電磁誘導方式と磁界共鳴方式とに分けられる。両者は、送電コイルと受電コイルとの結合係数やQ値に応じて区別され、Q値が小さく結合係数が大きいものを電磁誘導方式と呼び、これとは逆にQ値が大きく結合係数が小さいものを磁界共鳴方式と呼ぶことが多い。
電磁誘導方式においては、電力の伝送効率を高めるために受電コイルと送電コイルとを正対させなければならず、受電コイルと送電コイルとの位置関係に制約が生じて不便である。
一方、磁界共鳴方式においては、受電コイルが送電コイルに正対していなくても十分な伝送効率が得られることが知られており、電磁誘導方式と比べて便利な充電方式である。
そのような磁界共鳴方式を用いたワイヤレス充電では、受電コイルと送電コイルとの位置関係を更に緩和するという点で改善の余地がある。
充電池及び充電システムにおいて、受電コイルと送電コイルとの位置関係を緩和すること。
以下の開示の一観点によれば、円筒状の外周側面を備え、前記円筒の中心軸に平行な方向を長手方向とする電池本体と、第1の端部と第2の端部とを有し、前記外周側面において前記中心軸の周りにピッチが直径より大きくなるように螺旋状にかつ高々1重に巻かれ、前記電池本体と電気的に接続された受電コイルと、前記外周側面に設けられ、前記電池本体の長手方向に沿って延び、前記第1の端部と前記第2の端部とを電気的に接続する導線とを有することを特徴とする充電池が提供される。
また、その開示の別の観点によれば、第1の軸を中心にして巻かれた送電コイルと、円筒状の外周側面を備え、前記円筒の中心軸に平行な第2の軸を長手方向とする電池本体と、第1の端部と第2の端部とを有し、前記外周側面において前記中心軸の周りにピッチが直径より大きくなるように螺旋状にかつ高々1重に巻かれ、前記電池本体と電気的に接続された受電コイルと、前記外周側面に設けられ、前記電池本体の長手方向に沿って延び、前記第1の端部と前記第2の端部とを電気的に接続する導線とを有し、前記送電コイルと前記受電コイルとは、前記第2の軸が前記第1の軸に対して垂直になるように配置され、前記受電コイルは、前記電池本体を透して見る複数の視線方向の中に、前記導線と前記電池本体の背後に隠れた部分の前記受電コイルとが交差しない第1の方向が存在し、該第1の方向が前記送電コイルの第1の軸に平行に配置されたことを特徴とする充電システムが提供される。
開示の充電池によれば、電池本体の外周側面が露出する隙間を開けながら螺旋状に受電コイルを巻く。これにより、水平面に充電池を転がしたときに、水平面に平行に設けられた送電コイルと受電コイルとの間における電力の授受の効率が低下する可能性が減り、受電コイルと送電コイルとの位置関係を緩和できることが明らかとなった。
図1は、電磁誘導方式を用いた充電システムの模式図である。 図2は、送電コイルと電池本体との位置合わせに使用される治具の模式断面図である。 図3は、磁界共鳴方式を用いた充電システムの模式図である。 図4は、磁界共鳴方式において使用される受電コイルの展開図である。 図5は、電池本体の底面から見た充電池の側面図である。 図6は、検討に使用した充電池の側面図である。 図7は、検討に使用した充電池の転がり角と電力の授受の効率との関係をシミュレーションして得られた図である。 図8は、誘導電流同士が相殺するのを抑制するために検討された充電池の断面図である。 図9は、転がり角が0°のときの図8の充電池の断面図である。 図10は、充電池の転がり角と、電力の授受の効率との関係をシミュレーションして得られた図である。 図11は、第1実施形態に係る磁界共鳴方式を用いた充電システムの斜視図である。 図12は、第1実施形態に係る充電池の斜視図である。 図13は、第2の軸に平行な方向から見た第1実施形態に係る充電池の側面図である。 図14は、第1実施形態に係る充電池の側面図である。 図15は、第1実施形態において転がり角について説明するための側面図である。 図16は、シミュレーションに使用した条件を示す図である。 図17は、第1実施形態に係る充電池の転がり角と効率との関係をシミュレーションして得られた図である。 図18は、比較例に係る充電池の転がり角と効率との関係をシミュレーションして得られた図である。 図19は、第1実施形態において、受電コイルの巻き数と効率との関係をシミュレーションにより調査して得られたグラフである。 図20(a)は、第1実施形態に係る充電池の側面図であり、図20(b)は、比較例に係る充電池の側面図である。 図21(a)、(b)は、第2実施形態において、転がり角によって効率に差異が生じる理由について説明するための充電池の側面図である。 図22は、第2実施形態の第1例に係る充電池の断面図である。 図23は、第2実施形態の第2例に係る充電池の断面図である。 図24は、第2実施形態の第3例に係る充電池の断面図である。 図25は、第2実施形態の第4例に係る充電池の断面図である。 図26は、第2実施形態の第1例に係る電子機器の断面図である。 図27は、第2実施形態の第2例に係る電子機器の断面図である。 図28は、第2実施形態の第3例に係る電子機器の断面図である。 図29は、第2実施形態の第4例に係る電子機器の断面図である。 図30は、第3実施形態の第1例に係る充電システムの模式図である。 図31は、第3実施形態の第2例に係る充電システムの模式図である。 図32は、第3実施形態における第2の共振コイルの巻き方の一例を示す斜視図である。 図33は、第3実施形態の第3例に係る充電システムの模式図である。 図34は、第4実施形態の第1例に係る充電池の回路図である。 図35は、第4実施形態の第2例に係る充電池の回路図である。 図36は、第4実施形態の第3例に係る充電池の回路図である。 図37は、その他の実施形態に係る充電池の充電方法を示す模式図である。 図38は、その他の実施形態に係る電池パックの断面図である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が行った検討事項について説明する。
前述のようにワイヤレス充電方式には電磁誘導方式と磁界共鳴方式とがある。
これらのうち、電磁誘導方式について図1を参照して説明する。図1は、電磁誘導方式を用いた充電システムの模式図である。
この充電システム1は、充電の対象となる充電池5と、ワイヤレスで充電池5に電力を送るための送電コイル2とを有する。
送電コイル2には交流電源6が接続されており、交流電源6から送電コイル2に供給された電流によって送電コイル2の周囲に磁界Hが生じる。
一方、充電池5は、電池本体4とその外周側面に巻かれた受電コイル3とを有する。上記の磁界Hによって受電コイル3には誘導起電力が生じ、その誘導起電力で電池本体4が充電される。
上記の誘導起電力は受電コイル3の巻き数に比例する。そのため、この充電システム1においては、電池本体4の外周側面に受電コイル3を隙間なく巻いて受電コイル3の巻き数を増やすことで、受電コイル3で発生した高い誘導起電力により電池本体4を効率的に充電することができる。
但し、電池本体4の中心軸Cが送電コイル2のコイル面2aから傾いていると、受電コイル3を貫く鎖交磁束が減って受電コイル3の起電力が低下してしまうので、送電コイル2と電池本体4とを事前に位置合わせしてくのが好ましい。
図2は、そのような位置合わせに使用される治具の模式断面図である。
治具7は、複数の充電池5に対して電磁誘導方式で同時に充電をするのに使用されるものであって、前述の送電コイル2を内蔵すると共に、複数の充電池5を内側に収容するハウジング7aを有する。ハウジング7aの底面には、鉛直上向きに立てられた充電池5が嵌る複数の凹部7bが設けられる。
これによれば、凹部7bに充電池5を嵌めることで充電池5の中心軸Cが鉛直方向を向くようになるため、中心軸Cがコイル面2aから傾くのが防止され、受電コイル3を貫く鎖交磁束が低減するのを抑制することができる。
しかしながら、この方法では、ユーザが自ら治具7と充電池5とを位置合わせして各凹部7bに電池5を嵌めなければならず不便である。
このような位置合わせの手間を減らすために以下のように磁界共鳴方式を用いた充電システムを考える。
図3は、磁界共鳴方式を用いた充電システムの模式図である。
この充電システム10は、充電の対象となる充電池15と、ワイヤレスで充電池15に電力を送るための送電コイル11とを有する。
送電コイル11には交流電源12と共振用の第1のキャパシタ16とが接続されており、交流電源12から送電コイル11に供給された電流によって送電コイル11の周囲に磁界Hが生じる。
一方、充電池15は、電池本体14とその外周側面に巻かれた受電コイル13とを有する。
電池本体14は、金属製の筒体の内部に不図示の電解質や電極を有しており、上記の磁界Hを受けて受電コイル13で生じた起電力によって充電される。
図4は、受電コイル13の展開図である。
図4に示すように、受電コイル13は、その展開形状が概略矩形状であって、第1の端部13aと第2の端部13bを有する。実使用下においてはこれらの端部13a、13bを電池本体14の正極と負極の各々に接続することで、受電コイル13に生じた誘導起電力を電池本体14に供給することができる。
また、その受電コイル13には共振用の第2のキャパシタ17も設けられる。
磁界共鳴方式は、受電コイル13のQ値を高めることで各コイル11、13同士の位置合わせを緩和するものであるが、そのQ値は以下の式(1)で与えられることが知られており、受電コイル13の抵抗Rohmが増えるとQ値が低下してしまう。
Figure 0006337889
なお、式(1)においてωは受電コイル13を流れる電流の角周波数であり、Lは受電コイル13のインダクタンスである。また、Rradは、受電コイル13から放射される電磁波を表す放射抵抗である。
矩形状の受電コイル13は、図1のように密に巻かれた受電コイル3よりもコイル長が短いためその抵抗Rohmが小さく、式(1)によってQ値を高めることが可能となる。
更に、このように受電コイル13の展開形状を矩形状としたことで、図3に示すように電池本体14の外周側面が受電コイル13から大きく露出し、受電コイル13の内側を貫く鎖交磁束を大きくすることができる。
その結果、充電池15が水平面内に寝た状態でも受電コイル13に十分な起電力が生じると考えられ、充電時に図1や図2のように充電池を立たせる必要がなくなり、ユーザの便宜に資することができるとも考えられる。
図5は、円筒状の電池本体14の底面から見た充電池15の側面図である。
図5に示すように、受電コイル13の内側を貫いた磁界Hは電池本体14に至る。前述のように電池本体14は金属製の筒体を有するため、磁界Hによってその筒体に渦電流が生じ、磁界Hのエネルギが渦電流の生成に使用されてしまう。
よって、この方法には、図3のように水平面内に寝た状態の充電池15を充電できるという利点はあるものの、送電コイル11と受電コイル13との間におけるエネルギの授受が効率的でないという問題がある。
図6は、この問題を解消するために検討された充電池15の側面図である。
この例では、電池本体14の側面にフェライトや軟磁性材料を含む磁性シート18を巻く。なお、受電コイル13の展開形状は、図4と同様に矩形状である。
磁性シート18は磁界Hをその内部に取り込む性質がある。よって、この構造によれば、電池本体14に磁界Hが至るのを防止して、電池本体14の表面での渦電流の生成に磁界Hのエネルギが無駄に消費されるのを抑制し、磁界Hのエネルギを受電コイル13の起電力に有効活用することができると考えられる。
但し、このように磁性シート18に取り込まれた磁界Hの一部は、電池本体14の上方に漏れ出し、受電コイル13に誘導電流I1を生成する。その誘導電流I1は、電池本体14の下方において磁界Hが受電コイル13に生成する誘導電流I2と向きが逆である。
よって、このように単に磁性シート18を設けたのでは、各誘導電流I1、I2同士が相殺し合ってしまうため、十分な量の電流を電池本体14に供給することができない。
本願発明者は、充電池15の水平面内での転がり角θと、電力の授受の効率Eとの関係をシミュレーションした。
なお、転がり角θは、側面視で電池本体14の中心軸Cから受電コイル13がない部分に向かう方向D1と磁界Hの方向D2との間の角度であって、中心軸Cを反時計回りに回る方向を正の方向とした。
また、効率Eは、交流電源12の電力と、受電コイル13に誘起される電力との比として定義した。
このシミュレーションの結果を図7に示す。
なお、このシミュレーションでは、充電池15の内部抵抗を模擬する付加抵抗を受電コイル13に直列に接続し、その負荷抵抗が0.1Ω、0.2Ω、0.3Ωの各々について計算した。
図7に示すように、略全ての転がり角θにおいて効率Eは10%を下回っている。実用的には効率Eは50%以上であるのが好ましいため、この充電池15では実使用に耐えないことが分かった。
図8は、上記のように誘導電流同士が相殺するのを抑制するために検討された充電池15の断面図である。
この例では、図4に示したような展開形状が矩形状の受電コイル13を、円筒形状の電池本体14の半周部分のみに巻く。
なお、この例における転がり角θは、側面視で電池本体14の中心軸Cから受電コイル13の端部に向かう方向D3と磁界Hの方向D2との間の角度であって、中心軸Cを反時計回りに回る方向を正の方向と定義する。
このようにすると、転がり角θが−90°の場合においては、電池本体14の上方に漏れ出した磁界Hに受電コイル13が曝されなくなり、電池本体14の上方と下方とで誘導電流が相殺し合うのを抑制できる。
一方、図9は、転がり角θが0°のときの充電池15の側面図である。
この場合には、充電池15の上方と下方の各々において磁界Hに受電コイル13が曝されるようになるため、図6の場合と同様に受電コイル13を流れる誘導電流同士I1、I2が相殺し合う状況となる。
図10は、図8と図9に示した充電池15の転がり角θと、電力の授受の効率Eとの関係をシミュレーションして得られた図である。
図10に示すように、転がり角θが−90°の場合には前述のように誘導電流同士が相殺するのを防止できるため60%程度の高い効率Eが得られるものの、転がり角θが0°の場合は誘導電流の相殺が原因で効率Eが0%となってしまう。
しかも、実用に耐え得る50%以上の効率Eが得られる転がり角θは−90°を中心にして±40°の領域に限られ、残りの領域では実用に耐え得る程度の効率Eが得られない。以下では、効率Eが50%未満となる転がり角θを死角と呼ぶ。
図10のように死角が多いと、充電池15を水平面内に寝かせたときに転がり角θが死角に入る可能性が高まり、充電池15を十分に充電できないおそれがある。
更に、転がり角θが死角に入って効率Eが低下した場合、受電コイル13に伝送されなかった電力は送電コイル11においてジュール熱として消費されるため、送電コイル11が発熱して安全面でも問題がある。
以下に、磁界共鳴方式で充電池を充電するときに上記のような死角を低減することができる各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図11は、本実施形態に係る磁界共鳴方式を用いた充電システムの斜視図である。
本実施形態に係る充電システム30は、送電コイル31と充電池32とを有する。送電コイル31は、鉛直方向を向いた第1の軸X1を中心にして複数巻かれており、交流電源33から供給された電流により第1の軸X1に平行な磁界Hを生成する。なお、送電コイル31と交流電源33との間には、送電コイル31と協働してLC共振回路を形成する第1のキャパシタ34が設けられる。
また、送電コイル31としては、例えば導電性が良好な銅線を使用し得る。
一方、充電池32は、第2の軸X2を長手方向とする円筒状であって、上記の磁界Hに曝される。第2の軸X2は特に限定されないが、以下では水平面内に第2の軸X2を設けることで、円筒状の充電池32を水平面内に寝た状態とする。
図12は、充電池32の斜視図である。
充電池32は、電池本体35と受電コイル36とを有する。電池本体35は円筒状の外周側面35aを備え、その外周側面35aの周りに受電コイル36が螺旋状に巻かれる。
受電コイル36は、例えば銅線であって、第1の端部36aと第2の端部36bとを有する。そして、第1の端部36aと第2の端部36bとの間には、電池本体35の長手方向に沿って延びて各端部36a、36b同士を電気的に接続する直線状の導線40が設けられる。
また、図1の電磁誘導方式に使用される受電コイル3とは異なり、本実施形態に係る受電コイル36は電池本体35に疎に巻かれており、隣接する受電コイル36の間には電池本体35が大きく露出する隙間Sが設けられる。
なお、図12では受電コイル36の形状を理解し易くするために、受電コイル36を途切れのない連続した形状で表している。但し、実際には受電コイル36は途中で途切れており、途切れた点において受電コイル36は電池本体35の正極や負極に電気的に接続される。
その受電コイル36は磁界Hに曝されることで起電力を生成し、その起電力によって電池本体35が充電される。
図13は、第2の軸X2(図10参照)に平行な方向から見た充電池30の側面図である。
図13に示すように、電池本体35は、金属製の円筒状の筒体38とこれを囲う磁性シート39とを有し、その磁性シート39の表面によって電池本体35の外周側面35aが画定される。
磁性シート39の材料は特に限定されないが、ここではフェライトや軟磁性材料を磁性シート39の材料として使用する。
磁性シート39は、磁界Hを自身の内部に取り込むことで筒体38に磁界Hが至るのを防止する。これにより、磁界Hが原因で金属製の筒体38の表面に渦電流が生成されるのが抑制され、渦電流の生成に磁界Hのエネルギが無駄に消費されるのを抑制できる。
図14は、充電池30の側面図である。
図14に示すように、導線40の途中には、受電コイル36と協働してLC共振回路を形成する第2のキャパシタ41が設けられる。
次に、図14を参照しながら、この受電コイル36に生じる誘導電流について説明する。
前述のように電池本体35は円筒状であるため、その中心軸Cを中心にして電池本体35を回転させると、受電コイル36の一部や導線40が電池本体35の背後に隠れる。
受電コイル36のどの部分が隠れるかは転がり角によるが、どのような転がり角であっても電池本体35を透視すれば受電コイル36と導線40とで閉領域Rが形成される。
その閉領域Rの内側を貫く磁界Hは、受電コイル36の内側を貫く鎖交磁束として供され、受電コイル36に誘導電流Iを生成する。一方、閉領域Rの外側を通る磁界Hは、受電コイル36を貫く鎖交磁束に寄与しないため、受電コイル36に誘導電流Iを生成することはない。
このように、本実施形態では電池本体35に受電コイル36を螺旋状に巻くことで鎖交磁束が貫く閉領域Rが形成され、その閉領域Rの輪郭に沿って誘導電流Iが流れる。
磁界共鳴方式において電池本体35を充電するのに十分な大きさの誘導電流Iを得るには、閉領域Rをなるべく広くすることで各閉領域Rを貫く鎖交磁束を増加させるのが好ましい。そのため、この例では受電コイル36をなるべく疎に巻くことで電池本体35の外周側面35aが露出する隙間Sを設け、側面視したときの各閉領域Rの面積を増加させる。
次に、本実施形態に係る充電池32の死角について説明する。
前述のように、死角は、送電コイル31と受電コイル36との間で授受される電力の効率Eが50%未満となる転がり角θとして定義される。
図15は、その転がり角θについて説明するための側面図である。
この例では、転がり角θは、側面視で中心軸Cから導線40に向かう方向D4と、鉛直上向きを向いた第1の軸X1との間の角度であって、中心軸Cを反時計回りに回る方向を正の方向とした。
本願発明者は、図16に示す条件を用いて、転がり角θと効率Eとの関係をシミュレーションにより求めた。
このシミュレーションの結果を図17に示す。
なお、このシミュレーションでは、充電池32の内部抵抗を模擬する付加抵抗を受電コイル36に直列に接続し、その負荷抵抗が0.1Ω、0.2Ω、0.3Ωの各々について計算した。
図17に示すように、効率Eが50%未満となる転がり角θの死角は−180°〜150°と−30°〜0°の範囲のみに限られ、死角とならない転がり角θの角度領域が120°にも達する。
一方、図18は、図4のように展開形状が矩形状の受電コイル13を用いた比較例について、図17と同じシミュレーションを行って得られた結果を示す図である。
なお、この比較例では、電池本体35の直径を10mmとし、受電コイル13の断面の直径を0.5mmとした。また、受電コイル13に接続される第2のキャパシタ17(図4参照)の容量は3470pFとした。
図18に示すように、比較例では死角とならない角度の範囲が80°に限られ、図17の本実施形態よりも死角となる範囲が広がってしまう。
この結果より、上記のように受電コイル36を螺旋状に巻きつつ、受電コイル36の間に電池本体35の表面が露出する隙間を設けることが、死角となる角度領域を大幅に低減するのに有効であることが確認できた。
このように死角が減ったのは、中心軸Cを中心に電池本体35を回転させても、側面視したときに受電コイル36の隙間に鎖交磁束が貫く閉領域R(図14参照)が形成されるためと考えられる。
上記のように死角が低減することで、ユーザが水平面に充電池32を転がしたときに転がり角θが死角に入る可能性が低くなる。これにより、送電コイル31から受電コイル13への電力の授受の効率を高めるための送電コイル31と受電コイル13との位置関係が緩和され、ユーザの便宜に資することができる。
次に、本願発明者が行った様々な調査について説明する。
まず、受電コイル36の好適な巻き数について説明する。
受電コイル36の巻き数は特に限定されないが、巻き数が多いと受電コイル36の抵抗Rohmが増えるため、受電コイル36に誘起される誘導電流Iが低減し、送電コイル31と受電コイル36との間で授受される電力の効率Eが低下する。
また、前述の式(1)に示したように、Q値は受電コイル36の抵抗Rohmが増えると低下する。効率Eは、Q値の低下によっても低減してしまうため、Q値の低下が原因で効率Eが減少するのを防止するためにも、受電コイル36の巻き数をなるべく減らして抵抗Rohmを小さくするのが好ましいと考えられる。
図19は、受電コイル36の巻き数と効率Eとの関係をシミュレーションにより調査して得られたグラフである。
その調査では、磁界共鳴方式用の受電コイル36についてのグラフA、Bの他に、比較のために電磁誘導方式用のコイルについてのグラフC、Dも取得した。
前述のように磁界共鳴方式用の受電コイル36には第2のキャパシタ41(図14参照)が設けられているが、このシミュレーションでは電磁誘導方式用のコイルにキャパシタを設けていない。
また、グラフA、Dは、電池本体35の長手方向を送電コイル31のコイル面に平行にした場合に得られたグラフである。そして、グラフB、Cは、電池本体の長手方向を送電コイル31のコイル面に垂直にした場合に得られたグラフである。
更に、グラフA〜Dの取得に際しては、電池の内部抵抗を模擬する0.2Ωの付加抵抗を各コイルに直列に接続してシミュレーションを行った。
本実施形態に係るグラフAにおいては、巻き数が1.5のときに最も高い効率が得られる。
更に、グラフAに示されるように、巻き数が1.5よりも少なくなると効率が低下する。これは、巻き数が少なくなると、巻き数が1.5の場合と比較して受電コイル36の抵抗Rohmは低下するものの、各閉領域Rの合計面積が不足して鎖交磁束が減少し、効率Eが低下するためと考えられる。
また、グラフAにおいては、巻き数が1.5よりも多い場合にも効率が低下する。これは、抵抗Rohmの増大によって上記のQ値が低下してしまうためと考えられる。
以上により、受電コイル36の巻き数を1.5とすることが、効率Eを高い値に維持し得るという点で最も好適であることが明らかとなった。
なお、グラフC、Dに示されるように、キャパシタがない電磁誘導用のコイルにおいて巻き数を1.5巻きとしたのでは効率が0%に近い極めて低い値しか得られないことも分かった。
次に、受電コイル36の好適な層数について説明する。
受電コイル36を2重以上に巻くと、巻き数を増やすのと同様に受電コイル36の抵抗Rohmが増大し、上記のように効率EやQ値が低下してしまう。
よって、効率EとQ値を高い値に維持するという観点からすると、受電コイル36を高々1重に巻くのが好ましい。
次に、受電コイル36の巻き方について説明する。
図20(a)は、本実施形態に係る充電池32の側面図である。
図20(a)に示すように、本実施形態では、受電コイルの36の一周分の第1のピッチP1は、受電コイル32の半周分の第2のピッチP2よりも大きい。このようにすると、電池本体35に隠れずに見える部分の受電コイル32を流れる誘導電流Ifと、電池本体35の背後に隠れる部分の受電コイル32を流れる誘導電流Ibとの間の角度αを大きくすることができる。その結果、各誘導電流If、Ibの向きが互いに反平行になり難くなるため、誘導電流If、Ib同士が打ち消しあうのを抑制でき、受電コイル32に大きな誘導電流を誘起することができる。
一方、図20(b)は、比較例に係る充電池37の側面図である。
この比較例においても、本実施形態と同様に電池本体35に螺旋状に受電コイル32を巻く。
但し、比較例では、受電コイルの32の一周分の第1のピッチP1を、受電コイル32の半周分の第2のピッチP2以下とする。
このようにすると、前述の誘導電流Ifと誘導電流Ibとの間の角度αが本実施形態よりも小さくなる。よって、各誘導電流If、Ibの向きが反平行に近づくようになるため、誘導電流If、Ib同士が打ち消しあって受電コイル32に流れる全誘導電流が小さくなってしまう。
以上のように、受電コイル32に大きな誘導電流を誘起させるという観点からすると、前述の第1のピッチP1を第2のピッチP2よりも大きくするのが好ましい。
次に、電池本体35の好適なアスペクト比について説明する。
アスペクト比は、円筒状の電池本体35の長手方向の長さをL、直径をRとしたとき、L/Rで定義される。
本願発明者は、単1〜単4電池の各々のアスペクト比と上記の効率Eとの関係について調査した。その調査結果を表1に示す。
Figure 0006337889
この調査では、単1〜単4のいずれの電池においても受電コイル36の巻き数を1.5とした。
表1に示されるように、単1〜単4のいずれの電池であっても70%以上の高い効率Eを達成できることが分かった。
なお、単1〜単4の電池のうち、市場における需要が高いのは単3電池と単4電池である。表1によれば、単3電池と単4電池のアスペクト比はいずれも3.5以上である。よって、アスペクト比が3.5以上の電池本体35に受電コイル36を巻くことにより、市場に受け入れられやすい充電池を提供することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図17に示したように、効率Eが最も高くなるのは転がり角θが−90°のときであり、転がり角θが−180°と0°のときには効率が0となる。
このように転がり角θによって効率に差異が生じる理由について、図21(a)、(b)を参照しながら説明する。
図21(a)は、転がり角θが0°のときに、磁界Hに平行な視線方向から見た充電池32の側面図である。
この場合、電池本体35を透かして見れば、受電コイル36と導線40とで輪郭が画定される閉領域R1〜R3が存在し、各閉領域R1〜R3には誘導電流I1〜I3が図の矢印の向きに流れようとする。
但し、導線40を流れる部分の誘導電流I1〜I3の向きは全ての閉領域R1〜R3で同一とはならならず、誘導電流I2の向きは誘導電流I1、I3の向きとは異なる。よって、転がり角θが0°のときには電流I1〜I3が相殺し合って効率が0となる。
このように誘導電流I1と誘導電流I2とで向きが異なるのは、これらの誘導電流I1、I2が流れる閉領域R1、R2の接点Aにおいて、電池本体35の背後に隠れた部分の受電コイル36が導線40と交差することに原因があると考えられる。
一方、図21(b)は、転がり角θが−90°のときに、磁界Hに平行な視線方向から見た充電池32の側面図である。
この場合、電池本体35を透して見れば、受電コイル36と導線40とで輪郭が画定される閉領域R4、R5が存在し、各閉領域R4、R5には誘導電流I4、I5が図の矢印の向きに流れる。
図21(a)の場合と異なり、転がり角θが−90°のときには、電池本体32の背後に隠れた部分の受電コイル36と導線40とが交差しないため、誘導電流I4、I5は同一の方向となる。よって、この場合には誘導電流I4、I5は相殺せず、図17のように高い効率が得られることになる。
このように、転がり角θによって効率に差異が生じた原因は、電池本体35の背後に隠れた部分の受電コイル36と導線40との接点Aが、視線の方向によって現れたり現れなかったりすることにある。
以下では、図21(b)のように上記の接点Aが現れない視線方向を第1の方向D0と呼ぶことにする。
本実施形態では、その第1の方向D0を利用することにより以下のようにして効率Eが最大になるようにする。
図22は、本実施形態の第1例に係る充電池32の断面図である。
この充電池32は、第1実施形態で説明した電池本体35と受電コイル36とを収容するケース45を有する。ケース45は、断面形状が多角形であって、第1の方向D0に直交する平坦面45aを備える。
平坦面35aを下にして水平面Pに充電池32を置くと、この状態で充電池32の姿勢が安定するため、ユーザが転がり角θを意識しなくても転がり角θが−90°となって効率Eが最大値となる。
図23は、本実施形態の第2例に係る充電池32の断面図である。
図23に示すように、この充電池32は、第1実施形態で説明した電池本体35と受電コイル36とを収容するケース45を有する。ケース45は円筒状であって、その内側に複数の錘49を収容する。
その錘49の配置の仕方は特に限定されない。この例では、電池本体35の中心軸Cを中心にして60°の角度ごとにケース45の内面に6個の錘49を配する。また、6個の錘49のうちの少なくとも一つは、第1の方向D0に位置させる。
これにより、第1の方向D0を鉛直下方に向けたとき、中心軸Cを基準にしたときにおける各錘49に作用する重力のモーメントの総和が0となる。そのため、第1の方向D0が鉛直下方に向いた状態で充電池32の姿勢が安定し、ユーザが転がり角θを意識しなくても転がり角θが−90°となって効率Eを最大値にすることができる。
図24は、本実施形態の第3例に係る充電池32の断面図である。
本例でも図23の第2例と同様に充電池32に複数の錘49を設ける。但し、本例では、第1の方向D0に錘49を位置させないことにより、第1の方向D0を鉛直下方に向けたときに各錘49に作用する重力のモーメントの総和が0となるようにする。
このようにしても、第2例と同じ理由によって、第1の方向D0が鉛直下方に向いた状態で充電池32の姿勢が安定し、効率Eが最大値となる。
図25は、本実施形態の第4例に係る充電池32の断面図である。
この充電池32は、第1実施形態で説明した電池本体35と受電コイル36とを収容する円筒状のケース45を有する。
本例では、電池本体35の中心軸Cを、ケース45の中心軸C1から第1の方向D0にずらす。
これにより、充電池32の重心が第1の方向D0にずれるため、水平面Pに充電池32を置くと第1の方向D0が鉛直下方に向いた状態で充電池32の姿勢が安定するようになる。よって、ユーザが転がり角θを意識しなくても、転がり角θが自動的に−90°となって効率Eを最大値にすることができる。
上記した図22〜図25の各例では充電池32について説明したが、これらの例を以下のようにスマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、テレビ用リモコン、及び家庭用ゲーム機等の電子機器に適用することもできる。
図26〜図29は、本実施形態に係る電子機器の断面図である。
図26は、本実施形態の第1例に係る電子機器47の断面図である。
この電子機器47は、第1実施形態の充電池32を収容した筐体48を有する。図22のケース45と同様に、筐体48は断面形状が多角形であって、第1の方向D0に直交する平坦面48aを備える。
よって、図22を参照して説明したのと同じ理由により、転がり角θが−90°のときに電子機器47の姿勢が安定し、充電池32の効率Eが最大値となる。
図27は、本実施形態の第2例に係る電子機器47の断面図である。
本例に係る電子機器47は、第1実施形態の充電池32を収容した円筒状の筐体48を有しており、その筐体48の内側に複数の錘49を備える。
各錘49は図23の例と同じように配置されており、円筒状の筐体48の中心軸C3を基準にしたときにおける各錘49に作用する重力のモーメントの総和が0となる。よって、図23を参照して説明したように、この電子機器47においても第1の方向D0が鉛直下方に向いた状態で充電池32の姿勢が安定する。そのため、ユーザが充電池32の転がり角θを意識しなくても、転がり角θが−90°となって効率Eを最大値にすることができる。
図28は、本実施形態の第3例に係る電子機器47の断面図である。
本例でも、図27の第2例と同様に複数の電子機器47に複数の錘49を設ける。
各錘49の配置の仕方は図24で説明したのと同様である。よって、この場合も各錘49に作用する重力のモーメントの総和が0となるため、ユーザが転がり角θを意識しなくても転がり角θが−90°となって効率Eを最大値にすることができる。
図29は、本実施形態の第4例に係る電子機器47の断面図である。
この電子機器47は、第1実施形態の充電池32を収容した円筒状の筐体48を有する。
図25の例と同様に、本例においても電池本体35の中心軸Cを筐体48の中心軸C3から第1の方向D0にずらす。これにより、図25を参照して説明したのと同じ理由により、角度方向D0が鉛直下方に向いた状態で充電池32の姿勢が安定するため、転がり角θが自動的に−90°となって効率Eを最大値にすることができる。
(第3実施形態)
第1〜第2実施形態では、送電コイル31と受電コイル36のみで電力の授受を行った。
これに対し、本実施形態では、送電コイル31や受電コイル36と共に共振コイルを用いる。その共振コイルを設ける位置に応じ、本実施形態は以下の第1〜第3例に大別される。
図30は、本実施形態の第1例に係る充電システムの模式図である。
なお、図30において第1実施形態や第2実施形態で説明したのと同じ要素にはこれらの実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本例に係る充電システム55においては、送電コイル31と並行するように第1の共振コイル51を設けると共に、その第1の共振コイル51に共振用の第1のキャパシタ34を設ける。
この構成によれば、送電コイル31と第1の共振コイル51との間で電磁誘導現象によって電力の授受が行われる。そして、第1の共振コイル51と受電コイル36との間においては磁界共鳴現象によって電力の授受が行われる。
ここで、充電システム55の全体のインピーダンスは、電池本体35の内部抵抗が変化することによって変動する。このように電池本体35の内部抵抗を変化させる要因としては、例えば、電池本体35の温度変化がある。
充電システム55のインピーダンスが変化すると、送電コイル31と受電コイル36との間における電力の授受の効率も変化する。その効率を高い値に維持するには送電コイル31にインピーダンス整合器を設けてシステム全体のインピーダンスの変化を防止すればよい。
本例のようにシステム全体で三つのコイルを用いると、コイルが二つのみの場合と比較して、そのインピーダンス整合器において調整し得るインピーダンスの幅が増え、ユーザの便宜に資することができる。
図31は、本実施形態の第2例に係る充電システムの模式図である。
なお、図31において、図30で説明したのと同じ要素には図30におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本例に係る充電システム56においては、受電コイル36と並行するように第2の共振コイル52を設けると共に、その第2の共振コイル52に第2のキャパシタ41を設ける。
図32は、第2の共振コイル36の巻き方の一例を示す斜視図である。
図32に示すように、第2の共振コイル52は、受電コイル36と同様に電池本体35に螺旋状に巻かれる。
再び図31を参照する。
このような充電システム56においては、受電コイル36と第2の共振コイル52との間で電磁誘導現象によって電力の授受が行われる。そして、送電コイル31と第2の共振コイル52との間においては磁界共鳴現象によって電力の授受が行われる。
このようにコイルを3つ使用することで、第1例(図30参照)で説明したのと同じ理由によりシステム全体のインピーダンスの調整の幅を広げることができる。
図33は、本実施形態の第3例に係る充電システムの模式図である。
なお、図33において、図30や図31で説明したのと同じ要素にはこれらの図におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本例に係る充電システム57は、第1例と第2例とを組み合わせたものであって、前述の第1の共振コイル51と第2の共振コイル52とを併用し、システム全体で四つのコイルを使用する。
この場合は、第1の共振コイル51と第2の共振コイル52との間において磁界共鳴現象によって電力の授受が行われる。
このようにコイルを4つ使用することで、コイル数が3つの第1例や第2例と比較して、システム全体のインピーダンスを調整し得る幅を更に増やすことができる。
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態で説明した磁界共鳴方式では、磁界を生成するために送電コイルに交流電流を供給したため、受電コイルに誘起される誘導電流も交流となる。
本実施形態では、以下のように整流回路を用いて誘導電流を直流に変換し、その直流で充電池を充電する。
図34は、本実施形態の第1例に係る充電池32の回路図である。
この充電池32は、第1実施形態で説明した電池本体35、受電コイル36、第2のキャパシタ41、及び整流回路60を有する。なお、抵抗Rohmは受電コイル36の抵抗であり、抵抗RLは電池本体35の内部抵抗である。
整流回路60は、第1〜第4のダイオードD1〜D4をブリッジ接続してなる全波整流回路であって、受電コイル36を流れる誘導電流Iを一方向に制限する機能を有する。
図35は、本実施形態の第2例に係る充電池32の回路図である。
なお、図35において図34で説明したのと同じ要素には図34におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本例においては、第1例(図34参照)における整流回路60から第2のダイオードD2と第4のダイオードD4とを省略し、整流回路60を半波整流回路とする。
図36は、本実施形態の第3例に係る充電池32の回路図である。
なお、図36において図34や図35で説明したのと同じ要素にはこれらの図におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
本例においては、整流回路60として第1のダイオードD1のみを用い、誘導電流Iが流れる方向を第1のダイオードD1の順方向に制限する。
上記した第1〜第3例のいずれにおいても整流回路60によって誘導電流Iが直流に整流されるため、直流電流で電池本体35を充電することが可能となる。
ここで、第1〜第3例では整流回路60にダイオードを用いているが、充電池32のコストを下げるにはダイオードの個数をなるべく減らすのが好ましい。コスト低減という観点からすると、ダイオードを一つのみ使用する第3例(図36参照)が最も好ましい。
また、第1〜第3例に係る整流回路60を、第3実施形態の第1〜第3例の各々と組み合わせて使用してもよい。
第3実施形態の第1〜第3例は、電池本体35側に二つのコイルがある場合(図31、図33)と、電池本体35側に一つのコイルがある場合(図30)とに分けられる。
次の表2は、電池本体35側のコイル数と、本実施形態の第1〜第3例との組み合わせの態様を示す表である。
Figure 0006337889
なお、表2において「×」が付された組み合わせは、磁界結合方式で電力の供給が行えないことを示す。
前述のようにダイオードの数が少ないほど充電池32の低廉化を実現できる。よって、表2に「◎」で示したように、電池本体35側のコイル数が2の構成に、ダイオードが一つのみの第3例を適用するのが充電池32の低コスト化という観点から最も好ましい。
(その他の実施形態)
充電池32の充電方法は上記した第1〜第4実施形態に限定されない。
例えば、図11では磁界共鳴方式で一つの充電池32を充電する場合を例示したが、図37のように複数の充電池32を一度に充電するようにしてもよい。この場合は、水平面に平行な充電台70に送電コイル31を設け、その充電台70の上に複数の充電池32を転がせばよい。前述のように充電池32の死角が低減されているので、このように複数の充電池32を転がしても、各充電池32の転がり角が死角に入る可能性が減り、各充電池32を効率的に充電できる。
更に、充電池32の使用方法も上記した第1〜第4実施形態に限定されない。
図38は、充電池32の使用方法の例を示す断面図である。この例では、複数の充電池32を電池パック80として使用する。その電池パック80の断面形状は、例えば矩形状である。
また、複数の充電池32の各々の第1の方向D0に直交するように電池パック80に平坦面80aを設けてもよい。このようにすると、第2実施形態で説明したように、平坦面80aを下にして水平面Pに電池パック80を置くことにより各充電池32の効率Eを最大にすることができる。

Claims (12)

  1. 円筒状の外周側面を備え、前記円筒の中心軸に平行な方向を長手方向とする電池本体と、
    第1の端部と第2の端部とを有し、前記外周側面において前記中心軸の周りにピッチが直径より大きくなるように螺旋状にかつ高々1重に巻かれ、前記電池本体と電気的に接続された受電コイルと
    前記外周側面に設けられ、前記電池本体の長手方向に沿って延び、前記第1の端部と前記第2の端部とを電気的に接続する導線と
    を有することを特徴とする充電池。
  2. 前記受電コイルの巻き数は1.5であることを特徴とする請求項1に記載の充電池。
  3. 前記電池本体の長手方向の長さと直径との比が3.5以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電池。
  4. 前記電池本体を透して見る複数の視線方向の中に、前記導線と前記電池本体の背後に隠れた部分の前記受電コイルとが交差しない第1の方向が存在することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の充電池。
  5. 前記電池本体と前記受電コイルとを収容するケースを更に有し、
    前記ケースが、前記第1の方向と直交する平坦面を備えたことを特徴とする請求項4に記載の充電池。
  6. 前記電池本体と前記受電コイルとを収容する円筒状のケースを更に有し、
    前記円筒の中心軸である前記電池本体の中心軸を、前記ケースの中心軸から前記第1の方向にずらしたことを特徴とする請求項4に記載の充電池。
  7. 複数の錘を更に有し、
    前記第1の方向を鉛直下方に向けたとき、前記円筒の中心軸である前記電池本体の中心軸を基準にしたときにおける複数の前記錘の各々に作用する重力のモーメントの総和が0となることを特徴とする請求項4に記載の充電池。
  8. 前記電池本体は、金属製の筒体と、該筒体を囲う磁性シートとを有し、
    前記外周側面は、前記磁性シートの表面であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の充電池。
  9. 第1の軸を中心にして巻かれた送電コイルと、
    円筒状の外周側面を備え、前記円筒の中心軸に平行な第2の軸を長手方向とする電池本体と、
    第1の端部と第2の端部とを有し、前記外周側面において前記中心軸の周りにピッチが直径より大きくなるように螺旋状にかつ高々1重に巻かれ、前記電池本体と電気的に接続された受電コイルと
    前記外周側面に設けられ、前記電池本体の長手方向に沿って延び、前記第1の端部と前記第2の端部とを電気的に接続する導線と
    を有し、
    前記送電コイルと前記受電コイルとは、前記第2の軸が前記第1の軸に対して垂直になるように配置され
    前記受電コイルは、前記電池本体を透して見る複数の視線方向の中に、前記導線と前記電池本体の背後に隠れた部分の前記受電コイルとが交差しない第1の方向が存在し、該第1の方向が前記送電コイルの第1の軸に平行に配置されたことを特徴とする充電システム。
  10. 前記電池本体と前記受電コイルとを収容するケースを更に有し、
    前記ケースが、前記第1の方向と直交する平坦面を備えたことを特徴とする請求項9に記載の充電システム。
  11. 前記電池本体と前記受電コイルとを収容する円筒状のケースを更に有し、
    前記円筒の中心軸である前記電池本体の中心軸を、前記ケースの中心軸から前記第1の方向にずらしたことを特徴とする請求項9に記載の充電システム
  12. 複数の錘を更に有し、
    前記第1の方向を鉛直下方に向けたとき、前記円筒の中心軸である前記電池本体の中心軸を基準にしたときにおける複数の前記錘の各々に作用する重力のモーメントの総和が0となることを特徴とする請求項9に記載の充電システム
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