JP6337240B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
上記した滞留状態は、不正行為が行われていなくても自然に発生することがあるため、不正行為に起因するものであるか否かを判別することは困難であった。
そこで、磁力を検出する磁気センサと、遊技盤面に存在する遊技球を検出する近接スイッチを備え、近接スイッチによる検出時間が長く、且つ磁気センサによる磁力の検出があると、不正行為に起因した滞留状態が発生していることを報知する遊技機(例えば、特許文献1)が開発されている。
また、監視する期間を構成する第1期間及び第2期間毎に、異なる異常処理すなわち、第1期間であれば第1異常処理を実行し、第2期間であれば第3異常処理を実行するので、期間の種別に応じて、不正行為の可能性の高低を判断できる。
また、第1異常処理及び第2異常処理と比較して、第3異常処理は簡素な処理すなわち、顕示性において低い処理とすることが好ましい。
これにより、容易に不正行為の可能性の高低を判断することができる。
また、第3異常処理と第4異常処理は、同様の顕示性を備えた処理であっても良い。
また、第1異常処理及び第2異常処理と比較して、第4異常処理は簡素な処理すなわち、顕示性において低い処理とすることが好ましい。
これにより、容易に不正行為の可能性の高低を判断することができる。
以下、第一実施形態について、先ず基本的な構成及び動作について説明した後、本発明の要部に係る説明を行うものとする。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、第一実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に構成される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
本実施形態の第1始動口11及び第2始動口12は、所謂左打ち及び右打ちの何れであっても、入球可能となっている。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定の回数にわたり、所定時間の開放が行われる。具体的には、通常モード時であれば、1回の当選により約2.6秒の開放が2回行なわれる。
本実施形態の大入賞口14及び普通図柄作動ゲート17は、右打ちした場合に入球可能となっている。
また、遊技領域3における向かって左下の領域には、複数の普通入賞口31〜34が配設されている。
ワープ入口から取り込まれた遊技球は、ワープ樋を介してステージに送出されて、ステージ上を不定な時間に亘って揺動した後、第1始動口11の直上、或いは、第1始動口11の左右斜め上方から遊技領域3に再度、送り出される。
そして、盤面最下部には、遊技領域3に発射された後、上述した第1始動口11等の何れの入球装置にも入球しなかった遊技球を、遊技領域3から機内に取り込むためのアウト口10が設けられている。
また、第1アウト検出スイッチ10aをアウト口10の左奥に、第2アウト検出スイッチ10bを右奥に設けることで、多数のアウト球を一層短時間に検出可能としている。すなわち、アウト口10の直前に円弧上に形成されてなる内レール2b上を左右に揺動する遊技球の内、右上方からアウト口10に転動してきた遊技球を第1アウト検出スイッチ10aが、また、左上方からアウト口10に転動してきた遊技球を第2アウト検出スイッチ10bが検出容易に構成されている。
さらに、この場合、アウト口10内の底面部は、左右中央部を頂点として左右両側方に向かって緩やかな下り傾斜で形成された山形状に構成されていることが好ましい。これにより、アウト口10に取り込まれた遊技球は、左右に分岐(分散)するため、短時間に多数の検出が可能となる。
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84、電源基板にはCPU、ROM、RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
これにより、主制御装置80は、当該パチンコ機50全体の制御を司るよう構成されている。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
発射制御装置84は、発射モータ30を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
具体的には、発射制御装置84に、回動量信号及びタッチ信号が入力され、且つ発射停止信号が入力されていない状態が維持されている場合、発射制御装置84は発射モータ30を駆動制御して、1分間に100個の遊技球を発射するように構成されている。すなわち、0.6秒間(0.6s)毎に1個の遊技球が、遊技領域3に向けて発射されるものである。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を表示させる。
このように、サブ統合制御装置83,演出図柄制御装置82,および演出図柄表示装置6は、主制御装置80からのデータ及びコマンド(信号、或いは通知)に基づいて、各種演出を実行するよう構成されている。
次に、第一実施形態におけるパチンコ機の、基本的な動作について説明する。
なお、本実施形態のパチンコ機50では、上述したように、第1始動口11、第2始動口12、大入賞口14及び普通図柄作動ゲート17が配置されていることにより、通常遊技状態(通常モード)中は第1始動口11への入球を狙って左打ちを行い、大当り遊技中及び時短モード中には右打ちを行う遊技が推奨される。
(1)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数1,2の更新(S45)を行うことで、各種乱数(数値データ)の更新を実行する。
また、大当り判定用乱数は、0〜3899の範囲であり、乱数の大きさは3900である。なお、通常モードにおいて大当りとなる値の数は13(大当り確率は1/300)で、775〜778,1775〜1778,2775〜2779となる。また、確変モードにおいては、大当りとなる値の数は、13よりも大きい数となる。
また、変動パターン決定用乱数2の値は、0〜600の範囲であり、乱数の大きさは601である。
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶の生成等を行う始動入賞確認処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンにて実行される入賞確認処理(S50)からコールされるサブルーチンとして構成されている。
すなわち、S110では、第1始動口11または第2始動口12に遊技球が入球したことに起因して、数値データとしての各種乱数を抽出すると共に、該抽出した数値データを保留記憶として記憶する。
そして、消化されていない保留記憶の数を示す保留数コマンドを、サブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
本実施形態の先読み判定処理(S115)は、後述する当否判定処理の実行前に、記憶された数値データが大当りとなる内容を備えているか否かを確認する処理である。
(3)先読み判定処理について
次に、新たに発生した保留記憶に対応する大当り決定用乱数等の値について判定する先読み判定処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、始動入賞確認処理からコールされる。
次に、保留記憶として記憶された大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
このように本実施形態のS230およびS235は、始動入賞確認処理のS110にて記憶された数値データに基づいて、大当り遊技を発生させるか否かの当否判定すなわち大当り判定を実行する処理である。
S255では、主制御装置80は、大当り遊技のラウンド数、大入賞口の開放パターン、大当り遊技に係る演出時間、インターバル時間、及び大当り遊技の演出態様等を設定し、S270に処理を移行する。
なお、本実施形態では、S260にて、ハズレ時の消化した保留記憶に係る変動パターン(変動時間)を決定すると共に、これに先立って、ハズレ図柄を決定する処理を行う。この構成に限定することなく、S260の実行前に、ハズレ図柄を決定する処理を備えるように構成しても良い。
このようにS245及びS260は、大当りとなるか否かの判定結果に基づいて、該判定結果を示す特別図柄すなわち、大当り図柄又はハズレ図柄を、決定する処理である。
このように、S285は、大当りとするか否かの当否判定結果に基づいて決定された特別図柄に係る大当り図柄またはハズレ図柄を表示させる処理である。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるか否か、すなわち大当り図柄であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S340に処理を移行する。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技の進行を制御する大当り遊技処理について、図12〜14のフローチャートを用いて説明する。本処理は、メインルーチンから実行される処理である。
続いて図13に関して、大入賞口14の開放中に移行するS430では、主制御装置80は、大入賞口14に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S430:Yes)、S440に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S430:No)、S435に処理を移行する。
S445では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S465では、主制御装置80は、大入賞口14を開放させる大入賞口開放処理を実行し、本処理を終了する。
S485では、主制御装置80は、大当り遊技後に確変モードに移行するか否かを判定し、肯定判定の場合には(S485:Yes)、確変モード中に実行可能な大当り抽選の回数(確変回数)を設定すると共に(S490)、確変フラグをセットし(S495)、S500に処理を移行する。
(1)「葡萄」の具体的な説明
先ず、第一実施形態におけるパチンコ機の要部に先立って、本願発明の課題を生み出すこととなった「葡萄」状態についての説明を、図15を参照して行う。
なお、本実施形態では、上述したように、大当り遊技や、開放延長機能が作動する確変遊技又は時短遊技時には、推奨される右打ちにて遊技を消化することになる。
開放延長機能が作動する確変遊技又は時短遊技時には、通常遊技状態時よりも、第2始動口12を構成する普通電動役物が開放し易くなるため、不正行為者にとって、リスクを冒してまで「葡萄」を形成する必要性は小さい。これに対して、不正行為者は、前記必要性が高い左打ちの推奨時、すなわち、通常遊技状態時又は開放延長機能が作動しない確変遊技時に、「葡萄」を形成することになる。
先ず本実施形態の遊技盤1に係るより詳細な説明として、遊技盤1の盤面には、図示しない磁気センサが埋設されている。該磁気センサは、第1始動口11の近傍の狭い領域に限って検知可能であり、遊技釘4aと、普通電動役物(第2始動口12)の左側部との間隙付近は、検知範囲外となっている。
このような構成の遊技盤1に対して、例えば不正行為者が、磁石を板ガラス61越しに、遊技釘4aと第2始動口12の左側部との間隙付近に接近させて、該間隙に球噛み状態を発生させると、流路が堰き止められるので遊技球の自由な落下が阻止される。こうして生起した球噛み状態を基礎として、後から続いて流下してきた遊技球が順次、上方に向かって堆積して行き、最終的に第1始動口11と遊技釘4bとの間隙を封鎖するまでに至ると、図示した「葡萄」の形成が完了する。
具体的には、このような「葡萄」が形成されると、設計値よりも高い確率で第1始動口11へ入賞させることが可能となる。すなわち、遊技釘4bから左斜め上方に向かって連続して植設された複数の遊技釘群(所謂、道釘)の上方を転動してきた遊技球Bは、上記第1始動口11と遊技釘4bとの間隙に滞留する遊技球によって、該間隙から下方に流下することなく、第1始動口11の上方に植設された命釘直上に、容易に到達することができ、結果的に第1始動口11への入賞率が向上することになる。
不正行為者は、このような「葡萄」を意図的に形成して、不正に第1始動口11への入賞率を向上させ、これにより賞球を獲得しつつ大当りを狙うことで、不当な利得の獲得を目論むものである。
しかしながら、上述したように、磁気センサの検知性能や配設位置等の条件によっては、不正行為者は磁気センサに検知されることなく「葡萄」を完成させることができてしまう。
また仮に、磁気センサの検知範囲が、上記遊技釘4aと第2始動口12の左側部との間隙付近にまで及ぶ構成である場合、糸付き球を用いることにより、同様に磁気センサに検知されることなく「葡萄」を完成させることができる。
このように、磁気センサに依存した構成では、「葡萄」を悪用した不正行為を防止する対策として不十分であった。
そのため、磁気センサに検知されることなく「葡萄」が発生した場合、それが果たして自然に発生したものか、或いは不正目的で意図して形成されたものかを判断すること、すなわち、不正行為の可能性の高低を判断することは困難であった。
以下に説明する本願発明の要部は、このような具体的な課題に対して、これを解決するものである。
すなわち、条件が異なれば、「葡萄」を構成する遊技球の個数も必然的に異なる。例えば、不正行為者が「葡萄」によって不正に入球率を高めようとする対象となる入球装置の種別、また該入球装置の構成及び配設位置、さらに該入球装置に対する遊技釘4や他の装置の配置関係等、多様な条件に基づいて、「葡萄」の形成に最小限必要な遊技球数が自ずと決定されるので、該遊技球数は必ずしも一定とはならない。
したがって、第一実施形態の図15に示す「葡萄」の態様は、無論あくまでも一例に過ぎず、多種多様な盤面構成によりなる昨今の遊技機において、「葡萄」を構成する遊技球数は、遊技機毎で、個別具体的に想定されて然るべきものである。よって、本願発明を実施し利用する際には、盤面構成を自由に考案した上で、当該盤面構成に固有の「葡萄」を構成する遊技球数を、充分なシミュレーション試験や実射試験等により算出して決定可能であることは、改めて云うまでもない。
このような前提において、本実施形態では、図15に示すとおり、15個の遊技球により図示した位置に形成されてなる「葡萄」を、あくまでも一例として、以下説明する。
上述したように、「葡萄」は、自然に発生する場合もあれば、不正目的で意図的に形成される場合もある。この点、「葡萄」が不正目的ではなく、自然に発生してしまった場合、善良なる遊技者であれば、遊技を継続しつつ軽くパチンコ機50を叩いて自ら「葡萄」を崩したり、一時的に遊技を中断してホール従業員を呼び出し、「葡萄」を崩して貰うことで、正規の状態に復帰させてから遊技を再開するのが一般的である。
これに対して、不正行為者は、上記善良なる遊技者とは異なる必要性にて「葡萄」を崩すものである。つまり、不正目的で意図して「葡萄」を形成してこれを不正に利用する、或いは、自然に発生した「葡萄」であってもこれを悪用する不正行為者は、一定の規則性をもって「葡萄」を崩すことが推測される。
詳述すると、不正目的での「葡萄」の形成は、不正行為者をしても面倒でリスクの高い作業である。このため、不正行為者は、ホール従業員に見つからない限り、「葡萄」を崩さずに維持しつつ、大当りを狙った不正な遊技を継続しようとする。
しかし、大当りが発生して或いは大当りの発生が確信できる状態となると、不正行為者にとって、大当りを発生させるという目的は一応達成された、と共に、いつホール従業員がドル箱を持ってくるかもしれないという危険性が高まるため、不正行為を隠蔽するには、一旦「葡萄」を崩す必要に迫られる。
このように、「葡萄」を崩すのは、何れにしても正規の状態への復帰を目的としているものの、善良なる遊技者と、不正行為者とでは、その必要性において異なる。
上述したように、自然に発生した「葡萄」を不正行為に利用しない場合と、自然に発生した「葡萄」又は不正目的で形成した「葡萄」を不正行為に利用する場合で、「葡萄」を崩す必要性が異なることから、必然的に両者の間で、「葡萄」を崩すタイミングも相違することになる。
すなわち、全く不定なタイミングで自然に発生した「葡萄」を善良なる遊技者が崩す場合には、大当りの発生時期とは何ら関係なく、また、全く不定なタイミングで発生するので、規則性を見出すことは出来ない。
これに対して、「葡萄」が如何なる経緯で形成されたかに関係無く、これを悪用した不正行為者が崩す場合、「葡萄」を崩したのに大当りが生起しなければリスクを冒して再度「葡萄」を形成しなければならないので、上述したように、大当りが必ず発生することを確認した後でなければ、不正行為者は「葡萄」を崩すことはしない。つまり、例えば、大当りとなる始動入賞に基づく先読み演出や、大当りとなる変動表示中における予告、告知、リーチ等で、大当りが生起する可能性が極めて高い状態(所謂、鉄板)以降のタイミングで、不正な「葡萄」が崩される可能性が極めて高いと考えられる。
さらに言えば、大当りとなる始動入賞に基づく先読み演出表示の実行時期から、大当り遊技の少なくとも一部が実行された時期までが、「葡萄」を崩して不正行為を隠蔽する者にとって、無駄なリスクを冒さずに済む絶好のタイミングといえる。
このように、「葡萄」を崩した時期が、大当りと関連した上記特定の時期と合致していれば、当該「葡萄」が不正行為に悪用されたものである可能性が高いと推定でき、逆に、合致していなければ前記可能性が低いと推定できる。よって、「葡萄」を崩した時期が大当りと関連した特定の時期と合致しているか否かに基づいて、当該「葡萄」が不正行為に利用されたものである可能性の高低を、判断可能である点に着眼して、本願発明は為されたものである。
この点、本願発明では、所定期間におけるアウト口10へ取り込まれたアウト球の検出回数を計数値として計数し、該計数値の多寡に基づき、すなわち、該計数値が異常に高い数値であるか否かを判定し、異常であれば、「葡萄」が崩されたことにより一時に集中してアウト口10に取り込まれた事象である可能性が高いとものとして、当該時期を「葡萄」を崩した時期と推定する構成とした。
そして、本実施形態では、こうして設定した所定期間を、間断なく連続して生起させることで、常時アウト球の検出回数を計数して、「葡萄」を崩したと推測される事象の発生を監視するよう構成している。(後述する図22参照)
なお、本実施形態では、この第1閾値を、「9」に設定している。(後述する図20参照)
なお、本実施形態では、この第2閾値を、「11」に設定している。(後述する図21参照)
具体的には、本実施形態の主制御装置80が実行する「アウト異常監視処理」について説明する。
図16は、本実施形態の「アウト異常監視処理」を説明するフローチャートである。「アウト異常監視処理」は、上述した「メインルーチン」(図5)の「不正監視処理」(S65)の1モジュールとして設けられており、2ms周期のタイマ割り込み処理毎に実行される。
なお、「メインルーチン」(図5)は、2ms周期のタイマ割り込み処理毎に、「不正監視処理」(S65)と「各出力処理」(S70)を、交互に実行する構成としても良い。このような構成であれば、「アウト異常監視処理」は、4ms周期で実行されることとなる。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS600にて、本実施形態の所定期間を連続して生起させるための「所定期間生起処理」を実行し(S600)、S605に処理を移行する。
上述した「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「所定期間生起処理」(S600)について、図17を参照して説明する。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS700にて、電源投入時であるか否か、つまり今回が電源投入後の最初の割り込み処理であるか否かの判定を行い(S700)、肯定判定であれば(S700:yes)、S705にて「期間カウンタ」のカウント値を0に設定することでリセットして、S710に処理を移行し、否定判定であれば(S700:no)、そのままS710に処理を移行する。
「期間カウンタ」は、本実施形態の所定期間(例えば、0.6s)を計数し且つ連続して生成するためのカウンタである。
「所定期間生起フラグ」は、1が設定されていることにより、現時点をもって今回の所定期間が生起した、すなわち前回の計時開始から所定期間に相当する時間が経過したことを示すフラグである。
そして、本実施形態では、所定期間(例えば、0.6s)毎に、該フラグに1が立ち且つ期間カウンタがリセットされて次の割り込みにてカウントアップが開始されることで、所定期間の連続した生成が可能となっている。
また本実施形態では、上記S705及びS710により、電源投入時から所定期間の生成が開始されるよう構成されている。
上述した「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「アウト検出回数計数処理」(S605)について、図18を参照して説明する。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS750にて、アウト球を検出したか否か、つまり第1アウト検出スイッチ10aから検出信号が入力されたか否かの判定を行い(S750)、肯定判定であれば(S750:yes)、S755にて「アウト球検出カウンタ」のカウント値をインクリメントして、S760に処理を移行し、否定判定であれば(S750:no)、そのままS760に処理を移行する。
主制御装置80は、続くS760にて、アウト球を検出したか否か、つまり第2アウト検出スイッチ10bから検出信号が入力されたか否かの判定を行い(S760)、肯定判定であれば(S760:yes)、S765にて「アウト球検出カウンタ」のカウント値をインクリメントして、本処理を終了し、否定判定であれば(S760:no)、そのまま本処理を終了する。
本実施形態の「アウト検出回数計数処理」は、このように構成されることで、同時に第1アウト検出スイッチ10aと第2アウト検出スイッチ10bの検出が行われた場合であっても、個々の検出を確実に計数することができる。また、本実施形態では、異なるアウト検出スイッチすなわち、第1アウト検出スイッチ10aと第2アウト検出スイッチ10bの何れの検出であっても、単一の「アウト球検出カウンタ」のカウント値をインクリメントする構成となっている。
上述した「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「アウト検出回数記憶処理」(S610)について、図19を参照して説明する。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS770にて、所定期間生起フラグが1か否か、つまり現時点で計時開始から0.6sが経過して所定期間が生起したか否かの判定を行い(S770)、否定判定であれば(S750:no)、そのまま本処理を終了し、肯定判定であれば(S770:yes)、S775に処理を移行する。
なお、本実施形態は、所定期間中に発生したアウト球検出回数である計数値を格納して記憶するバッファとして、第1バッファと第2バッファを備える。「第1バッファ」には、直近すなわち最新の計数値を、また、「第2バッファ」には上記最新の計数値よりも1つ古い計数値を記憶する。これにより、本実施形態では、所定個数(例えば、2個)の計数値を記憶可能な構成となっている。
上述した「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「第1異常処理」(S615)について、図20を参照して説明する。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS800にて、所定期間生起フラグが1か否か、つまり現時点で計時開始から0.6sが経過して所定期間が生起したか否かの判定を行い(S800)、否定判定であれば(S800:no)、そのまま本処理を終了し、肯定判定であれば(S800:yes)、S805に処理を移行する。
上述した「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「第2異常処理」(S620)について、図21を参照して説明する。
主制御装置80は、本処理を開始すると、先ずS900にて、所定期間生起フラグが1か否か、つまり現時点で計時開始から0.6sが経過して所定期間が生起したか否かの判定を行い(S000)、否定判定であれば(S900:no)、そのまま本処理を終了し、肯定判定であれば(S900:yes)、S905に処理を移行する。
第3バッファは、最新の計数値と、2番目に新しい計数値の合計値を格納して記憶する手段である。
図22は、本実施形態における所定期間及び区間A、Bについて説明するタイミングチャートである。
本実施形態では、パチンコ機50に電源が投入されると、初回の割り込みにてメインルーチン(図5)の不正監視処理(S65)が実行される。そして、該不正監視処理の1モジュールであるアウト異常監視処理(図16)の所定期間生起処理(S16)が実行され、S700(図17)の判定処理により、今回が初回の割り込みであるため、肯定判定となり、期間カウンタのリセット(S705)、及び期間カウンタのカウントアップが開始される(S710)。このようにして、図22に示すように、本実施形態では、電源投入時から、所定期間(0.6s)の生起が開始される。
なお、電源遮断時には、期間カウンタのカウント値が図示Xsに相当する値であったとしても、その時点にて所定期間の生成は終了するようになっており、該カウント値は、再度電源投入の際に、上記期間カウンタのリセット(S705)にてリセットされる構成となっている。
また、割り込み処理毎に、期間カウンタがインクリメントされ(S710)、期間カウンタのカウント値が本実施形態では0.6sに相当する値となった場合(S715:yes)、所定期間生起フラグに1が設定され(S720)、期間カウンタがリセットされる(S725)ことで、0.6s毎に連続して所定期間が生起するように構成されている。
こうして、電源投入時から電源遮断時までの間、所定期間が間断なく、連続生起される。
図23は、本実施形態における第1又は第3異常報知について説明するタイミングチャートである。
本実施形態の第1異常報知は、区間B中における今回の所定期間の計数値が、第1閾値(例えば、9)以上である場合に、不正行為の可能性が極めて高い旨を報知するものである。
また、本実施形態の第3異常報知は、区間A中における今回の所定期間の計数値が、第1閾値(例えば、9)以上である場合に、不正行為の可能性が高い旨を報知するものである。
先ず、所定期間aの計時が開始されて、該所定期間a中に2回のアウト球が検出されると、その都度、「アウト検出回数計数処理」(図18)のS755が実行されることで、アウト検出カウンタがインクリメントされ、この時点ではカウント値が2となっている。所定期間aが生起(終了、期間の計時開始から0.6sが経過)すると、「所定期間生起処理」(図17)のS715が肯定判定となり、S720で所定期間生起フラグに1が設定される。所定期間生起フラグに1が設定されていることにより、「アウト検出回数記憶処理」(図19)のS775で第1バッファの数値(図示しないが、例えば1)を第2バッファにシフト処理し、次いで、S780で、アウト検出カウンタのカウント値(2)が第1バッファに格納される。次いで、所定期間生起フラグが1であることで、「第1異常処理」(図20)が実行されるが、S805で、第1バッファの格納値(2)が第1閾値(9)以上ではないことから否定判定となり、移行した「第2異常処理」(図21)のS905で、第3バッファに上記1と2の合計値を格納し、S910で第3バッファの格納値(3)が第2閾値(11)以上でないことから否定判定となることで、結果的は何れの異常報知も実行せずに処理を終える。
これによって、不正行為者に悪用されていた「葡萄」が崩された際、1つの所定期間内に集中して検出された場合でも、確実にこの事象を検出して、異常を報知することができる。
続く、所定期間cで、該所定期間c中に9回のアウト球が検出されると、「第1異常処理」(図20)のS805で、第1バッファの格納値(9)が第1閾値(9)以上であることから肯定判定となり、S810で該所定期間cが区間Bに属していると判定されれば、S815で第1異常報知を実行し、区間Bに属していないと判定されれば、S815で第3常報知を実行して、S825で所定期間生起フラグをリセットする。所定期間生起フラグがリセットされていることにより、移行した「第2異常処理」(図21)のS900では否定判定となり、処理を終了する。
このように、本実施形態では、ある所定期間内のアウト球の検出数が、第1閾値以上であるとき、該所定期間が区間Bに属していれば第1異常報知を、区間Bに属していない、すなわち区間Aに属していれば第3異常報知を実行する。
図24は、本実施形態における第2又は第4異常報知について説明するタイミングチャートである。
第2又は第4異常報知についても、上述した第1又は第3異常報知に係る処理と同様の処理が行われる。
図に示すように、所定期間d中に2回のアウト球が検出され、続く所定期間e中に7回のアウト球が検出されると、「第1異常処理」(図20)のS805で、第1バッファの格納値(7)が第1閾値(9)以上ではないことから否定判定となり、移行した「第2異常処理」(図21)のS905で、第3バッファに2と7の合計値を格納し、S910で第3バッファの格納値(9)が第2閾値(11)以上でないことから否定判定となることで、結果的は何れの異常報知も実行せずに処理を終える。
このように、本実施形態では、連続する複数回(例えば、今回と前回)の所定期間内のアウト球の検出数の合計値が、第2閾値以上であるとき、該所定期間が区間Bに属していれば第2異常報知を、区間Bに属していない、すなわち区間Aに属していれば第4異常報知を実行する。
これによって、不正行為者に悪用されていた「葡萄」が崩された際、複数の所定期間に跨って、分散して検出された場合でも、確実にこの事象を検出して、異常を報知することができる。
次に本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態は、アウト球の検出回数を計数するための所定期間の生起に関して、該生起の開始時期及び終了時期において、第一実施形態と相違する。
よって、上記相違点について、特に図示しないが、図17乃至図24を参照して説明し、図1乃至図16については、第一実施形態での説明を援用して、ここでの説明を割愛するものとする。
この点、本実施形態では、「葡萄」が崩されたのであれば不正行為の可能性の高いと推測できる期間のみ、所定期間を生起するようにした。換言すれば、上述した第一実施形態における区間Bに相当する期間において、所定期間を生起するように構成した。
また、前記始動入賞に基づく大当り遊技状態が終了したことにより、所定期間の生起を終了するように構成されている。
例えば、アウト口10でのアウト球の検出が滞ることのないように、第1アウト検出SW10a及び第2アウト検出SW10bの、2個の検出スイッチを設ける例を示したが、これに加えて、アウト口の構成として、開口部を、縦13mm×横26mm程度で形成し、遊技球(直径11mm)が少なくとも2個並んで通過できるような大きさに設定するようにしても良い。
これにより、同時に複数の遊技球がアウト口に流入しようとした場合でも、開口部で1列に規制されて円滑な取り込みが阻害されることなく、少なくとも2個の遊技球が流入して、内設された2個の検出スイッチにて順次、検出される。よって、不正な「葡萄」が崩されて一気にアウト口に集中しても、速やかに取り込み、確実に当該事象を異常と判定することができる。
このようにすることで、当該装置から送出される遊技球がアウト口に取り込まれる状況が発生しても、不正な「葡萄」が崩される事象を高い確率で検知することができる。
なお、当該装置が貯留装置であり、一気に貯留された複数の遊技球が送出される場合は、前記所定の調整数を、貯留数を考慮して決定することが好適である。
これにより、単にパチンコ機周辺に報知するだけではなく、ホール管理者側への報知を併せて行ったり、不当な利得の提供を回避したり、賞球の契機となる入賞を阻止したりすることで、不正行為の防止に効果を奏する。
これにより、先読み演出を備えていなくても、不正行為者の「葡萄」を崩す事象を確実に検知することができる。
これにより、ホール従業員がドル箱を持ってくる可能性の高い時期に、重点をおいて不正行為の監視を行うことができる。
この点、第一実施形態では、電源投入時から電源遮断時までを、また、第二実施形態では、大当りとなる始動入賞時から該始動入賞に基づく大当り遊技の終了時までを、それぞれ監視期間としていた。しかし、上述した不正行為者が「葡萄」を形成することになる状況を考慮して、開放延長未作動時における大当りとなる始動入賞時から該始動入賞に基づく大当り遊技の終了時までを、監視期間としてもよい。
このように構成することで、「葡萄」を悪用した不正行為を判断する上で、最も効果的な監視が可能となる。
このように構成することで、大入賞口14を遊技領域3の自由な位置に配置することができる。詳述すれば、不正行為者が「葡萄」を悪用することで不正に入賞率を向上させる対象となる、特別図柄の始動口や普通入賞口等と、大入賞口14との配置関係において、盤面構成を考慮する上で、自由度が制限されることが無い。このような構成であっても、不正行為の可能性の高低を正確に判断することができる。
詳述すると、所定期間外においてアウト球を検出したことに基づいて、所定期間の計時(期間カウンタのカウントアップ)を開始すると共に、アウト検出カウンタをインクリメントする。次いで、所定期間中におけるアウト球を検出したことに基づいて、アウト検出カウンタをインクリメントする。さらに、期間カウンタが所定値となって所定期間が生起(終了)したことに基づいて、アウト検出カウンタのカウント値を判定する。こうして所定期間外になった状態で、再度、アウト球を検出すると、上記した一連の処理を実行する。よって、この構成では、所定期間終了時からアウト球検出までの間は、アウト球数に基づく異常を監視しない仕様となる。
このようにすることで、異常の監視を、のべつ幕無しに行わず、必要となる状態が発生した時点から、重点的に行うことができる。よって、制御処理の負担を軽減できる。
また、集中してアウト口に流入する遊技球群の最初の1個を検出することで所定期間が開始されることとなるので、該遊技球群の検出が複数の所定期間に跨って発生する可能性が低下し、異常報知に相当する遊技球群の検出を、より少ない所定期間で判定可能となり、速やかな異常報知が可能となる。
これにより、例えば、第1アウト球検出SW10aと第2アウト球検出SW10bとが同時にアウト球を検出した場合であっても、個別のアウト球検出カウンタをそれぞれインクリメントするので、制御上の不具合が生じる虞が無い。
このような構成の場合、主制御装置80とサブ統合制御装置83aとの通信は、主制御装置80からの一方向通信であるため、第1〜第4異常報知を単体のパチンコ機50で行うことになる。
なお、サブ統合制御装置83aから外部出力可能であれば、その限りではない。
また、サブ統合制御装置83aに接続することによって、サブ統合制御装置83a単独で実行制御する各種演出に係る実行段階の何れの段階(タイミング)で、第1〜第4異常報知を行うかを、サブ統合制御装置83aが決定でき、これによって、より不正行為の可能性の高低を判断し易いタイミングで監視及び報知を行うことができる。また、第1〜第4異常報知の報知効果が各種演出によって阻害されない最適なタイミングを選択決定できる。
すなわち、先読み判定処理を行う構成を前提として、隣設された他のパチンコ機において、始動入賞時の先読みにより大当りとなる入賞が発生した場合には、これを境界として、当該パチンコ機において、区間Aから区間Bに切換え、又は、アウト球数の非監視期間から監視期間への切換えを行う構成としても良い。
また、先読み判定処理を行わない構成を前提とするなら、隣設された他のパチンコ機において、大当りとなる変動表示中における所定のタイミング(例えば、大当り予告や大当り告知など、ある程度の信頼度で大当りを期待させる告知演出、予告演出、大当りを生起する前提となるリーチ(所謂、鉄板リーチ)の発生などを遊技者に認識可能に表示するタイミングなど)を境界として、当該パチンコ機の前記切換えを実行するようにしても良い。
さらに、このような構成と、上述した実施形態の構成とを、組み合わせて、当該パチンコ機および他のパチンコ機の何れかで、大当りに関連した何等か状態が発生したら、当該パチンコ機はこれを境界として、前記切換えを実行するようにしても良い。
これにより、隣設するパチンコ機が大当りとなって、ホール従業員が隣の遊技者にドル箱を持ってくる危険性を察知して、当該パチンコ機に形成された「葡萄」を悪用していた不正行為者が、これを崩して証拠隠滅を図る行為を、検知することができる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
また、「0.6s」が、所定期間の一例に相当する。
また、「アウト異常監視処理」(図16)の1モジュールである「アウト検出回数計数処理」(図18)が、アウト計数手段の一例に相当する。
また、「9」が、第1閾値の一例に相当する。
また、「第1異常処理」(図20)のS805が、第1判定手段の一例に相当する。
また、第1異常報知および第3異常報知が、第1異常処理の一例に相当する。
また、「第1異常処理」(図20)のS815およびS820と、「第2異常処理」(図21)のS920およびS925とが、異常処理手段の一例に相当する。
パチンコ機50が、弾球遊技機の一例に相当する。
また、「11」が、第2閾値の一例に相当する。
また、「第2異常処理」(図21)のS910が、第2判定手段の一例に相当する。
また、第2異常報知および第4異常報知が、第2異常処理の一例に相当する。
また、第3異常報知が、第3異常処理の一例に相当する。
また、第4異常報知が、第4異常処理の一例に相当する。
Claims (1)
- アウト口への入球を検出するアウト検出手段と、
複数の遊技球を発射不能な時間に設定された所定期間における前記アウト検出手段による検出回数を計数値として計数するアウト計数手段と、
大当り遊技の発生契機となる特別図柄の始動口への入球から前記大当り遊技の終了までの間における前記所定期間において、前記計数値が予め設定された第1閾値以下とする適正な範囲か否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって前記計数値が不適正な範囲と判定されると、第1異常処理を実行する異常処理手段と、を備えた
ことを特徴とする弾球遊技機。
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