JP6336840B2 - タンク、防液堤の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、LNG(Liquefied Natural Gas;液化天然ガス)などを貯蔵する地上式のタンクに関する。
LNGを貯蔵する地上式のタンクの例を図12に示す。図12のLNGタンク100は、地盤7中の杭4で支持された底版5に防液堤20を設け、その内側に金属板等による内槽3aと外槽3bを設置したものである。LNGは内槽3aにて貯蔵し、内槽3aと外槽3bの間で保冷を行う。外槽3bの側壁部31bは防液堤20に沿って取り付けられる。
防液堤20は、内槽3a、外槽3bが破損等した場合にもLNGの外部への液漏れを防ぐために設けられ、低温環境下でもLNGの液圧に耐え得る構造とされる。このため、防液堤20では鉛直方向および周方向の緊張材(不図示)によりプレストレスが導入される。
LNGタンクの施工時は、防液堤をある程度の高さまで構築した段階で内槽や外槽などの内部設備工に着手するため、工事初期段階の防液堤の構築期間の短縮が全体工期に大きなインパクトがある。
例えば特許文献1には、工期短縮のため、プレキャストブロックを型枠としてコンクリートを打設し、防液堤を構築することが記載されている。また、プレキャストブロックの背面には外槽ライナープレートが設けられており、防液堤の構築と並行して外槽側板が形成されるようになっている。
特開2010-106501号公報
特許文献1の方法では、プレキャストブロックを用いて防液堤が構築でき、かつ外槽ライナープレートにより防液堤の構築と並行して外槽側板が形成されるので、工期短縮が可能で内部設備工の手間も軽減される。しかしながら、現場打ちコンクリートの占める割合は依然として高く、工期短縮のメリットは十分得られない。
本発明は、防液堤が短期間で構築でき、工期短縮可能なタンク等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、前記プレキャストブロックは、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され、前記本体は略矩形板状であり、上下左右の前記直交面に前記シール材を有するものと、上下左右の前記直交面に前記シール材の無いものが前記防液堤の周方向に交互に並べられることを特徴とするタンクである。
第2の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、前記プレキャストブロックは、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され、前記本体は略矩形板状であり、上下のいずれかの前記直交面と、左右のいずれかの前記直交面のみに前記シール材を有することを特徴とするタンクである。
第3の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、前記プレキャストブロックは、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、少なくとも一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され、前記シール材は、前記本体の厚さ方向に複数条配置されており、前記本体の背面側のシール材はマイナス100℃以下の低温下で可とう性を有し、前記本体の前面側のシール材は水膨張性を有することを特徴とするタンクである。
本発明により、プレキャストブロックによって防液堤を構築するとともに現場打ちコンクリートも不要になり、防液堤構築の工期が短縮され、早期に内部設備工に着手できる。また、防液堤の構築と並行して背面のプレートによって外槽の側壁部が形成されるので、内部設備工の手間も軽減され、全体工期を飛躍的に短縮できる。また、シール材によりブロック間の液密性を高い信頼性で実現でき、ブロック間の目地等も不要となるので、更なる工期短縮につながる。
前記プレキャストブロックは、前記本体の前記直交面にドライジョイントを有し、少なくとも前記周方向か前記鉛直方向のいずれかに隣り合う前記プレキャストブロック同士が、前記ドライジョイントにより接合されることが望ましい。
これにより、防液堤の一体性を高め、耐力を向上させることができる。
また、前記プレートは、少なくとも上下端のいずれかと左右端のいずれかが、前記本体から突出する突出部となるように設けられ、隣り合う前記プレキャストブロックは、一方の前記プレキャストブロックの前記プレートの突出部が、他方の前記プレキャストブロックの前記プレートにラップするように配置されることが望ましい。
これにより、プレート同士を重ねて接続し、外槽の側壁部が形成でき、施工が容易になる。
前記プレキャストブロックの前記本体は、前記直交面に窪みを有するとともに、前記窪みを設けた直交面と対向する面に突起部を有し、少なくとも前記周方向か前記鉛直方向のいずれかに隣り合う前記プレキャストブロック同士が、前記窪みと前記突起部により嵌合されることが望ましい。
これにより、隣り合うプレキャストブロック同士を噛みあわせ、一体性を高めることができる。
前記シール材、前記本体の厚さ方向に複数条配置されていることにより、シール材のそれぞれにタンクからの液漏れ防止、タンク内への水分侵入防止の役割を持たせ、それぞれの役割に適したシール材を用いることができる。
第1から第3の発明のタンクは、LNGタンクあるいはLPGタンクのいずれかであることが望ましい。また、前記シール材が、フッ素樹脂、シリコン系ゴム、ポリウレタン系ゴムのいずれかを含むことが望ましい。
本発明はLNGタンクやLPGタンクなど低温液体を貯蔵するタンクに特に適しており、シール材として上記のような低温下でも可とう性を有するものを用いることで、低温液体の貯蔵環境でも液漏れを好適に防ぐことができる。
の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、前記本体は略矩形板状であり、上下左右の前記直交面に前記シール材を有するものと、上下左右の前記直交面に前記シール材の無いものが前記防液堤の周方向に交互に並べられることを特徴とする防液堤の構築方法である。
第5の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、前記本体は略矩形板状であり、上下のいずれかの前記直交面と、左右のいずれかの前記直交面のみに前記シール材を有することを特徴とする防液堤の構築方法である。
第6の発明は、防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、隣り合う前記プレキャストブロックの間が、少なくとも一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、前記シール材は、前記本体の厚さ方向に複数条配置されており、前記本体の背面側のシール材はマイナス100℃以下の低温下で可とう性を有し、前記本体の前面側のシール材は水膨張性を有することを特徴とする防液堤の構築方法である。
本発明により、防液堤が短期間で構築でき、工期短縮可能なタンク等を提供できる。
LNGタンク1を示す図 ブロック10を示す図 ブロック10を示す図 防液堤2の構築方法を示す図 防液堤2の構築方法を示す図 防液堤2の構築方法を示す図 防液堤2の構築方法を示す図 防液堤2の構築方法を示す図 シール材16a、16bの配置を示す図 シール材16a、16bの配置等を示す図 シール材16a、16bの配置等を示す図 LNGタンク100を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.LNGタンク1)
図1は本発明の実施形態に係るLNGタンク1を示す図である。このLNGタンク1では、防液堤2がプレキャストブロック10(以下「ブロック」ということがある)により形成される。その他の構成は図12で説明したLNGタンク100と略同様であり、以下の説明では同じ符号を用いる。
プレキャストブロック10は、防液堤2の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層される。防液堤2では、周方向および鉛直方向のPC鋼材17(緊張材)によってプレストレスが導入される。図1では、PC鋼材17の一部を点線で示した。
鉛直方向のPC鋼材17はU字状に折り返して配置され、両端が最上段のブロック10の定着具(不図示)に取り付けられる。折り返し部分は底版5に達する。一方、周方向のPC鋼材17は、ピラスター19の側面の定着具(不図示)で定着される。ピラスター19は、防液堤2において外側に突出する部分である。
(2.ブロック10)
図2、図3はブロック10を示す図である。図2はブロック10の斜視図である。図3(a)はブロック10の上面、図3(b)はブロック10の背面である。図3(c)はブロック10の水平方向の断面であり、図3(d)は鉛直方向の断面である。
ブロック10は、ブロック本体(以下「本体」という)11、プレート14、ドライジョイント15、シール材16a、16b等を有する。この他、ブロック10の本体11にはPC鋼材17を通すための上下方向および左右方向のシース管なども埋設されるが、ここでは図示を省略する。
ブロック10の全体寸法は、例えば高さを3.5m程度、幅を7.5m程度とする。ただし、ブロック10の寸法は、車輛輸送可能であり、かつ現場での搬送、設置が容易なものであれば良く、これに限ることはない。
本体11は略矩形板状のコンクリート部材である。本体11では、背面と直交する直交面である上下面および左右面を周回するように溝111が設けられる。溝111は、本体11の厚さ方向の内外に2条設けられる。なお、本体11の背面は、防液堤2の内側に対応するものとする。
プレート14は、本体11の背面に取り付けられる金属製の板材である。プレート14の上端部と右端部には、本体11の上方および右側に突出する突出部141が設けられる。突出部141は、プレート14からかぎ状に折れ曲がり背後に後退するように設けられる。
ドライジョイント15は隣り合うブロック10同士を接続するための継手であり、例えばウェッジロックピンなどのピン式の突合せ継手が設けられる。ここでは、本体11の上面に雄継手が、下面に雌継手が設けられる。
シール材16a、16bは、タンクからの液漏れ防止、およびタンク内部への水分侵入防止のために設けられる。本実施形態では、シール材16a、16bを本体11の上面および右面に設ける。これらのシール材16a、16bは、前記した2条の溝111のそれぞれに配置される。シール材16aは内側の溝111に、シール材16bは外側の溝111に配置される。
内側のシール材16aは、タンクからの液漏れ防止機能を有する。シール材16aには、例えば、LNGの貯蔵環境のようなマイナス100℃以下の低温下でも可とう性を有しシール材として機能する、フッ素樹脂、シリコン系ゴム、ポリウレタン系ゴム等の耐低温性材料が用いられる。一方、外側のシール材16bはタンク内部への水分侵入防止の機能を有する。シール材16bの耐低温性は特に問わず、例えば水膨張性の止水材が用いられる。
以上はブロック10の構成の基本的なものであり、防液堤2に用いるブロック10が上記に限ることはない。例えばピラスター19に対応するブロック10では、本体11の前面に防液堤2の外側へ向かって突出する突出部が設けられる。また、本体11やプレート14等は、厳密にはタンク等の径に応じた若干の円弧状の反りを有するが、図2、図3では簡潔に矩形板状の記載とした。
(3.防液堤2の構築方法)
次に、ブロック10を用いた防液堤2の構築方法について説明する。
本実施形態では、底版5等を構築した後、ブロック10を、プレート14を防液堤2の内側として、防液堤2の周方向に沿って順次配置する。こうして1周分の全てのブロック10の設置を行うと、その上段で上記と同様に防液堤2の周方向に沿ってブロック10を順次配置し、1周分のブロック10の設置を行う。
このようにしてブロック10を防液堤2の周方向に並べるとともに最下段から最上段へと鉛直方向に積層し、最後に、PC鋼材17により防液堤2にプレストレスを導入し、防液堤2が構築される。内槽3aおよび外槽3bの屋根等の内部設備工も完了すると、図1に示したLNGタンク1が構築される。
図4(a)はブロック10の設置途中を示す図である。この状態から新たなブロック10を配置する際は、図5(a)の矢印に示すように新たなブロック10を防液堤2の外側から内側に向かって移動させた後、ブロック10の横移動、下降等を行い、配置済みのブロック10の右側に配置する。なお、図5(a)の点線は矢印に示す移動を行う前のブロック10の位置を示したものである。
これにより、図6(a)に示すように、新たなブロック10が配置済みのブロック10に並べて配置される。なお、図4(b)〜図6(b)はそれぞれ図4(a)〜図6(a)を背面側から見た図である。
この時、鉛直方向の上下に隣り合うブロック10、10の接合箇所を示すのが図7(a)である。図に示すように、上下のブロック10では、下方のブロック10の本体11上面のドライジョイント15の雄継手が、上方のブロック10の本体11下面のドライジョイント15の雌継手に挿入され、接続される。
また、下方のブロック10の本体11上面のシール材16a、16bが、下方のブロック10の本体11上面の溝111と、上方のブロック10の本体11下面の溝111の間で押しつぶされ、上下のブロック10間がシールされる。
さらに、下方のブロック10のプレート14の上端部の突出部141が、上方のブロック10のプレート14の下端部に背後からラップする。なお、上下に隣り合うブロック10間では、本体11内部の上下方向のシース管同士も接続される。
一方、防液堤2の周方向の左右に隣り合うブロック10、10の接合箇所を示すのが図7(b)である。図に示すように、左右のブロック10では、右側のブロック10の本体11左面の突起部112が、左側のブロック10の本体11右面の窪み113に嵌り込む。
また、左側のブロック10の本体11右面のシール材16a、16bが、左側のブロック10の本体11右面の溝111と、右側のブロック10の本体11左面の溝111の間で押しつぶされ、左右のブロック10間がシールされる。
さらに、左側のブロック10のプレート14の右端部の突出部141が、右側のブロック10のプレート14の左端部に背後からラップする。なお、左右に隣り合うブロック10間では、本体11内部の左右方向のシース管同士も接続される。
これらの接合箇所では、図8(a)に示すように、下方のブロック10のプレート14の上端部の突出部141と上方のブロック10のプレート14の下端部が溶接により接続されるとともに、図8(b)に示すように、左側のブロック10のプレート14の右端部の突出部141と右側のブロック10のプレート14の左端部が溶接により接続される。図8(a)、(b)の142は、この溶接箇所を示す。溶接は、例えば、防液堤2の構築後、内槽構築と並行して行うことができる。
各ブロック10のプレート14は、防液堤2の周方向および鉛直方向に連続し、防液堤2の内側がプレート14で覆われ、これにより外槽3bの側壁部31b(図12参照)が形成される。
上下のブロック10間の接合は、鉛直方向のPC鋼材17による圧縮力と、ドライジョイント15の接続により確保される。左右のブロック10間の接合は、周方向のPC鋼材17による圧縮力と、突起部112と窪み113の嵌合により確保される。これらの接合箇所では、漏液圧に対し必要な圧縮域を例えば全断面で残しておき、これによりシール材16a、16bの密着による液密性を確保する。なお、ブロック10間の接合箇所に引張力が生じる場合では簡易な引張継手を追加するなど、必要に応じて継手を追加することも可能である。
また、内槽3aや外槽3bの屋根などの内部設備工は、ある程度ブロック10を積み上げた段階で早期に着手することができる。防液堤2の構築時には防液堤2の内部での作業が不要なので、内部設備工との干渉が無く、これも内部設備工の早期着手や工期短縮に寄与する。場合によっては防液堤2の構築と内部設備工を同時に開始することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、プレキャストブロック10によって防液堤2を構築するとともに、現場打ちコンクリートも不要となるので、防液堤構築の工期が短縮され、早期に内部設備工に着手できる。また、防液堤2の構築と並行して背面のプレート14によって外槽3bの側壁部31bが形成されるので、内部設備工の手間も軽減され、全体工期を飛躍的に短縮できる。
また、シール材16a、16bによりブロック10間がシールされるので、ブロック10間の目地が無くとも液密性を高い信頼性で実現でき、目地を省略することにより更なる工期短縮につながる。図9はこれを模式的に示す図であり、図9(a)はブロック10におけるシール材16a、16bの配置を示す図、図9(b)はブロック設置時のシール材16a、16bの配置を示す図である。
また、ブロック10は本体11の上下面にドライジョイント15を有し、鉛直方向に隣り合うブロック10同士がドライジョイント15により接合されるので、防液堤2の一体性を高め、耐力を向上させることができる。
なお、ドライジョイント15は本体11の左右面に設けることも可能であり、この場合は防液堤2の周方向に隣り合うブロック10同士がドライジョイント15で接続される。また、PC鋼材17の圧縮力によりブロック10同士の接合が確保され、仮設材を用いた保持等により架設時のブロック10の安定性も確保される場合などでは、ドライジョイント15を省略することも可能である。
また、プレート14は、上端部と右端部が本体11から突出し、上下、左右に隣り合うブロック10では、一方のブロック10のプレート14の突出部141が、他方のブロック10のプレート14にラップするように配置されるので、プレート14同士を重ねて接続して外槽3bの側壁部31bが形成でき、施工が容易になる。なお、プレート14の突出部141は下端部や左端部に設けることも可能である。また、接続方法も溶接に限ることはない。
さらに、ブロック10の本体11の右面には窪み113が設けられ、これと対向する左面に突起部112が設けられるので、防液堤2の周方向の左右に隣り合うブロック10同士が、窪み113と突起部112により嵌合される。これにより、隣り合うブロック10同士を噛みあわせ、一体性を高めることができる。なお、本体11の左面に窪み113を設け、右面に突起部112を設けることも可能であり、同様の効果が得られる。
さらに、本体11の上下面に窪み113と突起部112を設けることも可能であり、この場合は鉛直方向の上下に隣り合うブロック10同士が、窪み113と突起部112により嵌合される。さらに、本体11の上下面、左右面のそれぞれに窪み113と突起部112を設けることも可能である。あるいは、ドライジョイント15と同じく、PC鋼材17の圧縮力によるブロック10同士の接合と、架設時のブロック10の安定性が確保される場合などでは、窪み113と突起部112は省略することも可能である。
また、シール材16a、16bを本体11の厚さ方向に2条配置することで、シール材16aをタンクからの液漏れ防止、シール材16bをタンク内部への水分侵入防止の役割を持たせ、それぞれに適したシール材を用いることができる。なお、シール材は3条以上配置することも可能であり、また1条のみ配置してもよい。ただし、タンクからの液漏れ防止用のシール材16aは少なくとも1条設けるようにしておく。
また、本実施形態の防液堤2を含むタンク構造は、LNGタンクに限らず、LPG(Liquefied Petroleum Gas;液化石油ガス)タンク等にも好適に適用可能である。シール材16aに、フッ素樹脂、シリコン系ゴム、ポリウレタン系ゴムのような低温下でも可とう性を有する耐低温性材料を用いることで、LNGやLPG等の低温液体の貯蔵環境でも液漏れを好適に防ぐことができる。
また、防液堤2やブロック10の形状なども様々に定め得る。例えば本体11を円弧状の反りを持たない矩形板状の部材とし、これを組み合わせて平面多角形状の防液堤2を構築することも可能である。
次に、プレキャストブロックのシール材の配置が異なる例について、第2、第3の実施形態として説明する。各実施形態は第1の実施形態と異なる点について主に説明し、その他の点については説明を省略する。
[第2の実施形態]
図10(a)は、第2の実施形態のブロック10aのシール材16a、16bの配置を、図9(a)と同様に示したものである。このブロック10aでは、シール材16a、16bが、本体11の上下面および左右面に設けられる。シール材16a、16bは各面の溝111(図3等参照)を周回するように設けられる。
図10(b)は、ブロック設置時のシール材16a、16bの配置を図9(b)と同様に示す図である。また、図10(c)は鉛直方向の上下に隣り合うブロック10a、10aの接合箇所を示す図であり、図10(d)は防液堤2の周方向の左右に隣り合うブロック10a、10aの接合箇所を示す図である。
図10(c)に示すように、上下のブロック10a、10aでは、下方のブロック10aの本体11上面のシール材16a、16bと、上方のブロック10aの本体11下面のシール材16a、16bが、下方のブロック10aの本体11上面の溝111と、上方のブロック10aの本体11下面の溝111の間で押しつぶされ、上下のブロック10a、10a間がシールされる。
図10(d)に示すように、左右のブロック10a、10aについても、左側のブロック10aの本体11右面のシール材16a、16bと、右側のブロック10aの本体11左面のシール材16a、16bが、左側のブロック10aの本体11右面の溝111と、右側のブロック10aの本体11左面の溝111の間で押しつぶされ、左右のブロック10a、10a間がシールされる。
このようにシール材16a、16bを設けることでも、ブロック10aを配置した際に好適にシールが行える。
[第3の実施形態]
図11(a)は、第3の実施形態で用いるブロック10bを図9(a)、図10(a)と同様に示したものである。このブロック10bでは、シール材16a、16bが省略される。第3の実施形態では、第2の実施形態で説明したブロック10aと、図11(a)に示すブロック10bを用い、これらを千鳥状に配置する。
図11(b)は、ブロック設置時のシール材16a、16bの配置を図9(b)、図10(b)と同様に示す図である。図11(c)は、鉛直方向の上下に隣り合うブロック10a、10bの接合箇所を示す図であり、図11(d)は、防液堤2の周方向の左右に隣り合うブロック10a、10bの接合箇所を示す図である。
図11(c)では下方のブロック10aの上にブロック10bが配置されており、上下のブロック10a、10bでは、下方のブロック10aの本体11上面のシール材16a、16bが、下方のブロック10aの本体11上面の溝111と、上方のブロック10bの本体11下面の溝111の間で押しつぶされ、上下のブロック10a、10b間がシールされる。上方にブロック10aを配置し、下方にブロック10bを配置する場合も同様にシールが可能である。
また、図11(d)では左側のブロック10aの右にブロック10bが配置されており、左右のブロック10a、10bでは、左側のブロック10aの本体11右面のシール材16a、16bが、左側のブロック10aの本体11右面の溝111と、右側のブロック10bの本体11左面の溝111の間で押しつぶされ、左右のブロック10a、10b間がシールされる。右側にブロック10aを配置し、左側にブロック10bを配置する場合でも同様にシールが可能である。
このようにブロック10a、10bを配置することでも、シール材16a、16bによって好適にシールが行える。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、100:LNGタンク
2、20:防液堤
3a:内槽
3b:外槽
10、10a、10b:プレキャストブロック
11:ブロック本体
14:プレート
15:ドライジョイント
16a、16b:シール材
17:PC鋼材
31b:側壁部
141:突出部
111:溝
112:突起部
113:窪み

Claims (8)

  1. 防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、
    プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、
    前記プレキャストブロックは、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され
    前記本体は略矩形板状であり、上下左右の前記直交面に前記シール材を有するものと、上下左右の前記直交面に前記シール材の無いものが前記防液堤の周方向に交互に並べられることを特徴とするタンク。
  2. 防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、
    プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、
    前記プレキャストブロックは、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され
    前記本体は略矩形板状であり、上下のいずれかの前記直交面と、左右のいずれかの前記直交面のみに前記シール材を有することを特徴とするタンク。
  3. 防液堤の内側に外槽を有するタンクであって、
    プレキャストブロックにより前記防液堤が形成され、
    前記プレキャストブロックは、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有し、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層され、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、少なくとも一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスが導入され、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士が接続されて前記外槽の側壁部が形成され
    前記シール材は、前記本体の厚さ方向に複数条配置されており、
    前記本体の背面側のシール材はマイナス100℃以下の低温下で可とう性を有し、
    前記本体の前面側のシール材は水膨張性を有することを特徴とするタンク。
  4. 前記プレキャストブロックは、前記本体の前記直交面にドライジョイントを有し、
    少なくとも前記周方向か前記鉛直方向のいずれかに隣り合う前記プレキャストブロック同士が、前記ドライジョイントにより接合されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタンク。
  5. 前記プレキャストブロックの前記本体は、前記直交面に窪みを有するとともに、前記窪みを設けた直交面と対向する面に突起部を有し、
    少なくとも前記周方向か前記鉛直方向のいずれかに隣り合う前記プレキャストブロック同士が、前記窪みと前記突起部により嵌合されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のタンク。
  6. 防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、
    前記本体は略矩形板状であり、上下左右の前記直交面に前記シール材を有するものと、上下左右の前記直交面に前記シール材の無いものが前記防液堤の周方向に交互に並べられることを特徴とする防液堤の構築方法。
  7. 防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、
    前記本体は略矩形板状であり、上下のいずれかの前記直交面と、左右のいずれかの前記直交面のみに前記シール材を有することを特徴とする防液堤の構築方法。
  8. 防液堤の内側に外槽を有するタンクの前記防液堤の構築方法であって、
    本体と、前記本体の背面に設けたプレートを有するプレキャストブロックを、前記プレートを内側として前記防液堤の周方向に並べるとともに鉛直方向に積層し、
    隣り合う前記プレキャストブロックの間が、少なくとも一方の前記プレキャストブロックの前記本体の背面と直交する面である直交面に設けられたシール材によりシールされ、
    緊張材により前記防液堤にプレストレスを導入し、
    隣り合う前記プレキャストブロックのプレート同士を接続して前記外槽の側壁部を形成し、
    前記シール材は、前記本体の厚さ方向に複数条配置されており、
    前記本体の背面側のシール材はマイナス100℃以下の低温下で可とう性を有し、
    前記本体の前面側のシール材は水膨張性を有することを特徴とする防液堤の構築方法。
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