JP6336329B2 - 基板搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板搬送装置に関する。
従来より、電子部品が実装される基板を搬送する搬送経路において、基板検査装置の下流に配置される基板搬送装置が知られている。例えば、特許文献1の基板搬送装置は、上段にメインコンベア、下段にサブコンベアを有しており、基板検査装置の検査結果が不良基板だった場合には、メインコンベアを搬送位置から目視確認位置に真上に上昇させてメインコンベア上の基板を再判定可能な状態とする。その際、サブコンベアが待機位置から搬送位置に上昇して基板の搬送を継続する。そのため、基板検査装置で不良基板と判定された場合でも、製造ラインを止めることなく、基板の製造を継続することができる。
特開2008−66519号公報
しかしながら、上述の基板搬送装置では、搬送位置の真上に目視確認位置が設けられているため、オペレータは搬送位置の真上まで移動する必要があり、目視作業が繁雑であった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、不良基板が発生したとしても他の良好な基板の搬送を継続可能な基板搬送装置において、オペレータが容易に不良基板に対する処理を行えるようにすることを主目的とする。
本発明の基板搬送装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の基板搬送装置は、
第1搬送経路上の第1搬送位置にて上流側の装置から基板を受け取り所定のX軸に沿って搬送して下流側の装置へ渡す第1コンベアと、
前記X軸と直交するY軸に沿って前記第1コンベアと並ぶように設けられた第2コンベアと、
前記第1コンベアがアクセス可能で前記第1搬送位置から前記Y軸方向に外れた位置に設けられた第1取出位置と、
前記第1コンベアを前記Y軸に沿って移動可能な第1コンベア移動手段と、
前記第2コンベアを前記Y軸に沿って移動可能な第2コンベア移動手段と、
前記第1コンベア、前記第2コンベア、前記第1コンベア移動手段及び前記第2コンベア移動手段の動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記上流側の装置から前記第1搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第1コンベアに前記第1搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記第1取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第1コンベアが前記不良基板を前記第1取出位置で保持している間、前記第2コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送を行わせる
ものである。
この基板搬送装置では、上流側の装置から第1搬送位置へ送られる基板が良好な基板だった場合には、第1コンベアは第1搬送経路上の第1搬送位置にて上流側の装置から基板を受け取りX軸に沿って搬送して下流側の装置へ渡す。一方、上流側の装置から送られてきた基板が不良基板だった場合には、第1コンベアは第1搬送位置にて不良基板を受け取ったあと第1取出位置へ不良基板を運ばせる。また、第1コンベアが不良基板を第1取出位置で保持している間、第2コンベアが第1搬送経路の基板搬送を行う。このように、上流側の装置から第1搬送位置へ送られてくる基板が不良基板だった場合、第1コンベアはその不良基板を第1取出位置に運んでそこで待機することになるが、その期間中は第2コンベアが第1搬送経路の基板搬送を行う。そのため、他の良好な基板の搬送を継続することができる。また、不良基板を配置する第1取出位置は第1搬送位置からY軸方向に外れた位置であるため、オペレータは容易に不良基板に対する処理(例えば目視確認や修正作業、取出作業など)を行うことができる。
本発明の基板搬送装置において、前記第1及び第2コンベアは、それぞれ、前記X方向に延びる一対の無端状ベルトに前記基板を載せて搬送する装置であって前記一対の無端状ベルトの間隔を変更可能なものであり、前記制御手段は、前記基板の大きさに応じて前記第1及び第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔を変更すると共に、前記第1コンベアが前記第1搬送経路の基板搬送を行っている間、前記第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔が前記基板の大きさよりも小さくなるようにして、前記第2コンベアを前記第1取出位置とは反対側の退避位置へ退避させるものとしてもよい。こうすれば、大きさが一定の基板のみならず、種々の大きさの基板を搬送することができる。また、第2コンベアが有する一対の無端状ベルトの間隔を狭くして退避位置へ退避させるため、Y軸方向の長さをコンパクトにすることができる。
本発明の基板搬送装置において、前記第2コンベアは、第2搬送経路上の第2搬送位置にて前記上流側の装置から基板を受け取り前記X軸に沿って搬送して前記下流側の装置へ渡すものであり、前記制御手段は、(a)前記上流側の装置から前記第1搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第1コンベアに前記第1搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記第1取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第1コンベアが前記不良基板を前記第1取出位置で保持している間、前記第2コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送と前記第2搬送経路の基板搬送を行わせ、(b)前記上流側の装置から前記第2搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第2コンベアを前記第1取出位置とは反対側の退避位置へ退避させ、前記第1コンベアに前記第2搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記第1取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第1コンベアが前記不良基板を前記第1取出位置で保持している間、前記第2コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送と前記第2搬送経路の基板搬送を行わせるものとしてもよい。こうすれば、上流側の装置から第1搬送位置へ送られてくる基板が不良基板であった場合でも第2搬送位置へ送られてくる基板が不良基板であった場合でも、他の良好な基板の搬送を継続することができる。
本発明の基板搬送装置において、前記第1及び第2コンベアは、それぞれ、前記X方向に延びる一対の無端状ベルトに前記基板を載せて搬送する装置であって前記一対の無端状ベルトの間隔を変更可能なものであり、前記制御手段は、前記基板の大きさに応じて前記第1及び第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔を変更すると共に、前記上流側の装置から前記第2搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合に前記第2コンベアを前記退避位置へ退避させるにあたり、前記第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔が前記基板の大きさよりも小さくなるようにしてもよい。こうすれば、大きさが一定の基板のみならず、種々の大きさの基板を搬送することができる。また、第2コンベアが有する一対の無端状ベルトの間隔が広すぎて第1コンベアが第2搬送位置へ移動することができないという事態が生じるのを防止できる。
本発明の基板搬送装置において、前記第2コンベアは、第2搬送経路上の第2搬送位置にて前記上流側の装置から基板を受け取り前記X軸に沿って搬送して前記下流側の装置へ渡すものであり、前記制御手段は、前記上流側の装置から前記第2搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第2コンベアに前記第2搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記Y軸上の前記第1取出位置とは反対側の第2取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第2コンベアが前記不良基板を前記第2取出位置で保持している間、前記第1コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送と前記第2搬送経路の基板搬送を行わせるものとしてもよい。つまり、第1コンベアが不良基板を受け取って第1取出位置に運ぶ場合には、第2コンベアが両方の経路の基板搬送を行い、第2コンベアが不良基板を受け取って第2取出位置に運ぶ場合には、第1コンベアが両方の経路の基板搬送を行う。このようにしても、上流側の装置から第1搬送位置へ送られてくる基板が不良基板であった場合でも第2搬送位置へ送られてくる基板が不良基板であった場合でも、他の良好な基板の搬送を継続することができる。
本発明の基板搬送装置は、前記上流側の装置の複数の箇所から前記基板を受け取り前記下流側の装置の1カ所に渡す集約機能、及び/又は、前記上流側の装置の所定の1カ所から前記基板を受け取り前記下流側の装置の複数箇所へ渡す分配機能を有するものとしてもよい。集約機能や分配機能を実現するには、例えば、第1及び第2コンベアの一方のみを利用してもよいし、両方のコンベアを交互に利用してもよい。また、搬送経路が上流側(又は下流側)の装置と本発明の基板搬送装置との間で水平方向の位置がずれていたとしても、容易に対処することができる。
基板搬送装置10の平面図。 基板搬送装置10の斜視図。 第1幅替機構30の斜視図。 コントローラ70の電気的接続を示すブロック図。 シングルレーンでの基板搬送処理のフローチャート。 シングルレーンでの基板搬送処理の説明図。 シングルレーンでの基板搬送処理の説明図。 デュアルレーンでの基板搬送処理のフローチャート。 デュアルレーンでの基板搬送処理の説明図。 デュアルレーンでの基板搬送処理の説明図。 デュアルレーンでの基板搬送処理の説明図。 他の実施形態のデュアルレーンの基板搬送処理の説明図。 他の実施形態のデュアルレーンの基板搬送処理の説明図。
本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は基板搬送装置10の平面図、図2は斜視図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1及び図2に示した通りとする。
[基板搬送装置10の構成]
基板搬送装置10は、上流側の装置80から基板S1,S2を受け取り、X軸に沿って搬送して下流側の装置90へ渡すものである。上流側の装置80としては、はんだ印刷装置の下流に位置する印刷検査装置や部品実装装置の下流に位置する実装検査装置などが挙げられる。印刷検査装置は、予め定められたパターン通りにはんだが印刷されたか否かを検査する装置である。実装検査装置は、予め定められた電子部品が基板上の所定の位置に実装されたか否かを検査する装置である。各検査装置は、検査結果が良好だったか不良だったかを基板搬送装置10のコントローラ70に送信する。上流側の装置80が印刷検査装置の場合には、下流側の装置90として部品実装装置などを配置する。上流側の装置80が実装検査装置の場合には、下流側の装置90としてリフロー装置などを配置する。
基板搬送装置10は、第1コンベア12と、第1コンベア移動機構20と、第2コンベア42と、第2コンベア移動機構50と、コントローラ70(図4参照)とを備えている。
第1コンベア12は、基本的には、第1搬送経路C1上の第1搬送位置P1にて上流側の装置80から基板S1を受け取りX軸に沿って搬送して下流側の装置90へ渡すものである。この第1コンベア12は、間隔を開けて設けられ左右方向に延びる一対の第1支持板14,14と、両第1支持板14,14の互いに対向する面に設けられた第1コンベアベルト16,16(図2では片方のみ図示)とを備えている。第1コンベアベルト16は、図2に示すように、第1支持板14の左右に設けられた駆動輪16a及び従動輪16bに無端状となるように架け渡されている。駆動輪16aは、第1コンベアモータ18の動力が伝達されるように構成されている。基板S1は、一対の第1コンベアベルト16,16の上面に乗せられて左から右へと搬送される。
第1コンベア移動機構20は、リニアレール22,22と、リニアレール22,22をスライド可能な第1リニアスライダ24,24,24,24と、リニアレール22,22と平行に設けられた第1タイミングベルト26と、第1タイミングベルト26を回転駆動させる第1シャトルモータ28とを備えている。リニアレール22,22は、Y軸に沿って延びるレールであり、左右一対となるように設けられている。一対の第1リニアスライダ24,24は、前方の第1支持板14の左右に取り付けられ、もう一対の第1リニアスライダ24,24は、後方の第1支持板14の左右に取り付けられている。各第1リニアスライダ24は、ボールベアリングを内蔵しており、低い摩擦でスムーズにリニアレール22をY軸に沿ってスライドする。第1タイミングベルト26は、図2に示すように、前方の駆動歯車26aと後方の従動歯車26bとの間に無端状となるように架け渡されている。そのため、第1タイミングベルト26は、駆動歯車26aと従動歯車26bとの間で上段部分と下段部分とに分かれている。この第1タイミングベルト26は、駆動歯車26aや従動歯車26bの歯と噛み合うベルト歯を備えている。また、第1タイミングベルト26の下段部分は、前方の第1支持板14と金具14a(図2参照)を介して一体化されると共に、後方の第1支持板14と後述する第1幅替機構30を介して接続されている。第1シャトルモータ28は、モータ軸の回転を駆動歯車26aに伝達し、それによって第1タイミングベルト26を回転駆動させる。第1シャトルモータ28によって駆動歯車26aが図2で時計回りに回転すると、第1タイミングベルト26の下段部分は前方へ移動するため、第1コンベア12はそれに伴って前方へ移動する。一方、第1シャトルモータ28によって駆動歯車26aが図2で反時計回りに回転すると、第1タイミングベルト26の下段部分は後方へ移動するため、第1コンベア12はそれに伴って後方へ移動する。
第1幅替機構30は、図3に示すように、第1幅替モータ32と、二段プーリ34と、2つのテンションプーリ36,36とを備えている。第1幅替モータ32は、後方の第1支持板14に取り付けられている。この第1幅替モータ32は、モータ軸32aがベルト38を介して二段プーリ34の大径プーリ34aに架け渡されている。二段プーリ34と2つのテンションプーリ34,34は、それぞれの回転軸が後方の第1支持板14の図示しないステーに支持されている。2つのテンションプーリ36,36は、二段プーリ34の前方と後方に配置されている。第1タイミングベルト26の下段部分は、前方のテンションプーリ36の上側、二段プーリ34の小径プーリ34bの下側及び後方のテンションプーリ36の上側を通るように架けられている。その結果、第1タイミングベルト26の下段部分は、前方のテンションプーリ36から二段プーリ34を経て後方のテンションプーリ36へ至る箇所では略U字状になっている。小径プーリ34bの外周面には、第1タイミングベルト26のベルト歯と噛み合う凹凸が設けられている。第1幅替モータ32が停止している状態では、小径プーリ34bは第1タイミングベルト26の下段部分と噛み合って停止しているため、後方の第1支持板14はその小径プーリ34bを介して第1タイミングベルト26の下段部分に固定されている。また、前方の第1支持板14は、金具14aを介して第1タイミングベルト26の下段部分に固定されている。そのため、前方及び後方の支持板14,14は、第1タイミングベルト26の下段部分が移動するのに伴って、両第1支持板14,14の間隔を一定に保ったまま同じ方向に移動する。また、第1タイミングベルト26が停止している状態で第1幅替モータ32を回転させると、その動力が二段プーリ34の小径プーリ34bに伝達されるため、小径プーリ34bが第1タイミングベルト26の下段部分を前方又は後方へ移動する。つまり、前方の第1支持板14に対して後方の第1支持板14が接近したり離間したりする。その結果、一対の第1支持板14,14の間隔(一対の第1コンベアベルト16,16の間隔)が変更される。
第2コンベア42は、基本的には、第2搬送経路C2上の第2搬送位置P2にて上流側の装置80から基板S2を受け取りX軸に沿って搬送して下流側の装置90へ渡すものである。この第2コンベア42は、第1コンベア12と同じ構成である。そのため、第1コンベア12と同じ構成要素については、符号を10番台から40番台に変更し、構成要素の名称の先頭に「第1」を付したものは「第2」に読み替えるものとする。
第2コンベア移動機構50は、リニアレール22,22と、リニアレール22,22をスライド可能な第2リニアスライダ54,54,54,54と、リニアレール22,22と平行に設けられた第2タイミングベルト56と、第2タイミングベルト56を回転駆動させる第2シャトルモータ58とを備えている。リニアレール22,22は、第1コンベア移動機構20と共通の部材である。一対の第2リニアスライダ54,54は、前方の第2支持板44の左右に取り付けられ、もう一対の第2リニアスライダ54,54は、後方の第2支持板44の左右に取り付けられている。第2リニアスライダ54の具体的構成は、第1リニアスライダ24と同じである。第2タイミングベルト56は、図2に示すように、前方の駆動歯車56aと後方の従動歯車56bとの間に無端状となるように架け渡されている。第2タイミングベルト56の具体的構成は、第1タイミングベルト26と同じである。また、第2タイミングベルト56の下段部分は、前方の第2支持板44と金具44a(図2参照)を介して一体化されると共に、後方の第2支持板44と第2幅替機構60を介して接続されている。第2シャトルモータ58は、モータ軸の回転を駆動歯車56aに伝達し、それによって第2タイミングベルト56を回転駆動させる。第2シャトルモータ58によって駆動歯車56aが図2で時計回りに回転すると、第2タイミングベルト56の下段部分は前方へ移動するため、第2コンベア42はそれに伴って前方へ移動する。一方、第2シャトルモータ58によって駆動歯車56aが図2で反時計回りに回転すると、第2タイミングベルト56の下段部分は後方へ移動するため、第2コンベア42はそれに伴って後方へ移動する。
第2幅替機構60は、後方の第2支持板44と一体化されている。第2幅替機構60のは、第1幅替機構30と同じ構成であるため、ここではその説明を省略する。第2振替機構60の振替モータを第2振替モータ62(図4参照)と称することとする。第2タイミングベルト26が停止している状態で第2幅替モータ32を回転させると、前方の第2支持板44に対して後方の第2支持板44が接近したり離間したりする。その結果、一対の第2支持板44,44の間隔(一対の第2コンベアベルト46,46の間隔)が変更される。
コントローラ70は、図4に示すように、CPU71を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM72、各種データを記憶するHDD73、作業領域として用いられるRAM74、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インターフェース75などを備えており、これらはバス76を介して接続されている。このコントローラ70は、図示しない操作パネルからの信号や上流側の装置80、下流側の装置90からの信号を入力する。また、コントローラ70は、第1及び第2コンベアモータ18,48や第1及び第2シャトルモータ28,58、第1及び第2幅替モータ32,62へ駆動信号を出力する。これらのモータは、1ステップごとに所定角度だけ回転するステッピングモータであり、コントローラ70によって与えられた駆動信号(パルス信号)に応じたステップ数だけ回転する。コントローラ70は、第1及び第2コンベア12,42や第1及び第2コンベア移動機構20,50、第1及び第2幅替機構30,60の動作を制御する。
[基板搬送装置10の動作]
次に、基板搬送装置10の動作について、上流側の装置80が実装検査装置、下流側の装置90がリフロー装置の場合を例に挙げて説明する。
・シングルレーンの基板搬送処理
まず、第1搬送経路C1のみを用いたシングルレーンの基板搬送処理について、図5のフローチャートにしたがって説明する。基板搬送処理プログラムは、コントローラ70のROM72に記憶されている。コントローラ70のCPU71は、オペレータによって図示しない操作パネルからシングルレーンの基板搬送処理開始が指示されると、このプログラムを読み出して処理を開始する。以下には、図6及び図7のシングルレーンの基板搬送処理の説明図を適時使用して説明する。
CPU71は、まず、初期設定を行う(ステップS100)。初期設定では、第1コンベア12を第1搬送経路C1上の第1搬送位置P1に位置決めし、第2コンベア42を第2搬送経路C2上の第2搬送位置P2に位置決めする。なお、このシングルレーンの基板搬送処理では、第2搬送位置P2が第2コンベア42の退避位置となる。
続いて、CPU71は、次の基板S1の検査結果を上流側の装置80から取得する(ステップS102)。次の基板S1とは、次のタイミングで上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1のことである。また、基板S1の検査結果は、基板S1上の部品がすべて適切に実装されている場合にはその基板S1の検査結果は良好基板、基板S1上の部品のいずれかが不適切に実装されている場合にはその基板S1の検査結果は不良基板とされる。
続いて、CPU71は、次の基板S1の検査結果が良好基板か否かを判定し(ステップS104)、良好基板だった場合には、第1コンベア12に第1搬送経路C1の基板搬送を実行させる(ステップS106)。これにより、第1コンベア12は、図6に示すように、第1搬送位置P1においてその基板S1を上流側の装置80から受け取り、X軸に沿って搬送し、下流側の装置90へ渡す。このとき、第2コンベア42は、退避位置である第2搬送位置P2で退避している。CPU71は、その基板S1の搬送終了後、再びステップS102へ戻る。
一方、ステップS104で次の基板S1の検査結果が不良基板だった場合には、CPU71は、第1コンベア12にその不良基板を載置する(ステップS108)。つまり、第1コンベア12は、第1搬送位置P1において不良基板を上流側の装置80から受け取る。このときの様子を図7(a)に示す。続いて、CPU71は、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1取出位置P3へ移動させる(ステップS110)。このときの様子を図7(b)に示す。第1取出位置P3は、第1搬送位置P1からY軸方向(前方)に外れた位置であり、第1搬送位置P1と同一平面上にある。
続いて、CPU71は、第1取出位置P3の不良基板が取り出されたか否かを判定する(ステップS112)。第1取出位置P3の不良基板が取り出されたか否かは、第1取出位置P3に取り付けられた図示しないセンサからコントローラ70へ入力される信号に基づいて判定される。ステップS112で不良基板が取り出されていなかった場合には、CPU71は、第2コンベア移動機構50に第2コンベア42を第1搬送位置P1へ移動させ(ステップS114)、第2コンベア42に第1搬送経路C1の基板搬送を実行させ(ステップS116)、再びステップS112へ戻る。このときの様子を図7(c)に示す。一方、ステップS112で不良基板が取り出されていた場合には、CPU71は、第2コンベア移動機構50に第2コンベア42を第2搬送位置P2へ移動させ(ステップS118)、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1搬送位置P1へ移動させ(ステップS120)、再びステップS102へ戻る。これにより、第1コンベア12は、第1搬送経路C1の基板搬送を実行可能となる。
なお、図5のフローチャートでは、この基板搬送処理を終了するか否かの判断ブロックを省略したが、実際には、CPU71は、第1搬送経路C1で搬送すべきすべての基板S1の搬送が終了した時点でこの基板搬送処理を終了する。
・デュアルレーンの基板搬送処理
次に、第1及び第2搬送経路C1,C2を用いたデュアルレーンの基板搬送処理について、図8のフローチャートにしたがって説明する。この基板搬送処理プログラムも、コントローラ70のROM72に記憶されている。コントローラ70のCPU71は、オペレータによって図示しない操作パネルからデュアルレーンの基板搬送処理開始が指示されると、このプログラムを読み出して処理を開始する。なお、このデュアルレーンの基板搬送処理では、Y軸方向の幅の狭い後方位置P4が第2コンベア42の退避位置となる。以下には、図8〜図10のデュアルレーンの基板搬送処理の説明図を適時使用して説明する。
CPU71は、まず、初期設定を行う(ステップS200)。初期設定では、第1コンベア12を第1搬送経路C1上の第1搬送位置P1に位置決めし、第2コンベア42を第2搬送経路C2上の第2搬送位置P2に位置決めする。
続いて、CPU71は、次の基板S1の検査結果を上流側の装置80から取得する(ステップS202)。次の基板S1とは、次のタイミングで上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1のことである。基板S1の検査結果については、シングルレーンの基板搬送処理で説明したとおりである。続いて、CPU71は、その基板S1の検査結果が良好基板か否かを判定し(ステップS204)、良好基板だった場合には、第1コンベア12に第1搬送経路C1の基板搬送を実行させる(ステップS206)。これにより、第1コンベア12は、図9に示すように、第1搬送位置P1において基板S1を上流側の装置80から受け取り、X軸に沿って搬送させ、下流側の装置90へ渡す。
続いて、CPU71は、次の基板S2の検査結果を上流側の装置80から取得する(ステップS208)。次の基板S2とは、次のタイミングで上流側の装置80から第2搬送位置P2へ送られてくる基板S2のことである。基板S2の検査結果については、基板S1と同様である。続いて、CPU71は、その基板S2の検査結果が良好基板か否かを判定し(ステップS210)、検査結果が良好基板だった場合には、第2コンベア42に第2搬送経路C2の基板搬送を実行させる(ステップS212)。これにより、第2コンベア42は、図9に示すように、第2搬送位置P2において基板S2を上流側の装置80から受け取り、X軸に沿って搬送させ、下流側の装置90へ渡す。CPU71は、基板S2の搬送終了後、再びステップS202へ戻る。
さて、ステップS204で次の基板S1の検査結果が不良基板だった場合には、CPU71は、第1コンベア12にその不良基板を載置する(ステップS214)。つまり、第1コンベア12は、第1搬送位置P1において不良基板を上流側の装置80から受け取る。続いて、CPU71は、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1取出位置P3へ移動させる(ステップS216)。このときの様子を図10(a)に示す。続いて、CPU71は、第1取出位置P3の不良基板が取り出されたか否かを判定する(ステップS218)。ステップS218で不良基板が取り出されていなかった場合には、CPU71は、第2コンベア42に第2搬送経路C2の基板搬送と第1搬送経路C1の基板搬送とを実行させ(ステップS220)、再びステップS218へ戻る。具体的には、ステップS218で否定判定された場合には、CPU71は、第2コンベア42に第2搬送経路C2の基板搬送(図10(b)参照)を実行させ、次に再びステップS218で否定判定された場合には、CPU71は、第2コンベア42に第1搬送経路C1の基板搬送(図10(c)参照)を実行させる。一方、ステップS218で不良基板が取り出されていた場合には、CPU71は、第2コンベア移動機構50に第2コンベア42を第2搬送位置P2へ移動させ(ステップS222)、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1搬送位置P1へ移動させる(ステップS224)。これにより、第1コンベア12は、第1搬送経路C1の基板搬送を実行可能となり、第2コンベア42は、第2搬送経路C2の基板搬送を実行可能となる。続いて、CPU71は、次の基板が基板S1か基板S2かを判定し(ステップS225)、基板S1の場合にはステップS202へ戻り、基板S2の場合にはステップS208へ戻る。
また、ステップS210で基板S2が不良基板だった場合には、CPU71は、第2コンベア移動機構50に第2コンベア42を後方位置P4に移動させ(ステップS226)、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第2搬送位置P2に移動させる(ステップS228)。続いて、CPU71は、第1コンベア12に不良基板である基板S2を載置し(ステップS230)、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1取出位置P3へ移動させる(ステップS232)。このときの様子を図11(a)に示す。後方位置P4は、第2搬送位置P2よりも後方の位置であり、前後方向の幅は他の位置P1〜P3よりも狭くなっている。このため、CPU71は、第2コンベア42を後方位置P4に移動させる際には、第2幅替モータ62を回転させて両第2コンベアベルト46,46の間隔を狭くする。続いて、CPU71は、第1取出位置P3の不良基板が取り出されたか否かを判定する(ステップS234)。ステップS234で不良基板が取り出されていなかった場合には、CPU71は、第2コンベア42に第1搬送経路C1の基板搬送と第2搬送経路C2の基板搬送とを実行させ(ステップS236)、再びステップS234へ戻る。具体的には、ステップS234で否定判定された場合には、CPU71は、第2コンベア42に第1搬送経路C1の基板搬送(図11(b)参照)を実行させ、次に再びステップS234で否定判定された場合には、CPU71は、第2コンベア42に第2搬送経路C2の基板搬送(図11(c)参照)を実行させる。なお、CPU71は、第2コンベア42に基板搬送を実行させる際には、第2幅替モータ62を回転させて両第2コンベアベルト46,46の間隔を元に戻す。一方、ステップS234で不良基板が取り出されていた場合には、CPU71は、第2コンベア移動機構50に第2コンベア42を第2搬送位置P2へ移動させ(ステップS238)、第1コンベア移動機構20に第1コンベア12を第1搬送位置P1へ移動させる(ステップS240)。これにより、第1コンベア12は、第1搬送経路C1の基板搬送を実行可能となり、第2コンベア42は、第2搬送経路C2の基板搬送を実行可能となる。続いて、CPU71は、次の基板が基板S1か基板S2かを判定し(ステップS241)、基板S1の場合にはステップS202へ戻り、基板S2の場合にはステップS208へ戻る。
なお、図8のフローチャートでは、この基板搬送処理を終了するか否かの判断ブロックを省略したが、実際には、CPU71は、第1及び第2搬送経路C1,C2で搬送すべきすべての基板S1,S2の搬送が終了した時点でこの基板搬送処理を終了する
[基板搬送装置10の効果]
以上詳述した基板搬送装置10によれば、以下の効果が得られる。すなわち、シングルレーンの基板搬送処理では、上流側の装置80から基板搬送装置10へ送られてくる基板S1が良好基板である限り、第1コンベア12が第1搬送経路C1の基板搬送を行う。一方、送られてくる基板S1が不良基板だった場合には、第1コンベア12はその不良基板を受け取って第1取出位置P3へ不良基板を運ぶ。そして、第1コンベア12が不良基板を第1取出位置P3で保持している間、第2コンベア42が第1搬送経路C1の基板搬送を行う。そのため、他の良好な基板S1の搬送を継続することができる。また、第1取出位置P3は第1搬送位置P1をY軸に沿って前方にずらした位置であるため、オペレータは容易に不良基板に対する処理(例えば目視確認や修正作業、取出作業など)を行うことができる。
また、デュアルレーンの基板搬送処理では、上流側の装置80から基板搬送装置10へ送られてくる基板S1,S2が良好基板である限り、第1コンベア12が第1搬送経路C1の基板搬送を行い、第2コンベア42が第2搬送経路C2の基板搬送を行う。一方、送られてくる基板S1が不良基板だった場合には、第1コンベア12はその不良基板を受け取って第1取出位置P3へ不良基板を運ぶ。そして、第1コンベア12が不良基板を第1取出位置P3で保持している間、第2コンベア42が第1及び第2搬送経路C1,C2の基板搬送を行う。また、送られてくる基板S2が不良基板だった場合には、第2コンベア42を第2搬送位置P2より後方位置P4へ第2コンベアベルト46,46の間隔を狭めて配置するとともに、第1コンベア12がその不良基板を受け取って第1取出位置P3へ不良基板を運ぶ。そして、第1コンベア12が不良基板を第1取出位置P3で保持している間、第2コンベア42が第1及び第2搬送経路C1,C2の基板搬送を行う。そのため、上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1が不良基板であった場合でも第2搬送位置P2へ送られてくる基板S2が不良基板であった場合でも、他の良好な基板S1,S2の搬送を継続することができる。また、第1取出位置P3は第1搬送位置P1をY軸に沿って前方にずらした位置であるため、オペレータは容易に不良基板に対する処理を行うことができる。
更に、第1コンベア12は両第1コンベアベルト16,16の間隔を変更可能なため、大きさが一定の基板のみならず、種々の大きさの基板を搬送することができる。この点は、第2コンベア42も同様である。
更にまた、デュアルレーンの基板搬送処理において、送られてくる基板S2が不良基板だった場合には、第2コンベア42を後方位置P4へ第2支持板44,44の間隔を狭めて配置する。そのため、第2コンベア42の両第2コンベアベルト46,46の間隔が広すぎて第1コンベア12が第2搬送位置P2へ移動することができないという事態が生じることを防止できる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態の基板搬送装置10では、第1コンベア12の前方に第1取出位置P3を設けたが、図12(a)に示すように、第2コンベア42の後方位置P4を廃止し、その代わりに第2取出位置P5を設けてもよい。第2取出位置P5は、オペレータがアクセス可能な位置であり、前後方向の幅は基板S2と同等の大きさに設定されている。この場合、デュアルレーンの基板搬送処理において、上流側の装置80から送られてくる基板S1,S2が良好基板である限り、第1コンベア12が第1搬送経路C1の基板搬送を実行し、第2コンベア42が第2搬送経路C2の基板搬送を実行する。一方、上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1が不良基板である場合、その不良基板を第1コンベア12が受け取って第1取出位置P3へ運ぶ(図12(a)参照)。そして、その不良基板が取り出されるまで第1コンベア12はその不良基板を保持する。その間、第2コンベア42が第1及び第2搬送経路C1,C2の基板搬送を実行する(図12(b)及び(c)参照)。第1取出位置P3から不良基板が取り出された後は、再び各コンベア12,42が各搬送経路C1,C2の基板搬送を実行する。また、上流側の装置80から第2搬送位置P2へ送られてくる基板S2が不良基板である場合、その不良基板を第2コンベア42が受け取って第2取出位置P5へ運ぶ(図13(a)参照)。そして、その不良基板が取り出されるまで第2コンベア42はその不良基板を保持する。その間、第1コンベア12が第1及び第2搬送経路C1,C2の基板搬送を実行する(図13(b)及び(c)参照)。第2取出位置P5から不良基板が取り出された後は、再び各コンベア12,42が各搬送経路C1,C2の基板搬送を実行する。このようにしても、上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1が不良基板であった場合でも第2搬送位置P2へ送られてくる基板S2が不良基板であった場合でも、他の良好な基板S1,S2の搬送を継続することができる。
上述した実施形態の基板搬送装置10は、シングルレーンの基板搬送とデュアルレーンの基板搬送の両方に対応できるものとしたが、いずれか一方のみに対応できるものとしてもよい。シングルレーンの基板搬送のみに対応できるものとした場合、第2搬送位置P2を省略して退避位置である後方位置P4を残し、第1コンベア12が第1搬送経路C1の基板搬送を行っている間は、第2コンベア42は両第2コンベアベルト46,46の間隔を狭めて後方位置P4で退避するようにしてもよい。こうすれば、第2搬送位置P2を省略するため、その第2搬送位置P2のY軸方向の長さ分だけ装置全体のY軸方向の長さを短くすることができる。
上述した実施形態において、上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1を下流側の装置90の異なる2つの位置、すなわち第1搬送位置P1と平行な位置及び第2搬送位置P2と平行な位置に交互に搬送してもよい。つまり、シングル搬送で流れてきた基板S1をデュアル搬送に分配してもよい(分配機能)。この場合、第2コンベア42を後方位置P4へ退避させた状態で、第1コンベア12がこの搬送を実行してもよいし、あるいは、第1コンベア12を第1取出位置P3へ退避させた状態で、第2コンベア42がこの搬送を実行してもよい。
上述した実施形態において、上流側の装置80から第1搬送位置P1へ送られてくる基板S1も第2搬送位置P2へ送られてくる基板S2も、下流側の装置90の一つの位置、例えば第1搬送位置P1と平行な位置に搬送してもよい。つまり、デュアル搬送で流れてきた基板S1,S2をシングル搬送に集約してもよい(集約機能)。この場合、第2コンベア42を後方位置P4へ退避させた状態で、第1コンベア12がこの搬送を実行してもよいし、あるいは、第1コンベア12を第1取出位置P3へ退避させた状態で、第2コンベア42がこの搬送を実行してもよい。
上述した実施形態では、第1及び第2搬送経路C1,C2は上流側の装置80から下流側の装置90へX軸に沿う直線的な経路としたが、例えば、第1搬送経路C1を、上流側の装置80から基板S1を受け取る位置と下流側の装置90へ基板S1を渡す位置とがY軸方向にずれた経路であってもよい。こうした第1搬送経路C1の基板搬送を第1コンベア12で実行してもよいし、第2コンベア42で実行してもよい。第2搬送経路C2についても同様である。
上述した実施形態では、第1幅替機構30を用いて第1コンベア12の両第1コンベアベルト16,16の間隔を調節することができ、第2幅替機構60を用いて第2コンベア42の両第2コンベアベルト46,46の間隔を調節することができる。そのため、シングルレーン及びデュアルレーンの基板搬送において、基板S1,S2のサイズは同じであっても異なっていても対応することができる。すなわち、第1コンベア12が第1取出位置P3で不良基板を保持している間、第2コンベア42が第1及び第2搬送経路C1,C2の基板搬送を実行するが、基板S1と基板S2のサイズが異なっている場合には、各搬送位置P1,P2で両第2コンベアベルト46,46の間隔を変更すればよい。
上述した実施形態では、第1取出位置P3を第1搬送位置P1からY軸方向に外れた位置であって第1搬送位置P1と同一平面上としたが、この位置P3から第1コンベア12を上昇させた位置を第1取出位置としてもよい。つまり、第1取出位置を、第1搬送位置P1からY軸方向に外れた位置であって第1搬送位置P1よりも上方の位置としてもよい。このようにしても上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態の基板搬送装置10は、上流側の装置80及び下流側の装置90の一方又は両方と一体化されていてもよいし、部品実装装置と一体化されていてもよい。基板搬送装置10を部品実装装置と一体化する場合には、例えば、図1の基板搬送装置10の後方部分に部品供給ユニットを装着し、XY方向に移動可能なヘッドを基板搬送装置10の上方に配備し、Z方向に移動可能なノズルをヘッドに装着する。そして、部品供給ユニットから供給される部品をノズルが吸着して上流側から送られてきた基板上の所定位置に実装していくように制御し、実装終了後に検査を行い、良好基板だった場合には下流側へ送り出し、不良基板だった場合には第1取出位置P3へ運び出す。このようにしても上述した実施形態と同様の効果が得られる。
10 基板搬送装置、12 第1コンベア、14 第1支持板、14a 金具、16 第1コンベアベルト、16a 駆動輪、16b 従動輪、18 第1コンベアモータ、20 第1コンベア移動機構、22 リニアレール、24 第1リニアスライダ、26 第1タイミングベルト、26a 駆動歯車、26b 従動歯車、28 第1シャトルモータ、30 第1幅替機構、32 第1幅替モータ、32a モータ軸、34 二段プーリ、34a 大径プーリ、34b 小径プーリ、36 テンションプーリ、38 ベルト、42 第2コンベア、44 第2支持板、44a 金具、46 第2コンベアベルト、46a 駆動輪、46b 従動輪、48 第2コンベアモータ、50 第2コンベア移動機構、54 第2リニアスライダ、56 第2タイミングベルト、56a 駆動歯車、56b 従動歯車、58 第2シャトルモータ、60 第2幅替機構、62 第2幅替モータ、70 コントローラ、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インターフェース、76 バス、80 上流側の装置、90 下流側の装置、C1 第1搬送経路、C2 第2搬送経路、P1 第1搬送位置、P2 第2搬送位置、P3 第1取出位置、P4 後方位置、P5 第2取出位置。

Claims (2)

  1. 第1搬送経路上の第1搬送位置にて上流側の装置から基板を受け取り所定のX軸に沿って搬送して下流側の装置へ渡す第1コンベアと、
    前記X軸と直交するY軸に沿って前記第1コンベアと並ぶように設けられ、第2搬送経路上の第2搬送位置にて前記上流側の装置から基板を受け取り前記X軸に沿って搬送して前記下流側の装置へ渡す第2コンベアと、
    前記第1コンベアがアクセス可能で前記第1搬送位置から前記Y軸方向に外れた位置に設けられた第1取出位置と、
    前記第1コンベアを前記Y軸に沿って移動可能な第1コンベア移動手段と、
    前記第2コンベアを前記Y軸に沿って移動可能な第2コンベア移動手段と、
    前記第1コンベア、前記第2コンベア、前記第1コンベア移動手段及び前記第2コンベア移動手段の動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1及び第2コンベアは、それぞれ、前記X軸方向に延びる一対の無端状ベルトに前記基板を載せて搬送する装置であって前記一対の無端状ベルトの間隔を変更可能なものであり、
    前記制御手段は、前記基板の大きさに応じて前記第1及び第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔を変更すると共に、
    (a)前記上流側の装置から前記第1搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第1コンベアに前記第1搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記第1取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第1コンベアが前記不良基板を前記第1取出位置で保持している間、前記第2コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送と前記第2搬送経路の基板搬送を行わせ
    (b)前記上流側の装置から前記第2搬送位置へ送られる基板が不良基板だった場合には、前記第2コンベアを前記第1取出位置とは反対側であって前記第1搬送位置、前記第2搬送位置及び前記第1取出位置よりも前記Y軸方向の幅が狭い退避位置へ退避させ、前記第2コンベアを前記退避位置へ退避するにあたり、前記第2コンベアが前記退避位置に収まるように前記第2コンベアが有する前記一対の無端状ベルトの間隔を狭くし、前記第1コンベアに前記第2搬送位置にて前記不良基板を受け取らせたあと前記第1取出位置へ前記不良基板を運ばせると共に、前記第1コンベアが前記不良基板を前記第1取出位置で保持している間、前記第2コンベアに前記第1搬送経路の基板搬送と前記第2搬送経路の基板搬送を行わせる、
    基板搬送装置。
  2. 前記上流側の装置の複数の箇所から前記基板を受け取り前記下流側の装置の1カ所に渡す集約機能、及び/又は、前記上流側の装置の所定の1カ所から前記基板を受け取り前記下流側の装置の複数箇所へ渡す分配機能を有する、
    請求項1に記載の基板搬送装置。
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