JP6335616B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその動作方法に関する。本発明は、特に、メモリおよびプロセッサを備えた半導体装置に関する。
なお、本明細書において、半導体装置とは半導体素子(トランジスタ、ダイオード等)を含む回路、および同回路を有する装置をいう。また、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般をいう。例えば、集積回路、集積回路を備えたチップ、表示装置、発光装置、照明装置および電子機器等は全て半導体装置である。
CPUの性能向上と相まって、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等の電子機器の多機能化、高性能化が進み、CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)のメインメモリの大容量化が進んでいる。大容量のメインメモリとしては、性能とコストの点から、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)が用いられている。
DRAMは揮発性メモリであるため、データ保持には電力の供給が必要であり、さらに、メモリセルに電荷を補充するためのリフレッシュ動作が定期的に必要になる。そのため、メインメモリの大容量化に伴い、消費電力の増加が問題となる。そこで、DRAMの省電力化の技術として、揮発性メモリと不揮発性メモリとを組み合わせることが提案されている(特許文献1、2参照)。
不揮発性メモリの代表例は、フラッシュメモリであるが、その他、不揮発性メモリとしては、磁気抵抗メモリ、強誘電体メモリ、相変化メモリ等が知られている。また、DRAMと同じメモリセル構造であり、メモリセルのトランジスタが酸化物半導体層を用いたトランジスタであるメモリは、不揮発性メモリとして機能することが知られている(特許文献3参照)。
特開2012−038233号公報 特開2008−287492号公報 特開2011−151354号公報
本発明の一形態の課題の1つは、CPUに代表されるプロセッサが動作状態(ワーキング・ステート)であっても、メインメモリとして使用される揮発性メモリの消費電力を抑えることが可能な半導体装置を提供することである。また、動作状態にあるプロセッサの処理速度を低下させずに、消費電力を低減することが可能な半導体装置を提供することである。
なお、複数の課題の記載は、互いの課題の存在を妨げるものではない。また、本発明の一形態は、これらの課題の全て解決する必要はない。また、列記した以外の課題が、明細書、図面、請求項等の記載から、自ずと明らかとなるものであり、これらの課題も、本発明の一形態の課題となり得る。
本発明の一形態は、命令を実行するプロセッサと、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを有するメインメモリとを有し、メインメモリは、動作モードとして、プロセッサのアクセス要求が揮発性メモリに対して行われる第1の動作モードと、不揮発性メモリに対して行われる第2の動作モードを有し、プロセッサのメインメモリへのアクセス要求、および揮発性メモリの使用領域の容量を監視し、監視結果に基づきメインメモリの動作モードが変更され、第2の動作モードの実行中は、第1の動作モードよりも低い電源電圧を揮発性メモリに供給することで揮発性メモリに格納されたデータを保持する半導体装置である。
本発明の一形態により、CPUに代表されるプロセッサが動作状態(ワーキング・ステート)であっても、メインメモリとして使用される揮発性メモリの消費電力を抑えることができる。
処理装置の構成の一例を示すブロック図。 処理装置の動作方法の一例を示すフローチャート。 処理装置の動作方法の一例を示すフローチャート。 処理装置の動作方法の一例を示すフローチャート。 OSメモリ(DOSRAM)の構成の一例を示す図。A:メモリセルアレイのブロック図。B:メモリセルの回路図。 OSメモリ(NOSRAM)の構成の一例を示す図。A:メモリセルアレイのブロック図。B、C:メモリセルの回路図。 OSメモリのダイの構成の一例を示す断面図。 処理装置として機能するICチップの構成の一例を示す図。 A−F:電子機器の一例を説明するための外観図。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
また、発明の実施の形態の説明に用いられる図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1−図6を参照して、本実施の形態の半導体装置を説明する。本実施の形態では、半導体装置として、プロセッサおよびメモリを備えた処理装置について説明する。
<処理装置10の構成例>
図1は、処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。処理装置10は、演算処理を行うプロセッサ20、メインメモリ21、クロック信号管理ユニット(CLKMU)22、および電源管理ユニット(PMU)23を有する。
プロセッサ20は、命令を実行する演算機能、処理装置10を構成する装置の動作を制御する制御機能を備える。プロセッサ20の代表例は、CPU(Central Processing Unit)である。他、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路もプロセッサ20に適用することができる。
CLKMU22は、処理装置10で使用されるクロック信号の供給を管理する装置であり、プロセッサ20、およびメインメモリ21の動作に適切な周波数のクロック信号を生成する機能を備える。
PMU23は、プロセッサ20、メインメモリ21およびCLKMU22への電源電圧の供給を管理する装置である。例えば、PMU23では、プロセッサ20からの制御信号、および処理装置10外部からの制御信号により、プロセッサ20、メインメモリ21およびCLKMU22への電源電圧の供給の開始および停止ならびに供給する電源電圧等が決定される。
メインメモリ21は、プロセッサ20が実行する命令、命令の実行に必要なデータ、およびプロセッサ20の処理によるデータ等を記憶する記憶装置である。メインメモリ21は、揮発性メモリ(RAM)31および不揮発性メモリ(NVM)32を有する。
プロセッサ20は、キャッシュメモリを内蔵する。なお、キャッシュメモリは、プロセッサ20とは別の回路として設けることも可能であるが、プロセッサ20に内蔵するのが好ましい。
揮発性メモリ31としてはランダムアクセスメモリが好ましく、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)等が使用できる。DRAMは、SRAMよりも低コストで揮発性メモリ31の大容量化が可能である。また、揮発性メモリ31は不揮発性メモリ32よりも応答速度の速いメモリであることが好ましく、この点でもDRAMが好ましい。
電源電圧が供給されていない状態でのデータ保持期間が揮発性メモリ31よりも長いメモリが、不揮発性メモリ32として用いられる。また、不揮発性メモリ32もランダムアクセスメモリであることが好ましい。不揮発性メモリ32として、フラッシュメモリ、抵抗変化メモリ(ReRAMとも呼ぶ。)、相変化メモリ(PRAMとも呼ぶ。)、および磁気抵抗メモリ(MRAMとも呼ぶ。)、強誘電体メモリ(FeRAMとも呼ぶ。)等が適用できる。また、不揮発性メモリ32として、実施の形態2で説明するOS(酸化物半導体)メモリも適用できる。なお、OSメモリとは、チャネルが酸化物半導体層で形成されるトランジスタをメモリセルに有するメモリである。
なお、以下、揮発性メモリ31をRAM31と呼び、不揮発性メモリ32をNVM32と呼ぶ場合がある。
また、処理装置10には、外部記憶装置、および他の処理装置等が接続される。処理装置10に接続される外部記憶装置としては、メインメモリ21よりも大容量な記憶装置が適している。例えば、ハードディスクやフラッシュメモリを用いた外部記憶装置が、適している。プロセッサ20は、メインメモリ21の空き容量が不足した場合、外部記憶装置にデータを退避するスワップアウトを行う。
メインメモリ21は、データの保持方式が異なる複数のメモリユニットを備えることにより、複数の動作モードを有する。メインメモリ21の動作モードは、電源電圧の供給の状態、およびメインメモリとして動作しているメモリにより分類することができる。メインメモリ21の動作モードは、揮発性メモリ(RAM)31、および不揮発性メモリ(NVM)32のそれぞれの動作モードに対応する。
RAM31への電源供給が行われ、RAM31がメインメモリとして動作し得る状態を、”通常モード”と呼ぶ。また、”通常モード”よりも低い電源電圧でRAM31が動作しているモードを”省電力モード”と呼び、RAM31に電源電圧が供給されていない状態を”停止モード”と呼ぶ。
メインメモリ21の動作モードの変更は、プロセッサ20からの制御信号により実行される。プロセッサ20は、プロセッサ20のメインメモリ21へのアクセス要求を監視する機能を有し、アクセス要求の種類(読込み、書き込み)、アクセス回数、アクセス頻度、データ転送速度、書き込みまたは読み出しデータのサイズ等のデータを得る。また、プロセッサ20は、メインメモリ21(揮発性メモリ31、不揮発性メモリ32)の空き領域(または使用領域)の容量を監視する機能を有する。また、プロセッサ20は、アクセス要求の監視結果により得られたデータ、および、メインメモリ21の空き容量等のデータに基づいて、メインメモリ21の動作モードを決定する機能を有する。
プロセッサ20は、メインメモリ21に対するアクセス要求を監視することで取得されたデータに基づいて、メインメモリ21の動作モードを変更する。取得されるデータとして、例えば、アクセス頻度がある。アクセス頻度が高いときは、応答速度の速い揮発性メモリ31をメインメモリとして動作させる動作モードが選択され、メインメモリ21へのアクセス頻度が低くなると、不揮発性メモリ32をメインメモリとして動作させる動作モードが選択される。
以下に、図2−図4のフローチャートを用いて、処理装置10の3つの動作例を説明する。これらの動作例では、プロセッサ20のメインメモリ21へのアクセス頻度に応じて、メインメモリとして動作させるメモリとして、RAM31またはNVM32が選択される。以下に説明するように、このような制御によって、プロセッサ20の処理速度を低下させることなく、RAM31、NVM32のうち適切なメモリをメインメモリとして動作させることができる。
<処理装置の動作例1>
図2には、プロセッサ20が演算処理を実行している等、プロセッサ20の状態が通常の動作状態(ワーキング・ステート)である場合の処理装置10の動作例を示している。図2には、具体的には、プロセッサ20によるメインメモリ21の制御方法を示している。
動作例1では、プロセッサ20のメインメモリ21へのアクセス頻度に応じて、メインメモリとして動作させるメモリとして、RAM31またはNVM32が選択される。また、RAM31が通常モードのとき(メインメモリとして動作しているとき)、NVM32を、RAM31のバックアップ用のメモリとして動作させる。RAM31の空き容量が少なくなると、RAM31に記憶されているデータの一部がNVM32に退避される。
(RAM:通常モード)
まず、プロセッサ20は、RAM31を通常モードで動作させる(ステップS11)。プロセッサ20は、メインメモリとしてRAM31にアクセスして、命令および命令の実行に必要なデータを読み出す。また、必要に応じて、プロセッサ20は命令の実行結果をRAM31に書き込む。
RAM31が通常モードで動作している間、プロセッサ20は、RAM31へのアクセス要求を監視して、そのアクセス頻度を測定し(ステップS12)、RAM31へのアクセス頻度が高いかどうかを判断する(ステップS13)。プロセッサ20は、RAM31へのアクセス頻度が高ければ、メインメモリ21の動作モードの変更は行わず、低ければ、メインメモリ21の動作モードを変更し、NVM32をメインメモリとして動作させる制御を行う。
ステップS13では、例えば、アクセス頻度が設定値R01以上(または超える)であるかどうかを判断する。アクセス頻度が設定値R01以上(またはR01を超える)であれば、メインメモリ21の動作モードを変更せず、プロセッサ20は、メインメモリとしてRAM31にアクセスする。
アクセス頻度とは、例えば、単位時間当たりのアクセス回数、およびプロセッサ20がアクセス要求をしてから次のアクセス要求までの時間間隔等が該当する。アクセス頻度として単位時間当たりのアクセス回数を監視する場合は、設定値R01はアクセス回数となる。例えば、プロセッサ20は、一定期間ごとにアクセス回数をカウントし、カウント期間中にその回数が設定した回数以上となる(または超える)と、アクセス頻度が高いと判断する。アクセス頻度として、アクセス要求してから次のアクセス要求までの経過時間を監視する場合は、設定値R01は時間になる。プロセッサ20では、アクセス要求を実行してから設定した時間の経過前(または経過時点を含む)に、次のアクセス要求があれば、アクセス頻度が高いと判断する。
RAM31へのアクセス頻度を計測するために、プロセッサ20では、RAM31への読み出し要求および書き込み要求の双方を監視してもよいし、一方のみを監視してもよい。また、設定値R01は、一定値ではなく、例えば、プロセッサ20やRAM31等の動作環境(例えば、温度)等によって変動させてもよい。
RAM31がDRAMの場合、例えば、アクセス頻度をアクセス要求の時間間隔とし、設定値R01としてDRAMの仕様として定められているリフレッシュの間隔を用いることができる。この場合、DRAMのアクセス要求の間隔が、リフレッシュの間隔よりも短い場合、DRAMを通常モードで動作させ、他方、アクセス要求の間隔が長くなると、DRAMを省電力モードに移行させる。このような制御を行うことで、DRAMがメインメモリとして動作している間は、リフレッシュ間隔よりも短い間隔で読み出しおよび書き込み要求がされているので、リフレッシュ回数を仕様で要求されている回数よりも少なくすることが可能になる。よって、DRAMの消費電力が低減され、結果として処理装置10全体の省電力化となる。
NVM32は、処理速度がRAM31よりも遅いが、データの保持に電圧を必要としないという利点がある。NVM32を効果的に機能させるため、ここでは、RAM31を通常モードで動作させている間、RAM31の空き容量の不足を補うため、NVM32をRAM31のスワップ領域として使用する。ステップS14、S15はそのためのプロセッサ20の処理を示す。ステップS14およびS15を行うことで、RAM31の容量不足によるプロセッサ20の処理の中断を回避することができる。
空き容量が設定値B01を超える(または以上)であれば、ステップS12に戻る。空き容量が設定値B01以下(または未満)であれば、プロセッサ20は、RAM31の一部のデータをNVM32に退避する制御を行う(ステップS15)。例えば、ステップS14において、RAM31の空き容量が、その容量の10%以下であれば、ステップS15を実行する。ステップS14とステップS15を繰り返して、RAM31の空き容量を設定値B01よりも大きくする(または設定値B01以上にする)。
なお、設定値B01は、一定値ではなく、プロセッサ20やRAM31の動作環境(例えば、温度)等によって変動してもよい。
ステップS15において、RAM31からNVM32に退避するデータの選択基準は、例えばアクセス履歴や、アクセス回数等を用いればよい。アクセス履歴が古いデータから順に、NVM32に書き込む。また、アクセス回数が所定の回数以下のデータをNVM32に書き込む。
(NVM:通常モード)
ステップS13において、プロセッサ20が、RAM31へのアクセス頻度が設定値R01未満(または以下)であると判定すると、メインメモリをRAM31からNVM32に変更する処理を実行する。
ステップS16では、NVM32を通常モードで動作させるための準備として、プロセッサ20は、メインメモリ21を制御して、RAM31に保持されているデータの一部をNVM32に書き込む。ステップS16では、プロセッサ20が実行中の命令、およびその命令の実行に必要なデータ等をNVM32に書き込む。さらに、アクセス頻度が高いデータ、およびアクセス履歴が新しいデータ等をNVM32に書き込んでもよい。
ステップS16の実行後、プロセッサ20は、通常モードでNVM32を動作させ(ステップS17)、RAM31を省電力モードにする(ステップS18)。
ステップS18では、プロセッサ20は、クロック信号管理ユニット22を制御し、RAM31の通常モードよりも低い周波数のクロック信号をRAM31に出力させる。また、プロセッサ20は、電源管理ユニット23を制御し、通常モードよりも低い電源電圧をRAM31に供給させる。省電力モードでは、揮発性メモリであるRAM31ではデータ保持に必要な動作のみが行われ、それに必要なクロック信号および電源電圧がRAM31に入力される。例えば、RAM31がDRAMであれば、ステップS18では、DRAMのリフレッシュが定期的に実行される。
RAM31が省電力モードの間、プロセッサ20はNVM32へのアクセス要求を監視する(ステップS19)。そして、プロセッサ20は、ステップS19での監視結果に基づいて、RAM31を通常モードに復帰させるか否かを判断する(ステップS20、S21)。
ステップS20では、プロセッサ20は、読み出し要求のあったデータがNVM32に書き込まれているかを判断し、対象データがNVM32に書き込まれていないと判断すると、RAM31を通常モードに復帰させ(ステップS22)、書き込まれていると判断すると、ステップS21を実行する。
ステップS21では、プロセッサ20は、書き込み要求の監視結果からRAM31を通常モードに復帰させるかを判断する。ここでは、書き込み要求のあったデータのサイズを取得し、そのサイズが設定値B02を超える(もしくは以上)場合、RAM31を通常モードに復帰させ(ステップS22)、設定値B02以下(もしくは未満)の場合、ステップS19に戻り、NVM32を通常モードで動作させる。
設定値B02は、例えば、NVM32の書き込み処理でのデータ転送速度の仕様値から決定することができる。一般に、不揮発性メモリは揮発性メモリよりも書き込み時のデータ転送速度が遅い。そのため、大容量のデータをNVM32に書き込ませると、プロセッサ20のスループットが低下してしまう。そこで、ステップS21を実行することで、大容量のデータのメインメモリ21への書き込みは、RAM31が通常モードであるときに実行されるようになるため、プロセッサ20のスループットの低下を回避することができる。
RAM31を通常モードに復帰させるか否かを判断するデータは、書き込みデータのサイズに限定するものではない。例えば、ステップS19で、NVM32の書き込みおよび/または読み出し処理のデータ転送速度を計測し、その計測値が、或る値を超えたら(または或る値以上となったら)、RAM31を通常モードに復帰させるようにしてもよい。
また、NVM32の空き容量が少なくなり、処理装置10に接続されている外部記憶装置にデータを退避するスワップアウトが或る回数以上発生した場合に、RAM31を通常モードに復帰させるようにするとよい。
ステップS22は、RAM31を通常モードに復帰するための処理である。プロセッサ20は、クロック信号管理ユニット22、電源管理ユニット23を制御し、通常モードのクロック信号、電源電圧をRAM31に入力させる。また、プロセッサ20は、NVM32を通常モードで動作させている間(ステップS19−S21の実行中)に、NVM32に書き込まれたデータをRAM31に書き込む。
そして、プロセッサ20は、RAM31をメインメモリとして使用して、処理を継続する(ステップS11)。
以上のように、動作例1では、プロセッサ20のメインメモリ21へのアクセス頻度が低いときは、RAM31を省電力モードにし、処理速度が遅いが不揮発性のNVM32をメインメモリとして動作させることができるため、プロセッサ20のスループットの低下を抑えて、メインメモリ21での電力消費を削減することが可能である。
<処理装置の動作例2>
NVM32の容量をRAM31の容量以上とすることで、NVM32を通常モードで動作させている間、RAM31への電力供給を停止する停止モードにすることもできる。以下、図3および図4のフローチャートを用いて、このように、メインメモリ21を動作させるための処理装置10の動作例を説明する。
図3および図4のフローも、図2同様、プロセッサ20の状態が通常の動作状態(ワーキング・ステート)であるときのプロセッサ20の処理を示す。
(RAM:通常モード)
図3の処理(ステップS31−S35)は、RAM31を通常モードで動作させるためのプロセッサ20の処理であり、動作例1のステップS11−S15と同様の処理である。なお、NVM32の使用領域に余裕があるので、ステップS34での設定値B01を、動作例1のS14の設定値B01よりも大きくすることができる、例えば、設定値B01をRAM31の容量の30%とする。ステップS34で、RAM31の空き容量が容量の30%未満(または以下)であれば、ステップS35を実行する。
ステップS33で、プロセッサ20のRAM31へのアクセス頻度が設定値R01未満(または以下)であると判断すると、ステップS36以降を実行し、NVM32を通常モードとする。動作例2では、NVM32が通常モードである期間、RAM31は停止モードまたは休止モードとされる。ステップS36は、RAM31のモードを選択するための判断処理である。
ステップS36では、RAM31の使用領域の容量が判断に使用される。RAM31の使用領域の容量がNVM32の空き容量以下(好ましくは、図3に示すように、未満)であれば、ステップS37−S39を実行し、RAM31を停止モードとする。また、そうでない場合は、ステップS43−S45(図4)を実行し、RAM31を省電力モードにする。
(RAM:停止モード)
RAM31を停止モードにするため、プロセッサ20はメインメモリ21を制御し、RAM31に記憶されている全てのデータをNVM32に書き込み(ステップS37)。そして、プロセッサ20は、NVM32を通常モードで動作させ(ステップS38)、RAM31を停止モードにする(ステップS39)。ステップS39では、プロセッサ20は、クロック信号管理ユニット22および電源管理ユニット23を制御し、RAM31へのクロック信号の入力および電源電圧の供給を停止する。
動作例1と同様に、RAM31が省電力モードの間、プロセッサ20はNVM32へのアクセス要求を監視し(ステップS40)、ステップS40の監視結果に基づいて、RAM31を通常モードに復帰させるか否かを判断する(ステップS41)。
ステップS40は、動作例1のステップS19と同様の処理である。ここでは、ステップS41の判断に使用されるデータとして、NVM32のデータ転送速度が計測される。データ転送速度は、書き込み処理、読み出し処理の一方、または双方を計測してもよい。ここでは、書き込み処理でのデータ転送速度を測定することにする。
ステップS41において、書き込み処理でのデータ転送速度が設定値SP01以下(又は設定値SP01未満)であれば、ステップS40に戻り、通常モードでの動作を継続する。転送速度が設定値SP01を超えている(または設定値SP01以上である)場合は、RAM31を通常モードに復帰させる(ステップS42)。
なお、設定値SP01は、プロセッサ20やNVM32等の動作環境(例えば、温度)等により、変動させてもよい。
(RAM:省電力モード)
また、ステップS36で、NVM32の空き容量が不足していると判断がされた場合、ステップS43−S48(図4)が実行される。
ステップS43−S46は、動作例1のステップS16−S19と同様に実行される。そして、ステップS47−S48では、ステップS46での監視結果に基づいて、RAM31を通常モードに復帰させるか否かの判断処理が行われる。
ステップS47は、動作例1のステップS20と同様の処理である。プロセッサ20は、読み出し要求のあったデータがNVM32に書き込まれているかを判断し、対象データがNVM32に書き込まれていないと判断すると、RAM31を通常モードに復帰させ(ステップS42)、書き込まれていると判断すると、別の判断処理が行われる(ステップS48)。
ステップS48は、動作例1のステップS21と同様の処理であり、書き込み要求のあったデータのサイズが設定値B02以下(もしくは未満)の場合、ステップS46に戻り、NVM32の通常モードでの動作が継続される。データのサイズが設定値B02を超える(もしくは設定値B02以上)場合、RAM31を通常モードに復帰させる(ステップS42)。
なお、ステップS48の後に、ステップS41のような別の判断処理を追加することもできる。
また、動作例2でも、NVM32が通常モードで動作している間、NVM32の空き容量が少なくなり、処理装置10と接続される外部記憶装置にデータを退避するスワップアウトが或る回数以上発生した場合に、RAM31を通常モードに復帰させるようにするとよい。
<処理装置の動作例3>
動作例2では、ステップS36で、NVM32の空き容量が不足していると判断した場合、NVM32が通常モードで動作している間、RAM31を省電力モードとする。他方、動作例3では、RAM31を停止モードにして、処理装置10の消費電力を更に削減する。
それには、ステップS43で、NVM32に退避できなかったデータを、処理装置10と接続される外部記憶装置に退避させる。退避処理の完了後、ステップS40を実行してもよいし、ステップS47を実行してもよい。
以上のように、動作例2、3により、プロセッサ20のメインメモリ21へのアクセス頻度が低いときは、RAM31を省電力モードまたは停止モードにして、処理速度が遅いが不揮発性のNVM32をメインメモリとして動作させることができる。これにより、プロセッサ20のスループットの低下を抑えて、メインメモリ21での電力消費を削減することが可能になる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、不揮発性メモリ32(NVM32)の構成例を説明する。
実施の形態1で述べたように、NVM32には、フラッシュメモリ、抵抗変化メモリ(ReRAM)、相変化メモリ(PRAM)、磁気抵抗メモリ(MRAM)、強誘電体メモリ(FeRAM)等を用いることができる。本実施の形態では、NVM32としてトランジスタの製造技術を用いて作製すること可能なOS(酸化物半導体)メモリについて説明する。
ここでは、OSメモリとは、酸化物半導体層を用いたトランジスタ(以下、OSトランジスタと呼ぶ場合がある)がメモリセルに設けられているメモリのことをいう。OSトランジスタは、チャネルが酸化物半導体で構成されるため、リーク電流が非常に少ないという特性を有する。そのため、OSトランジスタが、データ(電圧)を保持するノードからの電荷のリークパスを形成しないため、メモリセルを不揮発性とすることが可能になる。
OSトランジスタのリーク電流をできうる限り少なくするため、チャネルが形成される酸化物半導体層は、アルカリ金属、水素又は水等の不純物を可能な限り低減し、また酸素を供給して酸素欠損を可能な限り低減することが、非常に効果的である。例えば、チャネル形成領域において、二次イオン質量分析法(SIMS)の測定値でドナー不純物といわれる水素の量を1×1019/cm以下、好ましくは1×1018/cm以下に低減することが好ましい。OSトランジスタのオフ状態のリーク電流(オフ電流)は、25℃で、チャネル幅1μmあたりの値が1×10−19A(100zA)以下であることが好ましく、1×10−22A(100yA)以下がより好ましい。電荷のリークパスとなるトランジスタのオフ電流は、低ければ低いほどよいが、OSトランジスタのオフ電流の下限値は、約1×10−30A/μmであると見積もられる。
OSトランジスタの酸化物半導体層は、例えばIn酸化物、Zn酸化物、In−Zn酸化物、又はIn−Ga−Zn酸化物で形成すればよい。
以下、図5−図6を参照して、NVM32に適用可能なOSメモリの3つの構成例を説明する。なお、本明細書において、OSトランジスタはnチャネル型のトランジスタである。
上述したように、酸化物半導体トランジスタはオフ電流が極めて小さいという優れた電気特性を有する。このようなOSトランジスタの電気特性を効果的に利用した2種類のOSメモリについて説明する。ここでは、それぞれのメモリを”DOSRAM”、”NOSRAM”と呼ぶことにする。
“DOSRAM”とは、Dynamic Oxide Semiconductor Random Access Memoryに由来する名称である。また、”NOSRAM”とは、Non−volatile Oxide Semiconductor Random Access Memoryに由来する名称である。
<DOSRAM>
図5AはDOSRAMのメモリセルアレイの構成例を示すブロック図であり、図5Bは、メモリセルの構成例を示す回路図である。
図5Aに示すように、メモリセルアレイ101は、メモリセル110、ビット線(BL)121、ワード線(WL)122、および電源線(CL)123を有する。複数のメモリセル110はアレイ状に配置されている。同じ列のメモリセル110は、対応する列のBL121に接続され、同じ行のメモリセル110は、対応する行のWL122に接続されている。各BL121は、列選択ドライバに接続され、各WL122は、行選択ドライバに接続されている。全てのメモリセル110は、CL123に接続されており、CL123には一定の電圧が供給される。
図5Bに示すように、メモリセル110は、トランジスタM11、およびキャパシタCp11を有する。
トランジスタM11は、ゲートがWL122に接続され、ソースはBL121に接続され、ドレインはキャパシタCp11の一方の端子に接続される。キャパシタCp11は、トランジスタM11のドレインとCL123間に接続されている。このように、メモリセル110は、トランジスタM11がOSトランジスタである他は、一般的なDRAMのメモリセルと同様な構成であり、また、同様に動作する。
トランジスタM11のリーク電流によって、キャパシタCp11に保持された電圧は、時間が経つと徐々に低減していくが、トランジスタM11のオフ電流が極めて小さいため、データ保持期間を極めて長くすることができる。例えば、オフ電流が1×10−21Aから1×10−25AであるトランジスタM11を用いることで、電力を供給せずに数日間から数十年間に渡ってデータを保持することが可能になる。
<NOSRAM>
図6Aは、NOSRAMのメモリセルアレイの構成例を示すブロック図であり、図6B、図6Cはメモリセルの構成例を示す回路図である。
図6Aに示すように、メモリセルアレイ102は、メモリセル130、ビット線(BL)141、書き込み用ワード線(WWL)142、読み出し用ワード線(RWL)143、および電源線(SL)144を有する。複数のメモリセル130はアレイ状に配置されている。同じ列のメモリセル130は、対応する列のBL141に接続され、同じ行のメモリセル130は、対応する行のWWL142およびRWL143に接続されている。全てのメモリセル130は、SL144に接続されている。
BL141およびSL144は、列選択ドライバに接続され、WWL142およびRWL143は行選択ドライバに接続されている。また、BL141の出力は、アナログ−デジタル変換装置等を含む読み出し回路に接続されている。
図6Bの構成例では、メモリセル130は、トランジスタM31、トランジスタM32、およびキャパシタCp31を有する。
キャパシタCp31は、RWL143とトランジスタM32のゲート(ノードFN31)間に接続されている。トランジスタM31は、ゲートがWWL142に接続され、ソースはBL141に接続され、ドレインはノードFN31に接続されている。トランジスタM32は、ソースがSL144に接続され、ドレインがBL141に接続されている。
トランジスタM31は、OSトランジスタである。トランジスタM32は、単結晶シリコンでチャネルが形成されるトランジスタであり、ここでは、pチャネル型トランジスタとしている。トランジスタM32は、読み出し時に、ノードFN31をBL141に接続するスイッチとして機能する。
なお、トランジスタM32のように、シリコンでチャネルが形成されるトランジスタをSiトランジスタと呼ぶことにする。
書き込み時に、トランジスタM31は、ノードFN31をBL141に接続するスイッチとして機能する。メモリセル130にデータを書き込む場合は、WWL142にハイレベルの電圧を供給して、トランジスタM31をオンにする。また、RWL143の電圧はローレベルとされる。ノードFN31の電圧は、BL141の電圧に応じた電圧となる。多値のデータに対応する電圧をビット線BLに入力することで、メモリセル130で多値のデータの保持が可能になる。
トランジスタM31のリーク電流によって、ノードFN31に保持された電圧は、時間が経つと徐々に低減していくが、トランジスタM31のオフ電流が極めて小さいため、データ保持期間を極めて長くすることができる。
読み出し時では、RWL143をローレベルにして、トランジスタM32をオン状態とする。トランジスタM32のソース−ドレイン間には、書き込み時のノードFN31の電圧に応じた大きさの電流が流れる。この電流により、BL141が充電または放電される。BL141の電圧をサンプリングすることで、メモリセル130に保持されているデータを読み出すことができる。
図6Cは、メモリセル130の他の構成例を示す回路図である。図6Cのメモリセル130は、3つのトランジスタM41−M43、およびキャパシタCp41を有する。トランジスタM41は、OSトランジスタである。トランジスタM42、M43はnチャネル型のSiトランジスタである。
以下、読み出し動作および書き込み動作について説明する。メモリセル130にデータを書き込むには、RWL143の電圧をローレベルにし、WWL142の電圧をハイレベルにして、トランジスタM41のみをオン状態にする。ノードFN41には、BL141の電圧に応じた電荷が蓄積される。WWL142の電圧を一定期間ハイレベルに維持した後、ローレベルに戻すことで、書き込み動作が完了する。
メモリセル130からデータを読み出す場合は、BL141の電圧をハイレベルにする(プリチャージ)。そして、WWL142の電圧をローレベルにし、RWL143の電圧をハイレベルにして、トランジスタM42をオンにする。ノードFN41の電圧に応じてトランジスタM43のソース−ドレイン間に電流が流れるため、BL141が放電(又は充電される)。BL141の電圧をサンプリングすることで、メモリセル130に保持されているデータを読み出すことができる。
以下、図7を参照して、OSメモリのダイについて説明する。ここでは、図5A、図5BのDOSRAMを例に、ダイの構造を説明する。
図7は、DOSRAMのダイの積層構造の一例を示す断面図である。なお、図7は、ダイを特定の切断線で切った断面図ではなく、ダイの積層構造を説明するための図面である。また、図7には、DOSRAMを構成する素子として、Siトランジスタ501、Siトランジスタ502、OSトランジスタ503、およびキャパシタ504を示す。
Siトランジスタ501、502は、OSメモリ(DOSRAM)のメモリセルアレイ101以外の回路(行選択ドライバ、列選択ドライバ等)を構成するトランジスタである。ここでは、Siトランジスタ501はpチャネル型トランジスタであり、Siトランジスタ502はnチャネル型トランジスタである。また、OSトランジスタ503、キャパシタ504は、それぞれ、メモリセル110のトランジスタM11、キャパシタCp11に対応する。
図7に示すように、このように、行選択ドライバ、列選択ドライバ等の回路上に、メモリセルアレイ101を積層することで、ダイ500のサイズを縮小することができる。
Siトランジスタ501、502は、単結晶Si層を有するSOI基板から作製されている。図7において、600は、SOI基板の支持基板である単結晶Siウエハであり、601は、埋め込み酸化物層等を含むSOI基板の絶縁層である。なお、Siトランジスタ501、502をバルク状の単結晶Siウエハから作製してもよい。
Siトランジスタ501は、単結晶Si層611、ゲート絶縁層621、およびゲート電極623を有する。単結晶Si層611には、チャネル形成領域612、一対のp型不純物領域613、および一対のp型低濃度不純物領域614が形成されている。また、ゲート電極623にはサイドウォール625が形成されている。
Siトランジスタ502はSiトランジスタ501と同様の構成を有する。Siトランジスタ502は、単結晶Si層615、ゲート絶縁層622、およびゲート電極624を有する。単結晶Si層615には、チャネル形成領域616、一対のn型不純物領域617、および一対のn型低濃度不純物領域618が形成されている。また、ゲート電極624にはサイドウォール626が形成されている。
なお、回路構成によって、ゲート電極623は、配線として設けられていてもよい。この点は、他の電極も同様である。
Siトランジスタ501、502を覆って、絶縁層631が形成され、絶縁層631を覆って絶縁層632が形成されている。絶縁層632上には、電極651−655が形成されている。また、絶縁層631、絶縁層632には、p型不純物領域613、およびn型不純物領域617に達する開口が形成されている。これらの開口に、プラグ641−644が形成されている。プラグ641、642により、Siトランジスタ501に電極651、652が接続され、プラグ643、644により、Siトランジスタ502に電極653、654が接続される。
絶縁層632を覆って、絶縁層633が形成され、絶縁層633上に電極656が形成されている。絶縁層633には、電極655に達する開口が形成されており、この開口には、プラグ645が形成されている。プラグ645により、電極655と電極656が接続されている。
なお、電極656と同じ層に、OSトランジスタ503のバックゲートとして機能する配線を形成してもよい。
絶縁層633を覆って、絶縁層634が形成されている。絶縁層634上に、OSトランジスタ503、およびキャパシタ504が形成されている。
OSトランジスタ503は、酸化物半導体層(OS層)660、配線661、電極662、絶縁層635および配線671を有する。配線661は、BL121を構成し、配線671は、OSトランジスタ503のゲート電極およびWL122を構成する。また、絶縁層635は、ゲート絶縁層を構成する。
キャパシタ504は、電極662、配線672および絶縁層635を有する。配線672は、CL123を構成する。
また、絶縁層634上には、電極663が形成されている。絶縁層634には、電極656に達する開口が形成されており、この開口において、電極663は電極656に接続されている。この開口の形成は、配線・電極(661−663)を構成する導電膜を形成する前に、行えばよい。
OSトランジスタ503およびキャパシタ504を覆って、絶縁層636が形成され、絶縁層636を覆って絶縁層637が形成されている。絶縁層637上に電極657が形成されている。絶縁層635−637には、電極663に達する開口が形成され、この開口にプラグ646が形成されている。プラグ646により電極663と電極657が接続されている。電極657は、ダイ500(OSメモリ)の取り出し端子を構成する。
絶縁層631−637は、単層の絶縁膜で、または2層以上の絶縁膜で形成することができる。これら絶縁層631−637を構成する絶縁膜としては、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化ガリウム、酸化ゲルマニウム、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ランタン、酸化ネオジム、酸化ハフニウムおよび酸化タンタル等でなる膜があげられる。また、これらの絶縁膜は、スパッタリング法、CVD法、MBE法、ALD法またはPLD法を用いて形成することができる。また、絶縁層631−637を構成する膜として、ポリイミドやアクリル等の樹脂膜を形成することもできる。
なお、本明細書において、酸化窒化物とは、窒素よりも酸素の含有量が多い化合物をいい、窒化酸化物とは、酸素よりも窒素の含有量が多い化合物をいう。
ゲート電極(623、624)、プラグ(641−646)、電極(651−657)、配線・電極(661−663)、および配線(671、672)は、単層の導電膜で、または2層以上の導電膜で形成することができる。このような導電膜としては、アルミニウム、クロム、銅、銀、金、白金、タンタル、ニッケル、チタン、モリブデン、タングステン、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、マンガン、マグネシウム、ジルコニウム、ベリリウム等の金属膜を用いることができる。また、これら金属を成分とする合金膜および化合物膜、リン等の不純物元素を含有させた多結晶シリコン膜等を用いることができる。
OSトランジスタ503のOS層660は単層の酸化物膜で形成してもよいし、2以上の多層の酸化物半導体膜で形成してもよい。酸化物半導体膜は、少なくとも少なくともIn、Ga、SnおよびZnのうちの1種以上の元素を含有する酸化物半導体で形成されることが好ましい。このような酸化物としては、In−Sn−Ga−Zn酸化物や、In−Ga−Zn酸化物、In−Sn−Zn酸化物、In−Al−Zn酸化物、Sn−Ga−Zn酸化物、Al−Ga−Zn酸化物、Sn−Al−Zn酸化物、In−Zn酸化物、Sn−Zn酸化物、Al−Zn酸化物半導体、Zn−Mg酸化物半導体、Sn−Mg酸化物、In−Mg酸化物や、In−Ga酸化物、In酸化物、Sn酸化物、Zn酸化物等を用いることができる。また、これら酸化物にInとGaとSnとZn以外の元素、例えばSiOを含む酸化物半導体を用いることができる。
なお、例えば、In−Ga−Zn−酸化物とは、In、Ga、およびZnを含む酸化物、という意味であり、In、Ga、ZnおよびOの原子数の比は問わない。
また、OS層660を構成する酸化物半導体膜の結晶構造として、単結晶、微結晶、多結晶、および非晶質が代表的である。OS層660は、チャネルとして機能する領域が、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜で構成されていることが好ましい。
以下では、酸化物半導体膜の結晶構造について説明する。酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS膜などをいう。また、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CAAC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
なお、以下の結晶構造の説明において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶構造の酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う。
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TEM観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有していることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属されることから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概略垂直な方向を向いていることが確認できる。
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−plane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)として試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを56°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理等の結晶化処理を行った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形状をエッチング等によって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAAC−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れる場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍にピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたOSトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該OSトランジスタは、信頼性が高い。
<ICチップの構成例>
次に、処理装置10として機能するICチップの一例を示す。処理装置10は、複数のダイをパッケージ用の基板上に実装することで、1つのICチップとすることができる。複数のダイを積層することで、処理装置10を3次元集積回路(3D IC)とすることができる。図8に、その構成の一例を示す。
IC800において、パッケージ基板801上に複数種類のダイ(810、811、812)が積層されている。パッケージ基板801には、IC800をプリント基板等と接続するためのソルダーボール802が設けられている。ダイ(810、811、812)およびパッケージ基板801との接続は、貫通電極820とバンプ821により行われる。
プロセッサダイ810は、プロセッサ20として機能する回路が形成されているダイである。プロセッサダイ810は、更に、クロック信号管理ユニット22および/又は電源管理ユニット23を構成する回路を含んでいてもよい。
メモリダイ811、812は、メインメモリ21として機能する回路を含む。メモリダイ811は、揮発性メモリ31を構成するダイである。メモリダイ812は、不揮発性メモリ32を構成する。ここでは、揮発性メモリ31をDRAMとし、不揮発性メモリ32をOSメモリとする。以下、メモリダイ811をDRAMダイ811と呼び、メモリダイ812をOSメモリダイ812と呼ぶ場合がある。
なお、図8の例では、3つのDRAMダイ811と1つのOSメモリダイ812により、メインメモリ21を構成しているが、ダイの数は、図8の例に限定されるものではない。またプロセッサダイ810を複数設けることもできる。
OSトランジスタは、Siトランジスタよりも電気特性の温度依存が少ない。他方、Siトランジスタでメモリセルが構成されるDRAMは、温度の上昇に伴い、リフレッシュレートを上げる必要があるが、リフレッシュの頻度が高くなるとDRAMの消費電力が増加する。そこで、プロセッサダイ810の発熱によるDRAMダイ811の温度上昇を抑えるため、プロセッサダイ810の最も近くに積層されるダイには、熱の影響を受けにくいOSメモリダイ812とする。
図8に示すように、DRAMダイ811をプロセッサダイ810に直接接続しないことで、熱の影響によるDRAMのリフレッシュレートの上昇を緩和することができる。また、貫通電極820によりOSメモリダイ812とプロセッサダイ810を接続することで、OSメモリの応答速度の遅さは、ボンディングワイヤよりも太い配線により補うことができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
図1の処理装置10は、デジタル信号処理、ソフトウェア無線、アビオニクス(通信機器、航法システム、自動操縦装置、飛行管理システム等の航空に関する電子機器)、ASICのプロトタイピング、医療用画像処理、音声認識、暗号、バイオインフォマティクス(生物情報科学)、機械装置のエミュレータ、および電波天文学における電波望遠鏡等、幅広い分野の電子機器の処理装置に用いることができる。
このような電子機器の例として、表示機器、パーソナルコンピュータ、記録媒体を備えた画像再生装置(DVD等の記録媒体の画像データを読み出し、その画像を表示するディスプレイを有する装置)に用いることができる。その他に、携帯電話、携帯型を含むゲーム機、携帯情報端末、電子書籍、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、デジタルオーディオプレーヤ等)、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プリンタ複合機等が挙げられる。これら電子機器の具体例を図9に示す。
図9Aは携帯型ゲーム機の構成例を示す外観図である。携帯型ゲーム機900は、筐体901、筐体902、表示部903、表示部904、マイクロホン905、スピーカ906、操作キー907、およびスタイラス908等を有する。
図9Bは携帯情報端末の構成例を示す外観図である。携帯情報端末910は、筐体911、筐体912、表示部913、表示部914、接続部915、および操作キー916等を有する。表示部913は筐体911に設けられており、表示部914は筐体912に設けられている。そして、筐体911と筐体912とは、接続部915により接続されており、筐体911と筐体912の間の角度は、接続部915により変更可能となっている。表示部913における映像の切り替えを、接続部915における筐体911と筐体912との間の角度に従って、行う構成としてもよい。また、表示部913および表示部914の少なくとも一方に、位置入力装置としての機能が付加された表示装置を用いるようにしてもよい。なお、位置入力装置としての機能は、表示装置にタッチパネルを設けることで付加することができる。あるいは、位置入力装置としての機能は、フォトセンサとも呼ばれる光電変換素子を表示装置の画素部に設けることでも、付加することができる。
図9Cはノート型パーソナルコンピュータの構成例を示す外観図である。パーソナルコンピュータ920は、筐体921、表示部922、キーボード923、およびポインティングデバイス924等を有する。
図9Dは、電気冷凍冷蔵庫の構成例を示す外観図である。電気冷凍冷蔵庫930は、筐体931、冷蔵室用扉932、および冷凍室用扉933等を有する。
図9Eは、ビデオカメラの構成例を示す外観図である。ビデオカメラ940は、筐体941、筐体942、表示部943、操作キー944、レンズ945、および接続部946等を有する。操作キー944およびレンズ945は筐体941に設けられており、表示部943は筐体942に設けられている。そして、筐体941と筐体942は、接続部946により接続されており、筐体941と筐体942の間の角度は、接続部946により変えることが可能な構造となっている。筐体941に対する筐体942の角度によって、表示部943に表示される画像の向きの変更や、画像の表示/非表示の切り替えを行うことができる。
図9Fは、自動車の構成例を示す外観図である。自動車950は、車体951、車輪952、ダッシュボード953、およびライト954等を有する。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
10 処理装置
20 プロセッサ
21 メインメモリ
22 クロック信号管理ユニット
23 電源管理ユニット
31 揮発性メモリ(RAM)
32 不揮発性メモリ(NVM)

Claims (3)

  1. 命令を実行するプロセッサと、
    揮発性メモリおよび不揮発性メモリを有するメインメモリと、
    を有し、
    前記メインメモリは、動作モードとして、前記プロセッサのアクセス要求が前記揮発性メモリに対して行われる第1の動作モードと、前記不揮発性メモリに対して行われる第2の動作モードを有し、
    前記プロセッサの前記メインメモリへのアクセス要求が監視され、前記監視結果に基づき前記メインメモリの前記動作モードが変更され、
    前記第2の動作モードの実行中は、前記第1の動作モードよりも低い電源電圧を前記揮発性メモリに供給することで前記揮発性メモリに格納されたデータを保持することを特徴とする半導体装置。
  2. 命令を実行するプロセッサと、
    揮発性メモリおよび不揮発性メモリを有するメインメモリと、
    を有し、
    前記メインメモリは、動作モードとして、前記プロセッサのアクセス要求が前記揮発性メモリに対して行われる第1の動作モードと、前記不揮発性メモリに対して行われる第2の動作モードを有し、
    前記プロセッサの前記メインメモリへのアクセス要求が監視され、前記監視結果に基づき前記メインメモリの前記動作モードが変更され、
    前記第2の動作モードの実行中は、前記第1の動作モードよりも低い電源電圧を前記揮発性メモリに供給することで前記揮発性メモリに格納されたデータを保持する、または前記揮発性メモリへの電源電圧の供給を停止することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記揮発性メモリは、DRAMであり、
    前記第1の動作モードの実行中において、前記プロセッサの前記DRAMへのアクセス要求の頻度が、前記DRAMのリフレッシュレートよりも低い場合は、前記メインメモリの動作モードを前記第2の動作モードに変更することを特徴とする半導体装置。
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