JP6331136B2 - 移相器及びこれを備えたアンテナ装置 - Google Patents

移相器及びこれを備えたアンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6331136B2
JP6331136B2 JP2014144156A JP2014144156A JP6331136B2 JP 6331136 B2 JP6331136 B2 JP 6331136B2 JP 2014144156 A JP2014144156 A JP 2014144156A JP 2014144156 A JP2014144156 A JP 2014144156A JP 6331136 B2 JP6331136 B2 JP 6331136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
dielectric member
substrate
signal line
phase shifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014144156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016021631A (ja
Inventor
直樹 磯
直樹 磯
石神 良明
良明 石神
金田 正久
正久 金田
延明 北野
延明 北野
小川 智之
智之 小川
司 藤島
司 藤島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2014144156A priority Critical patent/JP6331136B2/ja
Priority to US14/711,990 priority patent/US9559418B2/en
Priority to CN201510262797.7A priority patent/CN105322251B/zh
Publication of JP2016021631A publication Critical patent/JP2016021631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6331136B2 publication Critical patent/JP6331136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/181Phase-shifters using ferroelectric devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/30Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array
    • H01Q3/32Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture varying the relative phase between the radiating elements of an array by mechanical means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/184Strip line phase-shifters

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

本発明は、信号の位相を変化させることが可能な移相器、及びこの移相器を備えたアンテナ装置に関する。
従来、一対の外導体の間に内導体を配置してなるトリプレート線路に設けられ、内導体を伝搬する信号の位相を変えることが可能な移相器が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の移相器は、駆動棒に連結された板状の誘電体を備え、駆動棒の進退移動に伴って誘電体が内導体と交差する方向に移動する。そして、内導体と一対の外導体との間隙を誘電体が占める割合が変化することにより、トリプレート線路における実効誘電率が変化し、これに伴って電気線路長が変化するため、内導体を伝搬する信号の位相が変化する。
特開平11−340705号公報(段落[0003]、図4)
しかし、このトリプレート線路における実効誘電率は、駆動棒の進退移動に伴う誘電体の移動によって変化する他、内導体の厚さ方向における誘電体の移動によっても変化してしまう。つまり、誘電体の少なくとも一部が内導体と外導体との間隙に挿入された状態で、振動等に起因して誘電体が内導体に接近又は離間することによっても、信号の位相が変化してしまう。すなわち、移相量が不安定になってしまう。
そこで、本発明は、安定した移相量を得ることができる移相器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、基板の表面に形成された信号線路に対向する対向部を有し、前記対向部が誘電体からなる複数の誘電部材と、前記複数の誘電部材を支持すると共に、前記誘電部材を前記基板に対して平行かつ前記信号線路に対して交差する方向に移動させる移動力を受ける支持部材と、前記支持部材に前記移動力を付与する移動機構とを備え、前記誘電部材及び前記支持部材の少なくとも何れか一方の部材に、前記誘電部材の前記対向部と前記信号線路との間隔を保持するための突起が設けられた、移相器を提供する。
本発明に係る移相器、及びこれを備えたアンテナ装置によれば、安定した移相量を得ることができる。
本発明の本実施の形態に係るアンテナ装置の機能構成を示す概略図である。 アンテナ装置の具体的な構成例を示す斜視図であり、(a)は外観を示し、(b)は複数のアンテナ素子の配置状態を、それぞれ示す。 レドームの内部において複数のアンテナ素子側とは反対側に配置された移動機構の構成例を示す斜視図である。 第1のグランド板と第2のグランド板との間に配置された基板、及び基板の表面に形成された信号線路を示す斜視図である。 誘電体アセンブリを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(b)の部分拡大図である。 誘電体アセンブリの支持部材を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は背面図、(d)は(b)の部分拡大図、(e)は(c)の部分拡大図である。 第1誘電部材を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(c)のC−C線断面図、(e)は(c)の部分拡大図、(f)は(d)の部分拡大図である。 第2誘電部材を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(c)の部分拡大図である。 (a)は、移相器の誘電体アセンブリが配置される部位における信号線路を示す基板の平面図であり、(b)及び(c)は、基板に対して誘電体アセンブリが前進端及び後退端まで移動した状態を示す動作説明図である。 (a)は、図9(c)における基板及び誘電体アセンブリのD−D線断面を第1及び第2のグランド板ならびに駆動棒の断面と共に示す断面図である。(b)は、(a)のE部拡大図である。
[実施の形態]
以下、本発明の移相器及びアンテナ装置の実施の形態について、図1乃至図10を参照して説明する。このアンテナ装置1は、携帯電話機用の基地局アンテナとして用いられる。なお、以下の説明では、本実施の形態に係るアンテナ装置1を高周波信号の送信のために用いる場合について説明するが、このアンテナ装置1を受信のために用いることも可能である。
(アンテナ装置の機能構成)
図1は、本実施の形態に係るアンテナ装置1の機能構成を示す概略図である。このアンテナ装置1は、例えば1.5〜2GHz帯の水平偏波及び垂直偏波の高周波信号を送信することが可能である。
アンテナ装置1は、複数(本実施の形態では8個)のアンテナ素子14と、図略の同軸ケーブルが接続される入力部10に入力された信号を複数のアンテナ素子14に伝送する伝送線路100とを有している。伝送線路100は、入力部10に入力された信号を分配する第1分配線路11と、第1分配線路11によって分配された信号をさらに分配する第2分配線路12と、第2分配線路12によって分配された信号をさらに分配する第3分配線路13とを備えている。
また、第1分配線路11と第2分配線路12との間、及び第2分配線路12と第3分配線路13との間には、後述する移相器2の誘電体アセンブリ20が配置されている。この誘電体アセンブリ20を含む移相器2によって信号の位相を変化させることにより、複数のアンテナ素子14から放射される電波信号の位相差が調整される。
(アンテナ装置の構成)
次に、図2及び図3を参照して、アンテナ装置1の具体的な構成例について説明する。
図2は、アンテナ装置1の具体的な構成例を示す斜視図であり、(a)は外観を、(b)は複数のアンテナ素子14の配置状態を、それぞれ示す。図2(a)に示すように、アンテナ装置1は、円筒状のレドーム30内に伝送線路100及び複数のアンテナ素子14等を収容して構成されている。
レドーム30は、その両端をアンテナキャップ301,302によって閉塞されており、その中心軸方向が鉛直方向となるように、取付金具303,304によってアンテナ塔等の高所に取り付けられる。鉛直方向の下方に配置されるアンテナキャップ302には、入力部10(図1参照)として機能する同軸ケーブルアダプタ305,306が取り付けられている。
図2(b)に示すように、複数のアンテナ素子14は、レドーム30の長手方向に沿って配列され、電気的に接地された第1のグランド板31に固定されている。それぞれのアンテナ素子14は、十字状に交差して配置された水平偏波アンテナ素子141と垂直偏波アンテナ素子142とを有している。第1のグランド板31は、水平偏波アンテナ素子141及び垂直偏波アンテナ素子142から放射される電磁波を反射する反射板としての機能を有している。
水平偏波アンテナ素子141及び垂直偏波アンテナ素子142は、放射素子として機能する図略の配線パターンが板状の誘電体に形成されたプリント基板からなるプリントダイポールアンテナである。水平偏波アンテナ素子141及び垂直偏波アンテナ素子142には、第1のグランド板31に形成された開口を挿通する図略の凸部が設けられ、この凸部を介して放射素子として機能する配線パターンが伝送線路100における第3分配線路13(図1参照)の端末部に電気的に接続されている。
複数のアンテナ素子14には、下方に配置されるアンテナ素子14ほど位相が遅れた信号が供給されるように、伝送線路100の各部における線路長が調整されている。これにより、アンテナ装置1から放射される電波の指向性(ビームチルト角)が水平方向よりも下側を向く。また、複数の移相器2によって各アンテナ素子14に供給される信号の位相差を調整することで、ビームチルト角を所望の値にすることができる。
図3は、レドーム30の内部において複数のアンテナ素子14側とは反対側に配置された移相器2の移動機構4の構成例を示す斜視図である。この移動機構4は、複数のアンテナ素子14が固定された第1のグランド板31と平行に配置された第2のグランド板32上に設けられている。第1のグランド板31及び第2のグランド板32は、ステンレス等の導電性金属からなり、電気的に接地されている。また、第1のグランド板31及び第2のグランド板32は、その長手方向がレドーム30の中心軸方向に沿った長板状である。
移動機構4は、後述する移相器2の支持部材22(図5,図6参照)を第1のグランド板31及び第2のグランド板32の長手方向に沿って移動させるためのものであり、直動モータユニット41と、直動モータユニット41の駆動力によって第1のグランド板31及び第2のグランド板32の長手方向に移動する一対の駆動棒42と、一対の駆動棒42の移動を案内する一対のガイド部材43とを有している。また、第2のグランド板32上には、外部からの指示信号を受けて直動モータユニット41を制御する制御部40が配置されている。
第2のグランド板32の短手方向における両端部には、切り欠き32aが形成され、この切り欠き32aに一端部が挿通された水平偏波用同軸ケーブル33及び垂直偏波用同軸ケーブル34介して伝送線路100における第1分配線路11(図1参照)に送信信号が供給される。水平偏波用同軸ケーブル33及び垂直偏波用同軸ケーブル34の他端部は、同軸ケーブルアダプタ305,306に接続されている。
図4は、第1のグランド板31と第2のグランド板32との間に配置された基板33、及び基板33の表面に形成された信号線路330を示す斜視図である。基板33は、ガラスエポキシ等の電気絶縁性を有する樹脂(誘電体)からなり、第1のグランド板31及び第2のグランド板32と平行に配置されている。また、基板33は、第1のグランド板31と第2のグランド板32の長手方向に長辺を有する長方形状である。図4では、基板33の長手方向の一部を図示している。
信号線路330は、基板33の表面に配線パターンとして設けられた銅等の金属箔によって形成されている。また、信号線路330は、基板33の両面(第1の主面33a及び第2の主面33b)に対称に形成されている。つまり、例えば基板33を第1の主面33a側から見た場合に、第1の主面33aに形成された信号線路330の形状は、その裏側の面である第2の主面33bに形成された信号線路330の形状と一致する。伝送線路100における第1乃至第3分配線路11〜13(図1参照)は、この信号線路330によって構成されている。
第1のグランド板31及び第2のグランド板32ならびに信号線路330は、トリプレート線路を構成する。第1のグランド板31と第2のグランド板32との間隔は、例えば5.0mmである。また、基板33及びその両面における信号線路330の全体の厚みは、例えば0.8mmであり、一方の信号線路330の厚みは、例えば0.035mmである。
(移相器の構成及び動作)
次に、図5乃至図10を参照して、移相器2の構成とその動作について説明する。
図5は、誘電体アセンブリ20を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(b)のA部拡大図である。
図6は、誘電体アセンブリ20の支持部材22を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は背面図、(d)は(b)の部分拡大図、(e)は(c)の部分拡大図である。
図7は、第1誘電部材211を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(c)のC−C線断面図、(e)は(c)の部分拡大図、(f)は(d)の部分拡大図である。
図8は、第2誘電部材212を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(c)の部分拡大図である。
図9(a)は、移相器2の誘電体アセンブリ20が配置される部位における信号線路330を示す基板33の平面図であり、図9(b)及び(c)は、基板33に対して誘電体アセンブリ20が前進端及び後退端まで移動した状態を示す動作説明図である。
図10(a)は、図9(b)における基板33及び誘電体アセンブリ20のD−D線断面を第1及び第2のグランド板31,32ならびに駆動棒42の断面と共に示す断面図である。図10(b)は、図10(a)のE部拡大図である。
図5に示すように、誘電体アセンブリ20は、基板33の第1の主面33a側に配置される第1サブアセンブリ20A、基板33の第2の主面33b側に配置される第2サブアセンブリ20B、及び第1サブアセンブリ20Aと第2サブアセンブリ20Bとを連結する一対の連結部材20Cによって構成されている。図10に示すように、第1サブアセンブリ20Aは、基板33と第2のグランド板32との間に配置され、第2サブアセンブリ20Bは、基板33と第1のグランド板31との間に配置される。
第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bは、複数の第1誘電部材211及び第2誘電部材212と、これら複数の第1誘電部材211及び第2誘電部材212を支持する支持部材22とを有している。以下、第1誘電部材211及び第2誘電部材212を総称して、誘電部材21という場合がある。つまり、第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bは、それぞれが支持部材22に複数の誘電部材21を組み付けてなる組立体である。
本実施の形態では、第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bが、それぞれ4つの誘電部材21(2つの第1誘電部材211及び2つの第2誘電部材212)と、これら4つの誘電部材21を支持する支持部材22とによって構成されている。
(支持部材の構成)
支持部材22は、図6に示すように、その長手方向に沿って2つの第1誘電部材211及び2つの第2誘電部材212をそれぞれ支持する第1乃至第4支持枠221〜224が形成された平板状の枠体であり、第1乃至第4支持枠221〜224を長手方向に挟む両端部には、連結部材20Cが嵌合固定される一対の嵌合穴225が形成されている。
また、支持部材22は、誘電率が誘電部材21よりも低く、かつ誘電部材21よりも柔軟性に富む樹脂からなる。このような樹脂として、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)を採用することができる。
支持部材22の基板33側の平面を基板対向面22aとし、第1のグランド板31又は第2のグランド板32側の平面をグランド板対向面22bとすると、第1乃至第4支持枠221〜224が形成された部分における基板対向面22aとグランド板対向面22bとの間の厚みは例えば1.2mmである。
本実施の形態では、支持部材22のグランド板対向面22b側に、複数(10個)の突起22cが形成されている。突起22cは、図10(b)に示すように、グランド板対向面22bから第1のグランド板31又は第2のグランド板32に向かって突出して形成されている。
2つの第2誘電部材212は、支持部材22の長手方向の一方の端部及び他方の端部に形成された第1支持枠221及び第4支持枠224に支持される。2つの第1誘電部材211は、第1支持枠221と第4支持枠224との間に形成された第2支持枠222及び第3支持枠223に支持される。
本実施の形態では、支持部材22に、その長手方向の一方の端部において第2誘電部材212を支持可能な第1支持枠221が短手方向に並んで2つ形成され、このうち何れか一方の第1支持枠221に第2誘電部材212が支持される。同様に、支持部材22には、長手方向の他方の端部において第2誘電部材212を支持可能な第4支持枠224が短手方向に並んで2つ形成され、このうち何れか一方の第4支持枠224に第2誘電部材212が支持される。
これらの第1支持枠221及び第4支持枠224には、第1サブアセンブリ20Aにおける第2誘電部材212と第2サブアセンブリ20Bにおける第2誘電部材212とが基板33を挟むように、短手方向に並んだ一方の第1支持枠221及び第2支持枠224に第2誘電部材212が選択的に配置される。
支持部材22は、4つの誘電部材21を支持した状態で、その長手方向に沿って基板33と平行に進退移動する。
(信号線路の構成)
図9(a)に示すように、信号線路330は、第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bに挟まれる部分がミアンダ状に蛇行している。すなわち、信号線路330は、支持部材22の移動方向に対して直交する方向に延在する第1乃至第4の延在部331〜334を有している。また、基板33には、第1サブアセンブリ20Aと第2サブアセンブリ20Bとを連結する連結部材20Cを挿通させる挿通孔としての長穴335が、第1乃至第4の延在部331〜334を挟む2箇所に形成されている。
この長穴335は、基板33の長手方向に延在し、第1サブアセンブリ20Aと第2サブアセンブリ20Bとは、この長穴335に挿通された連結部材20Cを介して互いに連結されている。
(第1誘電部材の構成)
第1誘電部材211は、図7に示すように、正面視において二等辺三角形状をなす平板状に形成され、その比誘電率が例えば10以上の強誘電体からなる。この強誘電体としては、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)を用いることができる。
第1誘電部材211は、基板33及び信号線路330(第2延在部332,第3延在部333)に対向する対向部としての本体部211aと、本体部211aの外縁に形成された鍔部211bと、本体部211aから基板33に向かって突出して形成された突起211cとを一体に有している。
第1誘電部材211の板状の本体部211aは、基板33に対して平行に配置される。鍔部211bは、本体部211aの側面から突出し、本体部211aの全周を囲うように形成されている。突起211cは、本体部211aの3つの角部のそれぞれに形成され、本体部211aにおける基板33及び信号線路330との対向面から突出して形成されている。
(第2誘電部材の構成)
第2誘電部材212は、図8に示すように、正面視において直角三角形状をなす平板状に形成され、第1誘電部材211と同様の強誘電体からなる。第2誘電部材212は、第1誘電部材211よりも基板33及び信号線路330との対向面積が小さく形成されている。
第2誘電部材212は、基板33及び信号線路330(第1延在部331,第4延在部334)に対向する対向部としての本体部212aと、本体部212aの外縁に形成された鍔部212bと、本体部212aから基板33に向かって突出して形成された突起212cとを一体に有している。
第2誘電部材212の板状の本体部212aは、基板33に対して平行に配置される。鍔部212bは、本体部212aの側面から突出し、本体部212aの全周を囲うように形成されている。突起212cは、本体部212aの3つの角部のそれぞれに形成され、本体部212aにおける基板33及び信号線路330との対向面から突出して形成されている。
(第1誘電部材及び第2誘電部材の支持構造)
図6に示すように、支持部材22には、第1誘電部材211及び第2誘電部材212のそれぞれの鍔部211b,212bを係止して、第1誘電部材211及び第2誘電部材212を支持するための係止部220を有している。この係止部220は、第1乃至第4支持枠221〜224のそれぞれの角部に設けられている。
この係止部220の構成について、第3支持枠223の一つの角部に設けられた係止部220を例にとって図6(d)及び(e)を参照して説明する。
係止部220は、支持部材22の厚み方向の異なる位置に形成された第1係止突起220aと第2係止突起220bとによって構成されている。図6(d)及び(e)に示す例では、第1係止突起220aが支持部材22の基板対向面22aに連続して形成され、第2係止突起220bがグランド板対向面22bに連続して形成されている。第1係止突起220aと第2係止突起220bとは、第1誘電部材211の鍔部211bの厚みに対応する距離を支持部材22の厚み方向にあけて、第3支持枠223の内側に向かって突設されている。
なお、図6(d)及び(e)に示す例では、1つの係止部220に2つの第1係止突起220aと1つの第2係止突起220bとが設けられているが、第1係止突起220a及び第2係止突起220bの数に制限はなく、1つの係止部220に少なくとも1つの第1係止突起220aと少なくとも1つの第2係止突起220bとが設けられていればよい。
第2支持枠222及び第3支持枠223に設けられた係止部220は、第1係止突起220aと第2係止突起220bとの間に第1誘電部材211の鍔部211bを挟持する。また、第1支持枠221及び第4支持枠224に設けられた係止部220は、第1係止突起220aと第2係止突起220bとの間に第2誘電部材212の鍔部212bを挟持する。第1誘電部材211及び第2誘電部材212を支持部材22に固定する際には、支持部材22を弾性変形させ、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の各角部を係止部220に係止する。これにより、第1誘電部材211及び第2誘電部材212は、支持部材22と一体に移動する。
(移相器の動作)
図10に示すように、第1サブアセンブリ20Aと第2サブアセンブリ20Bとを連結する連結部材20Cは、第2のグランド板32に形成された長穴321、及び基板33に形成された長穴335を貫通し、駆動棒42に設けられた嵌合穴421嵌合されている。これにより、移動機構4の直動モータユニット41によって駆動棒42がその長手方向に移動すると、この駆動棒42と共に誘電体アセンブリ20が移動する。この際、支持部材22は、誘電部材21を基板33に対して平行かつ信号線路330の第1乃至第4の延在部331〜334に対して交差する方向に移動する移動力を受ける。つまり、移動機構4は、連結部材20Cを介して支持部材22に移動力を付与する。
第1誘電部材211の板状の本体部211a、及び第2誘電部材212の板状の本体部212aは、基板33に対して平行に配置されているので、移動機構4から移動力を受けた支持部材22の移動により、図9(b)及び(c)に示すように、信号線路330の第1乃至第4の延在部331〜334と重なる面積が変化する。
より詳細には、基板33に対して支持部材22が図9(b)に示すように図面左側に移動すると、第1支持枠221及び第4支持枠224に支持された第2誘電部材212が第1及び第4の延在部331,334と重なる重複面積が減少すると共に、第2支持枠222及び第3支持枠223に支持された第1誘電部材211が第2及び第3の延在部332,333と重なる重複面積が減少する。一方、基板33に対して支持部材22が図9(c)に示すように図面右側に移動すると、第1支持枠221及び第4支持枠224に支持された第2誘電部材212が第1及び第4の延在部331,334と重なる重複面積が増大すると共に、第2支持枠222及び第3支持枠223に支持された第1誘電部材211が第2及び第3の延在部332,333と重なる重複面積が増大する。
なお、伝送線路100における複数の誘電体アセンブリ20の向きは、その配置位置によってそれぞれ異なっている。
これにより、信号線路330と第1のグランド板31及び第2のグランド板32との間の空間を第1誘電部材211及び第2誘電部材212が占める体積の割合が変化することにより、信号線路330と第1及び第2のグランド板31,32からなるトリプレート線路における第1乃至第4の延在部331〜334における実効誘電率が変化し、これに伴って電気線路長が変化するため、信号線路330を伝搬する信号の位相が変化する。
ここで、信号線路330と第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aとの間の距離(基板33の厚さ方向における距離)が変動してしまうと、移動機構4が作動しなくても第1乃至第4の延在部331〜334における実効誘電率が変化し、これに伴って電気線路長が変化してしまう。そこで、本実施の形態では、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の突起211c,212c、ならびに支持部材22の突起22cによって、基板33の厚さ方向における第1誘電部材211及び第2誘電部材212の移動(変位)を抑制している。
次に、信号線路330と第1及び第2のグランド板31,32との間における第1誘電部材211及び第2誘電部材212の支持構造について説明する。
(第1誘電部材及び第2誘電部材の支持構造)
第1誘電部材211及び第2誘電部材212の突起211c,212cは、その先端面が基板33又は信号線路330に接触することにより、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aの基板33側に接近する方向の移動を規制する。また、支持部材22の突起22cは、その先端面が第1のグランド板31又は第2のグランド板32に接触することにより、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aの基板33から離間する方向の移動を規制する。
すなわち、本実施の形態では、第1誘電部材211及び第2誘電部材212に、当該第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起211c,212cが設けられ、支持部材22に、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと第1及び第2のグランド板31,32との間隔を保持するための突起22cが設けられている。
ただし、第1誘電部材211及び第2誘電部材212に、本体部211a,212aと第1及び第2のグランド板31,32との間隔を保持するための突起を設けてもよい。また、支持部材22に、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起を設けてもよい。すなわち、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起は、誘電部材21(第1誘電部材211及び第2誘電部材212)及び支持部材22の少なくとも何れか一方の部材に設けられていればよく、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと第1及び第2のグランド板31,32との間隔を保持するための突起も、誘電部材21及び支持部材22の少なくとも何れか一方の部材に設けられていればよい。
なお、本実施の形態では、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起(突起211c,212c)が第1誘電部材211及び第2誘電部材212のみに設けられ、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと第1及び第2のグランド板31,32との間隔を保持するための突起(突起22c)が支持部材22のみに設けられているので、例えば第1及び第2グランド板31,32における歪み等によって、基板33と第1及び第2グランド板31,32との間隔が設計値通りでない場合でも、支持部材22の係止部220における弾性変形によってこの誤差を吸収できる。つまり、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の突起211c,212c又は支持部材22の突起22cが基板33と第1及び第2グランド板31,32との間に挟まって動かなくなってしまうことを回避することができ、誘電体アセンブリ20の移動を円滑にすることが可能となる。
また、本実施の形態では、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の突起211c,212cによって、信号線路330と本体部211a,212aとの間隔が、突起211c,212cの突出量以上に確保される。つまり、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aが信号線路330に密着しない。これにより、信号線路330の第1乃至第4の延在部331〜334における実効誘電率の変化が抑制され、ひいては移相器2による移相量が安定化する。
つまり、第1乃至第4の延在部331〜334における実効誘電率の変化幅は、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔が狭い場合に特に大きくなる。本発明者らが行った実験によれば、誘電体アセンブリ20が中立位置(図9(b)に示す位置と図9(c)に示す位置との間の中間位置)にある場合において、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔が0.00mmから0.02mmに変化した場合の移相量(位相の変化量)は、この間隔が0.08mmから0.10mmに変化した場合の移相量の約2.91倍であった。
すなわち、本実施の形態によれば、突起211c,212cにより、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aが信号線路330に密着しないので、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔が所定値以上に保たれ、移相量が安定化する。
突起211c,212cの本体部211a,212aからの突出量、すなわち第1乃至第4の延在部331〜334における信号線路330と第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aとの間隔は、0.1〜0.2mm(0.1mm以上かつ0.2mm以下)であることが望ましい。この間隔が0.1mm未満であると、第1誘電部材211及び第2誘電部材212が基板33に対して接近又は離間した場合の移相量の変動幅が大きく、この間隔が0.2mmを超えると、移相器2による位相の調整幅が小さくなってしまうためである。なお、支持部材22の突起22cについても、そのグランド板対向面22bからの突出量が0.1〜0.2mmであることが望ましい。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)第1誘電部材211及び第2誘電部材212に、本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起211c,212cが設けられているので、第1誘電部材211及び第2誘電部材212が信号線路330に密着することなく、この間隔の変動が抑制される。これにより、移相量の意図しない変動が抑制され、アンテナ装置1の指向性を高精度に調節することが可能となる。
(2)支持部材22に、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の信号線路330から離間する方向の移動を規制して、第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと第1及び第2のグランド板31,32との間隔を保持するための突起22cが設けられているので、移相量の意図しない変動がより確実に抑制され、アンテナ装置1の指向性をより高精度に調節することが可能となる。
(3)本体部211a,212aと信号線路330との間隔を保持するための突起211c,212cが第1誘電部材211及び第2誘電部材212に設けられているので、仮に支持部材22に設けられた突起によってこの間隔が保持される場合に比較して、より確実に第1誘電部材211及び第2誘電部材212の本体部211a,212aと信号線路330との間隔が所定値以上の間隔に保持される。
(4)信号線路330は、基板33の第1の主面33a及び第2の主面33bに対称に形成され、第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bが第1の主面33a側、及び第2の主面33b側に配置されるので、移相器2による位相の調整幅を大きくすることができる。また、第1サブアセンブリ20Aと第2サブアセンブリ20Bとは、基板33に形成された長穴335に挿通された連結部材20Cによって互いに連結されるので、移動機構4の作動によって第1サブアセンブリ20A及び第2サブアセンブリ20Bを一体に移動させることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]基板(33)の表面に形成された信号線路(330)に対向する対向部(本体部211a,212a)を有し、前記対向部(211a,212a)が誘電体からなる複数の誘電部材(21)と、前記複数の誘電部材(21)を支持すると共に、前記誘電部材(21)を前記基板(33)に対して平行かつ前記信号線路(330)に対して交差する方向に移動させる移動力を受ける支持部材(22)と、前記支持部材(22)に前記移動力を付与する移動機構(4)とを備え、前記誘電部材(21)及び前記支持部材(22)の少なくとも何れか一方の部材に、前記誘電部材(21)の前記対向部(211a,212a)と前記信号線路(330)との間隔を保持するための突起(211c,212c)が設けられた、移相器(2)。
[2]前記複数の誘電部材(21)は、前記基板(33)と、前記基板(33)に対して平行に配置された導電体板(第1及び第2のグランド板31,32)との間に配置され、前記誘電部材(21)及び前記支持部材(22)の少なくとも何れか一方の部材に、前記誘電部材(21)の前記対向部(211a,212a)と前記導電体板(31,32)との間隔を保持するための突起(22c)が設けられた、[1]に記載の移相器(2)。
[3]前記誘電部材(21)の前記対向部(211a,212a)と前記信号線路(330)との間隔を保持するための突起(211c,212c)は、前記誘電部材(21)に形成された、[1]又は[2]に記載の移相器(2)。
[4]前記信号線路(330)は、前記基板(33)の両面(33a,33b)に形成され、前記支持部材(22)に前記複数の誘電部材(21)を組み付けてなる組立体が前記基板(33)の一方の主面(33a)側及び他方の主面(33b)側にそれぞれ配置され、前記一方の主面(33a)側に配置された前記組立体(20A)と、前記他方の主面(33b)側に配置された前記組立体(20B)とが、前記基板(33)に形成された挿通孔(335)に挿通された連結部材(20C)を介して互いに連結された、[1]乃至[3]の何れか1つに記載の移相器(2)。
[5][1]乃至[4]の何れか1つに記載の移相器(2)と、前記移相器(2)によって信号の位相差が調整される複数のアンテナ素子(14)とを備えた、アンテナ装置(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…アンテナ装置
2…移相器
4…移動機構
14…アンテナ素子
20…誘電体アセンブリ
20A…第1サブアセンブリ(組立体)
20B…第2サブアセンブリ(組立体)
20C…連結部材
21…誘電部材
22…支持部材
22c…突起
31…第1のグランド板(導電体板)
32…第2のグランド板(導電体板)
33…基板
33a…第1の主面(一方の主面)
33b…第2の主面(他方の主面)
100…伝送線路
211…第1誘電部材(誘電部材)
212…第2誘電部材(誘電部材)
211a,212a…本体部(対向部)
211b,212b…鍔部
211c,212c…突起
330…信号線路

Claims (4)

  1. 基板の表面に形成された信号線路に対向する対向部を有し、前記対向部が誘電体からなる複数の誘電部材と、
    前記複数の誘電部材を支持すると共に、前記誘電部材を前記基板に対して平行かつ前記信号線路に対して交差する方向に移動させる移動力を受ける支持部材と、
    前記支持部材に前記移動力を付与する移動機構とを備え、
    前記誘電部材及び前記支持部材の少なくとも何れか一方の部材に、前記誘電部材の前記対向部と前記信号線路との間隔を保持するための突起が設けられ、
    前記信号線路は、前記基板の両面に形成され、
    前記支持部材に前記複数の誘電部材を組み付けてなる組立体が前記基板の一方の主面側及び他方の主面側にそれぞれ配置され、
    前記一方の主面側に配置された前記組立体と、前記他方の主面側に配置された前記組立体とが、前記基板に形成された挿通孔に挿通された連結部材を介して互いに連結された、
    移相器。
  2. 前記複数の誘電部材は、前記基板と、前記基板に対して平行に配置された導電体板との間に配置され、
    前記誘電部材及び前記支持部材の少なくとも何れか一方の部材に、前記誘電部材の前記対向部と前記導電体板との間隔を保持するための突起が設けられた、
    請求項1に記載の移相器。
  3. 前記誘電部材の前記対向部と前記信号線路との間隔を保持するための突起は、前記誘電部材に形成された、
    請求項1又は2に記載の移相器。
  4. 請求項1乃至の何れか1項に記載の移相器と、
    前記移相器によって信号の位相差が調整される複数のアンテナ素子とを備えた、
    アンテナ装置。
JP2014144156A 2014-07-14 2014-07-14 移相器及びこれを備えたアンテナ装置 Active JP6331136B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144156A JP6331136B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
US14/711,990 US9559418B2 (en) 2014-07-14 2015-05-14 Phase shifter having dielectric members inserted into a movable support frame
CN201510262797.7A CN105322251B (zh) 2014-07-14 2015-05-21 移相器及具备该移相器的天线装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014144156A JP6331136B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 移相器及びこれを備えたアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016021631A JP2016021631A (ja) 2016-02-04
JP6331136B2 true JP6331136B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=55068277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014144156A Active JP6331136B2 (ja) 2014-07-14 2014-07-14 移相器及びこれを備えたアンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9559418B2 (ja)
JP (1) JP6331136B2 (ja)
CN (1) CN105322251B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017152793A (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 APRESIA Systems株式会社 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
CN105720329B (zh) * 2016-03-23 2018-05-11 武汉虹信通信技术有限责任公司 一种隔离焊点和大热容腔体传热的移相器
JP6736948B2 (ja) * 2016-04-04 2020-08-05 日立金属株式会社 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
CN106602281A (zh) * 2016-12-20 2017-04-26 北京佰才邦技术有限公司 馈电网络及阵列天线
JP6916985B2 (ja) * 2017-01-25 2021-08-11 日立金属株式会社 アンテナ装置
WO2020013992A1 (en) * 2018-07-12 2020-01-16 Commscope Technologies Llc Remote electronic tilt base station antennas having adjustable ret linkages
CN112652869A (zh) * 2019-10-10 2021-04-13 中兴通讯股份有限公司 一种移相器、电调天线、网络设备及移相器制作方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3440573A (en) * 1964-08-19 1969-04-22 Jesse L Butler Electrical transmission line components
JPH077201U (ja) * 1993-06-18 1995-01-31 株式会社多摩川電子 可変移相器
JPH0794053A (ja) * 1993-09-24 1995-04-07 Casio Comput Co Ltd 多方向操作型スイッチ装置
JP3179747B2 (ja) * 1997-11-28 2001-06-25 アンリツ株式会社 可変遅延器
US5905462A (en) * 1998-03-18 1999-05-18 Lucent Technologies, Inc. Steerable phased-array antenna with series feed network
JPH11340705A (ja) 1998-05-25 1999-12-10 Anten Kk 非接触型可変移相器
CN101707271B (zh) * 2008-12-24 2012-01-25 广东通宇通讯股份有限公司 等相差分多路复合移相器
CN101710633B (zh) * 2009-02-13 2013-12-25 广东通宇通讯股份有限公司 一种基于介质加载的移相器模块
JP2014093541A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Hitachi Metals Ltd 移相器
JP5991225B2 (ja) * 2013-02-15 2016-09-14 日立金属株式会社 移相回路およびアンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016021631A (ja) 2016-02-04
CN105322251B (zh) 2019-04-19
US20160013532A1 (en) 2016-01-14
CN105322251A (zh) 2016-02-10
US9559418B2 (en) 2017-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6331136B2 (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
CN108713276B (zh) 具有宽带rf径向波导馈送部的天线
US10547097B2 (en) Antenna aperture with clamping mechanism
CN112425003B (zh) 波束可电子转向低旁瓣复合左右手(crlh)超材料阵列天线
KR20110023768A (ko) 트리플레이트 선로 층간 접속기 및 평면 어레이 안테나
EP3891841B1 (en) Beam steering antenna structure and electronic device comprising said structure
JP6064830B2 (ja) アンテナ装置
JP2017152793A (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
EP3867973B1 (en) Beam steering antenna structure and electronic device comprising said structure
CN110783666A (zh) 移相器及电调天线
WO2021256309A1 (ja) アンテナ装置
US7274331B2 (en) Phase-shifting system using a displaceable dielectric and phase array antenna comprising such a phase-shifting system
JP2010118778A (ja) 平面アンテナ及びレーダ装置
JP6736948B2 (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
JP6684446B2 (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
US20090033438A1 (en) Adjustable Phase Shifter For Antenna
JP6331168B2 (ja) アンテナ装置
WO2017134810A1 (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
JP2017139541A (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
KR102207836B1 (ko) 반사 셀과 이를 구비하는 빔 조향 안테나 및 무선 통신 기기
JP2017188749A (ja) 移相器及びこれを備えたアンテナ装置
JP2017069640A (ja) アンテナ装置
JP2015097337A (ja) 分配回路及びアレイアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170425

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6331136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350