JP6330819B2 - 配線基板及びインクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、配線が形成された配線基板及びインクジェットヘッドに関する。
従来、インクジェットヘッドとして、インクをノズルから吐出させるアクチュエータに給電するための配線が形成された配線基板を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、インクジェットヘッドは、ノズルを有するノズル基板や圧力室を有する圧力室基板等を有するヘッドチップに対して配線基板が接着剤を介して積層されて構成されている。
また、配線基板は、配線の他にもインク流路を有するものがあり、ヘッドチップの対応する位置に対して位置決めした上で、接着されるようになっている。
特開2012−126029号公報
ところで、配線基板の一面には、例えば、ポリイミド、酸化ケイ素等の絶縁膜が形成されている。しかしながら、配線基板の一面における配線が形成されている配線領域と配線が形成されていない非配線領域とで厚さが異なるため、当該基板の一面を絶縁膜で被覆した状態で当該基板の一面の平坦性を確保することが容易でない。特に、配線基板の非配線領域におけるインク流路の周辺領域とヘッドチップとの密着性が低下すると、インク流路からのインク漏れが生じる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、配線が形成されている面の平坦性の向上を図ることができる配線基板及びインクジェットヘッドの提供を課題とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明の配線基板は、
電気を伝えるための配線が形成された配線面を他の部材に対向させて配設される配線基板であって、
前記配線面は、前記配線が形成された配線領域と、前記配線が形成されず、前記他の部材側に開口を臨ませるように液体流路が設けられた非配線領域と、を有し、
前記非配線領域には、前記配線領域の前記配線と厚さの略等しい厚さ調整部材が配設されており、
前記非配線領域の前記液体流路の開口の周辺領域に、前記液体流路の開口に沿って円弧状に形成された前記厚さ調整部材が配設されており、
前記非配線領域及び前記配線領域は、前記他の部材に対する相対的な位置が略等しくなるように構成されてなることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の配線基板において、
前記厚さ調整部材は、線状をなし、
前記非配線領域の略全ての領域に、前記厚さ調整部材が複数配設されてなることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配線基板において、
前記厚さ調整部材は、電気的に接続されていない擬似配線を含むことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の配線基板において、
前記擬似配線の幅は、前記配線の幅と略等しいことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項3又は4に記載の配線基板において、
前記配線及び前記擬似配線は、それぞれ複数配設され、
前記複数の擬似配線の隣合うものどうしの間隔は、前記複数の配線の隣合うものどうしの間隔と略等しいことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の配線基板において、
前記配線面は、絶縁性を有する膜により被覆されてなることを特徴としている。
請求項に記載の発明のインクジェットヘッドは、
請求項1〜の何れか一項に記載の配線基板と、
前記配線基板の前記配線面に対して当該配線面と対向する一面が接着剤を介して接着されたヘッドチップと、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、配線が形成されている面の平坦性の向上を図ることができる。
本発明を適用した一実施形態のインクジェットヘッドの概略構成を示す部分断面図である。 図1のインクジェットヘッドを構成するヘッドチップと配線基板とを分離した状態を模式的に示す図である。 図2の配線基板の配線面を模式的に示す図である。 図3の配線基板のIV−IV線で示す部分の断面を模式的に示す図である。 変形例1の配線基板の配線面を模式的に示す図である。 変形例2の配線基板の配線面を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態のインクジェットヘッド100の概略構成を示す部分断面図である。また、図2は、インクジェットヘッドを構成するヘッドチップ100Aと配線基板6とを分離した状態を模式的に示す図である。
なお、インクジェットヘッド100は、複数のノズル1aを備えるものが一般的であるが、図1には、一つのノズル1aに係る構成要素のみを模式的に表している。
図1に示すように、インクジェットヘッド100は、ノズル基板1、第一接着用基板2、圧力室基板3、第二接着用基板4、圧電素子5及び配線基板6が、この順で積層されて構成されている。また、ノズル基板1、第一接着用基板2、圧力室基板3、第二接着用基板4及び圧電素子5によりヘッドチップ100Aが構成されている。
ノズル基板1は、インクジェットヘッド100の最下層に位置している。また、ノズル基板1は、例えば、シリコン製の基板である。このノズル基板1には、複数のノズル1a(図1には、一つのみ図示)が形成されている。
ノズル1aは、例えば、略マトリクス状となるようにノズル面に配列されている。
第一接着用基板2は、ノズル基板1の上面に積層され、接着剤(図示略)を介して接合されている。また、第一接着用基板2は、例えば、ガラス製の基板である。この第一接着用基板2には、ノズル基板1のノズル1aと連通し、インク流路を構成する貫通孔2aが形成されている。
また、第一接着用基板2の上面には、圧力室基板3が積層され、接合されている。
圧力室基板3は、圧力室層3aと振動板3bとから構成されている。
圧力室層3aは、第一接着用基板2の上面に積層され、接合されている。また、圧力室層3aは、シリコン製の基板から構成されている。この圧力室層3aには、ノズル1aから吐出されるインクに吐出圧力を付与する圧力室3cが、当該圧力室層3aを貫通するように形成されている。
圧力室3cは、貫通孔2a及びノズル1aの上方に設けられ、これら貫通孔2a及びノズル1aと連通している。
振動板3bは、圧力室3cの開口を覆うように圧力室層3aの上面に積層され、接合されている。すなわち、振動板3bは、圧力室3cの上壁部を構成している。また、振動板3bの表面には、例えば、酸化膜が形成されている。
また、振動板3bの上面には、第二接着用基板4が積層され、接合されている。
第二接着用基板4は、振動板3bの上面に積層され、接着剤G(図2参照)を介して接合されている。また、第二接着用基板4は、例えば、感光性樹脂から構成されている。この第二接着用基板4の内部には、圧電素子5を収容する空間部4aが形成されている。この空間部4aは、第二接着用基板4を貫通するように圧力室3cの上方に形成されている。
圧電素子5は、圧力室3cと略同一の平面視形状に形成され、振動板3bを挟んで圧力室3cと対向する位置に設けられている。この圧電素子5は、振動板3bを変形させるためのPZT(lead zirconium titanate)からなるアクチュエータである。また、圧電素子5の下面に設けられた電極(図示略)が振動板3bに接続されている。
また、第二接着用基板4には、圧力室基板3の連通孔3dと連通する貫通孔4bが、空間部4aとは独立して形成されている。
また、第二接着用基板4の上面には、配線基板6が積層され、接合されている。
配線基板6は、例えば、シリコン製の基板であるインターポーザ6aを備えている。
インターポーザ6aは、基板の積層方向に略等しい厚さを有する板状に形成されている。このインターポーザ6aの下面には2層の絶縁層6b、6cが被覆され、上面には1層の絶縁層6dが被覆されている。絶縁層6b〜6dは、例えば、ポリイミド、酸化ケイ素等の絶縁性を有する材料から構成されている。そして、インターポーザ6aの下方の2つの絶縁層6b、6cのうち、下側に位置する絶縁層6cが、第二接着用基板4の上面に積層され、接合されている。
また、インターポーザ6aには、スルーホール6eが積層方向に形成されており、このスルーホール6eには、貫通電極6fが挿通されている。貫通電極6fの下端には、水平方向に延在する下側配線6gの一端が接続されている。この下側配線6gの他端には、空間部4a内に露出したスタッドバンプ6hが設けられ、圧電素子5の上面の電極(図示略)に設けられた半田5aと接続されている。また、下側配線6gは、インターポーザ6aの下側の2つの絶縁層6b、6cによって挟まれて保護されている。すなわち、配線基板6の下側配線6gが形成されている配線面600は、絶縁性を有する膜により被覆されている。
また、インターポーザ6aには、第二接着用基板4の貫通孔4bと連通するインレット6iが、当該インターポーザ6aを上下方向に貫通するように形成されている。すなわち、インレット6iは、その開口を第二接着用基板4側に臨ませるように設けられている。
また、配線基板6の上面には、一端が貫通電極6fの上端に接続されるとともに、他端が中継基板(図示略)等を介して電装コネクタ(図示略)に接続される上側配線6jが配設されている。
また、配線基板6の上面の上側配線6j及びインターポーザ6aの絶縁層6dの上面を覆うように接着層6kが形成されている。接着層6kは、例えば、当該インクジェットヘッド100を保持板(図示略)と接着するための感光性樹脂等から構成されている。また、接着層6kは、上側配線6jを保護する保護層を構成している。また、接着層6kには、インレット6iと連通する貫通孔6lが形成されている。
このような構成の配線基板6は、下側配線6gが形成されている配線面600をヘッドチップ100Aの第二接着用基板4の上面に対向させ、接着剤Gを介して接着されるようになっている(図2参照)。
なお、配線基板6の配線面600の具体的な構成については、後述する。
インクジェットヘッド100の連通孔3d、貫通孔2a、4b、6l及びインレット6iは、インク流路を構成し、このインク流路を介してインク室(図示略)のインクがノズル1aに供給される。
次に、配線基板6の具体的な構成について図面を参照して説明する。
図3は、配線基板6の配線面600の一部分を拡大して模式的に示す図であり、図4は、配線基板6のIV−IV線で示す部分の断面を拡大して模式的に示す図である。
なお、図4にあっては、絶縁層6cや接着剤Gの図示は省略している。
図3及び図4に示すように、配線基板6の配線面600の一部分の領域に、下側配線6gが形成されており、当該下側配線6gが形成されている領域が配線領域A1を構成し、下側配線6gが形成されていない領域が非配線領域A2を構成している。
図4に示すように、配線基板6のインターポーザ6aの第二接着用基板4側の面(図4における下端面)に、絶縁層6bが形成されている。この絶縁層6bは、インターポーザ6aの第二接着用基板4側の面における、例えば、インク流路を構成するインレット6iやスルーホール6eや貫通電極6f等が設けられている部分以外の領域に形成されている。また、絶縁層6bは、基板の積層方向に略等しい厚さを有している。
下側配線6gは、絶縁層6bの第二接着用基板4側の面(図4における下端面)に複数配設されている。複数の下側配線6g、…は、例えば、インク流路を構成するインレット6iやスルーホール6eや貫通電極6f等を避けるように配設されている。具体的には、例えば、図3に示すように、非配線領域A2のインレット6iの近傍(図3における右端部側)では、複数の下側配線6g、…は、隣合うものどうしが所定の略等しい間隔S1を空けて並設されている。
なお、複数の下側配線6g、…は、図3における左端部側が隣合うものどうしの間隔を大きくするような形状となっている。
また、複数の下側配線6g、…の各々は、基板の積層方向に所定の厚さT1を有するとともに、当該下側配線6gのほとんどの部分が延在している方向(例えば、X方向)に略直交する方向(例えば、Y方向)に所定の幅W1を有している。
なお、下側配線6gの厚さT1、幅W1、配線どうしの間隔S1は、それぞれ適宜任意に変更可能である。また、例えば、下側配線6gの幅W1と配線どうしの間隔S1が所定の比率を有するように設定しても良い。
非配線領域A2には、下側配線6gと厚さの略等しい擬似配線700が配設されている。
擬似配線700は、電気的に接続されていない線状の配線であり、非配線領域A2の略全ての領域に複数設けられている。具体的には、非配線領域A2には、例えば、複数の下側配線6g、…と略等しい方向(例えば、X方向)に延在するように直線状に形成された複数の直線状擬似配線701、…が設けられている。これら複数の直線状擬似配線701、…は、下側配線6gどうしの間隔と略等しい所定の間隔S2を空けて並設されている。
また、非配線領域A2のうち、非配線領域A2の各インレット6iの開口の周辺領域に、例えば、円弧状に形成された2つの円弧状擬似配線702、702が設けられている。これら2つの円弧状擬似配線702、702は、インレット6iの開口をX方向に挟むように配置されている。
また、直線状擬似配線701及び円弧状擬似配線702の各々は、下側配線6gと略等しい所定の厚さT2を有している。また、直線状擬似配線701及び円弧状擬似配線702の各々は、下側配線6gと略等しい所定の幅W2を有している。
なお、擬似配線700の厚さT2、幅W2、配線どうしの間隔S2は、それぞれ適宜任意に変更可能である。また、例えば、擬似配線700の幅W2と配線どうしの間隔S2が所定の比率を有するように設定しても良い。
このように、非配線領域A2に配設されている擬似配線700は、配線領域A1の下側配線6gと厚さの略等しい厚さ調整部材を構成している。これにより、非配線領域A2の擬似配線700及び配線領域A1の下側配線6gの各々の表面(図4における下端面)から第二接着用基板4までの距離が略等しくなっている。
すなわち、インレット(液体流路)6iの開口の周辺領域を含む非配線領域A2及び配線領域A1は、基板の積層方向における第二接着用基板(他の部材)4に対する相対的な位置が略等しくされている。
なお、下側配線6g及び擬似配線700の材料としては、例えば、Cu、Au等が挙げられ、等しい材料から構成されているのが好ましい。
以上のように、本実施形態のインクジェットヘッド100によれば、配線基板6の基板本体における配線面600には、下側配線6gが形成された配線領域A1と、下側配線6gが形成されず、ヘッドチップ100Aの第二接着用基板4側に開口を臨ませるようにインレット6iが設けられた非配線領域A2と、を有し、非配線領域A2及び配線領域A1は、第二接着用基板(他の部材)4に対する相対的な位置が略等しくなるように構成されているので、インレット6iが設けられた非配線領域A2の表面形状(特に、厚さ)と下側配線6gが形成された配線領域A1の表面形状とをより類似させることができる。これにより、当該配線基板6の配線面600に絶縁層6cを形成しても、非配線領域A2の表面形状と配線領域A1の表面形状とを類似させることができる。特に、例えば、流動性を有するポリイミド等から絶縁層6cを構成した場合であっても、非配線領域A2と配線領域A1とで絶縁層(例えば、ポリイミド等)6cの硬化後の状態を略等しくすることができる。
したがって、配線基板6の配線面600における下側配線6gが形成された配線領域A1からインレット6iが設けられた非配線領域A2に亘る領域の平坦性の向上を図ることができる。結果として、配線基板6の配線面600に対してヘッドチップ100Aを接着剤Gを介して接着しても、配線基板6の非配線領域A2とヘッドチップ100Aとの密着性の低下や接着剤Gのクラック等を抑制することができ、インク流路からのインク漏れを生じさせ難くすることができる。
特に、配線面600における非配線領域A2のうち、インレット6iの開口の周辺領域に設けられた厚さ調整部材(例えば、円弧状擬似配線702)により、非配線領域A2のうち、インレット6iの開口の周辺領域とヘッドチップ100Aとの密着性の低下や接着剤Gのクラック等を好適に抑制することができ、この結果、インク流路からのインク漏れの抑制を好適に図ることができる。
具体的には、配線基板6の配線面600の非配線領域A2に、配線領域A1の下側配線6gと厚さの略等しい厚さ調整部材としての擬似配線700が配設されているので、当該擬似配線700を用いることで、非配線領域A2の擬似配線700(直線状擬似配線701、円弧状擬似配線702)及び配線領域A1の下側配線6gの各々の表面(図4における下端面)から第二接着用基板4までの距離の調整を低コストで簡単に行うことができる。すなわち、配線基板6に対して下側配線6gを配設する際に、例えば、当該下側配線6gと等しい材料から構成される擬似配線700も併せて効率良く形成することができる。
また、非配線領域A2の略全ての領域に、厚さ調整部材としての擬似配線700が複数配設されているので、当該非配線領域A2を複数の下側配線6gが形成されている配線領域A1と略同様の構成とすることができる。
特に、擬似配線700の幅W2と下側配線6gの幅W1とを略等しくしたり、複数の擬似配線700、…の隣合うものどうしの間隔S2と複数の下側配線6g、…の隣合うものどうしの間隔S1とを略等しくすることで、非配線領域A2の表面形状と配線領域A1の表面形状とをより類似させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、配線基板6の配線面600における厚さ調整部材の配置の変形例について説明する。
また、以下に説明する変形例にあっては、厚さ調整部材としての擬似配線700の配置以外の点は、上記実施形態と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
<変形例1>
図5は、変形例1の配線基板106の配線面600の一部分を拡大して模式的に示す図である。
図5に示すように、変形例1の配線基板106の配線面600における非配線領域A2には、厚さ調整部材として、一方の端部がインレット6iの開口の周辺領域まで延在している複数の直線状擬似配線701、…が設けられている。
すなわち、非配線領域A2には、複数の直線状擬似配線701、…が設けられ、これらのうち、インレット6iの開口をX方向に挟む所定数の直線状擬似配線701は、そのインレット6i側の端部が当該インレット6iの開口の周辺領域まで延在している。つまり、非配線領域A2には、上記実施形態における円弧状擬似配線702が配設される代わりに、一方の端部がインレット6iの開口の周辺領域まで延在している複数の直線状擬似配線701、…が配設されている。
このような構成としても、配線基板106の配線面600における非配線領域A2の表面形状と配線領域A1の表面形状とをより類似させることができ、配線基板106の配線面600における下側配線6gが形成された配線領域A1からインレット6iが設けられた非配線領域A2に亘る領域の平坦性の向上を図ることができる。結果として、配線基板106の配線面600に対してヘッドチップ100Aを接着剤Gを介して接着しても、配線基板106の非配線領域A2とヘッドチップ100Aとの密着性の低下や接着剤Gのクラック等を抑制することができ、インク流路からのインク漏れを生じさせ難くすることができる。
<変形例2>
図6は、変形例2の配線基板206の配線面600の一部分を拡大して模式的に示す図である。
図6に示すように、変形例2の配線基板206の配線面600における非配線領域A2には、厚さ調整部材として、上記実施形態における円弧状擬似配線702が配設されずに、複数の直線状擬似配線701、…のみが設けられている。
すなわち、変形例2の配線基板206は、上記実施形態の配線基板6の配線面600の非配線領域A2に配設されている複数の直線状擬似配線701、…並びに複数の円弧状擬似配線702、…のうち、複数の直線状擬似配線701、…のみが非配線領域A2に配設されている。
このように、配線基板206の配線面600の非配線領域A2の中で、必ずしもインレット6iの開口の周辺領域に擬似配線700(例えば、直線状擬似配線701や円弧状擬似配線702)等の厚さ調整部材を配設しなくとも、配線基板206の配線面600における下側配線6gが形成された配線領域A1からインレット6iが設けられた非配線領域A2に亘る領域の平坦性の向上を図ることができる。
結果として、配線基板206の配線面600に対してヘッドチップ100Aを接着剤Gを介して接着しても、配線基板206の非配線領域A2とヘッドチップ100Aとの密着性の低下や接着剤Gのクラック等を抑制することができ、インク流路からのインク漏れを生じさせ難くすることができる。
また、上記実施形態並びに変形例1、2では、厚さ調整部材として、例えば、線状に形成された複数の擬似配線700を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、基板の積層方向に略直交する方向に延在する平板状に形成されたものであっても良い。また、厚さ調整部材は、非配線領域A2(特に、インレット6iの開口の周辺領域)及び配線領域A1の第二接着用基板(他の部材)4に対する相対的な位置を略等しくなるように調整するためのものであれば、必ずしも擬似配線700である必要はない。
さらに、上記実施形態では、配線基板6の非配線領域A2に擬似配線700等の厚さ調整部材を配設して厚さを調整するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、インターポーザ6aの非配線領域A2に対応する部分の第二接着用基板4に対する相対的な位置が、下側配線6gの第二接着用基板4に対する相対的な位置と略等しくなるように予めインターポーザ6aを加工しておいても良い。また、例えば、配線基板6と接合される第二接着用基板4の非配線領域A2に対応する部分自体を、下側配線6gと略等しい厚さとなるように予め加工しておいても良い。
さらに、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態では、擬似配線700の幅W2を下側配線6gの幅W1と略等しくなるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、例えば、直線状擬似配線701どうしの間隔S2を下側配線6gどうしの間隔S1と略等しくなるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明は、配線が形成された配線基板及びインクジェットヘッドに利用することができる。
100 インクジェットヘッド
100A ヘッドチップ
1 ノズル基板
2 第一接着用基板
3 圧力室基板
4 第二接着用基板
5 圧電素子
6、106、206 配線基板
6g 下側配線
600 配線面
700 擬似配線
701 直線状擬似配線
702 円弧状擬似配線
A1 配線領域
A2 非配線領域

Claims (7)

  1. 電気を伝えるための配線が形成された配線面を他の部材に対向させて配設される配線基板であって、
    前記配線面は、前記配線が形成された配線領域と、前記配線が形成されず、前記他の部材側に開口を臨ませるように液体流路が設けられた非配線領域と、を有し、
    前記非配線領域には、前記配線領域の前記配線と厚さの略等しい厚さ調整部材が配設されており、
    前記非配線領域の前記液体流路の開口の周辺領域に、前記液体流路の開口に沿って円弧状に形成された前記厚さ調整部材が配設されており、
    前記非配線領域及び前記配線領域は、前記他の部材に対する相対的な位置が略等しくなるように構成されてなることを特徴とする配線基板。
  2. 前記厚さ調整部材は、線状をなし、
    前記非配線領域の略全ての領域に、前記厚さ調整部材が複数配設されてなることを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  3. 前記厚さ調整部材は、電気的に接続されていない擬似配線を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基板。
  4. 前記擬似配線の幅は、前記配線の幅と略等しいことを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  5. 前記配線及び前記擬似配線は、それぞれ複数配設され、
    前記複数の擬似配線の隣合うものどうしの間隔は、前記複数の配線の隣合うものどうしの間隔と略等しいことを特徴とする請求項3又は4に記載の配線基板。
  6. 前記配線面は、絶縁性を有する膜により被覆されてなることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の配線基板。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載の配線基板と、
    前記配線基板の前記配線面に対して当該配線面と対向する一面が接着剤を介して接着されたヘッドチップと、
    を備えることを特徴とするインクジェットヘッド。
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