JP6330612B2 - 連続溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき鋼帯の製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の実施の形態に係る連続溶融金属めっき装置の全体構成の一例について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る連続溶融金属めっき装置10の構成例を概略的に示す模式図である。連続溶融金属めっき装置10は、焼鈍炉20と、ターンダウンロール31が収容されたターンダウンロール室30と、スナウト40と、溶融金属槽50と、ガスワイピング装置60とを備える。
本実施形態にかかる連続溶融金属めっき装置10は、ターンダウンロール室30内に、第1の遮蔽板101及び第2の遮蔽板111を備える。第1の遮蔽板101は、鋼帯Hの一方の面(上面)側において、ターンダウンロール室30の上部の内壁に設けられる。第1の遮蔽板101の上端部は、ターンダウンロール室30の上部内壁に接合され、下端部は、ターンダウンロール31上の鋼帯Hの上面に近接して配置される。かかる第1の遮蔽板101は、鋼帯Hの上面側の空間において、焼鈍炉20側と溶融金属めっき浴51側とを遮蔽している。
次に、ターンダウンロール室30内における雰囲気ガスの流れについて説明する。図2は、ターンダウンロール室30内の雰囲気ガスの流れを示す図である。スナウト40内の溶融金属めっき浴51の表面から発生した金属ヒュームを含む雰囲気ガスは、ターンダウンロール室30側に向かって流れる。一般に、焼鈍炉20内の雰囲気ガスの圧力及びスナウト40内の雰囲気ガスの圧力は大気圧よりも高く設定される。また、焼鈍炉20内の雰囲気ガスの圧力は、スナウト40内の雰囲気ガスの圧力よりも高めに設定される。
本実施形態にかかる連続溶融金属めっき装置10の構成は、種々の変形が可能である。以下、連続溶融金属めっき装置10の変形例について説明する。
図3は、変形例1にかかる連続溶融金属めっき装置のターンダウンロール室30を概略的に示す図である。変形例1にかかる連続溶融金属めっき装置では、鋼帯Hの上面側に設けられた第1の遮蔽板101が、鋼帯Hの進行方向に沿って回動可能になっている。具体的には、鋼帯Hの上面側に設けられた上流側遮蔽板101a及び下流側遮蔽板101bは、それぞれ鋼帯Hの搬送方向に沿って回動可能に支持軸105a,105bに支持されている。これにより、鋼帯Hに発生したヒートバックルが上流側遮蔽板101a又は下流側遮蔽板101bに接触した場合であっても、上流側遮蔽板101a又は下流側遮蔽板101bが回動することによって、鋼帯Hの破断が回避される。
図4〜図6は、変形例2にかかる連続溶融金属めっき装置を説明するために示す図である。図4は、変形例2にかかる連続溶融金属めっき装置のターンダウンロール室30を概略的に示す図である。図5は、ターンダウンロール31及び第1及び第2の遮蔽板121,131を示す斜視図である。図6は、図5の一点鎖線に沿って第1及び第2の遮蔽板121,131及びターンダウンロール31を見た図である。
図7は、変形例3にかかる連続溶融金属めっき装置のターンダウンロール室30を概略的に示す図である。変形例3にかかる連続溶融金属めっき装置は、鋼帯Hの上面側に設けられた第1の遮蔽板141が一枚の遮蔽板からなり、鋼帯Hの上面側に排気口が設けられていない点で、変形例2にかかる連続溶融金属めっき装置と異なる。
図8は、変形例4にかかる連続溶融金属めっき装置10Aの構成を概略的に示す図である。変形例4にかかる連続溶融金属めっき装置10Aは、排気装置を備える点において、変形例3にかかる連続溶融金属めっき装置とは異なる。変形例4にかかる連続溶融金属めっき装置10Aは、排気口113に連通する排気管71に、排気装置としてのエジェクタ70と、金属ヒューム回収装置としてのサイクロン80とを、排気口113側からこの順に備えている。
20 焼鈍炉
30 ターンダウンロール室
31 ターンダウンロール
31a ロール胴部
31ba,31bb ロール端部
40 スナウト
50 溶融金属槽
51 溶融金属めっき浴
53 シンクロール
60 ガスワイピング装置
70 エジェクタ
80 サイクロン
101,121,141 第1の遮蔽板
101a,121a 上流側遮蔽板
101b,121b 下流側遮蔽板
103,113 排気口
105a,105b 支持軸
111,131,151 第2の遮蔽板
111a,131a,151a 上流側遮蔽板
111b,131b,151b 下流側遮蔽板
125a,125b 支持軸
Claims (10)
- 連続搬送される鋼帯を加熱する焼鈍炉と、
前記焼鈍炉により焼鈍された鋼帯の進行方向を下向きに変えるターンダウンロールと、
前記ターンダウンロールにより進行方向が変えられた鋼帯が浸漬される溶融金属めっき浴が収容された溶融金属槽と、
周囲雰囲気から区画され、前記ターンダウンロールにより進行方向が変えられた鋼帯を前記溶融金属めっき浴に導くスナウトと、
前記焼鈍炉と前記スナウトとの間に設けられ、周囲雰囲気から区画されて前記ターンダウンロールを収容するターンダウンロール室と、
を備えた連続溶融金属めっき装置において、
前記ターンダウンロール室又は前記スナウト内に設けられ、前記鋼帯の一方の面側で前記溶融金属めっき浴側と前記焼鈍炉側とを遮蔽する第1の遮蔽板及び前記鋼帯の他方の面側で前記溶融金属めっき浴側と前記焼鈍炉側とを遮蔽する第2の遮蔽板を備え、
前記第1の遮蔽板及び前記第2の遮蔽板の少なくとも一方は、前記焼鈍炉側に位置する上流側遮蔽板及び前記溶融金属めっき浴側に位置する下流側遮蔽板を含み、
前記上流側遮蔽板と前記下流側遮蔽板との間の領域から所定量の雰囲気ガスを排出する排気口を備える、連続溶融金属めっき装置。 - 前記第1及び第2の遮蔽板は、前記ターンダウンロール室内に設けられ、
前記第1の遮蔽板の端部は、前記ターンダウンロール上の鋼帯に近接して配置され、
前記第2の遮蔽板の端部は、前記ターンダウンロールの下方の面に近接して配置される、請求項1に記載の連続溶融金属めっき装置。 - 前記第1の遮蔽板は、前記鋼帯の進行方向に沿って回動可能に軸支される、請求項2に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 前記第1及び第2の遮蔽板の端部が、前記ターンダウンロールの外形に対応する形状を有する、請求項2又は3に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 前記第1の遮蔽板は一枚の遮蔽板からなり、前記第2の遮蔽板は前記上流側遮蔽板及び前記下流側遮蔽板を含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 前記スナウト内で前記溶融金属めっき浴から発生した金属ヒュームのうち、前記焼鈍炉に侵入する金属ヒュームの割合の上限目標値に基づいて、前記排気口の開口面積を設定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 前記排気口に接続された排気通路に、前記雰囲気ガスの排出量を調整可能な排気装置を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 前記スナウト内で前記溶融金属めっき浴から発生した金属ヒュームのうち、前記焼鈍炉に侵入する金属ヒュームの割合の上限目標値に基づいて、前記排気装置による排気量を設定する、請求項7に記載の連続溶融金属めっき装置。
- 連続搬送される鋼帯を焼鈍炉で焼鈍した後、周囲雰囲気から区画されたターンダウンロール室及びスナウトを介して溶融金属めっき浴に浸漬することで前記鋼帯にめっきする溶融金属めっき鋼帯の製造方法において、
前記ターンダウンロール室又は前記スナウト内で、前記鋼帯の一方の面側及び他方の面側でそれぞれ前記溶融金属めっき浴側と前記焼鈍炉側とを遮蔽するとともに、
前記一方の面側及び前記他方の面側の少なくとも一方では、前記焼鈍炉側に位置する上流側遮蔽位置及び前記溶融金属めっき浴側に位置する下流側遮蔽位置で、前記溶融金属めっき浴側と前記焼鈍炉側とを遮蔽し、
前記上流側遮蔽位置と前記下流側遮蔽位置との間の領域から所定量の雰囲気ガスを排出する、溶融金属めっき鋼帯の製造方法。 - 前記間の領域の雰囲気ガスの圧力は、前記焼鈍炉内の雰囲気ガスの圧力及び前記スナウト内の雰囲気ガスの圧力より低く設定される、請求項9に記載の溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
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