JP6325507B2 - 嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって嵌合する方法 - Google Patents

嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって嵌合する方法 Download PDF

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Description

本発明は、嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって互いに嵌合する方法に関する。
複数のシャフト部を有する嵌合部品と、該シャフト部を受容可能な複数の穴を有する被嵌合部品とを、ロボットによって互いに嵌合する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−249378号公報
嵌合部品の中には、シャフト部が可動に保持されているものがある。従来、このような可動のシャフト部を、対応する穴に嵌入させることが困難であった。
本発明の一態様において、嵌合部品は、ベース部と、ベース部に取り付けられた複数のシャフト部であって、ベース部に対してシャフト部の軸方向に可動であるとともに、所定位置で一方への軸方向移動を係止される、複数のシャフト部とを有する。被嵌合部品は、上面と、該上面から凹むように形成され、複数のシャフト部の各々を受容可能に配置された複数の穴とを有する。
嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって互いに嵌合する方法は、複数のシャフト部が所定位置で鉛直下方への軸方向移動を係止された状態でベース部の鉛直下側に吊り下げられるように、ロボットによってベース部を把持して、被嵌合部品の上面の鉛直上方に配置することと、ベース部の下面を、被嵌合部品の上面に接近させるように、ベース部をロボットによって鉛直下方へ移動させることとを備える。
また、この方法は、ベース部をロボットによって鉛直下方へ移動させたときに、少なくとも1つのシャフト部の先端が穴に挿入されずに被嵌合部品の上面と当接した場合には、該少なくとも1つのシャフト部の先端が穴を通過する経路で被嵌合部品の上面を摺動するように、ロボットによって、複数のシャフト部が吊り下げられているベース部の位置の各々を水平方向へ移動させることを備える。
位置の各々を水平方向へ移動させるときに、ロボットによって該位置の各々を水平方向へ往復動させてもよい。位置の各々を水平方向へ移動させるのと同時に、ロボットによってベース部を鉛直下方へ移動させてもよい。
ベース部は、複数の貫通孔を有してもよい。シャフト部は、貫通孔に軸方向に摺動可能に挿通される本体部と、該本体部から外方へ突出し、ベース部の上面と係合してシャフト部を所定位置でベース部に係止する鍔部とを有してもよい。ベース部を鉛直下方へ移動させたときに該シャフト部が該ベース部に対して鉛直上方へ変位したことを検知すること、をさらに備えてもよい。
この方法は、シャフト部がベース部に対して鉛直上方へ変位したことを検知したときに、複数のシャフト部の先端が被嵌合部品の上面から鉛直上方へ離反するように、ベース部をロボットによって鉛直上方へ移動させることをさらに備えてもよい。
この方法は、ベース部を鉛直上方へ移動させた後に、ベース部の下面を、被嵌合部品の上面に接近させるように、ベース部をロボットによって鉛直下方へ移動させることをさらに備えてもよい。
この方法は、ベース部を鉛直上方へ移動させた後にベース部をロボットによって鉛直下方へ移動させたときに、少なくとも1つのシャフト部の先端が穴に挿入されずに被嵌合部品の上面と当接した場合には、該少なくとも1つのシャフト部の先端が穴を通過する経路で被嵌合部品の上面を摺動するように、ロボットによって位置の各々を水平方向へ移動させることをさらに備えてもよい。
この方法は、被嵌合部品の上面を撮像することと、撮像した該上面の画像に基づいて、ロボットによってベース部を該上面の鉛直上方に配置するときの該ベース部の位置および姿勢を決定することとをさらに備えてもよい。
本発明の一実施形態に係るロボットシステムの図である。 図1に示すロボットハンドの拡大図である。 図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図1に示す嵌合部品の図である。 図1に示すロボットによって嵌合部品を被嵌合部品に嵌合させる方法の一例を示すフローチャートである。 図5中のステップS3の終了時の嵌合部品と被嵌合部品との位置関係を示す図である。 シャフト部の先端が被嵌合部品の上面に当接した状態を示す図である。 ロボットがベース部を図8中の矢印Iの方向(正転方向)へ回転させた状態を示す図である。 ロボットがベース部を図9中の矢印Jの方向(逆転方向)へ回転させた状態を示す図である。 全ての本体部の先端が対応する穴内に適正に嵌入された状態を示す図である。 全ての本体部の先端が対応する穴内に適正に嵌入された状態を示す図である。 シャフト部の本体部が穴内に適正に嵌入されずに、該本体部の先端が、被嵌合部品の上面と当接している状態を示す図である。 他の実施形態に係る嵌合部品の図である。 ロボットがベース部を図14中のx軸方向へ往復動させているときの状態を示す図である。 ロボットがベース部を図15中のy軸方向へ往復動させているときの状態を示す図である。 他の実施形態に係るロボットシステムのブロック図である。 図16に示すロボットに具備されたロボットハンドの図である。 図16に示すロボットによって嵌合部品を被嵌合部品に嵌合させる方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態に係るロボットシステム10について説明する。なお、以下の説明における上方とは、鉛直上方を示し、図1および図2の紙面上方に相当する。
ロボットシステム10は、嵌合部品100を把持して移動させ、被嵌合部品102に嵌合させるためのものである。ロボットシステム10は、制御部12およびロボット14を備える。
制御部12は、例えば、CPU(中央演算処理装置)および記憶部(ともに図示せず)等を有し、ロボット14の各構成要素を、直接的または間接的に制御する。
ロボット14は、例えば垂直多関節ロボットであって、ロボットベース16、旋回胴18、ロボットアーム20、およびロボットハンド22を備える。ロボットベース16は、ワークセルAの床に固定されている。旋回胴18は、ロボットベース16に鉛直軸周りに旋回可能に取り付けられている。
ロボットアーム20は、旋回胴18に回転可能に取り付けられた後腕部23と、該後腕部23の先端に回転可能に取り付けられた前腕部24とを有する。前腕部24の先端には、手首部26が設けられている。ロボットハンド22は、該手首部26を介して、前腕部24の先端に取り付けられている。
ロボット14は、複数のサーボモータ28(図3)を有する。サーボモータ28は、旋回胴18、ロボットアーム20、およびロボットハンド22に内蔵され、これら可動要素の回動軸を回転駆動する。制御部12は、サーボモータ28に指令を送り、ロボット14の各可動要素を動作させる。
図2に示すように、ロボットハンド22は、ハンドベース30、複数の指部32、34、および36、ならびに、可動受け部38を有する。ハンドベース30は、手首部26に連結される。
具体的には、ハンドベース30は、土台プレート40と、該土台プレート40の上面40aから上方へ延出する連結ロッド42と、土台プレート40の下面40bに固定された円柱状の指保持部44とを有する。連結ロッド42は、手首部26に連結される。
指部32、34、および36は、指保持部44に開閉可能に取り付けられる。本実施形態においては、計3個の指部32、34、および36が、指保持部44の周方向に略120°の間隔で整列するように、設けられている。
指部32、34、および36は、エアチャック(図示せず)によって、互いに対して接近および離反する方向へ、移動される。これら指部32、34、および36によって、ハンドベース30は、嵌合部品100を把持したり、解放したりすることができる。
可動受け部38は、受けプレート46と、複数のシャフト48、50、および52とを有する。受けプレート46は、略三角形の形状を有し、指保持部44の下方に離隔して配置されている。
指部32、34、および36は、それぞれ、三角形の受けプレート46の一辺に相当する位置に配置されており、該受けプレート46よりも下方へ延びて、該受けプレート46の下側で、嵌合部品100を把持する。
受けプレート46の上面46aには、該上面46aから上方へ延出する計3個のボス54、56、および58(図6)が設けられている。これらボス54、56、および58は、シャフト48、50、および52よりも大きな直径を有する円柱部材である。
シャフト48、50、および52は、それぞれ、ボス54、56、および58から上方に延出している。シャフト48、50、および52は、それぞれ、三角形の受けプレート46の各頂角の近傍に配置されている。
土台プレート40には、シャフト48、50、および52の各々に対応する位置に、計3個の貫通孔(図示せず)が形成されている。シャフト48、50、および52は、それぞれ、これら3個の貫通孔に鉛直方向に摺動可能に挿通されている。シャフト48、50、および52の上端は、土台プレート40の上面40aから上方へ突出している。
土台プレート40と、ボス54、56、および58の各々との間には、計3個のコイルバネ60が介挿されている。コイルバネ60は、それぞれ、シャフト48、50、および52を環囲するように配置されており、土台プレート40と受けプレートとを互いから離反させるように付勢する。
ロボット14は、視覚センサ62および変位検出部64をさらに有する。視覚センサ62は、土台プレート40に固定されている。視覚センサ62は、例えば3次元視覚センサであり、制御部12からの指令に応じて、被嵌合部品102を撮像する。
変位検出部64は、例えば近接スイッチまたは変位計等を有し、土台プレート40に取り付けられている。変位検出部64は、土台プレート40の上面40aから突出しているシャフト48、50、および52が、土台プレート40に対して上方へ変位したことを検出する。
次に、図4を参照して、嵌合部品100について説明する。嵌合部品100は、円板状のベース部104と、複数のシャフト部106とを有する。ベース部104には、複数の円形の貫通孔108が形成されている。
これら貫通孔108は、ベース部104の周方向に略等間隔で配列されている。より具体的には、貫通孔108の中心は、ベース部104と同心の直径Eの円上に略等間隔で整列するように、配置されている。
シャフト部106の各々は、本体部106aと、該本体部106aから外方へ突出する鍔部106bとを有する。本体部106aは、貫通孔108よりも小さい直径を有する円柱部材であって、本体部106aの軸方向Bに摺動可能となるように、貫通孔108に挿通されている。
鍔部106bは、本体部106aの上端から拡径するように設けられた、貫通孔108よりも大きな直径を有する円板部材である。本実施形態においては、ベース部104に計9個の貫通孔108が形成され、これら貫通孔108に、計9個のシャフト部106が挿通されている。
図4に示すように、貫通孔108にシャフト部106を挿通した状態でベース部104を持ち上げると、鍔部106bがベース部104の上面104aと係合し、シャフト部106の軸方向下方への移動が係止される。こうして、シャフト部106の各々は、鍔部106bが形成されている位置(所定位置)で、ベース部104に係止される。
一方、シャフト部106は、貫通孔108内を軸方向Bに摺動可能であり、且つ、矢印Cに示す方向へ回転可能である。すなわち、シャフト部106の各々の先端106cは、揺動可能な自由端となっている。
ロボットハンド22は、指部32、34、および36によって、嵌合部品100のベース部104を把持することができる。
次に、図2を参照して、被嵌合部品102について説明する。被嵌合部品102は、円柱状の部材であって、上面112と、該上面112から下方へ凹むように形成された複数の穴110とを有する。本実施形態においては、上面112は、平面であって、ロボット14が嵌合部品100との嵌合作業を実行するときに、略水平に配置される。
本実施形態においては、計9個の穴110が、被嵌合部品102に形成されている。これら穴110の各々は、上述したシャフト部106の本体部106aよりも大きな直径を有し、本体部106aの各々を受容可能である。
これら穴110の中心は、被嵌合部品102と同心の直径Eの円上に略等間隔で整列するように、配置されている。すなわち、これら穴110は、嵌合部品100のベース部104に形成された貫通孔108に対応する位置に、配設されている。
上述した視覚センサ62は、被嵌合部品102の上面112を撮像し、撮像した画像から、該上面112の中心Fの座標と、穴110の座標とを算出する。視覚センサ62は、算出した座標に係るデータを、制御部12へ送信する。
次に、図5を参照して、ロボット14によって嵌合部品100と被嵌合部品102とを嵌合する方法について説明する。図5に示す動作フローは、制御部12が、使用者、上位コントローラ、またはプログラムから、嵌合部品100と被嵌合部品102とを嵌合する作業を行う作業指令を受け付けたときに、開始する。
ステップS1において、制御部12は、視覚センサ62によって被嵌合部品102の上面112を撮像する。具体的には、制御部12は、ロボット14を動作させ、視覚センサ62を、予め定められた場所G(図1)に設置された被嵌合部品102の上方に位置決めする。
このとき、視覚センサ62は、被嵌合部品102の上面112を撮像可能な位置に、配置される。そして、制御部12は、視覚センサ62に撮像指令を送信する。視覚センサ62は、制御部12から撮像指令を受信すると、被嵌合部品102の上面112を撮像する。
次いで、視覚センサ62は、撮像した画像データから、該上面112の中心F(図2)の座標と、1つの穴110の座標とを算出する。視覚センサ62は、算出した座標に係るデータを、制御部12へ送信する。
ステップS2において、制御部12は、嵌合部品100のベース部104をロボット14によって把持して持ち上げる。具体的には、制御部12は、ロボット14を動作させ、ロボットハンド22の指部32、34、および36を、予め定められた場所H(図1)に設置された嵌合部品100のベース部104の径方向外側に、配置させる。
次いで、制御部12は、指部32、34、および36を、互いに接近する方向へ移動させて、指部32、34、および36によってベース部104を把持する。次いで、制御部12は、ロボット14を動作させ、ベース部104を上方へ持ち上げる。
これにより、複数のシャフト部106は、鍔部106bと上面104aとの係合によって鉛直下方への軸方向移動を係止され、ベース部104の鉛直下側に吊り下げられた状態となる。なお、この状態においては、可動受け部38の受けプレート46の下面46b(図6)は、嵌合部品100の鍔部106bから上方に僅かに離隔している。
ステップS3において、制御部12は、嵌合部品100のベース部104を、場所Gに設置された被嵌合部品102の上面112の上方に配置させる。具体的には、制御部12は、ステップS1にて取得した座標データに基づいて、ロボット14によって配置させるべきベース部104の位置および姿勢を決定する。
このとき、制御部12は、嵌合部品100が被嵌合部品102の上方に位置し、ベース部104が水平に配置され、ベース部104の中心D(図4)、およびベース部104に形成された1つの貫通孔108の中心の水平面内の座標が、ステップS1にて取得した上面112の中心F(図2)および1つの穴110の中心の水平面内の座標に一致するように、ベース部104の位置および姿勢を決定する。
制御部12は、ロボット14を動作させて、決定した位置および姿勢にベース部104を配置させる。これにより、嵌合部品100は、ベース部104の貫通孔108が、それぞれ、被嵌合部品102の穴110の上方に位置するように、被嵌合部品102の上方に位置決めされる。この状態を図6に示す。なお、図6においては、理解の容易の観点から、指部32の一部を点線で示している。
ステップS4において、制御部12は、ベース部104の下面104bを、被嵌合部品102の上面112に接近させるように、ロボットハンド22によって把持しているベース部104を、ステップS3の終了時の位置から下方へ移動させる。具体的には、制御部12は、図6中の距離Xが距離Xよりも小さくなる(すなわち、X<X)ように、ロボット14によってベース部104を、予め定められた距離だけ下方へ移動させる。
ここで、距離Xは、ベース部104の下面104bと、被嵌合部品102の上面112との間の鉛直方向の距離である。一方、距離Xは、ベース部104の下面104bと、該ベース部104に吊り下げられたシャフト部106の先端106cとの間の鉛直方向の距離である。
一例として、制御部12は、ステップS3にてベース部104の位置および姿勢を決定したときに、距離Xを算出する一方、距離Xを予め記憶する。この距離Xは、シャフト部106の軸方向Bが鉛直方向と略平行になるようにベース部104に吊り下げられたときの値として、予め計測され得る。
上述したように、シャフト部106の先端106cは、自由端であるので、このステップS4を実行しているときに、ベース部104に吊り下げられているシャフト部106の軸方向Bが、鉛直方向に対して傾斜する可能性がある。
このようにシャフト部106が傾斜した場合、ステップS4の終了時に、シャフト部106の先端106cが、被嵌合部品102の上面112に当接することになる。この状態を、図7に示す。この場合、シャフト部106を、対応する穴110内に適切に挿入することができない。
そこで、本実施形態においては、シャフト部106を、対応する穴110内に嵌入し易くするために、以下のステップS5を実行する。
ステップS5において、制御部12は、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置の各々を水平方向へ往復動させるのと同時に、ベース部を鉛直下方へ移動させる。ここで、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置とは、ベース部104に形成された貫通孔108に相当する。
制御部12は、このステップS5において、ベース部104を、該ベース部の中心D(図4)の周りの正転方向I、および該正転方向とは反対の逆回転方向Jへ、予め定められた角度θ(例えば、10°)だけ順次回転させるための往復動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。正転方向Iおよび逆回転方向Jは、水平方向と平行である。
この往復動指令に従って、ロボット14は、ベース部104を、正転方向Iおよび逆回転方向Jへ順次回転させ、これにより、ベース部104に形成された全ての貫通孔108は、正転方向Iおよび逆回転方向Jへ、水平方向へ往復動することになる。
図8は、ロボット14がベース部104を正転方向Iへ回転させているときの状態を示す。一方、図9は、ロボット14がベース部104を逆転方向Jへ回転させているときの状態を示す。
上記の角度θ(すなわち、ベース部104を往復動させるときの移動量)は、ベース部104に吊り下げられたシャフト部106の先端106cが、対応する穴110を通過する経路で上面112の上を往復動することができる値として、使用者によって予め設定される。
本実施形態においては、上述のステップS3において、ベース部104の中心Dおよび1つの貫通孔108の中心の水平面内の座標が、上面112の中心Fおよび1つの穴110の中心の水平面内の座標に一致するように、ベース部104が配置されている。
したがって、ベース部104を往復動させた場合、1つの貫通孔108を上面112上に鉛直方向へ投影させた投影領域が、該1つの貫通孔108の下方に位置する穴110の領域を通過することになる。したがって、貫通孔108に挿通された本体部106aの先端106cを、対応する穴110を通過するように、上面112の上を往復動させることができる。
上述の往復動指令と同時に、制御部12は、ロボット14によってベース部104を下方へ予め定められた距離だけ移動させるための下方移動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。この下方移動指令に従って、ロボット14は、ベース部104を往復動させるとともに、予め定められた距離だけ下方へ移動させる。
このようにして、シャフト部106の先端106cを上面112の上を往復動させるとともに、ベース部104を下方へ移動させることにより、本体部106aの先端106cを、対応する穴110内に嵌入させ易くする。
図10および図11に、全ての本体部106aの先端106cが、対応する穴110内に嵌入された状態を示す。本実施形態においては、このステップS5を実行することによって、自由端である本体部106aの先端106cを、対応する穴110内に嵌入させ易くする。
ステップS6において、制御部12は、ベース部104を、ステップS5の終了時の位置から、さらに下方へ移動させる。一例として、制御部12は、ステップS5によって全ての本体部106aが対応する穴110内に嵌入された場合にベース部104の下面104bが被嵌合部品102の上面112と当接することになる位置まで、ロボット14によってベース部を下方へ移動させる。
ステップS7において、制御部12は、少なくとも1つのシャフト部106が、ベース部104に対して上方に変位したか否かを判定する。ここで、仮に、ステップS5を実行した結果、図12に示すように、1つのシャフト部106’の本体部106a’が、対応する穴110内に嵌入されず、該本体部106a’の先端106c’が、上面112と当接していたとする。
この状態で、ステップS6にてベース部104を下方へ移動させた場合、本体部106a’が、自らが挿通されている貫通孔108内を相対摺動し、これにより、シャフト部106’がベース部104に対して上方に変位する。その結果、シャフト部106’の鍔部106b’が、受けプレート46の下面46bと当接する。
鍔部106b’が受けプレート46の下面46bと当接したままベース部104を下方へ移動させるにつれて、該受けプレート46は、鍔部106b’によって土台プレート40へ向かって相対的に押されることになる。そうすると、可動受け部38は、コイルバネ60の付勢力に抗して、土台プレート40へ向かって相対的に変位され、シャフト48、50、および52が、土台プレート40に対して、上方へ向かって相対的に変位する。
本実施形態においては、変位検出部64は、このようなシャフト48、50、または52の変位を検知することによって、シャフト部106’がベース部104に対して上方に変位したことを検知する。変位検出部64は、シャフト48、50、または52の変位を検知すると、変位検知信号を制御部12へ送信する。
制御部12は、このステップS7において、変位検出部64から変位検知信号を受信したか否かを判定する。制御部12は、変位検知信号を受信した(すなわち、YES)と判定した場合、ステップS9へ進む。一方、制御部12は、変位検知信号を受信していない(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS8へ進む。
ステップS8において、制御部12は、使用者、上位コントローラ、またはプログラムから受け付けた作業指令に含まれる全ての嵌合作業を完了したか否かを判定する。制御部12は、全ての嵌合作業を完了した(すなわち、YES)と判定した場合、図5に示すフローを終了する。
一方、制御部12は、実行すべき嵌合作業が残存している(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS1に戻る。そして、制御部12は、次の嵌合部品100と被嵌合部品102との嵌合作業を、実行する。
一方、ステップS7においてYESと判定された場合、ステップS9において、制御部12は、ベース部104を上方へ移動させる。具体的には、制御部12は、ロボット14を動作させて、ベース部104を、ステップS3の終了時の位置まで、上方へ移動させる。
この場合、シャフト部106の先端106cの各々は、再度、被嵌合部品102の上面112から上方へ離反することになる。そして、制御部12は、ステップS4へ戻り、ステップS7にてNOと判定されるまで、ステップS4〜S9をループする。
上述したように、本実施形態においては、制御部12は、ステップS5において、ベース部104を往復動させるとともに、該ベース部104を下方へ移動させている。
この構成によれば、仮に、ステップS4にて一部のシャフト部106の先端106cが被嵌合部品102の上面112と当接したとしても、該シャフト部106の先端106cを、対応する穴110を通過するように往復動させることができる。したがって、シャフト部106の本体部106aを、対応する穴110内に嵌入させ易くすることができる。
また、本実施形態においては、制御部12は、ステップS7において、シャフト部106(具体的には、シャフト48、50、52)が変位したか否かを判定し、シャフト部106の変位が検出された場合に、再度、ステップS5を実行する。この構成によれば、シャフト部106の本体部106aを、対応する穴110内に確実に嵌入させることができる。
また、本実施形態においては、変位検出部64によって、シャフト48、50、または52の変位を検出している。この構成によれば、一部のシャフト部106の本体部106aが、対応する穴110内に適切に嵌入されていないことを、簡単な構成で確実に検知できる。
また、本実施形態においては、制御部12は、ステップS1にて、視覚センサ62から、被嵌合部品102の中心Fの座標と、1つの穴110の座標とを取得し、ステップS3にて、取得した座標に基づいて、ベース部104を位置決めしている。
この構成によれば、ステップS3の終了時点でシャフト部106の本体部106aを、対応する穴110の上方に位置決めできるので、ステップS5にて対応する穴110内に嵌入させ易くすることができる。これとともに、ステップS5にてベース部104を往復動させる移動量(角度θ)を小さい値に設定できるので、ステップS5を、より迅速に実行できる。
また、このように視覚センサ62を用いることによって、嵌合部品100と被嵌合部品102との相対位置を正確に位置決めしていない部品についても、嵌合作業を行うことができる。
なお、上述の実施形態においては、嵌合部品100を被嵌合部品102に嵌合させる場合について述べた。しかしながら、他の形状を有する嵌合部品および被嵌合部品を、ロボット14によって互いに嵌合させることもできる。
図13に、他の実施形態に係る嵌合部品120を示す。なお、本実施形態において、上述の実施形態と同様の要素には、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。嵌合部品120は、ベース部122と、計8個のシャフト部106とを有する。
ベース部122は、四角形状の板部材である。具体的には、ベース部122は、図13中のx軸方向に延在し、互いに平行となるように対向する辺124および126と、図13中のy軸方向に延在し、互いに平行となるように対向する辺128および130と、上面132および下面134とを有する。
ベース部122には、計8個の貫通孔108が形成されている。本実施形態においては、3個の貫通孔108が、辺124に近接して、x軸方向に配列されている。また、3個の貫通孔108が、辺126に近接して、x軸方向に配列されている。また、3個の貫通孔108が、辺128と近接して、y軸方向に配列されており、3個の貫通孔108が辺130と近接して、y軸方向に配列されている。
シャフト部106の各々は、貫通孔108の各々に、該シャフト部106の軸方向Bに摺動可能に受容されている。本実施形態に係る嵌合部品120を把持するとき、ロボットハンド22は、指部32、34、および36によって、嵌合部品120のベース部122を把持する。
嵌合部品120は、図14に示す被嵌合部品136に嵌合される。この被嵌合部品136は、四角柱状の部材であって、上面138と、該上面138から下方へ凹むように形成された計8個の穴110とを有する。これら穴110は、ベース部122に形成された貫通孔108に対応する位置に、配置されている。
次に、図5を参照して、ロボット14によって、嵌合部品120と被嵌合部品136とを嵌合する方法について説明する。なお、本実施形態に係る方法において、上述の実施形態の方法と同様のステップについては、詳細な説明を省略する。
ステップS1において、制御部12は、視覚センサ62によって被嵌合部品136の上面138を撮像する。視覚センサ62は、撮像した画像データから、被嵌合部品136に形成された穴110の水平面(すなわち、図14中のx−y平面)内の座標を算出する。視覚センサ62は、算出した座標に係るデータを、制御部12へ送信する。
ステップS3において、制御部12は、嵌合部品120のベース部122を、場所Gに設置された被嵌合部品136の上面138の上方に配置させる。具体的には、制御部12は、ステップS1にて取得した座標データに基づいて、ロボット14によって配置させるべきベース部122の位置および姿勢を決定する。
このとき、制御部12は、嵌合部品120が被嵌合部品136の上方に位置し、ベース部122が水平に配置され、ベース部122に形成された貫通孔108の中心の水平面内の座標が、それぞれ、ステップS1にて取得した穴110の中心の水平面内の座標に一致するように、ベース部122の位置および姿勢を決定する。
制御部12は、ロボット14を動作させて、決定した位置および姿勢にベース部122を配置させる。これにより、嵌合部品120は、ベース部122の貫通孔108が、それぞれ、被嵌合部品136の穴110の上方に位置するように、被嵌合部品136の上方に位置決めされる。
ステップS5において、制御部12は、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部122の位置の各々を水平方向へ往復動させるのと同時に、ベース部122を鉛直下方へ移動させる。シャフト部106が吊り下げられている、ベース部122の位置とは、ベース部122に形成された貫通孔108に相当する。
制御部12は、このステップS5において、ベース部122を、図14中のx軸方向およびy軸方向へ、予め定められた移動量ξ(例えば、30mm)でそれぞれ往復動させるための往復動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。
この往復動指令に従って、ロボット14は、ベース部122をx軸方向へ往復動させ、これにより、ベース部122に形成された全ての貫通孔108は、x軸方向へ往復動することになる。図14は、ベース部122をx軸方向へ往復動させているときの状態を示す。
次いで、ロボット14は、ベース部122をy軸方向へ往復動させ、これにより、ベース部122に形成された全ての貫通孔108は、y軸方向へ往復動することになる。図15は、ベース部122をy軸方向へ往復動させているときの状態を示す。
上記の移動量ξは、ベース部122に吊り下げられたシャフト部106の先端106cが、対応する穴110を通過する経路で上面138の上を往復動することができる値として、使用者によって予め設定される。
上述の往復動指令と同時に、制御部12は、ロボット14によってベース部122を下方へ予め定められた距離だけ移動させるための下方移動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。この下方移動指令に従って、ロボット14は、ベース部122を往復動させるとともに、予め定められた距離だけ下方へ移動させる。
このステップS5を実行することによって、自由端である本体部106aの先端106cを、対応する穴110内に、嵌入させ易くすることができる。
次に、図16および図17を参照して、他の実施形態に係るロボットシステム70について、説明する。ロボットシステム70は、上述のロボットシステム10と同様に、図4に示す嵌合部品100を把持して移動させ、被嵌合部品102に嵌合させるためのものである。
ロボットシステム70は、制御部72およびロボット74を備える。制御部72は、例えば、CPU(中央演算処理装置)および記憶部(ともに図示せず)等を有し、ロボット74の各構成要素を、直接的または間接的に制御する。
本実施形態に係るロボット74は、上述のロボット14と以下の点で相違する。すなわち、ロボット74は、図17に示すロボットハンド76および変位検出部78を有する。ロボットハンド76は、上述のロボットハンド22の代わりに、図1に示す手首部26に連結され得る。
図17に示すように、ロボットハンド76は、上述のロボットハンド22と同様のハンドベース30、ならびに複数の指部32、34、および36を有する一方、上述のロボットハンド22に設けられていた可動受け部38を具備していない。
変位検出部78は、例えば近接スイッチまたは変位計等を有し、ハンドベース30の指保持部44に取り付けられている。本実施形態に係る変位検出部78は、ロボットハンド76によって嵌合部品100を把持したときに、複数のシャフト部106の各々(例えば、鍔部106b)がベース部104に対して上方へ変位したことを検知する。
次に、図18を参照して、ロボット74によって嵌合部品100と被嵌合部品102とを嵌合する方法について説明する。なお、図18に示すフローにおいて、図5に示すフローと同様のステップには同じステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
ステップS2の後、ステップS11において、制御部72は、嵌合部品100のベース部104を、場所Gに設置された被嵌合部品102の上面112の上方に配置させる。具体的には、制御部72は、ロボットプログラムに従ってロボット74を動作させ、嵌合部品100のベース部104を、被嵌合部品102の上面112の上方に配置させる。
このとき、制御部72は、嵌合部品100が被嵌合部品102の上方に位置し、ベース部104が水平に配置され、ベース部104の中心D(図4)が上面112の中心F(図2)に略一致するように、ロボット74によってベース部104を配置する。
ロボットプログラムは、ステップS11でのロボット74の動作経路を該ロボット74に教示すること等によって、構築され得る。ロボットプログラムは、制御部72に内蔵された記憶部に、予め記憶される。
ステップS12において、制御部72は、ロボットハンド76によって把持しているベース部104を、ステップS11の終了時の位置から下方へ移動させる。具体的には、制御部72は、距離Xが距離Xよりも小さくなる(すなわち、X<X)ように、ロボット74によってベース部104を下方へ移動させる。
上述したように、距離Xは、ベース部104の下面104bと、被嵌合部品102の上面112との間の鉛直方向の距離である。一方、距離Xは、ベース部104の下面104bと、該ベース部104に吊り下げられたシャフト部106の先端106cとの間の鉛直方向の距離である。
本実施形態においては、制御部72は、距離Xが、距離Xから予め定められた距離X(例えば10mm)だけ除算した距離(すなわち、X=X−X)となるまで、ロボット74によってベース部104を下方へ移動させる。
したがって、仮に、ステップS12によって少なくとも1つのシャフト部106の軸方向Bが傾斜して先端106cが被嵌合部品102の上面112に当接した場合、該少なくとも1つのシャフト部106は、ベース部104に対して上方へ変位することになる。
本実施形態においては、変位検出部78は、シャフト部106(鍔部106b)の各々の上方への変位を検知するように、配置されている。そして、変位検出部78は、少なくとも1つのシャフト部106がベース部104に対して上方へ変位したことを検知したときに、変位検知信号を制御部72へ送信する。
ステップS13において、制御部72は、少なくとも1つのシャフト部106がベース部104に対して上方へ変位しているか否かを判定する。具体的には、制御部72は、変位検出部78に指令を送り、シャフト部106の上方への変位を検知させる。変位検出部78は、少なくとも1つのシャフト部106の上方への変位を検知した場合、変位検知信号を制御部72へ送信する。
制御部72は、変位検出部78から変位検知信号を受信した場合、少なくとも1つのシャフト部106が上方へ変位した(すなわち、YES)と判定し、ステップS14へ進む。一方、制御部72は、変位検知信号を受信していない場合、全てのシャフト部106が上方へ変位していない(すなわち、NO)と判定し、ステップS6へ進む。
ステップS14において、制御部72は、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置の各々を水平方向へ往復動させる。シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置とは、ベース部104に形成された貫通孔108に相当する。
制御部72は、このステップS14において、ベース部104を、上述の正転方向Iおよび逆回転方向Jへ、予め定められた角度θだけ順次回転させるための往復動指令を、ロボット74に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。
この往復動指令に従って、ロボット74は、ベース部104を、正転方向Iおよび逆回転方向Jへ順次回転させ、これにより、ベース部104に形成された全ての貫通孔108は、正転方向Iおよび逆回転方向Jへ、水平方向へ往復動することになる。
上記の角度θ(すなわち、ベース部104を往復動させるときの移動量)は、ベース部104に吊り下げられたシャフト部106の先端106cが、対応する穴110を通過する経路で上面112の上を往復動することができる値として、使用者によって予め設定される。
したがって、ベース部104を正転方向Iおよび逆回転方向Jへ往復動させた場合、1つの貫通孔108を上面112上に鉛直方向へ投影させた投影領域が、対応する穴110の領域を通過することになる。
こうして、貫通孔108に挿通された本体部106aの先端106cを、対応する穴110を通過するように、上面112の上を往復動させる。制御部72は、このステップS14を実行した後、ステップS13へ戻る。
上述したように、本実施形態においては、制御部72は、ステップS13にて少なくとも1つのシャフト部106の変位を検知した場合に、ステップS14にてロボット74によってベース部104を往復動させている。
この構成によれば、ステップS12にて一部のシャフト部106の先端106cが被嵌合部品102の上面112と当接したとしても、シャフト部106の本体部106aを、対応する穴110内に、確実に嵌入させることができる。
また、本実施形態によれば、変位検出部78によって、シャフト部106の変位を検出している。この構成によれば、一部のシャフト部106の本体部106aが、対応する穴110内に適切に嵌入されていないことを、簡単な構成で確実に検知できる。
なお、図5に示すフローにおいて、制御部12は、ステップS9において、ロボット14を動作させて、ステップS4の終了時の位置まで、ベース部104を上方へ移動させてもよい。そして、制御部12は、フローをステップS5に戻してもよい。
また、上述の実施形態においては、変位検出部64が、土台プレート40に取り付けらる場合について述べた。しかしながら、変位検出部64は、シャフト部106またはシャフト48、50、および52の上方への変位を検知可能であれば、如何なる位置に配置されてもよい。同様に、変位検出部78も、シャフト48、50、および52の上方への変位を検知可能であれば、如何なる位置に配置されてもよい。
また、上述の嵌合部品100、120の形状に限らず、嵌合部品は、ベース部と、該ベース部に軸方向に可動に吊り下げられた複数のシャフト部とを有するものであれば、如何なる形状であってもよい。例えば、嵌合部品は、網状のベース部と、該網に形成された孔に摺動可能に係止されたシャフト部とを有してもよい。
また、上述の実施形態においては、ステップS5、S14において、制御部12、72は、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置の各々を水平方向へ往復動させる場合について述べた。
しかしながら、これに限らず、制御部12、72は、シャフト部106が吊り下げられている、ベース部104の位置の各々を、水平な一方向へ移動させるだけでもよい。この場合、制御部12、72は、ベース部104に吊り下げられたシャフト部106の先端106cが、対応する穴110を通過するように、ベース部104を移動させる。
また、図5に示す動作フローにおいて、ステップS4およびS6を省略してもよい。一例として、ステップS3の後、ステップS5において、制御部12は、ベース部104を鉛直下方へ移動させつつ、ベース部104を往復動させる。
具体的には、制御部12は、上記往復動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。この往復動指令と同時に、制御部12は、ロボット14によってベース部104を下方へ移動させるための下方移動指令を、ロボット14に内蔵された各サーボモータ28へ送信する。
そして、制御部12は、ステップS5の後に、ステップS7を実行する。ステップS7にてYESと判定した場合、制御部12は、ロボット14によるベース部104の下方への移動を停止し、ステップS9へ進む。
一方、ステップS7にてNOと判定した場合、制御部12は、ベース部104の下面104bが被嵌合部品102の上面112と当接したか否かを判定する。例えば、制御部12は、サーボモータ28のフィードバック値(負荷トルク、フィードバック電流等)が予め定められた閾値を超えたときに、ベース部104の下面104bが被嵌合部品102の上面112と当接したと判定する。
制御部12は、ベース部104の下面104bが被嵌合部品102の上面112と当接したと判定した場合、ロボット14によるベース部104の下方への移動を停止し、ステップS8へ進む。一方、制御部12は、ベース部104の下面104bが被嵌合部品102の上面112と当接していないと判定した場合、ステップS7へ戻る。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得るが、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」、「次いで」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10,70 ロボットシステム
12,72 制御部
14,74 ロボット
22,76 ロボットハンド
100,120 嵌合部品
102,136 被嵌合部品

Claims (5)

  1. 嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって互いに嵌合する方法であって、
    前記嵌合部品は、
    ベース部と、
    前記ベース部に取り付けられた複数のシャフト部であって、前記ベース部に対して前記シャフト部の軸方向に可動であるとともに、所定位置で一方への軸方向移動を係止される、複数のシャフト部と、を有し、
    前記被嵌合部品は、
    上面と、
    該上面から凹むように形成され、前記複数のシャフト部の各々を受容可能に配置された複数の穴と、を有し、
    前記方法は、
    前記複数のシャフト部が前記所定位置で鉛直下方への軸方向移動を係止された状態で前記ベース部の鉛直下側に吊り下げられるように、前記ロボットによって前記ベース部を把持して、前記被嵌合部品の前記上面の鉛直上方に配置することと、
    前記ベース部の下面を、前記被嵌合部品の前記上面に接近させるように、前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させることと、
    前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させたときに、少なくとも1つの前記シャフト部の先端が前記穴に挿入されずに前記被嵌合部品の前記上面と当接した場合に該少なくとも1つのシャフト部の先端が前記穴を通過する経路で前記被嵌合部品の前記上面を摺動するように、前記ロボットによって、前記複数のシャフト部が吊り下げられている前記ベース部の位置の全て水平方向と平行な第1の方向と、該第1の方向とは反対の第2の方向とへ往復動させるのと同時に、前記ロボットによって前記ベース部を鉛直下方へ移動させることと、を備える、方法。
  2. 嵌合部品と被嵌合部品とをロボットによって互いに嵌合する方法であって、
    前記嵌合部品は、
    ベース部と、
    前記ベース部に取り付けられた複数のシャフト部であって、前記ベース部に対して前記シャフト部の軸方向に可動であるとともに、所定位置で一方への軸方向移動を係止される、複数のシャフト部と、を有し、
    前記被嵌合部品は、
    上面と、
    該上面から凹むように形成され、前記複数のシャフト部の各々を受容可能に配置された複数の穴と、を有し、
    前記方法は、
    前記複数のシャフト部が前記所定位置で鉛直下方への軸方向移動を係止された状態で前記ベース部の鉛直下側に吊り下げられるように、前記ロボットによって前記ベース部を把持して、前記被嵌合部品の前記上面の鉛直上方に配置することと、
    前記ベース部の下面を、前記被嵌合部品の前記上面に接近させるように、前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させることと、
    前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させたときに、少なくとも1つの前記シャフト部の先端が前記穴に挿入されずに前記被嵌合部品の前記上面と当接した場合に該少なくとも1つのシャフト部の先端が前記穴を通過する経路で前記被嵌合部品の前記上面を摺動するように、前記ロボットによって、前記複数のシャフト部が吊り下げられている前記ベース部の位置の各々を水平方向へ移動させることと、
    前記ベース部を鉛直下方へ移動させたときに該シャフト部が該ベース部に対して鉛直上方へ変位したことを検知することと、を備える、方法。
  3. 前記シャフト部が前記ベース部に対して鉛直上方へ変位したことを検知したときに、前記複数のシャフト部の前記先端が前記被嵌合部品の前記上面から鉛直上方へ離反するように、前記ベース部を前記ロボットによって鉛直上方へ移動させることと、
    前記ベース部を鉛直上方へ移動させた後に、前記ベース部の下面を、前記被嵌合部品の前記上面に接近させるように、前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させることと、
    前記ベース部を鉛直上方へ移動させた後に前記ベース部を前記ロボットによって鉛直下方へ移動させたときに、少なくとも1つの前記シャフト部の先端が前記穴に挿入されずに前記被嵌合部品の前記上面と当接した場合には、該少なくとも1つのシャフト部の先端が前記穴を通過する経路で前記被嵌合部品の前記上面を摺動するように、前記ロボットによって前記位置の各々を水平方向へ移動させることと、をさらに備える、請求項に記載の方法。
  4. 前記ベース部は、複数の貫通孔を有し、
    前記シャフト部は、
    前記貫通孔に前記軸方向に摺動可能に挿通される本体部と、
    該本体部から外方へ突出し、前記ベース部の上面と係合して前記シャフト部を前記所定位置で前記ベース部に係止する鍔部と、を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記被嵌合部品の前記上面を撮像することと、
    撮像した該上面の画像に基づいて、前記ロボットによって前記ベース部を該上面の鉛直上方に配置するときの該ベース部の位置および姿勢を決定することと、をさらに備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
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